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妙音会Mさんの人生  

2013年 05月 26日

    ◇冬は必ず春となることを信じて。

皆さんは、妙音会をご存じですか?
このほど、妙音会の婦人部Mさんの体験談の内容を当ブログで記事にする許可を頂きました。
生まれながらに聴覚に障がいがあり、音が聞こえないMさんが創価学会の信仰に巡り合い、勝利を掴まれるまでの壮大な物語です。
以下に、その体験談を申し上げます。
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      <冬は必ず春となることを信じて>  妙音会 M

私が母のお腹にいる頃、風疹が流行し、約400名の聾唖の赤ちゃんが生まれました。
その一人が私です。
私の耳はまったく聞こえず、補聴器をつければ音は聞こえますが、高低音は聞こえません。
健康な赤ちゃんは会話を通して自然に言葉の数を増やしますが、私は自然には言葉を増やすことはできませんでした。
3歳から聾学校幼稚部に通いました。
唇の動きから話を読み取る、舌がまるくならないように皿をなめるなどの訓練、あごに風船を接触させて喉の振動で音とは何かを学びました。
母は言葉を教えるために、どんなに泣き叫んでも、ミルクと言うまでミルクを与えませんでした。このことは、周りの人から虐待しているように見えたそうです。
私がお母さんの言葉が言えるようになったのは6歳の時でした。

小学校に進学すると、耳の障がいのためにイジメられました。
父の仕事も失敗し生活が苦しくなりました。
そんな時、創価学会の婦人部員さんが尋ねてきてくれました。
「冬は必ず春となる信心です」との確信ある言葉に、母はみかん箱にご本尊様を御安置し、信心に励むようになりました。 私も母とともに御本尊様に唱題をするようになりました。
ある日、担任の先生が「耳が不自由とはどういうことか」を教室で話してくれました。
すると、信じられないことが起きました。
同級生が一人、また、一人と「イジメてごめん」と謝ってくれたのです。
題目の凄さに驚きました。

中学では、友達の会話に入れず、孤独感がありました。
そんな私に、女子部のお姉さんが夢を持つことの素晴らしさを教えてくれました。
私は、教員に憧れがあったのですが、「難聴の私が先生になれるわけがない」との思いに打ち勝つ勇気を与えてくれたのです。
以来、私は毎日、教科書を読み返すようになりました。成績が学年で一番びりだった私でしたが、やがてクラスで10番以内になり、希望の高校に合格することができました。
高校で、NHK青年の主張大会に出場することになりました。
私は自分の声が聞こえず正しいアクセントがわかりません。その私に、高校教師はヘレンケラーの話をして激励してくれて、発音指導までしてくれました。
大会で、力の限りスピーチしました。結果、最優秀賞を受賞。
先生は泣いて喜んでくれました。
「これからの人生、辛いこと、悔しいこといっぱいあるだろう。目の前の苦しさから逃げることなく乗り越えてほしい」と励ましてくれました。

やがて、大学受験にも合格。
当初、「難聴の生徒では無理。前例がない。諦めてほしい」と言われましたが、「やってみなければわからない」と度重なるお願いをし、大学側として、一切の援助はしないとの条件で認めてくれました。
大学の授業が始まりました。
黒板に字を書きながら授業を進められたら先生の唇がよめず授業がわかりません。 耳さえ聞こえればと悔し涙が流れました。
題目をあげました。唱題の中で、「わからないことは教授、友達に教えてもらうことができる」と気付きました。教授も友人も、熱心に筆談で教えてくれました。
努力が実り、卒業論文で最優秀賞を得て、難聴者としてはじめて教員免許を取得、卒業することができました。

大学卒業後、臨時教員になりました。
本採用をめざしましたが、生徒の話を聞き取ることが困難ということもあり、7年の臨時教員生活を終えて新たに就職活動をすることにしました。
平成10年に県職員採用試験に合格。
やがて現在の夫と出会い結婚、長男が生まれました。
息子にミルクを上げているとき思うことは私の母のことでした。
泣き叫ぶ我が子にミルクと言うまで与えなかった母‥。
きっと胸の張り裂けるような毎日だったと思います。今、母のおかげで話のできる私がいることに心から感謝しています。
貧しかった実家のみかん箱は美しい仏壇に変わり、ヨーロッパに家族旅行ができました。最近では、母を東北旅行に招待しました。
日本一の露天風呂で孫を抱きながら、母は「かわいい、かわいい。こんな幸せがくると思っていなかった」と喜んでくれました。
母の喜ぶ姿に、幼い頃、教えてもらった「冬は必ず春となる」の御文が重なり、今、幸せを噛みしめています。
(この私の体験を聞いた新来者に、ご本尊送りをすることができました)
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読者の皆さん、この体験、どのように感じられましたか?
本当に素晴らしい人生を歩まれていますよね!(^^)
Mさん、体験をお聞かせいただきありがとうございました。
これからも、どうぞ、輝かしい勝利の道を歩み続けてください。
Mさん、万歳! 妙音会、万歳!!(^^)

追伸:私の地区にも妙音会のご夫妻がいらっしゃいます。
過去、ご夫妻の体験発表の内容を記事にしています。
そのリレー体験は、→ここをクリック!

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by sokanomori | 2013-05-26 06:01 | ネット体験談集 | Trackback | Comments(0)

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