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新猿岩石日記, 2011/9/20
栗城さんのキャラクターを見て、なんか既視感があるなあと思って。
ああ、猿岩石のユーラシア大陸横断ヒッチハイクだ。
安全や色々なサポートのもとにやっているチープな感動。
危険なところの移動では飛行機に乗っている。
当たり前ですよね。テレビで死亡者を出す訳にはいかない。
土屋敏男プロデューサーは「今ならネットでバレていただろう」と言っていた。
彼の登山そのものについてネットでツッコミが入るということは「バレている」ということ。
メディアにのせる対象としてルックスもいいし、絵になる。
登山をしている姿も映像ソフトとして商品なのだろう。同行カメラマンは死亡してしまいましたが・・・
ニート、ひきこもり層から出た「夢」「挑戦」「冒険」などをキーワードに創り上げられた新しいタレント。
で、ウィキペディアで調べたら、まんま土屋敏男の名前が出ていて笑った。同じノウハウを使ってるんだろうなあ。
もちろんかつて猿岩石を見て感動していた層もいるわけで、彼はそういう人達向けのコンテンツだと思ったほうがいい。
ネット、映像を導入した新マルチメディア電波少年芸人。
わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?この人も同じにおいがする。
「夢」「挑戦」「冒険」
いろいろな「オトナ」たちが絡んでるんだろーな、と。
(追記)
ネットで見つけた文章で、まるで誰かのことを正確に表現しているかのように感じたので以下追記します。
http://ameblo.jp/oharan/entry-10974561663.html より
私にとって身近な話で言うと、冒険家・植村直己(故人) さんの奥さんの実家がお隣さんで、代々の商店街仲間として付き合いがあったのだが、その植村さんを追い込んだのは電通だと言われている。 「金は我々が作りますからやりましょうやりましょう!」 と、より難しい冒険をしろと持ちかけ、最終的に真冬のマッキンリーなんて無謀な挑戦で行方不明になってしまったのだ。(遺体は未だに発見されていない)
電通は金になると踏んだら人を持ち上げるだけ持ち上げて、その気にさせて、逃げ場をなくす。どれだけ人が死のうと構わない。死んだら死んだで話題になるからなおよしと考える。それが 「電通方式」 である。現に植村さんの時も、電通は早々と西田敏行主演で映画を作ってくださった。きっと電通が 「世界のウエムラ」 に投資しただけの金は取り返せただろう。おめでとう。よかったね。
電通とはこうした 「筋金入り」 であるから、捏造だろうと国民が他国に洗脳され兼ねない危険があろうと、金になりさえすれば何でもいいのだ。そういえば植村さんの北極行きの時も、電通が飛行機やヘリで色々な物資を補給してたけど、それって冒険としてはルール違反じゃなかろうか?
でも電通主導ならしょうがない。
繰り返しになるが、捏造だろうとインチキだろうと、話題と金になりゃいいってのが電通方式だからである。
うーん・・・実力以上に持ち上げられて、能力に見合わない挑戦をさせられ、民衆の娯楽の生贄にならないことを祈ります。