【杉村和将】震災で栽培ハウスが大きな被害を受けた陸前高田市のキノコ生産業者が22日、本格的な出荷の拡大に向け一歩を踏み出した。3年間で50棟のハウス増設を目指す中、新たに17棟が完成した。地域の雇用創出を目標に掲げ100人を目指す従業員数も、間もなく50人になる。
シイタケやキクラゲを栽培している「きのこのSATO」は、震災前に18棟あった施設のうち8棟を津波で失った。本社は全壊し、佐藤博文(ひろふみ)社長(52)の自宅も流された。
もともと土木コンサルタント業を営む佐藤社長がキノコ栽培を始めたのは2002年。従業員のリストラ対策の受け皿として始めたのがきっかけだったが、肉厚さと甘みが好評で、震災直前は15人の従業員で年間30トン生産し、3千万円を売り上げていた。
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