日本政府のバカぶり
テーマ:文化差おとといアメリカのsushi文化について書いたとたん、日頃愛読している慶長さんのブログ で、
日本政府が海外の日本食レストランの認定事業に乗り出すということを知った。
最初、「寿司ポリスがやって来る!」という題から、「寿司ポリス」という回転寿司チェーン
がアメリカにも進出するのか(笑)、と勘違いしてしまったが、
そうではなくて「ジャパニーズ・レストラン」と名を打ちながらへんてこな日本食を出して
いるレストランを取り締まり、「正しき日本食」を出しているレストランに日本国からの
お墨付きを与えようという話らしい。
それも 2億ウン千万もの血税 を使ってやろうというのだ。
まったくもってばかげた話である。
まるでジョークだとしか思えないが、(「愛国心」の育成や「日本文化」の継承
などの国家目標の一環として)大まじめにやっているのだとしたら、
滑稽を通り越して悲惨である。。。
慶長さんもおっしゃっている通り、そんなまがい物の日本食レストランをこきおろす
ぐらいのことは、世界中にいる日本人のブログや、各種グルメサイトへの投稿に
まかせておけばよいことで、個人あるいは文化による好みの差の問題などという
以前に、所詮「まずいものはまずい」 に決まっているのだ。
今日は英会話のレッスンの日だったので、さっそくアレックスくん(イタリア系
アメリカ人)にこの話をしてみた。
Alex 「(驚きに目をみはって)more than two million dollars?
Isn't it YEN?? 」
私 「No! It’s DOLLARS!」
Alex 「・・・・・・・・・・」(ゴクンとつばを飲み込んだ)
私 「It's crazy!」
Alex 「・・・・・・・・・・(まだ驚きのあまり言葉が出ず、黙って大きくうなずいている)」
数秒後、アレックスくん日く(ここは和訳)
「イタリア政府も同じことができそうだな。
マフィアを雇って、へんてこりんなイタリアンレストランに行かせ、
『この料理は一体何だね? ちょっと、支配人を呼んでくれないか』
とすごませればいいんだ。そっちの方が少なくとも認証政策より効果的だろうな」
二人で爆笑。
(注)イタリアンレストランのレベルが大変上がっている日本とは大違いで、
アメリカのイタリアンレストランというのはひどいものが多いらしい。
ある人によると、パスタがアルデンテなどとはほど遠く、のびきって
いるのは、(ちゃんとしたイタリア料理を知っている一部の人を除き)
アメリカ人がパスタを「ナイフで切って!」食べるからなのだそうだ。
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1 ■無題
「わしが食べたらまずかったから」って?!
どこかの管理職と同じだな。「わしの子供に効果あったから」「わしがやって効果あったから」すべてゴー、「わしがやったことない」「できなかった」のはすべてノー。貧困な想像力と独断専行の組み合わせほど不幸なものはないが、それがリーダーシップともてはやされるのだから、始末におえない”美しい”国だよなあ。
確かにアメリカのイタリア料理はうまくなかった。アングロ=サクソンは麺とは何であるか理解できないのかもね。
Todaiのカリフォルニア風日本料理はおいしかったなあ。
つうことで、よいお年を。