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事件
東海村放射能漏れ「レベル1」と暫定評価 規制委
2013.5.27 14:50
日本原子力研究開発機構の加速度実験施設「J-PARC」(茨城県東海村)で起きた放射性物質漏洩事故について、原子力規制委員会は27日、事故やトラブルの深刻さを示す国際原子力事象評価尺度(INES)で「レベル1(逸脱)」と暫定評価したことを明らかにした。
INESのレベル1は、9段階の中で深刻度が低い方から3番目。作業員の放射線被曝線量は最大1・7ミリシーベルトで、法定年間線量を超えておらず、下から2番目のレベル(ゼロプラス)にも当たるが、規制委は「通報が大幅に遅れたことや故意の放射性物質漏洩を問題視した」という。
高速増殖炉原型炉「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故(平成7年)もレベル1と評価された。
INESはトラブル発生後、24時間以内に暫定評価することが原則的なルール。レベル1は「事故」ではなく、「事象」に分類。東京電力福島第1原発事故やチェルノブイリ事故は「レベル7」と評価された。
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