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石垣市教育長の嘘

石垣市教育長の嘘
 
沖縄県内の地方紙「琉球新報」(2011年12月22日)は次のように伝えている。
 
 教科用図書八重山採択地区協議会の会長を務めた石垣市教育長は教科書を選定した8月23日の協議の際、「できるだけ教科書の名前を言わないでほしい」などと発言し、教科書名を特定しないように議事を進行していた。同教育長は12月21日、石垣市議会12月定例会一般質問で、協議会が教科書を選定した際に教科書名を伏せて協議した理由を問われ「全国の協議をインターネットで調べたら教科書の名前を出さない協議だった。文科省の指導もある」と答弁した。文部科学省教科書課は琉球新報の取材に対し「教科書名を挙げてはいけないというような指導はない」と反論し、指導の存在を否定した。同教育長は「教科書は全て文科省の検定を通っているので、教科書の名前を特定できるのはあまりしないでほしいというのがある」と説明。同教育長は、文科省の指導を示す文書の提出を求められたが「文科省の通知ではなく、教科書の採択についての文書の中にある。今は手元にない」と回答した。市議会後、同教育長は取材に対し「(文科省の指導を示す)文書はある。今から探す」と話した。(以上、琉球新報の記事より)
 
石垣市教育長の説明を検証してみる。同教育長は石垣市議会で、「全国の協議をインターネットで調べたら教科書の名前を出さない協議だった。文科省の指導もある」と答弁した。この答弁の内容について、新聞記者から、文科省は「貴方の発言を否定している」と指摘されると、教育長は「文科省の通知ではなく、教科書の採択についての文書の中にある。今は手元にない」と曖昧な表現によって言い逃れをしようとした。記者から、「『文書』とは如何なる文書か示して欲しい」と詰め寄られると、「文書はある。今から探す」と逃げた。結局、その後も同教育長は「文書」を示すことはなかった。
 
常識的に考えるならば、文科省が、教科書を選定の際に、「教科書名を上げずに協議せよ」と指導するはずはない。ところで、私自身がインターネットで調べても、全国の何処にも「教科書の名前を出さない協議」は存在しなかった。この教育長は、「全国の協議のスタイルは教科書の名前を出さない協議のスタイルだ」「名前を出さないで協議するように文科省も指導している」と嘘の答弁をし、記者に嘘を追求され、「(文科省の)通知ではない」「何か文書に書かれている」「その文書は手元にない」「探してみる」とその場を逃れた。教育長は、その後、「探してみた結果」を聞かれても答えず、むやにしてしまったようだ。八重山教科書問題がこじれた背景に、教育長のそのような人間性がある。
 
 

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