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5つ星のうち 1.0
この本は完全にTAW理論のパクリである!本家のトンデモ方法論をまんま模倣したトンデモ願望成就術の第2弾。, 2013/3/22
著者はテンプレートのコメントでのSEO対策がお得意の
アフィリエイトのプロです。
(ITコンサルタントって・・・広すぎだし、婉曲的過ぎるだろ。せめてSEO対策コンサルタントでしょ?)
もともと前作の理論体系がヘンテコなのに『もっと』はないでしょう?
(断定します。100パーセント自分原因説「CPMクリエイティブパワーメソッド」は自己啓発セミナーTAWの完全パクリです。)
掲載のワークにしても、例えば花粉症が良くなるワークにしたってこれから花粉症はシーズンが終焉に向かって症状もフェードアウトするでしょうに・・・・。
(手のひらを組んで、人差し指を離して構えたら、疲れてだんだん段々と近づいてくっつくのと同じ。)
誰しも漫画やアニメや小説で主人公の能力やストーリーにぶっとんだ設定があっても、ちゃんと受け入れて虚構の世界を楽しめるでしょう?
人間にもともと備わった能力だし、認知上の錯覚なのです。(それで虚構の世界を愉しめるのですが・・・)
●私事ですが、最近、夜中に隣のブロック塀に私が運転する車の側面を接触させてしまいました。
(かすった程度に感じていたので、何も被害がないことを祈りました。)
★翌日、確かめたらかなり広範囲にひびが入っていました。
(あちゃ〜これ弁償だな。いくらぐらいだろう。数万円ですんだらいいなぁとか考えていました。)
◎隣の方に謝りに行ったところ「数日中に取り崩して、作り直す予定だったから大丈夫。」と言われ、結局、一円も弁償することはありませんでした。
(アンチ「引き寄せの法則」の私ですら、「おっ、引き寄せか?」と思いました。(笑))
これを100パーセント自分原因説にあてはめると、私の思考が弁償しなくてよい結果を作ったことになります。
(いいえ。たまたまです。)
「100%自分原因説」を知っていれば、こういう偶然の棚ボタ問題解決のケースばかりが印象に残ってしまって、
人生に起こる出来事全部を思考の修正で解決しようとするようになるでしょう。
(こうなると不幸のはじまりです。思考は決して物理現象には作用していないからです。)
これって何かと似ていませんか?
大当たりの味を覚えた、パチンコ依存症の方のようになります。
(パチンコと違うのは、棚ボタ成功のような大当たり体験事態が、認知上の錯覚という点です。)
パチンコやスロットと同じで、何時も当たらない方がはまるんです。
当たる時と当たらないときが適度にあった方が、依存症になってしまうのです。
しかも、都合の良いときだけ、自分の思考が何かを引き起こしている気分になってるだけ。この認知作用を後協和といいます。
心理学に詳しいと言う、秋山まりあさんを差し置いて、素人の私が講釈たれて申し訳ありませんが。
『引き寄せ』はあなたの脳がでっちあげるのです。
この物理的現実世界の解釈を、秋山まりあ氏のとんでもトンデモ因果論に委ねてしまったら、
今、上手くいってることさえも上手くいかなくなりますよ。
元・自己啓発セミナー難民の老婆心からの警告です。
(傍迷惑な騒音にしかならないかもしれませんが・・・。)
【以下、前作のレビューを転載】
私ごとですが昔「マーフィーの法則」にはまっていたことがあります。
「1000万円の年収が欲しい」と思っていたら、所属していた会社の親会社が倒産して
その業務の一部を個人で引き継ぐことになり、労せず同じ仕事をしながら
23才の時に毎月90万円位の収入が入るようになりビックリした経験があります。
調子に乗って、他のことにも応用してみました。
気になっていたHカップのかわいい女の子を自分の彼女にできたり、
有名人と一緒に仕事ができたり望んでいることが面白いようにかないました。
棚ぼた式の成功体験がその後も続きました。
(下世話ですみません。若いころのお馬鹿な願望成就体験です。)
しかし、30才を過ぎてからは、婚約者に失踪されたり、お金を騙し取られたりする経験も増えてきました。
十代のころから悩んでいた体調不良もなかなか良くならなかった。
