あまりにも、ごまかしが多い問題で、誤解している方も多いので、以下にいわゆる「従軍慰安婦」=日本軍「慰安婦」制度の分かりやすい解説を書いていきたいと思います。
1 「慰安婦」には自由意思はなく、性的奴隷にされた
「慰安婦」は今の風俗で働く女性とは全く違う状況に置かれていました。
「従軍慰安婦」と呼ばれてきた日本、朝鮮、中国などなどの女性たちも、親などから人身売買で女衒に売られ、日本軍に奉仕させられました。彼女らは自由意思で売られたわけではもちろんなく、軍が関与していようがいまいが、人身売買で慰安所に連れてこられたのです。そしてセックスを拒絶する自由はありません。これを否定する人もほとんどいません。
また、彼女らが自由に「慰安婦」を辞めたり、慰安所を出たりする現在のホステスさんのような自由な存在だったという人もほとんどいません。彼女らも暴力と金でがんじがらめに拘束されていたのです。そして、セックスしなければならないのですから、どこまでも「強制的な性的奴隷」という言葉がぴったりです。
「従軍慰安婦」は「慰安婦」ではなく、まさに「強制的な性的奴隷(enforced sex slaves)」だ
2 強制とは、軍が直接的に連行した場合のみではなく、業者にだまされた場合も含む
強制とは本人の意志に反していることです。暴力を使わなくても、脅されても騙されても強制です。
北朝鮮に「拉致」された事案でも、北朝鮮の政府関係者は直接手を出さず、工作員などに騙されて北朝鮮まで自分で行ってしまった場合もあります。これは「自主的」とはいえません。その在日朝鮮人が北朝鮮の手先なら、それはまさに北朝鮮による拉致であり、刑法上の「誘拐」に当たるのです。誘拐には誘うという字も使われていますよね。そして、
(1)日本政府が慰安所開設にあたり指示、関与している。
(2)この慰安所施設が日本軍人専用の施設であったこと。
に争いはありません。業者も軍が管理・利用・監督しているのであり、軍の手先です。ですから、業者が騙して連れてきた「慰安婦」を軍が利用すれば、これは軍による強制連行なのです。
だから、河野談話でも強制とはだまされた場合も含むとされているのです。強制に広義も狭義もありません。
中曽根元首相も関与した「慰安婦」強制を安倍総裁と橋下市長が否定すべく河野談話を破棄しようとしている
3 被害者の証言は証拠になる
もちろん、被害者の供述こそ、加害者の自白と並ぶ最大の直接証拠です。
たとえば、傷害とか強盗とか強姦とか、被害者があの人にこんなふうにやられましたと証言するのが最も重要な証拠であることは明らかでしょう。被害者は目撃証人でもあるのです。
もちろん、被害者が本当のことを話しているかどうかの吟味は必要ですが、それは被疑者でも、第三者でも、供述証拠の場合は共通して言えることです。
元「慰安婦」の方々が誰にどのように連れてこられたのかを語った証言は、強制連行の直接証拠(訴訟上、法律効果の発生に必要な事実の存否を直接に証明する証拠)です。だから、最も証拠価値=証明力が高いのです。
4 「慰安婦」が連れてこられるのに軍の関与があった
たとえば、インドネシアでは、スマラン慰安所事件というのが起きました。これは現地の日本軍部隊がインドネシアのスマランというところで、抑留所に収容さ れているオランダ人女性たちを無理矢理連行して来て、軍慰安所に入れて使役したというものです。すくなくとも24名の少女を連行して使役をしています。これは戦犯裁判で確定し、関係者が処刑されています。
1994年にオランダ政府は、日本軍「慰安婦」問題でのオランダ人の被害をまとめた報告書を出しています。これは翻訳されて、日本の戦争責任資料 センターが出している『戦争責任研究』(4号・1994年6月)に載っているんですが、梶村さんたちの本にも翻訳されて載っています。これを見ますと、実 に様々な事柄が書かれているのですが、これもオランダ政府の公文書です。
このように東南アジアでは軍が暴力を使って強制連行をする例が多数みられます。
中国でも同様です。中国の山西省のケースでは3件が被害者により提訴され、日本で裁判になりました。それから海南島のケースも裁判になっております。裁判の結果、日本の裁判所はいずれも事実認定をしています。その事実認定はこの4件すべて、女性たちが軍によって暴力的に連行されて、強制的に使役されたということを認定しています(坪川宏子・大森典子『司法が認定した日本軍「慰安婦」』かもがわブックレット・2011年)。
全体としてみると、朝鮮では、軍は直接関与せず業者にやらせた、中国・アジアでは軍が直接強制連行した例も多数みられたと言えます。
池田信夫氏に見る「従軍慰安婦」強制性を否定する歴史修正主義
5 証拠となる公文書はある。それに戦前の日本政府の公文書がなくても、軍の関与は認定できる
上に上げたように、裁判の判決など、旧日本軍が「慰安婦」を強制的に集めた公文書は多数あります。東京裁判(極東国際軍事裁判)の文書にも、中国人被害女性の証言や旧日本陸軍中尉の陳述書などで軍の直接関与と女性に対する強制や脅迫が記されています。
見つかりにくいのは、戦前の大日本帝国の公文書だけです。
しかし、強盗の犯人が強盗に関する文書を残すわけがありません。北朝鮮の拉致も、北朝鮮の公文書で認定できるわけがなく、目撃証言など別の証拠で認定しています。日本政府と軍の犯罪を公文書に残せというのは、犯人に自白文書を残せというようなもので無理なのです。
日本は敗戦が濃厚になってから、政府・軍の人間が戦犯にされないように、まずい公文書をすべて燃やしてしまったことが知られています。
また、こんな例もあります。旧日本軍はソ連が攻めてきて逃げる時に、関東軍はすでに条約で禁止されているのに持ち込んでいた毒ガス兵器を、地面や川や湖に捨てて隠して逃走しました。あとで戦犯にならないようにそうしたのですが、戦後、中国の人に多数の被害者が出て、日本の処理義務を認めた化学兵器禁止条約が締結されるきっかけになりました。
軍とは、政府とはそういうものです。責任逃れのために証拠を隠滅するのです。それは今の日本政府でもしょっちゅうあることではないですか。戦前の政府の公文書がないことは、軍の「慰安婦」制度関与がなかったことには全くつながりません。
橋下「慰安婦」発言に突っこむ 2013年5月13日午前編
6 日本軍「慰安婦」制度は当時から違法だった。
これは多言を要しません。
誘拐、人身売買、奴隷禁止、強姦など、国内法・国際法的に違法であったことは明らかです。
戦前の法に照らしても、違法な犯罪だったのです。
7 男がみな性的欲求を見ず知らずの女性とセックスして発散しないと居られないものではない
今の風俗店で働く女性は、「慰安婦」とは全く違う存在ですが、それでもわたしのように風俗にはいかないと決めている男性は多数います。男はみな性的欲求を風俗で晴らさないといけないように決めつけられるのは迷惑です。わたしは生涯風俗に行ったことはありません。これは決して風俗で働く女性を貶めているのではありません。自分の生き方の問題です。
まして、買春のような、女性をセックスの商品として扱う違法行為を拒否している男性は多いのです。ただ、海外旅行をすると、日本人だとわかると買春を誘われることがいかに多いか。日本人がどれだけセックスアニマルと化しているか、ということですから、私のような人間が大多数とは言いませんが、多くいることは確かです。
さらに、制度化した集団強姦、性奴隷制度である「慰安婦」がいなければいられない、必要だなどというような決めつけと誤解に対して、世の男性は強く抗議すべきです。そういう決めつけは、橋下氏や石原氏のような人たちの生き方と考え方の問題です。断固、拒否しましょう。
「慰安婦」は必要だったという橋下氏に侵略をわびる気持ちも資格もない
参考ブログ
真実はいつもシンプルだと思います。
がんばりましたので、ご面倒とは思いますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
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ウイルス対策ソフトがパソコンに入っておれば問題ないと思われるが、念のため。
君子危うきに近寄らず。
全くのデマです。
こんな妨害が入るとはうちのブログも大したものだ!?
