今となってはいびつな日本軍描写など、
ヘンな場面がいくつか散見されますが、
スピルバーグのドラマ演出はやはり素晴らしく、
特にアレン・ダビューの流麗なカメラワークに
酔いしれる名作だと思います。

本作より２年前に製作された『カラー・パープル』のBDは
正直ガッカリなクオリティだったので、
本作も恐らくDVDに使われた同マスターを
そのまま収録したものだろう
･････････と、先入観のままBDを買いました。
アマゾンのレビューもなんかあまりよくないし････。

ところがどっこい!!!!　
DVD版と全く違うハイ・クオリティになってるじゃないですか！

「はっ？　すっげーキレイなんだけど････」

鮮度、解像感からして雲泥の差ですよ、コレ。
私はDVDで何十回と本作を観ているのですぐに気づきました。

すぐにDVDのジャケット裏を見てみると
「オール・ニューデジタルトランスファーリマスター」との文字が！
そうです、DVDとは明らかに別マスターが使用されています。

この情報はアマゾン、メーカーのサイトにも
載ってなかったので嬉しいサプライズでした。

ジェイミー家が暮らす豪邸のレンガや庭の芝生の解像感は一目瞭然！
日本軍侵攻で逃げ惑う群衆や、ジェイミーが収容所に連れてこられ、
石を運ぶカットをクレーンカメラで追う人々の場面の鮮明度も文句なし。
飛行場で日本兵とジェイミーが敬礼する場面の映像美もBD最高です！

収容所の鉄の柵や地面に生える草木をよく見て下さいよ、すっごい精細ですから。

製作年代的（87年）にも若干甘めになる箇所もありますが、
それでも総体的には十分に及第点なクリア系画質です。

画質は90点あげてもいい！

音のサラウンド感は古めかしさは否めませんが
DVDよりも音に厚みが出ているので、全然問題ないです。

これこそ旧作ブルーレイのお手本といってもいいでしょう！

コンティックという映像メディアは今回初めて知り
実際に手に取ってみましたが、画期的です。

テレビ本体のHDMIに直接つなげることで
全24話を手軽に再生できるのは有り難いですね。

ですので、
テレビにHDMI端子が付いているが必須条件となりますから
注意が必要です。

普段、ＡＶ接続とか自分でやってられる方は
接続も簡単で全然難しくありません。

韓国直輸入品をオフィスワイケーが
日本向けパッケージにして販売している商品ですが
商品内には日本語の分かりやすい解説書も付いてますので
安心していいと思います。リモコン付きです。
（カスタマーサポートセンターもあります）

ちなみに富士通のデスクトップＰＣで試してみましたが
ＰＣでは作動しませんでした。

画質は全話ＨＤ収録ということですが
USBの情報量に若干の不安を抱きつつも
DVDよりも安定したクオリティを保持していると思います。
BDとの比較はしていないので優劣は分かりません。
もちろんノーカット版日本語字幕付きです。
これで日本語吹き替えも入っていれば完璧でしたが････。

価格は3万5000円と高めかと思いますが
別メーカー発売のブルーレイBOXですと２BOXで
5万7960円ですので、同じＨＤソフトでもかなり経済的かと。
2BOX12枚組のスペースも取らないし、かなりコンパクトです。

なによりDVD、BD版未収録の特典も充実してます。
メイキングやNG集、フォト・ギャラリーなどの映像や
シルク福袋、携帯ストラップ、王妃レプリカ指輪といった
封入物もコンティック版のみの特典なのでファンには魅力だと思います。

初期監督作やワーナー、ＭＧＭ作品などは当然入ってないので
コンプリートじゃないですが、ヒッチコックの傑作・名作は
ユニバーサル作品が大半を占めているからコレクション性は高いです。

なんといっても『サイコ』以外の13作品はすべて初ブルーレイ化
ですから、007BOXとは違ってダブリ率も低い。

ＵＳ盤にはなぜかワーナー作品『北北西に進路を取れ』も入っているけど
日本ではやっぱり他社作品は入れられないので省かれてます。

14枚のＢＤとさまざまな封入物は
豪華装丁のアルバム型ケースに収められており、
そのケースをアクリル製ボックスに収納したなかなかのゴージャス感。

ただ、アクリル製ケースは指紋が付きやすいのが難点ですね。
中身のケースを取り出したら鳥のイラストが出てきて
なかなか秀逸なデザインです。

ただ、ディスクを裸のまんま紙ケースに押し込むような形なので
傷ついちゃう可能性大です。
しかもディスクは取り出しずらいし、入れずらいときたもんだ。

007BOXのように通常の収納ケースが付いていないので
TDK Blu-ray用 省スペース収納ケース 15枚収納ブックタイプ クリアブルー CASE-BDB15BL1A
を見つけて買いましたよ。