良いことと悪いことがゴチャ混ぜに自分の人生に起こるのに満足できず、「良いことだけ」起こって欲しいと思っていました。
そんな時に友人の紹介でTAWのセミナーに行きました。そこでは「自分の思考は例外なく100%実現している」と教えられました。
◎TAW関連の書籍◎
人生乗り換えの法則 望み通りの人生を創り上げるTAW理論ハイヒールアセンション
ハイヒールアセンション part2
(ちなみにTAWセミナー運営会社アクエリアス・ナビ社長・末松知子氏の高額ファンクラブについて、上から三番目の本のレビューで書きました。)
しかし、この方法論で自分の思考を修正するにはいたらなかったのか、体調を悪化させ寝たきりに近い状況になりました。
その後、幸いにもある運動療法、食事療法に出会い体調は回復しました。
「マーフィーの法則」や「引き寄せの法則」が有効だとしていたのは自分の思い込みだったのかも、と考えるようになりました。
私の結論では、「引き寄せた」と思いたい人は本当の因果関係(達成プロセス)を無視して、認知の捏造を行っていると思います。
思い込みが良いパフォーマンスを出す一助となることも考えられるでしょう。(←結果オーライってヤツ。)
でも、「良い出来事」「悪い出来事」の区別自体が各自の恣意的な判断です。
農作物を食べてしまうなど、害をあたえる虫を『害虫』、
受粉等に役立つ虫や害虫を食べる虫を『益虫』と呼ぶようなものです。
人間(観察者)にとっての勝手な便宜上の概念に過ぎません。
(虫が死ぬほど嫌いな人にとっては、地球上の虫、全部が『害虫』に認定(判定)されるでしょうね。)
「良いこと」「悪いこと」「良い人」「悪い人」などの認知作用(判定)も同じです。
幸運感(ラッキー)と不運感(アンラッキー)の感じ方は「認知の癖」で決まるとも言えます。
普段から小さなことに感謝する癖のある人には、この世は天国のようだと思えますが
不平不満を言って相手を蔑むことで快感を得る癖のある人にはこの世はろくでもない場所に思えるでしょう。
(ちなみに感謝する癖は、意識的なトレーニングで習慣化できます。長年、毒舌が身に付いた私には難しかったけど。今もだね。)
前置きが長くなりましたが・・・・・
本書を読んでみると、一色真宇(宮崎なぎさ)さんの『TAW理論』にかなり酷似しています。
「脳の錯覚をとる」「世界に自分ひとりしかいない」「過去の記憶の修正」
「幼少期の思い込みの修正」「現実とは五感で直接感じるものだけ」
などの内容も言葉の使い方も多々類似箇所があります。・・・これは完全なパ○リかな?と思うほどです。
(きっと盗作ではなく元ネタや師匠が一緒なのだと、思いたい・・・けど、限りなく黒に近いグレーだというのが私の見解です。)
人生乗り換えの法則 望み通りの人生を創り上げるTAW理論と読み比べをすると似過ぎてビックリしますよ。
是非、みなさんも読み比べてみてください。(それにしても・・・シンクロ率高過ぎ・・・)
それはさておき、本書の方法論の肝心の有効性ですが・・・・
この方法論を実践すれば"一時的には"良い方向に転がる人も多いだろうとは思います。
だって全部が自己責任でいつも自分の「気持ちの状態」に注意を払うのですから
周りの人や環境に悪態をついて生きてきた人は、特に人生が変わると思います。
そういう意味では良いと思います。
(とは言え一人で実践するのは難しいと感じるでしょう。)
それにTAW理論のの思考の修正方法は軍隊のイメージを使ったりとちょっとマッチョな感じなので苦手な方もいると思いますが・・・
本書で紹介されているクリエイティブパワー・メソッドのワークは「光のシャワーを浴びる」などの表現が多くてソフトな感じです。
私はこちらの方が好き。
ただ、本書は著者が主催する高額のセミナー、アフィリエイト講習のフロントエンド商品(集客が目的)であることは間違いありません。
数多くの自己啓発系・スピチュアル系の書籍やセミナーなどを渡りあるいて来て
疲れ果てたセミナー難民に心地いい言葉で「やっと会えたね。これが本物だよ」とやさしく語りかけてきます。
職業に貴賎は無いといいますが・・・著書の本業はアフィリエイトとアフィリエイター支援であることも少し気になります。
(これは私の頭が固いだけなのだと思います。保守的ですみません。でも『ITコンサルタント』って意図して仕事内容ぼかしてますよね?)