上記TV番組によると、最初に慰安婦問題を訴えた韓国人女性は訴状で『親に売られた』と言ってたとのこと。
また原告団長の義理の息子が朝日新聞記者で捏造に関与と言われています。
これは本当でしょうか?
それになぜ終戦後かなり経ってから、金銭要求が増えてきたのか...?やはり最初は辛くて忘れたい思い出だったから言いだせなかったのか...
何が本当かよくわからなくなってきました...
その映像が何から取り出されたのか全く分かりませんので何とも意見出来ません。
ならば、東北でかつてあった、親による娘の身売りも正当化されますね?“仕方なかった”ではなくて。
先生、とても、勉強になりました。証拠法のカンテンから考えても、公文書がなければ「その事実はない」と安倍ちゃんをはじめいろいろ言ってはりますが、
ハルモニのみなさんの証言やその他の状況証拠で十分じゃないかといつも思っていました。
実際の刑事裁判で「公文書」がないから、「その事実はない」なーんてあるわけない(爆)
以前もここに書きましたが、ソウルでハルモニのみなさんの住む老人ホームに行ったことがあり、さまざまなお話を聞きました。
お話に迫真性があり、その内容が一貫したものだったのです(ウソはついてないとの心証を抱きました)
とにかく、憲法改正もそうですが、まずはしっかり勉強しようよとタカ派の人たちには言いたいです。
憲法改正を言う前に、「芦部本」をしっかり熟読しようだし、慰安婦問題で橋下と同じ意見なら、自分と逆の文献もしっかり読み、ハルモニのみなさんのお話を聴く機会があれば、その場所に出かけ、しっかり考えることです。
タカ派の人たちはそれが足りないんです。
っていうことで、自分の反省も含めて産経や読売はしっかり読もうとはしています(苦笑)
植民地時代や、世界大戦や、朝鮮戦争、ベトナム戦争の時には、兵士は、性欲の処理をどうしていたのですか?
今回の件とは関係なく、単純な疑問です。
「韓国戦争中にも軍慰安婦存在」韓国教授が主張
2002年02月24日19時29分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]comment1hatena0.
日本軍の慰安婦制度を真似た慰安婦制度が、韓国戦争当時、韓国軍にもあったという主張が提起されたと朝日新聞が24日報道した。
韓国の慶南(キョンナム)大学の客員教授の金貴玉(キム・キオック、40)氏は、23日京都の立命館大学で開かれた国際シンポジウムでこのように発表したと同新聞は伝えた。
金教授は「1996年以後、5年間『直接慰安所を利用したことがある』、『軍にら致され、慰安婦になった』など男女8人の証言を聴取した」と明らかにした。
金教授はまた「韓国陸軍本部が1956年編さんした公文書『後方戦史』に『固定式慰安所−特殊慰安隊』と記録された部分を発見し、これには4カ所で89人の慰安婦が1952年に限って20万4560回の慰安活動をしたという統計資料が添付されていた」と同新聞は付け加えた。
一方、国防軍事編纂研究所の関係者は『当時、軍は売春婦と合意の下で場所を提供した。また慰安行為の対価は部隊運営費から支給されたと聞いている」とし「しかし、日本の植民地時代に日本軍が人権を無視し、一般庶民を強制に連れてきて運営した従軍慰安所とは違う」と説明している。
自分が苦労して育ったせいか、教養を重視し、いつも弱者の視点で政治を語り、女性の権利を認め、戦争や権力の犯罪を憎み、家族や社会の為に生き、自分勝手な振る舞いはせず、コツコツとと真面目に暮らし、最後は誰も煩わせることなく、母に看取られてひっそりと亡くなりました。
世間的にはつまらない男ではなのでしょうが、娘としては最高に誇れる父親でありました。
橋下氏は娘さんと今後どういった会話をすることになるのでしょうか。気になります。
企業に就職した同級生たちは、ソープランドのチケットを福利厚生代わりに渡され悩んでいました。
keiさんのお父さんとお会いしたかったな。
堅物同士で盛り上がれたのに。
友人に風俗好き自慢がいますが、彼でも妻や、娘には
風俗なんか行ったことないって言ってるようです。
これだけ繁華街に風俗店があるってことは、需要があるんでしょう。まあ日本や日本人に限ったことではありませんけど。
ただ、それは吉原に売られた女性達と何が違うのか?と思ってしまいます。
問題はその女性達の境遇ではなく、韓国という反日を国是とした国が、自国の政治にこの問題を使用しているということだと思います。
朝鮮戦争時も米軍向けに従軍慰安婦を設けたことは既に明らかになっていますが、韓国のメディアは全く報道していませんし、ベトナムにおけるレイプ&虐殺についてもあまり韓国内では報道されていません。
http://tosi.iza.ne.jp/blog/entry/3076217/
従軍慰安婦問題の本質は、韓国と中国による政治的利用という点に尽きると思います。
中韓以外の国でこの問題をアピールしている国はありませんし、中韓では報道の自由がなく自国に不利な情報はすべてシャットアウトされている状態です。
(中国は一党独裁だし、韓国の民主化はつい30年程度でそれまでは軍事政権です)
この点を混同してはいけないと思います。
従軍慰安婦の問題と韓国の政治的攻撃材料、この2つは分けて考えるべきだと。
しかしこれはいわば戦争の惨禍の一つであり、WWII当時の主要参戦国は等しくこの問題について反省しなければなりません。
しかし、あたかも日本の慰安婦だけがひどかったかのような意見に対して、日本はしっかりと反論していく必要があると思います。
謝罪と卑屈になることは違う。きちんと反論しつつ、自らの行為について反省するべきです。一方的な謝罪は何も生まないし、新たな怨嗟を生むだけ。
