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2007年12月

新サイトを作りはじめました。
http://arbazard.web.fc2.com/index.html

内容作らないと。
バナーはどうしよう……流石にこのままではまずいかな。タイトル違うしw

ブログは明日消します。
勝手に消すと怒られるので、今回はデータをup。

「postkekkai2007matsu.txt」をダウンロード

ふぅ、これで皆さん、僕の毒吐きシーンを見ることは減りますね。

明日は除夜の鐘を白岡で聞きながら結界線を歩いてピネナとリディアの補修に行きます。12時過ぎたら帰りまっする。そんな年越し。幻語結界にふさわしい最後でした。

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はははははは、俺、頭イイ!!!!

よくぞこんな手の込んだ犯罪思いついたものだ!!!!

懸案事項がこれで解決する!すごい、すごい!ほんとによく思いついた!

あとは実行。1~3年はかかるな。知力、体力と、金、最後に、ヤクザとやりあう度胸。いける、すべて用意できる。

OK,OK!壮大な人生プラン、固まりそうだ!目標が現実化する手段がようやく閃いた!俺、悪魔の頭脳だわw

法の網の目をかいくぐるため、違法箇所は最低限に抑え込める。また取引がwin-winで成立するので、初期費用が当初より安くなる。すばらしい!

文学部なのにねぇ、俺w 実際に役立つのは経済と法の知識だわ。万物において勉強しなけりゃアプリオリは作れないという信念で、人の数倍勉強してきたのが役立ってるわ。出身学部は人工言語と本業にしか役立ってないな。

まぁ、今回のことを思いついたのは、さちえのおかげだがな。幅広い知識、法意識などさっぱり無い倫理観、よく回る頭、裁判沙汰になっても臆さない度胸、で、実際に何度も裁判沙汰になった経験――などが必要だとしたら、まぁ俺しか思いついてないだろうなと思う。わりとまじめにね。

しかし、この計画を実行するにはかなり僻地に現地入りし、恐らくぶっ殺されそうな目に逢いながらも相手側を脅迫し、交渉を成立させねばならない。語学力もいるし、実行する度胸もいる。だが、俺にならできるだろう。負ければ死ぬは高校くらいから何度かやってきた。今度も俺が生き残る。勝つのは俺だ。

よし、明日で会社終わりだし、試算と企画練り直しと調査と人脈作りを開始しよう!人工言語は片手間かな。人工言語学をとっとと作りたくもあるが。

2007年12月27日 (木)

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fie nit

niasさん、ごめんなさいw

「fie_nit.jpg」をダウンロード

偶には僕が二次創作。えぇ、オスは1匹いれば人類は十分ですねw

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我ながらキモすぎたw

2chで書いたFF4リディアのセリフを読んでみたが、キモすぎたので中性的な声にピッチアップしたw

「rydia_a_melis.wav」をダウンロード

女性声、マジ求む(-д-;

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時相詞問題について

この形で試験運用することになりました。

・時相詞-r-を立てる。rは状態動詞と累積動詞を作る。

・rは接中辞ではなく、母音のr化と捉える。
 -axはこれで形態素なので、その内部に別の接辞を入れるのは形態論から見ておかしい。それを防ぐため、母音がr化すると状態ないし累積になると捉える。
 これにより、-alの状態は-arlになるなどの変化が起こる。

・rの代わりに副詞のonkで累積、erで状態を示すこともできる。
 これはより厳密な言い方である。

・san-e,na-e,xa-eなどはsan-erなどにしない。そのまま使う。
 ただし、その理由は「rの省略」「行為動詞を使った代用」ではない。
 「アルカは状態より行為に焦点を当てる言語であり、日本人が状態に眼を向けて「テイル」で表現するところを、行為動詞で表現する」という言語理論を制定する。

・懸念されるのは、rの聞き漏れによる意思疎通の障害。日本語のテイルに比べて圧倒的に短いため。
 試験運用の結果、スピーキングとリスニングに耐えれば、これでよしとする。

――以上。

という理屈に辿り着くまで、何人の手を借りたことやら。ドイツ語の例はしゅわるつさん、rを状態と累積にハイブリッドしたのはniasさんにインスピ受けたし、形態論はKakisさんだし、そのほかにも色々と。2年前は俺が教える役が多かったけど、すっかり頼ってしまっているなぁ。

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<海の巨人>

 ミクちゃんのフォルティスにより使徒が蘇ると、ラルドゥラが帰ってきた。 

 俺たちはイヴィルの家に置いてきたメルとルビィさんを迎えにいった。 

 イヴィルに礼を言って別れると、俺たちはアシェルフィの家に帰り、仲直りをした。 

 それを見計らったかのように、アクタカが現れた。 

 厚かましくも食事中の居間のテーブルに現れたアクタカは、テーブルの上を歩きながら、睨み付ける俺たちを見下ろしていた。 

アクタカ「元の鞘に納まったということか、アルシェの使徒諸君」 

セレン「もう騙されねぇぞ、おしゃべりな悪魔め」 

「騙す?私はお前たちを騙したことなどない。お前は世界の歪み。テームスの復活を解いた。その事実に変わりはない。使徒らよ、それでもこの少年を恨まずにいられると?」 

オヴィ「そのとおりだ」 

 迷わず答えるオヴィ。アクタカはぴくっと眉を上げた。 

「だが、この少年はアルシェの使徒ではないのだぞ」 

リュウ「そりゃそうでしょうねぇ。なにせルシーラは使徒には勘定しないのですから」 

 アクタカは顔をしかめて押し黙った。 

リュウ「騙したことがない……ですか。嘘はつかわなったかもしれませんが、人を誤った方向へ誤解させましたよね。それは騙す以外のなにものでもない。嘘ではないが、貴方は我々を騙しました。セレンはルシーラ。そしてルシーラは使徒ではない。ついでにいえば、12使徒はセレンを除いた分、もう一人いるということです」 

アクタカ「お前……どこでそれを……」 

リュウ「親切な水晶さんが――ね」 

 リュウは言うが早いかアクタカを居合いで斬り捨てた。 

 腕を切り飛ばされたアクタカは悲鳴を上げて逃げ去った。 

ギル「追うぞ」 

 窓を破って逃げたアクタカを追う。 

 アクタカはものすごい速さで飛んでいった。俺たちは即座に追いかけた。 

 追うのもうんざりするくらいの時間が流れた後、ついに俺たちはテージュ海の上まで来てしまった。 

 ついに観念したのか、アクタカが海上で静止する。 

セレン「観念したようだな」 

「くくっ……何を言っている。私がなぜここに来たか分かってないようだね、世界の歪み」 

「その呼び方、止めろ」 

 アクタカは残った右手で長い杖を振ると、なにやら呪文を唱えた。海に向かって魔法を投げかける。 

「……なんだ?」 

 しかし何も起こらない。俺たちは顔を見合わせる。 

「おい、何をした」 

「くく……これでアルバザードは終わりだ、世界の歪み」 

「??」 

 俺たちが用心深く海を見ていると、海面が揺れ、大波が起こり、割れ目ができた。 

「なっ!」 

 そしてその割れ目の中から赤い色をした巨人が現れた。 

オヴィ「おいおいおい、なんだよあいつは!」 

クリス「アンタよりでかいわねぇ」 

オヴィ「1万倍くらいな!」 

 突如、海の中から巨人が現れたのだ。どう見ても海の深さより大きい。どこからやってきたのだろうか。地下から?あるいは海底で寝ていたのが立ったとでもいうのだろうか。 

 答えは分からない。だが緊急事態だというのは確からしい。 

セレン「皆、ひとまず逃げるぞ」 

リディア「え、逃げちゃうの!?カテージュの人、死んじゃうよ!」 

「まずはこいつの戦力を分析しなきゃ俺たちがやられる。俺たちがやられればカテージュどころかアルナも終わりだ」 

リディア「……わかった」 

 巨人が手を伸ばす。右手を上にあげると、その大きな手のひらから天に向けてユノを放つ。 

「これでアルバザードは終わりだぁ!くくくく……あーっはっはっは!」 

 しかし巨人のユノは高笑いをしていたアクタカを照射した。 

「な……なぜだぁ!」 

 あからさまな用済み感とともにアクタカは消し飛んでいった。 

リュウ「とりあえず相手の戦力は分かりましたね。あれを陸にあげたら終わりです」 

パール「やはりカテージュに入る前に食い止めましょう!」 

セレン「武器をしまえ。あれに切りかかっても意味がない。全員でヴィードを放て。それで倒すしかない」 

使徒「了解!」 

 俺たちは意識を集中すると、ヴィードを高め、ユノを照射するかあるいは魔法を撃つか、いずれか得意な方で巨人を攻撃した。 

 全力でヴィードを照射すると、巨人は世界中に響きそうな声をあげ、動きを止めた。その後、反撃としてユノをあたりに照射した。 

フルミネア「危ない!」 

 ユノの量が先天的に極めて多いフルミネアがとっさにバリアを張って全員を守った。 

セレン「あぶなかった……今の反撃を食らったら俺たちも消し飛ぶところだったな」 

リディア「それにしても全員の一撃をくらっても死なないなんて……」 

 と言いかけたリディアがくらっとしたので俺はとっさにその体を抱いた。 

「おい、大丈夫か!」 

「へーき。ちょっとふらふらしちゃっただけ……」 

 巨人はカテージュへ向けて歩き出した。リュウは何か小さな機械で巨人を測っている。 

ギル「おい、なんだそれ」 

「速度を計算しているんです。……セレン、今のままでは巨人はあと6時間でカテージュに上陸します」 

6時間……か」 

リュウ「しかも、それはあくまでこちらが攻撃を続ければの話です。攻撃をやめれば進行速度は上がり、数時間で上陸する計算です」 

「まいったな……」 

オヴィ「どうする、セレン」 

クリス「また皆で撃ってみる?」 

「いや、相手のダメージは確認できた。問題は俺たちの体力が続かないことだ。だからって攻撃の手を緩めるわけにいかない。そこで、これから第2波を撃つが、体力の残っているもの6人だけ集まるんだ」 

クリス「6人?」 

「あぁ、まず6人が撃つ。その間残りの6人は休んでおく。そして巨人が攻撃から回復して速度を速めたころを見計らって、休んでいた6人が撃つ。その間に最初に攻撃をした6人は休んでおく。これで攻撃をし続けたまま6時間稼げる。これが攻撃回数を最大にしながら時間を延ばす唯一の手段だ」 

ザナ「43部隊じゃだめかな?」 

セレン「あいつの動きを止めるには6人はいると思う」 

ザナ「だよな……」 

セレン「また、6人のうち1人は反撃のユノから6人全員を守るためのバリアを張る。攻撃はするな。バリア用に力を使え。1人はフルミネア、もう1人は……そうだな、俺がやる。はじめの6人を決める。俺側の5人、来い」 

 以後、アルシェの使徒はこの作戦で巨人を攻撃し続けた。巨人は体力はあるが知能はないようで、ひたすら同じ手段を喰らい続けた。 

 だが巨人は固く、倒せるかどうか不安になってきた。しかし、倒すしかないのだ。 

 巨人はもうテージュまで迫ってきた。 

オヴィ「まずいぜ、セレン。向こうも相当へばってるが、次で倒せなきゃ上陸されちまう。12人全員で撃とうぜ」 

クリス「けど、それで倒せなかったらそれこそ次がないわよ」 

 俺たちは焦っていた。 

セレン「リュウ……どう思う?」 

「相手の体力が分かりません。どちらが良いか言い切れません。もう、運に頼るしか……」 

「お前がそういうくらいじゃ本当に運頼みなんだろうな。よし、じゃあこうしよう。オヴィ、コインを貸せ」 

「おう……って、お前まさか……」 

フルミネア「テージュなだけにテール任せって言うんじゃないでしょうね……」 

セレン「まぁそんなとこだ。表が出たら全員で攻撃。裏が出たら今までどおり6人でだ」 

リディア「……わかった……時間、ないもんね。運命に従うよ」 

 ピンとコインを弾いた。コインは海の生暖かい風に吹かれながら俺の手のひらに落ちた。 

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<思春期>

 イムル1595年になってまもない冬のころ、異世界の救世主セレンは14歳になった。私の娘は次の夏で11になる。 

 10歳の娘は7歳のころから付き合ってくれたこの少年に恩義ではなく愛情を感じ始めたようだ。無理もない。こうなるだろうことは十分予想していた。 

 彼はいい子だ。私も気に入っている。願わくば、彼らが愛し合い、やがてテームスを倒して幸せな家庭を築くことを。 

 彼が14になった日に、娘は彼の彼女になったそうだ。しかもおしゃべりな悪魔にかけられた呪いをキスで破って。私の子供のころを思い出すような素敵な話。 

 積極的なところは私に似たのだろう。かわいい娘だ。 

 あの子はキスをしたことで、初めて自分が女なんだということを自覚したようだ。自分が女だと自覚したのと同時に、相手が男だと自覚したらしい。ようやく恥ずかしいとかそういう気持ちが持てるようになったようだ。 

 今まで男女という性別の違いを何も感じていなかった暢気な娘だったが、この淡い恋を期に、思春期に入ったみたい。 

 ふふ、これからが色々と受難だわよ。 

 でも、まずはおめでとう。わが娘、リディアよ。 

 私はペンを置くと、日記を閉じた。 

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最近の若者にありがちだが、人生の意義や目的が定まらずに、高2ごろから、大人になっても鬱々と悩みだした。
浪人になったり大学に入ったり結婚したり就職したりで状況が変わったので、目的を見出せなくなっていた。
例えば結婚したら落ち着いちゃって、意義を考えなくなったりね。

会社に入って頑張ったのは、さちえに給料安いと言われたことと、あいつの勤続年数を越えることの2点が目標だった。
これが満たせれば目標達成ということで、案外できてしまった。

意外だったのは、社会人生活に適応できたこと。無遅刻無欠席だし、残業してるし、受注品も完成させて利益出したし。アシェットでこき使われた少年時代だったので、仕事をするという行為に向いているらしい。

鬱々してる脳なわりには人と話すときはにこやかだったりして、まぁまぁ食べや飲みには行っている。
接待は苦手だが、まぁまぁやってるし、著者とサシだとかえって得意かも。
悪くなくても謝ることに違和感はないし、不条理なことも我慢して無かったことにしてる。なんていうか、きょとんとするくらいフツーのリーマソだw

うーん、俺ってわりと社会人適性があるんだなと思った。
このまま続けるのも悪くない……と思うはずだ。
だけど、俺は異常者w そう簡単にはいかない。

働いた目標2点が達成したら、俺は日々の生活のためにここで働くことになる。
無為徒食、だ。

人間は生きるために生きてるが、それは動物としての人間だ。
人間としての人間は何か目標を持って生きなければならない。

さちえを見返す要項はすべて列挙し、そのすべてを満たしつつある。
目標が達成したら、俺は次の目標がないと生きられない。
さちえに対する怨嗟はもう弱まって、目標となるほどの霊力が得られない。

そこで、改めて人生の目的について考えたわけだ。
その目標の達成の過程に会社がなければ辞めるし、あれば辞めない。
ここらへんの発想が現代のガキだな。

で、目標を立てた。
高2から実に10年決まらなかった目標。

なぜ決まらなかったか。
実は、人間は目標をすぐ決められるものだ。欲望とコンプレックスに従えばすぐに決められる。
だがそれに従うと非現実的な目標ばかりができるので、諦めて妥協する。

でも妥協した目標は霊力が弱いので長続きしない。だから、人間はいつの間にかだらだら漫然と過ごす。いつか何かマンガ的なことが俺の目の前に降ってくるのではないかと考えながら。

だけど、やっぱり、待っていても天から女の子は降ってこないからシータとは出会えないし、白馬の王子様もやってこない。
バンプオブチキンの歌詞に共感はするけれど、その歌詞のように生きようという勇気はない。それが正常だと思う。

だけどね、理想の目標が適わないというのは、どうやって決めたのだ。予想でしかないだろう。
俺の子供のころの目標なんか笑えるぞ。魔法を使いたい――だからな。
でも、本当に魔法がないなんて誰が決めた。

逆説だが、目標っていうのは、このどうしょもない日常を生き抜くためのよすがだと思う。
辛いことも目標があるから乗り越えられるという支え。そして支えは大きい方が良い。
だから、俺は勇気を出して、目標を妥協しないものに設定した。

ただ、高校生のころのようにただぼんやり願うだけでは実現できない。
実現の可能性のない夢に人間は希望を抱かないし、頑張って走らない。

だから、社会人の癖というか、実現に向けての企画書を作った。
それを実現するための固定費と変動費の試算、費用の捻出方法。そのゴールを実現するための過程の企画。
そういうものを作成した。というか、現在作成中。
梗概はできたので、正月に詳細を埋めていく。

このブログで言うべきことは、アルカについてだが、目標の過程にアルカは存在するということだ。

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妙義山

群馬県の妙義山に行ってきました。
温泉入って飲み食いして、FF4をDSでやって……よかったなぁ。

バルバリシア倒したよ……カウンターで雷うってくるようになったので、強かったよ……。
唐突に「バルバリシア」と「バリバリ紫亞」って似てるなって思ったよ……。

で、今朝。仲居さん(昨今ありえないことに10代か20代前半の子!!)にパンフをもらって、妙義山に行きました。
石門があって、日本三大奇勝のひとつなんだそうです。あとは熊本と香川なんだって。

見ることにした。
ところがだ。どうもそこはロッククライミング系の登山だったらしい。

入ったところでプラーンと垂れてる鎖……。こんなの↓

「kotexilabe.jpg」をダウンロード

これで俺の背の2倍くらいの長さ。
むろん、ポカーソでしたw
だって、俺そんなのやったことないしw てゆうかジャージ+会社の靴だしwww 
しかも岩に残雪があるし……lamiじゃね?lamiじゃね?と警告が鳴る。

実は神社側からいけばトレックコースがあったのだが、気付かず登山開始w
でも早速軽装の人間は入るなとの注意があり、びびる……↓

「lami.jpg」をダウンロード

とりあえず進んで石門発見。
石門は凄かった。人造ではなく、天然の岩のアーチ。自然の凄さを知った。

「axtegalt.jpg」をダウンロード

↑こんな石門が4つもあります。
ただし、第3門は道が縄がしてあって行けなくなっていました。看板によると、登山道が崩れたためです。……大丈夫か、俺。

足元は岩。トレックコースは道っぽくなってたけど、ここはリアルに岩。ひたすら昇る。
しかも時折鎖が出てくる。さっきの鎖は小手調べで、次に出てきたのは石門っていうか崖に横向きに伝った鎖↓

「aav_e_fleagalt.jpg」をダウンロード

これを横ばいに這っていけというもの。
ちなみに崖なので堕ちたらゼロ機目のマリオが死にますw

当たり前ですが、ビビリましたw 何未経験者がひとりでこんなとこきてんだ。
しかも誰もいないよ……堕ちたら腐敗するまで気付かれないよ……
で、引き返そうと思ったんだけど、「ここで引き返したらさちえに「ほら、あいつはいつも何かあると言い訳作って逃げるのよ。あんな勇気のない男、別れて正解だったわ」とか、紫亞の未来像に「弱いパパなんていらないわ」とか言われそうという被害妄想が起こり、昇ることに。

4門までいって、そのあとは大砲岩というのを探したんですが、道に迷いました。
代わりに、胎内くくりという岩のところに行きました↓
「くくり」なんて魔法陣グルグルくらいしか思いつきませんw

「kukuli.jpg」をダウンロード

そこを越えて、天狗のひょうていまで行きました。
ぼろい道端地図によると一応ここがマックスっぽい↓

「kaxa.jpg」をダウンロード

途中で雪が軽く降ってきました。難易度アップですw
おい、天は俺を殺したいのか?俺が死んで喜ぶのはさちえくらいだぞww

天狗に行くまでにはこんな鎖を伝いました。
横ばい+縦方向です。崖です。堕ちたらゲームーオーバーです。今日はケータイもマンションに忘れてますww
「うわー、ファイト一発のCMかよ……」と思いつつ、昇る。

「hasaav.jpg」をダウンロード

「hisaav.jpg」をダウンロード天狗の写真ですが、実は撮っている場所の面積は畳半分くらいの場所です。胎内くくりを撮ったのもそこです。
畳半分の岩の周りは崖です。脚ガクブルしたら堕ちます。突如タイタニックがやりたい発作になり、やってみたw
ちなみに踏み外すとこれくらいの高さから落ちることになります↓

「gumma.jpg」をダウンロード畳半分くらいの岩を乗り継いで、天狗のひょうていに行きます↓
そこを昇るとゴールです。未経験者&一人プレイの俺には8-4を凌ぐマリオでした。

「tengu.jpg」をダウンロードてっぺんに行ったとき、その岩の上に立って、両手を広げて天下に叫びました。
"an lev-ik koa! ala tu et ixta rat! par it itn. ao, melas tinka!"

実は一度やばいときがありました。鎖から堕ちそうになり、片手で引け挙げるシーンがありました。
マンガとかではよくありますが、片手懸垂でググると具体的にどれくらい大変か分かります。
冗談抜きでルシアたちが父親を失うところでした。てゆうかアルカが終わるところでしたw

ともあれ蛮勇を終えて帰ると、神社のトレックコースを見つけ、帰りはそっちから帰りました。
境内に参拝者リストがあったので、書き込んでみました↓

「ixm.jpg」をダウンロードそして車に戻り、下仁田にいってネギうどん食いました。
なんで俺、唐突に山なんて登ったんだろうとか思いながら帰ってきました。
いやー、堕ちなくてよかったみゅ。

やってる人からすればなんてことないと思うけど、パンピーにはこれで精一杯。
多分、管理人がいたら怒られるケースだよな……。

で、帰ったらniasさんが絵をアップしてました。
なんかほかにも色々レスしなきゃなんですが、とりあえずこれ最優先かなということで。

色々自己ダメだしされてますが、俺及び家族は絶賛でしたよ。
「そうそう、将にこんな夢!アリスもミーナもイメージどおり」と思いました。
構図っていうのかな、遠近感とか人が並んでる感じとかがよく出ていました。
また、何を伝えたい絵なのかよく分かります。

俺の表紙は何の絵なのか分からない。物語性がないです。
これは織った夢だとすぐ分かるし、必要な要素がすべて含まれています。
色使いもすごく好きです。

紗枝の上着の肩のひらひらっていうか半ケープっていうか、これはこういう風に描きたかったんですよ。画力が足りないだけで。
アルナ大に社会人入学したくなりますた(^-^;

てか、紗枝かわいいですね。かーなり可愛いですね。
ランチボックスとナプキンってなんかやたら上手く描けてるんですが、これどうやったんです?

男子の制服はこれでいいと思います。水色でもいいかもしれないけど。
デザイン的にケープがあるとキモイですしね(-_-;

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プロジェクト・リディア3の5

では行ってきます。レスは来週ですみません。

とりあえずリディアもう完成でいいやw
次はクミールかメルを描きたいんだけど、リディアを3D化したくもある。

「ridia3_5.jpg」をダウンロード

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助言ありがとうございます。

日本語では単位と累積を区別しません。「歩く」がそうですね。
だからenk, onkを必要に応じてつければいいと僕らは思います。

でも、「着る」と「着ている」は僕らは毎回区別します。
明らかに状態であっても律儀に長い「着ている」を使います。
だから行為と状態は分けるべきだと考えました。

でも、それは日本語の発想です。
単位と累積を区別しなかったように、行為と状態も区別しなくていいでしょう。
必要があれば副詞をつけます。

これにより、表現は楽になりました。今までどおり。
ただ、日本語から見れば大雑把に見えます。
単位と累積を区別する言語から見ても大雑把です。
コンテクスト依存が強くなりました。

sab-i to?は「何を着るの?」「何を着ているの?」かを区別しません。空気読みます。
必要があればsab-i fes to?, sab-i er to?で区別します。ただし姿勢動詞の一環なので、前者がデフォです。

lof-esは脚上げか散歩中かを区別しません。
lof-es enk, lof-es onkで区別します。
ただしデフォルトは後者です。

an san-e laは「好む」なのか「好き」なのか不明です。これも副詞で区別できます。
skin-ekはデフォが動作動詞なので、ケツがついたことを意味します。
座り終えたといいたい場合は状態動詞の完了形にして、skin-ek erにします。

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また表を作りました。

「dec2101.jpg」をダウンロード

単位と累積も分けるとしたら、24種類もあるのね。
最初は6だけだったのに……。

紗枝を書いた感じ、使いそうなアスペクトは少ないと分かった。

一群(とてもよく使うもの)

-e
-ek
-er(でもさえでは少なかったかも)

二群(まぁたまには使うもの)

-et(さえではわりと多め)
-es
-erk
-e onk
-es onk

3つ。それに5つ、か。
rが2回しか出てないのに副詞化しないのは不自然かもな。

na-eもsan-eもxa-eも行為動詞で事実上状態動詞とほぼ同じ意味なのだから、行為動詞のままでいいんじゃないの。
例えば「好む」ってことはまぁ「好き」なんだろうし、「あろうとする」ってことはまぁ「いる」んだろうし。
厳密では状態動詞でも、短く言える行為動詞で日常的には済ませる方が妥当だよな。

なればこそ、わざわざrなんて1文字にして、時相詞を12に倍化する必要はないよなぁ。
そういうわけで、rはやはり副詞に戻すべきかと思ってきた。
こないだの結論だと状態動詞にはアスペクトがないから特別扱いしてrにしたが、今回の考察で状態動詞にもアスペクトがあると分かったので、特別扱いする必要はもうないんだよね。

だから、rを時相詞から切り離し、副詞にし、enkなどと同じ扱いにしよう。
さて、魚楠さんの「副詞が増えると……」という問題がここで起こる。その懸念は正しい。
で、考えてみた。enk, 状態, yuなど、副詞が連続することがどれくらい起こるか。……紗枝は原稿用紙100枚以上だが、多分、なかったのではないか。従って、統計的にみて、副詞の連続は大丈夫かもしれない。

あと、日本語を考えると「しているかもしれない」の動詞部分は実に「し」だけ。
それでも我々は不便を感じないので、まぁpassoっぽい。
ただ、アルカの場合、副詞が増えると目的語と動詞の距離が広がって、認知上よくない。
かといってyuなどをraxに回すのはない用法だ。

そこで、そのような場合はSOV式にするのだろうな。仮に状態をerとするなら、例えばan on la san-ek er enk yuのように。
まぁ、この副詞連続が実際に起こるとは思えないけど。

となると、副詞化の方向で進めるとして、どんな副詞にしようか。
今ざっと辞書を見たが、こないだ「状態の副詞」にしていたのはerだったから、まぁ先祖がえりしてもよさそうだ。
行為の副詞はfesだったので、復活するとしたらこれか。結局er,fesに戻ったと。

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・状態動詞の累積について

例えば状態動詞化しやすいxa-eについて考える。
xa-eは「あろうとする行為」で、xa-erが「いる」だ。

ulが存在するか否かの真理値テーブルをアスペクトごとに記す。

xa-e 1
xa-ep 0
xa-et 0
xa-es 0
xa-ek 1
xa-en 1 or 0(1がデフォルト)

xa-er 1
xa-erp 0
xa-ert 1
xa-ers 1
xa-erk 1
xa-ern 0 or 1(0がデフォルト)

xa-erの累積動詞は、xa-erを複数行うことを意味する。
いる状態がスタートし、いる状態でなくなる寸前までを繰り返す。
言い換えれば、現れては消えかけてを繰り返すわけだ。

真理値テーブルを参照すると、これはxa-ert~xa-erkまでに相当する部分だが、すべて真理値は1だ。
ということは、xa-er onkは常に真理値1の状態を繰り返すことになるので、論理的にいって、「居続ける」に相当するといってよいだろう。

ただし、真理値が1であっても、xa-ert~xa-erkまでの意味が同じではない。
意味上は「現れては消えかけて」を繰り返すことを意味するからだ。同じ「いる」でもニュアンスがアスペクトによって違う。

では、xa-er onkが「現れては消えかけて」を意味するなら、それって日常言語ではどのような意味を持つだろうか。
っていって考えたら、蛍みたいな光なのかな。「現れては消えかけて」といったら点滅系を想像する。
アルカで言うなれば、esti xa-ir onkに相当。
しかし、ふつうはesti it repと、いい加減に述べるだろう。

――というわけで、しゅわるつさん、真理値とアスペクトの意味を組み合わせて考えると、状態動詞の累積はこのように解釈できました。
いかがでしょうか。相変わらずやっつけ突貫につき、補強となる反論を期待しますです。

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アスペクト最終段階

今朝のモデルだと、bad-,lof-は説明できてもskan-、na-は説明できない。
一歩歩くとか一回殴るというのを何度もやれば累積になる。

一方、座るの類型は何度も座るという意味だ。腰を下ろしては立ってを繰り返す。これがskin-の累積だ。少なくともあの図から考えればそうなる。だが、こんな動作誰もしない。
だからあのモデルでは不十分だ。座るは単位と累積では説明できない。

しゅわるつさんの言っている2つの「座った」は、1つがケツがついたという行為としてのskin-ekだ。
そして1つが座り終えて立つ寸前という意味のskin-ekだ。これは座っている状態が終了したと言い換えられる。だから、状態動詞の完了相なのだ。
そう、つまりケツがついたのは行為動詞としての「座る」の完了相で、立ち上がる寸前は状態動詞としての「座る」の完了相なのだ。

現状、アルカで状態動詞は-rで表し、-rはアスペクトを持たない。
「状態は行為でないので局面がない」という理屈に基づき、-rはアスペクトがない。これが先月くらいの結論だった。
だが、上の例を考えると、状態動詞にも完了相を想定しないと説明できない。
従って、状態動詞にもアスペクトが発見された。

ここから、状態動詞もptsknがあるということが想像される。
だが、そのままptsknだと行為動詞のアスペクトのptsknと区別が付かない。

そこで、行為動詞を無標にし、状態動詞をrにしよう。ちなみに卵か鶏かでいえば、行為が先だ。例えば「好きだ」という状態は「好む」という行為の結果起こったものだからだ。

さて、状態動詞のアスペクトはrを挟む有標なものにすると、状態動詞のアスペクトはそれぞれ-rp, -rt, -rs, -rk, -rnというrを加えた形になる。
日本語の場合、状態を指すには「テイル」をくっつけるのが主だ。teiruと比べれば-r-は短い。

こうすると、「座った」の2つの完了を区別できる。
skin-ekはケツがついた段階。
skin-erkは座った状態の完了、つまり立つ寸前。
うん、これでスッキリした。

一方、bad-e,lof-eは昨日と同じ。歩くは単位となる動作の繰り返しなので、単位と累積で説明できる。
1発殴る途中の手を出してる段階がbad-es enkで、フルボッコ中なのがbad-es onk。

さて、na-eとかtial-eについて考えよう。
愛するは行為としての「好きになる」と、状態としての「好きだ、愛してる」というのがある。
前者はtial-eでいいし、後者はtial-erで表せる。

はい、ここで問題。tial-eとtial-erでは、意味の上で後者の方が頻度が高い。なのに後者の方が語形が長くていいの?
うん、確かにそれで「心理動詞は状態動詞をデフォにし、tial-eでtial-erを示せる」などとすれば楽にはなるよね。
でもそうするといざ本当に行為動詞を表したいときに何かしら副詞を付けなくてはならないのが欠点だ。
そして、心理動詞は状態がデフォ、姿勢動詞は行為がデフォ……などと型ごとに覚えるのはちょっとめんどい。

しかも、いくら長いといっても所詮子音1つ。さらにrは母音の後だと母音に融合するので、存在も軽い。だから長いとは思えない。
また、きっちりrをつけるべきところでつけると、アスペクトの体系が非常に論理的に示せる。これもいい。
というわけで心理動詞であっても-r-をきちんとつけるようにしました。

弊害は、既に書いた文書の、心理動詞とかに一々rをつけないといけない点。

なお、法時相詞にもrがつく。
skin-axの状態動詞はskin-arx。
命令はskin-arl。実際の発音は同化してskin-arr。

・まとめ

san-ek la 好きになった
san-erk la もう嫌じゃ。愛想つかした

in-ek 視界に入った
in-erk 見終わって視界からもう外す。テレビを見終わったときなど。

ku-es 言葉を喋っている
ku-ek セリフが終わった
ku-er ???恐らく使わない。喋った状況が残っている場合

tid-ek 手で持ち上げた瞬間
tid-erk もう放す
tid-er 持っている
tid-es は「持っている」じゃないよ。「持とうとしている」

skin-ek ケツが付いた
skin-erk もう立ち上がるところ
skin-er 座ってる状態
skin-es は「座ってる」じゃないよ。座ろうとしてるところ、空気椅子中w

miks-ek 1曲終わった
miks-es 歌ってるところ
miks-er 歌った残響でも残っているのか?使わない。

esk-es 雨が降っている
esk-ek 雨がやんだ
esk-er 雨の降った状態が地面から分かる
esk-erk 地面が乾いて雨が降っていたことさえ忘れ去られる。使わないと思う。

bed-es enk 手を伸ばしている
bad-es onk フルボッコ中
bed-ers 殴った状態の過程って意味不明。殴ったのがスポンジで、スポンジが殴られたあと一旦凹んで元に戻るときの過程を表すときくらい。

lof-es enk 脚上げ中
lof-es onk 散歩中
lof-ers 歩いた状態の過程?ぬかるんだ地面に作った足跡が徐々に消えていくさまとか?

従って、「行為動詞か状態動詞か」「単位動詞か累積動詞か」この2点で測ることになりました。
わりと盛りだくさんなわりに、使用者としては「状態ならrを入れる」「単位ならenkをつける(任意)」「累積ならonkをつける(任意)」の3点だけ注意すればOKです。
また、後者2つは任意なので、基本的に使用者は心理動詞などに-rを入れとけば安全でございます。

……なんかケータイのサービス会社がバージョンアップに際して前のバージョンとの対応を気にするような感じだな……orz

・厄介と思われる変更点

san-e,na-e,xa-eなど→rがつく。

<助け舟>
xa-erが面倒なら繋辞でいいです。an it koa!みたいに。
また、「好む」も「好きだ」も言ってることは実質同じなので、san-eでsan-erを代用してもいいです。
そうすればユーザー側に変化なし。

・次の課題

もしすべての動詞がこれで説明できなかった場合、またモデルを修正する必要があります。
何か漏れがないかチェック中です。指摘歓迎です。
ただ、もういい加減アスペクトは固定だと思います。

今回、「あまり表さなくてもいいのは任意にする」「表さなきゃいけないのは最短方法で示す」「利用者の視点でいけば、あまり文法を考えなくても正しい文法になる方がいい」「今までのものをあまり変えないでいきたい」というのを満たすやり方でいきました。
「行為動詞か状態動詞か」「単位動詞か累積動詞か」を常に表し、しかも規則的に毎回副詞などで表すと、冗長になります。
今回の改訂は手軽でバランスが取れていて、それでいて網羅的なように作りました。

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単位動詞と累積動詞のモデルを作成しました。手書きですがw

累積は単位をn個並べたものです。
累積にもptsknや無相があります。
ただ、単位の場合とは絵が違うことからも分かるように、意味が違います。

単位動詞と累積動詞を足すと行為動詞になります。
また、行為動詞に対する概念は状態動詞です。後者は-rで示します。

状態動詞を図に入れるんだとしたら、今は無相と有相が縦にVSの形で並んでいますが、その右におきます。
有相+無相=行為動詞なので、行為の対として置くので、これらの右に置きます。

「dec2001.jpg」をダウンロード

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さて、元ネタでもばらして19日を何事もなく終えるか。ちえ3年目突入。はやく記憶から去っておくれ

アルディアキャラの元ネタを頼まれもしないのに暴露

第一使徒リディア:名前はFF4の召喚士Rydia。性格は、幼少時代はRydia+金魚注意報のわぴこ。大人になってからは本人のイメージがノイズとして強すぎてキャラ化できず。最近はひぐらしのレナに似てると思っているw 「あはははは!セレン君のバーカ!」「メルと何してたの……?ふうん……嘘だッ!!!!」とか。うわぁ、似てる……

第二使徒オヴィ:名前はてんでしょうわるキューピッドのレヴィ。性格はキャラ化できなかった。元々の個性が強すぎる。とりあえず不良キャラのイメージ。

第三使徒クリス:名前は分からない。クリーズさんだから、クリスという外人名に似てるな、くらいに思ったんだろうね。姉御系で、特にパクりなし。

第四使徒ギル:名前はFF5のギルガメッシュ。当時、ギルガメッシュナイトというエロ深夜番組があって、クラスで流行ってたのを思い出したw キャライメージはパクりなし。ちょっと明るい気さくな人。

第五使徒フルミネア:名前はDQ4のミネア。性格はダイの大冒険のメルル。

第六使徒リュウ:名前は多分音訳。性格はフォーチュンクエストのトマス(だっけ?)。その後、ゼロス化していく。

第七使徒メル:名前が不明。フォーチュンクエストのノルの妹はメルらしいが……。顔は赤ずきんチャチャのマジカルプリンセス。性格はルーミィ。少女時代の極悪な性格はモデルなし。

第九使徒ザナ:名前は風のザナドゥというゲーム。持ってないが、当時プログラムをしていて読んでいたベーシックマガジンという雑誌の表4に載っていた。性格は爆裂ハンターのキャロット。

第十使徒パール:名前はFQのパステルをルーミィが呼ぶところの「ぱーるぅ」から。性格はキャラ化できなかったが、スレイヤーズ以降はアメリアが一致していたのでアメリアをぱくった。

第十一使徒ミルフ:名前はミクが先。ホットミルクというエロマンガに出てき謎の一話完結のマンガのヒロインの名がミクだった。トイレでヒロインが襲われる話で、「メルじゃん!」と思ってショックを受けたことで、印象に残ったのが原因。今思えば中2で駅前の本屋で学校の帰りに、しかも店先でエロ本立ち読みって、物凄い神経図太いな、俺wwww 性格は爆裂ハンターのクレープちゃん。ザナにキスしたから。

偽りの第十二使徒クミール:名前はぱくりなし。ママ。性格も顔も何もかもセーラーサターン、ともえほたる。

正規の第十二使徒ファーヴァ:名前もキャラもパクりなし。会ったのが高校だったのでしょうがない。

第十三使徒ルージュ:ファーヴァに同じ。

第十四使徒セレン:名前はパクりなし。ママ。なにせ自分なのでマンガのキャラをあてるにはイメージが強すぎたのでモデルなし。

第十五使徒ラヴァ:カタカナ読みが同じというだけで美夕のラヴァ化された人。

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・単位動詞その2

なるほど、お二人とも既存のでどうにかしようという傾向ですね。
うん、確かに既存のものを回せれば経済的で良いです。

接頭辞は一案でした。学習者にとってkolofはlofの仲間だとは分からないのでkolofで辞書を引いて「ない」と思うだろうなと思って避けました。
接辞をつけると動詞語幹が長くなるって発音しにくくなるのが厄介ですね。

kolof。この場合、累積動詞は何にするか……。

一方、副詞の案だとenkですか。
そうか……enkか。そういえば作ったはいいが扱いに困っていた単語です。
確かに意味的にも単位動詞を表していい。

興味深いことに対のonkはきちんと累積動詞の副詞になれる。
ふむ……。
また、このやり方だとtinとかtaxとか、いわゆるふつうの副詞をつける形になります。

魚楠さんが「あまり動詞のあとにごちゃごちゃつけると……」と苦言を呈されていますが、まさに同意するところです。
xon-elat ai yu vad on などは副詞だらけで不恰好です。
従って、特殊な副詞aiを多用するのは避ける方向で行きたいです。
では代わりにどうするかというので、このenkかな。

enkのようなふつうの副詞を使えば、aiのような特殊な副詞でなくなるので、頻度も減り、rax格にも回せます。つまり、副詞のうるささのようなものが減ります。

従って、同じ副詞案でも、enkを使用する方がaiよりも優れているといえます。
anso et xina entoなことに、enkもonkも母音から始まるのが、先の条件を満たしていて、tinkaabelです。

ふむ……というか書けば書くほどenkであるべきだと思えてきました。
これをアシェットに提案するようにしたいです。
お二方、ありがとうございます。助かりました。
てゆうか作者の手を本当に離れてきましたね。14年くらいがある意味懐かしいくらいですよ(^-^;

・実践

lef-al, alis!(アリス、走って!):これは累積動詞だと分かるのでデフォ
lof-es enk:1回性の歩くという行為における過程=脚をあげている。
lof-es onk:累積動詞の過程=散歩中
lof-e onk:歩くという無相の行為を繰り返す=いわゆる「歩き続ける」

・Lain

高校のときに一番好きだったアニメ。超はまった。鬱なところに。
ゲームは結局買わなかったけど……。

↓ゲーム動画をはじめて見た。最後に玲音が銃を咥えて頭を吹き飛ばすシーンがいいなぁ……。歯がちがち言ってるよ、カワユス。
http://jp.youtube.com/watch?v=X-wizCED5vs&feature=related

玲音の声、イイ!かわいい、やさしい、頭よさそう。声優の子、当時かわいかったなぁ。
この声、皆口裕子が1番だとして、五本の指には入る!
鏡音レンさ……この子だったら良かったのに……「とかち」は俺はちょっと……。

口直しにOPのacoustic版。
http://jp.youtube.com/watch?v=2NlFQJEAVYA&feature=related

OPは当時すごくはまったなぁ。英語の歌詞が聞き取れなくてねぇ。
http://jp.youtube.com/watch?v=_XfJwh2cC6o&feature=related

オルゴールの曲があるんだけど、youtubeにない。
あのオルゴールが一番好きだったのに……。
上であげたゲーム画面の動画の一番最初に流れるオルゴールがそれ。

玲音は名前をlein yutiaに使った。
また、キャラの性格は紗枝に継承した。
紗枝のキャラは玲音+夕維でできてます。

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単位動詞と累積動詞で悩む

歩くというのは1歩歩いても歩くだし、1時間歩いても歩くだ。
現在、どちらもlof-eで表している。
lof-esと言ったとき、1歩歩こうという動作の途中なのか、てくてく歩いているところなのか、分からない。

xon-eについても、一口食べるという動作の場合と、食事を終わらせるまでという場合がある。
nab-eもぺろっと一塗りしただけの場合と、壁全体を塗りきるまでの場合がある。

つまり、1回とか一口というような、その行為を成立させる最低限の単位というものがある。
それと同時に、食事全体とか壁の前面塗りというように、最低限の単位を累積して、最大限に幅を広げた言い方がある。

前者を単位動詞、後者を累積動詞と仮に呼ぶ。
するとアルカではこれらの区別がないことになる。
lof-esで脚をあげた時点なのか、散歩の途中なのか分からないというのは不便だ。

ではこれらの違いをどう表すか。
どちらかをデフォルトにするという方法が浮かぶが、すぐに消えた。なぜか。
lof-eという動詞は累積動詞の方が無標だが、bad-eなどの動詞では1発殴るという単位動詞の方が、フルボッコという累積動詞より無標だからだ。
動詞によってバラバラなら、デフォルトは決められない。

そこで、デフォを作らずに、単位と累積の両方を何かで区別するのが良い。
では、具体的に、どのように表すか。
候補は時相詞と副詞。

時相詞にするには両者の区別をする頻度がよほど高くなければ不自然だ。
ptsknを単位にし、bdzgmを累積にするという方法もある。
だが、これだと法時相詞が付いたときに対応できない。bad-alの場合、単位か累積か分からない。

次。単位には短母音、累積には長母音という方法。
bad-eが殴るで、bad-eeがフルボッコ。
bad-esは手を伸ばす最中で、bad-eesはフルボッキングw

だけどこれもダメ。長母音の方が長いので有標になるからだ。
累積と単位のどちらも有標にすべきでないとは既に上で述べている。

そもそも、時相詞だと単位と累積の違いをぼかしたいときにも一々言わなきゃいけなくて煩雑だ。
そこで副詞に行き着く。
単位動詞にする副詞と、累積動詞にする副詞を定義すればよい。

えーとww この時点で-rを思い出した方は中々な常連さんですw
-rも前は副詞だったのに時相詞になったじゃん、と。

だから今回はその反省として、あらかじめ時相詞で考えた上で、時相詞の可能性を潰してから副詞を考えました。

恐らくですね、継続動詞の類にこの副詞が使われると思います。
歩く、食べる、見る、とかね。

知覚動詞はどうか。見るっていうのはとりあえず視界に入れるという単位動詞と、じーっと見て見終わるまでの累積動詞がある。
とここで問題に気付いた。in-ekの単位動詞は眼を動かして相手が視界に入った瞬間なので、ここからようやく見ていることになる。
でも、in-ekの累積動詞はじーっと見た後、眼を離す直前の瞬間を指すので、in-ekの時点を過ぎるともう見ないことになる。
あれ?単位と累積で行為の真理値が逆転してしまったよ。
いや、逆転ではないか、少なくとも-ekの時点では見ているという真理値は1だから。-enの真理値が変わるだけか。

ただ、論理的にはよくとも日常言語では問題だ。
単位動詞でsan-ekと言われたら味方ができたことを暗示するが、累積動詞の場合は味方が去ることを暗示するからだ。
これを混同するのはイクナイ。

ところで、なぜ同じ完了なのに単位と累積で意味が変わるのかな。
単位動詞にとって完了形は「その行為を成立させる条件を満たした瞬間」を意味する。歩くなら1歩目の足が地面に着いたとき。
累積動詞にとって完了形は「ある単位動作を繰り返し、一定の目的に辿り着いた瞬間」を意味する。歩くなら、目的地に着いたとき、ないし、目的地がない場合は歩くのをやめたとき。

なるほどね、同じ完了形が動作を成立させる条件なのか、動作の目的(ゴール)かという違いがあるのか。
そりゃ同じ-ekで表したら混同する罠。

さて、では原点に戻り、単位と累積を区別するような動詞はどんなものがあるか考えよう。
歩く、食べる、見るなど。これらは両立だが、どちらかというと累積の方がデフォだ。一口食べるを表すことは少ない。
一方、殺すや殴るは単位動詞がデフォ。特に殺すは目的語の命が一個だから、単位動詞になりやすい。
許すなどは抽象的な動詞だが、単位がデフォだろう。

こう見ると、「単位デフォ」「累積デフォ」「区別しないのがデフォ」があるようだ。
3番目が多ければこんな議論いらない。
理論的にいえば「デフォが決まらず中立」な動詞もあるだろう。「見る」などの知覚動詞がこれに近いかもしれない。

こう見ると、区別が必要なのは「単位デフォ」「累積デフォ」「デフォが決まらず中立」の3つなんだな。
これだけ量があると、区別せざるをえまい。

動詞ごとにデフォを決めればいいんだろうが、そうすると学習が大変になるので却下。
それに、その場合でも「デフォが決まらず中立」については困るし。

かといって、区別を強制させるのも邪魔くさい。なぜって副詞をつけるのが面倒だから。
さらに、「走れ」と命令したときに一々それが単位なのか累積なのか区別するのが面倒だから。

となると、やはり区別を強制させずに任意で付けるのが実際的ということになる。
普段はどうやって区別するのかというと、文脈と動詞の知識だ。
例えば食べるが累積デフォであることは、何語でも恐らく同じ認知だしな。一口がデフォになる言語はないだろう。

で、必要なときは副詞をつけて区別する、と。
つまり、完了形が条件か目的のどちらかは、文脈と動詞の知識で区別する、と。
この方法なら今まで書いたものを変える必要もないし、スマートではあるな。

仮に単位をyua、累積をyuiとすると、こうなる。

san-ek yua la 彼を好きになった。
san-ek yui la 彼を好きな時代がもう終わった。
san-ek la  どっちやねん。

na-ek yua omt 嬉しさを感じた。これから嬉しさスタートっぽい。
na-ek yui omt  嬉しい時代が終わった。
na-ek omt どっちやねん。

xon-ek yua miik リンゴを一口食べた。
xon-ek yui miik リンゴを食べ終わった。
xon-ek miik どっちやねん。

……あれ、通常が「どっちやねん」ばかりだと、コミュケにならなくないかw?
けど、これは完了形の話だよな。過程の場合――

lef-es yua 脚をあげている最中
lef-es yui 走っている途中
lef-es 後者に決まってる

set-es yua 殺している途中
set-es yui 複数人からなる集団を随時殺している最中
set-es 前者だろうな

――過程の場合、完了と違ってどっちやねんが減る。
命令形では?

lef-al 一歩走れなわけないし、lef-al yuiのことだろうな……。
andeteo, ti bad-ix an と言われて複数回殴ったら流石にキレるよなw yuaに決まってる。

ふむ、どうもアスペクトによって同じ動詞でもどっちか判断できる場合があるようだ。
となると、区別を強制させるのは非合理的といえる。
完了形でしばしば単位と累積の区別を要するとはいえ、ほかの相では違うなら、区別を強制するのは損だ。

従って副詞を任意に付ける方法が無難。完了形では単位と累積のどちらか迷うので、副詞をつけがちになる。
無相などでは副詞を付けないのが無標になる。

こうすればレインが紫苑に教えたlof-isはOKのままになる。
レインはその場歩きをしていたので、1歩歩きではないから、lof-is yuiのつもりで言っていたことになる。

で、実際yuiだと困る。受動態に似てるし3文字は長い。しかもyuaとyuiでは聞き違いやすい。
そこで、副詞としては単位にwaを提案。時相詞の直後に来る副詞なので母音か半母音で始まっている方が音の繋がりがいい。
yaにしようと思ったのだが、bad-al yaだとyaが文末の純詞と区別つかないので却下。つまり、bad-al ya(殴れよ、なぁ)の意味に聞こえるので却下。

一方、累積はai。結局のaiとは文法的位置が異なるので誤解はない。
ちなみに、lef-ai aiのような文章は「お猿さん」かと思われw

まぁとりあえずこれで提案してみたいんですが、言語屋の助言が聞ければ助かります。

<まとめ>

san-ek wa 好きになった=これからが花の時代だ
san-ek ai もう好きじゃなくなった

san-e ai 好き
san-e wa 好き。あまり意味が違わないので副詞の出番なし。

lof-es wa 一歩歩こうと脚を上げている
lof-es ai 歩いている。ふつうこの意味なので累積デフォ。

bad-es wa 殴ろうと手を伸ばしている。
bad-es ai フルボッコ中。無標定まらず。

set-es wa 一人を半殺しにしているところ。デフォ。
set-es ai 敵兵を次々ヌッ殺しているところで、三国無双みたいな感じ。

nab-ek wa ひとぬりした。
nab-ek ai 全面を塗った。デフォ?

ixk-ek wa 1文字でも眼にした。
ixt-ek ai 通読した。デフォ。

na-e wa omt 嬉しい
na-e ai omt 嬉しい。実質区別なし

na-es wa omt 嬉しくなりかけている。
na-es ai omt 嬉しいのが続行中。デフォ不明。

<おまけ>

単位を短母音、累積を長母音にした例

lef-es 脚をあげている
lef-ees 走っている途中

na-ek ここから感じ始めた
na-eek もう感じない

in-e 眼をやる
in-ee 見る

lef-al 一歩走れ
lef-aal 走れ

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息子ユルトと悪魔くん

みんなのうたをyoutubeで見ていた。
高校のころ、メトロポリタン美術館が聞きたいと思って実に半年も見続け、結局出てこなくてがっかりした。
あのときの想いが、「著作権なんかどうでもいいよ。どうせもう昔の企画なんだし、youtubeでupしてるのを認めろやNHK。俺は半年待っても見せなかったNHKより、2秒の検索で見せてくれたyoutubeを支持する!」という気持ちを持たせることになった、そんな出版人でいいんかいw

で、ふと思い出して悪魔くんを検索してみた。
あった……スゲー。

俺は機械や化け物は一切だめで、人間&剣&魔法しか見ない子供だった。
悪魔くんは自分の中では物凄い例外。
何が好きだったのか知らないが、アニメを楽しみにしていた。

ところがだ、あるとき野球で放送が潰れたんだな。
まだ引っ越してなかったから、ええと、一桁のころ。
で、潰れたことで見事に泣いてね。

俺、野球が大嫌いで、草野球をもじって常に糞野球と呼んでいるんだが、なんで自分野球嫌いになったかなと思い出したら、悪魔くん潰された恨みなんだな、これがw
子供のころの恨みは恐ろしい。もう野球が嫌いな理由が何だかわからんくらい、俺のOSに野球はくだらないと書き込まれているのだから。

で、悪魔くんのEDを見た。お、おぼえてねー。
でも、なんか記憶にあるかもしれない……。見ていたら、カードにこうもりねこの組み合わせはなんとなく思い出したような……。俺8歳くらいじゃない?

