中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

聖地で負けない 藤浪4勝 高校時代から12連勝

2013年5月27日 紙面から

6回表2死、大谷(手前)相手に力投する藤浪=甲子園球場

写真

◇阪神7−1日本ハム

 阪神は藤浪が7イニング6安打1失点で4月28日以来の4勝目。打線は1回にマートンの適時打で先制。藤井彰まで5連続適時打で6点を先取。チームは3連勝で今季最多の貯金10。日本ハムは武田勝が4イニング7失点。大谷は藤浪から2二塁打。

      ◇

 注目の勝負には負けたが、試合は勝った。背中と腰の張りを訴えたことから、5日のヤクルト戦以来、中20日の登板。阪神の藤浪は、7イニングを1失点で今季4勝目。甲子園では大阪桐蔭高時代から負けなしの12連勝となった。

 「久しぶりでリリースとか上半身と下半身のズレなど、いつもと感触が違っていたけど、何とかいい意味でごまかして投げられた」。初回を3人で片付けると、直後に味方に6点をもらった。2回には高校の先輩である中田にいきなり二塁打を浴びたが、「張り詰めて投げるのもつらいので、楽になった」と気持ちを切り替えた。

 ここで注目の初対決を迎える。打者・大谷への初球は150キロの真っすぐ。これがファウルとなると3、4球目はいずれも152キロ。最後の5球目は134キロのカットボールで左飛に打ち取った。この後、今浪の右前打で1点は失うも、粘りの投球で援護点を守った。

 昨春のセンバツでスライダーを右翼席へ運ばれている。その大谷に2、3打席目はすべて真っすぐ勝負。4回の2打席目は左前への当たり。マートンの緩慢な守備もあって二塁打となった。6回の3打席目は痛烈な低いライナーで右中間を破られた。これも二塁打。センバツでの対戦も含めれば1本塁打を含め6打数3安打1四球となった。

 「ホームランにならなくてよかった。バッターボックスに入ると大きいし、オーラとかスイングとかプロの選手だなと思った」。今後の対戦を問われると「周りが思うほど特別な意識はない。自分としてはライバル関係にしたくないけど、されるので。ただ、ファンの方も楽しみにしているのでお互い高め合って、レベルアップして抑えたい」と話した。

 藤浪はあくまで一人の打者と強調したが、打たれただけに次回の対戦機会がさらなる注目を集める。 (中山隆志)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