で、大切なディスクの移送完了させました。

14枚のBDもさることながら
封入物もなかなかの充実っぷりです。

ブックレット(36P)、劇場公開時のポスターを復刻したアートカード(14種)、
『鳥』のストーリーボード画(4点)、撮影セット図面&ストーリー・ボード画(3点)、
衣装&メーキャップスケッチ(8点)、“ヒッチコックの書簡"複製版(3通／封筒入り)も
アルバムケース内に一緒に同梱されてました。

“ヒッチコックの書簡”やアートカード裏面の解説、
ディスク収納アルバム内の各作品の解説は原文の英語表記だけど、
ブックレットに全部翻訳が掲載されてます。

ユニバーサル100周年記念商品の一環でリリースされた今回のBOX。
全作品丁寧なリストアが施されており、本編クオリティも高いです。

特に『鳥』は絶品画質です！
DVD版はザラザラでフィルムの傷だらけのウ○コ画質だったけど、
BD版はノイズもスッキリと取り払われており、ティッピー・ヘドレンの
ブロンド・ヘアーが見違えるように美しくなっています！

ＨＤによる解像度＆鮮度向上もしっかりと実感できるレベルだし、
鳥の合成感がより出ちゃってるのはもうご愛嬌ですよ。

一方、『サイコ』は単品でリリースされているものとマスターは同じ。
（ユニバーサル100周年ロゴじゃなかったので既発盤と同じ）

モノクロ映画のほうがＢＤの高画質感をより実感しやすく、
DVD→BDのクオリティの向上感が最も味わえるのは
実はこの『サイコ』だったりするんです。

他作と同じように徹底したリストアが施された
秘蔵のＤ１アーカイヴ・マスターが使われており、
DVD版はオープニング･タイトルから傷＆ノイズだらけでゲンナリしたけど
BD版は雲泥の差でその“実力”を見せつけてくれます！
BDで5.1chサラウンド化されているので音楽効果もなかなかのもの。

やっぱり昔の名作が最高品質の画質で
堪能できるのは有り難いです。

全作品の特典はDVD版のものが移植されており、初収録特典も多数。
『裏窓』『サイコ』『鳥』『めまい』はBD版のほうが特典豊富になってます。
特にフランソワ・トリュフォーによるヒッチコック・インタビューは貴重デス。

すでにもう廃盤になってるようですが
プレミア必至なのは間違いないでしょう。

もしダース・ベイダーが幼いルーク・スカイウォーカーを
育ててたらどんなパパになってたんでしょう？･････という
銀河最強(？)の父子のユル〜〜〜い日常生活を描いた絵本。

コレ、面白い！ やんわり笑えます！
ＳＷファンなら爆笑必至のエピソードが満載。

我が息子をダークサイドに誘おうとするベイダー卿。
しかし、わんぱく盛りのルークに振り回されっぱなしで
全然それどころじゃないようで･････。

意外と良きパパの一面を見せるベイダーと
わがまま４歳児のルークが
めちゃ愛らしくなってきます。

これ、ぜひシリーズ化してほしいな。

これでもしっかりとルーカスフィルム公認なのがオドロキ。
（基本、『ＳＷ』関連書籍はルーカスフィルム公認でないと出せませんが･･･）

ぜひお子様に読み聞かせてあげてください。

届いて気になったのが、商品に貼られたシール。
「2013年2月6日までの期間限定出荷」と書いてある。
あれ!?　5000セット限定じゃなかったのか？
アマゾンにもワーナーのサイトにも5000セット限定って
書いてあるんだが････。騙されたーっ。

不当な値下がりに怒ってるユーザーも多いですね。
色んな意味で魅力薄な商品になってしまいました。

そりゃ怒鳴りたくもなるわな。
買ったばかりの商品がこんな値崩れしちゃ。

「5000セット限定！」でファン心理を煽り、
アマゾンは予約打ち止めにしてさらに煽り、
定価で予約再開してさらに注文を集める。
で、発送後、値下げして買えなかった人を飛びつかせる。

