By RAY A. SMITH
マドンナは常に可能性を広げ、思い切った挑戦を続けている。そしてまたもや、やり過ぎではないかと物議を醸している。
今回やり玉に挙げられているのは、コンサートで着用する衣装ではなく、19日に行われたビルボード音楽賞をはじめ公のイベントでマドンナが着用しているきわどい洋服だ。最優秀ツアーアーティスト賞を受賞したマドンナは刺激的な露出の高いアンサンブルで檀上に現れた。ジバンシィのクリエーティブディレクター、リカルド・ティッシ氏による特注品で、黒の漁網を切り刻んだようなドレスからはガーターベルトと黒のブリーフがあらわになっていた。
この格好についてたちまちツイート(つぶやき)が飛び交った。「マドンナ、あなたは私の母と同い年だ。言うまでもないが、どちらの網タイツ姿も見たくない」。視聴者の1人はこう不満をもらした。
憎悪とねたみが入り交じったツイートもあった。「50歳なのに私よりいい体をしてる」。こう文句を言う視聴者もいた。
一部の人にとっては、年配の女性がセクシーな服装をしていると頑張り過ぎているようにみえるようだ。必死感たっぷりで気恥ずかしく、少し痛々しいようだ。
マドンナは自分がいつまでも注目を集める存在であり続け、レディー・ガガやビヨンセ、ブリトニー・スピアーズ、リアーナといったいずれもマドンナに影響を受けた若手と張り合うために必要と思っていることをしているのかもしれない。だが、もしレディー・ガガがそのような格好をしたとしたら、恐らく人々はあくびをするだろう。
54歳というマドンナの年齢を考えると、そうした格好は自分をまぬけに見せているだけなのだろうか。そのような挑発的な服装も若い女性がするとさほど不快にならないのはなぜなのか。年配の女性はもう少し露出の少ない格好をすべきなのか。
一方で、別の疑問も投げかけられている。50過ぎの女性は過剰にセクシーな格好をするのはやめるべきだと一体いつ決まったのか。整った体形を保っているのであれば、きわどい格好をしてなぜいけないのかと。
ただし、マドンナのファンでさえも、いつまでこのような格好を続けられるのだろうかといぶかるのは仕方ないかもしれない。
では、年齢相応の格好(その定義が何にせよ)と年齢を拒んだ格好とのバランスをうまく取りたい現実社会の40代や50代、それ以上の年齢にさしかかっている女性や男性の場合はどうなのだろうか。
取りあえず、マドンナが次にどんな格好をするかを見守ろう。マドンナは来月英国で行われるグッチ主催のチャリティーコンサートにプレゼンターとして登場する予定だ。
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