プム(胸囲)
   
 
■胸は2ヶ所測ってください。
 
@まず脇の下(チマの紐を結ぶ位置)に合わせ
  て、トップバストより4cm上を通る胸囲
  を測る。
 A次に同じく脇の下に合わせ、今度はトップ
  バストの真上を通る胸囲を正確に測る。
  どちらも胸の所で軽く指を1本入れて背中
  がたるまないようにキッチリ正確に測って
  くださいね。
ファジャン
   
 ■腕を自然におろします。
 
B首の後ろの大きく突き出た骨の上から肩の
  外側を通り、手首を過ぎ、手の甲の半分ま
  で。
  体の線に沿って測る。

 *採寸される人はまっすぐ前を向きましょ
う!
チョンジャン(総丈)
   
 
■裸足の状態で測ります。
 
C首の後ろの大きく突き出た骨(首を下に向
  けてみると見つかります。でも見つからない
  場合もあります)の上から床まで。


  
*下を向かないで!
  *猫背の方は特に気をつけて。
  *
靴の高さ総丈を別々に教えてください。
■その他
身長    E靴を履かない状態の身長
体重    F体重
首周り  G首周りのサイズ
コムシンのヒールサイズ    H靴のヒールの高さ。
チョゴリ(上着)の丈    I特にチョゴリの丈に指定がある場合は教え
  て下さい(長め、短め希望・・・等)。

 

正面から見た画像です。
ペチコート(ソッチマ)は前開きで着ます。ホックを留めます。

*ソッパジは、履かれた方がチマさばきも良く歩きやすいです。
 
こちらも正面です。
スカート(チマ)は、前から腕を通しエプロンをかけるように通します。ソッチマとチマの、ショルダーの合わせにも気を使いましょう!^^

*ソチョサムはここで着ましょう。お召しになられた方が脇の汗も気にならず楽です。
 
こちらは後ろ(背中)面です。
左側を内側に入れるような形で、紐を脇から通します。
右側をかぶせるようにしてチマを体に巻きつけます。
 
再び正面です。
後ろから持ってきた紐を、ゴロつかない様にやや脇の方で結びます。
強過ぎず・弱過ぎず結びましょう。
*紐があまり上に行きますと、チョゴリの上から見えて美しくないので位置にも注意しましょう。
 
次にチョゴリです。
まず、内側の小さなボタンを留めコルム(りぼん)を結びます。
ご自分から見て、左側のコルムが下にくるよう結びます。この時、結び目の左右上下が間違うと綺麗に結べませんので必ず図の通りにしてください。
 
上のコルムを手に巻きます。  
下のコルムを間に通します。  
ここを綺麗に通しますと、出来あがりが美しくなります。  
引き出したりぼんの長さは、コルムの幅の大体1.5倍くらいがもっとも理想的です。  
図のように、引き出したコルムは押さえたまま、肩にかかっていたコルムを下げ、優しく引っ張り結び目を作ります。  
結び目が汚くならないように本当に優しくですよ?弱過ぎてもほどけてしまいますし、強すぎても美しくありませんね・・・。そして全体のバランス・長さ・見た目などを整えます。  
外側にあったもう一方のコルムを、上にかぶせるようにして形を整えましょう。  
ハイ、出来あがり!
垂れ下がるコルムは、パランセでは図のように整えておりますが特に決まりはありません。

◎さらに美しく見えるコツがございます。どうぞお気軽にお電話ください^^。

 




パランセの韓服(ハンボッ)は、本場韓国はソウルにて厳選した上質の絹地でお作りしております。美しいチマチョゴリを末永くいつまでもお召しいただけますよう、ここではお手入れ方法についてご説明申し上げます。

 



「保管」・・・出来るだけ湿気が少なく、直射日光の当たらない場所で保管してください。カビやシミが付かないように、年に数回は箱から出され、風通しの良い所で陰干しを行いましょう。
シルクのチョゴリも化繊のチョゴリも同様です。
また韓服は、出来るだけシワを作らず保管するのがもっとも良いとされます。
チョゴリ(上着)は箱の中に出来るだけ折り目を少なくして平置きするのが望ましく、チマ(スカート)は出来ましたら箱から出され、吊るして保管されるのが良いでしょう。
トンジョン(襟カラー)のお取替えは、難しいようでしたら当社でも承れます(有料)。


「着用直前」・・・長く化粧箱にしまっておきますとどうしても折りシワが付いてしまいます。せっかくの晴れ着も折りシワを付けたままで着用されては台無しです。
美しく優雅なラインを保つ為に、ご面倒でもご着用前日には箱から出し軽く全体にアイロン(必ず中温で!)をかけ、ハンガーにおかけ下さい。

どうしても強い折りシワが気になる方は、プロのクリーニング屋さんにプレスをお願いしてふんわり仕上げてもらうのもいいですね。アイロンのポイントはチマ・オッコルム・チョゴリの折りたたんだ部分。

