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'12/2/10

尾道市民病院・公立みつぎ総合病院、連携強化へ経営一本化 4月

 ▽事業管理者に青山氏

 尾道市は9日、市民病院(新高山)と公立みつぎ総合病院(御調町)を統括する病院事業局を4月に新設すると発表した。経営を一本化して連携を深め、医師の確保など地域医療の充実を図る。

 事業管理者は、国立病院機構岡山医療センター(岡山市北区)の青山興司名誉院長(69)を起用する。任期は4月1日から4年。地方公営企業法を全て適用し、人事、予算の権限を市長から事業管理者に移す。現場の実態に応じた体制をつくる。将来的には両病院の人事も統一する考えだ。

 みつぎ総合病院は2007年から4年間で医師が11人減り、医師不足に悩まされている。今後は両病院の臨床研修プログラムを共同で作成して魅力を高め、臨床研修医の確保を目指す。

 みつぎ総合病院の山口昇・事業管理者は任期を約1年残して退任する。平谷祐宏市長は「経営を安定させ、市民が安心できる医療を提供したい」と話した。(渡辺裕明)




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