日本ハム・大谷を意識しないと語った藤浪=甲子園で(山口登撮影)
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阪神の藤浪晋太郎投手(19)が24日、プロの舞台で初対決する日本ハム・大谷翔平投手(18)に対し徹底無視を決め込んだ。
「大谷は特に気にしていないです。中軸というワケでもないんで。それより3番、4番をしっかり抑えることです。以上です」。先発する26日の日本ハム戦(甲子園)は、大谷が野手で出場が濃厚。対戦を2日後に控えて投手陣の練習を終えた藤浪は大谷に関する質問が飛ぶと、来たかと言わんばかりに、苦笑いしつつ口を開いた。
高校の先輩・中田については「4番バッターなので、しっかり抑えたい」と力を込めたのとは対照的。“大谷よりも中田先輩”というスタンスは、あえて自分に言い聞かせているのか、大谷への藤浪流のメッセージなのか。
普段から大谷のプレーはスポーツニュースなどで見ていて、ヒットを放った時は祝福のメールを送ったこともある。もちろん前夜23日のプロ初先発もチェック済み。「見ましたよ。スゴイとしか言いようがないですよね」と率直な感想を口にした。
昨春のセンバツで初戦で激突。大阪桐蔭が花巻東を破ったが、藤浪は大谷に本塁打を浴びている。舞台も、あの時と同じ甲子園での再戦。もちろん大谷のバットも封じ、プロ4勝目をいただくつもりだ。
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