福岡県糸島市の海岸に妻の遺体を遺棄したとして、福岡県警は、福岡市中央区谷1丁目、自動車運転代行業内野忠(51)と、糸島市篠原東1丁目、同従業員西村伸二(49)両容疑者を死体遺棄容疑で逮捕し、21日に発表した。内野容疑者は容疑を認め、西村容疑者は否認しているという。
発表によると、2人は昨年11月27日ごろ、糸島市志摩桜井の大口海岸に穴を掘り、糸島市富で内野容疑者と運転代行業を共同経営していた妻美樹さん(当時50)の遺体を埋め、遺棄した疑いがある。
内野容疑者は昨年11月30日、「妻が所在不明になっている」と糸島署に届け出た。その後、事情を聴いていたところ、内野容疑者が今月19日に「妻を海岸に埋めた」と供述。20日午後、海岸に約1メートルの深さに掘られた穴から美樹さんが仰向けの状態で見つかったという。目立った外傷はなく、県警は21日に司法解剖し、死因を調べる。西村容疑者は内野容疑者の幼なじみ。
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朝日新聞社会部