随分前に京都国立博物館で開催中だった
特別展覧会『狩野山楽・山雪』へ。
展覧会のまとめを自分なりにする前に
バタバタとしていて放置。。。
前記事は、こちら☆(と言っても、その日のお食事記事だけど)。
狩野派の画と言うと、徳川の時代の「江戸狩野」をやはり思い出すだろう。
しかし、本展はここ京都にとどまって「京狩野」を継承した狩野の画。
豊臣か徳川か。
どちらにつくかによって、絵師であっても波乱の人生を歩み、
投獄もされたこともある中で、画を継承発展させた。
見事な作品群は今もなお私たちを魅了する。
中国でも王朝交代時には多くの文人たち(中国では多くは政治官僚でもある)が
時代に翻弄されながらも、その時々の心境を芸術に昇華させた。
生きることと芸術創作の密な関係は圧倒的な美しさをもって私たちの前に現れる。
その京狩野の画は、あまりにも気高く、荘厳で、どこまでも美しかった。
(実は江戸狩野の画があまり好きではなかったので期待はしていなかった)
一緒に行った人とも、久々に震えるような美しさに出会ったと語り合って。
京都国立博物館は大学院時代にも講義に必要でよく訪れた。
来るたびに季節の植物があり、そして時間をたっぷり費やした証拠のように
夕陽が傾いているこの景色に出会う。この瞬間もたまらなく好き。
美しき時間がここにも。
↑おまけ。かわいくてたまらない。こんな画も描けることに思わず笑みがこぼれる。
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