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日本海中部地震30年 避難訓練と慰霊祭5月24日 17時36分
104人が死亡した日本海中部地震から26日で30年になるのを前に、当時、遠足で海岸を訪れていた児童13人が津波に巻き込まれた秋田県北秋田市の小学校で、避難訓練と慰霊祭が行われました。
日本海中部地震は、昭和58年5月26日に発生し、津波などで104人が死亡しました。
このうち、秋田県男鹿市の海岸では、当時遠足で訪れていた、合併して北秋田市になる前の旧合川町の「合川南小学校」の児童13人が津波に巻き込まれました。
地震の発生から26日で30年になるのを前に、24日は、合川南小学校が統合した「合川小学校」で避難訓練が行われ、授業中に震度5強の地震が発生したという想定のもと、子どもたちは机の下に入って揺れが収まるのを待ったあと、素早く校庭に避難していきました。
このあと、合川南小学校の跡地に場所を移して慰霊祭が行われ、子どもたちは慰霊碑の前で黙とうをささげ、花を手向けていました。
そして、6年生の伊藤那穂さんが「私たちは東日本大震災を経験して先輩たちがどんなに怖い思いをしたのか分かりました。皆さんの分まで勉強や運動を頑張りますので見守っていてください」とあいさつしました。
三浦栄一校長は、「風化させないことも教職員の使命なので、慰霊祭に込められた思いや教訓を受け継いでいきたいと思います」と話していました。
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