やっぱり、これも結局は元祖「引き寄せの法則」の「マーフィーの法則」にインスパイアされたセミナー商法であります。
まずはお金をかけずに実践してみた方が無難です。本を読んでも出来ない方はセミナーを受講してもできません。
「世界に自分しかいない」「全ては自分の思考が原因」という因果論を受け入れてしまうと
思考さえコントロールできれば、世界の全てが自分の思い通りにできると思えてきます。
まるで幼児期の全能感のような心地よい気分に、しばらくの間はひたれるかもしれません。
「癒し」≒「慰め」としてのセラピーの効能は"一時的"にはあるでしょう。
しかし、何でもかんでも思考の修正だけで願いがかなうはずはありません。
(自分の部屋のゴミが気になったら、自分で拾って捨てるでしょう?)
(例えば、お母さんが掃除してくれたのに「自分が思考修正したおかげでキレイになった」なんて言ってたら恩知らずのアホです。)
本書でも結局は、「怠慢」「甘え」の思考を修正して自力で頑張る方向の、しごく当たり前のアドバイスに落着いてます。
(思考の修正は魔法のランプではないようです。キャッチーな謳い文句で期待を膨らませといて・・・ガッカリです)
臨床心理士などが使うリフレーミング(認知情報の解釈を変えること)をしているだけ。
(慢性的な不幸感から幸福感を感じる状態には"一時的に"移行できる可能性はあります。)
心理療法として方便として言っているなら問題ないですが・・・・
(国家資格を持った臨床心理士より、もぐりの心理療法家のまじない的なアプローチの方が、気分障害を解消する腕はいい場合は多々あるでしょう。)
退行催眠や前世療法と同じように、精神医療での卓効(トラウマ解消など)があれば、
過去・前世の記憶の正確さや前世の有無については問わない、そこはブラックボックスで良い、という考え方もあります。
メンタルヘルスの問題で人生を生き抜くことが困難な人が恒久的に救われるなら、本書のメッソッドもありだと私も思います。
しかし、『100%自分原因説』の因果論を本気で信じるのは、オカルト的で危険です。破滅への第一歩です。
(物理法則は無視してはダメです。つらいときほど地に足をつけて考えないともっとつらいくなります。)
結局は、問題の根本解決はできないまま、「この世界は私の思考でできている」と言い聞かせながら
"いつか問題の思考を修正できる"と思いながら生きることになります。(客観的にに観れば、残念で痛い人です。)
そこで自分を鼓舞するために有料のセミナーに通ったり、メールでの指導(もちろん有料。ウン万円。)を受ける必要がでてきますね。
「思考が現実にあらわれるのはもうすぐよ」「今、ここであきらめちゃダメ」なんて言われて感動しながらお金を払い続けるんでしょうね。
(CPMの講師たちのブログを観て下さい。似たようなことが書いてますから)
この本に一定の信用を与えている(特に20代後半から30代の女性層に)・・・・
帯で推薦文を書いている道端ジェシカさんは、他のスピ系の広告塔もやってらっしゃいます。
(罪作りなお方だ。カワイイから私は許します(苦笑)。美人って得ですね。悪意がないのが余計に厄介。本人は善いことしてる気分でしょう)
サイキック能力(超能力)も、もってらっしゃるとか。
人気モデルが言うとオカルト話もおしゃれに聞こえるから不思議です。
あと、著者は、流石、アフィリエイトの達人である・・・
さまざまな一般の個人ブログを装うアフィリエイターのサイトで本書の紹介がなされています。
