女性芸能人が広告塔…ペニオク詐欺、元社長有罪 インターネットの「ペニーオークション」を悪用して、入札手数料をだまし取ったなどとして詐欺、不正指令電磁的記録保管・同供用罪に問われた大阪市福島区、元ネット関連会社社長・鈴木隆介被告(30)の判決が24日、京都地裁であった。
宮端謙一裁判官は懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役3年)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、鈴木被告は同僚らと共謀して2012年1〜7月、運営するペニーオークションサイト「ワールドオークション」で、実際には商品を落札できない仕組みだったのに、家電製品などを安く落札できるように装い、4人から入札手数料計約3万4000円をだまし取るなどした。
この事件では、10人以上の女性タレントが、自分のブログにウソの落札経験を書き込んで「広告塔」になったことが問題になった。
判決で、宮端裁判官は「芸能人に宣伝させて信用を高めるなど、巧妙な手口で卑劣な犯行。刑事責任は重いが、反省している」と述べた。
(2013年5月24日14時20分 読売新聞)
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