HDリマスターで蘇った画質が素晴らしい。

これまで何度もLDやUSのTHX版LD、通常版DVD、2枚組のアルティメット版DVDで
観てきて、そのたびに画質・音質の向上を実感してきたが、
ＢＤではクオリティの頂点に達したと言ってもいい。

ニューマスターであるはずのアルティメット版DVDでは
もっと濁った感じの色合いで、テイラーが派兵されてくる
冒頭場面ではほとんど色がなく、映像はノイズと傷が目立つ。
正直、ホメられたクオリティではなかった。

だがＢＤは、フィルムの傷は丁寧に取り除かれ、
発色、色彩がまるで違っている。
ジャングルの緑やベースキャンプの土色など、
その色の情報量の多さに改めて驚かされた。

一部のシーンではザラついた画質になるがただのノイズにしか
感じなかったDVDに比べ、ザラつき感はかなり軽減されている。

これまで見慣れてきた淡い色合いの汚らしいザラついた画質が
監督の意図した『プラトーン』だと思っていたのだが、
ＢＤでこれほどのクリアな画質を見せられると
嬉しくあるのと同時にちょっと複雑な気持ちにもなる。

特典は2枚組DVD「アルティメット・エディション」と
ほぼ同内容だが、２種のコメンタリーなどは省かれている。

未公開シーンは収録されているものの
監督の「音声解説付き」はなくなっている。
またサイドストーリー集（サイゴンからの脱出、ダイ大尉の役者特訓法、
ゴードン・ゲッコーの由来）も日本盤では楽しめない。

とはいえ、コメンタリー、コメンタリー付き未公開シーン集、
さらにサイドストーリー集が楽しめる「裏技」がある。
BDプレーヤーでメニュー表記を「英語」にすれば再生ができるのだ。
ただし、日本語字幕は残念ながら付いていないが････。
プレーヤー側で英語以外の言語メニューを選択すると
特典もこういった“規制仕様”になるようだ。

DVD特典にあったフォト・ギャラリー、隠しコマンド、
メイキング・ドキュメンタリー内の「プラトーンの記憶」は未収録。

ランディ･ニューマンのスコアの素晴らしさは語るまでもありません。
本作を観た人ならお分かりだと思います。

そのスコアにどっぷりと浸りたくてCDを買いましたが
残念ながら聴きたいと思ってた曲が入っていません。

●オープニングクレジット〜
　アリたちが食料をせっせと集めるシーンに流れたスコア

●アリのフリックがサーカス団一行を連れていくシーン
　アリの住処に着く前の飛んでいる場面で流れた曲です。

●フリックとサーカス団が分かれるラストシーン
　この感動の曲なのに入ってないとは！

「組曲」でそれらしい音楽は入っているのですが
劇中バージョンでちゃんと収録してほしかったです。

あと作品では使われなかった
１曲目のイメージソング（日本語）は違和感ありました。

ですので★３つ。

完全版のリリースを期待します。

キャロル・アン・ママが前作で体験した異空間での出来事が語られ、
そこでキャロル・アンの力を狙う悪霊のケイン牧師の存在が
明らかになるなど、前作と密接につながりのある脚本がうまい。

前作よりもドラマは薄まった分、クリーチャーの
物量作戦を決行（笑）。H.R.ギーガーがデザインした
物体Ｘを彷彿させるグチャグチャ系モンスターがおぞましく、
全米では公開時“ゲテモノ映画の極み”と評されてしまったが
ホラー・ファンからは好評価を受けた。

歯の矯正器が長男を蜘蛛の巣みたいにグルグル巻きにしちゃうシーンとか
パパの口から出てきたヌメヌメ悪霊くんなど、リチャード・エドランドの
ボス・フィルム社が手掛けたギミックだけでも一見の価値あり。

日本ではついに一度もDVD化されなかった不遇の作品。

これまでずっとワイドスクリーン・エディションのＬＤで観てきたが
ボケボケのアナログＳＤ映像からデジタルＨＤ映像になったものだから、
自分の視力が良くなったのかと勘違いするほどの高画質が嬉しい。