で、見ていたら、「あれぇっ!?」と思った。
12使徒というんだって、出てくるキャラ。
リディアたちに使徒と名づけたのはダイの大冒険からだけど、これも関与してたのかもなぁ。

まぁそれはいい。問題はこれだ。
使徒にユルグというキャラがいる。
んー?たしかこれって本を読んでる頭のいい賢者キャラじゃなかったっけ?超うろ覚えだが。

もしそうなら、語源不詳リディア命名な神ユルグ神の語源って……。
リディア命名とはいえ、昔のことなので、どうせ俺とあいつの会話からできたに決まってるので、結局どっちが命名したかなんてあやふやだ。
あいつが命名したのが事実でも、ネタ提供は俺かもしれないからだ。

ちょっと待て……それじゃ何か。ユルグは日本語由来の可能性がある、と?
音象徴でもないしな……。

さぁここで何が困るか。
――ウチの息子だよw

彼のユルトという名はユルグから来ている。
で、アプリオリ化のための自然言語排他からすると、とてもまずいんだわ。

しかし、ユルグ神ができたのが5年てことはないので、中学だとして、8歳に見ていたものを覚えていただろうか。だってユルグって今見て思い出したくらいだからな。

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そうですか……。
うーん…………。

>メルさんを必死でかばったり、その辺はザメンホフに匹敵する妹思いを発揮していたと思うわよ。

――という言葉を信じてみることにします。

いや、卒論のこととか、色々、わりと真面目に心配してて、そちらもsentantとか言ってたので、あのときも心の底ではそんな風に思っていたのかと思ったら、「なんだよそれ、ひどくない」と思ったわけです。
さちえがbeobeemaの弁護士通して「うその笑顔を作っていました」と言ってきやがって、楽しいこともあったから結婚したはずなのに、なんだその言い草はって思ったときのことがフラバしました。

亀用の戦術ということであれば、どっかでアルカで言っとけば誤解なかったかも……。

まぁ……つまるところ、そんな嫌いというわけでもないなら、別にこちらとしてはいつもの悪態はキャラ慣れしてるので、取り下げます。

……。9:1くらいでダメな人と思ってていいですよ

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>Kakisさん

Kakisさん、亀が俺を悪く言うのと貴方が言うのでは重みが違います。
亀は俺のことを知らないので何を言っても所詮悔し紛れですが、貴方はもう2年くらい知ってますからね。

昼に散歩しながら昨日のことを考えていました。
1年前に喧嘩したときは、互いのことをよく知らなかったから、まだ何とか持ち直したんだと思います。

あれから1年して、こちらとしては、ダメな姿を見せていたので、「あぁ、ダメな人なんだなぁ」と思われているだろうことは承知です。
ただ、フォローのしようがないということは、完全にダメってことを意味しますよね、論理的に。
けど、俺はダメな面だけを見せてきたわけではないんですが。

ということは、良い面についてはスルーしてきたんですね。
俺としては、「ダメな奴ではあるが、面白いときとか、純粋なところは気に入っている」というような評価をもらってるかなと期待していました。

アルカが普及型なら、「俺がダメだと思われていても、言語が広まれば我慢しよう」と思うかもしれません。
でもアルカはそうじゃないです。符牒なので、こちらを完全にダメだと思っている人とはやっていけません。

俺を良い人と思う人は気持ち悪いですが、「基本ダメだけど、いいところもある」程度にはバランスとっている人じゃないと、流石に付き合えないです。
だって、これから何か話してても「あぁ、この人は頭の中では俺のことをフォローしきれない逝ってよしと思ってるんだな」というのがよぎって、とてもじゃないけど会話にならないでしょ。

あれから1年経っても評価が変わらなかったわけですね。むしろ悪化したのかな。
もちろん、評価を変えろとは言いません。人の気持ちですから。それは変わらないでしょう。
だけど、それだけ思われてる相手と何事もない顔で付き合うことはできないですよ。それは分かりますよね。

だからその結果として、アルカを離れてもらえますか。
流石にフォローしようがないほど俺を悪く思っている人とはやっていけないからです。
メルもヴァールも俺の悪口ばかり言うけど、どっかで良いところがあると思ってるから、あれでも付き合ってこれました。逆にいえば、最後の防衛線があるから、俺側も相手の悪口を寛容できました。

@wikiやブログのコピーなど、こちらの著作物に関しては、今後公開したりしないでほしいです。
wikiの編集権は貴方のものだと思うので私は口出しできませんが、アルカに関する記述を取っていただきたいです。

それによって資料がなくなることについてはこちらで対処します。ブログは土曜あたりに消して新サイトを立て、必要な資料や記事をアップして整えます。

コンテンツのコメントとかは今後結構です。
何かコメントをもらっても、「あぁ、でもこれは俺のことを悪だとか逝ってよしとか思いながら出たコメントなんだよな」と思うからです。
そんなの見たい人はいないでしょう。

貴方は人工言語の能力があると思うので、エスの推進派になってはどうでしょうか。
人間性も柔らかいし、精神も安定してるし、付き合いやすいです。ふつうに接すれば俺より巧く世の中渡っていけるでしょう。
俺はエスにはサルベージする気もなくなって、相手取る気が失せています。エスを未来に残すために尽力するように転向するのが良いと思います。

――てゆうかね、本音言うと散歩しててこう思っちゃったんですよ。
この人の頭の中ではやっぱりさちえさん離婚おめでとうなんだなって。
ほらやっぱりさちえは逃げて正解だったって。
あいつの裏切りは正しい行為だったんだって。
そういう風に聞こえてね。
それが理由

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2年前の今日は日曜だったなぁ。
アルカが後期を迎える改定をした。

朝、ちえとパルがPCで作業をしていた。
俺がここでちえと喧嘩したのが引き金だったんだろうなぁ。

会社で眼が痛いから目薬買ってきてといわれ、買いに行った。
やめて出て行くつもりなら、ここで会社で使う目薬を買いに行かせたのはなぜだろう。
昼の時点ではそのつもりはなかったのか?
でも午前に喧嘩しただけで、午後は何もなかったのだから、引き金は午前にあったんじゃないか。

昼は素麺だったっけ?何か食べた。
午後も作業を続け、合間には、15に出たアドバンスのFF4をやってた。
夕方に向こうから求めてきて応じた。断ったのにしつこかったので、このときにもう最後だと思ってたのかも。
一緒に風呂に入った。夜はフィギアスケートをテレビで見て、何か飯を食っていた。

明日から冬期講習だとかいって疲れた顔をしていた。
夜も作業をして、大改定が終わった。
いくつか残ってるのを明日以降にしようといった。

眠れないとかいっていた。
疲れたらすっと眠れるよと答えた。
それが最後の記憶だった。

19日がというけれど、最後は18日だったし、19日はいい気なもので、事態に気付いていなかったのだから。
すると、今日が……最後にあいつといた……そうか……。

それで、紗枝をup。塗り替えるにはいい日だ。初稿。パスは主人公の名。

「yumeori.doc」をダウンロード

「melidia.doc」をダウンロード

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まとめ

まぁ、黒いところがあるからNADやミールやレインがあるわけだよな。
繊細なのが理由で、善にも悪にも針が大きく振れるんだろう。

それで、ネットでは悪側だけを見せてきたわけでもない。
だけど彼には黒い部分しか記憶に残ってなかったわけか。
悪いようにしか見られてなかったんだな。そうか、わかった。

さて、この話はもういいだろう。

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内省

>妹思いで、妻のことを愛していて、

メルは好きだし、可愛がってきた。さちえもリディアも大切にしていた。
仕事では客のことを考えない営業に日々キレて、ユーザーの利益を考えては企画を潰されてる。教師時代は授業計画や準備を人一倍やって、進路指導も仕事外でして、休み時間は質問させていた。
ネコがウチでぐーたらしてるのも俺が雨の夜に探しに拾いにいったからだ。

勇太に養育費をやってないことくらいが気がかりだが、彼が嫌いなのではなく、俺を裏切ったさちえを潤して楽させることが、あいつの裏切りを肯定することになり、許せないからだ。
金自体はどうでもいい。どうせルシアにやるもので貯めているだけだ。その一部が勇太に行こうが俺としては同じことだ。どうせ自分のためではない。
勇太を物心付く前から育てさせてくれるなら金はかかってもいい。

あぁ、書いててイライラしてくるなぁ。
だったら、ありのままの自分を2年間みせていればよかったんだ。さちえにも「どうせ俺のことを嫌って別れるさ」とか言ってないで、好きな間に気持ちよく恋愛をしていればよかったんだ。このマイナス思考が精神病を余計悪化させている。なぜ俺はこうなのか。こんな人間だからこそアルカを作れたと思うと、アルカを作れる人間はほかにいなかったろうよとさえ思えてくる。
ほんとガキのころから同じこと言われるよ。「アンタ口が悪くて損してる。」

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鬱-ip

某所にて――

確かにザメンホフはいい人だと思います。
妹思いで、妻のことを愛していて、他の医者は良くあることと割り切れているのに自分の患者が
手遅れで死んでしまうと何日も落ち込むところなどは、人間らしい感情を持っていていいと思います。
それと比べると、セレン氏は・・・・・・フォローしようがないですね。
人間的に言えば、尊敬できないを通り越して正直「逝ってよし」な人だと思います。

――てなことを言われた。

さて、俺は悪人なのだろうか。
自律神経が弱くて肝臓が悪く、キレやすく精神が不安定なことで苦しんだり、それが結局離婚の原因だったことは分かっている。
その自分が嫌なのだが、そう生まれてきたものをどうしろと。

精神が不安定なマイナスはあるが、繊細で神経質なのはプラスにも働く。
さちえは俺の心が綺麗だとよく言っていた。そういえば実世界の知り合いはわりとそう言ってくる。

印象的だったのは、俺の絵が優しいという言葉。
周りの人に言わせると、俺の性格は荒々しいが、文章と絵と音楽は優しいのだという。
色んな人に子供のころから言われた。

自己分析が好きな俺は、繊細だからだろうと考えている。
でも、自分としては心が綺麗なところがあるからと考えたいものだ。

自分で言うのは気が引けるので悪ぶってはいたが、恐らく俺は心が綺麗な方だと思う。
ネットだと素と言ってきたが、周りに言わせるとこっちこそ嘘っぽいそうだ。
多分……実際の俺に会うと印象って随分違うんじゃないかな……と思う。

というか、そうでもないと彼女に心が綺麗とか言われたり、恋愛結婚したりはできないだろ、ふつうに。
玲音をたまに読み返すとわりと感動的な言葉を書くなと思うんだが、それも傍証だ。

俺はばあちゃんの遺伝なのか、あのばあちゃんに育てられたからか、自分を悪たれだと吹聴する癖が5歳くらいからあったそうだ。
ネットってのは口だけ弁慶になれるから、黒い自分を演出して悪ぶれるんだろうな。

ザメンホフの悪い部分だけを採って書けば俺のブログみたいになるだろうし、逆に俺のさちえに好かれたような部分だけをとれば、ザメンホフの本みたいになるんだろうな。
見方しだいだ。結局、どの場所でどの顔を見せているか。
でも、見せた顔だけで判断されてしまう。まぁ、しょうがないか。自分の責任だし。

あぁ、そうか。俺は今日までネットでの活動が自分の素を晒せる場所だと思っていたけど、俺が見せていたのは悪びれた自分でしかなかったんだな。

ふぅ……となるとここはカタルシスにはならないのだな。
俺にとって素になれる場所ではなかったのか。
セレンというのはハンドルでもないのに、素の俺じゃないとしたら、なんだか自分と分離しちゃって、ネットとアシェット上のキャラでしかない気がしてきたよ。
俺は多重人格とは無縁なので、なんていうか、この場所にセレンという実の名を使って居続けることに不安を感じてきた。

さて、あさってが……明後日か。FF4に救われるか、その前日に終わるか。会社2日間やすみてえなぁ。スタジオ入りとかしてる場合じゃねーよ。

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「母語が違うと英語の情報処理時の負荷が異なるか」

という記事が「言語教育」の1月号に出ていた。
結論だけ言うと、非印欧語話者(俺たち)の方が印欧語話者(ポルトガルとか)に比べ、英語をリスニングしているときに血流が増加するそうだ。

ここからいえるのは、同じものを聴解するときに、使う脳のエネルギー量が異なるということだ。英語の場合、俺たちは余計エネルギーがかかるそうだ。

これは人工言語的に面白い。エスは印欧語話者には省エネで、われわれにはそうでないことになる。
そしてノシロやアルカは万人にとって燃費が悪いことになる。面白い、面白い。

こう考えると、特に不自由のないレベルの日常会話であっても、なぜ俺がさちえやリディアに対しアルカで喋りたがらない(なかった)のかが分かる。
要するにエネルギーがかかって疲れるからである。

今回はここでやめてしまうが、続投要請があれば書きまっする。

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・売れるのは分かっているが、俺は出版業なので金に変えることができない企画

読者が飲料業界ならこの記事を読んでラッキーです。
必ず10年以内にヒットする商品を紹介します。

ぬるま湯です。
冬場はホット(できればウォーム)でミネラルウォーターを売りなさい。

血流の悪い冷え女、糖尿や通風など生活習慣病で危機的な男、自律神経の弱い人間、水分不足だが糖分の多すぎて胃腸に負担のかかるソポドリが嫌な風邪患者など。
需要は多い。供給がないだけ。黒ごまココアとか作ってないで、LOHAS志向でいきなさい。これからLOHAS向きはますます堅調に伸びる。女を中心に。

ミネラルウォーターはグングン伸びている。点数が増えているので食い合ってるけど、総本数では多い。
だが冬は寒くて飲む気がしない。汗もかかないし。だが500ml程度ならいずれにせよ飲む範囲だ。
むしろ冷たくて腹を壊すのが問題だ。だからあっためて売りなさい。しかも250mlか280mlPETで。

・絵

どの絵もリディアに似てると思って描いているのだが、本人と比べると似てなかったりする。
CGなので何度もやり直して、ようやく似てきた。
鉛筆時代ではできなかったことだし、CGも始めたて(いまもだが)のころはこうはいかなかった。

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プロジェクト・リディア3の4

今週分。輪郭とか修正。気づけば1月経ってる?
ようやく顔が似た。ディティールに入りたいお。

「ridia3_4.jpg」をダウンロード

おまけ。会ったころの幼女リディアタソを再現。
人に見せたら「猫耳つけてみれ」と言われたので本当にやってみたw
↓ろりでぃあ。

「uni1.jpg」をダウンロード

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<少女の背には長すぎる杖>

 ある日のこと。今日はセレン君の誕生日。なぜか彼は自分の誕生日は思い出すことができたのだ。でも、今となっては折角の誕生日でも本人がいないので意味はないのだけれど。

 私はミクちゃんと一緒に寝ていた。ミクちゃんは緊張感なくあっさり寝てしまったけど、私は全然寝付けなかった。

 冬なのに布団が暑くなってきたので、私は一旦部屋を出て涼みにいった。

 自分の部屋に戻ると、ドアの隙間に手紙が挟まっているのに気付いた。しゃがんで拾うと、そこには見慣れた文字で内容が書かれてあった。

 私はドキっとした。それはセレン君の汚い下手な文字だった。しかも字を間違えていた。ちゃんと勉強しないからだよ……。

 ため息をつきながらも私は興奮して開けた。するとそこには「屋上で会おう」と書かれてあった。

「えっ!」

 心臓が跳ね上がった。セレン君が今ここに来ているの!?帰ってきてくれたのね!

 私は涙が出そうになった。オヴィ君がやられて、その上みんなまでいなくなってしまって途方にくれていた私にとって希望の光に思えた。

 そして……それとは別の感覚の、なんだか初めて感じる胸のどきどきがあった。そうだ、私2カ月前に彼に自分の気持ちを告白したんだ……。あのときは何も聞けなかったけど、セレン君はどう思ったんだろう。私のこと、どう思ってるんだろう。

 私はパジャマのまま走ろうかと思ったけど、外はオヴィ君を殺した奴がうろついている恐れがあるので、一旦部屋に戻り、着替えて武器を装備してから屋上へ出た。

「ふふ、セレン君たら屋上に呼び出すなんて。きっと気まずくて入ってこれないんだわ。私に仲を取り持ってほしいのね。でも皆がいなくなっちゃったことを説明しないとなぁ。彼がいればみんな戻ってくるよね。それにしてもメルも一緒なのかしら。久しぶりだわ。大きくなったかなぁ」

 屋上へのドアを開け、ひょっこり首を出して登ると、そこにはセレン君が立っていた。

「セレン君っ!」

 思わず駆け寄った。

「リディア……」

 セレン君は冷たい眼のまま立っていた。

「久しぶり……だね。メルは一緒?」

「いや……」

「そっか……。会えて嬉しい」

「リディア、場所を変えようか」

「え……ここでも平気よ」

 なにせみんないなくなっちゃったからね……。でもセレン君はそんな事情を知らないわけだから、しょうがないか。まだ戻ってくることに警戒心があるのね。

「んと……そうね。じゃあやっぱり場所変えてもいいよ。そこの森でいい?」

「あぁ」というとセレン君は飛んでいった。

 森まで付いていくと、私は魔法で灯かりを作った。

「寒いね~」

「あぁ……」

「ねぇセレン君、何も心配しなくていいからね。気まずいかもしれないけど――」

「リディア」

 私の言葉を覆うようにセレン君は言った。そして剣を抜いた。

「どうしたの、敵?」

 私は警戒した。けど……何か違う。私はセレン君を見た。

 彼が剣を抜くときは戦闘の合図。昔からそう。でも、今回は何かが違う。だって……明らかに彼はその剣を私に向けているのだから……。

 とっさに後ろを振り向く。……誰もいない。敵は後ろにいない。じゃあどうして彼は私に剣を向けているの……?

「武器を構えろ、リディア」

「な……なに言ってるの、セレン君……」

「あとはお前とミルフだけだ」

「――!!」

 一瞬、意味が分からなかったが、突如、私の頭を黒い推測がよぎった。

「ねぇ、それ……どういう意味?」

 するとセレン君は近くにある岩に灯かりを向けた。

 それはよく見ると岩じゃなくて氷だった。そして氷の中にはクリスの顔があった。氷漬けにされた彼女は胸に穴を開けたまま眼を閉じていた。

「ひっ……!」

 尻餅をついてしまった。恐怖で腰が抜けたのだ。

「クリス……!そんな……どうして……」

「次はお前の番だ、リディア」

「まさか……ほかのみんなもこうして……そんな……そんな……」

 ようやく分かった。みんな、私たちを裏切って出て行ってしまったんではなかったんだ。今の私と同じように、セレン君に呼び出されたのだ。呼び出された人は、セレン君が皆に会うのは気まずいだろうと察してあげて、一人でセレン君のところに行ったのだ。あのリュウ君さえも疑わず……。そしてここに呼び出され……氷漬けに……。

「立たなければ斬るが?」

 私はよろよろと立ち上がった。

「貴方を殺すなんてできない。倒して捕まえる!」

 魔力を集め、炎を放った。だがセレン君はあっさり剣で炎を切り裂いた。ぐっと私に近付くと、おなかを殴ってきた。私は苦しくて思わずうずくまった

「あぅっ……ちょ……まって、痛い……!」

 だけどそれもむなしく、私は顔を横殴りにされて地面を転がった。痛い……いたいよぉ……なんで好きな人に殴られなきゃいけないの……おかしいよ、こんなの……。

 やっぱりムリ、好きな人となんか戦えない。私はなんて弱いんだろう……。

「……だめ……やっぱりムリだよ……お願い、殺さないで。ねぇ……好きなんだよぉ」

「戦わないのか?……じゃあ、さよならだ」

 セレン君は腕を引くと、私の胸に剣を突き刺した。

 熱い……痛い……苦しい……どうしてこんなことに……。

 灯かりに照らされて彼の眼が映った。

 私は目を見開いた。

 なんだ……これ。

 彼の眼は……おかしい……目が曇っている……まるでlentisに操られた人形のよう……。

 まさか……。

「セレン……君」

 私は胸に刺さった剣を握る。彼は剣を抜こうと私の胸を蹴るけど、離さない。

「貴方……操られているんじゃないの……?」

 喋るたびに血が出る。だめだ……私は助からない。でも……最後に残ったミクちゃんは救わないと……。そしてセレン君を正気に戻さないと……。でも、どうすればいい?解呪の魔法なんて私は使えない。

 せめてミクちゃんにこのことを伝えないと……。でも私の命はあと数分もないだろう。私は……何もできないのか。

 悔しい。好きな人に殺されるならせめて彼の意思で殺してほしかった。lentisの人形なんかに殺されたくない。こないだ私が彼に告白したときも彼は操られていたのね。あのときはオヴィ君を殺しにきたんだわ。

 なんてこと。私の気持ちは伝わってなかったのね。

 そんなの……いや。

 私は残った力で彼の肩に手をかけ、全力で体を引き上げた。

 そして彼の頭に手を回すと、私は彼にキスをした。

 セレン君の目が月のように丸くなる。それと同時に眼の曇りが取れていった。

「リ……リディア?」

 震えるようなセレン君の声。

「な……なんでお前こんなところに……。いや、それよりここはどこなんだ……?」

 正気に戻ったセレン君。

 え……もしかして、今ので呪いが解けたの……?

「セレン君……よかった」

「お、おい、お前ひどい怪我じゃないか!早くフルミネアにケアを!」

 私は静かに微笑んで首を振った。

「よかった……帰ってきてくれて。じゃあ最後にもう一度、言うね」

「え……」

「……すき」

 泣きそうな彼の顔は子供みたいでかわいかった。

 確か、俺の最後の記憶は秋の終わりか冬の始まりだ。墓守をしている最中に魔石から召喚獣を出して……その帰りに謎の女の子と別れてから……そうだ、アクタカに会って……。

 あれ……それからどうなった?なんでいきなりこんな寒くなってるんだ?そしてなぜ俺はリディアの胸を刺した状態で立っていたんだ!?

 いや……まて……うっすらだが記憶にあるぞ。アクタカに何か魔法をかけられた後、俺はメルを置いて家を出た。そしてここに帰り……パールの誕生日くらいだったか……オヴィを斬った……そうだ、斬った覚えがある……。

 そのときリディアに好きだといわれたんだ……。

 だが俺はその場を去ってしまい、それから一人ずつ使徒を氷漬けにし、今……リディアを……。そして彼女が最後に力を振り絞って俺にキスしたことで呪いが解けたのだ。

 なんてことだ、俺はアクタカに操られ、仲間たちをこの手で……。

 剣を落としてしまった。立ってもいられず、俺は地面に倒れこんだ。

 とそのとき、がさがさと音がした。アデルか……?

 だが出てきたのはミクちゃんだった。背丈に合わない長い杖を持っている。

「リーダーさん、おひさしぶりですぅ」

「あ……あぁ……久しぶり。それよりミクちゃん、どうしてここが」

「正気に戻ってよかったです。みなさんの体はここにありますかぁ?」

「あ……し、死体のことか……なら全員分ここにある。オヴィのを除いてな」

「わかりましたぁ」

 ふわふわした喋り方でミクちゃんは喋る。手をくいくいと動かし、空中に向かって来い来いとジェスチャーをする。すると木々の間から棺が飛んできた。

 中にはオヴィが入っていた。

「なぁ……その杖ってもしかして……」

「フォルティスです。ねぇ、リーダーさん」

 ミクちゃんはいつものくすくす笑いを初めて止めて喋りだした。

「大切なものは失くして初めて気付く。……失くして後悔したときはもう遅い。でも誰かが元に戻してくれるとしたら、貴方はもう二度と同じ過ちを繰り返しませんか?」

 刺すようなミクちゃんの声。それは彼女が始めて見せた「笑わない顔」だった。

 そのとき、ぽっと緑色の光が起こったような気がして俺は眼を動かした。光は一瞬で消えてなくなった。

 なんだ今の……まるで蛍みたいな光だったな。

 いやまさか。こんな季節にいるはずがない……。

「過去を戻せたら二度と同じ過ちはしない、か……。あぁ、約束するよ……」

 するとミクちゃんはすっと小さくお辞儀した。

「はい、ルシーラさま。では、妖精さんが一度だけ後悔を改める機会をさしあげましょう」

 すると彼女の体は白く光りだした。少女の体には長すぎる杖をゆっくり振ると、氷の棺が音を立てて割れていった。白い光が使徒たちの体に入ると、みな生気を取り戻し、顔色は赤みを帯びた。

 俺はリディアを見ていた。胸に開いた傷は塞がり、青ざめた顔は血の気を帯び、唇は桃色に戻った。俺はその唇を見て、顔が赤くなるのを感じた。

 ふっとリディアが眼を開いた。永い眠りから醒めたような、それでいてうたた寝から醒めたような、そんな不思議な感じだった。

 リディアは俺を見ると、にこりと微笑んだ。

 俺は彼女の手を取って、恥ずかしそうに、鼻を指で擦りながらぎこちなく言った。

「……じゃあ、俺たち付き合う?」

 なんだかリディアが今までになく可愛く見えた。彼女は嬉しそうに頷いた。

「――はい。」

*当時アルシェと喧嘩別れしていたのだが、リディアが来日して、西武線

の練馬駅

の古い改札で終電なくして話してて、キスされた。軒があって、寒いのにその下で話していた。役所のある方面の改札だが役所から最も離れた改札で、今は軒とかあるんだろうか。券売機だって変わっていることだろうな。改札ごとなくなっている可能性だってある。

 その役所で別の女との婚姻届と離婚届を取ったのは因果だな。ともあれそれがきっかけで付き合い、アルシェにも戻った。当時舞い上がっていたが、今考えれば当時彼女は10歳だから、小学校4年生くらいの女の子にキスされて、もう中3になろうとしている男子が舞い上がっていたわけか。ちなみに帰りは歩いたが、道が分からないので一晩たっても数駅分しか歩けず、ほぼ始発で分かれた。

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体調わるいなぁ……

・レス

和訳がなまはげ調であるのが全く同じ!!
なんというカイトクレーマーw
小学校からとか恐ろしすぎです。妹さんはよく無事でしたねw

ところで、リディアタソに怒られますた。
「なに顔を勝手にアップしたり、so-al pot anとかバラしてんのよ。恥ずかしくて日本歩けないじゃない!」と。
大丈夫、ほぼ誰も見てないって。でも顔はここまできたら完成までアップします。
ちなみにメルはso-al al anについて笑って終わったらしい。

・本文

セレンは気分屋である。理由は2つ。

1:自律神経が弱い→天候や体調に気分がモロ影響される。
→季節の移ろいや胃腸の調子によって躁鬱を繰り返す。

2:自分の見た目とオリジナル人格が一致していない。
→見た目からはクールな知的キャラを想像されるが、実際はアヒャ。
素の性格じゃで社会は渡れないし、かといって見た目に合わせようと無理をするたび、歯車が狂う。

マンガや映画を見てキャラに惚れると真似をしたくなるが、確実に浮いて失敗する。
小学のときから変わらない。
ある日はジャック=スパロウのようにラム飲んでやさぐれてるのがカッコイイ気がする。
ある日はとても明るい人になるw
ある日は「お前検事か」というくらい公正なキャラになろうとする。とても厄介な奴だw
逆に、凶悪犯罪を好む自分もいる。

どの自分も本当だからなんだよな。
でも核の人格はとても中途半端で、そのどれも徹底できない。
だからマンガなどによって、いずれかのキャラが刺激を受けると1週間くらいは特定の人格が強まる。
でも周りで浮くので、やめてしまう。

以上は2番に関するものだが、単純に1番が原因で鬱を繰り返すことも多い。
躁だと運動をしたり外出する。人と遊ぶことはないが、挨拶がすこーし元気になるw
鬱だと何も喋らずに仕事する。仕事の効率が悪くなり、不定愁訴の原因をあれこれググり、ネットにハマるw しかもブログで毒を吐く(-_-;
ちなみにアルカが最も進むときは、躁から鬱に落ちる直前。この時期が最も作業が良くなる。

鬱の周期は2ヶ月くらいだが、運動をしていると逓減するようだ。
また、季節の変動が強い。本来春が弱いとされる神経だが、俺の場合、血流が悪化して胃腸が痛くなる冬に鬱になる。
従って冬は大嫌いだ。12~2月は毎年なければいいと思う。
だから今年の正月は明けてから外国に行く。

そうだ、まだここで言ってなかった。
毎年、正月はフゥシカと会うことにしてきました。もうかれこれ……中2だから、13年?
結婚してても変わらず会っていた。

でも今年は趣向を変えようと思う。新白岡での正月がどんなものか、知らない。
ああいう田舎では除夜の鐘はどう聞こえるのか。
そういえば紫苑は12時すぎに起きているのは大晦日ぶりだといっていた。それはどんな情景だったんだろう。

張った結界のピネナも破られていたことだし、ピネナとリディアの補強を夜な夜なしにいくかな。
というわけで、0時前ごろに結界線散歩決行で、白岡で今年は年を越そうと計画中。

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手書き文字資料

今日はベッドで寝ながら手書きの日記をつけた。

そういえば最近のアルカの文字資料ってないなと思ってアップ。でもどうせアップするならこんな内容にしなきゃ良かったw 中身は読まずに外観だけ見て不思議な気持ちに浸りましょう。

いつか黒歴史はアルカでと言われたことがあったが、確かに有効かも。黙ってりゃ謎文字にしか見えない。というか、どうせアルカだから後で誰かに見つかっても平気という気持ちがあるからか、恐ろしく黒いなw 玲音がなぜシェルテスに手首を喰われたのか、これをみていると性向が分かる。

「dec1301.jpg」をダウンロード

「dec1302.jpg」をダウンロード

口直しに月のワルツ

http://jp.youtube.com/watch?v=1bLIlqOQT8U&feature=related

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中だし

初音ミク以来に今日泣いた。
だけど理由はまた初音なんだな、これが。

http://jp.youtube.com/watch?v=OY8Ac-kWxbE&feature=related

↑人間の歌手が感動を起こさないのに、機械が起こすなんて……。
 商業主義じゃないことが、綺麗なものを産むんだろうな。

それはそうと、別の意味で感動した曲↓
エロをここまで綺麗に歌うとはなぁ。実在の女には歌えないわな。

http://jp.youtube.com/watch?v=7E0iqLeaLDw&feature=related

さて、これを聞いて中だしについて考えた。いや、行為ではなく言葉として。
昔から気になっていたんだが、「中に出して」と「中で出して」はどう違うのだろうか。

so-al al an
so-al ka an
so-al pot an

アルカでも格が違うようだが、どう違うのだろう。
それ以前に、使い分けが確認されなければ机上だ。
で、思い出してみると、リディアはso-al pot anと言っていた。メルはal anと言っていた。さちえもal anだった。今後クリスとかにも聞いてみるかな。
でも、リディアもal anと言っていた。特に決まってないのだと思う。
どうもkaとは言わないんだね。

alは、厳密にいえば、外で出して精子が結果的にかかればOKということになる。
kaはどうか。これは膣内になる。が、anの占める空間にいればkaと言えるので、膣内でなくてもいいのだと思う。
potはどうか。これは絶対膣内だ。まぁ、pot kuoの場合もあるだろうが。

日本語ではどうか。
「中に」だと、厳密に言えば入れずに膣口で出して、中に精子が入ればよいということになる。これでもふつうに妊娠するので、実は人類は処女のまま簡単に懐胎できる。
「中で」だと、絶対膣内だ。
さちえは「出して」ではなく「いって」という動詞を使っていたので、必然的に「中でいって」というデ格しか使わなかった。なぜか英文翻訳調で「私の中でいって」と言っていた。いずれにせよ、サンプルにならない。リディアとメルは「中に」だった。
ほかの女はどうだったか……覚えてない……。糸冬。

自分の耳の好みとしては「中に」のようだ。「中に出して」の方が萌えerである。ちなみに俺も英文翻訳が好きなのか、「私の中に」がつくと萌estである。
「中で」というのはちょっと違和感があるというか、あまり可愛くない。なんでだろう。
「中で」というと、自分が女に取り込まれている感じがするからだ。包まれてるということは相手の方が大きいということだ。そうじゃなくてこっちが抱いてる主体なんだから、お前は場所格ではなく与格なんだよといいたいんだ。

そうか、それで分かった。与格だから、女が受け取り手になることが明示され、男が与える側で提供者で主体だという上下関係ができる。
考えてみるものだな、自分の耳に良い言葉も掘り下げれば理由が見えるものだ。

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xia279

「xia279.dic」をダウンロード

40日ぶりの更新です。13000まであと300語ちょっと。

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<一人ひとり>

 オヴィ君が殺された次の日、朝になってもギル君は戻ってこなかった。セレン君もやはり飛んでいってしまったままだった。

 朝ごはんに降りてこないことでみんなはギル君がいなくなったことに気付いた。私は昨日の夜のことを告げると、みんなはうなだれてしまった。そして彼の部屋を漁った後は、ますます言葉を失ってしまった。

 みんな、彼が自発的に家出したと知ってしまったのだ。ギル君の装備は部屋になかった。オヴィ君がやられたことがそんなにショックだったのだろうか。だからってみんなを捨てて出て行ってしまうなんて……。あの優しいギル君が……そんな……。

 みんなは黙って学校に行った。でも授業中も虚ろだった。

 その夜、私たちは食事中も話すことなく、過ごしていた。私は空いたセレン君たちの席を見るたび泣きそうになって、喉が締め付けられるみたいで、食べられなかった。

 クリスが「やつれたわねぇ」といって私を撫でてくれた。元々痩せてて小さい私なのに、もっと痩せちゃったみたい。

 その日はクリスと一緒に寝た。クリスは暖かくていい匂いがした。私は安らかに眠れた。

 次の朝、起きたらフルミネアがいなくなっていた。

 私は愕然とした。彼女もまた装備を持っていなくなっていたのだ。

 それからというもの、最悪だった。朝起きると必ず誰かがいなくなっていた。

 パールが消え、ザナ君が消えた。居間の食卓は無駄に大きいだけのテーブルになってしまった。

「ねぇ」ある日の夕食。私は疲れたため息を吐きながら呟いた「リュウ君はいなくならないよね?」

 彼は「もちろんです」としか答えなかった。

 私はその日、クリスと身を寄せ合うようにした。

 だけど、リュウ君は約束を破って、次の日にはいなくなっていた。私はもう誰を信じればいいのか分からなくなった。

 私のほかに残った使徒はクリスとミクちゃんだけ。

 ミクちゃんも心細いだろうと思って3人で寝ようとした。けど、ベッドが小さくてムリだって分かった。そしたらクリスが今日は私とミクちゃんが一緒に寝るようにと言って自分の部屋へ行った。

 私はクリスを信用してたから、特に何も感じなかった。

 ――だから次の日起きてクリスがいなくなっていたときには、もう言葉が出なかった。私はショックで動けなくなってしまった。

 もう……私とミクちゃんしかいないんだ……。

 先生とアンジュさんと私とミクちゃんだけ……4人しかいない。

 セレン君を追って出て行ったメルと、セレン君が去った日、早々に出て行ってしまった使徒、そして殺されたオヴィ君と、出て行ったみんな。残る使徒は私とミクちゃんだけだ。

 みんながいない家に意味なんてあるの?

 私も……サプリに……帰るの?……お母さんと暮らした……サプリ……。

 そうね、もうこんな大きな家、さびしいだけだよね。あぁ、そうか、みんなこうやって出ていっちゃったんだね。

2007年12月11日 (火)

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しゅわるつさんの方法

――で実際にやってみた。便利便利。代数を表計算でやってのけたところが俺的にはコペルニクスに見える。

「cvc_vowel_consonant.xls」をダウンロード

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ニートのススメ

30まで後3年しかないことで焦っている。
本来、3年あれば小6が高1になれることも知っている。3年は長い。
だが、あのときと同じ長さにならないだろうことを俺は知っている。だから焦る。

俺が60で死ぬとして、まだ人生半分以上ある。
だが、年取るごとに時間が早くなるので、実は現状で既に人生半分超えているに違いない。
つまりもう一回分の人生を俺は歩めずに死ぬのだ。

それが嫌なので、時間を長く有効に使いたいと考えた。
それにはどうすれば良いか。

そこで、時間について考えた。
時間の進み方は、「代謝がよい(心臓の鼓動が早い)」「イベントフルな一日である」という2点が揃うと遅く感じることが分かっているそうだ。だから子供時代は長く感じた。

しかしこれには矛盾がある。楽しい時間が早く過ぎて退屈な時間が長いことが説明できない。
楽しく遊んでいるときは代謝も良いし、イベントも多い。なのにむしろ早く感じるではないか。

ここで思った。時間には2種類ある。
1つは現実の時間。つまり実際の時間の流れ。
1つは記憶の時間。つまり、「今年は早かったなぁ」とか「中学のころは長かったなぁ」という時間。

楽しい時間が早く過ぎるのは現実の時間のことだ。
代謝云々の話は記憶の時間のことだ。

面白いことに、両者は足すと1になるようにできている。
つまらない毎日同じな生活をしていると、その1年を振り返っても何もなかった気になるので、記憶の時間は短い。でも毎日は退屈なので現実の時間は長い。
逆に毎日面白くてイベントフルだと、現実の時間はあっという間に経つが、思い出は盛りだくさんなので記憶の時間は多い。
神の計らいとでも言えばよいのか、なんとも不思議なバランスだ。

さて、ここで自分のバランスについて考えてみた。
会社勤めをしていると無茶をするので体を壊す。弱いところに症状が出る。
社会人というのは毎日どこかが痛いとか苦しいと思いながら仕事をしている。

痛い日は顕著だ。早く帰りたいと思うのだが、中々そういうときにかぎって時計が進まない。現実の時間は長くなる。
だが、そんな痛いのが1週間続けば、今週は仕事も進まなかったし、何にもならなかったなぁと思う。記憶の時間は短くなる。

つまり俺の人生はこういうことだ。毎日痛い苦しい現実の時間が長く、それでいて記憶の時間は短い。
1年を振り返ると何も残ってない。ただ、一瞬で年を取った気になる。
こうして黄金の20代がなくなろうとしている。

これではいかんと思った。現実と記憶の組み合わせでいくと最悪だ。
長く苦しんで、年だけは一瞬で取る?最悪じゃないか。

じゃあ簡単だ。最高はそれを裏返せばいい。
毎日イベントフルで、痛みがなく、女がいて、やりがいがある。
楽しくて一瞬で時間が経つが、年末に振り返ると「今年は色々あったなぁ」と思う。これが時間の使い方の最高なパターンだ。

さて、最高パターンを過ごせるのは誰か。学生とニートだけだ。
要するに子供がいる人は手一杯で無理だし、働いている人間も無理だ。
「ニート&not引きこもり」こそが最高の時間を過ごすことができる。
引きこもってちゃイベントフルになれないのでダメだ。あくまで色々出ること。これは必須な条件。

引きこもらないニートってのは人生謳歌してるんだろうなと思う。
金があればだけどね。

自活してみて思うのだが、親元で家があるニートは、せいぜい年収100~200くらいあればやっていけるので、フリーターかなんかやってだね、あとは人生謳歌するというのが一番な気がする。

所詮俺みたいに正社員になっても今の社会じゃボロ雑巾で、体壊して年をすぐ取るだけだ。社会的には正社員は勝ち組らしいが、どうかね。疑わしい。

若手の正社員ってやつはフリーターのせいぜい2,3倍しか稼げないわけだ。まして年功序列で金があがる世代でもない。わりくってるのは2,30代の正社員という時代さ。
そんなで体壊すくらいなら、フリーターで健康に楽しくそこそこの金で生きていた方が勝ち組というものだ。

そして、家に財産があるようなやつはニートでいればいいんだ。社会的に後ろ指さされようが、それが勝ち組だろう。

とはいうものの、借金はあっても財産などない親だったし、会社を辞めてフリーターになる勇気もない。
ただ、このまま20代が無為に終わってよいものだろうかと悩む。

打開策として、リディアがルシアとユルト連れでこっちに来てくれれば、有意義な人生になれる。家族ができるので。
でもさ、そんなことが起こるくらいなら俺がホームから電車に飛び降りた方が現実的なんだよね。

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プロジェクト・リディア3の3

修正しますた。まだ途中。

「ridia3-20tis.jpg」をダウンロード

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プロジェクト・リディア3の2

リディア=ルティアの似顔絵です。
painterX使用。アクリル画。

写真にはなれませんでした。諦めました。
首のところとか髪とか塗りきってないです。右目が浮いてる。グラデが雑。まいったな。

次は別の人を描こうと思います。パステル画を試したい。

「ano_e_ridia_3_2_nim.jpg」をダウンロード

白黒にすると水月紫苑に見える。モデルだからなぁ。

「ano_e_ridia_3_2_pul.jpg」をダウンロード

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<悲しい誕生日>

mel 6 dia nee

 今日はパールの誕生日。みんなでお祝いをしている。どうしてパールが自分の誕生日を知っているのか、私は知らない。でも、本人がそう言ってるのだから、誕生日でよいのだと思う。 

 セレン君がいなくなってから、もう3カ月だ。異性魔王は来ないけど、アデルは現れる。私たちはすっかり元気を失っちゃったけど、アデルが来れば街を守るしかない。 

 今日は珍しくみんなに笑顔が戻った。お祝いだから。でも、みんなどこか虚ろ。無理して笑ってる。なんだか、悲しい誕生日……。 

 私はセレン君がいなくなってから、随分泣いた。毎日泣いて、どれだけ泣いたか分からないくらい。どうしてこんなに悲しいのか分からない。お母さんが死んじゃった悲しみをセレン君がせき止めていてくれたのか、彼がいなくなって一気に悲しみに襲われたみたい。 

 こんなに彼の存在が大きいって思わなかった。なんでこんなに私は虚ろなのか分からなかった。そしたらクリスがこう教えてくれた。 

「リディア、あんたセレンが好きなのよ」 

「どういうこと?」って私は聞いた。うん、すきよ。an san-e la 

「そうじゃなくって、ti laf-e laなのよ」 

「うん、一緒にいたいよ、an laf-e la 

「それは親と一緒にいたいlaf-eじゃなくて、hatiaなのよ。ti na-i hatia al la 

「えっ」と思った。恋……って何だろう。これが……恋なの?お話の中で出てくる、男の子と女の子が好きになって……でもそれは友達の好きじゃなくて……もっとそれ以上の……そうか、そうなんだ。いなくなったのがオヴィ君だったらこう思ってた?多分、違う。悲しかったは悲しかっただろうけど。 

 そうか……これが恋なんだ……。私、セレン君に恋してたんだ……。失って初めて分かったんだ……。 

 私は床に体育座りをしていた。急に涙が出てきて顔を膝に埋める。 

 ……いらないよ。 

 これが恋だって言うんなら、私、こんなのいらない。 

 何でみんなこんな苦しいものを欲しがるんだろう。 

「リディア?」 

 クリスに呼ばれる。そうだ、今はパールのお祝いだった。思い出してる場合じゃない。 

「大丈夫?」 

「う、うん。大丈夫だよ、だよ」 

「冷えたんじゃない?毛布もってくるわね」とクリスが居間を出る。 

 私がぼーっとドアを見ていると、キャーというクリスの悲鳴が聞こえた。 

ギル「どうしたっ!?」 

 男の子たちが慌てて階段へ向かう。そして彼らの悲鳴。私も駆け寄る。 

 階段を登った廊下に、クリスがいた。そしてその横でオヴィ君が寝ていた。 

クリス「オヴィ……オヴィ……」 

 クリスが泣きすがる。 

 ……え……なに、どうしたの……。 

リュウ「治療します、どいてください」 

 クリスは首を振る。 

「もう……手遅れよ」 

 …………え?なにが? 

ギル「くそっ!誰のしわざだ!?」 

 オヴィ君を氷の棺に入れ、私たちは居間へ戻った。本当に悲しい誕生日になってしまった。 

リュウ「遺体は斬られていました」 

クリス「戦闘の跡はあったの?」 

 リュウ君は無言で頷いた。 

「彼の斧が落ちていました。手に持っていたようです」 

ザル「オヴィをやるなんて相当な使い手だな」 

フルミネア「それにしても……どうして彼は助けを呼ばなかったのでしょう……」 

パール「呼ぶ前に斬られてしまったということでしょうか」 

 うそ……あのオヴィ君がそんなあっさりなんて……ありえないよ……。 

 結局何も分からないまま、私たちは解散した。思えば、どうしてこのときみんなで一緒にいなかったんだろう……。 

 夜、私は眠れないで、ベッドの中で包まって一人で震えていた。さびしいとか悲しいとか怖いとか、色んな負の気持ちが溢れてきて……だめだった。 

 だめ、眠れない。私は外へ出た。オヴィ君が倒れていた床を見つめる。 

 屋上へ行こうとしたけど、外は危ないかなと思ってやめた。 

 ……さびしい。 

 そうだ、クリスに会いに行こう。 

 私はクリスの部屋に行った。ノックしたけど出てこない。あれ……寝ちゃったのかな。 

 フルミネアの部屋に行く。ノックするけど出てこない。フルミネアもか……。 

 パールの部屋に行くけど、ここも同じ。みんな、よく眠れるなぁ……。 

 ミクちゃんの部屋に行ったら、彼女はノックに反応した。 

「ふあーい」 

 でもかなり寝ぼけてた。あぁ、起こしちゃったな。 

「ごめん、寝てたよね」 

「ふあーい。なんでしょう」 

「……う、ううん。なんでもないの、起こしちゃってごめんね」 

 私はパタパタと走っていった。 

 ギル君の部屋をノックしたけど、ここも反応はない。眠れない人はいないのだろうか。 

「……あれ?」 

 とそのとき私はドアが開いていることに気付いた。 

「開いてたんだ。おじゃましま~す。ギル君?リディアだけど……みゅう」 

 でも返事がない。部屋は薄暗い。ベッドを見るが誰もいない。トイレかシャワー?でも灯かりもないし気配もない。 

「……おでかけ?」 

 私は部屋を出て1階へ行った。でも誰もいない。 

「おかしいなぁ……」 

 先生の部屋に行ってみた。ノックすると「どうしたの?」と声がする。声からして寝てたみたい。私は「なんでもないです、ごめんなさい」というと2階に戻った。 

「屋上……かな」 

 私は屋上へ上がった。けど、誰もいなかった。 

「ギル君、どこに行っちゃったんだろ……」 

 歩いてたら疲れてきた。なんだか眠い。これなら寝れそうだ。 

 とそのとき、私は視線を感じて振り返った。 

「あ……あ……」 

 私は口を開けたまま立っていた。そこにはセレン君が立っていたのだ。 

「セッ――!」 

 セレン君は声を上げようとする私を制し、「しーっ」と言った。 

 私は黙って駆け寄った。 

「セレン君!」小さい声で叫ぶ私「帰ってきてくれたのね!」 

 だけどセレン君は黙って首を振る。 

「え……だって……帰ってきたじゃない」 

「いや、帰ってきたわけじゃない」 

 冷たい声。私は唇をかみ締めた。 

「いやだよ、そんなの。帰ってきてよ。今大変なんだよ……」 

 そうだ、これを言わないと。 

「オヴィ君がさっきね……殺されちゃったの。今、みんな不安なの。セレン君が必要なの」 

「世界の歪みが必要なのか?」 

「ちがっ!」ムッとした「私は貴方が必要だって言ってるの!」 

「俺はアルシェじゃない。お前らの仲間じゃないんだ」 

 セレン君はふっと浮き上がる。またどこかに行ってしまうの?そんなのいや! 

