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東京初の住民投票は不成立 開票されず5月27日 4時17分
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都の道路計画を見直すかどうかを巡る、東京では初めての条例に基づく住民投票が26日、東京・小平市で行われましたが、投票率は成立の条件だった50%を大きく下回り、開票は行われないことになりました。
条例に基づくものとしては、東京で初めてとなった小平市の住民投票は、26日、投票が行われました。
その結果、投票率は成立の条件となっていた50%を大きく下回る35.17%にとどまり、住民投票は成立しませんでした。
このため、27日に予定されていた開票は行われず、投票した5万1000人余りの市民の考えは明らかにされないことになりました。
50%の投票率を住民投票成立の条件とした小平市の小林正則市長は、26日夜の記者会見で、「低い投票率では住民投票の結果を市民の総意とするのが難しいと考えた。住民投票は成立しなかったが、都の道路計画について引き続き市民の理解を求めていきたい」と述べました。
この住民投票条例は、地元の住民グループが都の道路計画は自然破壊につながるなどとして、市に制定を求め、ことし3月の市議会で成立しました。
住民グループの共同代表を務める水口和恵さんは、「残念な結果でしたが、有権者の35%を超える人たちがこの問題を理解し、投票に結びついたことは大きな成果だと思います。開票されないのはおかしいと思うので、今後、市に対し結果の公表を求めていきたい」と話していました。
小平市によりますと、今回の投票用紙は、条例が失効する90日後以降に廃棄されるということです。
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