|
汚染土壌減容化へ 横浜の企業が福島で試験開始

|
福島市で現地試験を開始したRDT除染技術研究所の除染減容システム
|
RDT除染技術研究所(横浜市、堀敦博社長)は23日、4月に完成した、除染で生じた土壌などの量を減らす「除染減容システム」の現地試験を福島市の民家で開始した。26日まで実施する。
除染減容システムは、除染で出た汚染土壌などに薬剤を加えたり、加熱・加圧処理を行うことで土壌から放射性物質を分離。汚染物の全体量を減らし、放射性物質を取り除いた土壌は現地に戻す。20分の1まで量を減らすことを目的に、実験を進める。処理できる量は1時間に30キロぐらいという。
装置は車載型で、大きさは幅4メートル、奥行き2メートル、高さ2.5メートルほど。重さは2トン程度。制作費は4、5000万円という。
堀社長は「実験を進め、将来は自治体への販売などを目指したい」としている。
(2013年5月24日 福島民友トピックス)
|
|
|