これはワーナーとアマゾンが裏で手を組んだ策略じゃね？
と、勘繰ってしまいますヨ･････。
だって5000セット限定もウソっぱちだし。

ディスクは３枚に減ったので１枚収納ケースに収められており、
UCEのようなデジパック仕様にはなっていない。

パッケージ写真に使われている「ユニコーンの折り鶴」は
見たことないし、なかなかいいんじゃないかしら？

ピクチャーディスクは３枚とも一新されてるけど
ありがちなデザインなので、これはUCEのほうが軍配が上がりますっ。

スピナー・フィギュアの出来は食玩よりかはいい感じじゃない？
というレベルなので、過度な期待は禁物です（笑）。

ブックレットは
表は貴重なメイキング写真を掲載した「FROM THE ARCHIVE」になっており
裏は絵コンテや衣装デザイン、セット写真などを掲載した
「THE ART OF」の２部構成になってます。
上下逆印刷されてて、一見不良品かと思ったけど、わざとですね、コレ。

リリース前までは
本編は４Ｋスキャニング・マスターという情報もあったけど、
結局、UCEと同じでリマスターでもなんでもない。

ただしワークプリント版はドルビーTRUE-HDから
DTS-HDマスター・オーディオにアップグレードしているけど、
じゃあ、他のバージョンももDTS-HD化しろよ！と思います。

ドルビーTRUE-HDの5.1chだと音の広がりやサラウンド感に限界があるし、
入念にリストアすればもっと素晴らしい画質になると思う。

09年発売時はなかなかのハイクオリティと思ったけど、
昨今のＢＤクオリティにすっかり慣れてしまうと
いささか物足りなく感じてしまうのもファンの悲しい性です。

あと、字幕がでかい。
ワーナーはフォックスやソニー・ピクチャーズに
比べて字幕が一回り大きいのが難点。
BDの字幕は読みやすいからもう少し小さくしてもよかろう。

ディスク内容は以下の通り。
UCEとの違いも徹底検証しましたヨ。

●ディスク１／ファイナル・カット版
ディスク１はUCEのものと全く同内容、同一仕様のもの。
リドリー・スコットによるイントロダクションとコメンタリー、
脚本家やシド・ミード、ダグラス・トランブルらによる
２コメンタリーもそのまま収録。

●ディスク２／ブランチ・ディスク
オリジナル劇場版、インターナショナル劇場版の完全版、
ディレクターズカットの最終版の３バージョンを１枚に収録したもので、
UCEのディスク３と内容、仕様が同じもの。

●ディスク３／ワークプリント＆特典映像集
UCEディスク２(DVD)のメイキング「デンジャラス・デイズ」、
UCEディスク４(DVD)の特典映像「製造」「構造」「寿命」、
UCEディスク５(BD)の「ワークプリント版本編」を１枚に収録したもの。

しかしせっかくBD収録されているのに、
既存の特典映像はすべてSDなのが残念ですよ。BD収録の意味なし！

今回、膨大なスチール・ギャラリーが
新たに収録されているのがポイント。
ストーリーボードやシド・ミードのギャラリー、撮影小道具、
衣装デザインなど全部で８メニューあります。

ただ、メニューが全部、英語表記のままなのは少々不親切ですね。
それとスキップ・ボタンを押さないと次に進まないのが面倒で、
ここは“自動再生”できる仕様もほしかったところ。

ちなみに収録されたスチールの枚数は1075枚!!!!
まともに全部見てたら何時間かかるんだろ･････。

しかしディスク３は膨大な情報が詰め込まれているせいか
読み込みが異常に遅い。ひどい時は２分ぐらい待たされる。
（僕のBDレコーダーとの相性が悪いのかな？）
一瞬、不良ディスクかと思ったぐらいです！

で、アルティメット・コレクターズ・エディションと
30周年記念版の違いをまとめると･･･

・５枚組（BD3枚・DVD2枚） → ３枚組（BD3枚）
・スピナー・フィギュア、ブックレット、オリジナル・レンティキュラー、シド・ミード カードを新たに同梱
・特典映像に「スチール・ギャラリー」を追加
・「ファイナルカット版」の音声がドルビーTRUE-HDからDTS-HDマスター・オーディオに
・ピクチャーディスクのデザインを一新
・ディスク構成が変わったため、UCEに付いた解説書は付いていない

本編の仕様もUCEと基本同じだし、特典に興味ないという人は
UCEを持ってれば、正直、買い直す必要はあまりないかと････。
今回の30周年記念BOXは『ブレラン』全部揃えないと気が済まない！
というディープなファン向け商品です。