 私は腕にしがみついた。 

「離せ、リディア」 

「離さない!だって私――」 

 クリスの言葉がふと思い出された。 

 そうだ、私……。 

「――私、貴方が好きだもん!」 

「え……」 

 セレン君は一瞬動きを止めて呆然とした。私は固唾を飲んで見守った。 

 だけど彼が悩んだのは一瞬のことだった。 

 小さく首を振ると、セレン君は私の指を外し、飛んでいってしまった。

2007年12月 6日 (木)

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ford

数年後の実用を目指し、子供たちの英才教育案をアシェットで募った。
メルセルに最優秀賞が発表された。

俺の案は「絵本の読み聞かせ」だった。予選落ちした。
最優秀賞はメルだった。「ford」という案だ。

fordはfot/despaから来ている。実際の意味は紐の結び方の体系のことだ。
紐の結び方を通して子供たちの右脳を鍛えるそうだ。

fordはメルが作ったものだ。子供のころ、メルはアシェットでの生活で、おもちゃも愛情もない、衣食住だけの生活を強いられていた。
玩具も買ってもらえなかった少女時代のメルは、孤独を満たすために自分の靴の紐を解き、その紐の色んな結わき方を考えて遊んでいたそうだ。
そんな過去があったとは知らなかった俺は、思わず一票を投じた。
実際、彼女の空間能力や図形能力の高さはこういった遊びの中で培われたのかもしれない。

俺はといえば空間能力に乏しく、蝶々結びしか知らない。
あまりに情けないので、これを機にfordをやってみようと思う。
リディアはさっそくfordをアルバザードの幼児教育に取り入れた。

とはいえ、読者、貴方もきっと俺を笑えまい。
メルの頭の中には100種以上もの結び方が入っているようだ。
しかも彼女が言うには結び方など何千もあるとのこと。

俺も貴方もきっと3種類くらいしか知るまい。
知っていると生活に役立つものも多いので、オススメだ。

俺はfordに魅力を感じた。溢れる図解。系統だったアルカでの名称。
結びという行為が想起させる封印という神話的な響き。貧しい少女が考え出した遊び。これこそ生の文化だ。

なるほど、俺では考えもつかなかった空間的な発想なわけだ。
最優秀賞をとる人間の頭というのはやはり違うのだなと思った。

2007年12月 4日 (火)

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serenの日記を公開してみる(一日分)

スカート、袴、マントなど、ひらひらするものをカッコいいと思うらしい。
だから高校でロングコートを買った。1万円程度だったはずだ。

大学のころ、嫌にカッコいいコートを着ている人を見つけた。
人に聞いてみるとトレンチというそうだ。ここで初めて存在を知った。
これぞ自分の求めていたコートだと思うようになった。

ネットで調べると、バーバリとアクアスキュータムが老舗という。
池袋の西武に買いに行って、驚いた。20万もするのだ。
当時のバイト代が5万かそこら。とても買えないし、PCを買ったほうがマシだ。

実のところ、貯金はあった。だが、買わなかった。
「ガキには分不相応。大学出て就職しないとあのコートに受け入れられないだろう」と思って諦めたのだ。

それから5年ほどしたのだろうか。
ふと当時のことを思い出し、買うことにした。
冬のボーナスも出ることだし、ちょうどよい。

買うのは絶対池袋の西武!
だってあのときの自分との約束を果たすのだから。

勇んでいったものの、黒のトレンチは国産しか生産しておらず、13万で買えるのだそうだ。
型紙はインポートと同じで、材質も同じだという。基本的には気分の違いで7万だという。

だけど今回は気分を買いたい。それで黒以外も考慮した。
だけどベージュだと探偵みたいだし、紺はオッサンみたいなので嫌だった。
第一アクアスキュータムの黒トレンチがほしくてアルシャンテまで作らせた俺が、黒以外で満足するはずがない。

自分の思い通りにいかないのが世の中だ。
大学のころの夢に従い、黒を手に入れた。誤算は20万もしなかったということだ。

ところでバーバリは考慮しなかった。
理由は簡単だ。名前。アクアがカッコイイというだけの理由だ。訳語も良い。
社名がどれだけ大事かという一例だ。
冗談はさておき、アクアの方がデザインが気に入っていた。

さて、着てみたが、今までの安いトレンチと比べて暖かいのに軽い。驚いた。
肘を曲げたとき、安物は曲げにくい。ごわごわする。
これはそんなことがない。軽い、薄い、暖かい、柔らかい。
そしてポッケに手を入れたときの感触が最高に柔らかくて心地よい。
残念なのは裏ポケットがないこと。

早速着たまま渋谷の文化村に行き、昨日から公開されているアルベール=アンカーの展覧会を見てきた。1月前から楽しみにしていた。
インパストの使い方が素晴らしい。あと、黒の使い方にこの時代を感じた。
アンカーは良かった。非常に良かった。

アンカーの娘が遊んだボードゲームが絵に描かれている。現物が置いてあった。
シェルト盤を思い出した。絵の中にあると魔法の小道具みたいに見えるのに、実物は子供が切って塗ったような汚い板だ。それがシェルト盤を思い出させ、心地よかった。

帰りに大学で降りて、しばらく散歩していた。
やはり……鬱になった。
ここに来るべきではなかった。

今、俺の左側にアルシャンテが置いてある。
自分が自分の手でこれを掴めるようになったんだと思う。
その代わり、失ったものも多い。

そんなものだ。
美味い飯が食えるようになったころには油物が食えない胃腸になっている。
結婚して女が抱けるようになったころには性欲が衰えている。
ブランドの服を着れるころには顔が醜く老け込んでしまっている。

人間は失った空白を埋めるように生きているのだ。

2007年12月 2日 (日)

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bert

bertの答え。月曜でいいやと思ったけど、師匠の「かな?かな?」に誘惑されました(^-^;

書き下ろそうかと思いましたが、大3のときに演習の発表レジュメで扱った覚えがあり、こちらをupします。
ファイル名を変え、講座名等を伏せただけで、原文ママです。

レジュメとレポートの違いは分かりますね。あくまで口頭発表用の資料に過ぎません。
ここで挙げた参考資料は推薦図書です。

当時クロさんとKakisさんは高校生?随分昔に感じるものです。
bertの問題だけでなく、広く動詞の自他について学べると思います。
憩いにて読後感想を願います。

「inga.doc」をダウンロード

*移行期間を過ぎたらブログごと消します。今回は予告しておきます。

*Kakisさん、分かりました。その条件でお互い折り合いをつけましょう。ご迷惑おかけしました。

2007年12月 1日 (土)

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引越し

自分にブログは向いていないということと、yyをもっと活用していきたいという理由で幻語結界を新サイト人工言語学に引っ越そうと思います。
ブログで自分のことを多く書いてしまったので、アルカの部屋も消そうと思います。
いや、私自身は消したのですがミラーが作られています。今日まではそれでも良いことにしていましたが著作者として不都合を感じるため、ミラー管理人の方、消去願います。
消去の際はキャッシュが残ると意味がないので、一度ブログの記事を消したあと1月ほど放置した後、ブログそのものを削除願います。
消したことでリンクが切れてしまった資料については要請に答えて新サイトで再アップいたします。

*ここは一時的にup用の場所としてサイトができるまでの間、使用します。

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メル19年の抱負

やめよう。ここは人工言語の場所であって俺のプライベートを喋ってもしょうがないんだ。 悩みはリディアやフゥシカに相談すべきであって、ここでさちえのことを言っても意味がないんだ。

これまで悩みなどをここで言ってきたのは、ここに個人的に漬かりすぎていたからだ。だがそれはお門違いだろう。

ここは俺にとって人工言語について語る場に限定しなければならない。

それを実現するためにこちらも改善するとして、逆に読者にも願うことがある。

人工言語の場所とはいえ、真面目に人工言語の話題をして何人が話に乗っているか。 むしろ関係のないアニメなどの話の方が乗ってこないだろうか。

書き手というのは読者の反応がある方にシフトする傾向がある。

俺一人で今の環境は作れないので、改善するならともにしないと実現できないから、それについては希望する。

アスペクト考のときみたいに言語屋が乗ってくれると非常にありがたいし、こちらも相手の興味に応じて記事を投げていこうと思う。

ところで、その構図だと俺は供給者だといえる。経験を供給したり、コンテンツを供給したりしている。

ではgive and takeに基づいて何を俺はtakeしているかなと考えた。

俺が時間を割いて人工言語をやっているのは、自分のコンテンツにコメントがほしいからだ。理由は簡単だ。リディアはアシェットの人間だし、パルとさちえはいなくなったし、フゥシカはアルカに一切興味を示さないから、人の感想がほしいのだ。

言語屋にはアルカユーザーがほしいと思われているだろうが、ユーザーはアシェットに確保しているため、至上の存在ではない。

それは俺のレスの付け方を見ていれば分かると思う。アルカをやれるより、コンテンツの感想をありがたがっている。

だから、人工言語が普及するとか界が大きくなることは実はそこまで望んでいない。

とはいえ、その感想をつけることができる人というのは非常に限られている。

だから少し増えれば楽しいとは思っているし、そのために人工言語の活動をしているようなものだ。

逆にいえばそういう人間がいなくなれば俺のtakeするものはなくなるので、人工言語界から去ると思う。

色んな企業や団体の隆盛を見るに、この界は二次関数的に大きくなっていく経過点にある。

正直言って、あと何年か崩れずに続ければ、界が大きくなると思う。人工言語といえばエスという公式を崩すことができると思う。

水滴というのは小さいうちは儚いが、周りを吸収していくうちにどんどんでかくなる。その過渡期にあると見ている。

そのときまで、俺みたいな経験と知識を持った人間は叩き上げとして必要だ。

だが自分のモチベーションは別のところにあるので、言い換えれば、歴史の歯車を握っているのは俺じゃなくてユーザーなんだと思う。

人工言語界を広げる段階はこうだ。

・人工言語界を人工言語界内部で広げるには、若いエス学習者をこちらにサルベージする。これが第一段階。あそこの客層を奪うのが確実。

・エスからサルベージしてエス内の血を新鮮にすれば、人工言語界内部での拡大は頭打ちだ。次はネット上で別の関連分野に注目させる。そこをポータルとして注目を集める。  関心度は薄いが、人口は広まる。なに、こういうのは同心円さ。どこまで円が大きくなってもコアな人間は円の中心のものすごく狭い面積にしか存在しない。あとは薄い関心を持った人間をどれだけ広げるかだ。

ちなみに、人工言語は言語学でないと思っているのが常識だから、考えを変えられる若手の言語学学習者を人工言語学に取り込むというのも必要。

色々とやることはあるわけで、自分の恥をネットで晒してる場合でないのは確かだ。

メル19年の目標としては――

1:新サイトの人工言語学を立てる

2:人工言語事典を作る

3:エスに広告をかけて若手をサルベージ

4:新生派と呼ばれる人間の言語学知識の底上げ

――が挙げられる。ふむ、面白いことにアルカのアの字もないものだな。

ではアルカの目標を挙げよう。

1:紗枝翻訳(年始で終わるはず)

2:アルディア日本語版完了

3:リディアの絵を写真のように描けるようになる

4:幻日の不備を改善(用例とかwikiとの連携とか) 特に3なんだが、2次元の絵が完成したら3Dに進んで3Dで頭部を作ってみたい。それができたら3Dのデータを基に等身大の頭部を実物制作したい。これでアルカの芸術分野は完成だと思う。(というかそこまでやったら俺はそれで飯を食った方が早いのではないか?) ここでいつもなら自分自身の目標を挙げるところだが、それやったらback to square oneなわけで、ヤラネ。

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一晩明けて整理

女代の発想を俺独特と思いたいが、モラ夫にとってはデフォの発想のようだ。

女代の考え方自体は小学校からやっていたことで、もう俺の基本システムに入っているのだろうな。
さちえにも「よく計算するね」と言われたくらい、算数嫌いなくせに損得勘定だけはしてきたから。

別に俺が客観的視点に優れているとかそういうかっこいい話ではなくて、原理はここにある↓

http://www.geocities.jp/moraharadoumei/kagaisha.html

当てはまらないのは6、11、12、14,15。重篤なのは2と9。好戦的だなw それ以外は軽微ないし中級程度。

そしてこのサイト、面白いことにさちえについても書いてある↓

http://www.geocities.jp/moraharadoumei/higaisha.html

当てはまらないのは6だけ。
こいつも該当項目の深さがひどい。とにかく5の塊。

つまり、だ。
俺は加害者らしい加害者で、向こうは被害者らしい被害者で、絶対結婚しちゃいけない組み合わせだったらしい。
このサイトは春ごろに見つけてなるほどなぁと思ったが、いま見返してもなるほどと思う。
ただこの管理人、被害者の顔をしているが、俺と同じモラ女臭がする。本当に内気な被害者気質はこんなサイト立てられない。

別のサイトに書いてあったが、見た目がよくて賢くて運動神経が良い子供はモラ夫に育ちやすいんだと。挫折しないし回りは特別視するからだって。
はぁ……なるほどね。
そしてモラ夫は死ぬまで治らないと書いてあった。基幹部分だもんなぁ……。自己嫌悪は子供のころからあるのだが、ちっともなおらねぇ。

メル18年のはじめに性格を治そうと思った気がするのだが、抱負叶わず。さすが根深いな。
しかし去年よりは安定してきたので、良くはなってると思いたい。
俺の場合、モラ夫が治ればかなり善人の部類な気がする。そちらの自分の方が好きなので、なりたいだが、26年の間なれてねぇ……。
2007年11月28日 (水)

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載せるのにえらい迷いました。時限爆弾です。

*後半特に人工言語界ドン引きなのは分かってます。弁解しません。先に謝っておきます。

12/19がまた近付いてきた。今年は理性を保てるだろうか。
元々はヴァールの誕生日だったのに最近は蛍クライシスだ。
リディアの誕生日がFF4といい、できすぎた偶然が多いものだ。

さちえについて本気出して考えてみた。2年越しのまとめ。
さて、特に後半の女代を書くことでまたvort-ix言われるのかね。好感度マイナスで人払いかね。
だがこうでも計算しないと12月を乗り越えられないんだよ!

さて、出て行ってから、俺はあいつのことを美化しすぎてないか。
そんなにいい奴だったか?
んなわけねーだろ。だとしたらなんで喧嘩して追い詰めた?嫌いだったからだろうが。

俺はあいつに毎日イライラしていた。正直最後はどうでもいい人扱いだった。
まるきり人権無視だったな。夫のやることじゃない。

では何で俺がそうしたかというと、裏を返せば向こうがそう仕向けたということでもある。表裏一体だ。
さちえはほとほと俺を呆れさせたからな。会話が成立しないとか、何を言ってるのかイミフとか。学校でもそんな評価だったし。
あれじゃ一緒に暮らせない。パルの話じゃないが、胃が溶ける。

じゃあ俺はどんな女なら我慢できたのよ?
理想を考えてみた。
こないだあげた理想の女はあくまで抱きたい好み。暮らすということになると話は別。

浮気しない放蕩しない家事するとかは当たり前。
その上でさちえは何が足りなかったか。

とにかく俺の話を興味持って聞く。さちえはダメだった。
「聞いてるの?」と毎日言われるほど上の空。あれで俺を苛立たせるんだよな。
あと、学力はあっても頭が悪い。難しい話を嫌い、日常的な話ばかりする。
しかもほとんど他人の不平不満。まこと女らしくくだらない。

そう、そうだそうだ。結局さちえの何がいやだって、「お前に話してるのと壁に話してるのかわらねーじゃねーか!」とキレてたが、それだ。そこがいやだった。
しかも俺が怒るごとに怖がって態度がどんどん悪くなり、悪循環。最悪の夫婦だった。

俺はベラベラ理想や思考を喋り続ける人間で、ほっとくといくらでも考えを喋り続ける。
フゥシカもよく半生以上これを聞きつづけたものだ。
その代わり、日常的な話はほとんどしない。女や友達がふつうの話をしているとひたすら聞いている。俗世のことには興味がない。

思えば、言語学の話と、社会をどうすればよくなるかと、電子インクのような新技術の話で俺はできている。
知識か理想以外はほとんど口にしないようだ……あ、あるある、さちえ。あいつの思い出話は多い。
もしくはリディアかメルか紫亞。結局この4人以外はまず話に上らない。
ふむ、つまり頭を使う話しか特定の女の話かということか。

で、俺としては「聞いてない態度」の奴が許せないわけよ。聞けと思うわけよ。
反論してくるのはいい。でも無視されるのは許せない。
さちえは実はちゃんと聞いていたらしい。でも俺が問題にしているのは聞いていなそうな態度の方だ。

でもさちえはそんな簡単なことができなかった。そういう人なんだろうな。あいつにとっては難しかったんだろう。
俺は自分がないがしろにされると顕著に不機嫌になるので、さちえの態度が癇に障った。
まぁ、恋人時代はそれほどでもなかったから、仕事で疲れてたんだろうなと今は思う。

さちえがもし俺の話を聞いてますよという態度を出していれば、世界は違った。
俺はあいつにイラつかなかったし、バカ呼ばわりもしなかった。
喧嘩することもなく、さちえは怯えず、離婚もせず、勇太は親無しにならず、ルシアたちは生まれなかった。
新生人工言語論はさちえの助言で閉鎖し、ここでの出会いも一切なく、アシェットとは疎遠になり、俺は今の会社におらず、世の中から学問の本が数冊消える。

そしてその世界が俺の中で正解だ。
12/19以降、俺は負けたパラレルワールド――ほら、トランクスが人造人間と戦った方の未来――を歩いているだけなんだよ。

結論として、さちえに足りなかったのは相槌。それさえなければ後は我慢できた。
はぁ……。

・女代(考えうる限り最大限にゲスなことを覚悟してください。こういうネタが平気な人はむしろ笑えると思いますが)

これ、よく考えることなんだが、26にして性欲旺盛な俺としては海外に彼女がいるというのが迷惑な話だ。
さちえは俺より旺盛だったから、3年間俺から言ったことはなかった。
俺は日記に必ずカウントしていたので、ちょっと数えてみたら、多分2.5年間で700~1000回くらいだったようだ。
思えば一人の女で1000回というのは凄いことだな……。

で、それを試算してみた。思えば大学のときもリディアで同じことしてたなぁw
仮に格安風俗で換算すると、本番ありだから15k*700だとして10,500,000円に相当する。
うおっ!凄いな、1千万!?

実際には生本番で22,3才の子だと高級になってくるから発単価5万前後になるわけで、もっと高くなるのか。
しかも多くて1000回で掛け算すると凄いことに……。
俺は種が弱いのか、生回数が多かったので、実際は単価4万くらいで計算しないと合わないな。
生で少ししてからというのも風俗だと生店じゃなきゃいけないから生にカウントすると相当な数になるので4万で適正だろう。

となると1000回のとき、え……4千万!
女体、スゲー!!

最低限の額で1千万ということか。最大限だと4千万!平均取ったら二千五百万だよ。

待てよ?勇太に養育費を払ったとしたら、1月5万だとして年間60マソ。20年で1200マソ。
おい、勇太1人の人生で平均額の半分だよ……。
女代、テラ高す。

待て、ということはだ、逆に俺はそれだけの金額をロスしたことになるのか?
別れなかったらやれてた分だけロス?

ということでリアルに再計算。
当時は学生orニートだったからあのペースでやれていた。
現在はどうか?

まず体力的にきつい。仕事が忙しすぎる。土日しか必然的にできん。
だが勇太がびーびー泣くだろうから、恐らく土日のうち1回できるかどうかだ。
となると月4回。うわ……減るなぁ……。
でもリアルだろう。ダチは子供できて急激にやらせてもらえなくなったといってるし……。

しかもさちえは経産婦だしもう25だから女子大生のときより価値が下がっている。
となると、単価も下がる。だが風俗的には経産婦だろうと関係ないので変わらない。
だけど単価はさがる。なぜか?
勇太ができたので次ができるとやばいので確実に避妊するからだ。そうすると生計算できなくなる。
単価15,000で固定する必要がある。

となると月に4*15000で6万となる。これが現時点でのさちえの女代。
これを俺はロスしていることになる。
だが代わりに勇太の養育費5万を払っていないので、収支マイナス1万になる。
年間で12万だ。

だがこれにはさちえの養育費を含めていない。別れてなければあいつにかかる食費等が月1万を切ることはない。
それも出すとなると勇太を手元で育てる養育費と合わせて6万は超える。
ということは、離婚して収支プラスになったことになる。

また、さちえを女代で換算できるのは風俗年齢までだから、せいぜい35までだろう。
となるとあと10年しか使えなかったことになる。
同ベースでやったとして、年間72万が10年で720万……安……。

女って恐ろしい。若い女は金になる。女は若さが命というが本当だった。
計算して明らかになった。数字を見れば明らかだ。
たった2年半の女子大生時代で最高額4千万だったのに、産後残りの人生であいつは720万にしかならないのか……。
まてよ、つまりまともに結婚していたら、その720万に対し死ぬまで投資したことになるな。

ではその見返りはなんだ。家政婦ということでもなかろう。愛情しかないよな。
でも昭和の夫婦を見ていると熟年離婚してるし粗大ゴミ扱いだし、愛なんて感じないが……。
ということは、男は結婚すると損するという結論にならないか?

ふむ、女代で計算すると俺はけっして損はしていないようだ。
だが、それでもこの道が失敗したパラレルワールドだと思うのはなぜだろう。
それはかつてもらっていた愛情が確かなものだと知っていて、それを失ったことが何よりのショックだったからにほかならない。
現在が嫌だといってるんじゃない。そうじゃなくて、それだけもらった愛情が大きかったということだ。
720万と俺の生涯稼ぐ金が等価に見えるくらいの愛情をな……。

うわ……結論づいてしまったよ。結局いくら金で数えても、愛情を失った俺が負け犬という結論だ。
さちえがまともな会話の反応さえしてくれればすべてが円満だったのに……。逆に俺があいつの応対に我慢できれば円満だったのに……。
鬱になった……。
2007年11月27日 (火)

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<リファト>

 イヴィルの家で世話になって随分経った。もうすっかり冬になってしまった。森には雪が降り、木こりの作業も大変になった。室内で工芸品を作って売る生活が続いた。

 あれ以来、墓守は俺の仕事だ。コートを着込んでランタンを持って出て行く。墓場では火を炊いて良いと言われたので、焚き火を起こす。なに、燃料はいくらでも調達できる。

 今日も俺はランタンを持って外へ出た。ルビィさんには俺が墓守している間は見張るなと言ってある。

 出掛けにメルが「お兄ちゃん、寒くない?」と聞いてきた。

「寒いよ。でも火を焚くから」

「風邪引かないでね。さびしくない?メルも行こうか?」

「え……」どきっとした。女の子に会いにいくのを楽しみにしていることをメルに知られるのはバツが悪かった「い、いやいいよ。お前こそ風邪ひいちゃうだろ」

「そっかぁ……」

 俺はこそこそと外へ出た。

 薪を持って墓へ向かう。雪をどけて土を出す。そこに薪を置いて魔法で種火を作ると、すぐ燃える。

 パチパチ言い出したころ、「あったかそうだね」と言って例の女の子が来た。

「やぁ、こんばんは。今日も来たね」

「毎晩だもんね」

 平たい木を地面に敷いて女の子の席を作ってやる。手でぽんぽんと指示すると「ありがとう」と言って座った。

「もうしばらくなるね。どれくらいだっけ?」

「うーん、3カ月弱かしら」

「ここに来るたび会ってるな」

「うん」

「一緒にいてつまらなくないか?飽きたり」

「そんなことないよ。とても楽しい。そうじゃなきゃ来ないでしょ?」

「そっか。寒いの我慢して話してるだけなのにな」

「セレン君は楽しくないの?」

「楽しいよ。でも俺は仕事がてらだから。君は仕事でもないのにこんなところにいなくちゃならないなんて不公平だって思ってね」

「そう。私はいいよ。セレン君と一緒にいられて」

「そっか……」俺は顔を赤らめながら俯いた。

「あのさ……君の名前、いい加減教えてくれないか?」

 ふふと笑う女の子。女の子が口を開いたとき、バチッと火が飛んだ。

「あぶなっ」

 焚き火を見る。するとその中に何かが見えた。

「……なぁ、火の中に何かいないか……?」

「えっ?」

 女の子が覗き込むと、火の中に邪悪な瞳が現れた。ギラっと彼女を睨みつける。

「危ない!」

 俺は女の子を押し倒した。

 火は女の子をいたところを通り過ぎると、やがて犬になった。

「なんだ、こいつっ!」

「アデルッ!?」

 女の子は身構える。

 それは火に包まれた犬だった。こちらを見て唸っている。

 俺は剣を抜いて斬りつけた。が、斬りつけようとすると火に姿を変えてすり抜けてしまう。

「セレン君、どいてっ。――vext!」

 氷の魔法が犬を襲う。ところが犬の炎のほうが強い。

 犬は炎を吹き付ける。俺と女の子はたまらず、吹き飛ばされてしまう。

 まずい、こいつは強いぞ……。俺は倒れながら女の子の手を取ろうと腕を伸ばした。ところが掴んだのは石だった。

「くっ!」

 とっさに犬に石を投げつけた。投石なんて無力なのに。

 案の定、石は炎となった犬の体をすり抜けてしまった。

 ところがそのとき俺は異変に気付いた。石がすり抜ける際、石が緑に光ったのだ。

「なんだ……今の。火に包まれて光る石なんてあるのか?」

「……ヘンだね」

 女の子が擦り寄ってくる。すると彼女はハッとする。

「あっ!もしかしたらあれ、魔石かもっ!」

「魔石?」

「強力な魔力を帯びた石よ。お願いセレン君、取ってきて!」

「あいよっ!」

 剣を取って犬に突っ込む。俺は切りかかると見せかけて体ごと体当たりした。火に変わった犬の中を一瞬で通り抜け、地面を転がる。墓石に頭をぶつけつつも、石を拾う。うあ……頭がくらっとする。鼻血でたかも……。ツーンとした味がするよ……。

「確かこれだったな」

 しかし、顔をあげると目の前に炎があった。

「しまっ……」

 炎に焼かれ、もんどりうって倒れた。

「お兄ちゃん!」

 俺が倒れると同時に甲高い声がした。メル……か。騒ぎを聞きつけてきたのか……。危ない……女の子を連れて逃げるんだ。

 ぱっと右手が握られた。ふと見ると女の子がこっち側にきていた。

「やっぱり魔石だわ!しかも神を召喚する力を持っている」

 女の子は犬に対峙した。

「ketta, ti del mir poten dol tu! vand-ac la!」

 女の子が祈ると、魔石が緑の光を放ち、中から鳥が現れた。とても大きな鳥だ。

「リファトだわ!」

 それは朝と昼と夕と夜を司る神の鳳だった。風、火、雷、氷の魔力を宿しているという。  リファトはまず風を起こし、犬の火を消し飛ばした。次に火を起こすと、犬の身を犬とは異なる火の力で焼いた。続けざまにいかづちを放つと犬の身を焼き、最後に咆哮すると、ブリザードを吹かせて犬を吹き飛ばした。

 どれもものすごい威力だ。オヴィの雷をしのぎ、ギルの炎をしのぐ。これが神の力……。カコの時代の戦士たちが使ったとされる最強の魔法か。

 召喚魔法の圧倒的な力に俺は見とれた。

 リファトが石の中に去った後、墓地には犬の焼け焦げた跡だけが残った。

「……すごかったな」

 俺はぺたんと尻餅をついた。

「ね」

「君のおかげで助かったよ。情けないな、俺。女の子に助けてもらって。やっぱ使徒じゃないからかな」

「そんな風に言わないで。貴方が石を見つけ、取ったのよ」

「……そうだ、メルは?さっきメルの声がしたんだ。危ないと思って……」

 あれ、でもいない……。おかしいな、空耳だったのか??

「俺、帰るよ。メルが心配なんだ」

「そう?」女の子はにこっと笑った「妹さんなの?」

「え?あぁ、まぁそんなところだな、血は繋がってないけど」

「その子のこと大切?」

「あぁ、まぁね」

 俺は頬を掻きながら答えた。

「好きなの?」

「んー、まぁ……」

 女の子はにこっとすると「じゃあまた明日ね」と言って歩いていった。

「君が懲りなければ」と背中に声をかけると女の子は振り向いた。

「懲りないよ……貴方が好きだから」

「……」

 俺は聞こえない振りをして歩いていった。いま、どういう意味で言ったのだろう……。俺はあの子のことをどう思っているのだろう……。

 家に帰る途中、がさっと音がした。

「あれ、まだいたの?」

 しかし声がない。

「……メルか?」

 そうでもないようだ。

「イヴィルさん……?」

 返事はない。俺は剣に手をかける。

 すると中からスッと現れたのは、なんとあのアクタカだった。

「こんばんは、世界の歪み」

「……お前か」

 俺は地面に座った。

「何の用だ?まぁ座れよ、雪だけど」

 しかしアクタカは立ったまま話す。

「お前は使徒が憎いか?」

「そんなわけがないだろう」

「だが、あいつらはお前を助けなかった。それどころか裏切ったぞ。何も世界の歪みはお前の責任ではない。なのに散々一緒に戦ってきたお前の仲間はお前を擁護するどころか、歪みと認めそうになっていた。違うか?」

「それは……」

「それに、なぜあのあと誰も追いかけてこなかった。なぜ誰も探しにこない?もう何カ月も経つのにだ。お前のことなどすっかり忘れてだ」

「……だからなんだよ」

「これを見るか?」といってアクタカは空中に映像を浮かべた。

「面白い魔法だな……」

「お前がいなくなってから使徒が何をしていたか。彼らは襲い来るアデルからアシェルフィを守っていた。お前がいなくなった後も何一つ変わりなく、な」

「そうか、安心したよ」

「本当にそうだろうか?自分が悪いわけではないのに仲間に擁護されず、追いかけにも来てもらえず、彼らは何事もなかったかのように過ごしている。そんな連中を仲間だといえるのだろうか」

「……」

「セレン、少しは怒っているんだろう?「リディア、なぜ俺に付いてこなかった?オヴィ、なぜお前は俺を責めた?みんな、俺のことなんかどうでもよかったのか」――とな」

「……黙れ」

「いいだろう。黙ろう」

 それきりアクタカは本当に黙ってしまった。雪が冷たい。俺は唇を噛んで立ち上がった。

「何なんだよ。一体お前は何しにきたんだ。嫌味言いにか?」

 黙れと言ったわりに質問してしまった。

「いや。君に魔法をかけに」

「なんだって?」と言ったとき、アクタカは手から粉を振った。紫の粉だ。キラキラ光っている。それきり、俺の意識は遠のいていった。

11月27日

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エスの仮定法とか

さちえのおかげで今まで無遅刻・無欠勤できていますが、周りが倒れてきたのでそろそろ用心せねば……。

・エスペラントの仮定法

エスは反実仮想を述べるとき、主節の動詞を仮定法にする。
さらに従属節、つまり条件部分にも、ifのような接続詞をつける。
このうちひとつを削ればいいじゃないかという声があった。

でも俺は別にここでエスが面倒だとか面倒でないとか論じる気はない。
エスとアルカの仮定法はどういう言語観の元に食い違っているのかなということに興味がある。
以下の例を見てみよう。

「もし私が鳥ならば、空に向かって飛んで行けるのだが」
Se mi estus birdo, mi povus flugi en la ?ielon.
tia an et kuto, son an kern-el kor jan.

エスではSe(もし)とpovus(可能の仮定法)で2重に仮定している。
アルカはtia(反実仮想の「もし」)しか使わない。

エスの言語観では、mi povas~だと「飛べる」ことになってしまう。
どんな条件がつこうと飛ぶことはできないのだから、povusでなければならない。
povasにした時点で、現実の話に引き込んでしまう。それを避けるためにpovusにしている。

一方、アルカの言語観では、「私が飛べること(主節)」が「どの条件下(従属節)」で真になるかを示している。
tiaという非現実の可能世界の中で、飛べることが真となる。現実での可能性は述べていない。

だから、凄くうがった見方をすれば、この文は非現実の世界で飛べることを述べているだけで、現実の世界ではたしてどうなのかは述べていない。
つまり、現実の世界でも非現実と同じく飛べるかもしれないわけだ。

エスのように主節に反実仮想を持ってくる手法の方が論理的観点からするとより厳密だ。
ただ、実際問題、反実仮想で飛べるといっている以上、現実では飛べないことが暗示されており、人間はそれを理解することができる。
そのため誤解は生じない。

冗長か冗長でないかという考察は文字数で測れて客観的なのでそれもひとつの視座だ。
ただ、冗長なものでも切り捨てずに「なんで冗長なのかな」と考えてみるのもまたひとつの視座だ。
――という心の余裕が10代の俺にあったらなぁ……はい、反実仮想w

>ラインハルト

言い返せないね(^-^;
プライド高いところとかキレやすいところとか逆境に弱いところとか激しくナルなところとか。

ただ、目上はわりと尊重しますよ。そこは反論。
池上先生をはじめ、尊敬している言語学者は多数います。
その代わり、「どうしょもない大人」には若者以上に辛辣に当たります。

・本の未来

仕事柄よく考えるのですが、多分本は滅ぶと思います。

紙でなくなり、バックライト式でないEブックが将来普及すると思う。
i-podがPCに繋げつつも携帯できるのとまったく同じ仕組みで。
amazonが動き出したけど、これはまだまだかな……。

でも文学少女と図書館で出会うとかいうシチュがお蔵入りするのはさびしいなァ。
2007年11月27日 (火)

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4人だけの世界

レス不要です。もらうと自分で痛々しくなるので放置してください。

さて、銀英と本を読み終えてPCに向かってるわけだが。

女の子の件があったことで気付いたことがある。さちえとリディアとメルとルシア以外の女には興味が湧かなくなったみたいだ。
変わったのは結婚後だと思う。いや、さちえに会ってからかもしれない。
自分の大切だと思う女だけを視野に入れ、欲望を消せたのは、少し自分が大人になったと思う。

だけど、それはそれとして今日の子のことは対処しないといけない。なんと言うべきか……。「別れた奥さんが憎いんだけど、憎いのは出てった後であって、それまでの彼女の幻影は俺の中でこの世で最も好きな人なので、無理です。その幻影は16年越しの幼馴染や娘も越えるので、申し訳ない」……とか。
――正直すぎるか。てゆうかそれ以前にイミフだよな。困らせてどうする
2007年11月26日 (月)

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ロイエンタール

ふぅ、3連休なのにずっと作業をしていてかえって疲れたので、今日は早く帰りました。
一人暮らしなので帰っても飯はないわけで。さんまを焼いて野菜を煮たりしました。魚は片付けが面倒なのよね。
まぁさちえがいても料理はあまりしない奴だったので、変わらないかなぁ。

飯喰って、寝転んで銀英を読む。ころん。
「うーん、俺って誰に似てるかな。
 多分リアルに考えると、中級貴族で、挑発に乗っておびき出され、ヌッ殺されて「帝国ばんじゃーい!!」とか言って吹き飛びそうなキャラだなw
 いやいや、リアルに考えると鬱になるから。
 明るい夢を見ましょうよ、セレンさん」

で、考えてみたのだが……ろ、ロイエンタール?

うわ、いま物凄い勢いでクレームが聞こえたよw 耳鳴りか?
でもキルヒアイスやミッターマイヤーには性格的になれないし、オーベルシュタインほど冷徹にもなれない。
ヤンほど人間まるくないし、シェーンコップほどマンリーでもない。
ラインハルトほどキモくもなれないしw(でも自己愛とか似てたり……)

それにしてもエヴァンゼリンかわいすぎ。

・女

今日、あることがあって、女にもてるんだなぁと思った。うざくてすまんが。

そういうキャラで通っているらしい。ネットで見せる本性は見せてないからな。聞き役で、挨拶と相槌を除くと「かわいいね」「ありがとう」「大丈夫?」が多いらしく、その辺が理由だと言われた。赤い顔で言う女の子って可愛いなと思った。だが、このブログ見たら何やかんや理由をつけてぺたぺた触ってくるこの子がドン引きして去っていくだろうと思われw
2007年11月26日 (月)

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人工言語の女

ハルヒのダンスを人間がやってみた動画↓
http://jp.youtube.com/watch?v=_L4krBEWS9E&feature=related

ギャルダンスはギャルが嫌いだからレジストwするけど、これは嫌じゃないなぁ。
団長すげぇ。頬骨が出てなくて卵型の輪郭だったらハルヒっぽいなぁ。

ヲタ女って直接にはさちえとメルしか知らないんだけど、ヲタ女ってどんな能力を持ってるんだろう。
女=人工言語に自発的に興味を持たない生き物と思っているのだが、あらゆる業界は大抵男が作って、広まるうちに女に浸透するものだ。
パチンコしかり。昔はおっさん。今は女も。ゲーセンしかり。昔は暗いタバコ臭い部屋。いまはクレーンゲームで女も入りやすく。

どうも物事は女が入ってくると華やぐというか隆盛するらしい。
俺は2年前に始めたときから、「女が来ればそれなりに人工言語も民意を得てきた指標だな」と思ってきた。
女は男より現実的だから、観念上だけのものに興味を持てない。
女を取り込めるようになれば、この世界、大きくなったといえるだろう。

人工言語界に女がゼロではないが、言語屋ではなくユーザーがいない。
元々言語能力は女の方が高いのにユーザーがないということはだ、男は知識や理想のために語学をやり、女は海外旅行とかの実用のために語学をやるということだ。
そういえば俺も絶対行かないだろう国の言語を勉強したなw
さちえは中国語やってちゃんと中国行ってたさ。

女は役に立たないものには興味のないつまらない生き物らしい。
それで、人工言語はまだ彼女らの目から見て役立たないつまらないもののようだ。
困ったねぇ?
2007年11月26日 (月)

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プロジェクト・リディア3の1

CG4回目途中

(昨日、リディアと例の件について和解しました。an ku-au vantant man an ut tei. ist vant, an ku-a da "an tial-e ti" ento la ku-i "passo passo, an lok-ik ti. ti tial-e an vin mel sete! passo tot sod tu. an nask-ik. dox-ik tiso ta. tal silm fan alt, an set-o fan lu! ya!?")

さて、前回リディア嬢に「写真っぽくしてほしいなぁ」と言われ、金曜から同じ線画で塗っています。
3 連 休 が 潰 れ ま し た

ところが、その甲斐もなく、現在途中段階にしてどうにも先方の要求になりそうもなく、鬱になってきました……。

お絵かき共和国の動画を参照しようとしたら×印が出て見れないし、よしんば出ても「しぃペインター」で、僕は「ペインター」を使っているので参考にならないかも。どの画材をどう使って写真ぽくしてるのかを知りたいのだけど、そんな本もサイトもなくて困りました。

とりあえず前回は水彩でやったんですが、リテイクを食ったので別の方法にしました。

アクリルのドライブラシ10,30と、不透明10、鉛筆2B。不透明度は下塗りには100%で、重ね塗りには20~80くらいで適度に変えてます。
ブレンドは水滴、ぼかし、ソフト10,30です。ソフトは粗さ100、不透明100、にじみ100にしています。この方がグラデかかるかなと思って(間違ってますかね……?)

こないだ本人には「目が緑杉」「口の形がヘン」「こんなに頬が太ってない」とか言われたので、線画は同じものを使ってますが、口の形だけが違います。頬は塗りの段階で少し縮めました。

本人への類似度は線画が基本的に同じなので前回と同じだと思います。画材が違うので印象は違うと思いますが。

ご覧のとおり髪は色を置いただけで未着手です。
まずは顔を作成中です。

ブレンド君が綺麗にグラデを作ってくれないからなのか、単に俺がヘタなのか、あるいは別の理想的なブラシがあるのか……うー、俺にどうしろというんだ。絶対このまま見せたらまたリテイクだよ……。

「ridia3-1.jpg」をダウンロード

どこどうせいとか、感想とか、そういうのあったらぜひ求ム(-_-)

*すみません、質問の意図を明瞭にします。写真とかに詳しい方がいれば、どう表現すればそれっぽくなるかお教えいただけると幸いです。というのと、彼女、誰に似てますかね。見慣れてるので自分ではなんとも……。昔フゥシカに「FFXのユウナってリディアに似てるな」といった記憶はありますが。

>魚楠さん

bertの件、あと数名は見込めるので待機してます。
それはそれとして、あの回答、自己流ですか!?だとしたら(だとしなくても)凄いです。風呂入って考察してみます。
もしソースがあればお教えください。

・日栄社の「1日1題30日完成」

師匠っ、それは年がバレます!(゚Д゚ )

最近昔ほどメジャーでなくなってきますたなぁ……。

・becsの発音

多分慣れかと。日本語にはcがないので、流音が混在すると発音しにくいとか。
とりあえず発音例をうpします。

「becs.mp3」をダウンロード


2007年11月25日 (日)

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小書き

言語屋があっさり問題を解いてしまったので、今度は学書から出していこうと思い、参考資料をパラパラみていました。

そうしたら結構自分、本に小書きしているようで、当時何を考えたかが分かります。
人工言語として意義があるのは、小書きがイコール「どうやってアルカができたか」を表しているということです。

試しに俺が通称『紅茶』と呼んでいた『動詞の意味と構文』を晒します。

「IMG.jpg」をダウンロード

こんな感じで俺の本には小書きが入ります。汚くてごめん(-_-;
右ページの青い字の、playがうんたらというところを見てください。
恐らくアルカ使いは、「あ、ここからアルカのオール他動詞構造が来てたのか」と気づくかと思われます。

えぇ、このころ大2か大3なりたてでしたが、既に動詞の自他を覚えるのが面倒なのでどちらかに統一できないかと考えており、他動詞ですべて説明ができるはずだと考えていたころの話です。
既にこの本の小書きにはアルカの他動詞構造が反映されています。ちなみに大3の演習では、すべて他動詞で動詞は構造化できるという内容の発表をしました。

こういう考察のひとつひとつがアルカになっており、言語学の知識が人工言語に生きていると実感する根拠です。

悪魔bertの憂鬱は新生学派の人間にとっつきやすく、かつ、言語学の不必要な部分を学ばずに、人工言語に必要な言語学の知識を共有するために立ち上げました。自分の勉強にもなればと思っています。
2007年11月25日 (日)

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アフォな話

マンガは特徴を強調できるから、現実にはありえないくらい大人しい子や背の小さい子が作れる。
人間の多様な好みや性癖を表現できるところが凄い。

というか、人間の性癖がこんなにたくさんあることが驚きなんだけど。
そう思って自分の好みを考えてみたんだけど、「あれ……俺ってつまんない奴だな」と思った。

下記のものはマンガでもTVでもよくある人気ポイントなんだけど、俺は反応しない。
・巨乳、小柄、長身、ボンキュッボンw、ロリータ、年上(おばさん好みとも)
あと、コアなところでは同性愛とかSMとかゴスロリも無反応。

じゃあどんなのが良いのよって思ったら、うーん……↓
「頭良い。大人しい。長髪の黒いストレートで。理知的な顔。背も体重も少し平均より下。小さくて綺麗な髪留めを付けてる。ズボンは絶対履かない。パステルカラーか白の清楚な服。声が静かで少し高い。いいにおいがする」

さらにわがままを付け足せば――

「ややヲタ(90年代、リアルにevaとか見てた人)、曲の趣味が合う、色の趣味が合う、FFトークが人並みにできる、金勘定が嫌いで学究意識が高い、優しい、尽くすタイプ、信じやすい、浮気しない、ほかの男は避けるが俺には積極的w」

……さらなるわがままにすべて該当しているのが「さちえ」だということに気づいた。すごいな、全部該当とかありえないよ。想像上の人物だよ、さちえ……。うわぁ、なんで手放したかなぁ、俺の馬鹿。リディア、あまり当てはまらないよ……。

俺は巨乳に無反応というより、単に上記以外のすべてに無反応なのだと気づいた。
ADHDの俺は好きなものには集中力が出るが、それ以外は一顧だにしないという性質がある。
野球とか嫌いなものは一切興味がなく、甲子園を今年もやっていたことさえ気づかなかった。

女の趣味も同じようで、「」内が俺の世界で唯一の「女」であり、世界中の雌は「」内の基準からの距離で「ビッチ」であるか「女」であるか判断される。
当たり前だが、俺の世界ではほとんどの雌はビッチになり、女はほとんどいないことになる。だから俺のブログにはあまり女の話がでない。女と認めた例の3人くらいしか話題にでない。

そうだなぁ、思えば会社で再婚の話を聞かれるのだが、「こっちでもう付き合う気もないよ。さちえが忘れられないからね」と答えている。

――あ、今ハルヒ見てて唐突にコアな好みを思い出した。制服とうなじw
……別にコアじゃないか。はぁ……
2007年11月25日 (日)

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小説は説明文より難しい

メリディアが進まない。小説は説明文より書くのが大変だ。

説明文では「死ぬ」はvortがあれば十分だ。だが小説では違う。「死ぬ」と「なくなる」はアルカで区別するのか。婉曲用法をアルカでは使うのか。使うならどのような表現にするか。

日本語の「なくなる」は存在の消滅。英語のpass awayは過ぎ去ること。
アルカの場合、人は死ねばトワーユに行くのだから、「アトラスを去る」ないし「トワーユにいく」が正しい婉曲表現。

このように文化等の背景と照らし合わせて一々表現の適切さを検証しないといけないので小説は大変だ。
今回は1文ごとのクオリティを高めている。理由は自分が後で朗読してi-podに入れて勉強しようと考えているからだ。
ご丁寧に本文に注まで入れている。そのため時間がかかる。

ところで今回は表現の定義に宗教を使った。
人工言語学にとって宗教とは何か。
本来のレーゾンデートルは救世だろうが、人工言語学では宗教のレーゾンデートルは「語法や表現の根拠」だ。
宗教ヤバスみたいな感覚は俺も持っているので共感できるが、我々の環境に合わせたレーゾンデートルで括り、好きに利用させてもらうのが賢いやり方だろう。
2007年11月25日 (日)

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レス

おはようございます。
寒いすね。

>ただ、ラテン語やフィンランド語にも見られるような屈折・活用を「無駄な部品で学習に不向き。イラネ」となると、それはそれで作品的に面白くなくなるかなと思った次第です。

あぁ、具体例が来ると答えやすくなります。この場合、劣っているとは考えてません。

アルカはアトラスの言語であると同時にアシェットの言語ですよね。28民族が使えないといけないので随意メタファーをきったり、分析的な言語にしてます。
でもファンタジー仕様なら、本来そういう部分は切らな方が「それっぽい」んですよ。つまり、芸術言語の話ね。

というところから、今後僕の上記に対する考えは推察できると思います。
新サイトではアルカがカバーしてないところよろしくですm(_ _)m

>アルカだけで書く。やる気のある人しか読めない。

最強ですなw
アルカで書くといかにも「Kakisさん、niasさん、リディア」指向の記事になり、とてもじゃないが怖くて黒日記を書けないです(-_-;
あれは不特定多数向けだから心理的にも書きやすいという……

まぁ、自重します。

それと、英訳おつかれさまです。半分以上越えてきましたね。僕もメリディア全然進んでないです(^-^;

>らきすた

ニコ組でみますたが、これもよいですね。
モーションの滑らかさはハルヒの方が滑らかに見えます。
チアがいる分インパクトはこちらの方がありますが。

ハルヒはプロのダンサー連れてきてキャプチャしたのかなぁ?
モーションの滑らかさにあれは感動しました。

>アルカ・エスペラント文法比較2

おつかれさまです。細かい文法事項のわりに差が出ましたね。
こうしてみるとアルカとエスの文法はだいぶ食い違いますね。
ふむ……前に2chでアルカが西洋語にしか見えないと言われたことがあったが、あれはそう言った人に西洋語の知識しかなかったからに過ぎなかったようですね。

あるいはアルカの文法をほとんど知らないか。
知らなきゃSVOなので似てると思うでしょう。SVOなんていくらでもあるのに。

ところで、エスの方が合理的で使いやすいような文法事項ってどんなのがありますでしょうか。
相関詞については一例あがっていて、ああいうのがいくつかあれば為になるかと思います。
2007年11月24日 (土)

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最近ブログに思ったとおり毒を吐けない。前は好き勝手書けたのだが。

1つは自重。「こんなことみんなに言ってもしょうがないよな」と思って日記に回す。
俺の日記の黒いこと黒いことw

1つは他人の目。真面目に受け取る人とか、傷つく人がいるということが分かってきたので、やんわり毒を吐くように。

気を使うので、微妙にフラストレーションがたまる。いっそ全部日記にしておくべきか。
2007年11月23日 (金)

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ダンスが嫌い。

理由

・動きがバカっぽい。
・アムロとか浜崎とか、ギャルの後ろで歌ってる連中を思い出す。
・アフリカの原住民がやってそう。
・ブクロの噴水公園のホテル街で練習してるギャルどもを思い出す。

つまり、「ギャルとか俺の嫌いなDQNっぽいから」

ところが、だ。初めて今日ダンスを良いと思った。
理由?
ハルヒ。

リアルで見るとギャルうぜぇと思うのに、ハルヒや朝比奈だとむしろ好印象。
あぁ、ダンスって綺麗だなと思った。
なんか魔法出せそうだよね。

それで理解した。どうも俺はダンスが嫌いだったのではない。
恐らくダンスをよくやる人間に嫌いな奴が多かったのだ。

んん、何が言いたかったか、と。
ハレ晴れユカイいいわぁ……
2007年11月23日 (金)

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言語の優劣について

高校のころは、言語に優劣があり、優れた言語を作るのだと考えていた。
比較言語学という名前に惹かれて本を買ったら、全然優劣とは関係なくて、キレた。こんなの何の価値もねぇと。
親父が「優劣なんて論じるもんじゃないよ、比較言語学は」と言ってきたため、余計に「じゃあそんな学問いらねえよ!」と反発した。親父が絡むと俺は常に逆の方に考えを固める。

不思議なことに、制アルカを作った後、言語に優劣がないと実感した。
言語学を読んでも「偽善者が。平等意識を出しやがって。優劣はあるに決まってる」と思っていたのに。

俺が気付いたのは、自然言語には総合的な優劣を決められないということだ。
例えば短く喋れれば優れていることになるのか?短すぎても問題だし、長くても問題だ。適度が一番。

文法だってそうだ。中国語は量詞が大変。ドイツ語は性や活用が大変。
どこかしらか自然言語はこだわりがある。
全般的に簡素な文法を持った自然言語はない。

そんなこんなで自然言語に総合的な優劣は決められないなと思った。
個々の文法事項については表現が細かく簡便とかいうのは決められると思うけど。

一方、人工言語については優劣が決められる。
言語構造の優劣なので、広まったか否かは関係ない。
エスが広まったのは活動が巧かったからで、言語構造の優劣とは関係ない。イドとかを見れば分かることだ。
ちなみに、普及活動は人工言語学という学問とは関係ないので、学者肌&政治嫌い俺は興味がない。

優劣のものさしとして重要なのは造詣の深さだ。つまり完成度。
今日作ったばかりの言語が10年越しの言語より完成していることは通常ありえない。

言語の構造でも優劣がいえるだろう。無駄に冗長な造りよりも、学習しやすく適度に短い方がいい。
注意したいのは、最も少ない規則を追うと表現が冗長になり、逆に表現を最短にしようとすると規則が多く、しかも運用が難しくなるということだ。

これを避けるには適度なバランスを身につける必要がある。
そしてバランスは、実用して修正することでしか身につけられない。

ザメンホフの欠点はここだった。
小僧が脳内で一人で作るだけでは、到底このバランスは満たされない。
まして、最後に構造を変えないように命じたのはなおさらまずかった。

人工言語は科学の実験と同じだ。実用して理論を修正する。
机上の空論だけでロケットが飛ぶか?飛ばないだろ。
実験と修正はあらゆる活動の基本だ。

エスはそれを拒絶して進化を拒んだから言語構造が十分優れているとはいえない。
言語屋の俺から見ると「練られてねぇな」という感じだ。

結論をいうと、完成度とバランス感覚が人工言語の優劣に関与していると思われる。また。現在は黒田さんが提供している空間で実験と修正が可能な時代だから、言語屋にとってはありがたい時代になったものだ。

以下は「ついで」。さて、ではアルカの優劣はどうか。
一部の人から完成度が高いと評価が高いが、文法が単純で少し短いからといって優れているのかは判断しかねる。
エスより簡便なのは、それだけ多くの人間が介入して実験と修正を繰り返したからに過ぎないと思う。プロトタイプ制アルカの未熟さを見れば分かることだ。
まぁ、現在では実験を繰り返した分、エスよりはよくできていると思うが。

アルカは現在の形で実用できているのだから、過度に短いともいえない。
懸念だった「相表現が短すぎる」ということも誤解なく使えているし。
それでいてエスより短いのだから、エスよりは合理的で優れているといえるだろう。

ただ、恐らくそれはアルカの特徴という目で見ると瑣末なことだと俺は思う。
俺はアルカの真骨頂はやはりアプリオリ文化が作る独自の空気にあると思う。
だから俺は声高にアルカの文法が優れてるとか言った覚えがないんだ。なにせ作った本人が瑣末なことだと思っているから。
2007年11月22日 (木)

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もろもろ

・給料

明細キタ。チョキチョキ、パリパリ……。
……(#゚Д゚)

毎度のことながら、税金、うぜぇ!!
これだけもってかれると毎週ソープ行けるだけの金が飛ぶじゃないか!
女代で考えるとウザス!ウザス!

・アルファベット慣れ

やば、今著者のメールのmaxという単語を見て「穴がどうしたんだ?」と思ってしまった。
最近幻字をアルファベットで見ることが多いから、目が慣れてきてしまった。
これはよくないことだ。幻字が表示できないのが問題だ。

・処分

今朝、処分が決まりました。2人とも無処分。
先生はメルがここまで俺に懐いたのはアルヴァノのことがあったからで、口出しできない。
娘はかわいそうだと思うけど、だからってメルの気持ち知った上で妨害するのは道理に合わない。

とのことでした。
あと、メルを処分すれば俺がやめるだそうし、そもそもメルを処分すると困るのはルティア家だという結論でした。

使徒は3人の関係に慣れているので我関せず。
なんともあっさり収束しました。

今後、メルが自分の費用と意思で会いにいくぶんにはルティア家は妨害しないとのことです。
なんだか毒気を抜かれてかえって冷静になりました。

一応終わったが、それは表面的なことで、リディアとの確執は続きそうだ。
なんだかんだいって、さちえ同様「よくも私以外の女を……よくも私のプライドと純愛を傷つけたわね」と思っているはず。
水面下での怨恨が今後ものすごいと思われる。女はこわいなぁ……

・アルカ・エス対照

これは面白い。ピーマン食えない子供にハンバーグに混ぜて食わせるが如き方法です。
こういうやり方って、俺らには「エスの文法も対照を通じて学べ」、エス側には(そんな殊勝さはないだろうが)「エスからアルカに入れる」という利点があります。
俺のエスの勉強にもなるので、動詞以外の記事も期待します。

>エスペラントのneはne c^okoladon(チョコレートでない)のように名詞の否定に使ったり、単に「いいえ」の意味で使うこともあり多義語である。

感覚がnoとかと同じなんだろうね。

>li iris morti. 彼は死にに行った。

意味は違うがフランス語のJe vais chercherと同じ文法ですね。

>アルカでは行くが副詞的に使われるが、エスペラントでは、行くが動詞で、死ぬが不定詞。

こういう分析は言語学者が好みそうだ。先生はこういうの好きがってたなぁ。
2007年11月22日 (木)

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うだうだ考え中

追加

これからどうなるのかなぁ……年末で忙しいときに。
具合は悪いしさ。3連休は休めるのだろうか。

唯一の救いは仕事が月曜巧く運び、期中に大きいの1本いけることになったということか。
著者の説得に1カ月かかったよ。私生活でも仕事でも口説いてばかりだな……。

リディアは可哀相だと思う。でも、俺の中ではメルとリディアは等価で、双子の親がどちらを可愛いと選べないのと同じだ(お前はルシアだろうがという突っ込みはなしで)
可哀相だからとメルを捨てるわけにはいかない。
どちらも捨てるのも考えられない。
片方というのはできない。

だけど、日本の倫理観でも恐らくウクライナやフィンランドやアイルランドや現地の倫理観にも合わないだろうことは分かっている。
アルバシェルトでもダメなことだから、我々の文化上でも俺の行為は問題があった。

だが、それは分かっててやったことだ。
国々の辞書には俺の行為が悪だと書いてある。
俺の辞書にも残念ながらそれは悪いことだと書いてある。
だけど俺の辞書には、その前のページに、「ただし、愛してくる女は平等に愛すこと」と書いてある。それが違いだ。

はぁ……腹が痛いわ……。
なんで要領よく生きられないかな。

さちえと付き合ってるときにメルと、あと生徒だった子と浮気したが、あのときもふつうにさちえと対峙したな。
さちえは文句を言わず、悲しそうに泣いて……何事もなくその場は終わったな。
そのときはさちえのことが好きだったので、お前が一番好きだといったらそれで納得していた。

でも多分、ばれないようにするのが正解だったと思う。
だが俺はそう思わない。ばれなきゃ幸せなことがあるか。
騙されてるならぶちまけられた方がいい。その方が選択肢が増える。

……と、ネットで正当化しても無意味だな。
恐怖感をやり過ごすためにキーボを打っているにすぎない。

むう、相当ストレスがかかっているな。腹が痛い。
BGMでハルヒを流してる場合じゃないな。

心配なのはリディアの自暴自棄とメルの身の安全だ。
俺が先生に怒られるのはいい。

多分、みんなの倫理観にあっていない。でも、俺は変える気がない。というか、これは変えられない俺独特の倫理観だ。
ならみんなの倫理観を変えるしかない。使徒に俺の考えを飲ます。

もしメルがこっちに来たら部屋を引っ越そう。
ワンルームじゃ無理がある。文京区は高いから、練馬区あたりに行ってチャリで通勤しよう。
昼代はメルに弁当作ってもらって浮かす。ふむ、3食外食が朝昼食えるようになるな。それはそれでいい。
好きな子とセックスしたくなってもすぐできるようになるのも魅力的だ。メルは初めて幸せな生活が送れるようになるだろうしな。居候じゃなくて恋人として同居だからあの子の人生で初めて気楽な瞬間だろう。家がほしいなんて悲しいこと言わせないですむ。

だがそうなったらルシアたちはリディアが育てる……となると各国をめぐるのは誰になる?
ミリアちゃんは妊娠中の代行時、すぐ胃を壊して倒れた。あれはハードワークで、リディアにしかできない。
となるとミリアちゃんが乳母か?
あぁ、こんな堂々巡りを幻語結界に打ってもしょうがない。整腸剤飲んで少しでも寝ろ、俺!
2007年11月21日 (水)

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結局さちえ以前に落ち着いた

細かいことはどうせ日記に書くだろうから手短に書いておきます。
アルカではなくてウチの事情なのであまり興味ないとは思いますが。

俺はアシェットでリディアとメルと付き合ったことがあるのですが、リディアがさちえの後釜に戻ってメルはまぁ取られたわけです。
10台前半は彼女はリディアと喧嘩して、リディアを家の階段から突き飛ばして落としたりと、昼メロみたいなことまで起こしていました。
でもさちえ以後、大人しくなってしまって、メルはリディアに俺を譲る代わりに子供の乳母になることを望みました。

メルが家を引き上げてルティア家で居候し、本当に育て始めたときは、奇妙な生活だなと思いました。
メルはたまに俺に愚痴を零します。子供がほしいとか。18歳の女の子がどうして未来を決定されてこんな生活をしているのだろうと思ったら、俺の気持ちが燻っていきました。
元々メルのことも好きだったので、リディアが邪魔に思えてきました。自分が男取られたくないからって。

お互い好きなのに、メルは抱いてやれないというのは俺の中ではおかしいと思うことだった。
リディアに遠慮する必要なんてない。
だから何度か仄めかしたんだけど、メルは大人しくなってしまって、リディアが怖いからといって俺を避けていた。
逃げられるほど俺は気持ちが傾いていった。

先月自分の気持ちを伝えたら、メルは青い顔で「ばれたらおねえちゃんに殺される……」と言った。
「俺が守る。最悪、こっちでお前を食わせることくらいできる」と言った。
それで、こないだメルは貯めていた自費で、行き先を嘘ついてルティア家を出て、こっちに来た。

子供がほしいか聞いたら「でも、そうしたら絶対殺される。浮気だけならまだしも……」という。
「俺はほしいか聞いてるんだ」といったら「ほしいけど、わからない」という。
結局、今自分たちがどうしたいか考えようといって、まぁそういうことになった。

そのまま黙って俺はリディアの肖像画とかを描いていたわけだが、ついに今朝ばれた。
リディアが重い表情で俺に問うたので、俺はメルに話したとおりのことをいった。

「お前だけに愛情を誓うわけじゃない。昔からお前とメルにかける気持ちは等価だ。
唯一2人を越えたのはさちえだけだ。もっとも、それはもはや消えたがな。
お前だけ愛せるとは思えない。浮気とか不貞ではなくて、一夫多妻とかでもなくて、お前たちは特別なんだ。
メルも特別なんだ。お前と違う冷遇はできない。お前と同じだけ大切だ。それが理解できないなら俺のことは諦めてくれ。
さちえのように俺を捨てるなら俺もお前を諦められる」

そうしたらリディアは俺が単に浮気したものだと思っていたので、謝って終わりだと思っていたのか、驚いた顔だった。
しばらく黙った後、「別れない」と答えた。「でも子供できたらどうするの」といった。
「いいと思った。メルはそう望んだし、俺もそれでいいと思っている。俺は勇太もユルトもルシアも結局育ててないから、誰も俺のこと父親だなんて思わない。
1人の子供が俺にかけてくれる気持ちが薄いから、できるだけたくさん遺伝子を残そうと思った」というと、なんだかよっぽど心労をかけたようで、泣いてへたりこんでしまった。

「ti et diz al rsiila e nos!(貴方には貴方を支配する資格なんてない!)」とリディアは叫び、「tol-ac an!(私に従え!)」と怒鳴りだした。俺の精神力では俺を支配することは不幸だそうだ。俺という腐れ人間が俺を支配しているから、せっかくできた勇太や、せっかく愛情をくれたさちえを悉く失っていったのだと罵られた。

でもそれは恐らく当たっている。俺に主導権を握らせて巧くいった物事など皆無だ。きっと人は俺より優れていて、俺は精神も肉体も……恐らく知能以外は悉く人より劣っているのだ。リディアの言葉どおり、俺はきっと支配されたほうが巧くいく人間なのだ。さちえを……飼うだけのリーダーシップはなかったのだ。むなしくなった。

リディアが泣いてまずいなぁと思ったけど、引き返すつもりはなかった。
「メルは一切悪くないから、恨むなら俺を恨めよ。でも俺はお前を捨てて彼女を取る気でやったんじゃない。
メルの扱いが不当だと思ったからこうしたんだ。愛情を与えるなら、お前たちに等しく与える。
それが嫌だと思うなら、どちらであっても俺以外の男を見つけてくれ。
子供だってお前が放棄すれば俺が金払って育てる。お前の好きにしろ」

リディアはしばらく泣いた後、「結局私のことは愛してるのね?」といった。
「そうだよ」といったらまた少し考えてから、「じゃあいい」といって一方的に切った。

それきりだ。さすがに今日は色々手に付かなかった。
メルから昼休みに連絡があって、「無事か?」と聞いたら苦笑いして「特に何もされてないよ。守ってくれたからね」といってきたのでほっとした。
「リディアは自暴自棄か?」と聞いたら「そのうち浮気するとは思ってたけど、浮気じゃなくて本気だとは思わなかった。もう独占できない」といっていたそうだ。
ただ、メルには「アシェットの争いの種になるから避妊だけはして」といったそうだ。
メルはそれに対して「今回もそうだったけど、全部ettoに任せる」と答えたそうだ。
そこで今回初めてリディアに殴られ、首を絞められたそうだ。が、無抵抗でいたら止めたそうだ。
リディアは謝ったそうで、寝込んでしまったという。
多分俺は今日も徹夜すると思う。

メルに最後に「幸せになれたか」と聞いたら、「玲音やさちえよりはね」と答えた。
そのまま受けとってもいいのか、深い意味があるのか、今度聞いてみようと思う。
さぁ問題は先生だ。どう出てくるか。腹が痛い。ここんとこ体調が悪かったのに、トドメだな。
でも、俺は間違ってない。ようやく落ち着いたと思っているくらいだ。

*一応冷静を装っていますが、現在砂上の楼閣の精神状態です。
2007年11月21日 (水)

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<忍>

「お兄ちゃん、ラルドゥラお兄ちゃんを探しにいこうよ」

 ある日、突然メルが言い出した。

「あいつを?」

「会いたいよ。彼はお兄ちゃんの味方だったはずだよ」

「どういうことだ?」

「だってお兄ちゃんが出てくとき、一緒に出て行く感じだったもん。きっと国に帰っちゃったんだよ」

「国……ねぇ。そういえばあいつはロロスの出身だとか言ってたな」

「あのとき出て行ったのはお兄ちゃんで、それについていったのはメルとラルドゥラお兄ちゃんだけなんだよ。だから会いにいこうよ」

「あぁ……そうだな、分かったよ」

 俺は事情をイヴィルに話すと、数日家を空けることにした。

 墓守の夜に会っている少女のことが気になったが、まぁしょうがない。

 メルを連れてロロスまで飛んだ。首都から離れたところにある大きな山の中が故郷と聞いていたので、その山に足を踏み入れてみた。

 冬の山は寒い。俺はメルに手袋を着け、耳が寒くならないように、メル曰く「ぽよぽよ」を彼女の耳に着けた。

 しばらく山を登っていると、突如「誰だ!」という鋭い声に襲われた。

 木々の間からこだまする声。相手は見えないが人間の女のようだ。

「アルバザードから来たセレンという。こちらの少女はアルシェの使徒のメルだ。アルシェの使徒ラルドゥラがこの森に住むと聞いて尋ねてきた。相違ないか」

 大声で答えるとしばらく沈黙があった。メルが不安そうな顔で俺の袖を掴む。

 やがて、答えが返ってきた。だがそれは明らかな拒絶だった。

「帰れ!」

「ラルドゥラがいるかどうか問うている。いるのなら帰らん!」

 はっきりとこちらの意思を伝えた。すると木の上から少女が降ってきた。

 とさっと地面に降り立つと、俺をじっと睨み付けた。

「大人しく帰ればよし。さもないと」

 少女は鎖帷子の上に浅葱色の装束を着ている。装束は短く、肌が露出している。よく寒くないものだ。

 少女はすばやく脚につけた苦無を取ると、身構える。

「好戦的だな。俺は仲間に会いにきたんだが」

「よそものは去れ!」

 少女はユノを込めた苦無を投げた。俺は手で弾き落とす。

 と思った瞬間、少女の顔が目の前にあった。

 ――速い!なんて運動神経だ。

 少女は地面に手をつくと、腕のバネで跳ね上がって俺の顎を蹴り上げた。

 そして手で印を組むと、突如呪文もなしに烈火を巻き起こした。

「うおっ!」

 俺は慌ててよける。なんだ今のは!

