CAPTCHAというビジネスモデル
サービス開発という仕事をしていることもあってネット上のいろんなサービスが気になります。
最近、すごいなあと感じたのはgoogle等のCAPTCHA。インターネットを使っているとよく見かけるこのようなものです。
2つのキーワードを入れてBOT(機械)ではなく人間が作業をしていることを確認させるものです。
このサービスの表向きはメールアカウントなどを機械的に大量に作られないようにする「BOT対策サービス」なわけですが、入力させるキーワードが2つあることにビジネス上の意味があります。
2つのうち1つはすでに分かっているキーワード、もう1つは出題している方も答えが分かっていないキーワードなのです。なぜならばこれは図書をキャプチャした画像のうち、判別できなかった文字。これを人間にチェックしてもらう「人力OCR」をインターネット上のあらゆる人にやってもらっているビジネスなんですね。
いわばみんなに気づかれないようにgoogleはタダで仕事をさせているわけです(笑)
GoogleBookやNewYorkTimesの電子版はこのように作られているようです。(What is reCAPTHCHAより)。
そのため、たまにウムラウトのついたドイツ語やアラビア語のようなものまで出てくるわけです。また、2つめのキーワードの正解はないので1つめを正解できれば2つめは適当に入力してもOKです。
それにしてもWhat is reCAPTHCHAには「貢献してくれ」みたいに書いてありますがworld community gridのように難病の分析や科学の発展につかわれるのならともかく、googleのビジネスのために、というのがちょっと・・・。
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