*注1:アイロンは必ず中温で、当て布をして全体にかけてください。
*注2:スチームはシミの元となりますので絶対に当てない事。

絹(シルク)に水は厳禁ですね。


「ご着用時」・・・付属のソッチマ(ペチコート)は、着用前に必ず中のプリーツの下段の部分を手で広げられ、大きく膨らませてください。
ソッチマは、広がったように見えて実際には意外に広がってないものです。チマが美しく広がってこそ、韓服の良さが生かされますね。

また、ご飲食には気をつけましょう。特に袖口や胸元などはシミが付きやすいのでご配慮くださいませ。もしシミが付いてしまった場合は綺麗なタオルを2枚ご用意ください。
裏側に1枚敷き、もう1枚は普通の水で軽く濡らし、優しく叩くようにして根気良く汚れを落としてください。

洗剤は使わないで下さい。色落ちの原因となります。


「クリーニング」・・・本来チマチョゴリは、クリーニングをしないのが望ましいです。小さな水シミくらいならご自身でも落とせますのでどうぞパランセにご相談ください。
誤って大きな汚れが付いてしまった場合はどうしようもありませんね・・・T0T。
プロのクリーニング屋さんに預けましょう。
汚れが付いたのに、そのまま箱にしまってはいけません!
ご着用後に一度、必ず汚れをチェックする癖をつけましょう。
時間の経ったシミは、シルクも化繊も落ちません。

では次に、クリーニングの際のご注意事項をお知らせしましょう!
まず、せっかく作ったチマチョゴリがクリーニング後にペシャンコになって帰ってきた・・・という話はよく耳にします。
出来れば韓服を扱った経験のある業者か、シルクドレスに詳しい
プロのクリーニング屋さん必ずドライクリーニングで頼みましょう。
そして上質シルクであることを必ず告げ、購入金額などもさりげなく知らせておけばより丁寧に扱ってくれるでしょう。

クリーニング直後は、湿気がこもっている場合がありますのでカビ防止のためにも一旦ビニールを外していただき、軽く半日ほど陰干ししてからしまいます。

また、汗により脇の下に若干の色落ちが生じる場合がございます。染めチョゴリはどうしても若干の色落ちは否めませんが、本国ではごくごく当たり前のことでして、お召しになる分には見えない部分となりますので差し支えございません。






チマチョゴリを着た際にも、ふさわしい姿勢や動き、お辞儀の仕方などがあります。
いくら美しい衣装をまとっても、動作が綺麗でなければ逆効果です。その国伝統の作法も身につけ、内面から美しくなることこそ大事なのではないでしょうか。
ここでは、普段韓服を着た際の手の基本位置や、ジョル(お辞儀)の方法を学びます。韓国のお辞儀には、クンジョルとチュンジョル(ピョンジョルとも言う)があります。クンは「大きい、最上級」を意味し、チュンは「中、中くらい、平常」を意味します。男女それぞれジョルの仕方に若干差があります。
法事などでご先祖さまにお供え物をしてジョルしたり、おじいちゃまやおばあちゃまに新年の挨拶をするのもこのジョルです。



「手の位置と姿勢」
お辞儀をする時は通常、写真のように両手を前で自然に合わせます。これをハングルで「コンス」と言います。クンジョル(韓国伝統の最上級のお辞儀)の前や後、それから目上の人の前ではこの姿勢をとります。両手を合わせる際、親指と親指をクロスさせ、残りの指は綺麗に揃えます。男性は左手が上に来るようにし、女性は右手を上にします。肩が上がったり脇が空いたりしないよう自然に手を合わせ、おへその辺りで合わせるといいでしょう。



「クンジョル(最上級のお辞儀)のしかた」
1.コンスした手を肩の位置まで水平に持ち上げます。
2.頭を垂れおでこをコンスした手の甲につけます。(親指の内側から床を見ます)
3.左ひざを先に曲げ跪(ひざまず)き片ひざ付いたような形でおしりを下げ深く座ります。
  (・・・上体を45度ほど曲げ、しばらく静止します・・・)
4.そのままの姿勢で静かに立ち上がり、両足を揃えます。
5.両手を静かにもとの位置に下ろし、目線はそのままに頭を持ち上げます。



「チュンジョル(中級のお辞儀)のしかた」
1.コンスした手を両側に戻し立ちます。
2.クンジョルと同じように頭を静かに下げ、徐々に跪きます(片ひざ)。
3.チュンジョルは、軽くこぶしを握った手を床につけます。
4.さらに頭を若干下げるながら、上体を25度ほど曲げ、しばらく静止です。
5.静かに立ち上がります。
6.コンスの形に戻ります。

*顔や首、目線をむやみに動かすのは、日本でも韓国でもあまりお行儀良い
 動きとは言えませんね。
 いつでもやや下を向き、ゆっくり動作するのが美しいマナーの第一歩です。

特にチマチョゴリを着た花嫁の場合、目線をキョロキョロさせるのはご法度です。
真正面よりやや下を向き、目線もむやみに合わせず、いつでも静かに動きます。