草民　スペイン“留学”第１号へ

　ＦＣ東京のＭＦ田辺草民（２３）が今夏、スペイン２部リーグのサバテルに期限付き移籍することが有力となった。関係者によると、両クラブ間で人的交流を含めた提携交渉中で、田辺が“留学”第１期生の最有力候補に挙がっている。リーグ中断期間中に渡欧し、正式契約となる見込み。ＦＣ東京は才能豊かな若手選手を伸ばす海外修行の場と欧州ネットワーク拡大を模索し、日本人がオーナーを務めるサバテルとの提携を進めている。サバテルは３部だった２０１０−１１年シーズンに在籍した指宿洋史が大活躍して２部昇格を決めた経緯もあり“日本人株”が急上昇中。クラブ幹部も来日し、直接プレーを見て田辺に白羽の矢が立った。