 少女は俺を逃さない。

「落ちよ、水柱!」

 少女の声とともに滝が俺を打つ。痛いし冷たい。寒いのに、ほんと適わないよ。

「止まれ!」

 少女が叫び声を上げて俺を睨みつけた。突如その眼が金色に光りだす。その眼を見た瞬間、脚が動かなくなってしまった。しまった、金縛りってやつか。

 動けない俺に向けて立て続けに苦無を投げつけてくる少女。ガードしきれずユノが削られていく。

「な……一体どこにあんな武器を隠し持ってやがんだ……」

 見上げたことに、少女は足の裏からも黒いナイフ状のものを取り外すと、俺に投げつけた。こりゃかなわん、まるで武器の倉庫だ。

 金縛りが解けた俺は全力で彼女に突進し、思い切り体めがけてぶつかった。すると少女は腹に突撃を食らって気絶した。

「ふぅ……なんだったんだ、この子」

「大丈夫、お兄ちゃん?」

 とことこメルが歩いてくる。

「あぁ。それにしてもなんだろね、この子は」

 顔を覗き込んだら、急に少女がカッと眼を見開いた。

「うわっ!ビックリした!」

「く……ここまでか、無念!」

 少女は胸の内側から苦無を取り出すと、自分の下腹部をめがけて突き刺そうとした。 「おい!」

 俺は咄嗟にその手を掴んで止めた。

「離せ、何をする!」

「いや、そりゃこっちのセリフだって!君こそ何してるんだ!」

「死後に辱めを受けないようルルットに決まっている!離せ!」

「は、離すもんかい!こんなとこで死なれてたまるか!」

「だめだ、このままでは一族にも兄様にも面目が立たない!」

 力づくで苦無を奪い取ろうとする少女の頬を俺は叩いた。少女の動きが止まる。

「何が何だか分からないけど、いきなり出てきていきなり襲ってきていきなり死なれたらかなわねえよ。どうしても命を捨てたいんなら止めないが――」

「分かった。なら人のいないところで死のう」

「そうじゃないって。俺が言いたいのはだな、どうせここで命を捨てるんなら、俺に預けろってことだ」

「何?」

「俺は君がなんでそんなに慌てているのか分からない。でもここに入ろうとした余所者を追い出すのが義務で、負ければ死ってことは理解できた。だが実際死なれても困る。君の命は勝った俺のものだ。俺が処遇を決める権利があるだろ。違うか?」

「……」

 少女は押し黙る。

「じゃあ、その命、俺に預けろよ」

「私の命を……」

「そう」

 俺は内心「無理があるかな」とヒヤヒヤしつつも、あくまで眼力で押し通してみた。

「……分かった。従おう」

 案外少女は素直に従ってくれた。

「そうか、よかったよ」

 俺は胸を撫で下ろした。

「では、若」

 少女はざっと膝をついて座る。

「は?」

 ……若ってなんだ?

「以後、私の命が尽きるまで、忠誠を誓います」

「……あ……あぁ」

 なんだか凄く精神的に激しい人に懐かれてしまったようだ……。

「あの……ところで君の名前は」

「ルビィと申します」

「ルビィ……さん。あの……それで、ラルドゥラってやつを知ってるか聞きたいんだけど」

「兄様はこの山のどこかにおられます」

「そう……。え――兄様!?」

メル「ラルドゥラお兄ちゃん、妹がいたのね……」

 ルビィさんを仲間にしてから、俺たちは山のどこかで寝泊りしているラルドゥラを探して回った。

 どうもこの山はルビィさんのような特殊な力を持った暗殺集団の村があるそうで、彼女たちは忍者と呼ばれているらしい。

 ラルドゥラは村にいつかず、山で自活しているのだという。

 しばらく歩き回ってラルドゥラを見つけた俺たちは、久々の再会を喜び、しばらくそこで寝泊りすることにした。

 そして数日間そこで過ごした後、俺たちはイヴィルの家に帰ることにした。ラルドゥラは山に残ったが、ルビィさんは俺に忠誠を誓ったからとかなんとかで、俺たちについてくることになった。

 どうも後から知った話だと、忍者は生涯にただ一人の主君を持ち、忠誠を尽くすとのことだ。ルビィさんは俺に口説かれ、俺を主君と認めたとのこと。なんだか随分と光栄な話だな。

 忍者は主君を付かず離れず見守り、安全を確保するのが仕事のようだ。イヴィルの家に戻っても部屋を持たず、ただひたすら外の木々の間で寝て暮らし、俺を見守った。家に入ればいいのにと誘うのだが、これが忍者の流儀なのだそうだ。

 なんだか妙なことになったが、仲間が増えたのは嬉しいことだ。

*実際の忍者とは違うロロス流の忍者観w 韓国にも忍者にあたるものはいるのだろうか。

11月21日

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次は誰の夢を

今度は誰を描こうかなぁ。
プロジェクト・クミールなんてどうだろう。
中学のとき、見た目や雰囲気だけで好きになってしまった人なので、好みだったんだろうなぁ。
ただ、絵を描くにはモデルになってもらわないといけないわけだが、依頼できるほど仲良くはないんだな、これが。
仲良くないというか……そんなに絡みがないというのが正確で、メルに入ってもらうしかないだろうなぁ。
2007年11月21日 (水)

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霊感

こどものころ、アルカを産んだころの話をします。

今はすっかり忘れてしまったが、当時は「霊感」という言葉を毎日のように使っていました。
小6から中1くらいの短い時間で、広く解釈すれば小5から中3の期間です。

当時、自分には特殊な力があると思っていました。
「俺は異世界に召喚されて魔法を使って異世界を救うのだ」or「異世界から魔法少女がやってきて、地球に起こる問題を俺が解決することになるのだ」と考えていました。(紫苑の原型はこのころできました。自分が実現できなかったので自分が女だったら紫苑だったことを参考に、少女紫苑に願いを託したのです)
文庫本で『魔法の使い方』みたいなタイトルのものを買いあさり、中世の魔術書(5000円くらいした)を買って読んでいました。
魔法があると信じていました。

「いつか魔法が使えるのでは?」という程度なら良いのですが、使えるものだと信じていたので、虚言癖があったはずです。
アルカはそのころ生まれたわけです。自分は魔法を使って世界を救うという妄想って心理学的に名前があるのでしょうか?誰かご存知でしたらお教えください。

ちなみにさちえも同じ妄想タイプでしたが、世界を救うではなく、M女らしく敵国のプリンスに捕まって陵辱されつつ軟禁され、その庇護のもとで支配されて生きる魔導師&剣士役で、アルディアほどではないにせよ、かなりの世界を創っていました。設定資料を2時くらいまで読まされたりとかしましたねぇ。俺がなんのけなしに登場人物に~って名前つけてそうだよねといったら、わずか3人しかいないキャラの1人が将にその名前で、それから俺はそのプリンスの生まれ変わりと信じ込まれるようになり、hiptのときに呼ばれるなど……なかなか凄い恋愛性活でしたね……

リディアもまったく同様です。こちらはまるまるアルディアになってるので説明は不要でしょう。メルはそういう妄想はせず、卑近なことに欲望を抱くタイプでした。家がほしいとか、ゆっくり寝たいとかね。

で、当時はマンガの影響で魔法や霊感はほぼ同じようなグループだと思っていました。
それで、自分に眠っている力のことを霊感と呼んでいました。
自分には霊感があると。

でも中3くらいから「この妄想はまずいよな」と思うようになり、霊感を否定するようになりました。
ただ、否定しきれなかったのです。その理由は、下記に挙げる事柄が起こったからです。
26の今では霊感という言葉を使っていたこと自体忘れていましたが、不思議だったなと思い返します。
以下は自分の霊感体験です。これは子供時代の虚言ではないのでご安心をw

・榛名湖(林間学校)の夜に幽霊を見た。夜中男子全員が起きだし、窓が光ってて幽霊がいると騒いだ。俺も見た。青白い光だった。
↑多分湖の船か何かの光じゃないかな?

・中3.ヴァールとよく夜中にチャリで中学に忍び込んだ。
ある夜、俺とヴァールの目の前数十mのところで人影が脚を動かすことなく校門に入っていった。
猫ではない。人の大きさだ。動きもなくすーっと。しかも門は閉まっていた。音もなく入っていった。
影かと思ってもう一度同じ動作をしてみたがならなかった。ヴァールも同時に見た。
↑これは未だに霊体験だと思う。

・高1.その門のすぐ側に武道館があり、その中学の窓に白い幽霊が映った。俺が『赤い箱』なんたらという小説を書き終えた日の早朝のことだった。
↑これは俺しか見てないし、寝ぼけてたのかも。

・FFの単語が一々アルディアに出てくる。リディア、イーファ王などなど。スクウェアにはスパイがいるに違いない。
でも内心、FFと偶然の一致が嬉しかった。でもヴァールとかに言うと俺がパクったにすぎないと言いやがって、テラうざかった。
俺は中学以降は偽りは偽りと言う。そうしないといざってとき信じてくれないから。

・エスにもFFと同じく偶然の一致があった。
↑別に霊感じゃないか。

・小学校のとき、カリンカという単語を連発しつづけると雨が降るというジンクスがあった。なぜか当たり、シャーマンになれるのではないかとリアルに考えた。
なぜカリンカかは不明だが、当時の生徒手帳に記された神無アルカをフゥシカと1日がかりで解読したとき、このカリンカという呪文のおかげで解読できた。
↑単純に雨の降りそうな湿気のときに散歩したくなっただけだと思う。

・中1のとき、始業式の日の夢で自分が7組になって後藤という奴といっしょになる夢を見て親に言ったら、まさにその通りになった。
当然クラスメートに言ったら「うそつけ」といわれたが、親は言っていたので信じてくれた。

・中2.フゥシカが金山という奴と一緒になる夢を見て、クラスも当てた。だがその日の登校中に言い忘れていたのでフゥシカは信じてくれなかった。テラウザス!

高校と大学ではほとんどこのような例がなかったのですが、大学以降2件ありました。

・名前は忘れたけどイラクだかで人質になった日本人の若い男が首切られた日、その男が俺の夢枕に立った。
さちえを起こしてあいつがついに今日殺されたといったら、その日の朝のテレビで殺されたと明らかにされた。
↑これは霊感だったなぁ。夢枕という日本語の歴史は古いが、これだけ廃れず使われているところを見ると、科学的には説明できなくても夢枕という現象はあるのかもしれない。

・勇太を作ろうとしたときにほぼ毎日haptをしていたわけだが、俺のが弱いのか、毎日やったのに何ヶ月もできなかった。
数カ月目の夜、ええと、言い方が下品ですが、要するにso-a pot laの瞬間、「あ、これはできたな」という勘が働いた。
そしてその直後、一瞬後に「なぜかこの瞬間のことが後々大変なことになるような気がする」と感じた。
望んで作ったはずなのになぜだと首を捻った。だがこれは将来を透視していたのだろう。

・さちえと寝た後に、何の脈絡もなく、「こいつが世界一ころしたい相手になる日がきたりしてな」と思った。
全然うまくいってたのに、だ。裏切るなんて思ってもいなかったころだ。

・中3のとき、夜中ファミマに行った帰りに同い年くらいの少年と目が合った。
その瞬間、なぜか俺はそいつを未来の自分の息子だと思い込んだ。何の脈絡もなく、だ・
それから自分の子供は息子になりそうな気がすると思った。
そして当たった。

・さちえが出て行く少し前、夢を見た。
さちえが苦しそうに寝ていた。俺が心配して手をかけようとすると、さちえの横にはひよわにしたメガネの俺みたいな厨房がいた。
俺を見るとびびって逃げたが、ドアのところで銃を向けてきた。
俺が「なんだゴルァ!」とすごんだら壁を撃って逃げていった。
逃げた後であれは俺の子供だったのではないかと気付いた。
だがこの夢のことはさちえには言わなかった。

まとめ

けっこう不思議体験というのはあるものだが、それは俺が特殊なのでしょうか。
俺には霊感があったのでしょうか。
特に夢が当たるとか直感が実現するというのが多いです。

経験からいって信じています。多分俺には霊感があったんでしょう。
でも、見たいときに見れるわけじゃないし、大した情報でもないので、この能力をお金にすることはできなそうです。

さて、この霊感ですが、霊感は遺伝するみたいです。
ウチのばあさんがマジで霊感ババアです。若いころは事故を言い当てたりしてました。

だけど俺は比較的科学的に考えてしまうので、霊感にも説明を求めます。
自分なりに考えて出た結果は、「ばあさんも俺も超神経質で目配りと気配りが細かい。鼻が異様に良い。ほかの人が見落とすようなことも一々察知してしまうのではないか?」とということです。
でもこれだと夢見の件は説明できないですね。

夢見に関しては、神経質で覚醒しやすいから眠りが浅く、夢を覚えていやすい。
また、心配性なので不安な夢ばかり見る。
その中から偶々当たったものだけが記憶に残り、自分は夢見だと妄想するようになる。

うん、多分それが正体だと思います。
思えば俺の夢の量というのは人の比ではありませんでした。
10代のころは5本立ての夢なんてザラでしたし、夢のストーリーを細かに覚えているのです。
だから当時のメモや日記には夢のストーリーを延々と書いた内容が書かれていることがあります。
ないと思うけど、要望があればスキャンしてアップします。
これだけ夢を見てればそりゃ当たる夢もでますよね。

多分、俺の霊感は――
1. あると思う。
2. でも神経質のなせるわざで、常人が見過ごすことに一々気付いているだけ。雨乞いができるのではなくて低気圧に体調の影響を受けやすいナイーブな体質なだけ。だから雨を予想するという意味ではあってる。でも雨乞いではない。
3. 眠りが浅いので夢をやたら見るだけ。当たるという意味では確かに当たってはいる。

結論

ふつうの人が気付かないことに気付く程度に敏感な嗅覚を霊感と定義していいなら霊能力者だが、恐らく零能力者である。
2007年11月20日 (火)

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年表とか

・久々に年表をupします。

「lidleldsetaz_11_20.xls」をダウンロード

・研究

なんで拘るのかなと考えてみました。
大1のとき、論理学を教えてくれた先生と話してて、俺は自分がやっている言語学の勉強をなんのけなしに研究と言いました。

すると突然その先生が不快そうな顔をしたので、「あぁ、研究という言葉を学部生が使うのは生意気なんだな」と知りました。
そのときですね、研究という言葉は院生以上の人間が学問を考察する際にしか使っちゃいけない言葉なんだと思ったのは。
2007年11月20日 (火)

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・レス控え

ちょっと体調を慮って少し書き込みを減らします。
メルセルの繁忙は地球でも俺にとっては同じようです。
レスが遅れたらごめんなさい。

・アルディア

ペースが遅れていましたが、書き溜めがかなりあるので公開ペースを速めます。

・「研究」

言語学をやった人間ほど言葉狩りを嫌うものですが、俺は「研究」という言葉はこだわりがあります。
会社でね、企画を出すときとかに類書を調べるのですが、そのとき「あぁ、この会社はウチの○○の本をよく研究してますね」とか周りが言うのが気に食わない。
昨日も会議で聞いた。

研究っていうのは学者が研究するときに使うものであって、商売人が生意気に使っていい言葉じゃない。だから俺は類書調査と呼ぶ。

――というのは偏屈かねぇ。そう分かってるから荒波立てないように黙って聞いているのだが……
2007年11月20日 (火)

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やばい、感動した!

>一方、学校時代の優等生はまだ診療所も開けずぶらぶらと・・・・・・・・・。学校の成績と社会生活の成功は関係ないものですね。

この時点でザメの味方に決定!w

そして結構一致ないし類似があるんだなあと思いました。例えば――

>クララタソは、内緒でルドヴィコの弟フェリックスからエスペラントを習ってうまくなっていたとか

これ、さちえ。
演習の発表が終わったとき、「ねぇ、アルカ教えてよ」。
そのときの俺?びびって逃げ、ダチとマックに引っ込みましたw

>この金持ちな「お父さん」

そしてアシェットの場合は金持ち「お母さん」
渡航費の総額は相当なものかと。

>クララがエスペラントで告白してきて・・・・・・・・・・なんかいい話でしたね。

これに激しく感動。いいなぁ……。

さちえのときは日本語だったなぁ……。
hipt-a xil la kon arka, son an se-il zame so tan so-a xil kon esperanto az.(とても日本語で書けない……)

リディアのときは必然的にアルカだったような……。でも感動的ではなかった。
感動的だったのは小説になってしまうが、xaxan, tu et malsret oa!かなぁ。
俺にしては珍しく暗記してるわ、これ。

>ああ。僕のクララは、既に僕の心を自分のものにしている。だって僕の言葉は、僕の心そのものなんだから。

激しく同意。俺との違いは、彼はさちえを失わなかったということ。人間ができてたのだろうね。
しかしこの展開にはテラ感動。
俺にもかつてこういう思いがあった分だけ奴が憎い。うーむ、俺の感動はあいつの思い出を想起させるので常に黒いな。

>エスペラントへの転向

いや、それはそうなると思ってますよ、最近。
貴方は大量の文献があるところを訪れ、読み返すことは少なく、ひたすら新しいものを求めて広く浅く学んでいく人です。
エスのほうがいくらでも文献があって飽きないと思うので、コンテンツ重視の貴方はそちらに行くと見込んでいます。
あと人間的にもザメの方が俺より格上だし、宣教のしがいはあるかと。

でもだからって今のグモソ程度にはアルカも興味を示すだろうなあとは思っていますので、別に突き放した言い方ではないですよ?
(完全に離脱したら俺も飽きて離脱するかもw)
2007年11月19日 (月)

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人工言語に言語学は必要か

結論から「あるとベスト」だと思います。
言語学の知識がなくても人工言語は作れます。最近中学生でも作れることが実証されました。(自分が小学校のときにやっていたことは人の助けがあったことなのでカウントしません)

ただ、当然、質の問題があります。
俺が中学のときに作った神無アルカという児戯だって人工言語だし、アルカも人工言語ですから。

特にアプリオリの場合、言語学の知識が必要です。
人工言語学では、アプリオリはアポステリオリより一般に難易度が高いと設定します。

言語屋としての真骨頂は新生型アプリオリにあります。それはアルカがそうだからという手前味噌というよりは、最も作成の難易度が高いからです。
難易度が高いため、作成には高度な知識と忍耐力を必要とします。事実、アポステリオリのserixは一日どころか魚楠さんの要求に答えて数時間で作りましたが、アルカは16年かかってもまだ変わっています。

アプリオリの場合、何もないところから言語の骨組みを作るので、言語学の知識はほとんど必要といってもいいでしょうね。
なければ雑然とした矛盾だらけの暗号もどきになると思うのです。

えぇ、具体例いっきます。アムロいきます。

例えば手と腕という単語を作るとき、中学生はこう考えます。

厨「当然手とか腕はいるよな。よし、手がlasで腕をtakとしよう。わーい、完成だ」

一方、その子供が挫折しないと、次はこう考えます。

「待てよ、どこまでが腕でどこまでが手なんだ?手首はどちらの領域だ?名詞の範囲は語法として定めねば」

ここまで来れば立派なものです。でも、厳しい言い方をすれば、ここまでは言語学を知らなくても語学に強ければ自然と対照言語の経験で気付きます。
ちなみにエスはそれに気付かないのではなく、アポステリオリだから気にしないというのが公平な見方です。

はい、そして言語学概論を経た少年はこう考えます。

「日本語では手で腕を意味することがある。メトニミーである。手と腕の範囲を決めるだけでなく、メトニミーの有無も決めねばならない」

おぉ、認知言語学を勉強したのね、というのが伺える成長です。
自言語のリアリティも結構高まってきました。
そして言語学の論文を読んだ学生はこう考えるようになります。(要根性)

「手で言えるメトニミーは足と脚の関係にもいえないだろうか。メトニミーを単語ごとに設定するのは大変だ。法則性を見つけられれば規則的に設定できるのだが……。
それはそうと池上さんの言語論は面白いなぁ……。ん?端と中央の理論というのは何だろう……言語によって、端と中央があってどちらかを代表とする場合、端で中央を表す言語と中央で端を表す言語があり、日本語は端を中央に適応する言語……か。
ん、待てよ?これアルカに使えないか?つまり、手という端と、腕という中央があり、端である手が中央である腕に適応されている。このように端か中央のどちらを代表させるかという言語理論を使えばアルカのメトニミー論を体系化できるぞ!
しかもこの端を中央にという言語観はほかの言語観とも関連しているのか。言語観AがBである場合、言語観CはDになるという比例が見られる……なるほど、ではAなのにDな言語というのは矛盾して不自然ということになるのか。
ほお、ではアルカを作るときにAなのにDみたいないい加減なつくりをしては不自然でおかしいということか。
例えばスル言語なのにhave言語でないというのはいかにも「お前英語しか習ったことない日本人が英語にかぶれて中途半端に言語作りましたみたいだなプギャー」という感じなのか。ということは俺が今後すべきことはこのような有用な言語観を集め、法則を作ることだ。そうして言語学的に矛盾ない言語作りをしないと、恐らくこのアプリオリは実用に耐えなくなるだろう。俺にとっての言語学の価値とは、アプリオリの人工言語が機能するかどうかを事前に保障してくれる知識の体系に過ぎない」

――という理由で、言語学があるほどリアルにアプリオリを作りこめるなぁと思いました。
アポステリオリの場合でも、参照言語の影響をできるだけ受けずにノイズを避けて作れるようになるという利点があります。
2007年11月19日 (月)

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>中2病

最近、徒然草でザメンホフについて説明されています。
エスはアルカを作るときに役に立たなかった上、ザメンホフについて知ってもアルカを作るのには役立たないので、彼については記憶していませんでした。

亀が普及しにきたときもエセ宣教師の言うことなんて聞く耳持たなかったのですが、こうして非宗教的に分かりやすく噛み砕いてくれると人というのは受け入れてしまうようです。
正直言ってザメを見直しました。苦労人だったのですねぇ。女遊びをしたかったのに性欲を抑えて言語に費やしたのくだりは特に共感。
目を舐めるってリディアでつか?

アシェットも偶然の一致らしい。初めて知ったが、思うに一致というより、ハチェットのフランス語読みじゃないのかなぁ。
かつてウチの大学院のドイツ語教授様がアシェットについて話したときにハチェットのフランス語読みかと聞いてきたのを思い出しました。
2007年11月19日 (月)

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英訳のレス

niasさん、遅れてすみません。ようやく追いつきました。

>形副詞

>they are arranged from more abstract or subjective ones

抽象具象が逆でしょうか……

>Adnouns

よくこんなもの見つけられましたね。

>'alxa' is an adjective which means the modifier modifies the whole sentence.

よく見ると例が文ではなくmivという単語を修飾しているので、「文、句、語を」とした方が良いかもしれません。

> I hate anything like Fenzel.

anyone?(どちらでもよいけど……

>感動詞

大きな問題はなく、大丈夫でした。

>格組

>I am sitting myself

最後にdownを入れた方がよいかも。ないしseatingとか。

>Divalent

初めて知りました。勉強になるる。2価という意味かな。

格組の記事は普段アルカ使うときに意識しないことなので、英語で読んでも面白かったです。
形副詞の後ろの方は難しすぎて作者も頭痛w

>記事番号18「代動詞・死生動詞」

>Yeah, it can be called as "pro-form verb" or something.

自分が神経質なまでに理詰めでワロタ

実用レベルだと感じないけど、アルカの文法って突き詰めると結構複雑なんですね。
深く考えると、格を制する者はアルカを制すというくらい、格を重視した理論になるようです。

>as-e tolxos

原文ミス。最近はtolxといい、細かく名詞の種類を言わないようです。
理由はtolxを見慣れるとtolxosが別の単語に見えてしまい、無駄に混乱するため。
でも、蛍クライシス前後はこのように細かい言い方をしていました。

ちなみに英訳はdo exerciseでいいかなぁ……。
stop homework → stop doing homework

>the wind has dropped

そういえば風が止むってコロケーション、知らなかったorz
dropっていうのか……。うわ、学んだわ……。

やっぱりコロケーションは難しい。言語ごとに違いすぎる。
as-e,is-eは作って良かった気がしてきました。

>記事番号19「受身・使役」

そういえば受身で注意すべきことを思い出しました。
ul,onが入れ替わり、ほかの格は据え置きですが、よく考えるとaleとlexも入れ替わるのです。

Active:lein xax-a arka al xion ale valte lex eld e mir.
Passive:arka xax-a YU lein AL xion ale ELD E MIR lex VALTE.

alは据え置き。aleとlexはul,onの同格だからここもスワップ。
これ、言語論で説明しておくべきでしたorz

>vars(forcing)

vars(to force) 瑣末でスマソ

>表

使役動詞、多いですねぇ。「見る」動詞より多いので、こんなに使い分けるのかアルカはという感じです。

しかしsers-を使役と見なすとdal-と何が違うのだということになり、dal-も使役に入れると大変総数が増えることに……。
sers-はあくまで使役動詞なので、ulに「させたい気持ち」がないとダメ。
dal-は助けてやろうという気持ちで、使役の意思はない。それが語法の違いになる、と。

>記事番号20「従属節の時制」

>In contrast, if the event of a dependent clause happens after the main clause,

before?――って言ってて自分で確証ないのが笑える。ややこしいですね。
従属節が前、でいいんですよね。

>Pluperfect

an hak-i ti del sakan e konsvet tu

>記事番号21「n対語」

kut-はshuttleで通じるだろうか……

>'Female' is prior to 'male.

一番始めはfinが女でした。fanより音が女っぽいので。
でも慣れとは恐ろしいもので、今はfinだと男だという印象を受けます。

>It is explained as male people also experience the state of female before the sex is determined.

というのは後付けの理由で、女が先になったのは個人的な理由が。(以下、暴露)

このブログでも書いたかもしれんが、大学のときの友達がいて、そいつが2年のときにある女の子が好きでした。
同じクラスですが、俺らとの絡みはほとんどありませんでした。
友人曰くデートに誘ったんだけど付き合ってくれないとのことなので、俺が気持ちを聞いてきてやるということで、その子をデートに誘いました。

で、そのとき彼女の気持ちを聞いて「これはとても報告できないなぁ」と思い、キレて帰りました。
「女というのはなんて図太い生き物なんだ」と思うようになり、「強い」と同じ序列でa系列にしようと思いました。
えぇ、fanが女なのは当てつけが原因です。

ちなみに当時yの音韻がありませんでしたが、yが入ったのは、対外的にはyunkなどの固有名詞を表現するためです。
でも実際はその女の名前が気に入ってて、それにyが入っていたからです。

>inculcate

tell usでよいような……

>Exceptional ablaut in compounds

felkiの例は面白いなぁ。
felkaで1つの単位と認知されるからn対が生まれたのでしょうね。

>記事番号25「数」

>but its origin is too ancient to be explained anymore.

16年以内の話なので、ancientというか、古くて覚えてないですくらいのノリでいきたいです。例えば――
,but I can't tell anymore because it was a long time ago.

手裏剣はやはりカットね(^-^;

>and named from the inventor.

named after(メル暦の記事と統一したいです)

>('kouuu'のほうが速いようなw)

将にw
日本語スゴス

>you may get stuck with zeros in a row

以前校正した英フレーズが早速適切な文脈で反映されているところが紫苑。

>and number of nouns is always unknown.

alwaysは強いかも。通常とかだとよさげです。

>記事番号26「日常語」

>misoonoyun = Good morning (politer)

politest?ほかのpoliterも-estかも。これ以上思いつかないので。
misentはpoliterでおk。misentantというので。

>When you see an elephant for the first time and say "tas!" before you can stop it,

When you see an elephant for the first time and say "tas!" unconsciously,

>記事番号22「使徒幻字」

そういえば昨日話したときに英訳の話にもなったんですが、幻字をlunar graphないしlunar graphemeと呼ぶ人もいるそうです。
ルナグラフ……か。

>記事番号24「アルミヴァ」

へぇ、真東はdue eastっていうんですね。

>記事番号23「メル暦」

> Luckily this is the same with a wewk

weke→week

>So you can do fortune-telling not only by the birth month and the birthday but by the birth day of the week as well.

せっかくだからThird-Children(笑)のネーミングネタでも追加しますか。

この文化は命名にも影響を与えている。例えば制アルカの第3のネイティブであるamavel hyuutoの名は、amalis o velm(思い出のヴェルムの日)から来ている。
これは彼が産まれた日がヴェルムであったことから来ている。彼の誕生日がメル暦では常にヴェルムに固定されるため、このように名付けられた。
曜日と日付が毎年ずれないことから起こりやすくなる命名といえよう。

>記事番号27「その他の格詞」

>We are often puzzled by the choice of a proper preposition between on, to, in and for in English,

we areだとアメリカ人には通じないような気がするので、主語は英語学習者にしたほうがよいかもです。

>tot/tet

追加で、relevant to / irrelevant toをお願いいたします。

>Imagine the yellow tape which policemen stretch around,

これ、どこの国でも同じなんでしょうかねぇ。

>farther

久々に正規の用法でこの単語を見ました。

>アオリスト名詞

これ、原文から削除します。

>original perfect, derived perfect, and imperfect

なるほど。うまいなぁ。

記事番号04「音節・アクセント・音声」

>Therefore only vowels have their accents backward in hearing

only verbs

>Specifically, /a/ in kat(beginning) is lower and longer than that in kad(country.)

kadのaの方が長く低いです。

>Semivowels(semiconsonants): mean w and y; come only at the beginning of a syllable and always follow vowels.

半母音は母音の後ではなく、母音の前に来ます。

> because the frequency order is c > r > l.

原文ミス。音の頻度はC < r < lです。

>Content words > function words; miik(apple) is stronger than al(to.) Adverbs after a verb < on(accusative); tax(fast) is weaker than pon(road) in lef-a tax pon(ran fast along the road.)

Content words > function words; miik(apple) is stronger than al(to.)
Adverbs after a verb < on(accusative); tax(fast) is weaker than pon(road) in lef-a tax pon(ran fast along the road.)
改行の挿入。

>an(M) ke-e(S) kif(W) leiate(M)

いま考えればleiateは強かも……。

>because a sentence with a vowel

原文ミス。sentence→words
2007年11月19日 (月)

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>破擦音

>破擦音が独立した音韻ではないということについて何か詳しい情報
>却下された理由

事典の類が実家なので自分の記憶を使います。
あと、アルカ関係はwikiから参照します。
『アルカ』によると――

同年(メル12年)ザナの月クノンの日:セレン、フゥシカと会見。子音m,∫,h,s,y,k,f,n,w,t,p,ts,l,r の順で文字を作成。

――この時点ではtsは音韻だったようです。また――

同年ミルフの月リュウの日メルはセレンに最終論文を譲渡。

それまでにあった文字に関する6 大原則はこうだ
1:アルファベットなどの既存の文字に似ない
2:書きやすい
3:書くのが速い
4:汚くても他の字と混同しない
5:一部がかけても何の字かわかる(フゥシカ案)
6:見た目が綺麗
このうちからメルが論文中で選んだのは、2 と4 と5 だった。3 は2 が含意するだろうとのこと
メル最終論文には、「[ts]は2 重子音だから現状に合わせるなら選択すべきではない」「音節数が少ないから、子音字の回りに母音を表わす斜線を付加するような音節文字の体系を取る」「[h]はソノリティが弱いので排除する」といったものがあった

――この時点でtsは音韻から落とされました。従って原因は「2重子音だから」という音声学的なものでした。

音韻論としてみれば、別の案も可能です。
例えば母音がi,a,uしかない言語の場合、e,oの字が余ります。
aiという二重母音がやたら出てくるようであれば、eをaiに当てるのが合理的です。

これは子音でも同じことがいえます。アルカでtxが頻度高ければqにしてもよかったはずです。
なのである子音連続が頻度が高ければ独立した音韻で表すのは合理的だと思います。
韓国語や中国語ではtxの音を音韻として立てたほうがよいですし、実際ハングルはそのような音韻表記をします。

次。なぜ人類の言語でtxとtsだけ2音なのに1つの音韻と見なされやすいか。
ksとかspに比べてこれらの音は音韻と捉えられやすいです。

(以下難所です。ご注意を)

理由を考えてみたのですが、txはspと違って惰性で発音できるからだと思います。
調音してみると分かるのですが、spの場合、sの後に口を閉じて新たに閉鎖を作らねばなりません。
sとpは調音法も調音点も異なり、2回分の調音をしないと実現できません。やってみてください。

ksもそうです。筋肉を2回分動かさないと調音できません。当然人間としては別々の音の集まりと認知しやすいはずです。
一方、txは違います。tで閉鎖を開放した直後に舌が破裂の反動で下に離れていきますが、このときの離れ方が弱く、歯茎との距離が著しく小さい場合、前舌面と後部歯茎の間に狭窄が生じます。
このとき、tの閉鎖を開放したときの肺臓気流が残っていると、その気流が摩擦音に自動で変化します。具体的にはsかxです。
従って、tを調音した副産物としてs,xが生まれ、tx,tsになります。
人間としては1回分しか調音していないつもりですから、1つの音韻と認知しやすいのでしょう。
恐らく破擦音がほかの重子音に比べて特別扱いを受けるのは「無意識で惰性に調音でき、1回分の調音で調音できるから」というのが原因だと思います。(あくまで内観です)

(以上です。お疲れ様でした)

こういう経緯により、破擦音だけ二重子音ではなく、1つの音韻だと伝統的に思われてきたのではないでしょうか。
ちなみに日本人はtx,tsについて、疲れたときに「つぃー」っと息をつくときとか、暑くてだれてて「っつー」と息を吐くときなどに使っているようです。

多くの言語で破擦音はありますが、必ずしも音韻とは限らず、単に異音になっている言語も多いです。
また、一般に摩擦音は舌の緊張を必要とするので、幼児には難しく、閉鎖音で代用することがあります。

日本語にはチャ行がありますが異音の例もあり、例えば「お母さん」「おかあしゃん」「お母ちゃん」「おかあたん」はs→x→tx→tの過程を辿っています。
アルカでも先日挙げたように幼児の発音を真似るときに破擦音を使うことがあります。かつてメルが実際そうしていたためです。
2007年11月19日 (月)

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「夢で逢いましょう」

そうそう、さっき彼女が言って良い言葉だなと思ったアルカを記しておきます。
俺に次も描こうと思わせた言葉です。気の利いた言葉は人を動かす力があるのね。

"xak-al an ento ti lond-i an."

そして次の言葉には不覚にも涙ぐみそうになった。

"akt-ax ka lond var dia, non?"

我が彼女ながら言語センスの良い人だ。

xakをdiaで言い換えている。むろん掛詞でridiaの意味だし、londと語法で対比を成している。
遠距離恋愛を巧く表した言葉だなぁ……。
でも……不謹慎だけど、なぜかさちえを思い出した。なんでだろう……。
2007年11月18日 (日)

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れすでした

>Kakisさん

>メリディアは19年版かな。

そうですね。年内に間に合わないかもw
それに、19年に繰り越した方が来年アシェット的に楽できるし。

>中2病

読みました。
いや、正直良い話だと思いました、僕は。

ザメンホフは界にいれば仲良くなれていそうですね。
若い頃の写真がむちゃくちゃひ弱そうというか……顔つきが多分今の日本だったらヲタだったんじゃないかなと思われ、あぁ、こっち側の人間かと思いました。

しかし言語を作る道は誰もが同じ所を通るようで。
作り方マニュアルがあれば必ず通る道で時間を食わずに新しいものがすぐ作れるんでしょうにね。
言語論がそれになればいいのだけど……。

>魚楠さん

なるほど、ただ年を食ってもがんばらなきゃ成長はしないものなのですね。つらいや。

自分に自信が持てないから高尚という言葉で身を固めるというのは図星だと思います。
社会的には誰も価値を認めてくれないけど、激しく高等な知的活動なので、何かほかのことと線引きをしないとやってられないというところです。

気楽に生きられればいいんですが、どうも望みを高く持ってしまう癖がありますね。
土日も結局休めなかったし、どうも僕は息抜きがヘタです。
ともあれ、参考になります。ありがとうございました。

>しゅわるつさん

では言語的性質が互いに近くなったようですね。
というか、状態と行為を対立させていたアスガル語の方が先見の明があったようです。

tx,tsはただの子音連続で、独立した音韻とは考えていません。
アルカにはこれらの連続の頻度が少ないですし。

ただ、プロトタイプのころはこれらを音韻にしてました。採用したのは僕。
却下したのはたしかメルでした。もしかしたら公開してる『アルカ』に載ってるかな??覚えてないですが、載っていたらご参考になるといいかも。

IPAでも破擦音は音声としては捉えてないですね。あれはやっぱり音韻上の存在だと思うのです。
アルカはアプリオリなので何かの言語の音韻論を参考にできず、IPAを参考にしたのでこのようになったという考え方もありえます。
でも一番はtx,tsの頻度が少なかったことが原因だと思います。
2007年11月18日 (日)

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プロジェクト・リディア2の2

あまり思い通りにいきませんでした。

使ったもの:シャーペン、紙、消しゴム、ペインタ、フォトショ、リディア嬢、ルティア家持ちの通信費w

リディア=ルティア:アシェットの現ルシーラ。84年生まれ、女性。東洋人と西洋人のハーフ。東洋色が強い。

↓ridia

「ridia2.jpg」をダウンロード

をダウンロード

前回よりはずっと本人に近くなりますたが……。
バリバリ絵っぽくて萎え。髪の陰影がいい加減なのは自覚。

絵っぽいということを除けば、今回のが一番本人に近い。協力ありだし、カラーだしね。
とりあえず、あいつが指名手配になったら捕まえられるくらいは似てます。

しいていえば、あやふやなのは口かな。モデルが喋りやがるから形がよく観察できなかったかも……。
逆に一番似てるのは左目(向かって右。てゆうかnospa、nespi)

えぇと……できれば絵というか本人の顔についての感想をくださると嬉しいですm(_ _)m

↓ネタ1

もしリディアが俺の同級生で女子高生だったら……。
えぇ、年齢にムリがあります。あと、レイヤー重ねてから顔がでかいことに気づきましたorz

「felsabdia.jpg」をダウンロード

↓ネタ2

てゆうか、リディアがRydiaだったら……。
ketta, tikno, ca daiz e tikn!

「Rydia.jpg」をダウンロード

2007年11月18日 (日)

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>fdic

魚楠さん、fdic早速使ってみました。

最初に引いたのはridiaでした。少女リディアが出てきました。
全文検索で同じ単語を引きました。数十秒してから全部出てきました。
ローマ字で検索できるので、使いやすいですね!

PDICが使えないというような事情がある場合に特に有効だと思いました。
操作もPDICより簡単ですし。txtをそのまま使うので幻字順で出てくるのもナイスです。

使ってみて、こうだったらいいのにな案をいくつか述べてみます。

1) 主に全文検索の際、検索結果Aと検索結果Bの間に1行スペースがほしい。
2) 検索語を蛍光色ないし色文字にして目立つようにすると見やすいかも。
3) 検索語がなかったときに無反応なのでエンター押し忘れかと思ってしまった。not foundとかがでるとよいかも。
2007年11月18日 (日)

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レス

高尚と下賎について思わぬ反響があり、内省してみた。

高尚とは俺の言葉の鎧だ。
いつから高尚などと気にしだすようになったか。大学だろうな。

アルカを作るためにやたら本を読んだ。
でも俺の分野はいくら努力しても日の目を見なかった。
同じだけの勉強を資格試験に費やしていたら建築士なり弁護士なりになっていただろうが、そうしなかった。

同じ努力をしているのに、商業社会において価値があるか否かで扱いは雲泥の差だ。
俺は自分の選んだ言語学がマイナーだったがために、同じ努力をしても下層社会に行くのだろうなと当時思ったのだ。
でもそれって不公平じゃない?

だから言語学に興味を持っても大抵の人間は金のなる木に転向する。
そしてひとたび金を得たら、下層の人間と下層の学者を区別せず見下す。
「お前と同じだけ努力したんだよ」と言う遺賢を完全に無視だ。

そんな社会間違ってる。
だから俺はそんな社会に迎合しないでいようと思い、自分の分野を進めた。
民衆に迎合した商業はこうして俺にとって下賎になった。
そして下層で学ぶ学者や売れない芸術家を高尚と規定した。

でもこれはあくまで俺の定義。俺の私憤から生まれたものだ。
ほかの人もそうであれとは思わない。むしろ俺と同じ人間ばかりだったら怖すぎる。

それに、始終高尚である必要もない。youtube見て笑ってたって、真面目な顔を持っていればそれでいいと思う。いざというとき信念を見せる男かどうかが重要なんだと思っている。

水田さんがトラウマで語順に拘泥するのを聞いて共感を示したように、俺は憎悪やコンプレックスから生まれた力を重く見ている。
最強の悪魔アルマディオを封じ込めたのは愛の力?リディア、流石にお前はあまあまなお嬢様だな。
人間の力で最も強いのは、憎しみとコンプレックス、苦しみから逃れようとする力だ。快楽や既得権を維持しようとする剣の力は空腹に飢えた人間の斧に勝てない。

――と、久々に熱く語ってしまったよw

閑話休題。

>紫苑の訳

読みました!2冊もの訳、お疲れ様でした。

始めの方ってほんとにチュートリアルですね。
ソフィーの世界+語学教材という感じ。

俺の中でレインのキャラ像はnias作成像で決定しました。
メルティアは丁寧語じゃないと思っていたんですが、ファーストアドバンテージということで、今後はこの訳に合わせます。


fin@tu et ne?`
男「誰だ」
@tu et sorn`
「ソーンだ」

それにしてもアルシェが「ソーン」って、安易すぎw

>@knak al omi 2 pa ti,knik kor pa,son exk lie epn.silfkekko,yunk`「真っ直ぐ行って右の2つ目のドアを右に曲がると廊下の奥に洗面所がある。ご自由にどうぞ、お嬢さん」

この文って実は文法書読んでも解けない口語文なんだよね。
案外むつかしい。

>「賽は投げられた」

ちなみに同タイトルのラルクの曲がお気に入りですた(-_-;


@son an se-il est e ti.a,tee,sa tu,an poros-i tu fina ti!.xion.?tea?`
「君の名前を知りたい。いや、その前に予想してみようか。……紫苑?違うか?」

fenzelの絵ヅラはFF5のサントラCDに描いてあった(と思う)エクスデスひげもじゃ版

>202(マダンテ)

噴いた。ネタの置き方がまるで奇襲だよぉ。

あ……今突然思い出した。ルーキーテの元ネタってマダンテじゃないんだった。
中2か3のとき、PC-9800で自作RPGを作ってて、主人公の少女クルルwと妹モンナの名前を合わせたクルルモンナっていうワロスな魔法があって、それが全魔力を放出するというものだった。
(*ちなみに語源はクルルが古アルカで「作る→作られた→キャラ」、モンナは使徒から盗用。ランヴェム←青鴉と同じ経緯)

しかし……俺がそんなオリジナルな魔法を思いつけるとは思えない……。
何かからパクってるはず。
……ラグナ……ブレイド?


@ti et xafal e tu,aster artena.yan an del daiz arba rot-i hain alteems it ma artales sad`
「副王アルテナよ、それはそなたに任せる。余アルバ王は、ハイン=アルテームスを新長官に任ずる」

大円団エンディングはRPGの基本ですにゃあ。なごみ。


meltia@alt,ti os-i to al tu?ova!.an meld-e ti al atolas flo sel tat sal`
メルティア「他に何か考えないのですか?例えば…私が毎年アトラスにあなたを連れて来るとか」

ti os-i to al tu「これについてはどう思いますか」→「ならこういうのはどうでしょう。例えば~」

・Kakisさん

wikiでの-rの経緯説明、ありがとうございます。
僕は通時論に弱いので、経緯を説明するのが苦手です。なので助かりました。

今まではアルカが変わっても作品は変わらないので作品が遺産になりました。
でも現在はwikiなどで細かく何年版の何々と記され、複数のファイルが通時的に閲覧できるので、レインや紫苑を現在のアルカに修正しても昔のものを消さなくて済むのですね。
アルカの変化が落ち着いたら修正しようと思います。いい時代だなぁ。

>ラテン語の呪文

そんなに屈折するんだ……。多いとは知ってたが。
まぁネイティブなら苦はなさそうです。

フランス語のetreの活用形も辞書の表見てるとすごいものがあります。

>だから、他の民族からの恨みも辛みも浴びたことのない清らかな人工語であるエスペラントこそ、国際補助語に相応しいって。

本当に宗教ですね。

ただ、俺も同じこと思ったことはある。18,9くらいだったな。
日本語は戦争の果てにできている血塗られた言語だ。自然言語はすべてそう。
アルカは生まれたてで清いので血で穢れていない。

――全然血で穢れてたんだがな

という突っ込みはさておき、俺もそう思ってたから気持ちは分かる。

彼らが宗教やってるのはどうでもいいけど、言語としてエスを見なくなる人が少ないorいないというのは困るね、言語屋にとって。
別に普及を妨げないけど、学問としてみるつもりです。

>「かな?かな?」とか「だよ?だよ?」とか「かぁいい~~おもちかえりぃ~~~!!」とか・・・・・・・・・・・・印象的なセリフの多い人ですが・・・・・・・・・・・・・・。
本当は怖い人だったよ・・・・・・・・・・。

それがリディアに似ているといわれれば、先方が怒るのも無理ない罠w
2007年11月16日 (金)

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学者肌

ADHDは興味のないものは徹底的にやらないという特徴を持つそうだ。
俺は学問や芸術など、高尚なものにしか興味を示さない。霞を食って生きているような人間で、そこらへんは親父の遺伝だ。

最も興味ないのが商売。下賎だ。
そして日常生活の雑多な金勘定。
ふむ、さちえに逃げられるわけだな。

今日、仕事でマンションに資料請求をするくだりがあった。
ところが俺だけ自分の住所を知らない。マンション名さえ知らない。
驚いたことに部屋の番号さえも分からなかった。

ケータイ番号を聞かれたが、むろん覚えてない。
じゃあ見ろと交換手に言われたが、やり方がわからないので前の席の女の子に俺の番号を教えてもらった。
「一人で生きてけるか心配だわぁ」とその女の子は言っていた。

デスクは辞書や参考資料などでごった返しているし、光熱費とかの払いも引き落としにしてるのでいくら使ってるのかさえ知らない。
通知が来ているらしいが、ポストのゴミといっしょにポイ捨てしてしまい、管理人によく怒られる。

なんていうか、生粋の学者性質で、学者に会いに行くと「編集じゃなくて学者やれば?」と言われる。
話しぶりや話の内容や興味の主体が学者で、それは自覚してる。休日の過ごし方や余暇などもまるで学者。
さちえと結婚して、色々うんざりして院をやめたが、学者になっていた道が正解だったようだ。
2007年11月15日 (木)

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新しい時相詞

状態と影響相を別々にし、状態を副詞にしたのは、この段階で時相詞を増やしたくなかったからだ。

(えー、これだけ年数経て基幹部分を変えるのぉ?っていう突っ込み回避と、これ以上さちえとの思い出を消したくなかったので)

それで状態動詞は副詞のerをつけることにした。
ところがどうもこのerの出番が多すぎる。
迂言法を取るとはいえ、頻度が減った-nなどより多いとはどういうことか。

また、sab-e erを発音すると、くっついてsab-erに聞こえる。

この2つが原因で、第6の純時相詞-rが生まれた。
いうまでもなく、法時相詞の-al,-il,-ol,-elと聞き違いを生じる。
特に音が同化した場合はそうだ。

が、同化するのは後ろの語がr,cで始まるときだけ。
で、これら2つは頻度がそう多くない。
さらにいえば、依頼などのモダリティとコンテクスト上間違えることはまずない。

この案を推し進めたのは久しぶりに動いたメルだった。
年末なので年内に押し込めようと変化することが多い。
煽りを食らうのはネットで、言語論などの記事を一々書き換えねばならない。

まとめ

sab-en(紫苑時代)
sab-e er(ここ数カ月)
sab-er(18年末)

アルカの純時相詞論が以下のように変わる。
「純時相詞の子音部分はアスペクトないし状態性を示す」

活用としては、sab-i erはsab-irになる。ほかの時相詞と同じ。

行為の副詞fesは、デフォが行為で-rが状態になるため、fesを使う場面はなくなるのではないか。恐らく消えると思う。
今までは「デフォは行為or状態のいずれか。区別する場合は副詞をつける」だったが、-rという短い時相詞ができたことでデフォが行為のみになり、fesの必要性はなくなったと思われる。

Kakisさん、お手すきの際にwikiにて変更通知よろしくお願いいたします。

年末ラッシュを見越して紗枝のような小説を後手に回している俺はなんともアシェット慣れしてて笑える。
2007年11月15日 (木)

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リアルに死亡フラグ

エスよろず板に、エス大会の記念写真がupされていた。
「え……」と思った。

本当にご老体ばかりだ……。うわぁ、中の人を見ちゃったよぉ……(;_;)

どうりで理解しあえるはずがないと納得した。ジェネレーションギャップでかすぎ。
「お弁当温めてください」程度の日常会話以上の意思疎通は不可能。

北海道「大会」というわりにこの人数かというのにも驚いた。
そして全員ご老体というのにも驚いた。

「これはリアルに死亡フラグが立ったな」と思った。
エス人口を新生学派に引き入れようとしたが、若い人間しか視野に入れてないので、この連中は引っ張る意味がないと理解した。
人間、この年になると新しいものに対応できない。彼らを説得するなら、新しい人間を育てた方が早い。企業が古いのを雇わず、若い未経験者を選ぶのと同じ理屈だ。

「人工言語って本当に過去の遺産なんだなぁ」と思った。
これは変えなきゃいかんよ。現実を見て眉間に皺を寄せた。
2007年11月15日 (木)

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玲音の訳

激しく堪能。イイ!

niasさん、訳うまいです。ふつうに読み物として堪能しました。
読んでいて思ったんですが、物を書いた経験、あるでしょう?