「反省する」「反省したふりをする」「すっとぼける」「居直る」
今回、橋下君の居直り路線に自民もマスコミ様も困惑してるようですね。
彼ら「すっとぼけ派」からすると、「それを言っちゃおしまいよ」なんでしょうな。
しかし、それはある意味、彼らとて同じで、だいたい、「慰安婦制度はあった」「悲惨な実態があった」と認めておきながら、「強制ではなかった」とするのはどう考えても無理がある。
ならば、そんな悲惨なことを侵略してきた兵士のために多くの被侵略国の女性たちが好んで請け負っていたことになる。
それに、一方で「世界中の兵士が女性をレイプしてる」と言っておきながら、日本ファシストに関しては「同意の上でしかしない」と言ってもね。
そんな言い分、誰が信じるのよ。
まあ、ファシズム擁護派もご苦労なことですな。
どうせ居直るなら、「米兵なんか平時に同盟国の一般女性をレイプしまくるんだから、日本ファシスト軍が性奴隷制度を持つのも当然」と言った方がストレートで説得力もあるだろうに。
普通に日常の犯罪を見ていれば、犯罪者が犯行を記す文書など書かないのが普通であり、何の立証にもならないことはわかるでしょうに。
橋下君が絶叫していた例の光市事件だって、犯人の犯行記録なんか見つかってませんよ。
だからといって、それを理由に「犯行の事実はない」としていたら、ほとんどの犯罪者は無罪放免ですな。
それに、今件は日本が加害者として告発されている事柄であって、日本側が「調べたけど見つかりませんでした」などと言って何の説得力があるというのか。
しかも、被害者側の証言、目撃証言があるのだから、暗に「彼らは全部ウソつき」とケンカを売ってるようなもんです。
まあ、橋下君も弁護士の端くれですから、依頼人の利益のために弁護しているのかも知れませんが、このような弁護方針で法廷に臨めば、「反省していない」「ふざけている」と見なされ、裁判官の心象を悪くして、逆に被告は厳罰に処されるでしょうに。
現に、日本国は今、世界からそういう目で見られ裁きを受けようとしているわけで、それどころか、こんな調子では逆に日本が被害者になったシベリア抑留体験談などについて「全部ウソだ」と言われますよ。
まったく、現代日本の国益そっちのけにしてまでファシズム擁護に精を出す政治家やマスコミ様の気が知れませんわ。
>従軍慰安婦問題の本質は、韓国と中国による政治的利用という点に尽きると思います。
拉致問題は日本による政治利用という点につきるといわれたらどうします?
およそ人権問題は政治問題でもあって、切り離せない。
利用されるなら利用されないようにきちんと責任をとったり謝罪すればいい。
他の国も慰安婦はいたというが、軍が慰安婦の管理、業者の設置に積極的に関わるのは異質。
>でも何で最初は親に売られたって言ったの? (何が本当?)
別に親に売られたことは隠してなんかないですよ。それより、親が許可したから少女を買ってもいいという言いわけが世界で通用すると本気で思ってるのですか?
調べましたらラブホテルも性風俗だそうです。
(私は行きませんが)
訂正します。
貴兄のスマラン慰安婦事件に関する記述から抜けているのは、「事実を知った日本軍の小田島董大佐が(軍の公式な活動として)慰安婦を救出した」事実や、当時のジャカルタ方面軍が「自由意志のもののみ慰安婦として雇うこと」を指示していた事実を併記すべきです。
前回の私のコメントからスマラン事件の詳細を引用します。
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私は、白馬事件(=スマラン事件)に関する陸軍省の当時の対応こそが「日本政府/軍中枢部の指示による強制連行」を否定していると考えます。
当時、現地責任者の岡田少佐を中心にスマランの4箇所に慰安所が作られ、抑留オランダ人の女性を強制連行したのは間違いない事実です。
しかし、慰安所開設の2ヶ月後に抑留オランダ人のリーダーが視察に来た陸軍省俘虜部の小田島董大佐に強制連行を訴えた結果、被害者女性は開放され慰安所が閉鎖されています。また、当時のジャカルタ第25軍の慰安書に関するガイドラインには「自由意志の者だけ雇うこと」が明記されています。
これらの事実は「日本政府/軍中枢部の指示による強制連行」を否定する証拠と言えるでしょう。しかし一方で、現地軍人の暴走で強制連行が行われた可能性を証明する証拠でもあります。
従軍慰安婦問題の解決を妨げているのは、「日本政府や軍中枢の指示による強制連行」の事実有無です。なぜなら全く証拠のない話だからです。そうではなく、現地軍人の暴走による強制連行について政府や軍中枢の監督責任を認める事は、数々の証拠から可能でしょう。
慰安所運営の強制性に関しては、慰安婦の人々が自由意志で慰安所を辞めることが可能であったか、辞められない理由は金銭的な問題なのか監禁に近い状態だったのか、どちらのケースもあったように見受けられます。これも個々の事案毎に証拠に基づいて語られるべきです。
これらの論点を明確に、証拠を元に徹底的に調査を行い、比較的証拠の揃っている白馬事件(及び類似事件)への政府レベルでの早期謝罪によって、日本の慰安婦問題に対する「証拠が明白な事案に対しては謝罪する」解決姿勢が世界に示されることを期待します。
中国・韓国の慰安婦問題も、明白な証拠があるならば大多数の日本人は「謝罪すべし」でしょう。しかし中国・韓国の人間は日本を貶める為なら嘘をつくことも厭わないわけで、特に本人の証言だけでは私は全く信用出来ません。ここでも必要なのは明白な証拠です。
【早い話が...】マスコミが伝えない真実の日韓近現代史[桜H25/5/15]
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=3WVXiEi6eWg#!