リマスターだが、１作目と遜色のないハイクオリティで、
荒涼とした岩山を映した冒頭からその高い解像力に驚かされた。

特にクリーチャーのヌメヌメ感がさらにUPしており
ホラーファンとしては“喜ばしい不快指数”がアップ。
一部では甘めの画質になり、ザラついたシーンもあるがさほど気にならない。

音も初の5.1chとなり、悪霊たちのうめき声や家のきしみ音、
ラップ音の効果は絶大。特に一家を襲うチェーンソーや、
ケイン牧師の「１人残らず死ぬのだー！」の絶叫もサラウンドしてて
見慣れている作品なのに何度かビクッとさせられた。

ポカリスエットやアクエリアスほどハッキリとした
味はなく、甘さも程よい感じです。

とはいえ、喉にしみこむ清涼感は
ポカリ以上かもしれません。

カロリー低めなのでガブ飲みOK。

定価だと１本１４９円。（アマゾン価格だと１１８円）。
若干割高な感じもするけど････。

飲みやすさ感は高いので★４つです。

VC-1収録だがニューデジタル・トランスファーによる
ＨＤ映像は82年作品にしてはかなりの高画質。
これまでLDやDVDで何度も観てきた本作だが、
ここまで映像の情報量があったとは驚かされた。

夜の暗いシーンでも潰れることなく実にクリアで
子供部屋のベッドシーツの模様や、おもちゃ一つ一つまでもが
クッキリと映し出されている。
ほどよい粒子感はあるものの、色の純度も素晴らしい。

音は元からサラウンド力の高い作品だったが、ドルビーTrue-HDの音は
サラウンドの分離感がより向上し、高音の伸びも抜群。
ただ、もう少し音量レベルと音に厚みがあれば文句なしだったのだが。

特典のドキュメンタリー２編
『科学とポルターガイスト』と『死者との対話』は
実際のポルターガイスト現象について
心霊・超常現象研究家や女性霊媒師らが語る。
もちろんスピルバーグやフーパーは出てこない（当然か）。

それよりもスタッフ、キャストを揃えて撮影時のエピソードを語る
回想メイキングとかを入れてほしかった。
やっぱりスピとフーパーの確執の真相は誰もが知りたいところ。

US盤のスペシャル・エディションＬＤには確か撮影時のメイキングが
20分ほど入ってたがそれも収録してほしかったし、未公開シーンや
劇場予告編も入ってないのも物足りない。

正直、１００％オレンジジュースはあまり好きではなかったのですが
本商品は飲みやすさもあり、非常に美味しかったです。

酸っぱさも甘さも適度な感じで
飲んだ後の充足感は高いです。
ホテルに出てくるような高級感のある味わいでした。

以下、試してみました。
・カクテルで割っても美味しかったです。
・バニラアイスクリームにかけたら
　ほどよい甘さになってこれまた美味しかったです。
・プレーンヨーグルトにかけたら････イマイチでした（笑）。

ただ果汁が沈殿しやすいので
ジュースが残り少なくなってくると、
けっこうドロドロとしちゃいます。

ちゃんと振ってからコップに入れましょう。

２作目以降はＢＤ１枚に２作品ずつ収録して
スリム化を図ち、大容量のＢＤを活かしたナイスな仕様です。

なにより１作品あたりアマゾン価格で
１０３５円で楽しめるのが嬉しいですね。
DVD-BOXよりも安いんですから。

シリーズによっては出来不出来の差がありますが
「１３金」と同じでシリーズを揃えてのフレディでしょう。
欲を言えば「フレディＶＳジェイソン」も入れてほしかったです。

唯一の不満は、パート６のラスト１５分は３Ｄ映像になってて
ＤＶＤ版も３Ｄで収録されてましたが、
ＢＤは２Ｄ映像のみのようです。そこが残念。

●●11月2日レビュー追加

全作視聴しました。

画質は

１････８．０点
２････７．０点
３････８．５点

という感じです。なぜか
『ロストワールド』だけ画質が後退しています。

以下は１作目の詳細レビューです。

元々、素材が良質なので本作のクオリティはＬＤ版から高いです。
ＢＤはデジタル・リマスターですが、『スター・ウォーズ』ほどの
驚くべき向上感はなかったものの、ＨＤらしい精細さはあります。

