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被ばく事故 県などが立ち入り調査
5月25日 17時24分

被ばく事故 県などが立ち入り調査
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茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、少なくとも研究者4人が被ばくした事故で、25日午後、茨城県や東海村など地元の自治体が施設への立ち入り調査を行いました。

立ち入り調査をしたのは茨城県のほか、原子力機構と安全協定を結んでいる東海村を含む7つの市町村で、事故があった施設がある原子力機構の原子力科学研究所に20人が集まりました。
はじめに、茨城県原子力安全対策課の松本周一技佐が「今回の事故は、住民に大きな不安を与えるものと認識している。県や市町村への通報連絡も、もっと迅速に行えたのではないかと考えている」と話しました。
これに対して原子力科学研究所の近藤悟所長は「このたびは、大きな事象を起こしたことを大変申し訳なく思っている。改めておわび申し上げたい」と陳謝しました。
このあと、自治体の担当者たちは事故が起きた実験施設に向かい、▽放射性物質が外部に漏えいしたとみられている排気口の位置や、▽被ばくした研究員4人が当時作業していた位置などについて、説明を受けました。
調査を終えた茨城県原子力安全対策課の松本周一技佐は「内部の構造や、当時の状況などについてある程度の説明が得られた。放射性物質が外部に漏れ出す原因として、建物の構造の問題があるのかもしれない」と話していました。
茨城県などは25日の立ち入り調査の結果を持ち帰って事故や通報が遅れた原因を調べることにしています。

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