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【スポーツ】

20年五輪競技最後1枠は… レスリング1番人気

 【ロンドン=小杉敏之】「残り1競技」となっている2020年夏季五輪実施競技の選定をめぐり、五輪除外の危機にあるレスリングが、英国政府公認の賭け業者「ブックメーカー」による当確予想の配当倍率で、1番人気となっている。

 1934年創業の老舗で英ブックメーカー最大手「ウィリアムヒル」によると、22日の時点でレスリングは1・72倍。2番人気は2・75倍のスカッシュで、レースは「2競技の争い」としている。

 20年五輪では28競技が実施される。国際オリンピック委員会(IOC)は、9月の総会で最後の1競技を最終決定する。候補は8競技。今月29日からロシア・サンクトペテルブルクで開く理事会で絞り込みを行う。

 2月の理事会で「除外候補」とされたレスリングだが、世界各地で残留キャンペーンを展開。

 政治的に対立するイラン、米国、ロシアが異例のタッグを組んで「共闘」を訴えるなど、シビアなブックメーカーも伝統競技の巻き返しを評価する。

 3番手は13倍の空手。その他の5競技は武術、スポーツクライミング、野球・ソフトボール、ウエークボード、ローラースポーツの順で続いている。

 

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