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【大リーグ】

C・デービス、3戦連発16号 カブレラ三冠王阻止の一番手だ!

2013年5月26日 紙面から

◇オリオールズ10−6ブルージェイズ

 “ストップ・カブレラ”は俺だ!! オリオールズのクリス・デービス一塁手(27)は24日、ブルージェイズ戦の3回に両リーグ最多の16号ソロを放つなど4打数3安打。3戦連発となり、2年連続の三冠王を狙うタイガースのミゲル・カブレラ三塁手(30)に本塁打王争いで2本差とした。米複数メディアもシーズンMVPを獲得する可能性を報じるなど、注目度は急激にアップ。試合もオ軍がともに今季最多の10得点、4本塁打で10−6と打ち勝ち、ここ4戦3勝で貯金を「4」(26勝22敗)に増やした。

 打ち出すと止まらないのが、“クラッシュ”の愛称で畏れられるデービスだ。3回に内角低めのスライダーをすくい上げた打球は、右翼二階席へズドン。3戦連発、両リーグ最多の16号ソロとなった。4月はメジャー史上4人目の開幕4戦連発で「開幕4試合で16打点」のメジャー新記録を樹立。昨季最終盤も6戦連発を達成するなど“固め打ち”が十八番だ。

 打率3割3分7厘もリーグ4位、45打点は同2位と打撃主要3部門でカブレラとデッドヒートを演じている。24日の地元スポーツサイト「ボルティモア・スポーツリポート」は「“ア・リーグMVPはクリス・デービス”との議論が公式に始まった」の見出しで「デービスとカブレラだけが高打率と本塁打を両立できる」とし、米放送局ESPN(電子版)も出塁率4割2分6厘(リーグ2位)、長打率7割2分3厘(メジャートップ)などを挙げ「デービスの今季MVPはクレージーな妄想ではない」とした。

 研究熱心な姿勢が、大ブレークを支えている。22日のヤンキース戦は黒田から14号2ランを放ったが、前日の打撃練習からスイングに納得がいかず「半日ビデオルームにこもり、去年や今季の良かったころのスイングをチェックした」。大砲に引っ張られ、チームはここ4試合すべてで3本塁打以上をマーク。メジャートップの計66本塁打と一発を量産している。

 2年前に上原とのトレードでレンジャーズから移籍してきた6年目の27歳。最強打者カブレラを相手に、堂々と大リーグの主役を張っている。

 

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