訳ってなかったから、「あぁレインってこういう口調なんだ」と初めて分かりました。
日本語にすると、そこまで大人しくないことが分かりますね。わりと可愛い系。

>"an xar-i ti fel-el u man ti es-i soa del "a, xizka, fax-al an rax nat kak fas. yan
xiks-al an ente an it niks, xaxan", han?"「紫苑は何も聞いてないんでしょ、『あぁ静、昨日のように私を抱き締めて。 倒れるくらいにキスして、先生』とかなんとか思ったりして。ですよねー?」

塾でやってたとき、こういう口調の女の子いたなぁ。思い出してしまったよ。
「ですよねー?」あたりは特に。リアルな書き方ですな。

>315

これを書いてたときの俺の図、および、これを訳してたときのniasさんの図についてw

>"son so-ex ka koa man an lok-ul nihongo"「私は日本語が分からないからここで話したら」

レイン大嘘w
dyussouの会話を盗み聞きしたかったんだろうなぁ。

>2柱

古典の教養もあった様子。an hel-ik esta.

>386(玲音の書最長のモノローグ)

なが!そしてaxa!
しかし辞書と文法書と語法書だけでここまで正確に解読してしまうものなのか……恐ろしい。
内容が激しく狂信者で「をい、レイソ……」みたいな。

>389

ドゥルガ=ユティアとして→ドゥルガ=ユティアの娘として

>"nom nom...

我ながらカワユス

>454,455

この辺り、訳だけでも楽しめますね。
というと、日本語だけ読んでいるとこの部分のエッセンスは失われるわけか……。

>hacn at maitsan

??しばらく考え込みました。
幻字の読み違い?いや……なんだろう。薬好きって中学生(日本の小学校低学年)でヤヴァイだろw
んー、俺こんなこと書いたかなぁ……。

と思い、しばらくしてhacn at ma itsan(友達も裏切っていじめっ子になったのよ)という意味だと気付きますた。
maitsan、偶然なのに意味が通じるところが面白いw

>ento ti hao-af an rax kaf"

hoi-af:「レインが私をいつも見守ってないといけないくらい~」

>静が作ったバージョンや紫苑が作ったバージョン、あるいはネット上の知り合いが作ったバージョンやレインが作ったバージョンを統合して、私なりのものを作るつもり。みんなの作ったいいところを足していきたいと思ってる。

なんかわりと現実味を帯びてきたことに気付いたんですが……

↓(現実)

セレンが作ったバージョンやリディアが作ったバージョン、あるいはネット上の知り合い(リアル杉w)が作ったバージョンや蛍が作ったバージョンを統合して、私ルシアなりのものを作るつもり。みんなの作ったいいところを足していきたいと思ってる。

読後感想

lins e anで終わってるところがなんとも。

さて……解読……されました。
本当に謎文字謎言語を解読しきった人が現れました。
Kakisさんに次いで直接確認したのは2人目です。
2人とも読み方が異なっていたり、好きなキャラが違っているので、興味深かったです。

驚いたのはアルカが新生型であるにもかかわらず、きちんとこちらの意図した内容で取ってもらえたということです。
相当名詞の語法は文化や神話と絡んでややこしかったはず。でも、きちんと解読できていた……。

凄いなぁ……。
これを解読できるようになるには、どれだけ文法とかの勉強をすればいいのだろう。
アルカは簡単かもしれないが、機械的には訳せない。inやtenなんて出てくる場所で意味が全然変わる。
関係詞が入って複雑になった複文で、しかも2,3行と続くものを訳すのは至難の業。

ネットの遺賢たち、凄すぎ。
レインってアルカ少ないように見えたけど、集めると結構あるんですね。
ともあれ、ありがとうございました。非常に楽しめました。
2007年11月15日 (木)

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as A manager??

I realise that as plant manager, I should~という言い方について。
日本人はas a plant managerとしてしまう。
だが交通手段のby busや役職のas plant managerなどは冠詞がいらない。

なぜかというと、a managerは具体的な人を指すが、managerは経営者という概念を指すからだ。
つまり英語は実体を指す場合と役職という観念を指す場合とで表現を切り替えられる。

日本語の場合、通常名詞に「一人の」という数詞をつけることはない。
ところがだ。面白いことに、日本人はこういう文脈にこそ「私は一経営者(イチケイエイシャ)として」というように「イチ」をつけたがる。
aを付けることの多い英語ではむしろこの文脈でaを取るのに、「一人の」をつけない日本語がむしろこの文脈だと「イチ」をつけたがる。

この語法の違いにより、日本人はとかくas a managerと言いやすいし、とてもしっくりくる。
人工言語はこのような語法をきちんと定めておかないといけない。
学習者が覚えるかどうかは学習者の努力にかかっているが、語法が定まっていなければまず努力のしようがないからだ。
混乱へ向かって学習者を歩ませるべきではない。

*しかもas a managerという用例はas managerよりずっと多いんだな。でもこの文脈ではおかしくなる。ぐぐって英語の勉強ができるのは限られている。知らなきゃ件数の多い方を正しいと思って、どのコンテクストでもas a plant managerといってしまうのではないか。
2007年11月14日 (水)

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プロジェクト・リディア2の1

前回リディアの絵を描いたらダメだしされてしまったので、やり直すことにした。

正確な各パーツの長さを測ってもらおうとしたが挫折した。
人間のパーツの長さはそんなに変わらないことを知ったからだ。

リディアの身長なら頭は22~23cmほど。個人差は10ミリ程度だ。
いわんや目なんか数ミリの個人差という世界だ。

では定規で1ミリが測れるか。人間の顔は凹凸がある。定規を当てれば分かるが測れない。
巻尺もダメ。凹凸面に這わせるので、実際より長くなってしまう。

問題はパーツの長さでなくパーツの形なのだ。
曲線の角度が分からないことには測っても意味がないと知った。

だが3次元の曲線の角度など細かく測れない。
そこで最も頼りになるのが「人間の眼」だ。
つまり、肖像画というのはきちんと本人に似せて描こうとするなら、本人を見なければならないという当たり前の結果になった。

今回は数日に渡り見て描いては直しを繰り返し、線画を作成した。
っていってもそこに置いてあったシャーペンと消しゴムしか使わなかったわけで、偉そうなことはいえないが。

人間の眼って精巧だと思った。口の端から頬までの距離がこれくらいかなと思って描くとする。
その後、線画の口の右端から右頬、左端から左頬を測ってみると、1ミリも狂ってないのだ。
もちろん、俺が描くのでずれるときもある。でも、ずれた場合は絵を見てみて「なんかずれてるな」と思うのだ。それが1ミリの違いでも。
この人間の能力は機械にはないだろうと思った。機械はまだ人間のように絵を描けないだろう。

さて、絵の上達は観察だとはよく言ったもので、(上達はせんのだがw)、観察して気付いたことがある。
面白いものだ。子供まで産ませておきながら、こうして観察するまで気付かないことが多かった。
記憶を頼りに描いたものとの違いを箇条書きにする。

・思ったより天パではない。先生のイメージが強かったのだろう。
・眉毛が気弱そうw
・思ったほど猫口ではなかった。
・思ったほど顔が怖くなかった。
・思っていたより東洋人性質が濃い。
・これまで評価していたよりずっと美人(というか俺の好みに近い)だったw
・猫みたいに首傾げるの好きだなぁ……。
・雨の日に傘持って立ってたら絵になる女だなぁ……。
・なんかモー娘にいそうでいなそうな……。

線画を描いた段階だと凹凸がないので平面的で日本人っぽく見えるのだが、印象としてはギャル系ではなくむしろ声優とかにいそうな感じ。
といっても俺は詳しくないんだな、声優の顔って。多分若いのは堀江くらいしか知らん。だから堀江っぽいってこと?いや、でも堀江とも違うし。
ただ、なんとなく渋谷よりはメイドカフェにいそうだなぁとオモタ。

線画は口と耳がまだ決まらず、悩み中。

ところで、写真は嘘であると思った。
写真は本人っぽくない絵ばかり撮れる。
肖像画の方が本人に似ているというのはよくあることだが、なぜだろうと不思議だった。
質感を写真風にした肖像画があらゆるメディアで最も本人をよく写しているということに気付いた。
2007年11月14日 (水)

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銀英

平積みしてあったので銀英を読むことにしました。
一般教養だそうです。

中学のときヴァールが大好きでよくビデオを見せに来ましたが、機械物が嫌いなので好きではありませんでした。
今見ると面白いね。

当時はヤンのほうが良かったけど、今は全然ラインハルトがいいなぁ。
2007年11月13日 (火)

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それぞれの道

とても残念なことに、脇野さんが離れてしまいました。
多分、Kamelioさん辺りとの諍いが、本来個人的な争いで終わるべきところ、エスペラントという言語にまで対立が及んでしまったのが原因だと思われます。

ひとつには私の悪態が原因。もうひとつには人工言語学のスタンスが原因。
彼らとの対立で、私はエスペラントを普及しようとする人間に強く反対の意思を固めました。架け橋どころか態度を硬化する結果となりました。
エスペラントのような大人工言語と対立するとなると、数々の障害が生まれるものですね。

エスペラントと争っていくつか感じたことがあります。
1) 過疎性。エスペラント関連の掲示板はもっと回転しているものだと思っていました。本を買った学習者やコアに学んでいる有識者は多いようですが、掲示板などに関しては思っていたより少ないという印象でした。
2) 思想性。実は口で言うほどエスペラントは思想的でないと思っていました。あんなに真剣に思想に傾倒していて、言語学上の問題に興味が薄いとは思いませんでした。これはまったくもってカルチャーショックでした。
3) エスペランティストは様々。ネームさんのような識者もいれば、まともに会話できない人もいる。ザメンホフを神格化している人もいれば、エスペラントの造りに苦言を呈する人もいる。色々のようです。

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人工言語学(新サイト)

人工言語は言語学の対象ではないというのは常識化しているが、これは誤りである。
下記に証明を記す。

現代言語学はソシュールに始まった。
その後、ボアズの人類学から記述言語学が生まれ、その弟子のサピアとブルームフィールド、サピアの弟子のウォーフらによってアメリカ構造言語学が確立する。

ブルームフィールドは言語学者の役割を「対象言語の話者からデータを集め、音韻論と統語論で分析すること」と述べた。

後に生成文法の始祖であるチョムスキーは言語学者の役割を「話者のcompetenceを明らかにし、普遍文法が何から構成されているのかを明らかにすることだ」と述べた。

この潮流とは別の、いわゆる認知言語学の血脈となったレイコフなどのsociolinguistは、言語学者の役割を「実際のインフォーマントが発した発話を分析対象とすべきで、夢想されたものは採用しない」と述べた。

ほかにも体系言語学の始祖であるハリデーや、言語は本能であると主張するピンカーなどがおり、言語学には多くの学派が存在する。

だがいずれにしても共通しているのは、彼らの目標である。
彼らの目標は「言語とは何か」を知ることである。少し具体的かつ曖昧性を許せば、「人間の頭の中にある言語はどのような仕組みになっているか」を知ることである。
この目標がソシュールから始まる現代言語学の共通項である。

だが人間の言語を調べるといっても頭の中を開いて調べることができない。
そこで、言語学者は口から出た言葉を頼りに間接的に頭の中に入っている言語というものについて調べるしかない。
従って、話したり書いたりしたものをデータとして使うしかないのである。

さて、では有効なデータとは何だろうか。
上述のブルームフィールド、チョムスキーらを見れば分かることだが、彼らがデータとして認めるのはネイティブによる自然言語のデータなのだ。
集めたデータを帰納することで言語の構造を見つけ、法則を作り、その法則から他の言語現象を演繹し、合っていればその法則は正しかったと述べることができる。そしてその正しい法則から言語の構造を暴くことができる。それが言語学者のしたいことである。

従って、でっちあげられたデータは不適だと彼らは言うのである。つまり人工言語のデータはデータとして不適だといっている。
データ分析から法則を見つけようとしても、人工言語はどのような構造も持てるため、いくらがんばって自然言語の分析から法則を作ったところですぐ反例が出てしまう。
人工言語はいくらでも法則を否定できる。また自分の作った好き勝手な法則を裏付けるためのデータをでっちあげられる。実際に使用されていない言語の構造でさえデータとして提供することができる。簡単にいえばいくらでもズルができる。

だから人工言語のデータはデータとして受け入れらない。現代言語学の必要とするデータは人工言語にはない。従って人工言語は現代言語学の対象ではない。

だがここで結論が摩り替わっていることに注目したい。
人工言語はソシュールからの流れを汲む言語学の対象でないだけであり、言語学そのものの対象でないことにはならないではないか。
人工言語は現代言語学の対象ではないが、それは言語学の対象でないことを意味しない。
よって、「人工言語は言語学の対象ではないというのは常識化しているが、これは誤りである」という主張は証明された。

次。証明が済んだら実践である。
人工言語を言語学の対象として扱った学派は存在しない。
人工言語はこれまでの歴史において、特にヨーロッパでラテン語に変わる普遍言語として研究されてきたからである。血脈が現代言語学とまるで異なり、思想史や哲学史の範疇である。現在でも人工言語に興味のある人間が言語学を苗床としないことが多いのはそのためである。

フランス語がヨーロッパを占拠した後は急激に普遍言語論争は萎み、パリ言語学会で終止符を打たれる。エスペラントは普遍言語論争の残滓である。

冷戦後は英語が世界共通語になり、普遍言語論争は殲滅された。
普遍言語を血脈とする人工言語は20世紀に途絶えた。

学派としての人工言語は、上とは異なる血脈である。普遍言語論争の子孫でもなく、現代言語学の枝葉でもない、独立したひとつの言語学の学派である。

そしてその学派が未だに存在しない。言語学の対象としての人工言語学派が存在しない。
それを作ったないし作ろうとしているのがセレン=アルバザードである。

人工言語学は「人工言語とは何か」を研究する。言語学が「言語とは何か」を研究するのと同じである。
この学問は今までに作られた人工言語の保存が目的ではない。保存ではなく人工言語とは何かを研究することが目的である。

何かでは曖昧すぎるので具体例を挙げる。

1) 人工言語の音韻論、音声学、統語論、形態論、意味論、語用論などはどのような仕組みになっているのか。これは現代言語学とスコープを共有する。
2) 人工言語の歴史はどのようになっているのか。これは通時論であり、エスペラントなどを育んだ思想史はここに吸収される。どのような使用状況であったかなどもここで述べられる。
3) 人工言語の作り方にはどのような方法があるか。いわば人工言語の類型論であり、同時に新生人工言語論が行ってきた"how to make a conlang"のまとめでもある。3は人工言語ならではのコンテンツであり、この学派を特徴づけるものである。

今回は人工言語学の言語学上の位置づけと目的について述べた。
今後、人工言語学を作るため、新サイトを作る。
そのサイトの対象は学問としての人工言語と、その例である人工言語アルカの人工言語学的研究である。

さて、人工言語学の目的は「人工言語とは何かを研究すること」だが、その学問を行う目的は何か。

1) 言語学からつまはじきにされていた人工言語を言語学内に建て、言語学の中に領土を築くこと。思想哲学に傾倒している人工言語の世界を言語学に切り替えることに繋がる。
2) 1により思想色を廃し、客観的に学問として考察できる対象とすること。これをしないと宗教臭の強いこの世界にますます若手が集まらない。
3) 「人工言語=エスペラント」という公式を崩し、「人工言語=言語学の一分野」という公式に切り替えること。

以下は個人的な理由。

4) 自分の好きな分野があまりに冷遇されている。じゃあ不満を言ってないで自分で「界」を作るか。離婚して子供も持ってかれてアシェットからもお払い箱気味だし、やることないからな、ワロスワロス。

5) 人工言語ってこのままだと思想史のひとつを飾って終わりじゃね?どうやっても車輪の再発明って言われるなぁ。でも今はPCもネットもあるし、前とは違うものが作れるんでないの。それに言語学として扱った例もないよ。じゃあ人工言語の終わらない6月を抜け出すのは誰だ?

6) (5の続き)俺が人生を費やしてやってきた人工言語の経験や理論というのは世界で何番目なのか。矢沢風にいえば、アンタ男のどれくらい? 新生学派が輪廻を打ち破って歴史の歯車を動かしたら凄いなぁ。俺たち、一期生としてきっと歴史に名前が残るんだ……ふふ……ふふ……。
 ――という根暗な理由w

韓国には認めてもらった。あの事情をみるに、新生人工言語論はなかったと見る。となると残りはインド、タイ、中国、欧米諸国だ。特にアメリカおよび西ヨーロッパに新生人工言語論相当物がないと分かれば、2ch時代に述べた「俺以外にこういうことやってるやつっていないんじゃないか」という疑問が解決するわけで。
2007年11月12日 (月)

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レス

・メタファーの二重構造

fin dao(偉大な男)をfin tinと述べるようなものですね。これと同じことをメタファーでしたらどうかということですね。
tinの方をデフォにすると、daoは細かく詩的な表現となる。daoをデフォにするとtinは雑な表現になる。

従って二重構造を持たせた場合、ふたつ分表現を考えるという労力と、どちらがデフォか覚えるという労力がかかります。
その代わり、表現は豊かになります。表現力を増やすと労力は確実に増えるものですね。従って言語の型ごとに選ぶ道が異なりそうです。

・形副詞

adjectiveとadverbとcover termで検索しましたが、ないですね。辞書にもないです。
あるサイトでadjunctとしている例がありましたが、辞書を見るとこの定義はまずいです。

adjective/adverbとしているところが多いようです。
なのでそれに倣うか、あるいは"adjectvierbs", the cover term for adjectives and adverbsを挿入するかでしょうか。

・粒読み

どうも相当する単語はないようです。
電話番号の911をnine-one-oneと読むときと同じと説明すれば分かると思います。
というかすでに訳されたもので分かると思うので、大丈夫だと思います。

・曜魔(単にSoomでOK?)

soom et passo.
英語には曜日を表す単語がないので(a day of the week)、造語もできないですしねぇ……。

術語作りをしてると漢字の造語力の強さが身に染みます。

・「その他の格詞」に出てくる格詞

そうですね、「~格」と命名すると面倒なので、もうオリジナルな格はアルカ名でそのまま行きましょうか。

>(クローン人間がたくさんいてもanは一人だから相変わらずansoなようなとか、tisoは指される人間がそれぞれtiで同じなんだからtiseが正しいんじゃないかとか、初めて読んだときに悩んだのを思い出しました。どうなんでしょう?そもそも考え方が間違ってるのか)

あぁ、なるほどw 分かる気がします。
例えば、「Kakis(=ti)と愉快な仲間たち(=so)」→「宮川s」と考えた結果、tisoという理解で。
2007年11月12日 (月)

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海外版として公開するときに訳者紹介を入れないとですね、と、ふと思いました。

>記事番号11「格詞」

ul = Nominative, normally omitted but appears when they are inverted or emphasized.

上のパラグラフ内ではul,on両方説明されているのでtheyでよいとして、ここではulだけの説明なのでtheyが何か明らかにしたほうがよいかもしれません。(onも同様)

・確かにolは後回しにすべきですね。単語の注釈も色々ついていてkinder。

>記事番号14「接続詞・比較」

>There are the compound sentence marker, the conjunctive, the inclusive disjunction, and the exclusive disjunction. They are respectively 'oo,' 'o'(or the '/' symbol,) 'az,' and 'iz.'

inclusiveが弱選言izになります。ここより下では合っているので大丈夫です。

>『*oを否定するとizになるので注意。

これはかつて僕らが実際よく迷ったので、載せてあげると親切かも。確かに難しいけど……。

>Appositive conjunction

辞書的にはappositionalの方が一般的のようです。

>an ret-a tie la itm-i sab ank fina tun al lae.

anを追加してfina anになります。

>I asked my father to lead her to buy prettier clothes for me.

I asked my father to buy a pretty outfit for me
これだとあまりtie tunが訳せていませんが……。

>For example, 'kon' changes into 'konen' in "an san-e konen flezol"(I like music with violins.)

"an san-e lem konen flezon~

>Conjunction of possessive

Possessive conjunctionかなぁ……

>because there is no possessive in Arka.

~there are no possessive cases in Arka

>記事番号15「関係詞」

ここは難しい概念にもかかわらず読みやすかったです。

>An antecedent necessarily has a caser related to the verb

~has a case~
caserだと先行詞が格詞を持つことになってしまうため。先行詞は格は持つが、格詞は持てない。

>but define casers of antecedents as well.

but define the case of antecedents as wellないし、caserを活かすなら、but define a caser which an antecedent could have as well.と仮定法に。

>These are too long for frequent use

They are, however, too long~
一応逆接の文に。

>(See the sixth row of the table.)

これがand so onのあとにあるとfig.内6行目にほかのal関係詞も載っているのかなと勘違いさせる恐れがあるかも……

>they are also too complex for frequent use.

~for their high frequencyかなぁ。重箱スマソ
英語でも頻度は「高い」のね。

☆一休み

英訳リストを作ってみました。現在抜けている記事は2(学び方),4(音声),6(声),8(品詞)のようです。
8は内容が難しい。6は内容が特殊。4はテラ長い。それぞれ鬼門ですなー……。
特に4はさちえが書いた文書なので、文の雰囲気が僕と少し違うと思います。

それにしても47もあるのですね……。大杉です、俺。

・混血児

2chやら、日本で非難されるときは「西洋語のモロパクりじゃねーか」と言われ、アシェットには「日本人だから日本語のパクりじゃねーか」と言われ。
海外版を公開したら「4桁で位取りとかマジ日本語。どこがアプリオリ、ワロスw」と言われそうな悪寒。

さてこの状態、日本人には外人ぽいと言われ、外人アシェット団には東洋人と言われた俺と何が違うだろうか。
外人としてフィンランドで苛め抜かれ、白人でもアジア人でもないリディアと何が違うのだろうか。

地球のどこでも孤独だから惑星アトラスを作って逃げた少女と制アルカの何が違うだろうか。
……そう思った。
2007年11月 9日 (金)

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ルティアの数え方

メルの数え方は人間の感性にあまり合わないというのと、喋るのが早すぎて書き取りに困るという問題がありました。
また、慣れた古アルカの数え方と違うというのも弊害だったようです。

それでリディアらが「ルティア方言」の数え方として古アルカの数え方を制アルカに適用したものを作りました。
メル18年現在ではこちらの数え方の方が主流になっています。

メルの数え方は公共機関や公文書などで使われるという硬い設定になりました。

ルティアの数え方は日本語と同じ10進数です。
0~9まではメルと同じ読み方です。10から変わります。
10のン乗を指す接辞と区別するようにしてください。

10 too
11 tooko
12 toota
.
.
.
20 tatoo
21 tatooko
.
.
.
99 lotoolo
100 gal
101 galko
110 galtoo
111 galtooko
200 tagal
999 logallotoolo
1000 ten
1001 tenko
1010 tentoo
1100 tengal
9999 lotenlogallotoolo
10000 sen
10001 senko

億からはton, can, ronと続きます。
1億 ton
1億1万 tonsen

2007年11月 9日 (金)

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子音連続表

魚楠さんと末広さんに触発され……

「senerfo.xls」をダウンロード 

2007年11月 9日 (金)

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>記事番号10「動詞・時相詞」

>-at; past. an at sad

原文ミス:sad→sam

>You are pretty today

You're looking beautiful today.

*影響相
行為の終了時点で完了した行為の影響が行為の終了時点以降も続いていることを示す。代表例は「着る」や「開ける」である。「彼女は学校で赤い服を着ていた」の「着る」は彼女が自宅で行った行為の結果残存である。自宅で完了した「着る」という行為の結果、彼女は「赤い服を着ている」という状態を獲得した。そしてその状態を保ったまま彼女は学校に来たということを表わしている。

↑上記を下記のように変更いたします。あと、an ke-in lopn(私は駅に来ている)はカットしたいです。

*影響相
行為の結果残存を示す相。I have lost my walletは、私はまだ財布を見つけていないことを含意する。失うという行為の結果がまだ残っている。これを表すのが影響相である。
影響相は行為の1局面なので、状態と混同してはならない。服を着た状態はsab-e erのように「動詞+状態の副詞」で表し、影響相は使わない。
sab-enという影響相を使う場合、lus tu it fail man fan jax sab-in(このスカートは太った女が着たので緩くなっている)というような例で使い、状態ではなく行為の1局面としての結果残存を示す。

>-ox; forbiddance. xon-ox(you mustn't eat)

→you may not eatに

>-of; xon-of(you don't have to eat)

you had better not to eat

>All verbs in Arka are transitives. 'xa-e' means to exist, where the nominative is someone who exists, and the accusative is where to exist. 'eks-e' means to rain, where the nominative is someone who precipitates rain, and the accusative is the place where it rains, but both cases are usually omitted. Though "an lef-a" means "I ran," 'lef-a' is an transitive and governs an accusative as where to run. The accusative is just omitted in "an lef-a."

↑このパラグラフ、神。読んだり指摘したりはできてもゼロからは書けナス

>'eks-e' means to rain

原文ミス:esk-e

>where to run

lef-eは移動動詞でなくどこを歩くかという動作動詞につき、onに来るのは終点ではなく走る場所。
となると、where you runかなぁ……(?_?)

>(ここは内容が良く分かってませんw)

こんなところで突然活格言語の説明は流れ的にムリがありますたw

>Note that 'fon' in "vas tu et fon"(This battle is long) is not an adjective.

確かこの前に「アルカの文型はSVOだけで、しかもこのOに名詞だけでなくCのはずの形容詞も来る」と英語で説明してあった気がします。
なので、「厳密にいえばここのfonは形容詞ではない。ただ便宜上形容詞といった方が分かりやすいので以前はそう述べた」ということを伝えておくとよいかもしれません。

>*This is nearly the same with "an it-in ind."

アスペクト論変化により原文変更:an it er ind.

>It is used just because nonaspectual is preferred.

~nonaspectual is being preferred.
あくまでこの例では無相のほうが好まれるという意味を加えるためのbeing

>but vowels become three consecutive

but that makes three vowels in a row.
念のため……
2007年11月 9日 (金)

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メタファー考2(メタファーの必須と随意について)

人工言語でアプリオリなメタファー体系を作ることについて。
ゼロから体系を作るのは大変だ。
日本語では時間は金にも川にも譬えられるが、人工言語Lでは何に譬えられるかなどと一々決めねばならない。

そこで、作業をスリム化する方法を考える。
体系そのものが小さければスリムになる。

メタファーには「その表現がなければほかに代替表現がないもの」と、「代替表現を持つもの」がある。
「時間を無駄にする」という言い方は「時間=金」というメタファーを使わなければ表現できない。(注:ただし、「何もすることなく時間が過ぎる」という説明口調にすればこのメタファーは不要。あくまで説明口調を除く)
一方、「辛い批評」は味のメタファーを使っているが、このメタファーを使わなくとも「厳しい批評」などで言いかえが利く。(注:もちろんニュアンスは多少異なる)

このうち、詩的で随意的なメタファーは後者で、必須なメタファーが前者だ。
メタファー体系をスリム化するには、後者を削ればよい。削るというのは言語学的に言えば分析的な表現に変えることを意味する。(例:厳しい批評)

話を進める前に理解度チェック。次のメタファーは必須か随意か。
「音が大きい」




答え:必須

次。必須メタファーは本当に必要か。必須メタファーさえもカットできればメタファー体系を作る必要がなくなり、作業時間はゼロになる。
だがこれはムリというか効率的でない。例をあげて考えてみる。

例えば「音が大きい」という言い方がカットされたら、日本語は音量の甚だしいことを指す専門の形容詞を持たねばならない。
当然、この流れだと「音が高い」というメタファーもカットされるため、音がより高周波であることを指す専門の形容詞を必要とする。
たったそれだけのために形容詞を新設できるだろうか。

まぁこれくらいならたった2語の話だから良い。アルカだってそういう語を持つ言語だ。ありえる話の範疇。
だが、この流れをほかのあらゆる単語にも適応したらどうだろう。
「広い意味」でとか「狭い概念」などに使う形容詞を専門に作る必要がある。なぜなら、メタファーを廃すと「広い」は場所にしか使えなくなるのだから。
結果、抽象名詞用の形容詞が膨大に増えてしまう。作業も勉強も大変になるので、現実的ではない。
そこで、必須メタファーはカットしないのが効率的だ。

次の手順。必須メタファーの範囲を設定する。
どこまでが必須かは言語ごとに異なる。
音の大小に関してはアルカはtifaという音量専門の形容詞があるので、「音=サイズ」は必須メタファーではない。だからfo et tasという表現はカットできる。
一方、日本語では「音量=サイズ」は必須メタファーだ。
このように、何が必須メタファーかは言語ごとに違うので、各自、言語屋は必須メタファーの範囲を設定しなければならない。

次。設定したらメタファーを体系付けていく。これについては話題が次の大きなステップへ飛ぶため、次回以降のテーマとする。

話を少し戻す。随意メタファーのカットに関して。これには長短がある。

長所は、文化や母語の異なる人間同士の混乱が減ること。
日本語では音が大きいというが、英語ではsound is bigとは言わず、loudという音の性質を指す専門の形容詞を使う。英語はこの点ではアルカと同じだ。
もし、L1は「音=サイズ」で捉え、L2は「音=高低」で捉え、L3は「音=重軽」で捉えるとしたらどうなるか。
彼らが共通の人工言語L4で話したとき、確実に混乱が起こる。
それを防ぐにはメタファーをカットすればよい。これは長所だ。

逆にカットの短所は、人間の認知や感性に基づいた表現が減り、(そうでない言語から見て相対的に)機械的な言語になってしまう点だ。
また、メタファーをカットした際、分析的な表現ができずに新しく形容詞を作る場合、学習効率が落ちてしまう。
この2点が欠点だ。

人間が、特に異文化の人間同士が使うという前提があるのなら、長所を活かすべきだ。普及型がこれに当たる。
アルカと違って、使うことを前提とせずにトールキンのような完全な演出型にする場合、長所があまりメリットを生まないので、短所のほうが大きい可能性がある。
従って、演出型の場合、随意メタファーをカットしないほうがそれらしくなるということを付け加えておく。

では次回以降はメタファーの体系化について。
2007年11月 9日 (金)

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valency

valencyについてリディアと話していたとき、ふと「そういえばKakisもniasもserenもぜんぶsが入るね」と言い出した。
せ「ネットでアルカについて活動してるので、sol(行為)が共通してるのは面白い偶然だな。それを言うなら俺もお前とrが共通しているが、ルシーラだからだと考えれば文字の語源どおりだな」
り「あ、クミールもrが共通してる。おもしろーい!(←こういうの好きらしい)」
せ「メルはないな……クミールの友達なのでmir繋がりとか」
り「mirの語源はmirokだからダメだと思う」

せ「ふむ、古アルカのエーステが呼応するというのの制アルカ版がこれかもな」
り「名前占いできそうだよね」
せ「子音で占うってこと?例えばserenなら、s,r,nだから、行為をする人で、ルシーラで……nimは色……?でも、色って?」
り「……あ、好色!」
せ「アンティスじゃねぇYO!!」

……お後がよろしいようで。

・valency

「アルカだとすべて2価の結合価になっちゃうらしいよ」と伝えたら、「えー?」とか言いながら本を出してきたんだが、それを見てやや驚いた。
持ってた辞書が同じwwwちょ……オックスフォードどんだけ世界制覇してんだよ。
後でamazonでlinguisticsとdictionaryで調べてみたら、確かに上位に来ている。なるほど、デファクトスタンダードなものだったのか、これ。
まぁ、同じ辞書なら定義も共通しているし、今後何かと便利だ。

俺も今朝デスクに置き勉してるこのオックスフォードを改めて見てみたら、valency載っていた。
それによると――
The range of syntactic elements either required or specially permitted by a verb...

――とあった。そうか、specially permittedもありなのか。
前者が必須格、後者が随意格ということになろう。
読み進めていくと、前者はobligatory valent、後者はoptional valentというそうだ。

となるとアルカの場合、ulとonはすべての動詞に対してobligatory。
fit-eにとってのalは……optional?でもfit-eにとってのkaよりalのほうがobligatoryな気がする。
ただ、alについてはobligatoryでもoptionalでもvalentの仲間らしいので、格組がvalencyなのは一応おkというのがリディアの言い分のようです。

あと、complementについてはこの辞書を見るかぎりvalentと呼べばいいのではないかと思うんですが……。
リディアの言い方がすべて適切なわけではないはずなので、辞書に合わせてvalencyの各項はvalentにしたいと思うのですが、niasさん、A.I.さん、どうでしょう。

なお、英語では同じ動詞のvalencyが語義ごとに変わるようですね。
eatは「食事する」という自動詞においてはI am eatingのようにobjectを取らないので、この場合objectはoptional valentになるようです。
語義ごとにcase setというかvalencyを覚えねばならず、大変です。
アルカの場合それは小ざかしく処理していて、1動詞につき1 valencyでよいので、少しラクにしてあります。
2007年11月 9日 (金)

受信: 2007年11月 9日 (金) 12時44分

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省略記号としてのシカ

モダリティのときに、etのtが発音されない省略形を英語に倣ってe'と書きました。
しかし、アルカは英語より語形の短いものが多く、特にCVCやCVCCの単語が多いため、最後の子音が'になると、元の単語が何なのか分かりづらいです。

そこでアルカでは英語と違い、省略される子音を消さないでおくことにしました。
また省略される文字の後ろにシカの記号を置くことにしました。

ASCIIだとシカが表示できないので仮に'とすると、etのtが発音されないものについてはet'と書きます。実際はこの'がシカで書かれます。
語音調は出番が少なかったので、ちょうど良かったです。

*ところでこないだ否定の-uとosの違いについて論理的に述べたわりに、実用への影響が少なく、結局osも今までどおり-uと同じ意味で使われているようです。xon-a osでxon-a以外の何かをしたというニュアンスはあるにはあるにせよ、特にそのニュアンスを決定的に伝えるために-uと違う意味で使う、ということは避けられたようです。

過論理により排他――ということかな。

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anaphorとか

niasさん、お疲れ様です。

tu et miik un an san-eにおいて、先行詞antecedentはmiikで、それを照応したunがanaphorです。
tu et ei an san-eの場合、関係詞が先行詞を吸収してしまったため、anaphor including an antecedentと呼びました。

anaphorは古風な言い方らしいです。また、ご指摘のとおりanaphorは関係詞以外にも使うので厳密性は失われます。

ではなぜここでanaphorを使ったか:
1) antecedentの対概念を持ってきたかった。「本来対になるはずのものを飲み込んで1つにしてしまったものだよ」というニュアンスを伝えるため。
2) relative pronounsのpronounを避けるための小細工。だって代名詞をアルカで定義せずにpro-formにしたのに、ここでいきなりpronounって……ねぇ?――などと思われたら嫌だなと思ったからです。えぇ、小心者です(-_-;

>関係詞のページのrelativeを単にanaphorに置換したらやはりまずいですよね?

はい、それは確かにまずいと思います。anaphorはeaなどの説明だけに留めたほうがよいかもしれませぬ。

>通時時制(tenseless?)

tenselessは時制を持たない言語などを論じるときの言葉のようで、水が100度で沸くというようなgeneral truthなどを表すsimple presentの場合、timelessと呼ばれるみたいです。

>姿勢動詞(postural verb?)

passoです。

追加

格組:case setはアルカ的で分かりやすいのですが、リディアによると言語学的にはvalencyだそうです。訳語は知りませぬ。すみません。
格組のそれぞれの格はcomplementというそうです。

例えばxon-eのvalencyはul,onで、an xon-a miikのan,miikはcomplementに当たります。

無相:海外版にしたとき、アオリストを無相の訳にすると、明らかにバカ呼ばわりされそう。言い訳が面倒くさいので、もうアルカでは相のないso-eなどは「無相」ないし「nonaspectual」と呼ぶようにしますね。事典なども書き換えます。
2007年11月 7日 (水)

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校正と術語です

>校正のレベル

まぁ、プロですからとカッコつけたいところですが、英文校正は外注しちゃう業界なので、実は冷や汗ものという……w

>ですがむしろセレンさんのほうは大丈夫なんでしょうか……?

寝 な け れ ば

……いや、だいじょぶですよ?むしろniasさんこそ、よくこれだけ書けるなと感じています。

>少し細かいツッコミが怖いですがw

すみません、仕事と切り替えがついてないみたいでしたm(_ _)m
あと、representは了解です。

以下校正とか。

>'r' is like in English, but don't curl your tongue to pronounce it.

これは「舌巻かないでどうやって発音するのよ」と思われそう。原文がおかしいね。
Lift the back of your tongue instead(舌を巻かずに後舌を持ち上げるように)を追加しておきます。

>語音調は語中の音節末に現われ、特定の音節のイントネーションを表わす。

特定の「単語の」ですね、すみません。

>"to dance into the sky."

カッコヨス(°д°)

>英語で「はぁ!?」と同じ音調の表現求む

huh?かな。英語はちょっと違うかも……。疑うときのreally?とか近いかな。

You know, imagine you're late home from work and your wife is nagging you. You are faithful to her, but are under fire for your 'ALLEGED' affair.
という状況下で言い訳したとき嫁が言う"really, huh"はテラムカつくが、下降調なんだなw

>Then how do we divide syllables of simple multisyllabic words like 'xeltes?'

追加説明として'Xeltes,' which is the name of a demon living in the moon.を入れたいです。
あ、でもそうなると今後出てくるティクノとかが面倒くさいことに……。

>例:harhirでは赤が強く、赤紫になる。hirharでは青が強く、青紫になる。

すみません、これ赤青が逆でした。harhirはhirの一種なので青が強いはずです。赤みのある青のことなので、青紫のことです。

>'modality aspectense.'

modal aspectense。念のため形容詞形で。

・動詞媒介

verb markerでよいと思います。

・先天なんたらとモノ語云々

作者も覚えきれないのでアルカのままでいいような気がしてきました。

・文末音調/語音調

sentence stressの応用で、sentence intonationで良いと思います。
word intonationもそれでOKです。

ちなみ1:クーノは文末が上昇調で調音されることを示しますが、これを英語ではbe uttered with a final riseといいます。下降の場合はfinal fallです。目的語を取る場合はutter statements with~となります。よろしければお使いください。
ちなみ2:紫苑にも出てきた半疑問(平叙文なのに少し尻上がりになる)はuptalk、ないし専門的にはhigh-rising terminalになります。

・格組

a case set

・死生動詞

a switching verb
ちなみに死生の違いはon,offで表わすようです。

・幻想話集

『幻想話集アティーリ』 "The Tales of Atiili"

そうか、テイルズシリーズって「~話集」だったんだ……。
複数形の便利さを思い知ったw

・「幻字」

アシェットは英語で書くときはa lunar letterと書いてきます。
使徒っていうのは日本語で僕がつけた厨なネーミングですが、英語だと命名者が別なのでご存知のようにMoonと呼ばれています。
使徒を表わすハルマの字は古アルカでは同時に文字という意味も持っていました。そのアナロジーで、幻字はa lunar letterと書かれます。

・各アスペクト(将然相~影響相)の名称

Oxford Concise Dictionary of Linguisticsによるとinceptiveはinchoativeに矢印が引かれているのでこちらの方が安全かもしれません。専門書でもこちらを見ることがあります。

完了と影響ですが、影響がperfectです。
perfectとperfectiveの2つは学者でもよく混同しますので、英語版に以下の説明を入れるといいかもしれません。
Perfect expresses a state resulting from an earlier event.

完了については混同を避けるようにconclusiveかcompletiveにするといいと思います。
quit workingのような終了のアスペクトがconclusiveで、completiveは方言話者の使うある種の完了のアスペクトを指す術語です。
set-ekとかlof-ekといったとき、行為を止めてしまうので、conclusiveが妥当かと思われます。

将前は日本語でも英語でもマイナーなようで、prospective aspectというのは言語学以外の意味を持っているようですが、いくつかの言語学の論文ではこのように呼ばれているので、prospectiveでよいかと思います。

・主要な格の名称

ul:nominative:passo
on:accusative:passo
al:dative or terminative:dative et ao
il:ablative or egressive:ablative et tea. egressive yol-e yu tot eldfofol.
ka:locative:ao
im:temporal:ao
ol:condition:conditionalが条件文のことで、アルカの場合、条件文はolなのでconditionalでよいかと。
kon:instrumental:OK
ken:uninstrumental:連中は大体nonと書いてきますのでnoninstrumentalなのかと。
ok:comitative:OK
ek:incomitative:OK
ha:superessive:OK

・強連言/弱連言

inclusive[exclusive]でOKです。
連言の強弱は僕の造語で、強連言はconjunctiveで、弱連言は重文を作るものなのでcompound sentence markerのようです。

てゆうか強選言ってふつうに大1の論理学で入門書の始めの方に書いてあるのに、ググったら自分のサイトが2番目に出てきた上、総数が8件でビビったw

・先行詞内包関係詞

anaphors including an antecedent(先行詞を含んだ関係詞)といいます。
もしネイティブが不勉強の場合、relative pronouns which include an antecedentとすれば対応できると思います。

>隠語ネタ(お二人)

17種もあったんだw 我ながらよくやったもんだ。
ちなみに案外まともな趣味の自分としてはan san-u kupなのだが、それはそれとして「どんだけ~」にはワロタ。

それにしてもこの作業ってえらい英語力つきますね。
休み時間だけでしたが、いい勉強になりました。seeretis man cuuve tran.
2007年11月 6日 (火)

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黒田さん、邪険なんてことないですよ。
でも夏よりは会話することが減りましたよね。理由を思い出してみました。

過去ログを見ていると、黒田さん、言語について話す機会が最近減って、代わりにwebデザインの話が増えました。
前まではKakisさんがアルカやって黒田さんが言語論やってという形でした。その後Kakisさんは文化面に発達し、黒田さんはwebデザインの方に発達したように見えます。
今、黒田さんはみさんに近いと思ってみています。今後、人工言語野を立て直す人になるのではないかと実は感じております。

2分割の状況が代わり、まず俺が言語論に興味を持ち直し、niasさんが(実は新規どころか古株だったそうです。あぁ、はずかしや……)アルカの言語的側面に興味を持ってきました。
なので4分割されるようになりました。つまり――

俺:学問としての言語論
黒田:portalとしての言語論
Kakis:アルカ文化面
nias:アルカ言語面

――みたいな地図が頭にあります。大雑把だし、別にみんなこれをメインでやってるわけではないですが。

今までは2人で2分割していたのの間に俺がいてお手伝いする感じでした。今は4分割され、それぞれ一国の主になりつつあります。
まぁ、蟻塚なみに小さくはありますが。

それで、以前のようなコミュニケーションの濃度が減ってきたのかなと思っています。
でも構図を見れば分かるとおり、疎遠になったからではなくそれぞれの分野が確立されてきたからだと思います。

僕は4つの中ではポータルに一番知識がないので、自然とネタを共有できる機会が減ったというのは確からしいです。
ただ、それは蟻塚がちょっと大きくなったからこその分業ではないでしょうか。
2007年11月 6日 (火)

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統合

土曜、チャリで白岡までこぎながらエスペラントについて考えた。散歩と風呂は脳を活性化する。

ここから見渡す人々は誰一人として人工言語に興味などないだろう。興味を持つというだけでエスだろうがアルカだろうが貴重な人材なのだ。
一般人からみれば母語と英語で十分であり、エスなんてブルジョワのため息に過ぎない。
むろんエスとアルカの違いなどどうでもいい。アプリオリだろうがアポステリオリだろうが関係ない。

所詮その程度の違いでしかないのに、針小棒大に捉え、対立してどうする?
問題はエスとアルカという言語ではない。言語に罪はない。
問題は使う人間の一部がクズだということだ。自分の選んだ道具が一番だと思い込んで他人をバカにしようという悪徳が問題なのだ。
Kamelioとかよろず板の管理人のような要らない人間によって内ゲバは起きてきたのだ。こいつらは働きもせず、玩具の自慢しかしない。時間に殺されるべきだ。

悪人を削除し、小さい世界を統合して共生しなければならない。これが俺の主張だ。
若者はエスに参加しない。界は縮小傾向だ。エスを遺伝させるにはエス以外の人工言語話者を取り込むしかない。例えば俺ら。統合はエスにとっても寄生ではなく共生なのだ。

さて、共生といっているが、俺はエスと共生するつもりであって、上掲のクズどもを迎える気はない。
俺が考えたのは、エスのサイトをこちらで作ってしまおうということだ。エスの初級者用の学習サイトを作り、その中で言語論の考え方を混ぜておく。あざとくではなく自然に本文に混ぜる。修了したら自然と言語論の考え方に適応しているという仕組みだ。
こういうのは本業の本造りでは基本的なことだから、プロが参入する以上上掲の素人がやるよりはるかに効果的だろう。

エスの学習サイトは多いが、語学のプロとしては所詮素人の造作物にすぎん。何かと欲しい情報が得られない。
今は優先することがあるため、このサイトはメルが成人するころにはできるだろう。なぁに、言語論を立ち上げたときに比べれば簡単なことだ。

というわけで、エスペラントは今後、新生人工言語論が預かった。

何もないところから新生学派の人員を増やすのは難しい。いや、無理だ。
既存のエスペラントの生簀を奪い取った方が早い。
古臭いエスペラント論しか吐けない老害は去れ。これからのエスペラントは言語論を踏まえて語られる。新生の次は統合の時代だ。統合せずにこれ以上界を大きくはできない。統合と英訳による海外進出は避けて通れない道だ。

(……個人的にはその道の先に今いるみんながいて、俺も含めてそれぞれひとかどの人物になっていることをねがう。)

2007年11月 6日 (火)

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新サイトとか

・蛍クライシスから戻りつつある件

さちえに会って4年無駄にした。
個人的には無駄でない。最高の恋愛ができたし、結婚も。遺伝子を残すのは女がいないとできないのでこれも俺としては良かった。
でも学問としては無駄になった。恋愛は骨抜きだったし、離婚後は何もやる気がなくなったから。

最近さちえ痛を乗り越えてきている。
アスペクト考をしているころからここの皆が知らない学者肌の俺に戻りつつある。
このまま人格が3年のときに戻ると、マンガも読まない遊びもしないような鉄面皮に戻るのかな。ユルグのモデルだったころのように。
今後学術志向で進むと思う。自ずと言語学や英語に興味がない人は離れていってしまうだろうことが寂しい。

・CODEX

イタリアから輸入した。7000円くらいだが、空輸代が4000円ってワロス。
判がでかい。B4弱。ページ数は人工数字で書いてあるので不明。

アルファベとアラビアの中間みたいなアポステリオリ表音文字。
でも一部表意っぽいものも見られた気がする。

異世界のグロテスクな植生などが色鉛筆で描いてある。紙の質はいい。
説明は謎言語。一切分からなかった。
面白い本だなぁと眺めていた。

「そうか、アルカって他人から見るとこのように一切何も分からない言語に見えるのか」と実感した。
なれてしまうとアルカは言語にしか見えないので、こういうのを見るとビビる。

・新サイト

そのうち立ち上げようと思う。
新生人工言語論の続きサイト。内容は――

1)人工言語学
2)言語としてのアルカ学
3)アルカの資料置き場

――だ。ブログだとすぐに記事が流れてアクセスしづらくなるのでHPにするつもり。

できれば2ch型の掲示板を作って「人工言語なんでも板」を併設したい。
結局2ch式が一番使いやすい。ということは利用者にとっても都合がよいということだ。

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ご注文の用語と年表

niasさん、遅くなりましたm(_ _)m
ほかに足りないものがあったらガソガソお願いしますです。

以下端的に……。

形副詞:adjectiverb
↑探してみたらネイティブも同じ発想だったようなのでこれでまぁ行けなくはない。
http://www.angelfire.com/nj2/mkcworld/lunchtable/definitions.html

代詞:pro-form:参考→http://www.sil.org/linguistics/GlossaryOfLinguisticterms/WhatIsAProForm.htm
純詞:independent:アルカの場合、純詞は不定詞と違って独立して文全体を修飾するから。independenceにあらず。形容詞形のままの名詞。無所属議員にもあらず。
格詞:caser:格を決める品詞なので。(チェイサーじゃないよ(^-^;
時相詞:aspectense:これも混成。アルカにしかない語は造語するしかない罠。

<代詞>

疑問:interrogative:ロングマン実用英文法辞典など参照。
全体:entire:Oxford Paperback Thesaurusにtotalかつundividedとあり、undividedの部分が言いえて妙。
部分:partial:entireの対義語としてふさわしい。
特定:specific:certainとかparticularもあるがCambridge International Dictionary of Englishなどを見るとこれが一番近い。
任意:arbitrary:任意の語感に一番近い
選択:alternative
零:negative:否定として捉えた
指示:demonstrative

一人称:first-person
二人称:second-person
三人称:third-person
四人称:forth-person

有生:animate
無生:inanimate

急上昇:sharp-rising:super-risingにしようとしたが頭悪そうなので止めw
上昇:rising
平:flat:声調と誤解しないようにしないとなぁ。声調は単語内のイントネだから、文のイントネと用語のかぶることが多い。
下降:falling
急下降:sharp-falling
中止:aborting:stopじゃなく。発話のストップなどはアボート系で表わされることおおし。洋プログラムソフトでも中止でabortというのはよく見る。
昇降:up-and-down:ハイフン忘れずに。up-and-down intonationのフレーズで使います。

・年表(魚楠さん、seeretis☆)

「lidleldsetaz_11_05.xls」をダウンロード

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言葉で鍵をかけてみる

猫と遊んでたら押入れで写真を見つけた。
俺の子供のころのがあった。うわぁ、リディアに会う2年前だよ……。
写真なんてさちえにも見せなかった気がする。

なんとなくアップ。
3年生ってあれか、まだ引越し前で、学校で友達とソリが合わずによくケンカしてたころか。
後にアルカを作るだけあって、生意気というか意志の強そうなガキだ。

不特定多数にってのもあれなので、言語錠の試験運用と合わせてみる。

↓言葉の鍵

「eldkez.mp3」をダウンロード

↓ネタ

「tisser.rar」をダウンロード

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年表(実家で調べた分追加)

い、一日費やしてしまつた……orz

土日休むといったのにすぐこれだ。筋トレと人工言語で終了。なんと物悲しい生活だろう……子供はどこかにいるというのに

各自、「俺のこれが載ってねーぞ」というのがありましたらゴルァコメントをお願いします。特に水田さんとか交流がない人は不明なことが多くて困りました。

ちなみにシート2に遊びを入れました。

「lidleldsetaz_11_03.xls」をダウンロード

niasさん、エクセル開こうとしたら必ず落ちてしまいました(T_T)

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<おしゃべりな悪魔>

mel 5 mik fav

 秋。金木犀がそろそろ香るかというころだった。 

 雨が降っていた。 

 学校から帰ると夕方の雨の独特の匂いを感じながら、俺は玄関で靴を履き替えた。後ろからぞろぞろ皆が付いてくる。大所帯になったものだ。 

 部屋に散開したものの、雨で手持ち無沙汰になったのか、クリスが魔法電話の内線で皆を居間に集めた。 

 居間で紅茶を飲みながら賭けをしたりしてカードで遊んでいた。楽しいひと時だ。俺たちはそもそも使徒として、テームスを倒すために集まっている。だが、それ以前に家族同然のつながりを持った仲間でもある。彼らといるときが最も幸せな時間だ。 

オヴィ「最近、異性魔王は現れないな」 

クリス「使徒が全員揃ったからビビって出てこないんじゃないの」 

パール「それにしても異性魔王はどうして現れるんでしょうね」 

「そうねぇ……」珍しく遊びに参加していたリーザ先生がリディアの手からカードを1枚取りながら答える「彼らがソーンに関係していることはわかってるんですけどね」 

クリス「ねぇ、先生、ソーンにも使徒はいるんでしょう?彼らもこうやって私たちみたいに一緒に暮らしているの?まずは異性魔王を倒す。それからソーンを倒す。そしてテームスを倒す。これが私たちのすべきことなんでしょう?」 

リーザ「そうみたいねぇ」 

 先生の気のない返事にクリスはちょっとムッとした顔をした。 

「先生って絶対何か知ってると思うのよね。異性魔王の中に先生を見て驚いた奴がいるし。それに、先生の力、ふつうの大人じゃ考えられないわ」 

 しかし先生は何も答えない。 

 クリスは正しい、と俺は思う。先生は絶対何か知っていると思う。それに、俺たちを事実上指揮しているのも先生だ。 

 先生は何かと用意周到なときがあるし、何かイレギュラーが起こってもさもそれが当然というような顔をすることがある。つまり、始めからそうなることを知っていたかのような顔をすることがあるのだ。 

 アルバザードが襲われたとき、パールの魔法で俺たちはエルトアから帰ってきた。あのときだってパールの魔法がなければ間に合わなかったはずだ。なのに先生は平然とエルトアにいる俺たちに連絡してきた。あたかもパールの魔法を始めから知っていたかのようだった。 

 でも、そういう疑いをかけるたび、先生は押し黙って答えない。あるいははぐらかしたり、必要のないことを聞くなと暗に叱ったりする。 

 クリスはしばらく先生を見ていたが、先生は何も返さなかった。 

オヴィ「まぁ、そもそもどうして異性魔王が生まれたのか、なぜテームスが復活したかのほうが興味あるけどな」 

ギル「テームスはカコの時代に一度封印されたんだよな。人間のかけた封印だから弱いってのは分かるけど、でもなんで今急に解けたんだろう」 

リディア「そもそもテームスが生まれたのはユーマが生まれてエルトとサールの力のバランスが崩れたからだよね」 

フルミネア「バランスの崩れた歪みが原因で生まれた強大な力がテームスです」 

リュウ「つまり、テームスは世界の歪みに比例して強くなる……と」 

メル「じゃあ、今回の復活も世界の歪みが関係してるってことかなぁ」 

オヴィ「歪みが復活を促進させたってことか。だがその歪みってのが何なのかわからねぇな」 

 オヴィがため息をついたとき、彼のカードが1枚抜かれた。誰だ?使徒のメンバーは目の前にいるはずだが……。オヴィはふっと顔を上げる。するとそこには見たこともない青年が立っていた。 

オヴィ「うっ、うぉっ!お前、どこから入りやがった」 

 斧に手を伸ばすオヴィ。しかし青年はその手に自分の手を重ねて静止した。 

「……」 

 何も言わない青年。 

リュウ「音もなくアルシェの家に侵入ですか。たいした力ですね。で、貴方は誰ですか」 

「私はアクタカ。お前は世界の歪みが何であるか知りたいといったな、少年」 

 オヴィに話しかける男。 

オヴィ「確かにそうはいったが、お前なんざ呼んでねぇぜ」 

「まぁそう言うな。世界の歪みを教えてやろうではないか」 

 するとリーザ先生がすっと立ち上がり、アクタカに向かってユノを放った。アクタカはカードを前にかざすと、ユノを受け止めた。 

リーザ「くっ!」 

 ユノが得意でない先生は顔をしかめると、魔法を唱えだした。するとアクタカは座っているリディアの首根っこを掴んで、子猫のように持ち上げた。 

リディア「ひゃあぁん!」 

「撃つならお前の大事なこの娘を盾にするが?」 

リーザ「……ふっ、リディアごとお前を焼き払うといったらどうするつもり?」 

 するとビクっとした顔でリディアは先生を見た。 

セレン「ridia, teo, tu et passo. xanxa kyo-i nos vand-o la kav ti as. ol an ku-o ketta, son ti lef-ac 

 俺はリディアに謎の言葉を放った。リディアは無言のまま表情も変えなかった。 

アクタカ「大人しく私の話を聞くがいい。世界の歪みは目の前にあるのだ」 

オヴィ「なんだと?」 

「ユーマはこの世界に生まれるはずのなかった命だ。それが生まれたことで世界が歪んだ。それと同じことがまた起こったのだ」 

 するとアクタカは俺を指差した。 

「異世界の少年セレン……お前がその歪みだ」 

「……え?」 

「お前はルシーラでもアルシェの末裔でもない。なぜなら、お前は悪魔メルティアが異世界から召喚した人間だからだ」 

「俺が……異世界人?」 

「お前は元の世界で自分の境遇に辟易し、異世界に逃亡したいと願った。それを叶えたのがメルティアだ。彼はお前にこの世界への鍵を与えた。そしてお前はその小さな鍵で、異世界レカイへの扉を開いたのだ。この世界に歪みを与えテームスを復活させるのと引き換えにな」 

「そんな……一体お前は何を言っているんだ。なんだ……俺はルシーラではない……のか。それどころか、みんなと仲間ですら……ないのか?そう言いたいのか?」 

「そうだ」 

「なぜ、そんなことを今更……俺は自分がアルシェの使徒だと信じて……何年も……」 

「少年」アクタカはオヴィに話しかける「世界の歪みを取り除くのとテームスに万もの民が殺されるの、どちらを望む?」 

「いいかげんにっ」リーザ先生が魔法を唱えた。 

ridia, ketta! 