一見すれば自然な文章だけど・・・・よく見れば複数の定型文がコピペされているだけなのが発見でき、その不自然さが浮き上がってきます。
SEO対策(検索工作)もバッチリです。
初版発行部数を極端に少なくして、さらに増刷も遅れさせて、品不足・・・つまり売れている感(注文殺到な感じ)を
演出するところも姑息であるが効果的だな、と思います。
購買意欲をあおる方法を熟知している著者ならではです。本業経験が、本書のプロデュースに随所に生かされています。
(道端ジェシカさんのブログ紹介もからめた、作為的な販促行為を目立たなくする『ステルス・マーケティング』ぶりにある意味関心する。)
アフィリエイターとしては、著者は一流であるのは間違いない。
ネットを使っての低予算プロデュースの専門家としてなら著者は凄腕です。
話は変わりますが・・・本書を手にとる人はメンタル面の問題を抱えている方も多いと思います。
私の経験から、メンタル面の問題は、一見遠回りのように見えますが・・・・
運動(ウォーキングなど)や食事(極力少食)などの肉体面のアプローチで改善したほうが良い結果が早く得られる思います。
(私は20年間気づかずに大変苦労しました。全ては心因性と思い込んでいました。お金なんて全然掛けなくても気分障害は治ります。)
私は独身で年収もそこそこあったので、(お金を自由に使えて、止めてくれる奥さんもいなかったので)
かなりのお金をと労力を「引き寄せ」系や「スピ系」に使いましたが・・・・
私の場合、たくさんお金を払ってセミナーを受けるのは無意味でした。
(いろんな方法論を試しました。前世療法、退行催眠、座禅、ヨガ、ヴィパッサナー瞑想(歩行禅)、自己啓発セミナーなどなど)
(皮肉なことに、安定した収入があったことが私のメンタルヘルスの問題を長引かせる結果となりました。)
セミナー受講は早急に決めず、本だけにしておいた方が無難だと思います。(余計なお世話ですけど)
(本書は、高額セミナーへの勧誘ツールであることをお忘れなく。最初は無料コンテンツから入ってだんだん高額になります。)
それと・・・著者の秋山まりあさんに質問したい。
この世に自分しかいなくて、自分の思考が現実(五感で感じることのできる事象)を作っていると本書の中で説いていますが・・・・
東北の大震災や、原発事故で被災された方たちにも、100%自分原因説で説明がつくと言えますか?
「それはあなた方の思考が作りだした。」「思考を修正して問題解決してください」と被災者の方たちにアドバイスするのでしょうか?
『100%自分原因説』ってやっぱり変です。
よくよく読めば矛盾だらけで、初めから論理破綻をしているのがわかります。
(直感や情緒での選択を重要視して、再現性や反証可能性などを軽視する傾向がある方は、読めば読むほど妄信してしまうでしょうけど。)
たぶん、本書を手に取る人は、何か問題を抱えてて、藁をもすがる思いでいるのかもしれません。
(悩みで疲労困憊しているあなたにとっては、残酷かもしれませんが本書のメソッドも本物ではありません。)
(このメソッドでは根本的な問題解決はできません、と私は断言できます。一時的な気休めにはなるかもしれません。)
みなさんも各自で、『100%自分原因説』で森羅万象を例外なく説明できるかを検証をしてみてください。
(本書に限らず、スピリチュアル系・自己啓発系ビジネス運営者が提供する情報の鵜呑みはたいへん危険です!)
『100%自分原因説』は認知のトリックである。
『100%自分原因説』は"自力本願"に巧妙(稚拙!?)に見せかけた"他力本願"である。
(それが私の結論です。)