こちらをごらんください。
[資料][慰安婦]公文書からみるスマラン事件(白馬事件)、他の解説。
http://d.hatena.ne.jp/dj19/20120225/p1
この事件の概要は、オランダによるバタビア裁判の公判記録によれば以下ようなもの。
1944年1月、南方軍の能崎清次少将が、池田省一大佐と大久保朝雄大佐からの要望で新しい慰安所開設を話し合い、第十六軍司令部に新しい慰安所設置を提案したことから始まる。この時、野崎少将は第十六軍司令部の認可を条件にしたという。池田大佐は東京への出張命令が来たため、部下の岡田慶治少佐を代理として野崎少将の一書を持たせ、軍司令部との認可交渉に当たらせた。この時、第十六軍司令部からは、(兵站担当の少佐の供述によれば)「自由意志の者だけを雇うこと」(4)を注意されたという。 こうして岡田少佐は女性を集める手配と4軒の慰安所開設の準備を指示する。(1)
(※ここでも軍慰安所は業者が勝手につくれるようなものではなかったことが確認できる。)
こうした周到な準備の上、1944年2月下旬、スマラン郊外の数カ所の民間人抑留所から女性が集められた。その際、オランダ人女性には読めない日本語で書かれた同意書に署名させたり、「仕事の種類が記されていなかったことがわかった」(公判での池田大佐の供述)。(1) さらに(起訴状によれば)女性に対し「抵抗すれば家族に最も恐怖すべき手段をもって報復する」と脅迫も行われたという。(2)
2ヶ月後、この事件は発覚し、慰安所は4月下旬に閉鎖されることになる。しかし、事件の事実が陸軍省まで伝わったにもかかわらず、事件の関係者は誰一人として処罰されなかった。それどころか責任者の能崎少将は、事件後の1944年に旅団長になり、1945年3月に陸軍中将に昇格し、4月には第152師団長と出世しているのである。(3)
このスマラン事件が裁かれるのは戦後になってオランダによるバタビア裁判によってである。将校7名と軍属4名が有罪となっている。
計画の中心的役割を果たしたとみられた大久保大佐は、戦犯容疑者となったことを知り、故郷仙台で自殺している。遺書には「能崎に責任がある」とあり、これも裁判では証拠資料となった。判決では岡田少佐の行為を「軍の名の下に若い女性を売春目的で強制連行し、理解出来ない日本語の承諾書に署名させ、女性を各慰安所に分け与えて、売春を強制し、強姦した。」と事実認定されている。(1)
(※日本政府はこのバタビア裁判の判決を、1951年のサンフランシスコ平和条約で受諾している。)
(引用ここまで)
事件の事実が陸軍省まで伝わったにもかかわらず、事件の関係者は誰一人として処罰されなかったどころか責任者が出世!
否定派の主張はみっともないです。
日本軍の従軍性奴隷問題について知識が足りないままいい加減なことを書きこみにくる情熱はどこから来るのか本当に不思議です。
基礎的な知識を得るためには、こちらが必読。
●Gazing at the Celestial Blue
日本軍性奴隷制問題
http://azuryblue.blog72.fc2.com/?tag=%C6%FC%CB%DC%B7%B3%C0%AD%C5%DB%CE%EC%C0%A9%CC%E4%C2%EA
●Afternoon Cafe
日本軍性奴隷(従軍慰安婦)について参考資料をメモ(随時加筆、改訂します)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-855.html
>これらの事実は「日本政府/軍中枢部の指示による強制連行」を否定する証拠と言えるでしょう。
残念ながら、それだけでは立証にはなりません。
たまたま現地の司令官が良識人だっただけかも知れませんので。
いかにファシスト軍といえども徴兵制軍ですし中には善人の司令官もいます。実際、一言で日本の占領政策といっても侵略した先の地域によって微妙に違っていますし。
国レベルでの強制禁止の実証には、国レベルでの文書が必要ということです。
それに、当時の日本は日本人内においても、親が酒代欲しさに娘を売春宿に売り飛ばすといった行為が普通に存在しており、「女性の人権」などという概念が皆無に等しほど希薄でした。
ましてや、侵略先の女性の人権への配慮ともなれば言うまでもないレベルであることを念頭に置くべきでしょう。
貴君の「強制された事実は認めるが、現場の人間が勝手にやったことで日本国として強制したわけではない」との弁明方針は、少なくとも橋下君らよりは賢い弁明といえるでしょう。
しかし、それならその立場をもっと徹底すべきですな。
貴君はその一方で最後に、
>しかし中国・韓国の人間は日本を貶める為なら嘘をつくことも厭わないわけで、
>特に本人の証言だけでは私は全く信用出来ません。
とも書いている。
これはどういうことなのかね?
彼ら被害者は強制連行された事実を語っているだけで、それが国家のどのレベルからの指示であったかについては言及していないぞ。
それを根拠も示さず否定することは、貴君が示した弁明方針と矛盾しているではないか。
これでは行き当たりばったりで思いついた弁明方針であることが丸わかりではないか。
こういうのをまさに「蛇足」と言うのではないか。
それになあ。確かに被害証言が狂言だという事例は一般犯罪事件においても存在するが、もし貴君が何かの事件の被害者で、加害者側が「被害者はウソをついている」と主張したら貴君はどう感じるかね?
普通であれば、そんな反省なき加害者にさらなる憎しみを募らせるだろう。謝罪要求から復讐心へ転じることも予想される。
慰安婦たちの被害証言をウソと決め付けることは国家レベルでそういうリスクを背負うということだ。
そして、この件はそのまま北朝鮮の拉致問題へ跳ね返る。拉致事件に対する北朝鮮側の態度と日本の慰安婦事件への態度は何ら変わりがないではないか。
これでは世界はどう見るか。
「アイツら、どっちもどっちの目クソ鼻クソの争いだな」と思われ、拉致糾弾への支援など期待できなくなるだろうに。
貴君が現在ファシストであるのなら、旧日本ファシズム時代の行為を擁護したい気持ちはわかるが、旧ファシズム時代の行為を断罪しても現日本には何の損失にもならないのだよ。むしろ擁護する方が多大な損失になることを肝に銘じていただきたい。
中韓は反日教育の中で、
「日本人が犯罪者なら、俺達が騒いで何が悪い」
「祖父祖母の御先祖様の恨み、晴らしてナニが悪い」
間違った政策のプロパにのせられて悪い思考にはまっています。
現在、中韓の来日者で犯罪に手を染めているのは
基本自制心の欠落がある方か、ちゃんとした教育を受けれず
外国人と交流経験の浅い、貧民街出身者ばかりです。
台湾を含めて、東南アジアで日本叩きや、靖国参拝で反日を
推進している国はありません。
風俗街がある=性的に乱れている
なんて捏造を信じてはいけません
性犯罪も凶悪犯罪も先進国中ぶっちぎりで低いこの日本をもっと
信じては下さい。
日本人は相手の事を思いやれる人種が大多数です。
思いやりの概念がない中韓とは基本解りあえないのです。
正直、通名を報道しないマスコミ、新聞、NHK、移民問題は世界中で問題なのに。
ネットで問題定義はネトウヨ的な発言、
日本生まれでよかったと思い、桜が好きで、世界的に有名な長く続いた天皇は大切
これって左翼ではなくて、ただの愛国また誇りですよ。
愛国=帝国 なんて阿呆な発言はやめましょう。世界中の人が故郷は大切なのです。
帝国主義の復権? 世界中の故郷を思う気持ちに中韓は謝って欲しいものです。
まず己を律し、周りに手を差しのべてきた日の本の国
東の日出(ひいづる) 国に生まれた自分に自信を持って下さい。
そのうらやましさに歯ぎしりの方達に惑わされないで!