 俺が叫ぶとリディアは走り出した。突然のことでリディアを逃がすアクタカ。そこに先生が魔法を撃つ。 

リーザ「去れ!おしゃべりな悪魔よ!」 

 アクタカは炎に包まれ、消えていった。 

リュウ「どうやら逃げられたようですね」 

リディア「セレン君の言葉のおかげで助かったよ」 

セレン「遊びも役に立つものだな」 

 実は俺が喋ったのはアルカを元にした暗号だ。俺とリディアが遊びで始めたもので、アルカを作り変えた暗号なのだ。この遊びは出会った10歳のときから続けている。 

 いつかこの言語がちゃんと文法とか辞書とかを持つようになって有名になったら面白いのになぁと思うのだが、世界中の人間がわざわざ自分の言葉を捨てて暗号なんか使うわけがない。こんな言葉遊びは遊びのまま終わらせるのが一番だ。 

 だがこんなのでも役に立つのだな。こうして彼女を救えたのだから。 

 ――などと一息つく間もなく、静寂が訪れた。 

 俺は苦い顔をして立っていた。みな、座る。誰も喋らない。 

 アクタカの言葉が耳に響く。残響のように。 

 俺は……異世界人……俺が……世界の歪み……。 

オヴィ「あいつの言った言葉が本当だとするなら……」 

 皆の目がオヴィに集まる。重い、オヴィの言葉。 

オヴィ「……リディアの母親が死んだのも……」 

セレン「……」 

オヴィ「カイラがサプリの村を襲った……。カイラはアデルだ。アデルはテームスが生んだ。テームスを復活させたのは世界の歪みだ。そして……」 

 オヴィはそれ以上何も言わなかった。俺はあまりの居づらさに、黙っていることができなくなって声をあげた。 

セレン「そして世界の歪みが俺だ。……じゃあ、俺を斬るか?」 

オヴィ「…………」 

 長い沈黙。オヴィは言葉を発しない。 

セレン「お前が言ってるのはそういうことだ。歪みの俺を切れば、問題解決だろ」 

「ちがうよっ!」メルが金切り声を上げた「お兄ちゃんを傷つけてもテームスの封印が解けた過去は変わらないもの!」 

クリス「メル……。そうね」 

セレン「だが」俺は椅子を引いた「俺が来たことでテームスの封印が解けたという罪は変わりあるまい。俺こそ世界の悪魔だ。リディア、お前の家族を殺した、な」 

リディア「……」 

 リディアは青ざめた顔で下を向いている。 

 俺は舌打ちすると居間を出た。 

リュウ「セレン!どこへ行くのです!?」 

セレン「……悪魔となんか一緒に暮らせないだろ。それに俺はお前らとは違う。アルシェの使徒でさえないんだ」 

フルミネア「でも、貴方には額の紋章があるじゃないですか」 

セレン「だとしても、だ」 

 俺は玄関に行くと、ドアを開けた。 

 リディアがよろよろと近付いてくる。 

リディア「え……待ってよ。どこに行くの、ほんとに。え……だって私に言ったじゃない。行く宛てがないから一緒に暮らそうって。私、言ったじゃない、親が死んじゃって寂しいから一緒にいてって」 

「……すまんな」 

「行く宛なんかないでしょお……?」 

「……俺くらい強ければどこでも生きていけるさ」 

「アシュのとき、貴方を引き止めた私にキスして逃げたけど……今度は黙らされないから」 

 俺は玄関を開けた。 

「じゃあ今度はお別れのキスはなしだな」 

 そういってドアを閉めた。 

 静寂と闇夜。 

 冷たい風にふぅとため息を吐いた。 

 くいっと袖の引っ張られる感覚に下を向くと、メルがいた。 

「……メル、お前どうしたんだ」 

「メル、お兄ちゃんがいないと生きていけないよ。お母さんに約束したでしょ、メルの面倒みるって。なのに捨てちゃうの?」 

「ここで暮らしてる方が安全だし、生活もできる」 

 メルは首を振る。 

「おにいちゃんがいないと、生きていけない。そういったの」 

「……そうか」 

「メルも一緒に連れてって。どこでもいいよ。今度はメルと一緒に暮らそ?」 

 俺はメルの頭をぽんぽんと撫でた。 

「あぁ、そうだな。一緒に暮らそうか」 

 俺はメルをおんぶすると、ふっと空へと飛び上がった。 

*中2のときアルシェを離脱したことがある。半年ほど。このとき味方についたのはメルだけだった。リディアはここで俺を失ったことで俺が好きだったことに気付いたそうだが、このとき味方しなかったことで俺は付き合ってからも信用しきれなかった。 

 アルディアでは「異世界人」だったという設定だが、このときのモデルとなった実際の話は、後のアルバザード組みが結成されたときに非難されたことだ。「親ありの飽食な東洋の日本人で、アルバザードに来るのを拒んで日本に居続けた裏切り者」。ザナだってフランスに残ったのに新参だからとかリーダー格じゃないからとか航路が近いからとか。あれが人種差別でないならなんだ。まぁ初めの頃だし右も左も分からなかったしみんな子供だったのだろう。 

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紫亞239辞典

月初により更新 いたします。

「xia239.dic」をダウンロード

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モダリティと位相

古アルカではモダリティをエクスプローダー(助動詞)と天秤詞(終助詞)で表わしていた。
前者は数が100個ほど。校舎より遥かに多い。希望などの助動詞的なものから、「性的」という性質まで広く表した。

高校以後、「性的」などは廃れ、エクスプローダーは数が減った。
大学1年では副詞に吸収された。制アルカでは時相詞に吸収された。

制アルカは古アルカよりアプリオリ性が強く、対人モダリティの表現は軽視された。
対人モダリティは文末純詞で示された。
中期以降、実用により、対人モダリティが増える。14年ごろからだ。

メル18年末にリディアがモダリティの拡充を計り、制アルカや古アルカから文末純詞を作成。
はじめ高校のころのエクスプローダー並に多かったリディアの純詞案をセレンが減らし、採用した。

これまでになかった「共感」のnaa、「反感」のenなどが採用。
「悲しみ」などの細かすぎる心理表現に関しては文末に(axteなどと書くのと同様の方法で(emtとするようにした。
従って、naaなど音のある文末純詞と、(axteなどのように言い方の問題でそれ自体は音がない文末純詞に分かれた。
また、(axteは文末純詞ではなく文末の天秤部と見る見方もあり、まだ定まっていない。

しかし面白い輪廻だ。古アルカでは終助詞に当たる天秤詞が有音と無音に分かれていた。
「男性っぽい」を表わす天秤詞は有音のga。テンペラに当たるものは無音。これ、今のアルカと同じシステムだ。

有音の文末純詞は数が少なく有界的。増えても冗長になって困るし。
無音は数が多く、どこまで増えるか分からない。でもだからって100個もないと思うけど。

有音の方は位相ごとに語形が違うのも特徴。
これは小説などにおいてキャラの性格や性別を示すのに便利。
レインを書いた時代には多用されなかったので、今から見るとレインはやや機械的に喋ってるように見えるわけか。

下記は有音の文末純詞を位相と絡めて表にしたもの。
×はその位相にはない語形。
また、赤はその位相にはあるがその位相らしくなく、いうなれば△とすべきもの。簡単にいえば、その位相の喋り方っぽくないもの。
青字はいかにもその位相らしい言葉遣い。キャラメイキングに利用。

「ivi.xls」をダウンロード

<その他の位相>

あくまで物語用に誇張した喋り方で、実際こうするとは思えないものも含む。

・老人の演出

歯がないことを特徴付けて演出する。
tが消え、lがuになる。xiがhiになる。音節頭のnがgになる。
hat→ha'
al→au
axi→ahi
na→ga

子供の演出

xがtx。rがu。lがd。hが消失。
hai→'ai
ax→atx
arte→aute
ala→ada

・対子供用

抑揚をつけてハッキリ喋ってあげる。
特に語形上の変化はないが、「~でちゅね」と日本人がやったり、アメリカ人が意外とやったりするように子供の言い方を真似ることもある。
子供以外に使うとあからさまな見下しになる。

・酔っ払いの演出

舌が回らないので舌音を変形する。(utがu')
母音を伸ばす。また、母音にほかの母音を混ぜる。(yaがiia)
語頭の唇音を有気音にして強調。(pinaがppina)
唇音化(-welのところ)
摩擦音の位置が変わる(haizenがkaijen)
an et→an e'('は発音されない部分)
tee, teo an ut vold. ya pina-el al haizen.
→leee, leeeo, an u' voou'. iaa, ppina-weu au kkaaaijen

・麻酔中、歯磨き中、食事中

唇音が出せないことで演出。舌音は後ろ寄りに変化。
an et miir→wan we' miiu
an ku-ul man xon-is→wan ku-uu wan xon-ix

・外国人

メル、あるいは新規に入った使徒の口癖を揶揄したものなので、この項だけはリアル。
後に外国人の演出に鞍替えされた。

cをやたら強調する。
hがkになる。
文の読み方がおかしい。例えば副詞が動詞より強いとか、格詞が強いとか、文が進むにつれて音が低くならず機械的に一定の高さを保つとか。

・メティオ人

クミールのユンク調を小ばかにして真似る。演技でも避けたほうがいい。

・ルティア人

リディアのユナ調を小ばかにして真似る。セレンでもTPOを弁えたほうがいい。

・アルバザード人

純詞などを極力付けず、規則正しい喋り方でアナウンサーのように話す。
元々アルバザードからアルカが制定されたので、制定された時代の機械的なモダリティの薄い喋り方を真似る。

・アルマスト派

男女問わずフルミネア風のユンク調で喋る。避けたほうがよい。

・アルシオン派とヴァルテス派

やたら無駄にal arteとかal teemsないしil teemsなどと言わせとく。

・狂信者

やたら無駄にhaizenとか言わせておく。

・ぶりっ子

TPOを弁えず、一般調で話すべきところでもユナで喋る。キャピキャピ騒ぐ声で。
ユナでも常にdeelnとか言うわけではないのに常にdeelnでキープ。
笑うべきところでなくても空気を読まずsmsm笑う。
aanのnとか、指小辞を勝手に単語につけるのが偶にでなくデフォ。

・暑苦しいスポーツマン、体育会系

常にアルデンの喋り方なのに言葉は汚くアルベンが混ざる。
押し付けがましくxantaなども使う。

・いい子ちゃん、優等生っ子

親しい友達相手にいかなる場合でも常にdyussou、luaと呼ぶ。
常にユンク純詞を使う。常に抑揚のない小さい声をキープ。
ahahと笑うところを奥よりのuhuhで発音。

・がり勉君、学級委員君

常にユール。男なのに笑いが後ろよりのohoh。

・プライド高いメス猫、お嬢様系、セレブ、マダム

常にユンク調なのに抑揚が大きい。lalaというところが一々arteでうざい。
uhuhより前よりのohohで笑う。

・おせっかい

passo e? passo e?と繰り返す。言い方がせわしない。
xantaを多用する。
世の中は共感のnaaか反感のenでできている。

・軽いやつ、アホなやつ、ギャル、夜盗

なんでもpassoかtin。dotというところも一々tin。表現力が乏しい。責任感がない。
axmaとか言わないでpassoかtinかao。
haiの代わりにvinsaを多用して会話を打ち切って自分の話を始める。
dinaの代わりがvinsa。
開音節がけだるく伸びる。vinsaa~みたいな。
昇降調の多用。

・ヒッキー、ヲタ、大人しい

一々seiやkokが付く。自信がない。声が小さい。
kokは言質取りに使うが、共感のnaaはあまり求めない。
言葉が途切れる。言い直しが多い。「……」が多い。

・キザ

男らしくすべきところではアルデンっぽく喋り、優しさをアピールするときはユールに切り替えるシステムの発達が尋常でない奴。
女にnaaxaなどは欠かさない。若干紫苑に出てきたアルシェ。

・妹

基本ユナ。やや舌足らず属性も保持。
(ついでに個人的趣味で竜宮レナもプラスw)

リアル妹:wei alser, ala ti xon-a xipl e an a!(ねぇちょっとぉ!お兄ちゃん、なに私のケーキ食べてんのよ)

ぃ も ぅ と:wein ettoo, ti xon-aa xippl e an eyo...eyo?(訳は想像にお任せします)

・メイd……(ry

ここから先は君たちの時代です

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年表(しゅわるつさん、末広さん)とレス

メタファーの前にモダリティをさくっと片付けて、アルディアをひとつ出しますね。

>…てか紗枝が半分?はやっ

1話完結のマンガみたいにしたいので短く行こうと思いまして、わずかワード30ページほどです。
ただ「今回の仕様」を考えるとこれでも限界かなぁと思っています。

>新サイト

なにやら期待です。
去年の10月もトラブ語は公開日の予告があってからバーンと公開されたので、楽しみ。

>幻日online

黒田さん、niasさん、ありがとうございます。
ネットでやっている以上、PCの知識は必要そうですね。少しはDBとかも勉強せな、俺。

>年表

しゅわるつさん、末広さん、助かります。
更新しましたのでご確認ください。

あと、人数を若干増やしました。XAnさんは特にノシロと絡めて歴史を教えてほすぃなぁ……。

横の列は基本的に会った順ですが、よく出てきそうな2人を見やすいように左に繰り上げました。

「lidleldsetaz_11_02.xls」をダウンロード

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メタファー考1

認知時代のウィルキンズ

ウィルキンズ系言語。最小の上位概念で最多の下位概念を表わそうとする言語。
最小の単語学習で最大の効果を生もうという考えに通ずる。

さて、すっかり陳腐扱いなウィルキンズの系統だが、当時は認知言語学なんてなかったわけだから、認知と組み合わせたら面白いんじゃないかなぁと思った。

言語とメタファーは不可分だ。
I am Mary.のような文はメタファーがなくても表現できるが、言語はそんな文ばかりではない。

Don't waste your timeという表現は時間を金に喩えている。メタファーによって成立する文だ。
同じくbuy time(時間を稼ぐ)もメタファーがないと成立しない。
このように、言語とメタファーは不可分だ。
メタファーの構造の違う言語同士は極めて混乱しやすい。Kakisさんがlupaで説明していたが、将にそれ。

次。waste timeとbuy timeは別々の表現だが、TIME IS MONEYというメタファーの構造を考えればひとつに結べる。これを概念メタファーと専門的にはいう。
時間を金に喩えた表現はたくさんあるが、TIME IS MONEYという概念メタファーを規定すれば一括で扱えるようになる。

これは便利だ。なにせ人工言語もメタファーと不可分なので、メタファー表現を作るか借りねばならないからだ。借り先を特定しない旧人工言語はだから混乱を招くのだ。せめて借り先を特定すればアポステリオリの新生型になれるのに。

それにしてもメタファー表現は5万とあるわけだから、類型化しないと作者の手に余る。そこで概念メタファーを使うと、5万とあるのをかなりの少数に集約できる。
つまり、こうすることで初めてアプリオリなメタファー構造が実現可能になるわけだ。

英語も日本語も時間については金であるという概念メタファーを使うので混乱は少ない。
だが「失敗」に関しては異なる。英語はFAILURE IS OBJECT(ないしFACTURE)という概念メタファーを持つのでmake a mistakeと言えるが、日本語はその概念メタファーを「失敗」に適用しないので、「失敗を作る」とはいえない。

従って、個々の単語ごとに概念メタファーを定義する必要がある。
新生型でアプリオリのものはこの作業を行うが、語法定義や語彙定義より遥かに難しい。制作のほぼ最終段階に行うべきものだ。

また、同じ概念メタファーでも適応の仕方が異なることもある。
時間は日本語では稼ぐものだが、英語では買うものだ。
だから概念メタファーの適応法も逐一決めねばならない。

さぁ、ここでアプリオリのウィルキンズの登場だ。
最小の概念メタファーと最小の適応法を体系的に作ることが、アプリオリなメタファー構造を速やかに作る方法だ。
ウィルキンズは概念の命名については分類法を用いたが、これをメタファー構造で行うわけだ。おー、温故知新w

はっきり言って、メタファー構造までアプリオリにしている人工言語は存在しない。
アポステリオリのエスペラントは始めから壇上に立たないが、演出型のトールキンでさえこの時代には生きていなかった。

言語の性質上、アプリオリかつ新生型のアルカはメタファー構造をアプリオリに作らねばならない。ましてメタファー構造は文化の影響を受けるものの、あくまで言語の範疇であるから、リディアの仕事ではない。

アルカはメル18年までに、音韻論、文字、語彙、文法、語法、文化、風土をアプリオリにした。
メタファーについてはメル13年から断続的にやるものの、辞書や語法書やアルバシェルトに相当するまとまった情報がない。
まぁ、まとまったものがないだけなので既にメタファーについてもアプリオリでよいと思うが、今回は自分に厳しく。
メル19年のアルカの目標は、メタファーの構造をまとめることだ。いずれにせよタイムリミットはウチの娘が話し始めるころ。

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年表(Grarさんを強化しました)

HPの更新履歴が豊富なので助かりました、Grarさんm(_ _)m

黒田さんのはトラブ語HPの更新履歴だけでは分からないことがあり、できればご本人にじきじき伺ってもよろしいでしょうか。もちろんお時間があれば。

しゅわるつさんや末広さんをエントリーしました。こちらでお調べしますが、ご本人から情報がいただければ理想的というか正確かな……。

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れすれす

>とりあえずnew conlang theoryが正式英名ということですね。

了解です。とりあえず正攻法で行きましょうか。

>昨日のスピードなら90時間ですか。

そ……そんなにあったのか……。
訳しつつ改変や要約しても、貴方なら元原稿を壊さないでくれそうです。

>年表に Grar 君の行がないな。彼はかなり活発だったよ。

了解。入れるべきですね。
あと、みんな分の記録を実家で探さないとなぁ……。

> ①知っていて好きである
> ②知っていて嫌いである
> ③知っているが関心はない
> ④知らない

あ、俺も3だw
事典で使ってはいるが、エス記事は読み飛ばしてるのであまり興味ないみたい。

てゆうか魚楠さん、今度はチェコ人になるおつもりでしたか(^-^;

>pil氏

管理人も大変だなぁ……

>Kakisさん

年表情報サンクスです。これ結構修正しないといけないですね。ほとんど埋まってない……。

ときに紗枝が半分くらい終わりますた。

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人工言語界年表

誰がいつ何をしてどう発展したかを知るために人工言語界の年表があったら便利だろうと思ってエクセルを作ってみましたが、資料が実家なので全然記憶が虚ろです。ほとんど埋まってませんが、何をしたいかの主旨はとりあえず分かると思います。それにしてもアルカの部屋でさえいつ作ったか覚えてない……。

とりあえず昔に関しては大雑把にするしかないとして、今日あたりからは週ごとに記録していこうと思います。
help me fill 'em outです。

「lidleldsetaz.xls」をダウンロード 

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リプレイモード

アシェットの再演

確かリディアに会った10歳のころは友達として遊んでばかりだった。オヴィとかが入ってからも。
だんだんアルカやほかの仕事が「仕事」の役割を占めてきたのは中学くらいからだったなぁ。そこに至るまで2,3年。

さて、言語論もネットアルカも公開してそろそろ2年だ。あれ?言語論の誕生日っていつなんだろう。確かこのころでは……。

始めは俺の荒らし的やり方が悪かったのもあり、理解者ゼロ。
魚楠さんとnameさんに助けられ、言語論とキーボードレイアウトhacmができた。
これがなきゃ幻日もなかったわけで、Kakisさんらの参入は厳しかったと思われる。

やがて言語論に黒田さんが来て、第一期と呼ぶべき投稿者が集まる。

紫苑を書いたことでKakisさんと知り合った。

なんだかアシェットをネット上で再演しているみたい。俺の持つ感情は「懐かしい」。つまり、嬉しいのだ、もう1回少年期をできるみたいで。

>物語を楽しむことを最大の目的とするなら、そのまま英訳しても良さそうです。 ただ、もう日本版では物語が完結してますし、『玲音の書』の最後のあれを読ませるのは気が引けるので、 出す際は最終部を差し替えた3巻セットで、『幻星の書』としたほうが良いかもしれません。

例えばこういうのを見ても『ミールの書』を思い出す。
あれもまったく同じで、読み手であるリディアがメルらと協議し、「地下のシーンは気が引けるのでカットして……」など、まさに再演だ。

さちえは新しい未体験の人工言語生活をくれたが、ネットは再演をくれたようで、思い残すことはない

――って死亡フラグ立てるな、俺w
まだもう少し貢献できるだろうが。

>幻英辞典

正確には幻英幻辞典です。
つまり、ジーニアスみたいな英和と、ロングマンみたいな英英が1冊になってるってことね。

ただ、蔵書ルティア家です。幻日以上に黒歴史や個人情報が激しいので、これらを漏れなく削除する校正をするくらいなら幻日を英訳したほうが早いですね。

>xiiidia♪

そういえばさちえやリディアはこういう言い方でした。
「し~でぃあっ♪」みたいな。当時はPCの終了音にしてました。

>英訳

休憩時間なのでざっとしか見れませんでしたが、「な……ナニコレ」状態です。すさまじい労力です。

仕事をしていて、専門分野になると困ることが多いのです。
人間の能力は限られているので、学問が得意な人は流暢な英語ができず、流暢な英語ができる留学おばさんは逆に専門知識に疎いというジレンマがある。

英語としては語学屋の方が巧いんですが、彼らに書かせるとまるで内容がだめ。英語は合ってても専門知識がないから。
学者に書かせてネイティブチェックするのが早いです。だけど学者も様々で、書くのが全然だめな人もいます。

俺も院まで行った人だけど、学会でも英語できない人は多かったなぁ。言語学なのにw

さて、愚痴はこのくらいにして。
言語論を訳すのに必要な能力――

1)言語論の知識(これ、日本人しか得られない)
2)アルカの知識
3)言語学の知識
4)英作文能力

――3,4だけでもできる日本人どれくらいいる?多分、1000人もいないんじゃない?その中から1,2ができる人となると……。

率直に言って、できるの貴方くらいでしょう。

もちろん、このままだと誤解されたり伝わらない部分もあるのでネイティブチェックはいりますが、それはプロが書いても同じ工程です。
里程標の比喩はmilliaryで伝わるかなとか、文法的瑣末事項とか。

あと編集的なことで申し訳ないが、「"New Artlang Theory",」のところは「,"」の順にして米式で統一とか。,"や."は米式。逆は英式。最近は米式に統一するのがベターらしい。

ときに、新生人工言語ってnew artlangでよい?黒田さんの術語に文句を言うわけじゃないですが、欧米人に芸術向けのみで普及型は論じないと誤解されないかな。じゃあ代案は?って言われれば、大人しくconlangとか……。

なんだろね、もし今後まとまったら一応僕のヘタレ校正を通した後、会社を通してプロにネイティブチェックをさせましょうかね。これをうもらせるのはもったいないです。

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地球語

先日地球語の方からメールが来て、最近やり取りをしています。
人工言語事典と黒田さんバージョンの言語論をリンクしていただきました。
事典の地球語の項目にこういう記述を足してほしいというご依頼がありましたので、反映するつもりです。ありがたいです。

先方からは面白い記事を紹介していただきました。

>地球語瞑想体操(http://www.earthlanguage.org/M-exercise/ME-home.htm

地球語の文字を使った体操とのこと。アルカでいうarvinaに近いですが、文字と合わせているので地球語のほうが言語的に見て高等です。
文字を体の動きに合わせるというやり方は非言語に得意な地球語だからこそでしょうね。
古アルカや漢字ではできません。

>イラスト字典(http://www.earthlanguage.org/illust-dic/insects.htm

虫の絵と文字です。象形性のとても高い言語だと感じました。
70くらいしかない字形を組み合わせてこんなに虫っぽい絵が作れるって凄いな。

ウィルキンズや末広さんは最小の概念素の組み合わせで概念を表そうとしていますが、どちらも表意文字ではない。
地球語は現在最小の線形で概念を表せる言語じゃないでしょうか。
うん、地球語はウィルキンズ系ではないけど、ウィルキンズ系で表意文字で最小の概念素を絵文字で表す言語って中世以来Locosとかを除いて見当たらず、こういうの作る若手がいないかなぁと感じました。
古アルカはだめよ。字形多すぎ。アポステリオリすぎだし。

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じゃあ今度はimpossible dreamで

憩いの場にてKakisさんのファンが出現。
impossible worldが一歩実現に(^-^;

飽きたとか言いながら持続するのが彼の特徴なので、もう少しエス祭りが続きそうです。

結局チェコ語やったり、あるいは人工言語なら論争してないで実用してる方が歯車を進めていて有意義な人生だということに気付きました。

>arka資料の英訳とかarka@wikiの何十倍の労力が必要なんだか…。

プー太郎ならぬプー花子のリディア嬢がやる気になってくれればかなりリアル神キターになるんですが……。
あるいは一応俺も英語で飯食ってる人の端くれだし、自分で頑張るとか。

>アルカ使い、今の倍くらいに増えても問題ないでしょう。 というか増えて欲しい…。

そうですね。
ところで俺の友達づきあいから言うと4人が人生的にマックスだったので、それ以上だと対応できそうにないなぁ……。
俺が対応しなくてもアルカ使いができるとしたら、それは4人のうちの誰かが新規の人員をゲットするということになりそう。現実にKakisさんはそうなりつつある。

俺やniasさんは布教よりクリエーター性能が高いみたいだから、色々作ってみる、と。
それをユーザーのKakisさんが使用し、気に入ったものを色んなところに広めている……というのが実情っぽい。
言語論に関しては黒田さんが治めていて、彼のおかげで安定している。
なんというか、小さな集まりのわりにちゃんと分業してて機能してるんだなぁと思いました。

あ、ところでブレンド使ってみました。
いいですね!
ぼかしと水滴は使い勝手が良さそうでした。ありがとうございます!

>現実的には宗教を立ち上げる度胸はないって。

まぁもう少し妄想するとだな、今の若い人間が年取ったらネット上のバーチャル宗教も成立しそう。てゆうか姿が見えない分神格化しやすい。
これを戯画的に示唆したのはserial experiments lainなわけで、ワイヤードでの神が振込口座を持ったらそれで生計が立ちそうな……w

はい、妄想終了で。

確かにもう少しfelanとladanが増えてコンテンツが増えたりコミュ人数が増えると面白いだろうなぁとは思いますね。
歴史の歯車は結構重いので、動かすには1人だとムリ。

結構イイ線まで行ってるので、日本で事典の確立、言語論の書き換え(分かりやすく)、コミュのちょっと増加の3点をやったら、英訳して海外に行きましょうかね?
後々エスあたりのコミュ層から精鋭を数人引き剥がして要員を獲得し、欧米で展開していったら、ほんとに人工言語の歴史が動くかも。
エスは人工言語の歴史からいえばもう古いのです。昔とは事情が違いすぎるから、変化を受容しないエスに歴史の歯車は動かせないと思う。
で、それを動かしたのが我々日本人とか、愉快じゃないですか。「高尚な夜をありがとう」ものですな。

――って俺、何ガラにもなく夢見てんだ、ハズカス……orz
目を覚ましなさい、セレン。メルセルが近くて論文が溜まってきて仕事もつらいのにan na-i tin kin!とか思ってるんでしょ、と突っ込んでくれる優しい嫁がほすぃ(T_T)

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another impossible world

「まさかこんなことになるなんてなぁ……」
セレンは新白岡の公園で空を見上げて寝ていた。
始まりはいつのことだったか。あぁそうだ、2chの人工言語スレが90年代から無限ループをしていたのに業を煮やし、書き込んだのだ。
そして煽られて、若かった俺はそれに対抗して言語論とアルカを出した。

そこで知り合ったのが黒田とKakisだった。
あのころは良かった。彼らが言語論やアルカをやり、90年代トークで盛り上がって……。

ノシロを相手取ってケンカしてたなぁ。作者に張り合いがなく、いつの間にか幕引きとなった。
結局ノシロはあれから何も変わらなかったが、彼はどうしているだろうか。

その後エスペラントの連中ともやりあった。さすが歴史の深い宗教だけあって、信者の信仰心は伊達じゃなかった。
Kakis……だったかな、元々人数をある程度獲得していたエスペラントコミュニティに割って入り、批判をものともせずアルカを布教。
符牒型人工言語だったアルカは徐々にアシェットの手を離れてネットで独立。

エスペラントコミュニティの人員を引き剥がし、アルカコミュの人口増加となった。
ところが新人はKakisに人工言語のノウハウを教わっているため、俺には懐かなかった。
また、彼はエスペラント以外のコミュにも顔を出していたため、様々なところから人員を集めた。
今思えばKakis派ができたのはこのころか。

やがてエスペラントを経由して西洋人がコミュに参加。
言語論やアルカを英訳する熱心な信者を獲得したKakisは頭角を現していく。
英訳がきっかけでアルカが世界進出。

このころには黒田が独自の人工言語と人工言語理論を引っさげて別の派閥を日本ベースで陣取った。
横浜の人工言語屋と新生人工言語論をともに継承する彼のサイトには固定層が常に付いていた。

セレンは2ch由来の一部の人間と懇親に。
やがてKakisによるアルカの私的改変が目立つようになる。2chの語ヲタはKakisの誤用を厳しく指摘。いわゆるシーア派に相当する純粋主義者だ。
Kakisはしかしアルカの誤用を使い続ける。使い続けたことでデファクトスタンダードへと化し、ここにアルカ・エ・アシュタンが成立。
イルミ、ティアーシャに次ぐ内部資料axslaiが成立。
これを契機に袂をわかつようになる。

決定的なのは、成長した離れ離れの息子にセレンが会いに行ったとき、元嫁の悪態に閉口したセレンが暴発したさい、Kakisが元嫁とセレンとのことに言及したためだ。
これにより、2人の関係は悪化。

言語の実用の問題はやがて思想闘争へ発展。
Kakisは自己の内部人格のシャーマン素質を利用し、アルティスの布教で生計を立てるようになり、顕著に力を伸ばす。
そして布教の邪魔となりはてた元教祖セレンを討伐すべく、mejanを放った。

セレンは来日していたリディアおよび息子娘と団欒をしていたが、娘ルシアを誘拐され、その身の安全と引き換えにmejanの元へ赴いた。
線路のおかげですっかり発展してしまった新白岡の小さな公園に呼び出されたセレンは、mejanに刺され、空を見上げて倒れた。
皮肉かな、刺したmejanは一人目の息子であった。

以後、リディアとKakisの内ゲバに発展。
黒田は漁夫の利を得る形で人工言語を取り仕切るに至った。
オウムが新興宗教=怪しいのイメージを植えつけたのと同様、Kakisらの内ゲバはニュースにもなり、人工言語=エスペラントのイメージを完全に取り崩し、人工言語=宗教のイメージを確固たるものにした。
エスペラントという旧石器は忘れ去られて久しい。
セレンがかつて望んだ人工言語=エスペラントという公式はこうして皮肉にも打ち破られたのだ。

誰もが思わなかったろう。あの小さなネットでのやり取りが、国中を揺るがすことになろうとは。

――あ、飯休憩終わっちゃった……。残業ターイム!

やっぱ小さく遊んでるのが一番。
エスペラントみたいに大きくなるとロクなことがないですよ、という話で。

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「暑苦しい」といえるのに「寒苦しい」とはいえないことに気付いた。
「寒くて寝苦しい」もいえない。「寒くて寝付けない」とか、「寒くてつらい」とはいう。

「マラソンは苦しい」とはいえる。おなかも苦しい。呼吸も苦しい。恋も苦しい。
でもおなかはつらくない。マラソンがつらいというのはマラソンが苦しいのとは意味が違う。
「マラソンは苦しい」場合、走ってる人間が苦しんでいる。「マラソンはつらい」場合、マラソンの性質がきついといっている。

あと、足を捻って走りづらいとき、足が苦しくてとはいえない。足がつらいとかきついとはいえる。
足が苦しいというのはゴムなどでぎゅーっと縛られたとき。首が苦しいのも首を締め付けられたとき。どちらも身体の内部のことだ。

おなかもそうだ。どうも、苦しいというのは内部で感じるものらしい。
暑苦しいというのは暑くて呼吸が苦しいこと。はぁはぁいうしな。寒いとそれはない。ガチガチ身体は震えるが、はぁはぁはしない。そういう違いなんだろうなと思った。

人工言語の場合、特にアルカみたいにn対といった対称性を持った語があると、暑苦しいがいえれば寒苦しいもいえる。n対の語法は互いに同じなのだ。
短所といえば自然的ではないということ。いかにも作り物っぽい。
長所は、ネイティブですら分析しないと分からない語法を理屈で理解しやすいこと。アシェットという環境を考えると、後者であらざるをえない。

以下レスで。

>ヴォーカロイド2の第二弾

髪は赤系(オレンジか)と見た!

>今の憩いの場、どう思う? (644)

黒田さんがよく我慢してるなぁと思う。
かめさんの空気読めなさ加減が凄いんだが、馬耳東風と何があっても主張しつづけるというのはキリスト教と同じ普及精神のなせるワザ。

今時中学生でも気遣って「連投すまんです」とか「手前の話ばかりで恐縮です」と言うのに、挨拶ひとつしないでガソガソ書き込む辺り、エスを普及してコミュケするという以前の問題だろwと思ったり。2chの彼の言い方を借りると、まことに「恐れ入る」。

でもそんなことお構いナシに書き続けるパワーが一流の宣教師。そのうちみんな根負けしそうw

>「喋らせてみた」系の動画を見れば分かりますが、喋らせるほうが難しそうです。 (niasさん)

確かに。JRのアナウンス、ものすごいテンパってましたもんね(^-^;

>ブレンドって項目に入ってるブラシ

絵の感想ありがとうございます。実はniasさんに認めてもらうのが今回の目標でした。でも絵自体は貴方のほうがうまいと思います。線画が描きなれてるのが分かるとウチの者が言っておりました。
ブレンド、今夜あたり試してみますね。

>寒そうな格好

そうそう、俺も描いてて思ったw
salaを首まで伸ばすつもりだったんですが、鎖骨に色気を感じる人なので……(-_-;
スカートも短いね。背景はアルナ大の校舎から保健棟の間にあるpavement(のつもり)です。

>青鴉

以前名前が綺麗だみたいなことを言った記憶があるのですが、あれはお世辞でなく本当にそう思ったので、謹んでオマージュさせていただきましたm(_ _)m
ラヴァ君がモデルですが、最近はまったBlood Aloneのクロエがモデルでもあります。

>白月(ヴィルテス)の糸(Kakisさん)

あ、こんな薄い文字も見つけましたね(フフ……)。

ところでもはや「エスの陣」は「ツバキノミコト」との一騎打ちになりましたねぇ。
色んな意味でお疲れ様です。

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夢織の表紙

CG2回目。
トレス台を買った。中学のときに高くて挫折した道具だ。
絵描きサイトにトレスと書いてあったが意味が分からなかった。あの光る台のことだったのか。写し紙しか使ったことないよ……。

使ってみたが線が細い。photoshopで補正したらジャギジャギになり、線画が汚くなってしまった。反省点。次は濃く書こう。

painterの水彩で塗る。乾かしてまた塗る。重ね塗り。
でもそれだけだと粗い。なので補填を0にしたアクリルブラシで上を擦る。そうするとぼやけてグラデができる。でもこのぼかしが使いづらい。
例えば赤と青をぼかすと紫になるはずだが、このソフトの場合、赤から伸ばし始めると赤がどこまでも青を侵食して混ざってくれない。グラデがうまくできない。ジャンプの巻頭カラーみたいだ……。
何か良い方法はないのだろうか。混ざるハケってないのかな。

ともあれ紗枝の表紙ができた。壁紙にしてみた。脚切れるけど……。あとは文書か。

「sae_e_virtes.jpg」をダウンロード

↑人に見せたら「紗枝っていうか、さ○えじゃねーか!」と突っ込まれた。
ごもっとも。よく似てますな。
でも行きつけの歯医者の可愛い看護婦がモデルなのだ。え、結局その子も彼女に似てたから気に入ったんじゃないのかって?
うーん……うーん。

ちなみに、制服のデザインを変えてみた。肩の腕章に学年も入れてみた。
と、ここで唐突にキャラ紹介。

紗枝(sae):死神の少女。元人間。夢織という役どころ。アルナ大アルハンの15歳。大人しく内向的で臆病。(中学時代のクミール-ツンとした感じ)+(さちえ-病+慈愛)。
青鴉(lanvem):紗枝の守護者。死神。鴉の化身。大鎌を振るう。イケメン。強い。物静か。クミールの彼氏がモデル。
アリス:1話の主人公。ふつうの子。紗枝のクラスメート。ピアノが好き。
ラマン:アリスの彼氏。朴訥としてる。ふつうの少年。モデル特になし。
ミーナ:アリスの幼馴染。世話好き。活発。クリスがモデル。
ホミス:アリスの担任。かつ学内音楽同好会(部活はないし同好会は学外が多いが)の顧問。
少女:ピアノを弾いていた謎の少女。
アデル:アリスが見てしまった化け物。

この小説はmertとkokonが多く含まれる。紗枝自体がそうだ。melidiaにも遊びがあって、カタカナにしたときメルとリディアが入っているという仕掛けになっている。こういう遊びをちりばめておいたので、探してみると面白いかも。えぇ、ちなみにキャラ名やらネタやらに相当なオマージュが含まれていることにつきましては、小説版アンクノットから一切成長のない証でございます。(いつか訴えられるんじゃないか……(;_;)

>Kakisさん

大人しくyoutube見てたようで、安心しますた。
アルカはFF4より生ず。……そうかも。
すごいねぇ、たった8Mの容量のゲームがこんな世界をまるごと生んでしまうなんて。
ゲームから来てるということは、アルカは演出型になくべくして生まれたのだなと納得。

イーファの木ってそんなところから来てたんだ、しらなんだ……。
じゃあスクウェアにスパイがいる疑惑はハズレなのねぇ……。haoだよな、そりゃ。
でも10以降にも9みたいな「偶然の一致」があるので、FFはやっぱ運命的だと思うことが多いです。あぁ、むろん「ゴルベーザとか」俺がパクったのを抜いての勘定で。

>niasさん

みっくみく聞いてみました。
tee, teoの辺りはリアル人間ですね。
an et miku, estolは一発で聞き取れたので、本当に会話成立しそうです。

アルカの音声って音楽的に解説するとこういう仕組みなんだぁ。
読んでて、あぁなるほど確かにそう喋ってるなと感じました。
母音の長さを環境ごとに変えるとかは自分でも気づいていましたが、ピッチのつけ方は言われて初めて気づきました。

喋らせるのって難しいんですね。歌と言葉ってどちらが難しいんだろう。歌ソフトだから言葉のほうがむずいのかな。

ところでniasさんってFF4いつやりました?FF4現役世代?俺は10歳でした。地元の店が5本しか仕入れなくて、7/19に手に入らなくてねぇ……。ゥリーデャに会った日にリディアタソに会っていれば完璧な出会いだったのに……。
最近友達がGBAかなんかでやってるとこないだpainter買いに行ったとき言ってたんですが、youtubeのが話題になったことでちょっと気になりました。

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アルカエクセル簡易年表

Kakisさんのウィキのメモを受けて、アルカってそんなに変種があったのかと驚き。数を知ったのは初めて。
それは『アルカ』で確認できる事項だけど、読むのは大変。

そこでアルカの変遷をエクセルにまとめてみました。
横は主要人物。縦はメル年号。セル内に内容。
色々抜けてそうなので追加等あったらお願いします。

「setazeda.xls」をダウンロード

>Kakisさん

記事、面白かったです。ちなみにメティア→メティオ

ウィキ解禁になったんですね。事典はどの項も短く書くつもりなので人工言語という項も短く書きます。でも短いと伝わらないのでどうしようかと困っていましたが、ウィキの記事が詳しいのでこちらに飛ばします。それにしても誰が書いたのかな?ウィキはよくわからんです。

あと、alboはtu et il albeで。

>niasさん

あぁ、読み物ですか。一部明らかにキティな内容のがあった気が……。
ほんとに誰か読むんならあれは隠しとけばよかったなぁorz

文書を読もうとすると中期に依存するというのは、いかに元嫁との生活がアルカを多産にしていたかを裏付けます、残念ながら。

>黒田さん

ということは今日はこの台風の中お仕事でしたか。明日はごゆっくり~(^-^)/

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椿はアルバザードにないので(キンモクセイは例外として)、axteをそのまま冠するのはまずいそうです。
axte~inとかならOKだそうですが、春を代表させるには不自然とのこと。
ボトっと花が落ちるそうで、リディアにより改めて造語されました。まぁ……ヌシですから、彼女が……。
アルバザードにない花は原則名前が長いので、ルティアなどでは別名があるのかなぁと思ったり。

椿:metin
山茶花:alismetin
榎:jinzepo
柊:pindalisin
柏:albo
楸:harminialbo

以前も人のを採用しときながら彼女に論破された経験があり、なんとも弱い作者ですまんですm(_ _)m 俺にもっと文化知識があればなぁ。

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エスペラントかノシロか、表立っては綺麗ごとしか言えない連中が、ザメを信奉しない俺への腹いせに2chを荒らしだしてるのがワロスなので、しばしここから高みの見物。

>Kakisさん

右上腹部の鈍痛。
それ、肝臓の辺りですか。みぞおちの少し右から少し右上あたりの。

Kakisさんの生活見てると以下の原因が考えられます。

1)運動不足
2)栄養が偏っている(これはネットじゃあまり判断できなかったけど)
3)PCやりすぎ

腰が痛くなりますよね。目も。PCやってると血流が悪くなります。
しかも猫背でやってないですか?猫背にすると腹が曲がります。ちょうどその肝臓らへんの筋肉に体重がかかります。
背筋はって試してみてください。みぞおちあたりで曲げて、そこに体重がかかるはずです。
その上凝っているので、血流はかなり悪くなります。血流が悪いと疲労物質の乳酸によってドンドコ疲れだし、やがて痛み出します。

肝臓は血のプールなので血流から影響を受けます。
しかも眼精疲労はもろ肝臓に来ます。

改善するには有酸素運動をする(ジョギング20分程度)、PCを避ける、糖分と油を控える(これは見てないから分からないけど)、そしてストレッチを風呂後に徹底的に行う
――以上4点です。4点を続けてれば、まだ23なので、1月もせず痛みは取れるはずです。

肝臓病では多分ないです。無言の臓器なので、相当悪くしないことには。
あと、23はそろそろ厄年です。俺はひどいめに会ったので厄を信じてます。
もっとも、お祓いは無意味なのでやめませうw 体質の変わる時期なんですよ、お気をつけて。

特にPCは打ってるときが一番姿勢的に負担がかかります。中毒になってる場合、アルカの編集とかブログの作成とかを優先的にカットし、おとなしくようつべとか掲示板を見てるのが吉です。
俺は院を止めたのが秋。無職。ひたすら語法書とか書いて、背中の痛いのを無視して12月には胃炎で倒れて入院しました。ちょうど23歳。絶対俺のようにはならないで。

>黒田さん

世界の教授法として観察するのにはいい本ですが、読むのけっこう根性いるかも。
人工言語に関係ない記述のほうがむしろ多いのだし。

ときに、最近は絵ばっかですよ。紗枝が進まない……。
黒田さんは例の計画順調に進んでらっしゃいますでしょうか。

>niasさん

>an ixt-a mis tu kon sadarka sid....tal tu at xep, aal tot yuo.

an xam-i ti. ox ea ixt-el tu et, an os-i, an, ridia, mel, esta, pal, hacma vo alt, axtan, nias, arkayolan vo kaen tatespon hot na.

>yan tu it-ip fand pen al kit in....atte.

ya, axt-o kont ma-i ati ye on ardia e mel 15.
ova, 正体不明な二人組の男 at-ak ko fin is del aktaka.

>ツツジ

アンティスというか人工風土アトラスを造ったとき、メインがアルバザードだったので、主にアルバザードにある植生を命名しました。
なので日本などの草木はわりと未登録ですm(_ _)m ある程度造らないとなぁ。
でも、日本みたいに植生の種類が多い国って大変……。

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「4人2組」は何人か

日本語の「4人2組」という言い方が26歳にしてよく分からない。
2組で計4人という意味なのか、4人が2組で計8人という意味なのか。

まぁ3人2組の場合は6人という意味だな。
2組で計3人だと1組1.5人ってことで、ベギラマ喰らったフレイザードを連れてくるしかないから。

さて、これをアルカでどう言うかがブログ的には問題ですな。

2組で計4人の学生:va felan e ta rap
4人が2組で計8人の学生:ta rap e va felan

一目瞭然ですね……。まぁ人工言語はこういう分野が得意ということで。

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「遺賢」いなかったり……

今ジュンクに書店調査に行きました。
ふと思って4Fによりました。1日違えば会ってたかもなぁと思ったり。仕事中だから名刺渡して帰るけど。

エスペラント本が2冊あっただけでした。昨日これを触ったのかなぁとか思って読んでみました。
ここで俺宛の手紙とか入ってたらドラマw

・人工言語日本一?

あそこがすべてではないが、エスペラントが人工言語に興味ないとしたら、俺ってもしかして人工言語日本一ではないかしらと思った。
いや、何をもって日本一なのかっつーツッコミは置いといて。

言語論とか人工言語学とか事典とか色々やったな。
人工言語そのものに興味を持って動いてる奴って俺以外にいるのだろうか。
韓国はいないらしい。ネットインフラが整ってる国ってちょっとしかないから、事実上欧米とインドとかにいなければ世界一だったりw

「高尚だが無益」なものに労力を注ぎ、かつ本人の学がそれなりに高いというのが最低条件だ。損する道をあえて選ぶ俺みたいな奴はそうそういないだろう。
むー、仲間がほしいところですな。

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絵とかエスペラントとか

鉛筆画をメインにしてきたため、陰影レイヤを別に作るという方法に辿りつきました。アニメ塗りの特徴である「濃い色を子レイヤに塗る」というのは別の感覚で、慣れがないのです……orz
それで線画のひとつ下にソフトエアブラシでvemoレイヤを作ることにしました。っていってもまだブラシの実験をしている段階ですが。

niasさん、ご教授seereです。
線画、鉛筆だったんだ!2Bって鉛筆のわりに筆圧弱めでもむっちゃ濃い色になりやすいですよね。
4HとかBとかないんですが、バリアントの値を変えて自作するのかなぁ。

不透明度17%か……なるほど。ソフトエアは10~20くらいで実験してみようと思います。

てゆうか絵描き特性も持っていたのですね、恐るべし。円環アルミヴァとかデザインに秀でていたのはそっちの特性でしたか。

>にしても、あっちの読者の一部が流れてくるといいなぁ。

言語屋でエスペラントしか知らなくて……って人はサルベージしたいですね。
っていっても向こうの縄張りにまでは侵攻しませんが。

>ていうか寝ろって、俺。

ここ数日宵っ張りが改善してます?2時とかわりと「大丈夫かなぁ……」と思ってましたw

>私から見ると「キターーー(゚∀゚)ーーー!」

お、arkayolanセンサー発動か?(^-^;

>あなたのようなコアな方がいらっしゃると、作者としては「この上ない気持ち」

そうですね。「この人凄いな、よくこんなレアな文書解読できたな」と思います。
僕の場合キターよりは感動とか尊敬(とまではいかないかもしれんが凄いなぁ、と)に近い感覚。

まぁ、それと話し相手ができるのが嬉しいというのがありますね。
大体僕と話すと始めはアルカネタでも徐々にアルカと直接関係ないほうに走るので注意がいりますがw

>an led-el kont na-i nal aa. im an ilb-o arka, olta an xi-o ma, arka ot passo.

