全柔連理事が謝罪 処分検討へ5月24日 19時35分
    柔道の女子選手にわいせつな行為をしたとされる全日本柔道連盟の理事が24日、柔道連盟が設けた特別調査チームに対し、「お騒がせして申し訳ありません」と謝罪しました。
柔道連盟では聞き取り調査を経て、来週中に、この理事の処分案を検討する方針です。
わいせつな行為をしたとされるのは柔道連盟の福田二朗理事です。
女子選手の弁護士によりますとこの選手は、おととし12月、福田理事から駅のエレベーターの中で抱きつかれるなどのわいせつな行為を受けたということです。
柔道連盟は、特別調査チームを立ち上げ、24日午後、初会合を開きました。
この中で、福田理事が特別調査チームの電話での連絡に対して、「お騒がせして申し訳ありません」と謝罪したことや特別調査チームの聞き取り調査に応じることなどが報告されました。
特別調査チームでは、来週早々に、福田理事から直接、聞き取り調査を行うことを決めました。
柔道連盟では、福田理事と選手の双方から聞き取り調査をしたうえで、来週中に、福田理事の処分案を検討し、来月11日の理事会で、最終的に決定するということです。
特別調査チームのメンバーで、柔道連盟の「暴力・根絶プロジェクト」に設けられたセクハラ問題などについて話し合う分科会のリーダーを務める北田典子さんは、「今後、専門家を交えて聞き取り調査を行いたい」と話しています。
理事「辞任したい」
全日本柔道連盟の福田二朗理事は、NHKの取材に対して、「これだけの騒ぎを起こしたのだから、辞任したいと考えている。ただ、来週、柔道連盟の聞き取り調査があるので、いつ、辞表を出すかなど、具体的な日にちは、現時点では決まっていない」と話していました。
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