日本が負けたから、日本だけ悪くなるんですね?というか、あなた日本人ですか?
日本人がソ連に何万人も強姦されたことについて謝罪と賠償要求するよりも前に、朝鮮・韓国人の謝罪と賠償要求するって、順番違わなくないですか?
現に、北朝鮮は拉致問題において日本の対応を大いに参考にしているからね。
それに、ロシア側からは逆に731石井部隊の人体実験のことを言われる可能性があるから日本側は黙っているのだろう。
要するに、ファシズム擁護は百害あって一利なしということだ。
現実に合致しないもの、国益に沿わないものは変えて当たり前です。
慰安婦の明白な証拠が出てきません。従軍慰安婦などという言葉も戦後に作られたものです。朝日新聞の記者発です。
また名古屋に実在したある店の事を紹介します。アジア通貨危機の際、韓国でも多重債務に苦しむ女性が少なからずいた。そこへ日本生まれで飲食店経営の韓国人女性がある行動に出ます。韓国へ渡り多重債務に苦しむ女性の個人情報を入手、スカウトを始めます。日本で接客業をして稼がないか?と。双方、合意に達した後は日本から来た女性が費用を支払い(立て替え)、韓国のお家芸である整形を施し当時は観光査証で来日し、ホステスとして働いていたのです。この時点で観光とは程遠く資格外活動により、強制送還の対象ですがその店はそれで終わらなかった。店の奥には秘密の部屋があり、そこにはベッドがありました。勿論、経営者はベッドでの行為を店の売りにした事は言うまでもありません。
上記と同じような斡旋が過去にもあった事は間違いありません。その斡旋者が日本政府であり日本軍であったという明白な証拠がないのです。逆に稼ごうとする韓国人がいますよね、実際に逮捕されました。
韓国はベトナムで何をしましたか?なぜ、韓国人の血が入ったベトナム人が多いのか?勿論、母親であるベトナム人が望んだ子ではない。父親である韓国人はベトナム戦争で戦死したか、帰国しておりますね。
一方、米国は?戦後、我が国に来日したGHQの軍人に日本人女性が多くレイプされました。そのGHQは勿論米国人。
私が求める事はフェアな歴史を伝えるという事。日本国民自らの手で変えていかなければならないのです。憲法改正もそのひとつです。
ブログ作成者の方がフェアな主張をしていると自信があるなら、私の投稿コメントを承認頂けると考えています。
> 事件の事実が陸軍省まで伝わったにもかかわらず、事件の関係者は
> 誰一人として処罰されなかったどころか責任者が出世!
確かに、事件の首謀者を陸軍省が処分せず隠蔽したのは、当時の日本軍の人権に対する意識の低さを表しています。一方で、日本軍が本人の意志に反した慰安婦を認めていなかったことも「慰安所を即時閉鎖し女性を救出した」といった客観的事実から読み取れるのです。白馬事件に関しては、はてなよりもwikipediaに詳細な記載があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BD%E9%A6%AC%E4%BA%8B%E4%BB%B6
Runnerさん>
> 残念ながら、それだけでは立証にはなりません。
> たまたま現地の司令官が良識人だっただけかも知れませんので。
私は強制連行の問題は「たまたま現地の司令官が悪意を持った人物だった地域で発生していたのではないか」と考えています。その証拠として白馬事件でのジャカルタ方面軍の発令や、陸軍省の小田島大佐が女性を救出した例を挙げました。その背景には陸軍省の方針して「軍慰安所従業婦等募集に関する件」で、軍の威厳を傷つけるもしくは社会問題なるような慰安婦の募集を禁じていた事実もあります。
貴兄が「たまたま現地の司令官が良識人だっただけ」だと考える証拠は何でしょう?
> これはどういうことなのかね?
> 彼ら被害者は強制連行された事実を語っているだけで、それが国家の
> どのレベルからの指示であったかについては言及していないぞ。
その通りです。慰安婦自身には、白馬事件のように軍人に強制連行されたことが明らかなケースでも、それが現場指揮官の暴走か日本政府/軍中枢の指示なのかなど判る筈もないのです。ましてや、金学順氏や李容洙氏のように、元々は「慰安所の民間経営者に騙されて連れて来られた」と証言していたものが、最近は「日本軍人に強制連行された」と証言が変遷している元慰安婦もいます。吉田清治氏の強制連行に関する加害者証言も後に韓国側調査で嘘と判明しています。
一部の人々が強制連行に拘ることで問題がややこしくなっているように、私には見えます。
誤解しないで欲しいのは、私は本当に日本政府や軍中枢の指示で組織的な強制連行が行われたならば、これを無理に否定する気は全くありません。むしろ事実ならば、それを認め、被害者の高齢化という問題から早急に対処すべきだと考えている立場なのです。
その為には現実的な解決策として、客観的で正確な証拠が必要なのです。
その証拠が無いならば、日本政府による組織的な強制連行という主張は取り下げて、一部現場指揮官の暴走・日本政府/軍中枢の監督責任という白馬事件等で証拠が明らかになっているラインで、この問題を早急に解決すべきだと考えています。
でしたら、学問的検証によっても裁判によっても、日本軍の戦時性奴隷制度(従軍慰安婦問題)は「事実である」として解明済みで、その事実関係については確立しています。その説明はたとえばこちらをどうぞ。
司法が認定した「慰安婦」制度の実態
http://d.hatena.ne.jp/asobitarian/20120913/1347530601
1991年に「従軍慰安婦」制度の被害者が初めて名乗り出てから20年以上が経過したが、その間、各国の被害者が日本政府を相手に謝罪と賠償を求めた裁判は全部で10件に上り、2010年3月の海南島事件最高裁判決をもって、すべての裁判が終了した。裁判の結果は、これから述べる下関判決を除き、いずれも賠償請求を認めるものではなく、その意味では原告敗訴に終わったのだが、多くの判決はその中で原告たちの被害を明確に認定し、軍の行動を厳しく非難している。
『多くの判決はその中で原告たちの被害を明確に認定し、軍の行動を厳しく非難している。』
『多くの判決はその中で原告たちの被害を明確に認定し、軍の行動を厳しく非難している。』
『多くの判決はその中で原告たちの被害を明確に認定し、軍の行動を厳しく非難している。』
大切なことなので繰り返しました。
>一部の人々が強制連行に拘ることで問題がややこしくなっているように、私には見えます。
とおっしゃるご本人こそが「強制連行」にこだわっているのですけど...。
慰安婦に対する強制連行や監禁といった強制性は、民間業者や現場の軍人の暴走ではなく、日本政府や軍中枢が主導したものだと、学問的検証で明らかにされており、それに基づいて裁判所も事実認定している、と主張されるわけですね。
では教えて下さい。貴方が挙げた関釜裁判の地裁判決では確かに上記の事実認定がされていますが、この判決で地裁が事実認定に至った根拠(証拠)は何なのでしょう?