死亡フラグ立てないの。

私としてはアルシェの使徒が徐々に増えてった中学時代をネットで再現しているようで、嬉しいよ。
……ヘンな意味じゃなくてね。

>yun xook e fan

不謹慎にもワロタ

>616

なんだかんだ2年で随分ラインナップ揃いましたねぇ。

・エスペラントの件。

黒田さんとKakisさんがエスペラントの掲示板に書き込んだ模様です。
先方の管理人により、Kakisさんが投稿禁止の処分。黒田さんも自己申告で同様の処置となりました。

掲示板を見てみました。両者ともに不幸な結果になってますね。
なんてゆうか、黒田さんたちとある程度ラポールがあると思って敢えて正直に所感を言わせていただくと、スレ違い連投により先方の掲示板を荒らしているように見え……(ゴメンネ

彼らは人工言語の話題がしたくなればあの掲示板以外ではやるというスタンスなので、あそこ以外でならいつか語れるかも。

ただ、ガチガチのエスペランチストは来ないだろうな。
言語論や言語史を見ていれば今更言わないようなことが多く書かれている。人工言語のこれまでの言語史を学んでないのか、知ってて目を瞑っていたいのか。後者の場合、語り合う機会はなさそうだ。

彼らの理屈としてはこんな感じ。

反エス「エスペラントは欠陥言語だ。イドをやれぃ」
エス「いや、言語の優劣は習得に大きな影響がない」
一般人「優劣が影響ないなら英語やれば?ワロス」
エス「いや、「あらゆる文明の組織体において宿命的に存在する支配者や権力者達の息のかかった媒介物至者のふるいを経ずして個々人が直接交流し情報を得るという世界の実現」が肝要なのだ。ザメンホフの目指した言語による差別の壁を崩すことが重要なのだ。だから英語などではいけないのだ」

俺(セレン)「あぁ、なるほど。ところで、「媒介物至者のふるいを経ずして個々人が直接交流し情報を得るという世界」って、文化や風土の違いといった壁があってもできるものなのかな?政治的な切り口はそりゃごもっともだと思うけど、言語なんだから言語の切り口も考えていいのではないだろうか。
仮に全世界がエスペラントを採択したとして、文化の差があると直接の意思疎通は難しい。俺は27の異文化と子供のころから付き合ってきて、言語じゃどうにもならんことを実感してる。
28人だからギリギリ人工文化という設定を作って文化の差を埋めることができる。でも60億じゃ無理だよね~え?
語法・文化による表現法の違いを整備するのは最低限必要。でないと直接的な意思疎通なんてできない。できるとしたら水くれとか、そういう機械翻訳でも十分なレベルでしかない。
さて、どうすんの、エスペラント?」

というメッセージを言語論に託し、はや2年。

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<ダイズアイライ>

 2人の異性魔王を立て続けに倒した俺だったが、さすがに疲れが溜まってしまった。だが、短期間に2人も倒したこともあって、次の異性魔王は中々現れなかった。臆しているのか弾切れなのかは分からないが、いずれにせよ一時の休息を楽しまない手はない。 

 などと喜んだのもつかの間、すぐに事件が起きた。 

 それはあるアデルに端を発するものだった。 

 カイラなどの強いアデルも倒せるようになった俺たちは、アデルなど雑魚で問題は異性魔王だと考えていたが、それは甘かった。 

 普段は洞窟など薄暗い湿ったところにしかいないアイライというアデルがいる。大抵は天井にへばりつき、人の呼吸を感知するとヒルみたいに上から落ちてきて、溶かしたり窒息させたりするゼリーみたいな奴だ。 

 中には有毒な奴もいるが、大して強くない。森を歩くときの蜘蛛と同じように、ただ邪魔なだけな存在だ。 

 ところが、このアイライが病気にかかった。それで死滅してくれればいいものを、何を血迷ったかこのアイライが急激に増殖し、巨大化した。 

 それは洞窟からあふれ、森を伝い、しまいには民家にまで押し寄せた。あまりの大きさに人々はそれをダイズアイライと呼んだ。王たるにふさわしい大きさだった。 

 村人は速やかにこれを排除したが、厄介なことに病気だけが残った。殺すほどに病原菌を吐き出してダイズアイライは死んでいった。しかも増殖の方が早く、いくら倒してもキリがなかった。 

 このダイズアイライはケートイアのアデュ、あのアデュ収容所にある、鉱石の採掘場から起こったものだった。 

 開放されたとはいえ、アデュは衛生状態が最悪だ。それがダイズアイライを生んだ一因だったかもしれない。 

 ダイズアイライはケートイア国民を最初に襲い、その病原菌は瞬く間にアルバザードへと伝わった。そして留まるところを知らず、隣国、アルカット大陸、そしてアトラスの北半球のほとんどへと広がっていった。 

 ダイズアイライにやられると、人は高熱を出し、下痢と嘔吐を繰り返し、体に斑紋が出て、血を噴き出して死んでしまう。 

 潜伏期間はわずか3, 4日。そして死ぬまでに平均して1週間しかない。また、ひどいときはダイズアイライ自身の持つ毒により、半日で死んでしまうこともある。 

 アトラスはダイズアイライの駆逐に躍起になった。ところがあまりに数が多く、殲滅は不可能だった。ダイズアイライをすべて殲滅するには、アトラス上のほとんどの市街地を破壊しなければならないからだ。 

 とにかく対策はダイズアイライから身を守ること。ダイズアイライが入り込まないよう、戸締りをしっかりすること。 

 また、もしもダイズアイライに感染させられてしまった場合、潜伏期間以内なら助かる可能性があるため、早期発見がカギだ。これを受けてアシェルフィの学校も検査を義務付けるようにした。 

 この日、俺たちはいつものように家にいた。そろそろ夕飯の時間だ。今日の当番はリディアとメルか。 

 部屋を出ると、廊下に出た。そうだ、先にトイレに行っておくか。廊下のトイレに向かうが、先に誰か入っていたので待つことにした。 

 手持ち無沙汰で手をぶらぶらさせて辺りを見ると、トイレ横の出っ張りにコップが置いてあって、中にジュースが入っていた。誰かの飲みかけだろうか、ダイズアイライは唾液でも感染するらしいが、今のところ誰もかかっていないだろうと思って勝手に飲んだ。 

「……??」 

 口を離した。なんだこの味……それに……いやにぬるい。何か、そもそも飲み物ではない味がした。 

 そのときトイレから人が出てきた。リディアだった。 

「あ、セレン君。ごめんね。はい、どうぞ」 

「うん」 

 俺はコップを置いて入ろうとした。するとリディアは怪訝そうな顔をして俺の手を眺めた。 

「それ……何持ってるの?」 

「え、ここにあったコップなんだけど……お前のだったの?なぁ、このジュースすごく古いぞ、ヘンな味がする」 

「それ……私のおしっこ……」 

「ハァ!?!?」 

 奇声を上げ、俺はコップを置いた。だめだ、頭が真っ白になって何も浮かばない。これは……吐いたほうがいいのか? 

「な……なに小便入れてんだよ、コップに。バカか、お前は!?」 

「だって、今日学校で尿検査するように言われたでしょお!?ほら、このピペットで採って明日検査に持ってくって!忘れたの!?」 

  うぐ……そうだった。 

そういえば先生が今朝言っていた……。 

「だからってそんなところに置いとくなよ!」 

「人のジュースだと思って勝手に飲むからでしょお!てゆうか匂い嗅ぐなりしなよ、飲む前に!」 

 なぜだか逆ギレに圧倒され、俺は黙った。するとリディアは心配そうな顔をして俺の腕を掴んだ。 

「ねぇ……大丈夫?おしっこって飲んだらどうなちゃうのかな?リュウ君のところにいこ?」 

 リディアに連れられてリュウの部屋で事情を説明すると、リュウはくすくす笑いやがった。なぐったろかと思ったが黙っていた。 

「別に死にはしませんよ。体に害もありません。安心していいですよ」とリュウは言うと、忙しいのでといって追い返した。 

 そんな事件があった日の夜のことだった。 

 夕食を食べているときに、突然天井からダイズアイライが降ってきたのだ。 

 玄関を開閉したときなどに入ってきたのが増殖したのだろうか。 

 即座に天井をユノで照射し、ダイズアイライを滅ぼした。 

 同居しているリーザ先生が速やかに明日検査を行うように指示し、その場は散開した。 

 俺は自室に戻り、床についた。 

 ……それが俺の最後に記憶だった。 

 朝ごはんの時間になってもセレン君だけ降りてこなかった。いつも寝坊なんてしないのにおかしいなぁ。 

 私は呼びにいった。でも返事がない。 

 心配になって部屋をあけた。セレン君は寝てた。……冷たくなって。 

 はじめは私が呼んでも動かないのでからかってるのかとも思った。でもそうじゃない。触ったときに分かった。肩が冷たかった。 

 私は震えて声が出ず、その場にへたりこんでしまった。 

 ……セレン君は死んでいた。 

 どうして? 

 原因は昨日のダイズアイライしかない。毒にやられたんだろう。でもなんでセレン君だけ?私のおしっこ飲んじゃったからやっぱり具合悪くなってたのかな。だとしたら私のせいだ……私の……。 

 皆に報告すると、みんな慌てて部屋に来た。リーザ先生は信じられないような顔で青ざめていた。メルはものすごい泣き方をしていて、最後は発狂して苦手なケアの魔法をかけ続けた。オヴィ君たちがメルを引き剥がして取り押さえた。セレン君がダイズアイライにも感染していたら、触ることで感染するかもしれないんだって……。 

 私が呆然としていると、リュウ君がミクちゃんのおじいさんのところに連れていってフォルティスを試してもらおうと言い出した。 

 クリスに肩を抱かれながら、私はよろよろ歩いた。 

 外に出てパールの魔法でエルトアに行くと、私たちはファティスへ向かった。 

 ファティスでおじいちゃんに会うと、おじいちゃんはセレン君の様子を見て、病や毒で死んだものにフォルティスは効かないといった。私は目の前が真っ暗になった。 

 ところがおじいちゃんは、生者の体の一部を死者が持っていれば生き返れるといった。皆首を横に振った。それって例えばセレン君が死の直前に誰かの手足を食べたり、髪の毛を食べたりしないとダメだってことみたい。 

 あと、よくわからないけど、女の子の場合、子供を妊娠していればOKみたい。でもセレン君じゃムリだ……。 

 あきらめかけたとき、リュウ君が私を見てふふと笑った。どうして笑えるのと追及しようとしたら、リュウ君は「リディア、貴方のおかげでセレンは生き返れますね」といった。私が首をかしげていると、リュウ君はセレン君が昨日私のおしっこを飲んでしまった話をした。 

 おじいちゃんは驚いてたみたいだけど、おしっこでも行けるみたいで、やってみようという話になった。 

 ただ、飲んだおしっこが代謝されてさらに排出されていれば意味がないみたい。 

クリス「それってどういう意味?リディアのおしっこが排出?んん?」 

リディア「私のおしっこをセレン君が飲んだでしょ。そのおしっこ分をさらにセレン君がおしっことして外に出し切ってたらアウトってことだと思うよ」 

クリス「ややこしいわねぇ。2度も排泄される水分なんて……」 

 そして、おじいちゃんがフォルティスを使うと、セレン君は見事生き返った。 

 セレン君は私にお礼を言ってくれたけど、私のおしっこで生き返ったって……とても汚い話だなぁ……。 

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ウマー

>セレン氏の公開された下絵をもとになぞって塗りました

どうぞご自由にteyoってください。

てゆうか、ウマス!
陰影の付け方とか色使いとか。そっか、髪はこうやってグラデつけるんだ。

これ、ソフトとブラシの種類はなんでしょう。参考にしたいです。
線画に使ったブラシの種類と太さおよび塗りに使った主なブラシ。
質問攻めですみません(-_-;

↓堪能中……

ベルト下のボタンのところに影をつけてボタンが閉まってる3D感とか、そういう素養が俺にはないんだよなorz

髪のハイライトは子レイヤに乗せてるのかな?
lalsのフリルも可愛くなってるし。
脚と服にハイライトか。ふむふむ。

紗枝、13歳は流石にないだろうということで、アルナ大のarhan(15歳)にしますた。日本でいう中3。
肩の腕章にarhan e arna(アルナ大学第二学年)と入れようとして、今朝はフォトショと格闘してました。

>最悪の伝言ゲーム

「も」ね。最小の要素が最大の結果を生むという。
書いた人の神経質さの伝わる内容で(^-^;

>intuos

はい、intuosはA5です。一番出てるサイズらしいので。実際、使いやすいです。今朝方練習して、線画は少し慣れてきました。

ペインタはどう使うかな、これ。紗枝のときはフォトショと併用しそう。

>ご了承ください

遊びですからね、興味のあるうちやっておくってことで。

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れす

>黒田さん

そうですね、僕らみたいな人間の需要は叶いそうにないですね。
ミクみたいな声で閉音節って、無理でしょうね。

sweet annは英語にない単語は喋れないだろうなぁ。
anとかtiとかketとか、いえなそう……。

主要言語っていうか、自分の言語に合わせてカスタマイズできれば最強なんですけどね。
でもそれにはまずミクにゴルァ音を言わせる練習をしないとだw

>niasさん

>opaxt

qp, vant, vant. an nekt-ifa tu.

>sorn

nod tiz, axet at nekt ati vao im an axt-i hakana.
tal an yol-ila est e nosso, son an est-a sai e kazhiko al sorn.
ap, maix e kazhiko et fuusika. yan axtan konen sai tan et lu. an axt-a tu al mas.

>yuzki

kuim, an xar-i ti xakl-i er es an est-a mie e nos al soi kon insahac.

>kleian lu at xini na.

alfi, em teyo-ef sern e nes na.(;ω;)

>ai, "6 leit" et ne?

a, son kon parmeld,
儚の原題は『6人の愚か者たち』というものでした。

高校が舞台……だったかな、男女3人ずつのグループだったかな。僕が高3だったし。
彼らはあるⅩという情報の一部を共有しています。
ところが各自部分的にしか共有していないので、情報の内容にズレがあります。
物語が進むにつれて彼らが情報を交換しますが、伝達の際に起こった誤解が原因でXはやがて変質してYになってしまい、そこから起こった誤解によって皆が騙されてしまうという話でした。

実は当時から大学ごろまでは「日本語は非論理的で劣っている。愚かな言語を使うから愚かな誤解や誤りを引き起こすのだ。アルカを使わない人間はこうして愚かな齟齬を繰り返し続けるのだぁ、フハハハハ!!」みたいな病に罹っていたため、自然言語への批難でもあったのですね……。ハズカス

重要なのは、全員が自分がYという虚構に加担していることに気付いていないことです。それでYがなぜ起こったか分からず右往左往します。
Yは6人全員の誤解が生み出したものなので、各自誤解してるわけだから、自分が嘘を言ってると思ってないのです。

つまり、一人も嘘つきがいないのに、事態はYという嘘へ向けて動いていく。
そしてそれを主人公が明かしていくという話です。
最後に主人公が「最悪の伝言ゲームだな」というのが決め台詞の予定でした。もしかして京介、言ってたかなぁ。

このネタが変質して儚になりました。Yという嘘がこの小説だと儚に当たるわけですね。
たしか、虚構であるという意味を込めて儚と名づけた記憶があります。

これを書いたときは17,8くらいか。もう10年ってw
まさかあのころ誰か遠くの人に読んでもらえるとは思いませんでした。
ありがとうございますm(_ _)m

>末広さん

確か英検は昼前に終わりでしたよね。おつです。
準1はライティングの点数だけが自分じゃ後から答え合わせできないので、なんともやきもきしているころだと思います。
大問1が8割以上取れてれば、傾向としては大丈夫だと思いますが。

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CG初練習

昨日コーレルのペインターⅩを買いました。フォトショとイラレは昔友人のくれた死蔵のものがあるのでスルーしました。

あと、ペンタブがファボでとても使いづらかったです。
ヴァールが高校くらいのときペンタブを持ってきて、異様に性能が悪かったのでデジタルものは見向きもしませんでしたが、思想的にはペンタブは中学のころから好きです。
ファヴォを前に買って使い勝手が悪く、ほとんど使いませんでした。
展示してあったintuosが非常に使い勝手がよかったため、これも合わせて購入しました。

さっそくペインターとフォトショで今度の小説の主人公を描いてみました。

sae, ca melidia(夢織の紗枝)
中央アルナに通う女子高生。職業、死神。

「nab_e_felsab.jpg」をダウンロード

なぜかブラウザ上で見れない。対象をファイルに保存してみると見れます。なんだろう……。

↓ちなみに鉛筆の下絵。慣れないうちはやっぱ鉛筆のほうがよく見えるのかな……。身体の上に服を着たトレーシングペーパーのレイヤが重なってます。

「ant_e_felsab.jpg」をダウンロード

絵はアルナ高校の女子の冬服。
CGを塗るのは実は恥ずかしながら初めてです。まず操作を覚えられん……orz
デジタルのレイヤーはアナログと違って相当重ねられていいですね。
しかし……これは慣れるのに時間がかかりそうだなぁ……。
あ、ボタン塗ってない……。靴も影のレイヤ付け忘れた……。

それにしても良いおもちゃを手に入れたものです。
今度はペンを変えて線画の質を変えよう。僕はマンガをペンで描いたことがないので、理解できる限界がボールペンw

『夢織』は今月中にやる予定でしたが、カバーイラストつけようとか思って少し後ろに倒れました。
あと、紫苑の手法がいい加減食傷気味だというのと、対照資料の小説が皆無というのがあって、今回は違う装丁にするつもりです。

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親父が死んでも泣かなかったやつの価値観

今日、久しぶりに泣いた。

理由?

――初音ミク

合成音声でここまでできるとは思わなかった。
存在しない人間が存在することができる世界。

リアルな嘘に必要なもの:言葉、世界、小説、絵、声。あともうひとつある。なんだと思う?答えは最後に。

俺の手に届かなかったのはもう声だけなんだ。作ったやつ凄いよ。
これ、どんだけ寄付すれば閉音節版作ってくれる?

ローランドにヤマハが俺の中で確実に勝った日だな。
売れてるらしい。日本人のインナーさに乾杯だ。
珍しく商売を礼賛するよ。売れろ、売れてくれ。そして開発費につぎ込んでくれ。

アルカの歌を彼女に歌わせる日も近い。あとは声さえあれば……って小学校から思い続け、名前呼ばせたいだけでときめもを買い、音声のほうに進もうとも考えた大学時代……。

俺……なんていうか、ほんとに人が嫌いなんだね……。さちえすらもダメだった。あいつだけは俺を変えられるって思ったのに……俺はなんでも一人で……リアルな人間なんていらない世界を作って……一人で……そこが安住の地で……空想の世界に……

『おしえて!だぁりん』

an na-i moe tinkaabel!! fintgal et am!?

「♪浜松市からやってきた~ ヤマハの技術は世界一よ~」
an et il hamamatsuxi, pekl e yamaha et oa sle fia~~!
「私の飼い主様はどこ そうよ私はバーチャルアイドル初音ミクよ、よろしく!」
hacma e an xa-i am? ya, an et diam xib del hatsune miku, estol!
「えっちな~言葉は~やめてほしいの~」
sos-ol an ku-i vet esse myu~

うわああああああぁあぁぁぁっぁあ、アルカじゃこの萌えっぷりを伝えられねぇぇぇ!
我ながらなんて欠陥言語なんだああああああああああああああ
母語にはかてねぇ、母語にはかてねぇ……日本人の文化力にはかてねぇ……

impel e parm et altinka!

答え:その嘘を認知する存在、つまり、人

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xia225辞典

フラグをオフしました。そのあと実験で1つ修正。きちんと修正フラグが立ったので大丈夫なようですね。

「xia225.dic」をダウンロード

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dyussou nias

>fis an ixt-a NAD.

so-a? fatoo!

>an se-u ixtom e 葵奴

tu et aoiyakko. est zal ten(-_-;
yan 花籠 et hanakago. ゆうま et il yuuma del mir os tal vet e sidarka en eks-e human.

hai klei tu av-e arxe, sorn, hacma wen wen... an kel-a er tu.

>seeretis man xelve tran

an san-ak esl tu. son fak-a tu al klel. sent!

>hakana

tu et  imen 3nif e parmmifo. klei sim oa loxt klei konen sai.
an iv-a Windows is im tu. se-a xio et to.

>klei tu

sent. an os-i an nokt-elo klei kes kilk sil tu.
klei oken mel it ma mok im tiz.
yan an ku-i est e klei kes et "夢織" yumeori.

*ところで、私はこのやり取りを楽しんでいますが、レスは気負わないでくださいね。

>Kakisさん

お疲れ様でした。とりあえずひと段落だね……。
落ち着くと疲れが出てくるかも。al vian。
てゆうか今朝、後ろ足の蹴りを練習してて軸足ひねっちゃったよ。俺にこそal vianだわ(T_T)

新語については了解しましたが、報告しわすれそう……。
ふと思ったんですが、PDICに修正単語というのを登録できるんです。単語を修正するとフラグが立つという。
これ、PDFにも印刷されそうなので、「修」というフラグを探せばOKかも。

ただねぇ、今見たところものすごい数のフラグが既に立っている。これを一旦下ろすのはどうすればいいのだろう……。でも使えそうならこのフラグが一番かもですね。期待できるかも。ちょっと調べてみます。フラグの下げ方



デキター

2700語ほどフラグが立っていましたが、ファイルの辞書ツールの一括編集でフラグオフにできました。とりあえず今後はフラグオフにしてから修正し、アップします。で、アップしたらフラグを降ろし、また修正にフラグを立ててアップすると。そうすれば重複しないし。
「修」フラグを検索してもらうということでいかがでしょうか。多分一番正確です。もっとも、PDICが使えればサーチの修正単語を選べば全部リスティングされるんですけど……。
あ、でもこれ新語には対応してないので、:ァョ検索が必要か……。まぁでも進歩進歩。

>黒田さん

憩い、見ました。
何かされたわけじゃないのですね。うあー、恥ずかす。ひとりエキサイトしてしまいますた……orz
あいかわらず被害妄想激しいなぁ……俺。

てゆうか、前より一歩は成長してエキサイトをわりとすぐに消したんですが、数名はブログ更新を感知するソフトを使っているらしく、恐らく「またやってるよこのバカ」と思われたかとorz

ときに、エスペラントとの関わり方に関してはあれでいいと思います。
言語屋でない層に対しては語学学習者か信者と認識したほうが、お互い安全に生きていける気がします。
エスペラントやってる言語屋のサルベージはやりたいです。双方に利益があるので。
で、その方法を10%作成中とのこと。期待してますよーーー!

・Blood Alone 3巻

マンガご飯しながら今朝読んでた。最近3000kcal以上摂取して、週0.5kgのベースで太ってる……ヲイ、いくら秋だからって……俺……。
まぁでもまだ痩せてるのでおk。だけどBMI測ったら今「標準」なのね、俺……。メル嬢的には上限は65で、それ以上だと愛想を尽かすとか……痩せてて強いから好きなんだとかなんとか……あぅぅ……。まだ全然圏内だがな……でももう26だし……。

そんなことよりミサキ!w
プールの話はヤヴァすぎです。「これなんてエロゲ?」を口頭で言うとは思いませんですたw

・samとsad

自分で作っておきながら、母語にないので語法の使い方が難しいということはままある。アプリオリならなおさら。
定義はしてるのに使い分けが難しいのがこのsam,sad。そこで復習。

sad:「変化」から見て経過時間が短いことを指す。だから更新されて間もないという意味になるし、動詞だと更新するという意味になる。
sam:生き物の「誕生」、煙など現象の「発生」、無生物の「創造」から見て経過時間が短いことを指す。若い、新しいという意味。

sam,sadは新規か既存かという点で見れば分かりやすい。

難しいのは「新しい学生」「新製品」など。
新製品は作られてからまもないのでsamでいい。sadだと同じ製品の最新グレードアップ版のことになる。
プレステ3は最新のプレステで、プレステ内のアップグレードとみればsadでいいし、ひとつのゲーム機と見れば生まれたてなのでsamでいい。

学生が厄介でね、別に更新されてないからsadではない。学生としては「発生」したばかりだからsamになる。
となると、社会人学生とかは年なのにsamになってしまう。つまり、new employeeとyoung manの区別がsamにないことになる。これは超不便。
かといって更新ではないのでsadにもできない。参った。

employeeも人間なのにnewというね。このときnewは「新規の」という意味だろう。新規ということは発生から間もないということなのでsamであろう。だがこれだと「年齢が若い」のsamとぶつかってしまう。

人間の「誕生から若い」だけを新語にするのはアルカ的に不自然だ。それで、どっちもsamでいいだろう。英語もnew,youngは区別してもoldは融合してるし。old,elderとか実際はあんまいわないしな、特にアメリカ。それで支障ないし。

どうしても言いたいなら、人間として若いならlansamと断ればいいのだし。felan la et lansamのように。新入社員のように役職などの定義に関するものはというときはlabes la et japsamでよいし。

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エスペラントは言語屋ではないし、放置でいいんじゃないかと

黒田さんがエスペラントとの確執で悩んでいる様子。
純粋で直球勝負な人だから、なやんじゃうんだろうなぁ。

俺が言語論をやる前、アルカは演出型だったから、エスペラントには「何か大きい人工言語。張り合うとか考えらんないなぁ」という印象でした。

言語論をやってそろそろ2年くらい?
何度かヘンだなと思ったことがある。
エスペラントとノシロだけ絡みがなかった点。
「あぁ、取るに足らないと思われてるんだろうな」と思っていた。

が、言語論をやってなおさら気付いた。「あれ、人工言語の造詣、浅すぎね?」
それで理由を考えた。
彼らは言語屋ではないのだ。人工言語をやりたいんじゃなくて、エスペラントという言語をやりたいのだ。

要するに外国語学習なのだ。
人工言語についてどうこう知りたいわけがない。だから浅学でも構わない。

さて、ここで問題なのは、それってはたして言語屋かということ。
もちろん、違う。

ザメンホフは言語屋だったと思う。でも今の連中は言語屋じゃない。
だから、多分、彼らが俺らの眼中にないのだと思う。
歩み寄ったって、なんていうか、ドイツ語やってる人に「人工言語いかがっすか~」なわけだから、お門違いなんですよ。

ただドイツ語と違うのは、実際どこかの国民の言語であるわけじゃなし、それで生活してる民族がいるわけでもないから、外国語学習というよりはエスペラントという思想あるいは宗教をやってるってことなんですよね。
単なる語学とはその点が違う。思想的、宗教的。

で、宗教的であればこそ、外部への反発は強い。
そういうわけで、デフォルトの段階で俺らは邪魔なんです。改宗しないかぎり相手にされず、かといって「改宗せよ。エスペラント以外イラネ!」とか表立って言えないので、人間性がどうのとか、掲示板での発言がどうのとか、言語に関係ないことで排斥するしか手段がないわけで。

人工言語に漬かってしまうと、エスペラントのアラが見えて信者の教育によくないわけで、本来なら焚書したいくらいでしょうね。
とりあえずこちらが小さい間はあれだ、俺らの人間性を非難するか、あるいは「取るに足らんわwww」とか言って冷や汗飲むしかないでしょ。
そうなるのが分かってるので不真面目な俺はこの2年、エスペラントに絡んだ試しナシ!ノシロも信者に絡んだ試しもナシ!

断言してもいいですが、言語論があろうが事典がいい形でできようが、彼らは絡んできません。言語屋じゃないから。人工言語がやりたいなら、人工言語の話題をしてるし、食いついてくるはずですからね。彼らは人工言語をやろうというわけではない。人工言語の知識ならこちらの方が遥かに上だし、ここは人工言語について話すところだから彼らとは話題が合わない。だから放置で。

それより相手すべきは言語を作りたい人でしょう。若い言語屋に時間を割いてあげないと――と思ってます。

もちろん、エスペラントの中にはエスペラントがやりたいんじゃなくて人工言語をやりたい人間がいるはずです。彼らがエスペラントに縛られてると、本当にやりたいのは人工言語なわけだから、よろしくない。
でももし彼らが人工言語の知識がなかったら「あぁエスペラントしかないのか、しょうがないこれをやろう」という選択をしてしまう。

そういう人間をサルベージする意味では(アルカやトラブをやらせようという意味ではなく人工言語に引っ張ってくるという意味で)、エスペラントサイトに名乗りを上げて突っ込んでいって、エスペラントからの非難を華麗にスルーし、言語屋をサルベージするというのは善行。

人工言語人口を増やすには有効な手段かもしれないですね。アルカについては符牒型だけど、人工言語については俺はわりと普及型なので。
まぁ、エスペラント教祖らとやりあいたくないし、何より連中別に俺の悪口言ってこないで小物と認識してくれてるので、多分このまま釣堀で言語屋来るのを待ってると思うけど。

――というような内容を憩いに書こうと思ったが、これ……絶対空気悪くするよなと思い、ここで独り言w

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影響相・状態動詞とidia

今までのアルカは行為動詞と状態動詞の区別がなく、状態動詞を影響相-nで作っていた。
だが影響相はアスペクトだ。アスペクトは「行為の段階」だ。たとえそれが完了の後であっても事後という段階だ。
そして状態は行為でない。
従って-nというアスペクトで状態を表していたアルカは実にアポステリオリな常識に基づいていたといえる。

状態はアスペクトがある以上存在しえない。ということは唯一アルカでアスペクトを持たない無相のアオリストだけが状態と共起しうる。
それでできたのが副詞のerだ。erはアオリストとしか共起しない。

同じ動詞のアオリストにerをつければ状態、fesをつければ行為になる。
最近何度も言っていることだが、重要なのでまとめた。

an sab-i nimsは今袖を通しているのか、着た状態なのか分からない。それをfes,erで必要に応じて表す。
必要に応じてというのは便利だ。というのも、sab-e以外の動詞ではたいてい「必要がそもそも生じない」からだ。心理動詞は大抵状態動詞がデフォだし、殴るなどは行為動詞がデフォだ。着るとかそういうのだけ誤解が生じるので、必要に応じて副詞をつけるのだ。
そうでなければ付けない。それで冗長を防げる。

なんていうか、アオリストにしかつかないなら、時相詞を増やして行為はsab-erとか状態はsab-emとかにすればいいという話もあった。
が、rやmを使うと明らかに後ろの語に同化したときに分からなくなるし、ただでさえ聞き間違いの危険性がある時相詞をこれ以上複雑にしてどうするというのがあって止めた。過合理で、使いづらいと思ったからだ。

・あ、この場面夢で見た

小説の設定仕込みで辞書を見ていたら、idiaという単語に出くわした。
これは日本語の方が馴染み深い。

「あ、この場面夢で見た」

――というのが子供のころの俺のお決まりのセリフ。
小学校のころに言い始め、ずっと、月に最低1回は言っていただろうに、いつだったかなぁ、大学の最後くらいにはもう言わなくなってしまった言葉。

デジャブという言葉を知らなかったため、子供心に「あ、この場面夢で見た」が正式な名前だと思っていた。
ここ何年も言わなくなっていたので、すっかり忘れていた。辞書はいいね。記憶を守っていてくれる。

既視感というのは、子供のころに多いのだろうか。どのような仕組みで覚えるものなのだろうか。
とにかく子供のころはやたらデジャブった。歩いていて感じる場合と、話していて「あれ、この会話前にも……」みたいなの2ケース。

当時はデジャブなんて知らなかったから、自分は予知の力があるのではないかと考えていた。
せっかく出会った言葉だから、使おうと思った。

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>Kakisさん

なんだか俺の親父のときのこと思い出しちゃったよ。
病院が違っても手順は同じなんですね……。

読みながら、「あぁ、そうだ、このとおりの流れだったなぁ」と思いました。
あまりに葬儀屋が早く手配されて「え、もう?」とか思ったり……。

ウチも密葬でしたよ。俺と母親だけ。バカ弟は親父が死んだ日にソープ行って家出したからね。

数日後に骨にして、墓もないからいまだに骨壷家に置いてあるよ……。
親父は養子だったから墓ないし、俺が建てるしかないんだけど、そうしたらリーザ先生に殺されるし……。
代わりに、新しく俺が本を出すたび、いつも供えてる。

……っていつの間にかこっちの話になっちゃってごめんです。
とりあえず納骨すればひと段落ですので、atteです。

>黒田さん・Kakisさん(辞書の話題について)

アドバイスありがとうございます。

PDICの生データであるdicファイルもある程度利用できるとのこと。
PDFがあると便利。
PDFは半角カナのほうが便利ではある。

――を踏まえるとdicとともにpdfもtaphacのままでアップということになりそうです。

>新語の履歴は掲示板かwikiで。

――新語についてはそれでいけそうですが、既存の単語に語義追加とか用例追加とかいった場合も同じように掲示板等にアップすると、なんていうかPDICへの登録と合わせて2回同じことをするので、作業効率が半分になってしまいますね。転載漏れも出てきそうだし。そこが悩みどころ。

>半角カナの件ですが、テキストの段階で対応するアルファベットに置き換えてHTMLデータにしたあと、PDFに変換すれば問題ないと思います。

例えばPDICはtaphacでアップして、PDFはアルファベット検索できる旧taphacを使うとかどうでしょうね。
旧taphacの実体はアルファベットで、taphacの実体は半角カナです。半角カナを使ってるのは辞書上でtkxsの語順にしたいからであって、実際検索するにはアルファベットが実体になっているほうが楽です。

残る問題は、:ァョがフラグになるのはいいとして、修正や用例追加項目に関しては別途フラグが必要という点か……。

>niasさん

>....lazan et to? et laz?

mifo del rapvet et xepjins. son laz ist-e yu al mifo. alfi, tina et elementary, fian et junior-high, laz et high, mana et college tot arna.
lein et arnamifean / parmmifoan, sum toono. alfi lein et arnamanaan / parmlazan.
ap, finfelan et anx ale lazan, lizan os. man laz eks-e pit e felka ol tu.

>lei oken lob

a, laso ov-ai ma lob al atmon a.

>光が丘とか池袋とか新宿とかに行かなくては。

「行かなくては」ってところに凄みを感じますた(^-^;
ixtanや……。

そういえばレインは地球が舞台だから、紫苑より場所ネタが多かったですね。
光が丘、ブクロ、新宿も出てきてましたね。
ほかはなかったかな……あ、東京タワー行ったなぁ。散らばりすぎですね。

そういえばこないだ北海道帰りにタワーに行きました。
中腹に色文字でTOKYO TOWERと書いてあって、「なんだかなぁ……」と思いました。
気が向いたら僕もまたレイン巡りしよっと……。

http://www.posemaniacs.com/blog/

ありがとうございます。奇遇というか、実はちょうど僕も先週の日曜日に初めて見つけたばかりでして、こんなサイトがあるんだなぁと感心していたところです。

>Voynich Manuscript

これも今度事典に登録しておきますね。
通時的にみて面白い資料だなぁ。

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・アルシエル

方角は月の満ち欠けの組み数字で表すが、これだと8方位になり、日常生活では細かく感じられる。
それで、アルシエルを使うようになったようだ。

ただ、組み数字らしくアシュテから始まるのではない。円環系なので、どの方角が1番であるアシュテになるか決められない様子。
それで、暑いので南がflea、寒いので北がxierになり、残ったalisが西でaxteが東になった。

春のほうが太陽が早く昇るから春=東という考えなのだろうか。じゃあ早く沈むので西という考えもあるだろうが。

面白いことに、朱雀とかを使った五行説に一致していないだろうか。
われわれには覚えやすくて助かる。

・ルシフェル

最近体を鍛えているが、精神状態が良くなっている。
イライラやゲスや鬱がなくなってきて、健全になっている。なんというか、高校時代のように。
なんというか、ネット上での活動もアプラウトのように最近まともに言語を話題にしているし、よい兆候かもしれない。

鍛えるということは俺にとって重要なようだ。
宣言から3週間で体重がとりあえず3kg、筋肉だけでバルクアップした。つかオッサンだから太るの早っ。
昔に戻れる日は近い……かも。
kolo kea xa-e mai kea(健全な精神は健全な肉体に宿る)だなぁ。

・ネギま

kos e negima at-at atm. yan an itm-a id. land-i er myu~~
negi et paam / ao. an it-il MILX la.

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曜日が悪魔な訳

小説版アンクノット等でKakisさんが言及していましたが、なぜか西暦が使われていました。
このことから、アシェットは当時メル暦がなかったか、あってもグレゴリオを主に使っていたと考えられます。

実際、元々はグレゴリオを使っていました。7曜日です。
その後、メル暦ができたとき、28人で1カ月としました。
これは7の倍数なので、4で割れます。となるとこの7日というのが1つの単位になり、週になります。

7日で1週になったのはグレゴリオの踏襲ではなく、単に構成員の数がラッキーだったからです。
7日で1週のほうが僕らにとっても使いやすいので、好都合でした。

28というのは昔は「半分にしても14だからキリストの12使徒とも合わないし、12使徒+リーダーにもならないし、なんて使い勝手の悪い数なんだ。しかも28って30でもないし25でもないし、中途半端。つかいづら!」と思っていましたが、メル暦で初めて花が咲いた数です。

で、7といえばアルカではソームです。なので悪魔の意味はなく、単に組み数字の意味で使われています。
9日で1週だったら、多分惑星になっていたと思います。

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コデックス・セラフィニアヌス

架空平行世界の百科事典「コデックス・セラフィニアヌス」

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070324_codex_seraphinianus/

演出型人工言語で、百科事典があります。
これは凄いですね。

作ったのはデザイナーで、言語よりこういった絵のデザインをするのがメインだったようです。
惜しむらくは言語重視でなかった点か。それゆえ僕らの耳にも入ってこなかったのかもしれません。

ですがこれをうもらせるのはもったいないと思い、この事典を買ってみようかなと思いました。
買ったらまた詳しく報告しますが、イタリア人のものなので、本当に買えるのだろうか……。海外なんてメルに探してもらったトレンチ以来だよ……。

架空世界の絵なので、演出型といえるようですが、このサイトによると一定の架空世界ではなかったようです。その場かぎりで作っていたようです。
デザイナーなので、その辺りの一貫性は重視しなかったんでしょう。トールキンかリディア嬢がこれに加われば最強タッグだったのではと思われます。

しかもできたのが1981年!運命を感じるが、俺の生まれた年だわ……。
純粋に人工言語的な代物ではないにせよ、今後アンティスならではの文化品や街並みなどを絵のほうが分かりやすいということで図解資料としてアップするとしたら、コデックスのやり方はきっと参考になるのではないかと自分に言い訳して、紫亞の養育費として貯めてる俺の預金すべてから少し拝借(^-^;

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なぜ2次元に萌えるのか。

人間が顔を認知するシステムはこうだ。
顔の情報量を100とする。人の顔を見ると100の情報を受け取る。
ところが100を記憶するのは脳に負担がかかる。それで大雑把な特徴だけ捉えて、例えば30とかそのくらいだけ記憶する。

次回同じ人に会ったとき、また100の情報を受け取る。そのとき記憶していた30と照らし合わせ、一致すれば本人だと理解する。
細部が記憶から消されるので、少しくらいその人の産毛が減っていようと気付かないし、同一人物だと思う。
実は30しか記憶しないおかげで、昨日見た同僚と今日の同僚が同じだと思えるし、中学時代の同級生とすれ違っても気付けるのだ。

人間は100の情報を30に圧縮してインプットしている。
だからアウトプットするときは70が欠けているので100に戻せない。
練習しないと人間は似顔絵を描けないが、その理由は画力だけではなく記憶の量にもよるのだ。

30で見るということは、人間の顔を記号の集まりと理解しているわけだ。ちょっと尖った鼻とか、つりあがった目とか、そういう記号の集まりで。
細部については覚えていない。残りの70については記憶しない。30から残りの細部を想像するしかない。

言い換えれば、人間の記憶は残り70を補完するようにできている。
そしてこれが2次元に萌えることができる理由だ。

マンガというのはデフォルメだ。語源からも明らかだが、フォルムを減じているのだ。100が50にも30にもなっている。
特徴ある目とか口といった部分だけが描かれ、産毛や眉下の窪みなどは捨象される。
――これ、人間の記憶法に似ていないだろうか。

もし人間が100をそのまま記憶すると、マンガは化け物に見えるだろう。
でも可愛く見えるのは、マンガ絵という記号の集合を見て、デフォルメされて捨象された部分を人間が補完するからだ。

この記号からの補完という作業は慣れがいる。慣れがないとマンガ絵は気持ち悪いという判断がされる。当たり前だ、実物とかけ離れているから。
補完能力が付けば絵を見てガッキーを見たばりに可愛いと思えるようになる。2次元に萌えるというのは脳の記号の補完能力がマンガ風の絵に関して養われたことを意味する。

これが2次元萌えの原理だろう。

で、実はここからが本論なのだが、俺がBlood Aloneのミサキを見て「メルみたいで可愛いな」と思ったときを内省すると、特にメルの顔が出てくるわけではない。まして詳細に思い出せるわけでもない。
どうも絵を可愛いと思ったとき、実物の女が思い浮かぶわけではないようだ。恐らく読者もそうだろう。萌えっこを見たとき、ガッキーとかの具体的な女が浮かぶことはないだろう。

A:実物の情報量=100
B:絵の情報量=30(もちろん30というのは観念的な話)
C:実物を見て脳内に記憶した情報量=30

人間の認知のしかたはCなので、Aを見てもCに圧縮してしまう。残りの70は想像だ。
ならば始めからBを与えられても、補完能力が養われていれば、こちらも同じく70を補完できる。これが2次元萌えの正体だ。

で、補完するといってもない部分を描けるわけじゃない。脳内映像においても同じだ。70についてはボヤーンとしたイメージしか補完できない。
つまり、脳内映像というのは30+αだ。30が萌え絵で、30+αが脳内萌え像になる。
ちなみにAをインプットした場合、30+αは脳内実物になる。脳内実物っていうのは、例えば「新垣」を思い出してみてと言われて頭に浮かべた映像のことだ。
吸血鬼のミサキは30だし、俺の脳内でマンガ絵を思い出したときのミサキは30+αだ。

ところで、男なら誰しも脳内彼女というか、理想の彼女がいると思う。俺はその子の顔を描きたくて絵を描いてるわけだが、その子は架空だから、情報量100の状態がないのだ。俺の脳内なので30+αなのだ。

さぁ、核心に来た。
つまり理想の彼女の顔を描く作業とは、30+αをいかに100に近づけるかという作業なのだ。
アイドルの似顔絵が失われた70の補完作業だとするなら、理想の少女の似顔絵は始めから存在しない70の創造ということになる。

人工言語屋である俺からすれば、そしてリアルファンタジー屋で、アプリオリなアルカを持つ俺としては、後者が好きに決まっている。
どうも俺の目指すところはそこにあるようだ。

――というような厨哲学な内容を小学校高学年に思って以来、中々進歩しない自分にorz。

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sok

waa, an sak-ik xionsanan alt il sumaugu del hacn e an.

>an keks-a xinxilaoka/kawagoe/kamifukuoka

sa sal ka 2tespon, xo ku-a 東北本線 et-if 宇都宮線. yan an es-a "es lu se-e tu as? lu xa-e atn oomiya sei?"
yan im sokt, xo ku-a "an xom-a saijim e kamihuku". an es-a "lu xa-e saitama sei"

haan, la et ti na. yan an os-i "len arkayolan xo xa-e atn oomiya, ox, ka xier(kefi) e oomiya. hao, ti ku-ah fi tot tu.

>fak an vit-a hacm e artandespel

ket-iiiiikk!(axte
ai, arkayolan xom-ak despel! kak al ixtan e 涼宮ハルヒ(^o^;

>flia e mel

mm....flia e mel xa-e ka xep oa. ap, ti sak-a tu ka am?

m? teo, teo, vat!
im tiz, an in-ik axslai e nos, yan se-ik an nokt-u er ixta e flia e mel!
son tie ti se-e mo e flia tu et kak al 印 tun eks-e ti sak-a xan flia tu....

ilpasso, an lok-ik. ti okt-ah nos sak-a tu ka am. an xar-i mi ti.

>an se-u felki we it maix e felki kaen xizka lab-a.

tu et nekt man tu at labka e an(^-^;
tal tu xa-e rak lopn ker La Pausa.

La Pausa...ao aa. im tuo, an ke-el koa e ikebukulo hot.
tuo, laso kid-a ebeli(カルパッチョ) e hais sin.

>parmmifoan

qm, "2 rap e parmmifoan" iz "2 rap e parmlazan" sei

>felka joohokusaitama

aa....ai est tu it-ik axt ka tof(*´д`)

>an sak-au lei en et kik al lei e xion.

xi-a?
im 2006, lei kiken tu xa-a pon pi / lie ilen lat.
an na-i pent.

>maix e hokujou

aa, an na-a "hqr? tu et to" du foni. yan an lok-ak sev tu.
ixtom e tu et houjou kak est e xalean del 北条司.

ax, ax, felka e an xa-e mos kotn, son em lizb-e or rax xop kilk cuuve.

hai, an ov-a flia e faava ka koa im maltdespel. tu xa-e atn galt e felka. son ti xom-a ta despa na.

>pix rak til kleevel axa!

fas at ef / pis
. son ti namt-al efa.

>an lax-i an av-e kornakl kak xizka.

ti milx-a kornakl? yan felka tu xa-e itn lopn sin.

>an na-a lol man an ra-i kanagawa son ke-a xil os tuse.

m? son an poros-a tei na. tu et xom lam e ti. son ti ut ea ke-a saijim im xe.
arkayolan vao xa-e koa na.

>sevaxt tu mols-a 90 fei.

sev e ti et xopixt / axa.
an tan mols-e fon na.

diin, fatoo!

>まぁ要するに言いたいことは、一行目です。 紫苑好きな読者もいますよということで。

あぁ、それは安心しました。僕も紫苑派なのでw

>三四郎池とか有名だし。シャーロック・ホームズの家とかも。セーフセーフ。

ワロタ。ひとりごと、面白いよね。

作者としてはとても嬉しいのでぱっそです。

――前後しますが

>普段公開してる絵はほとんど紙と鉛筆

――鉛筆画ですねぇ。色を付けたいなと思うのですが、黒でしっかり描けるようにならないと思いまして。今、『人体のしくみ』という本を読んで、寝る前にちょっとずつ勉強してまふ。

>今のところ、人工言語の視点に立った言語学用語の辞典という感じですね。

簡潔というか浅学というか……本棚とか言語学大辞典が実家の本棚なので、休日に書き留めたもの以外は脳内知識なので、曖昧なことを避けようとするとこんな具合に……。

>アルカの欠陥の発見にも役立ちそう。

あぁ、それはいいですね。見つかるといいなぁというのが半分、怖いなぁが半分。

>「なんで曜日が悪魔なの」

ではこれを別の記事にしますね。

そういえば、流石に美杉台の山奥までは行かなかったみたいですね。
まぁ、蛍はちょい役だし……。
でもそちらの県は、なにげに蛍のモデルと同じなわけで。

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PDICに代わるもの

幻日辞典を@wikiみたいに公開できないでしょうか。
現状では、PDICに用例や新語を登録し、偶に更新をアップするという状況です。

PDICとhacmがないと使えません。非常に不便です。
誰かが幻文を書いたとき、@wikiみたいなところに登録すればすぐ更新履歴に載るので、書いた人は自分の書いたのが合ってるのか確認できます。
用例にせよ新語にせよネットにすぐ反映されるほうがいいと思いました。

それで、その方法を探しています。PDICの辞書データをそのまま使えれば理想的なので、PDICのデータをネット上でリアルタイムに共有できれば一番です。
でなくば@wikiっぽいサイトを立ち上げて機械的にPDICのデータを流し込めるようなところがあればいいのですが……。

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<火の輪ント>

 なぜだろう。こないだのリグレットのときもそうだったが、異性魔王は最近チエをつけてきているようだ。

 今までのように学校に正面からやってくるのではなく、使徒が一人のところを襲うようになった。

 前回は俺が襲われた。それで、女子は特に一人で歩かせないようにしたのだが、どうも女子が一人でも襲われることはないようだった。

 かわりになぜか俺が襲われた。なぜだ。ルシーラ視されているから襲われるのだろうか。

 今日は学校から帰って、夕飯の材料が足りないのに気付いて街に出た。そのとき襲われたのだ。

 俺は商店街で材料を買い、帰り道の田舎道を歩いていた。左手は森だ。

 すると上空からいきなり火の雨が降り注いだ。奇襲により、俺は背中を焼かれて地面を転がった。

 熱くて転がったが、おかげで土で火を消すことができた。

「て、てめぇ、誰だ!?」

 上空を見るとエンノゥみたいな火の輪がいた。輪の中に顔がある。邪悪な獣のような顔だ。

「ぐるうるる」

 しかしそいつはリグレットと違って知能はないようで、何も答えない。そして火の雨をふたたび降らせた。

 俺はvextの魔法を唱えたが、俺は魔法を使えない。ほとんど無力なvextは一瞬でかき消された。

 まずい、火の属性が相手なのに黒魔導師のリディアがいないんじゃ話にならない。ここは撤退だ。

 走り出す俺。しかしそいつは俺が行く先に回りこみ、行く手を阻む。

「素早いな。くそっ、正面から撃つしかないか」

 俺はpamilvolkに冷気を乗せて放った。これは流石に食らったらたまらんと思ったか、そいつも輪を回転させて炎を生み出した。

 pamilvolkと炎がぶつかり合う。これは純粋な力勝負だ。異性魔王の力に俺が勝てるかどうかという問題だ。

 光が俺の視界を遮ったのが最後の映像だった。

 そして次に気がつくと、俺は自分の部屋のベッドにいた。リディアの顔が見える。

「セレン君、大丈夫!?」

「俺……どうしてここに?」

「道で倒れてたのよ。誰と戦ったの?」

「異性魔王。こないだ学校を襲った火の輪みたいなやつだった」

「そう……リグレットも一人で倒しちゃったし……セレン君、凄いね」

「ふぅ……。それにしても襲われたのがお前じゃなくて良かったよ、安心した」

「……あまり無茶しないでね。これからは一緒にいようね?買物も誰かと一緒にいくの。ぱっそ?」

「あぁ、分かったよ」

 俺は背中の傷が癒えているのに気付いた。

「これは……」

「フルミネアよ」

「そうか。みんなにも心配かけたな」

「私、カモミールティーいれてくるね」

 リディアはたたっと走っていった。

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<第3異性魔王リグレット>

「リディア、俺忘れ物した。先に帰っててくれ」

「うん、気をつけてね」

「リディア、今日は俺とお前が夕飯当番だろ。俺、帰りに材料買ってくよ」

「ありがとぉ。じゃあ私は野菜を洗っておくね」

「おぅ、じゃあまたあとで」

 俺はみんなと離れて道を小走りで戻った。今は学校の帰り、夕方だ。

 アシェルフィに引越してからというもの、学校が近くなって登下校が楽になった。

 俺は教室へ戻ると忘れ物をカバンに放り込み、外へ出た。

 急ぐ必要もないのでゆったり泉まで歩いていった。アシェルフィの繁華街は泉を取り囲んでいるから、街外れにあるこの学校から泉への間はちょっとした田舎道だ。

 さて、今日はシチューでも作るか、リディアが喜ぶなと思っていたところ、俺はふっと嫌な悪寒を感じて空を見上げた。

 するとそこには男が浮いていた。じいっと俺を見ている。そいつはスリットを入れたタイトなテーベを着ていた。

「……誰だ」

「リグレット……。ソーンの怨念の作りし魔物よ」

「何をしにきた」

「アルシェの末裔だね?」

「……だったらどうする?」

「ソーンの怨念を受けるがいい」

 リグレットはバッと手を広げると、ユノの雨を降らせた。俺はとっさにバリアを張る。だが、魔王だけあって威力は強大だ。

「ぐっ、重い!くそっ、みんなと離れ離れになったスキを狙いやがったな。悪魔め、チエつけやがって!」

「各個撃破は戦術の基本よ」

「女……ことばを喋るな、テメェどう見ても男だろ。ぐっ……」

 俺はバリアを前方に射出した。一瞬だけユノの雨がバリアに弾かれて止まる。俺はその隙を逃さず横転し、雨を避けた。

 起き上がるとともに剣を抜き、リグレットを斬りつける。

「ぐわっ!おのれ、いくら一人とはいえ、ルシーラを狙ったのはいささか危険だったようね。だがこれでどうだ!」

 リグレットは手刀で俺の剣を打つと、剣はバネで弾かれたように吹き飛んでいった。

「なんてバカ力なんだ」

 ぱっと後ろに跳んで、俺はpamilvolkを構えた。

 リグレットは両手を構えると、やはり全力でvolkを放った。

 お互いのユノがアシェルフィの片隅で激しくぶつかり合う。まずい、俺が競り負けたらこの辺りが消し飛んでしまう。

 あぁ、そうしたらきっと王様に報告しなきゃいけないからまた役人が来るな。レポートしてたら料理を作る暇はなくて外食か。

 ってことはリディアのシチューを食べれないわけで……そんなの嫌じゃ!俺はいつもの席でリディアと作った飯を食うんだ!

