2013-05-24

『あまちゃん』のアキちゃんの恋が実らないことに、こころを痛めておりますです。まだ、本人は失恋に気づいていないようなので、ますますいじらしいやら切ないやらです。

申しわけないけれど、ヒロシの思いが通じないことには、まったく同情も共感もしていません。男のこはふられてふられて育っていくのです。

いわゆる「朝ドラ」を、スタートから一回も欠かさず観ているのは、はじめてです。この番組を観ている理由というのも、もちろん、探せばたくさんありますが、そのうちのひとつは、偽気仙沼人としての気持ちです。

東北で震災や津波があったという記憶を、しだいに薄くしてしまっているのが世の現実かもしれませんが、毎日、東北の海と東北弁がテレビから流れてくるのは、ほんとうにうれしいです。あの弾けるように明るいドラマが、いろんな喜怒哀楽のうねりを見せながら、やがて2011年の3月に向って進んでいるという設定は、「わすれるもんか」という仲間のことばに聞こえます。いや、あくまでも、ぼくも偽の東北の人なんですけどね。とても、うれしいんですよ。

ま、そういうことは、奥に隠された意思だとは思うのですが、東北の人たちにとっても、とても応援されているような気になってるらしいです。

『あまちゃん』、知ってる人も関係してるし、なにかと縁を感じているドラマですが、ひとりの視聴者として、アキの恋の行方だとかも含め、はらはらわくわく、笑いながら観ていますよ、っと。

「これからの東北」を、じたばたしながら考えていく。それを試行錯誤していくということが、こんなドラマのかたちでも、できているんですよねー。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。噂では、今日、気仙沼「磯屋水産」から初鰹が届くとか?

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