地裁が学問的検証に基づいて事実認定をしたのならば、その事実認定の元となった証拠は、世論に対して十分な説得力があるはずです。
村野瀬玲奈様、ブログ「Die Zeit des Rechts」のリンクを教えていただきありがとうございます。チェックすべきブログがまた一つ増えました。
リンク先の記事にある「昭和一三年三月、常州駐屯間内務規定、独立攻城砲兵第二大隊 第九章 慰安所使用規定」を読んで、内容の卑しさに驚きと哀しみがこみ上げて来ました。続いて読んだコメントのやり取りに笑いましたが、リンク先のブログ主様や村野瀬玲奈様の解説もまた解りやすく、本ブログと合わせて読むと、誰でも納得出来る内容じゃないかと感じました。が、何故か納得しない(したくない?)人達も多いですね…
あなたは典型的な誤魔化し理論を繰り返す「歴史修正主義者」ですね。
あまり知識のない方が読んでもあなたの言っていることは「?何同じこと繰り返してんの?」ですよ。相手がAとえばA'と言い、Bと言えばB’という、その繰り返し。
コメントの中に
「なんで日本だけが責められるの」
ってのがありますが、「慰安婦」みたいな性奴隷制度を作ったのはナチスと旧日本軍だけ。ドイツは反省しているけど日本は…日本だけ責められるのはそれだけのことをしているんですよ。
「韓国と中国は信用できない」
それを言っているのは日本人だけ。
世界の国はその逆です。国連からも勧告されています。(根拠っていうなら国連などの公的サイト調べればいい。個人のブログではなく)
>それを言っているのは日本人だけ。
>世界の国はその逆です
初めて聞きました。あなたの言う「世界の国」ってどこですか?教えてください。
あなたの言う「世界」とは、中国・韓国・北朝鮮の特定アジア三国ではありませんか?
返信が無いのは、慰安婦に対する強制連行や監禁を日本政府や軍中枢が政策として主導した客観的証拠が見つからない、と理解して宜しいのでしょうか?
証拠がないのであれば、日本政府の責任は、軍政下で行われた民間売春業者の暴挙に対する監督責任、一部軍人の暴挙に対する監督責任ということになり、この線で早急に安倍内閣は問題の解決を図るべきだと思いますが、いかがでしょうか。
「慰安婦に対する強制連行や監禁を日本政府や軍中枢が政策として主導した客観的証拠が見つからない」どころか、「一部軍人の暴挙に対する監督責任」どころか、歴史学者によっても裁判によっても、大規模に組織的に行われた女性への人権侵害の非道ぶりを示す史実は確定しています。
そのことをブログ主さんもこの記事で書いているのです。
本文記事も読まず、コメント欄で示している資料を見もせずに周回遅れの書き込みをすればするほど、あなたのような否定派の知性不足や誠実さ不足が際立つばかりです。
基礎的な知識を得るためには、こちらが必読。
●Gazing at the Celestial Blue
日本軍性奴隷制問題
http://azuryblue.blog72.fc2.com/?tag=%C6%FC%CB%DC%B7%B3%C0%AD%C5%DB%CE%EC%C0%A9%CC%E4%C2%EA
●Afternoon Cafe
日本軍性奴隷(従軍慰安婦)について参考資料をメモ(随時加筆、改訂します)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-855.html
私からも一つ記事のプレゼントを。
『歴史修正主義者のみなさま、素人論議で「素人」を言いくるめて「素人」のブログのコメント欄に貼り付けても新しい学説としても真実としても確立なんてしませんってば。』
http://muranoserena.blog91.fc2.com/blog-entry-490.html
とありましたが、紹介されているのは単なるブログであり、学問的に検証されたものではありません。
蘇貞姫(サンフランシスコ州立大教授)氏はつぎのように述べています。「ほとんどの場合、慰安婦になる過程は、開かれたものであり、女性と薗家族は、女性の運命を認識してた。当時の多くの朝鮮人女性は、父親または夫によって売春宿に売られたり、一家を貧困から救うために自ら進んで、その道を選んだ。朝鮮の儒教的父権社会にあっては、女性は使い捨て可能な人的資源として扱われた」と
横槍すいませんね。
慰安婦のような現地人の徴用は日独だけのものでは決して無い。
また、ドイツは知らんが日本においては、建前上であったと仮定しても、現地人の
誘拐や強姦は厳しく禁止されておいて、実際にそれで罰せられた例もあった。
従軍慰安婦の中には、自ら慰安婦となり生計を立てていた者も相当数居た。
だからといって強制連行があった事実をを否定・正当化するつもりはないが、事実と
して日独以外でも、戦後世界においても、現地人の徴用はあったとだけ言っておきたい。
そして、一番言いたいことは、もうとっくに日韓基本条約で決着が就いた問題を
わざわざ取り上げた橋下はバカだということ。これだから地方政治家はと思ったね。
関釜裁判(1998.4.27)では、慰安婦に対する強制連行や監禁を日本政府や軍中枢が主導したと認定していますが、その事実認定の根拠となる証拠や事実は判決文の中に見当たらず、事実認定が正しいかすら判断ができない内容です。
韓国遺族会裁判 東京高裁 判決(2003.7.22)でも、慰安婦が民間業者と契約していたことを前提として、一部軍人が慰安婦を強姦したケースも存在すると推認されるので、そのような事例では日本に対する損害賠償請求権を持つ、と記載されています。これも監督責任であって、日本政府や軍中枢が主導したという事実認定とは程遠い。
中国人慰安婦一次訴訟 東京高裁判決(2004.12.15)では、日本軍の構成員が駐屯地近くの中国人女性を拉致・強姦した事実は認定されていますが、拉致や強姦を日本政府や軍中枢が主導していたという認定は全くありません。
ここまで書けば十分でしょうか。
長文を書いて頂く必要はないので、どの慰安婦関連裁判の中で、強制連行や監禁を「日本政府や軍中枢が主導した」証拠が提示されているのか、簡潔に提示して頂けないでしょうか。
貴方の提示しているURLには目を通しています。
学問的な見解は今でも分かれています。慰安婦問題の代表的な研究者の一人である秦郁彦氏は「日本政府による強制連行」を否定しています。日本政府/軍中枢の指示による強制連行を主張する側の代表的な研究者である吉見義明氏も、その証拠はないと発言しています。
他の裁判記録ですが、中国山西省性暴力訴訟 東京地裁判決(2003.4.24)でも、「軍が規律を維持、徹底することを怠ったという意味での加害者性は認めざるを得ない」と、これも監督責任であって、日本政府や軍中枢が主導したという事実認定とは程遠い。
