来日中の「慰安婦」が面談拒否
戦時中、日本軍の従軍慰安婦だったとして、各地で講演を行っている韓国人女性2人が、24日午前に予定されていた日本維新の会、橋下徹大阪市長との面談をキャンセルした。ネット上では「逃げた」と見る向きが強い。
会う価値も理由もない
問題の韓国人女性は、金福童(キムボクトン)さん(87)、吉元玉(キルウォンオク)さん(84)の2人。今月初め、日本国内の支援団体に招かれて来日した2人は、24日には橋下徹大阪市長と面会する予定だった。
ところが直前になって、支援団体である「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」の方清子代表が大阪市役所を訪れ、中止を報告。慰安婦問題をめぐる橋下市長の発言により、「謝罪パフォーマンスを拒否する。会う価値も理由もない」とする韓国人女性2人の意向を公表した。
怖いのは矛盾を指摘されること?
このドタキャンについて、ネット上では「逃げた」と見る意見が多い。橋下市長は慰安婦問題について、実は中間的な立場をとっている。
安倍首相などは、軍の強制による『慰安婦』が実際に存在したか、歴史的な検証が必要、としているが、橋下市長は「当時は必要だった」などの発言で物議を醸しているものの、存在については認め、謝罪の意向を示している。
ただ、実際に面談する際に、どんな話が飛び出すかは未知数だ。慰安婦だったとして補償を求めている韓国人女性の多くが、もともと売春を生業とするキーセンだったことは、近年の調査で明らかになっている。
今回、橋下代表に面会を求めている2人についても、発言内容には矛盾が見られる。沖縄タイムズの記事によると、金福童さんは14歳で「被服の仕事をするため日本に行く」と旧日本軍にだまされて連行され、その後、台湾、香港や東南アジア各国の前線地で8年間にわたって慰安婦として従軍させられたという。
だが現在87歳の金さんが22歳の時は、1948年である。1945年の終戦からすでに3年を経ており、日本軍はアジアのどこにも存在していない。
2人は「会うのが怖くなった」ともコメントしているが、彼女たちが恐れたのは、面談の中で、こういった「矛盾」を指摘されることではなかったか。
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◆従軍慰安婦の真実
http://makizushi33.ninja-web.net/◆橋下徹 オフィシャルウェブサイト
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