ただ、シーンによってはグレインが強めで、
一部ではザラついた感じになり、画質のバラつきが気になります。
時折、ＣＧ恐竜との合成カットで画質が甘くなる箇所も。
湖から出てくるブラキオザウルスの場面(22:13〜)や
ラプトルが調理室に入って来るカット(1:49:18〜)が粗っぽい。

画質鮮度としては7.0〜8.5点といったところ。

正直、もう少し緻密さを期待していたのですが
それでも透明感が増したＨＤの恩恵を感じる良画質です。

対して7.1chサラウンド化されたロスレス音は圧巻。
新たに音を作り直しているようなことはしていないが、サラウンドの分離感が
素晴らしく向上しており、恐竜の咆哮の力感が凄まじいことになっています。
オンボロスピーカーを使ってるとイカれそう(笑)。

特にCH11のT-レックス襲撃シーンがポイント。
遠くから響くT-レックスの足音 〜 山羊の食いちぎられた足
〜 電流線の切れる音 〜 T-レックスの怒声に近い咆哮
〜 踏み潰される車 〜 流れ込む泥の音 〜 破壊されるトイレ
〜 落とされる車の衝撃音 〜 木から滑り落ちていく車など
緻密なサラウンド設計のＢＤの再生力に驚かされました。

DVD版の字幕はかなりでかく、読みづらい書体でしたが
BD版は縮小サイズで読みやすく改善されています。
ただ、公開時からそのひどい翻訳が指摘されていた戸田字幕の
「トテモヒドイ・ブス」「パパハ・オルス」はそのまま(笑)。

また、37分過ぎでエリーがハモンドに話す場面の字幕に誤植が！
「攻撃的な彼らが身を守るたに凶暴性を発揮したら？」の
「守るために」が「守るたに」と文字ヌケしてます。

あと、レジューム再生できないのはいただけない。
一旦、停止したら最初から再生するソフトは正直面倒です。
また、メニュー画面はDVD版のほうが遊び心があって良かった。
ユニバーサルのBDはどうも単調化されてあまり面白くないです。

Windows Vistaで使用しました。

これまではPower DVD８を使っていましたが
ブルーレイの再生能力に限界があり、
途中で何度もフリーズしたり、最新の機能を
搭載した映画のブルーレイでは再生ができないことが
何本かあり、かなりストレスがありました。

ですが、今回の１１はスムーズに再生し、
パフォーマンス、機能性も圧倒的に向上しています。

DVDなどのSD映像をHDにアップコンバートして
再生する機能は８にもありましたが
精細感もより増していると思います。

ただＢＤのスナップショット機能は
相変わらずできなくて、画像を取り込んで編集したい
小生としては不満の残る仕様でした。

※製品の大きな特徴であるスマートフォンのリモコン使用、
ブルーレイ３Ｄ再生は当方のＰＣでは
ディスプレイが対応していないので未確認です。

価格が1万円超えなのは
ちょっと割高感があるので☆３つです。

本作は
●劇場公開版(90分)
●残酷シーンや性描写をカットして新撮映像を追加した米国TV放映版(96分)
●その両バージョンをミックスして再編集したエクステンデッド版(101分)
がありますが、今回のＢＤに収録されるのは劇場公開版。

ま、劇場版がディレクターズ・カットなので
当然の収録と言えるでしょう。

本当なら３バージョンを同時収録してくれたら嬉しいんだけど、
ＵＳ盤ＢＤも劇場公開版なので仕方ないでしょうね。

特典は
・メイキングドキュメンタリー
　A Cut Above The Rest(87分)
　On Location 25 Years Late(10分)
・オリジナル予告編
・TVスポット(2種)
・ラジオスポット(2種)
・スチール集
・ジョン・カーペンター監督による音声解説
・鷲巣義明・山崎圭司による音声解説

と、てんこもりなので特典重視派としては
うれしい仕様になっています。