学問的に検証したものを紹介しているブログであることは一つ一つ見ればおわかりかと思いますけど...。
>事実として日独以外でも、戦後世界においても、現地人の徴用はあったとだけ言っておきたい。
慰安婦否定派が韓国人元・慰安婦に繰り返し求めるような「証拠」をどうぞご紹介ください。
>もうとっくに日韓基本条約で決着が就いた問題
紹介したリンク先から行けるこちらをどうぞ。
日本政府の「元慰安婦への賠償は日韓条約で解決済み」論は破たんしていることを示す論文のご紹介(追記有り)
http://akiharahaduki.blog31.fc2.com/blog-entry-775.html
読まずに書き込む人が多いですね、本当に。
>貴方の提示しているURLには目を通しています。
たとえば、リンク先にあるこれ、見たのかな。
関釜裁判を支援する会
http://www.kanpusaiban.net/index.htm
見たというなら、そして、裁判で認定されたことを否定するなら、ここに書いてあることのどこに文句をつけたいのか、もう少し説明をがんばりましょう。文句をつけているのはちょいくまさんなのですから、説明をすべきなのはちょいくまさんの方。
そして、必死に書き込むわりには、「慰安所設置と運営」に日本政府と日本軍が深くかかわっていたことを否定できていません。
少なくとも、あなたの書く内容からは、強制連行や監禁があったことを暗黙のうちにあなたは認めていると解釈されます。
そのうえで言うと、日本政府や軍中枢が「強制連行しろ、監禁しろ」と命令した文書を示せ、ということでしょうか?それと同じ論法を使えば、北朝鮮当局が「日本人拉致をしろ」と命令した文書もないと思いますけど...。
デーブ・スペクターが「70年も前のことをどうして擁護したがるのか?」と首をかしげているが、まったくその通りだ。
ファシズム時代の所業を断罪しても、我々現代日本人には何のリスクもないんだけどね。
ファシズムをもう一度やりたいと言うのならわかるけど。
支援者: 韓国のメディアを通じて確信をもちました。
MBS: 橋下市長が膝をついて謝ると信じたと?
支援者: 韓国メディアの情報でそうであると確信しました。
朝日: 2人の思いを直接ぶつければ橋下市長の考えが変わることもあったのでは?
支援者: 直前まで悩みました。葛藤もありましたが、確信を持って会う必要はないと思いました。橋下市長と会わせて、これ以上苦しめる必要なはいと確信しました。
毎日: 今朝になって判断したということは会っても良いと考えていたのでは?
支援者: 面談拒否の決定は昨日決めました。
不明: これだけ注目されていた会見だったのですが、中止にしたメリットとデメリットを教えてください
支援者: これだけ注目されているということですが、橋下市長が謝罪すれば良しということだったんですが、橋下市長の発言で謝罪はないだろうと確信しました。チャンスを逃したのではという意見もありますが、これは大阪市民であり、日本の市民に対してハルモニ達に訴えてもらおうと思います 。
読売ミヤネ屋 :橋下氏の謝罪は韓国メディアソースだと言いましたが、こちらの情報では日本のメディアからということです。どちらでしょうか?
支援者: それぞれの立場でのことですので、どこから聞いたかはっきりはしていません。
ミヤネ屋: でもそこははっきりしていないと。これだけ注目されていたことを中止にする理由ということなんですから 。
支援者: こちらは一週間くらい寝ていないんです。それは大事なことではありません。お2人も80代なのにほんとに寝ずに精神的に苦労していたんです。
ミヤネ屋: 現在のお2人の状況はどうでしょうか?
支援者 :とても元気です。
なおさら日本をことさら批判する理由が無くなる
確定してる、解明されてると断定していっている割にはそれ自体批判対象になってる見解や判決を根拠として持ち出すのはむしろ歴史修正主義への擁護にしかなっていない
貴方が提示したリンクを幾ら読んでも、どこにも「慰安婦に対する強制連行や監禁を日本政府や軍中枢が主導した」証拠となる記述がありません。証拠が明確に記載されているページへの直接リンクを提示して下さい。
Runnerさん>
> 軍の中枢や政府の指令ならどうして困るのかな?
証拠のない「軍の中枢や政府の指令」を認めることが絶対条件とすると、いつまでも論争の余地が残り、この問題が永久に決着しないことが目に見えているからです。それは元慰安婦にとって不幸だし、貴方が仰るように日本の国益にもなりません。
>この問題が永久に決着しないことが目に見えているからです。
ならば、不本意だろうが、仮に主導責任がなかったとしても、甘んじて受け入れてしまった方が得策ではなかろうか。
まず、貴君の場合は監督責任までは認めるという立場なのだから、それなら、主導責任を認める場合と比べて国際的な印象にあまり差はないだろう。
それに、貴君は「あった証拠を示せ」と言うが、被害証言と状況から見て「あった」と判断している被害国や第三国は、逆に「なかった証拠」を示さないと納得しないのである。
情勢としてはこちらがそういう立場に立たされているということを貴君はわかっていない。
なんといっても、自国民に対しても残虐であったファシズム政権であったことが致命的に不利だし、おまけに、敗戦して無条件降伏してしまっている。
その意味では、「詳細が不明な点はあるが、当時はファシズム国家だったからやりかねん」という趣旨の河野談話というのは、不明な点があっても甘んじて受け入れてる「徳」を世界に示すことができ、保守政治家の案としてはなかなか賢い戦略だったと思うぞ。
その上で、不明な点については引き続き歴史家の検証に委ねるとしておけば政治決着としては十分だろう。
実際、河野談話で日本国は何ら不利益は被っていないはずだ。
それを今回の橋下君のように、談話の一部をつまんで強調したり、ましてや、シンゾーぼっちゃんのように反故にしようとしたりしては、何もかもブチ壊しだわい。
我々現代日本人にとっては尖閣・竹島や拉致問題といった国益の方が重要であり、そちらで不利になるようなことをしてもらっては困る。
中韓は表向きは相変わらず「謝罪要求」外交を続けているように見せているが、実態は「もう謝罪しなくて結構。それより謝罪しないことを逆手に取って利用しよう」という戦略に明らかに変わっている。
にもかかわらず、ホイホイとその戦略にはまってファシズム擁護発言を連発してどうすんのよ。
おかげで、北朝鮮にまで逆手に取られて拉致というムチャクチャな事件のごまかしに利用されてしまっている。
現に、本来は日本の方が正しいのに、何もかもどんどん日本に不利になってきている。
「ファシズム擁護政治家は裏で中韓からカネ貰ってるのか?」と疑われても仕方ないほどヘマばかりしている。
