HOSSY

HOSSY's ビューティー・ワードローブ!

第23回 PAN AM

2012/08/31

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皆様ご機嫌いかがですか?HOSSYです。
8月ももう終わろうというのに暑さ全く成り潜ませる気配もございませんね。お外に出る度に「勘弁してよ~。」とお天道様に懇願してしまいます。
そんな残暑厳しい折の10日前に女装地方巡業の為、日本列島南下し佐賀県に行って参りました。

佐賀には現在ブルボンヌさんのソウルメイト、“サセコさん”が東京から島流しになられ在住なさってらっしゃるのですが、ワタクシがお呼ばれされたそのイベントに遊びにいらっしゃってくださいました。


間違えました。(サエコ)


こちらの方ね。(サセコ)

そのイベントは特にゲイナイトというわけではなく、Tシャツ、ポシャツ、サンダル、クロックス等での入場は不可。
特に男性は衿付きシャツの着用という(ドレスコード)があったのですが、その旨をお伝えした所、


「じゃあ、女装でお伺いしますね!」



って、何故そうなる!

まあ、冗談だろうとタカをくくっていたんですがホントウに女装でいらっしゃいました。ベージュの膝下シフォンワンピースで。

しかも同様に以前は東京にいらして現在、博多在住の“ナナ・ビクトリアさん”と“リリー・チャンさん”もわざわざ遊びにいらしてくれたのですが、お二人とも、

「正装めんどくさいから、女装していきますね!」

って・・・オマイラ・・・・・。

結局、佐賀という辺境の土地のノンケイベントで女装姿で皆様と久方ぶりの再会という結果となりました。


そんな“サセコさん”の大ファンというGV界のエロアイドル“真崎 航”君。
「佐賀でサセちゃんに会って来たよー。」とお伝えした所「ずーるーい。抜け駆けです。」というイミフないいがかりまで言われるほどです。

そんな“航”君ですが知ってる人は知っている、鉄道オタクのテッチャン、飛行機オタクのヒコチャン(NOT ごはん。)として有名ですが、最近特にご執心なのがこちら、航空会社PAN AM。ご自身でもパンナムおじさんと名乗ってるくらいです。


(画像は現在は存在しない会社ですが最近アメリカでクリスチーナ・リッチ主演でドラマ化されたもの。)

そこで依頼を受けて作ったのがコチラ。

コレに関しては最初に本人からデザイン画も頂きソレを元に多少のアレンジを加えました。

見ての通り、デザインは大部分ステュワーデスの制服をアレンジしたものです。ワタシ自身はPAM AMに1ミリの興味もなかったのですが、制作前に色々調べたらコチラの制服が、よくよく見ると凄くディティールとか凝っていてデザインが凄く可愛いんです!!

ワッペンや社章、ピンバッチやボタン等などは本人が用意してくれたものです。素材はコットンツイルですが、肝であるこのPAN AMカラーを見つけるのに結構苦労しました。

帽子は同デザインだと女性的すぎるので、アーミー帽にアレンジし、ポイントとなるメダルのついた部分は元のデザインに忠実に作っています。実はこのメダルが銀色しか見つからなかったので金色にペイントし直しました。
帽子のサイドに入ってるオリジナルデザインのロゴはアイロンで転写できるシートを切り抜きプリントしました。


衣装トップスは胸が見えるショート丈の半袖にデザインしてますが衿の形はオリジナルのデザインと同じにしてます。本来はシャツとジャケットの組み合わせでこうなってるのですが、ダブル襟の一着とし、その白のカラー部分はは汚れ易いので取り外し可能になっています。また裾のラインは飛行機の流線型をイメージして曲線にデザインしました。
バックのスチュワートレタリングのプリントも帽子と同様の方法でプリントしています。

パンツは極端すぎないローライズの、裾が折り返しのデザインにし、ポケットのフラップ(蓋)がオリジナルでは三角形の特徴的な独特のデザインなので、そこを同じ様にしてます。ベルトは本人の用意したものですがシートベルトを模したデザインでコレを使いたいという事で

白の付けカフスはダブルカフスとし、カフスは本来ピンバッチだったものを加工してカフスとしてます。方法はピンバッチが刺して裏から留める仕様のものだったので、その裏側にある画鋲の様になっている部分を折らない様にペンチで丸く輪っかになる様にし、それをチェーンで繋げて作りました。

出来上がってから、こちらの衣装をお渡しにお家に伺い、試着して頂いた時、鏡を眺めしばし、にんまりした後、そのにんまり顔をワタシに向けて「このまま、今、お出かけしていい?」と言い放ちました。 って、ワタシに聞かれても。

まあ、それ位喜んで頂けたのは大変嬉しいのですが、真っ昼間に乳首まる出しのその格好での外出はやっぱり止めさせて頂きました。

こちらの衣装もこの夏、色んなイベントで着て頂けたようなので御覧頂いた方もいらっしゃるのでは?


と、いう訳で、また。


ちゃお。


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HOSSY

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国内 DRAG QUEEN ヒヘラルキー、TOPの座に君臨する【 QUEEN of QUEEN 】舞台上では、ウルトラスーパーガウジャスビューティー。舞台下では、破壊系泥酔ヨゴレとして、数々の伝説を残しながら現在に至る。およそ1/5世紀というキャリアの中で、アンダーグラウンドシーンは言うに及ばず、メジャーシーンにおいても、八面六臂、縦横無尽、神出鬼没に活躍。
衣装デザイン・製作も全て自身の手によるもので、そのクオリティに各方面からのオーダーは絶えない。

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