結論！　急いで買う必要は全くありません。
なんなら今回は見送ってもいいし、ヤフオク狙いでもいいかも。

次出す時は４Kスキャニングした
これ以上ない画質のものを出してくれよ。

待望のブルーレイ化です！

米国盤でもクライテリオン・コレクションから
BDリリースされたばかりですが、
クライテリオンの特典は権利関係で
国内盤には入らないことがよくあります。

ちなみにクライテリオン版の仕様です。

●新録ドキュメンタリー「Remembering Rosemary's Baby」（47分）
●ラジオ・インタビュー「Ira Levin and Leonard Lopate」（20分）
●ドキュメンタリー「Komeda, Komeda」（71分）

しかしクライテリオン版の特典が入らないのは分かりますが
DVD版の特典「回顧インタビュー映像」（16分）、「メイキング」（23分）
すら入らないのはファンとして残念です。

実質1500円の廉価版ならBD化だけでも喜ばないと･････いけないんですかね？

●パッケージ＆ケース
アルバム型収納ケースが付いてて、
１ページに２枚ずつ収納することができます。

各作品には歴代のボンドガールが印刷されていて
なかなか高級感あふれる作りになってます！
しかしボンドガールが２人いる作品（『007は二度死ぬ』とか
『ワールド・イズ・ノット・イナフ』とか）でも、むりくりに1人に
絞られていますが、そこは２人でいいんじゃないの？とも思いました。

ただ、アルバムでディスクを出し入れしてると傷つきそうだし
私は通常のディスク・ケースで保管してます。

ちなみに両ケースとも『スカイフォール』収納できる親切設計です。

オシャレ感を出したいならアルバムに収納、
ディスクを傷つけたくないなら通常ケースに収納するのがベストかと。

わざわざ２つもケースが必要か？と、言ってる人もいますが
「お好きなケースで００７ブルーレイを保存してください」
というメーカーの配慮は評価できます。

ディスクはピクチャーレーベルじゃなくて
００７のロゴのみのシンプルなデザインになってますが
ま、これはこれで統一性が図れていて、いいんじゃないかなと。

●本編のクオリティ
初ＢＤ化の『女王陛下の007』『私を愛したスパイ』
『リビング・デイライツ』『ゴールデンアイ』の４作品を
サクッと観ました。クオリティとしては悪くない印象。

フィルムの傷や斑点ノイズが除去しきれていないあたりからして
DVDアルティメット･エディションと同じデジタル・リマスターを
流用しているようだけど（一部タイトルは4Kスキャニング・マスター）、
それでもHD化している分BDのほうが有利なわけで、
DVDのクオリティとハッキリとした差があります。

ただ、初期の００７のリマスターはなかなかの高画質なのに
中期の『オクトパシー』や『ユア・アイズ・オンリー』あたりが
今ひとつ精細さの欠く平凡な画質で、クオリティにバラツキがあるのは
ちょいと気になりましたね。もっと根気よくリストアしたら
極上のクオリティになったと思います。

特典はDVDアルティメット･エディションの内容を
そのまま移植したものがほとんどだけど、
『カジノ・ロワイヤル』がソニー･ピクチャーズからリリースされた
２枚組スペシャル・エディションの特典を
「ほぼ移植」した強化バージョンになっています。

しかもDTS-HDマスター・オーディオ化されているのもポイント。
（ソニー・ピクチャーズ版はドルビーTrue-HD収録）

ソニー･ピクチャーズ版からはピクチャー・イン・ピクチャーや
一部のメイキング、絵コンテ、インタビューなどは省かれているものの、
スペシャル・エディションは既に廃盤でプレミア化しているだけに
この“サプライズ移植”は喜ばしいことです。

欲をいえば、
公開時のオリジナルのモノラルやドルビーサラウンドも
併録してくれたら有り難かったんですけどね。
（DVDアルティメット・エディションには公開時のオリジナル音声も入ってました）

●日本語吹替
DVDアルティメット･エディションと同じ日本語吹替は全作収録。

やはりキングレコード発売のTV吹き替え版も収録されていたら完璧でした。

FOXがTV吹き替え版００７シリーズのみキングとライセンス契約しているとはいえ
同じような商品が、しかも同時期に別々に発売されるのはやっぱり萎えます。
（しかもキング版DVDのチラシまで入っているのはイヤミ？）