外交政策としてこれほどスカタンなことはないよ。
世界中の国が歴史の中において何らかの悪事を行っているがほとんどが細部にいたっては不明な点があるものの大枠として事実認定をしている。
また、戦争中はどこの国も残虐になるとの認識も全世界が共有している。
現代日本がファシズム時代の蛮行を認めたところで、ファシズムのイメージダウンになるだけで、現代日本と日本民族のイメージダウンになることはなかろうて。
元軍人の手記、禾晴道『海軍特別警察隊 アンボン島BC級戦犯の手記』(1975年)により、海軍司令部副官の大島主計大尉が「司令部の方針としては、多少の強制があっても、(慰安婦を)できるだけ多く集めること」を命じたことが報告されています。
大島主計大尉の命を受けて、実際の慰安婦集めがどのように行われたかを、一部引用します。↓
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民政警察の指導にあたっていた木村司政官が敗戦後、戦犯容疑者として収容されたとき話してくれたが、その時の女性集めにはそうとう苦しいことがあったことを知った。
「あの慰安婦集めには、まったくひどいめに会いましたよ。サパロワ島で、リストに報告されていた娘を強引に船に乗せようとしたとき、いまでも忘れられないが、娘たちの住んでいた部落の住民が、ぞくぞくと港に集まって船に近づいてきて、娘を返せ!娘を返せ! と叫んだ声が耳に残っていますよ。こぶしをふりあげた住民の集団は恐ろしかったですよ。思わず腰のピストルに手をかけましたよ。思い出しても、ゾーッとしますよ。敗れた日本で、占領軍に日本の娘があんなにされたんでは、だれでも怒るでしょうよ」。
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海軍司令部副官が多くの「慰安婦」を集めるためには多少の強制も容認するということをはっきりと言いきり、木村司政官も住民の強い抵抗の中で慰安婦の強制連行を行ったことを告白しているわけです。
慰安婦「強制連行」の証拠の一つになりますね。
しかし、日本軍が慰安所を作った目的は、そこに兵士の数に足りる娼婦を集めることなんですから、慰安婦の「強制連行」自体が目的化するわけはありません。
募集人数が集まらなかったから強制が起こったのです。「慰安婦の強制連行」は慰安婦制度の副産物とも言えます。
だから論理的に考えれば、「慰安婦の強制連行を命じた命令書」なんて存在しないのは当たり前のことです。
初めから存在するわけないものを「ない!ない!」と騒いでみても、強制がなかったことの証明にはなりません。
それをわかってないから、論点がずれているのです。
証拠がなくても甘んじて受け入れる戦略は難しいと思います。問題解決の為には、今後問題が蒸し返されないようにすることが重要ですが、証拠がなければ必ず問題が蒸し返されます。蒸し返させないためには、世論や政治家の多数を納得させるだけの主張が必要です。
確かに日本は敗戦国ですから主張には細心の注意が必要ですが、これまでに書いてきたように、当時の日本政府や軍中枢が慰安婦の強制に否定的であったとことは、当時の陸軍省やインドネシア方面軍の通達、スマラン事件で陸軍省が被害女性を救出した事実などから、世界世論が納得できる主張は十分に可能だと思います。
また、北米の中国・韓国人団体が慰安婦問題=ホロコーストというイメージキャンペーンを続けています。国家政策として一つの民族を根絶やしにすることを表すホロコーストと、現場の暴走である慰安婦問題は全く別次元の問題ですから、やはり証拠のない事実を認めることは将来に禍根を残すと考えます。
はじめまして。
その書籍に記載されている大島主計大尉の発言を正確に引用すると、慰安婦募集での強制連行を日本政府や軍中枢が認めていなかったことが読み取れます。
「副官の大島主計大尉は、なにがなんでもやってやるぞ、という決意を顔一面に現わして、「司令部の方針としては、多少の強制があっても、できるだけ多く集めること、そのためには、宣撫の物資を用意する。いまのところ集める場所は、海軍病院の近くにある元の神学校の校舎を使用する予定でいる。集まって来る女には、当分の間、うまい食事を腹いっぱい食べさせて共同生活をさせる。その間に、来てよかったという空気をつくらせてうわさになるようにしていきたい。そして、ひとりひとりの女性から、慰安婦として働いてもよいという承諾書をとって、自由意志で集まったようにすることにしています」
日本政府や軍中枢が慰安婦の強制連行を認めていたならば、大島主計大尉が慰安婦を厚遇する必要も「来てよかった」という雰囲気を醸成して承諾書にサインを求める必要も無かったはずです。
上記のように現場が慰安婦募集の課程で無理をしたケースや、私は特にインドネシアでのケースを中心に幾つかの資料を読んでみましたが、現場の軍人が誘拐し私娼としたケースは散見されます。私は何度も書いていますが、その点に関する日本政府の監督責任を否定する気はありません。
しかし日本政府や軍中枢が主導したというのは事実ではないと考えます。貴方が提示された手記からもそれが読み取れますし、詳細はこれまでのコメントを読んで頂きたいのですが、陸軍省やインドネシア方面軍の通達でも慰安婦の強制連行は禁止されており、またスマラン事件では陸軍省俘虜部が被害者の救出を行なっているからです。
http://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/57195a5b92d58de934d3a9c7738f1433
「司令部の方針としては、多少の強制があっても、(慰安婦を)できるだけ多く集めること」(海軍司令部副官の発言)
↑この発言を見てもまだ
>慰安婦募集での強制連行を日本政府や軍中枢が認めていなかったことが読み取れます。
などというという解釈をする人がいるので、不思議でしょうがないです。
歴史修正主義者にとっては、「多少の強制があっても」という言葉は、「強制は認めないぞ」という意味になるんでしょうか。本当に不思議です。
>「司令部の方針としては、多少の強制があっても、(慰安婦を)できるだけ多く集めること」(海軍司令部副官の発言)
↑この発言を見てもまだ
>慰安婦募集での強制連行を日本政府や軍中枢が認めていなかったことが読み取れます。
などというという解釈をする人がいるので、不思議でしょうがないです。
と思います。もう不毛なので来ないで下さい。
「慰安婦問題」のとてもわかりやすい解説を、ありがとうございます。
皆様のコメントで「慰安婦」問題の証拠が明らかにされたり、
歴史修正主義の本質も露わになってよかったです。
今後ともよろしくお願いいたします。