「Ｂ．Ａ．Ｐ」日本進出　韓国の人気６人組グループ

　韓国の６人組ダンス＆ボーカルグループ「Ｂ．Ａ．Ｐ（ビーエーピー）」が今秋に日本デビューすることが決まり、２５日に横浜市のパシフィコ横浜で会見した。

　昨年１月に韓国でデビュー。ｉＴｕｎｅｓを通じて世界各国で人気を集め、国内外で１４の新人賞を獲得。今年２月２３、２４日にはソウル市内で初の単独ライブを開催し、国内デビューから初ライブまでの史上最速記録を樹立した。

　グループ名は「Ｂｅｓｔ（最高の）　Ａｂｓｏｌｕｔｅ（絶対的な）　Ｐｅｒｆｅｃｔ（完ぺきな）価値を追求する」という意味を持つ。アイドル並みの甘いルックスと、ヒップホップを中心にした幅広いジャンルの音楽と、一糸乱れぬダンスが武器だ。

　今年５月から米国とアジアを回る世界ツアーを開始。２４日とこの日は初の来日公演となった。両日合わせて１万人分のチケットは即完売。日本デビュー前からすさまじい人気ぶりを証明した。

　この日はステージで、代表曲の「ＷＡＲＲＩＯＲ」など２４曲を披露し、女性ファンのハートをわしづかみにした。日本デビューに備え、半年前から日本語を猛勉強してきたというメーンボーカルのヨンジェ（１９）は、「早く日本に来たいと思っていました。僕たちの音楽を早くファンの皆さんに聴かせてあげたい！」と流ちょうにあいさつ。

　リーダーのバン・ヨングク（２３）は「僕たちのパフォーマンスはタフで男っぽい面がたくさんあります。新しいアルバムに期待してください」とアピールした。

　日本の所属レコード会社キングレコードによると、デビュー作がアルバムになるかは未定だが、これまで韓国で発表した作品の日本語バージョンをリストアップしているという。さらに、年内に全国でアリーナツアーが計画されている。