●まとめ
とはいえ、BD1作品が約1000円ぐらいで手に入ったと考えたら
今回のBD-BOXの満足度はかなり高いです。

買いかどうかと言われたら「買い」ですね。

これで『ネバーセイ・ネバーアゲイン』のＢＤも入ってて
ピーター・セラーズの『カジノ・ロワイヤル』も収納できたら
パーフェクト・ボンド!!!!だったんだけど。

Velbon ULTRA MAXi L MAXiL の三脚を愛用していましたが
経年劣化でゆるみが出たため乗り換えで使用しています。

これまでは1.4kgの軽量タイプでしたが
本商品は見た目以上に3.3kgと重量タイプです。

マグネシウムダイカスト合金製の安定感と、
自由雲台の安定したバランス感が素晴らしいですね。
ボールを動かして撮影角度を決められるので、
これまで困難だったより多角的な撮影ができるのが有り難いです。
フォームグリップも滑り止め仕様になっています。

人間工学に基づいて設計されたというボタンということですが
開脚角度を設定するにはやはりひと手間かかるので、
「素早く瞬時に」という感じはあまりありません。

しかし面倒さがあったローアングルからの撮影は
本機によって大分気軽にできるようになったのは大きな利点と言えます。

石突部はスパイク、ゴム、スパイクラバーの３種が装備され、
室内撮影では傷が付きにくく安定性のあるゴムを使っています。

先日、この三脚を手に筑波山まで出かけ、
山道のポイント地点から撮影しにいきましたが、
付属の布製ケースに入れて持っても持ち運びが不便でしたので
自家製のものを使っています。

とはいえ耐久性にも優れているようですので
よっぽど無茶な使い方をしなければ、長持ちしそうです。

高価格の高級品ですが、それに見合う商品だと言っていいでしょう。

ホラーファン必見のゴア＆スプラッター・ムービーが
ついに日本でもまさかのＢＤ化です。

「ここまでやるか！」というぐらいの人体損壊描写には
「嫌悪感」を通り越して、ある種の「快感」すら覚えます。
この全編に漂う「不快で不謹慎なカタルシス」が
ホラーファンに支持される理由なんでしょう。

既に同仕様の米国盤ＢＤを持っていますが
１枚に２、３作品をギューギュー詰めにしているものの
意外とこれがなかなかの高画質です（この年代の作品にしては）。

全作デジタル・リマスター版なので過去にリリースされた
ハピネット版DVDより格段にクオリティは向上しています。

待望の日本盤リリースですが、ちょっと値段が高すぎませんか？

新作ドキュメンタリー『ゴッドファーザー・オブ・ゴア』が付いた
３枚組とはいえ21000円は高すぎ････。

米国盤ＢＤは５作品収録の２枚組で3000円ぐらいで買えました。

あと気になるのが特典です。
キングおなじみの“バタリアンズ”のコメンタリーは別にいいとして、
米国盤にあったルイス本人のコメンタリーは入ってないんでしょうか？

もし収録してないならかなりガッカリなんですが･････。

キングさんの「仕様変更」に期待します。

劇場公開版より８分長い
「エキサイティング・バージョン」を収録してます。

で、具体的にどこが長くなったのかというと････

◆オープニングが若干違う。出発前のジューン(ディアス)のシーンを追加。
◆機内でロイ(クルーズ)が刺客たちと戦うシーンが若干長い。
◆ジューンが友人の警官ロドニーの誘いを断るシーンが若干長い。ジューンを追跡している敵一味のシーンを追加。
◆車中でフィッツジェラルド(サースガード）がロイの過去をジューンに話すシーンが長い。
◆カーチェイス･シーンが長くなった。ロイのドジっぷりが笑えるギャグシーンも！　ココ必見。　
◆列車内でジューンが殺し屋に襲われるシーンが若干長い。
◆駅構内でロイと彼を追ってきたフィッツジェラルドの会話シーンを追加。
◆ロイがレストランで謎の女性と密会しているシーンが若干長い。
◆妹の結婚式のシーン。姉ジューンにスピーチする妹のシーンが長い。
◆バイク・チェイスが長い。牛追い祭りのシーンでは１頭の牛とロイの乗るバイクがチキンゲームを展開！
　また闘牛場のシーンや、ジューンがロイにまたがって撃つシーンも長くなった。ココ必見。

作品の印象はそんなに大きく変わらないけど、カーチェイスと
バイクチェイスの追加アクション・シークエンスは笑えます。
確かに“エキサイティング”なバージョンになってました。