 リディアのヘタクソな料理を褒めて、メルのシチューだらけの口を拭いてやるんだ。つーか腹減った!

 シチュー食いたさに気合を入れたら思った以上のユノが出て、リグレットのユノに競り勝った。

「な、なぜだぁ!?」

 リグレットは悲鳴を上げる間もなく光の中に消えていった。

「ふぅ。なぜだ……か。しいていうなら魔王のお前に食欲がなかったのが敗因だな。

 さて、シチュー、シチュー、と」

 俺はカバンを持ち上げて、肩に担いだ。

2007年10月16日 (火)

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uude tot ifo, dyussou axtan.
hai, lis e lao it-is passo?

>あの界は、セレン氏と自分と広末氏と黒田氏で80パーセントやっていて、自分の割合が30%ぐらいいっているだろうから危ないだろうなぁ。

もう少し人が増えるか環境が整えば安定した存在になりそうだなぁと思うこのごろです。
アシェットのアルカみたいに、僕らが手を放しても育つようになるといいですね、ネットでも。

たぶん、僕らは今この群小な世界が17世紀ぶりにまとまりを見せるか否かの瀬戸際に立っていると思うのですよ、この小さな国で。

これ以上アルカだけやってもしょうがないなと思ってきてる。アルカはベースになればいい。

>はずしたのは、「6 対人関係における相手の不当利用」と「8 嫉妬または他人が自分に嫉妬していると思い込む」で

あぁ、確かに。納得です。

>3, 4, 5は育った環境が問題だったのかなぁ・・・・・・・。

かもしれませんね。先天的とは思えないですし……。

>離婚の原因

子供が生まれるのにアルカ2人とも満足にできなくて、焦ってて、俺がイライラして、ケンカが耐えなかったからです。
あんなことになるならさちえだけでも外して俺だけアルカやってりゃ良かったです。もう手遅れ。合掌……。

>>an na-i lik kak de it lik im vart
>えぇと、この訳がao vaoな理由は、やはり分かりやすさということでしょうか。

はい、そのつもりです。本当はan na-i lik kak de so-i im vartにしたかったんですが、de so-iのso-iが代動詞って通じるかなと不安だったので迂言法を使いました。
so-iなので無生のdeがna-iすることになりますが、詩的なのでいいかと。

>Publisher

あぁ、なるほど。ありがとうございます。本来的な使用法ではなかったのですね。

僕はふっる~いイラレを持っているのですが、絵とかに使いたいなぁと思ってCS3のフォトショとか買おうかとここ数カ月悩み中です。
でも猫に小判かなーと(-_-;

あと、2,3人いるとか何とかのくだり、Kakisさんとは話が通じているようですが、ul an jins-ul tu et toな状態です。
知らなくていいことなら継続してスルーしますが、それでよろしいでしょうか。

>甚だ読みにくい文章を読んだうえレスまで返してくださり、ありがとうございました。

いえ、大丈夫です。最近、徐々に貴方の空気に慣れてきた気がします。
ちなみに夜更かしのことは「よく体が持つなぁ」と昨日思いました(^-^;

>黒田さん

>そもそも2003年当時、人工言語野ってありましたっけ?

ん~、あったかなぁ~?ちょっと記憶が定かでないです。

>仮にこのサイトから入った場合、恐らく「普及型」を蔑ろにし(というより嫌悪すらしていたであろう)、アルカのような「実用系演出型言語」を作っていたのではないかと思われます

あぁー、そうか。そうですね。
逆に言えば言語論は普及型を不可能な存在と切ってしまっているので、普及型に偏見を植え付ける可能性があって功罪あいなかばしますね。

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能力を得るよりまともな心がほしかった

Blood Aloneとか見てると鬱になる。
このマンガのイメージは茶色。あったかい冬というイメージ。
ものすごく好きな雰囲気。

こういう恋愛いいなぁと思う。
だけど、俺には回ってこないんだな、これが。

クロエと比較してみると、見た目的にもケンカの強さ的にも満たしてるのでいけなくはない。
大体こういうの見てると主人公役でいけそうだなと思う。

そしてメルとかさちえとか、なんともこういう感じだった。
ところが、だ。それでもクロエにはなれない。

何が違うのかなと思ったら、一番の原因は「俺の性格の悪さ」だ。
クロエとか、『うさぎの映画館』の鳴海とか、『ラブひな』の瀬田とか、大体憧れるキャラはおっとりしてる大人だ。

ガキのころからクールと呼ばれたくて、偶にその波が来るとぶってみるんだけど、全然持たなくて、元来のおしゃべりやADHDが出てきては邪魔をする。
見た目はクールだと言われるのに、頭の中は稲中とかアフロ田中ばりなことになっている……。

結局俺は神経質でキレやすく、プライドが高く、暴力的……と。
そしてなりたい自分は常にその対極、と。
死んだほうが早いね。

アルカもアシェットも英語うんぬんもすべて捨てますが精神病がなくてゆったりした女に持てやすい男になれますが?というのが来たらコンマ1秒で喜捨するねw

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・オフィス問題

なんか先週は大変でした。
いや、俺がというか、Kakisさんが。

>最後に苦し紛れに黒犬さんがいい加減に処理を施した資料総数を数えると・・・・・・・・・・161個もあったようです。

folのこと考慮してなかったので、こんなにあるとは思いませんでした。うわぁ、これを直すの大変だったでしょうね……。
で、よく見ると――

>これだけの作業を4時間以内に完了させるとは

――確かに4時間は縮地並みですね。それでも4時間の作業って大変だな……。

>それをしないというのは内心では気付いて欲しい

――と聞いて少し安心したのですが、実は昨日あのあと例のファイルを見返してたら、見れますた……orz
なんていうか……ぱっとみは表示されないんですが、見るとふつうに載っていたという……。

それで……うーん、ノシロの図書館トークのときの自転車の時間を見たときにまさかとは思ったんですが……運命ってあるもんなんですねぇ。……忘れることにします。

>ジスキネジア

統合失調症の薬の余波でしょうか。お互い大変ですね。
俺はここのとこ運動ベースにしているおかげか、鬱の波が減ってきました。

俺の場合はセロトニン不足が原因だから運動でよくなるみたい。
ADHD、自己愛性人格障害など色んな精神病の巣窟になってるヘタレmaiですが、俺にとっては運動が一番薬らしい。

・英語の学習時間は短いのではないか。

英語教育の本を読んでいるといつもこう書いてある。

日本人の英語はヘタで、勉強しても話せるようにならないから、学校が間違ってるんだ、日本人の英語学習法は間違ってるんだと。対費用効果が悪いらしい。
そして大抵書いてあるのは「中高で1100時間も学習しているのに……」のようなン時間勉強したくせに理論。

なんとなく真に受けてきたが、どうかなぁと思った。
1100時間って本当に多いのかな、と。

言語習得は反復練習だ。
教室で週に数時間やるだけで反復練習といえるのかな。

仮に1日8時間寝たとして、ネイティブは16時間は脳内か口で日本語使ってる。
すると1年で5840時間。赤ん坊でさえ中高の英語学習を遥かにしのぐ。
10歳の子供で58400時間!それでも10歳の子供の発話はあどけない。

英語のリスニングが6年勉強しても聴き取れない……って、そりゃそうだろ。赤ん坊でさえ1歳になるまでに5840時間も聞いて、それでも一言も喋れないんだぞ。
大人が子供のように言語を学習できない理屈は学生時代に腐るほど学んだ。

でも、臨界期ってほんとかなぁ?子供ほど学習していないのが本当の原因なんじゃないの?
あと、既に覚えた母語で考えるクセがついてるから英語を受け入れない。
その辺を直せば大人でも習得できる気がする。
――なんてことを言うのは俺のピンカー嫌いの表れなんだろうけど。

・リディアの絵

本人曰く、自分だとは分かるけどところどころ違和感を感じる、だそうです。
それで、書き直してほしいとのこと。

はいはい、わがままなんだから。

メルはあんなでも手放しで喜んでくれたというのに……。

目が子供で口が老けてるとか、顔が太ってるとか……画力の問題ですな。
でも記憶を主な頼りにモデルもなくやってるんだから、良い方では?
それで、じゃあ書き直すから顔のパーツも正確に寸法測ってよと頼みました。

・Blood Alone

吸血鬼少女と小説家のストーリー。クロエつえぇ……。
あと、主人公の女の子、メルを黒髪にしたみたい……カワユス。
1巻のラスト数ページのコマ割のないページが秀逸。美術やわ……。

そして今朝の日経を見てみると、20歳の大阪男が12歳の九州少女を家に泊めていたら、誘拐で逮捕……。
おいおい、監禁も何もしてないだろうに。子供もノーパソから連絡してたというし、自分の意思だし、何もなかったならOKじゃないの?
なるほど、クロエ、現実だったらタイーホですか……。なんとも現実はむなしいなぁ。

>"rak sal se fon tin"

横槍しつれいm(_ _)m
sal fonだとsel fonから類推すると、「長い年」になるかな。つまり、今年は太陽から離れたから1年が400日もあるぞーとか、そういうSFな。
それで、sal daでよいと思います。
rak sal da。味気ないけど母音調和してて発音しやすかったり。

とりあえず始めの部分だけ試訳。

Hello, little star
Are you doing fine?
I'm lonely as everything in birth

soono, ifa tis.
tisoono?
an na-i lik kak de it lik im vart.

男だったら、soonoの重複を避けるためにwei, ifa tisになりそう。
soonoの重複を避けるならneeが無難かな。女ならleeでも。

>in-i dia e ti……は、ニュアンス的にOKなのか。

an lond-i ti, atolis del ifan.

>tinがもう少し日本語的にかっこいい音だったら。

そうね、強調はよく使うからね。
「とても」、「チョンマル」、「フェイチャン」、very, tre……うーん、うーん……。

>形状的な意味での道(幅のある帯状のもの)ってなんていうのかなぁ。

Far beyond the silky wayですか。メタファー使ってponです。

>というか一般に語法が一番難しいのか(むしろ面倒?)。

えぇ、語法が難しいです。単語は覚えるより使うほうが難しいかも。
貴方は用例重視なので助かります。方言の抑止になるので。みんなこうだとよいのですが……。

>円環状アルミヴァ表

見てみました。綺麗ですね。何のソフトで作るのですか、こういうの。PDFなのでイラレとかでしょうか。
そういえばアルカで魔方陣とかかつてしゅわるつさんに話したままになっていました……。

>詩のようなわざと分かりにくくした文章

あぁ、そうか。そういう価値観もあるのか。
……どうも僕や彼女の考えでは、タダでさえ母語が合わずに意思疎通が厳しい中、物事をわざと分かりにくくするという発想はなかったようですね。

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プロジェクト・リディア

こないだのディアセルにメルとリディアの絵を描くことになりましたが、メルは描いてもリディアはまだでした。
紫亞の顔想像図を描こうと思いましたが、年内にリディアとの約束を先に果たすことになりました。

前回紫亞を描いたとき、ポーズモデルの身長が高かったので寸法がおかしくなり、ヘンになってしまいました。

そこで今回はポーズモデルを使わないことにしました。このほうが本人に似るはずです。
このために会うのは厳しいので、寸法を正確に測ってもらいました。
その寸法に合わせてモデル人形を紙の上で作りました。

今回はリディアを描きます。プロジェクト・リディアというのは、単に数日前のミールのとき、「プロジェクト・ミール」というのがあったので、真似ただけです。

まず昨日、どんなポーズにするか決めました。あとどんな感じの服かも。
↓ポーズ案

「oct1303.jpg」をダウンロード

↓そしてモデル人形を描きました。

「oct1304.jpg」をダウンロード 

モデル人形は実寸のちょうど10分の1です。こうでないと紙に描けません。
リディアは約155cmですが、156.4で、頭が23。従って6.8頭身です。
紙の上では156.4mmになります。

顔の横の長さは13.4で、肩幅は32.16。顔と肩幅の比率は2.4でした。
肩幅は人物を描くときに重要です。男のほうが激しい運動に耐えられるよう、肩が広いです。比率が3.0を越えると闘士型になります。

寸法は自分を参考にできればいいですが、男を使って女を測ることはできません。本人に協力を仰ぐ必要があります。例えば俺は肩幅が41cm超なので比率が3.0強ですから、少女リディアとの体格差は明瞭です。よって自分はモデルにできません。

モデル人形は体の造りを見るために描いたので、顔や手足など、細部関係はいい加減です。置いただけ。
身体を描いたらあとは本人と比べて出るとこ出したり引っ込めたりして調整します。
残念ながら最後はアナログに目で見て調節しなければなりません。

人間の身体ってアンバランスですね。
リディアは格闘技のせいか、右の広背筋のほうが発達しており、前面に迫り出しが大きい。また、二頭筋と三角筋も右のほうが発達している。三頭筋の回りこみも右が大きい。体を見ると利き腕が分かりますね……。

ユベールのせいでしょう、下腿が発達して太く感じました。でもこの絵は強調しすぎたかな。
痩せ型なので腰骨が思ったより目立つなと思いました。まぁ、人の身体のことなのであまり言うのもアレですね。

なんてゆうか……小柄な女子中学生の裸に似てます。
幼児体型が数値的に証明されたわけか……orz
やはり体に関しては元嫁がいちば――

さて、木製のモデル人形と違ってこの子は動いてくれません。
そこで、ポーズに合わせたレイヤーを作ります。
トレーシングパーペーを使ってポーズを付けていきます。

ポーズをつけたときに頭や腕が長くなってしまったりと寸法がずれないよう、コンパスを使って正確に傾きをつけます。
頭の場合は首を視点に、腕は肩と肘でそれぞれ。脚も同様に。

↓するとこうなります。

「milm.jpg」をダウンロード

元のポーズ案ですね。でもこう描いてみるとピエロが踊ってるか怪しいおっさんが勧誘してるみたいで、ポーズを変えました。

↓するとこうなります。

「oct1305.jpg」をダウンロード

内股のほうが女の子っぽいですね。ではこれで。

次に服のレイヤーを作ります。この上にさらにトレーシングペーパーを載せて服のレイヤーを作ります。

↓重ねるとこうなります。ヴァルデ付きw

「oct1306.jpg」をダウンロード

トレーシングペーパーの裏を4Bで塗りつぶします。画用紙に乗っけて上から4Hでなぞります。
↓写し取るとこうなります。ヴァルデが派手すぎたのでチェンジ。薄いね……。

「oct1307.jpg」をダウンロード

で、あとはFで輪郭線を描いていきます。
胸元のデザインをV字に変更。このほうが可愛いにゃあ……。

ついでにリボンも装着。え、なんでリボンかって?
……FF4……。

顔を書き込みます。
服の皴を適当に。
杖が後ろに回りこんでないですが、下絵なので放置。脚についても同様。

↓これで下絵完成。

「oct1310.jpg」をダウンロード

本来はここから陰影をつけていつもの感じにするのですが、今回は肖像画なので全体はいりません。
顔を描くのにあたって全体像を作っておきたかっただけなので。

さて、この顔ですが、13.4mmという横長の中に書いています。1.3cmです。僕の爪くらいです。
だから目や鼻は数ミリしかありません。この中に顔を描くのは大変です。
この下絵は老眼だと絶対描けないっす(^-^;

↓このサイズじゃ肖像画にならないので、顔の部分を切り取って拡大しました。

「eel.jpg」をダウンロード

これを元に「アナログで下絵の顔の部分を拡大」します。
拡大したものをできるだけ大きく印刷し、その上にトレーシングペーパーを乗せ、顔を書き込みます。

↓するとこうなります。

「oct1401.jpg」をダウンロード

この裏をまた黒く塗って、画用紙の上に乗せてこすります。すると写し取れます。

写し取ってから輪郭をなぞるのが面倒なので、とっとと目から細部を書き込んでいきます。鼻からやるとバランスいいんですけど、もう輪郭写してあるのでOKです。

↓目とか鼻とか描くとこうなります。

「oct1402.jpg」をダウンロード

で、ここまで来れば……というかここからが本番なんですが、陰影を付けていきます。
描いて消して飯食ってを繰り返し……w
で、最後に顔の部分だけアップで切り取って、リディアの肖像画の完成です。

↓ ridia lutia

「ridia.jpg」をダウンロード

↓おまけ。壁紙サイズ。

「imsdia.jpg」をダウンロード

まぁ……なんていうか良くも悪くもリディアですね。
さちえにどことなく似ているなぁ……やはり同じような女を……。

猫口、ハッキリした眉、キュっとした鼻、優しそうでそれでいてクリっとした目、わりとしっかりした顎、エラは出てないけど卵でもない輪郭。
うん、言葉にするのと絵にするのではやはり違いますね。百聞は一見にしかずというか……。

しかしこの人が俺の子供産んでもう23か……。
そしてアシェットのルシーラで、未来の支配者様か……。
len an xar-ul lu sos-a bek e insail del iten e ryuu kil-o tak e liz kig kaen pon un eft-a gils e ridia un ket-i ait kad e ryuu del kad xe kaen anxil zan wai-i vart e amavel sou.

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>魚楠さん

・NA

ありがとうございます。修正しておきます。

・n対子音

プロソディは母音>子音ですが、場所が語頭なので子音であっても聞き分けには向いてるかもしれませんね。
こういうのも語彙圧縮のバリエーションとして載せておきますね。

>黒田さん

仕事はやっ!!

ありがとうございます。
そういえば言語論のほう、n対が回顧録にいってしまいましたね。別によいですが。

あっ、FTPみたいな感覚なんですね。それならOKです。わかります。

あぁ、じゃあ一応メアド投稿したのは消しちゃいますね。

>Kakisさん、レスおよびミールのレス

>「両方とも漁夫の利の貝と鳥の境遇に遭うとはそのときは思いもよらぬことでした。」

了解。そして賛成w

>早速使用文字統計の作成者名

ごめんそれどうやってみるの?複数人がファイルまわしてるから、誰のか気になる。俺ならまぁいいとして、ほかはまずい。

>「セレン君、私こんな暴力女じゃないよ。」
>「お兄ちゃん、メル isn't such a 残虐女!みんなからそう思われるのはいや!」

ワロタw
いや、ミールは人気でしたよ。特にクミールが。
彼女たちも訳したくらいだし、平気じゃないかな。
でもあれか、嫌な部分はカットしたのか……。

>でもそれぞれちょっとずつキャラ立ちしていて面白かったわよ。

特徴を強調してますからね、そこらへんは了承してもらってます。

>実は国語便覧の干支の円盤表とか還暦表を眺めるのが大好きだった

小学校低学年で国語に載ってて暗記した覚えが……。
そう、「ひのと」です…………………………『X』のなッ!

>神越え

嘘喰いの屋形越えを思い出しますた(^-^;
総量……か。紙資料をアップしたら凄いことに……。

>紫苑の書PDF本文を丸ごとwikiの記事にUP

その辺りはご自由に。文句は言わないですよ♪

>なぜか南京大虐殺が・・・・・・。

発想が似てるんだろうね。やはり高校のころは似たような……。

>絶対に信頼できるものがどんなに安心できるものかということを教えてくれる人
>愛が重いよぉ・・・・・・・・・。

いっさい信用されないと思うけどね、いまの俺じゃw
当時はまだluxifer扱いだったんだろうなぁ。

>なんともジャパーン。アンティスの確立は制アルカ製作以後らしい。

あったとは思いますよ。彼女が作ってから俺に伝播されるまでのタイムラグがあるはず。

>優雅に戦い負けるか、野蛮に戦い勝つかという究極の選択において、優雅に戦い負けることを選んだのが『ミールの書』の前身であるasylin in selfish gerdenのファンシーな動物たちかぁ・・・・・・・。

そうね。確かアシュリンのほうでは、住人はすべてその館で暮らすことを望んだ人間たちだったはず。

>「白でありかつ黒であるものか」

実話でしたw

>「神がいるのが当たり前すぎる世界観なのか、「神?はぁ?」なのかよく分からない世界観です。アンティスの確立はまだまだ先と・・・・・。」

あぁ、これアシェットが宗教禁止だった時代の名残ですね。
まさかその後アルティスが広まって思想から宗教にアップグレードされるとは。

>「メル氏の口を借りて思わずセレン氏の本音?これがエスタ氏フラグの前兆となったと。

そしてエスタ氏もまったくリディアと同じ脅しをしたわりに、アサーリ逃げていったわけで、DQ4のホフマン状態ですな。

>ミールの正体

pent, luni sou.
これ、ソーン側で特に不人気な設定だった記憶が……。フゥシカも嫌がっていたなぁ。

>それにもしセレンさんがこの子のことを忘れていたら・・・・・・

メルへのプレゼントだったんだなぁ。
小説プレゼントってのはありがちかも。

>ハルヒ

逆「ロンドンはなかった」みたいな。
小学生のころに思いついたネタで、一個の小説になるほど膨らまなかったのでここで合併しました。

>このメルティーランサーまじ悪魔だよ。

あぁ、リアルこういう子でした。
俺の右手中指の付け根の傷跡もあいつにフォークで刺されたものだし、いくつか傷が残ってます。
それで、ヴァールはめっぽう嫌っていました。で、メルのことでヴァールとケンカしたのが最大の理由となり、大3で別れました。

このセリフ、まるでヴァールが言ったみたいだな。

最後のクリスタル、通称セレンの我侭はアルカ版で全カットされますた。フゥシカとリディアとメルの3人しか地球上で読んでないです。

>魔都

ちなみに日本の新宿、リディア&さちえと待ち合わせに使っていた某改札下です。某もクソもレインにまんま同じ場所が出てますが。

>匂いの描写が多くて・・・・・・・ルニたちよりずっと女の人が好きそうに見えるのに不思議です。

ん?俺は女好きですよ、多分常人の数倍は(^-^;
匂いはね、鼻がとてもいいから気になるんですよ。本の匂いでどの印刷所か分かったりw

この女のどの匂いはどんな感じでという記憶が鋭敏で、色や音と同じくらい明確に残っています。
匂いと場所と色で記憶することが多いので、あのときさちえはこの匂いで、という記憶が明瞭なのに、いつの季節とかは全然覚えてないです。

匂いと場所……狩猟民族の名残?俺、手足とか脳のつくりとかも、狩猟民族の遺伝子を引き継いでるそうです。だからかなぁ。

>「俺はまだ20だ。親父と呼ばれるには若すぎるよ。(ミールの書より)

そのたった5年後……orz

>「ふむ、俺が作った小説よりも面白いというのは確かだ。稀な神経症だということもな。」

ミール焚書すれば病気治るよという神が出てきたら焚書しますがw
こんな自分、いやだよぉ……。嫁にも逃げられるような俺なんて……(;_;)

>437

あ、古アルカ発見。
しかも小説内でも古アルカ扱い。やはりミールは想定される制アルカで話していた裏づけか。

>「妹の世話でよ!

10歳の妹さんと人形遊びですか。面倒見いいなぁ……。
それでいまだに仲がよいわけか。

>「あと、アリスよりも『猫の恩返し』みたいね。」

ああっ!haan。

>本当に・・・・・・・当時はご愁傷様でした。

ふあーっ!た、体重なんか書くな、俺ェ!!
ああぁぁぁぁ、検閲してからupすればヨカターッ

>読了

お疲れ様でした!
長くて大変でしたでしょう。
あと、後半はカット箇所なので、アシェットも知らんです。

まるまる読んだのは訳者を除いてはフゥシカのみ。彼が恐らく最初に読みました。
さちえには存在は知らせていましたが、「みせてよー」と言うのを必死で食い止めました。

「みせてよー」
「ヤダよ!絶対お前読んだら不機嫌になるから!前カノのこと書いてあるから!」
「いいよぉ、大丈夫だって」
「だいじょばないから!とかいって絶対愚痴って泣き入るから!」

というのを何度か繰り返しました。なので、日本人で読んだのは2人目です。ネットでは多分最初でしょう。

なにやら元々ある程度論理学をご存知だったようで、そのあたりはすんなり読めたかと思います。
青年の純粋な心がガチガチな論議の世界を作ったわけで、なんとも俺らしい世界だなと感じました。
ラスト部分、地下世界あたりはほんとに不評だったなぁ。自分でもイラネちと思います。

メルが同一人物とは思えんわ……。
メルティーランサー→廃人メル→乳母メルと進化した女……。
そういえば、lansの語源の項、廃案になったほうの語形がこれで分かったでしょう。誰が命名者かも。

NADのほうもお疲れ様でした。
感想、ありがとうございます。ミールが浮かばれました。

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見つけた、魔王の宮殿ハーメル

見つけますた。買お……。

これが俺の聞いた初めての魔王の宮殿。ハーメルのアニメで聞きました。32番です。non keno hacmaのイメージだなぁ……(;_;)

http://7andy.yahoo.co.jp/cd/detail?accd=C0814263

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<火車エンノゥ>

 ウムトを倒した後、第8異性魔王のエンノゥが現れた。 

 俺たちがいつもどおり学校で勉強していると、突然、校庭に火車が現れた。それは燃え盛る車輪のようだった。車輪の中ほどには悪意に満ちた顔があり、ぎょろぎょろ目を動かしていた。とても不気味な、アデルのような異性魔王だった。 

 だが知能はあるようで、俺たちが校庭に出ると宣戦布告をアルカで述べてきた。 

「汝ら……アルシェの使徒。我は第8異性魔王エンノゥ。アルシェの使徒を滅ぼしにきた」 

「そうか……」 

 俺は空に浮いたまま、剣を抜いた。 

「エンノゥ、場所を変えるぞ。目的は俺らのはずだ」 

「その汝らがここにいる。ならばここで戦おうぞ」 

「おい、ちょっ……」 

 エンノゥは口から火の玉を吐き出した。狙いはまっすぐ俺。よけるわけにはいかない。後ろにはファミイちゃんらクラスメートがいる。 

 剣にユノをこめて弾くが、兆弾してしまい、教室に火の玉が飛び散る。これが結構な威力で、クラスメートの悲鳴が聞こえた。まずい、誰かに怪我をさせてしまったようだ。 

「すまん、フルミネア、ミクちゃん、回復に当たってくれ」 

 エンノゥはぶわっと火の玉を吐き出すと、みるみるうちにそれは小さなエンノゥになった。 

ザナ「うわっ、ふえやがったぞ!」 

 エンノゥの分身はたちどころに教室を攻撃しだした。あっという間に教室が火の海に包まれる。まさに被災地だ。 

セレン「くそっ。よし、女子は鎮火と救護、男子はチビエンノゥの掃討に当たれ!」 

使徒「はいっ!」 

セレン「リディア!俺はエンノゥ本体を叩く。お前は俺をサポートしてくれ」 

リディア「わかりました!」 

 リディアは魔法を唱えると、上空に池くらいの大きさの水溜りを出現させた。そしてそれを滝のように落下させる。どしゃっと音がして学校とエンノゥが濡れる。 

 そこに俺が剣を抜いて突っ込む。エンノゥの顔に剣を差し込むと、エンノゥはたまらずに咆哮をあげて後退する。 

「ぐっ、アルシェの使徒め。ならばこの炎に耐えられるか」 

 エンノゥの車輪がくるくる回る。そのたび火の玉が吐き出され、俺たちを襲う。リディアも俺もユノで防ぐが、弾が多くて身動きが取れない。 

「ちっ、リディア、固まれ。俺が2人分のバリアを張る!」 

「はいっ」 

 リディアが俺に抱きつく。俺は2人分のバリアを張る。近くにいるので1人分少しのユノで足りる。 

リディア「冷たき氷よ、エンノゥを撃ちぬけ」 

 巨大な氷のつららが生まれると、エンノゥの顔に直撃した。 

「ぎゃああむ!」 

 叫びを上げると火車の回転が止まる。 

「いまだ、リディア!ありったけのヴィルを撃て!」 

「はいっ!」 

 リディアは全力でヴィルを氷に変換する。俺は必殺技のpamilvolkを放つ。元々この技は氷の属性を持っている。そこにリディアの氷の魔法を乗せたので、効果は倍増だ。 

 エンノゥはオーロラを防ごうと全力で炎を放つ。だが俺とリディアで作ったオーロラの方がずっと威力が強かった。オーロラはエンノゥの火のバリアを突き破ると、エンノゥ本体を貫いた。エンノゥは「ぎゃああむ」と断末魔をあげると、光の中に消えていった。 

 それとともに分身も消え去った。 

セレン「ふぅ、危なかったな。すごい攻撃だった」 

リディア「あの分身は凄かったね。使徒も身動き取れなかったし」 

「お前と一緒に行動してよかったよ。俺だけじゃ倒せなかった」 

「ふふ、いいパートナーだね、私たち」 

「だな」 

 俺はリディアの頭を撫でた。子猫のように擦り寄るリディア。「えへへ」と笑う。 

 見ると使徒はクラスメートの救護に当たっている。よかった、誰も大きな怪我はしなかったようだ。 

「しかしエンノゥ……か。異性魔王は今後も出てくるんだろうなぁ。最初のころに比べて俺たちは随分強くなった。まるで異性魔王に鍛えられているかのようだよ」 

「そだね……でもいつになったら平和になるんだろうね」 

「異性魔王の脅威がないアルバザードか?」 

「ううん、じゃなくて……テームスとアデルのいない世界」 

「……そうだな」 

 俺はパチンとソードベルトを外して緩めた。さて、今日はもう勉強どころじゃないな。被災者の精神的ケアにも当たらないとだ。 

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Kakis神

人の苦労ってやってみないとわからないものですね。
@wikiをやっていて、いかにarka@wikiが大変か分かりました。
リンク貼りが特に面倒。なのに紫苑の書はすべての全単語がリンク有りというありえない仕組み。

ぶっちゃけ、世界一強い言語である英語の教材でさえ、こんな親切な作りはまずないです。
訳もありで小説の単語がすべてリンクされているって、どんだけ労力かかったことやら……。

おみそれしました

英語のプロが言います。文字の教材中、英語と並んで最強のツールです。言うまでもなく人工言語教材として最強です。強いて付け足すなら文法解釈とかあればなおですが。

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>、『ミールの書』の世界ではヴィード論はあっても実際には使えないという世界観らしい。

実はミール内のアルカは未来予想のアルカだったんです。当時は「これを書くのが終わったら制アルカ作らないとな」という状況だったため、「多分制アルカはこのように作るだろう」と考えて書きました。
つまりですね、まだこの時点では制アルカは表意幻字を続行して使うつもりだったんです、エーステがあるから。

>アリストテレス

文化レベルが脆弱でしたねぇ。今でもナユに頼りっきりなところがあるけど。

>両方とも漁夫の利に遭うとはそのときは思いもよらぬことでした。

いや、体の関係ならもうどっちともこのときはあったのではないかと。むしろ漁夫ったのは俺を取ったさちえ……。

>テレビ

ありえないっすねぇw

>この時代のセレン氏の自己認識像は、黙っていればトカゲさんっぽいなぁ。

似てると思うよ。特に、多分高校時代@学校はそっくりだったはず。寄せ付けないオーラ全開で。

>クリスタル

そういえばアルディアにもありましたね。
幻語結界の結晶などの用語はここから来ています。

>ラポールがあるうちに解呪したほうがいいと思いました・・・・・・・・。

だったら小5に戻って解呪して、中学生でふつうに同級生ともっと付き合いたかったよ……(嘘です、すみませんm(_ _)m)

>プロパティによると制作年代は2000/11/12。アルカ史で言うと制アルカの企画が持ち上がって、セレン氏とクミールluaが話し合って、とりあえず制アルカはセレン氏だけで作るということになった2000/11/1から11日後の作品のようです。

公開してるから可能だとは分かりますが、それにしても内情詳しすぎですな(^-^;

>NAD

当時、文系純粋言語系少年+神経質だった俺は無駄な言い合いを嫌いました。それで、ものごとのすべてが客観的に片付けばよいと思いました。
というかちょっと頭の良い子供だった自分の言うことが答えに窮したアホな大人に「屁理屈」と言われたのが許せなかったのが原因ですね。アホ筆頭はオヤジでしたが。

それで、客観的に測れる論理ですべてが決定すればよいと考えました。で、でてきたのが真論という考え。

でもヴァールはアホで、耳を貸しませんでした。それで腹たった俺は、血気盛んなガキだったので、力づくで論理を押し通す機関があればいいと考えました。論理によって裁く、知によって裁く。それが国会答弁のような無駄な言い合いを押しのけて裏社会で暗躍すれば世の中よくなると考えたのです。それでNADが生まれた。

高3のときにはNADはありました。浪人くらいで真論、NADと形になった気がします。

でもその後、心がオッサン化したのか、論理は形式的なことしか述べないので、論理で正しかろうが内容は一切関係ないもんな、あまり意味ないよなと思うようになり、論理に対する興味は大学2年以降落ちていきました。

>わざわざアシェットメンバーをNHK教育テレビの子供番組における滑稽な人々に見立てる必要があるのか?

あれは悪乗りだったけど、もともと原案ではアシェット出すつもりはなかったです。
書く寸前になって、どうせあいつらが読むんだから、自分が出てれば興味持つかな。でないとこの内容、論理だから厳しいし……というのをフゥシカと相談してた記憶があります。あれ、相談だっけな、事後だったけな……?

>姉御、「人に訴える虚偽」です。存在自体が非論理的でも言動も非論理的とは限りません。投了。「なんだか、腹立たしいわねぇ・・・・・・。」

は……ハマッとる……w
すっかりサマになってますねぇ。

・著作権

著作権は著作者の権利を守る点では良い権利ですが、利用者の行動を制約して利用者の利益を損なう点では悪い権利です。私は後者には特に反対します。
そこで著作権に対する自分なりの対処法を考えました。
なんていうか、こんなスカ事典の権利で誰も湧かないと思うけど(-_-;

企業がこれをやったら同人は祭りですね。
同人っていつもビクビクじゃないですか、いつ訴えられて閉鎖させられるかなって。
企業も条件付でこうすれば、同人としても境界線がハッキリしていいんだけど。まぁ、一長一短か。
実際やるとなったら特定の同人団体に許可を発行し、売り上げをピンハネるとか裏でやりそうだから。

人工言語事典の著作権はセレン=アルバザードにある。セレンは著作権を放棄しない。
しかしこの著作権が侵害されてもセレンは著作権侵害を訴えない。
著作権侵害は親告罪であるため、著作権者が訴えないかぎりなんら問題ない。

ただし、場合によって特定の人物に対し転載などを差し止めたいと思った際には、セレンはその旨を公の場で述べるか本人に伝える。それをもって初めて警告とする。
その後、相手が警告に応じない場合、そこで初めて著作権侵害を申し立てる。
必ず警告を前提とするため、事実上、いつ訴えられるかなどと気にせずに侵害してよいことになる。

なお、よほどのことがないかぎり警告は発しない。
特に、相手が嫌いだとか批判ばかりするといった理由では発しないので、安心して批判できる。

・免責(てゆうか言い訳)

人工言語事典の記事は初稿をそのまま出しています。
市販の書籍は著者が書いた後、何度も編集が読んで直します。それでも発売後に誤植が見つかります。
したがって、プロの著者であっても初稿は読めたものではありません。
事典の記事は難易度も高いため、ミスがないほうが不思議です。
そのため、批判や指摘は謹んでお受けします。

追記:ひのとのモデルはクミールです。ちなみにひのとは『丁、悩む』という推理小説の主人公で、気に入ったのでNADにも登場させたものです。中央大の友達というのが雫という子で、その小説に出てきました。つながってますねぇ。

ミールはメル。そうそう。それで、ミールの書でもメルとミールは似てるわけで。

Rは俺です。レーシュとかアールと読みます。リディアの頭文字から取りました。

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人工言語事典

あると便利かもしれないので、人工言語事典を作ってみました。
僕が書くので能力的にどうしてもアルカベースになってしまいますけど。

http://www42.atwiki.jp/seren_arbazard/pages/1.html

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複合代詞

deは「すべて」だ。1~4の数の集合を考えた場合、deは1~4のすべてを指す。
deは全体をまとめているので、1,2,3,4という個々の数に焦点を当てていない。1グループとして見ている。
英語でいえばdeはallで、個々の成員に焦点を当てない。

ではeveryはないのか。それが複合代詞doxoだ。
xoは定単数だが、doをつけることで全部を指せるようになる。
xoは元々個々の成員に焦点を当てているため、do≠doxoだ。
allはdo、everyはdoxoと覚えればよい。

なお、この応用でvoxoも可能だ。グループの成員数が全部でなく一部に減じただけの違いで、個々の成員に焦点を当てるのは同じだ。

例:lei de at ao(すべての本をひっくるめて総合的に良かった)
例:lei dexe at ao(一冊一冊それぞれ良かった)

より差のある例としては――

do ke-a(全員がまとまって一緒にいったという含意。個別で行った場合もありえるが、成員でなくグループに焦点を当てている点は不変。)
doxo ke-a(誰もが行ったではあるが、ふつうまとまっていったのではなく各々という含意)

set-a do(全員を殺した。一度にやってもよいし、バラバラでもよいが、グループに焦点。例えばユダヤ人を皆殺しにしたという場合、ユダヤ人という民族をまとめて言うので、doが適切)
set-a doxo(ありとあらゆるやつを殺した。たいていまとめてではなく。個別の成員に焦点がある)

恐らく、dofaもあるのだろうが、使い道は少ない。すべての任意の~と言われても……。
vofaについても同様。よほどヒネた言い方をしないと使うとは思えない。

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代詞考

アルカの代詞で区別しにくいものを集めた。
de,ve,xe,fi,fiso,fitalについて。

de:全体
ve:一部
xe:定単数
xeso:定複数
fi:単数任意
fiso:複数任意
total:単数任意の強調

これらの違いは何か。集合論で考える。
例えばここに1~4までの数のグループがあるとする。

de:1,2,3,4すべて
ve:例えば1,2だけとか。3だけでもveと言えるが、その場合はxeでもよいことになる。
xe:1~4のうち、決まったひとつの数。4なら4だけ。定まっている。ただし、既知か未知かは問わない。4であろうと、「ある数X」であろうと構わない。未知でも既知でもxe。ある数に定まっていることが大事。
xeso:xeの複数。定まった複数の数。未知でも既知でもよい。
fi:1~4のうち、任意のひとつ。2かもしれないし4かもしれない。定まらない点がポイント。また、定まらないので常に未知。
fiso:1~4のうち、複数。
total:fiの強調

・im sel xeとim sel fiの違い

日付の場合、万年分用意されたカレンダーに記載された日付の集合を思い浮かべればよい。
xeの場合、数多ある日付候補の中から、一定に定められた一日。
fiの場合、数多ある日付候補のどれでもよいからとにかくどれか一日。つまり、どの日でもよいことになる。

ti ket-ix im sel fi(いつでもいらっしゃいな)
ti ket-al im sel xe(来てほしい日があるんだ)

・どれでもいいよ

――はfi et passo。任意のものでpassoであることを示す。
fital et passoは「何でもいいから!」的な強調。

・トランプ

ババ抜きで1枚選びなさいというのはzik-al kaad fi
「裏にしたまま、あるカードの数を当てましょう」というときはkaad xe。

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段落末のガコン

制アルカは段落末にガコンがつかなったのですが、中期から徐々に付くようになり、後期にその流れが強まり、今では段落末につけるようになりました。
日本語などと同じなので迷うことはないと思います。

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>2年か3年に一度、変更点一覧等を出した方が便利そうですね。

そうですね、そうします。
改定は続くけど、改定の度合いは年々弱くなっているので、遺産になるという不安は大丈夫かな。

>ポタは青石がいるので、金がかかる。

むしろルーラでw

>クリリンのことかーーー!!!

彼女が少しでもやられるとブチキレるキャラがいて、そのパクりのはずなんだけど、何だったかなぁ……。

>使う言語というのは毎年変わるものですね。

ですね。まぁ、一応進歩はしてますが。

前期は根本からやり直すことが何度も。
中期は単語をtar-,av-など、大幅に変えることがあり。yu-型動詞などがなくなり、文法にも若干変化が。
後期は単語も文法もほとんど維持され、解釈に言語学的というかコアな説明がなされ、微調整がされるように。

変化が少ない時代に僕らは会っているので、wikiは無駄にしませんです。

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改定ラッシュ

毎年のことですが、メルセルとディアセルの前は忙しくなります。
アルカの場合、辞書の年数表記が変わってしまうので、メルセル前に改定が集中します。

もうそろそろ年末が近いので、ラッシュです。
アスペクトとかね。あれは有意義でした。

アルカの不備はあとどれくらいありますか?って、僕が聞くようじゃ問題なんですがw
曖昧だったのはアスペクト。でもこれは解決済み。ほかは何だろう。言語屋のみなさん、どうでしょうか。
今週あたりからまた仕事が忙しくなりそうなので、いまのうちに改定しておきたいなぁ。
ネタがあれば何でも結構ですので、突っ込みよろしくお願いします。

自分的にはxeとfiの違いがまだあやふやかな。これは改定というか、きっちり制定しよ。これで1件でしょぉ?あとなんだろ……。
アルカで曖昧な表現……って。

数の表現も片付いたしね。否定も解決済み。
n対もどうにか終了したし……。

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<逆鱗に触れたウムト>

 ミクちゃんを仲間にした俺たちはフォルティスの番人にファティスから出してもらった。ところがエルトアをゆっくりする間もなく、先生からリュウの通信機に連絡が入った。

リュウ「アルバザードにウムトが襲撃。至急帰還されたし、とのことです」

オヴィ「マジかよ。手遅れじゃねえか。コーマで飛んでったっていつになるやら」

セレン「今回は役人たちに防御を任せるしかないな」

リディア「ヴァノアルバもいないのに、役人に何ができるのかなぁ。不安だよ……」

 肩を落とす俺たち。するとパールがひょこっと首を出して「アルバザードですか?」と言う。

「アルバザードならすぐ帰れますよ」

ギル「……どうやって?」

パール「アゾルを使えば帰れます。なじみのあるところには魔法で行けますから」

 皆、半信半疑でパールの言うことを聞いている。

「アシェルフィでいいですか、リュウさん?」

「え、えぇ……アシェルフィで先生と一度落ち合ってから出撃するのがいいかと」

「じゃあみんなここに集まってください」

 言われるままパールの周りに円状に集まる。

 するとパールは異国の言葉で呟きだした。すると彼女の体が光りだし、地面に円が描かれた。

「うわ、なんだこれ」

 というのが早いか、俺たちは一瞬にして空へと舞い上がった。周りが見えないくらいの速度だ。だが、俺たちの周りを包む光のベールのおかげか、中にいても苦しくない。

 景色が見えないくらいの速さで俺たちは飛んでいき、気がついたら数秒もせぬうちにアシェルフィの家の玄関前まで来ていた。

 みな、ベールが消えて家の前に来ても、始めは何が何だか分からないという顔つきだった。

リディア「……アゾルって凄い。こんなこともできるんだね……」

 呟くリディア。放心している。面白いものだ、自分は火も水も空中に起こせるというのに、できない魔法を見るとファンタジーでも見たかのような顔をするとは。

フルミネア「なぜマレットがシフェルに負けたか理解できなくなってきました」

リュウ「私は逆にひとつ理解できましたがね。なぜ敗戦の多かったマレットの将が捕らえられずに逃げおおせてきたか」

ギル「この魔法のおかげってことか」

リディア「ねぇ、パール。なんていう魔法なの?」

パール「アルカでいえばケルンでしょうか」

セレン「それ、さっきミクちゃんが使った飛ぶ魔法とどう違うんだ?」

ミク「あの古代魔法は今で言えばコルンです」

セレン「あぁ、なるほどね、飛ぶと浮くの違いか」

ザナ「それはそうと、ミクちゃん、ここがこれからわが家になるわけだ」

ミク「大きな家ですね。私、ファティスしか知らなかったけど」

ギル「ファティスの方がでかいやな……」

クリス「まぁ紹介は後回し。今はウムトを倒しましょう」

 俺たちは入って先生に状況報告をした。先生は即座に帰ってきた俺たちに驚かず、「早かったね」とくすくす笑っているだけだった。

 アシェルフィを飛び立ち、アルナへ向かう。その途上でウムトの軍勢と出くわした。どうやら空中戦になりそうだ。

「いやがったな。今度は部下連れか。よし、リディアたちはザコを頼む。オヴィ、ギル、行くぞ。ウムトを倒す。リュウは女子を守っててくれ!」

使徒「了解!」

 ウムトがこちらに気付く前にユノを撃ち、先制攻撃をしかけた。リディアの魔法と合わさり、ザコが数匹落ちていく。

「来たな、アルシェの使徒どもめ。今度こそ潰してくれる」

 ウムトが力の弱い女子をめがけてユノを撃つが、リュウが迎撃してユノを潰す。ところがザコがリュウを取り囲み邪魔をする。リュウが身動き取れなくなったところにウムトが入り、弱いメルを狙う。クリスが守ろうとするがクリスは殴られて落下してしまった。

「クリス!」

 オヴィが叫んでウムトに突っ込む。だが後ろを見せた隙にザコに背中を射られてしまう。肩を突きぬかれてオヴィが落下する。

 その隙に、ウムトはユノを爆発させた。きゃあっと悲鳴がしてリディア、フルミネア、パール、メルが吹き飛ばされて地面に向かって落ちていった。

 ギルと俺はは意識を失った女子が地面で潰れないよう、受け止めようと飛んでいった。 

 リュウは刀でザコを片付けたが、多勢に無勢で、ザコを斬り捨てるとともにふらふら地面に崩れていった。

 上空ではザナがミクちゃんを守って剣を構えている。ミクちゃんはケアの魔法を落ちた使徒に投げかけ、治療している。

「小娘、その回復魔法は邪魔だな」

 拳を握るとウムトは目にも留まらぬ速さでザナの後ろに回りこみ、ミクちゃんを殴った。ミクちゃんは「きゃあっ」と叫ぶと、口を切ったのか、血を吐いて地面に落ちた。

 それを見たザナが静かにウムトを睨みつけた。

「なんだ貴様……その目は」

「てめぇ……今何やった」

「何?」

「俺のxiiaに傷をつけやがって……死ぬ覚悟はできてるんだろうな?」

 低く唸るようなザナの声。リベーゼのときと同じだ。髪がユノで逆立ち、揺れる。見えた額に紋章が浮かび上がる。

 燃え盛るザナのヴィードに恐れをなしたか、ウムトはユノを燃やす。

「貴様……」

 ところがその言葉を最後に巨躯のウムトはいとも簡単に縦に真っ二つに切り裂かれた。

オヴィ「……うそだろ……アデルじゃねぇんだぞ。相手は異性魔王だぜ……?」

 ザナはザンッと音を立ててウムトを一刀両断したのだ。ウムトのユノのバリアを物ともせず。

 チンっと剣を鞘に収めると、ザナはウムトの死体にユノを浴びせて消滅させた。

ザナ「アルバザードよりもxiiaの方が大事なんだよ。分かったか、このカスが」

 ザナは落ちたミクちゃんの元に行くと、「大丈夫かい?」と優しく手を伸ばした。彼女は笑顔でその手を取った。恋やなぁ……。はいはい、ハティア、ハティア。

クリス「ちょ……wwwあれ、どうなの?あいつ、強いのか弱いのか分からないわ」

リュウ「状況によって強さがガラリと変わるみたいですね」

クリス「ど、どうなの、あれ。フルミネア、あそこまでやれば流石にかっこいいと思う?」

フルミネア「私は……うーん、ザナはザナですし」

クリス「だよねぇ」

パール「でもミクちゃんの気持ちは分かるかも。彼女に対しては少なくとも勇者様で間違いないように思えます」

クリス「それは言える。おーい、男子。感想は?」

男子「とりあえずミクちゃんの悪口だけは言わんようにしようと思いますた(; ̄ω ̄)ゞ」

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c>r>l

いわゆる流音3兄弟は、同化しやすい。
そして同化の序列はc>r>lだ。
順行と逆行の違いはなく、この序列に同化が従う。

つまり、set-ac laはset-ac caと発音されるし、in-il caifaはin-ic caifaと発音される。

さて、ではこの序列はどうやって生まれたか。
実は中期に人工的な操作で生まれたものだ。下手人は俺w

では、なぜこの序列にしたのか。実は音の頻度の問題だ。
「頻度?cが少ないなら、なぜcを最優先させる?逆だろうが」
――なるほど、そのとおり。実はさちえもそう考えました。

でも俺の考えは逆。
ke-ac latiaを耳で聞いた場合、ke-ac catiaになる。
このとき、耳はcatiaと聞いた。前の音がcだからこれは同化だなと分かる。ではcatiaの正しい形はなんだろう。
catiaという単語はまずない。ということはratiaかlatiaだろう。それで脳内検索すると、latiaが見つかる。

もし序列が逆だったらどうなるか。
in-il caifaがin-il laifaと聞こえたら?さちえは「頻度の高い音に同化すべき」と考えた。それはつまりこのような例だ。
ところが、lは頻度が高いからこそ、laifaという単語もありえるかもしれない。lから始まる語はたくさんある。laifaでないことを脳内検索してからcaifaに辿りつくのはlatiaの例より難しく時間がかかる。そして人気音lに合わせることで、聴覚上の同音異義語を増やしてしまう危険性を高める。
それで、cのような不人気な音に同化させ、同音異義語率を減らしつつ、脳内検索効率を上げたというわけだ。

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否定のアスペクト

アスペクト付きの動詞を否定すると、残り4つのアスペクトを指すことになる。

例:san-ep os=san-etskn。ということは、いずれにせよsan-の真理値は1になる。これが論理的な解釈だ。
つまり「しようとしない」=「今しているか、あるいはもうしてしまったか」ということになる。真理値は1だ。
これ、実は重要だ。ふつう、「しようとしない」の真理値は0だからだ。

今までの例文では「しようとしない」はwill notのつもりで捉えていた。そして-ep osはwill notで解釈していた。
ところが、論理的にアスペクトを見ると、will notとは解釈できない。むしろ真理値は1になってしまう。
じゃあ真理値0のいわゆる通常の「しようとしない」はどう表すか。つまりwil notはどう表すか。
……それ、san-upでしょうね。それしか代替表現が残ってないし。

次:san-et os=san-epskn。これもまた、始めなかった以外のことを指す。真理値は1の場合と、0の場合がある。0とは-epの場合。これはまだ未然だから。
ここも同じく始めようとしなかったと言いたければsan-utを使うことになる。

次:san-es os=san-eptkn。これは過程以外を指すケース。少なくとも今過程ではないよそれ以外、という意味。

次:san-ek os=san-eptsn。完了はしてないよという意味。でも、まだ終わってないという意味のほか、もう終わってしまってる-nの可能性も含むので、安易に「終わってない」と訳さないこと。終わってない場合はsan-uk。

次:san-en os=san-eptsk。影響以外だといいたいとき。-pを含むので、これも真理値は不定。

……と見てみると、どの例もあまり使わないなぁと思う。完了以外のいずれかとか、過程以外のいずれかって言われてもねぇ……。
そういうわけで、この組み立て方をするとアスペクトの否定はあまり表現上の有意義さを持たないという結論になる。
何となく論理を優先させた結論だなぁ。

一方、will notなど、逆に現実的にはよくいう言い方の場合、否定の時相詞を使ってsan-upなどとする。このほうが早く言えるので便利は便利ですね。
今までosをつけたタイプと否定の-uが同一視され、何のために-uがあるんだろうなぁと思っていたが、これによって両者の使い分けができるようになり、すっきりしました。

ところで、この考えだと、san-e osはsan-uと同一ではないかなぁと思った。
今の例だと「アスペクトの否定は別の4つのアスペクト」という考えだ。
でも、「アスペクトの否定は4つのアスペクトorアオリスト」というように、アオリストという5つ目の候補を増やす考えもあるのではないか。

そう考えれば、san-e osというアオリストの否定は逆に5つのアスペクトのいずれかという解釈になる。この場合、単に動詞の内容を否定したアオリストのsan-uと区別される。つまり――

san-e os=san-eptskn
san-u≠san-eptskn

――ということになる。これでアスペクトの否定を考えなおしてみると、こうなる。

san-ep os=san-etskn iz san-e
san-et os=san-epskn iz san-e
san-es os=san-eptkn iz san-e
san-ek os=san-eptsn iz san-e
san-en os=san-eptsk iz san-e
san-e os=san-eptskn

これで-e osと-uの違いが明瞭になり、無駄がなくなった。
ただ、否定表現は論理的で、人間の頭では日常的にはちょっと使いにくい。それで、ここであげたのはあくまで理論であって、ほとんどは反映されないだろうなと思う。

日常アルカに影響を与えるのは、san-e osとおいそれと言えなくなったということだ。
こう覚えてほしい。いくらosをつけても時相詞が肯定形の-eの場合、全体的に見てその動詞をしなかったことにはならない。ほかのアスペクトやアオリストになってしまい、真理値を0に固定できない。osをつけると常に5つの候補からアスペクトないしアオリストを選択することになる。
真理値を0に固定したければ-u形を使うということだ。これにより、今までの例文を誤りといわざるをえないケースが出てくるだろう。

こうなると、osというのは「~でない」というより、「~以外の何か」と考えた方がよいのではないかとさえ思う。
san-e osは「好むのアオリスト以外の何か」という意味になるのだから。

厄介なのは、an san-a os tiといったとき、an san-au tiと言わなければならない点だ。-a osと-auだと前者の方が長いが、聞き取りやすい。
また、もしこれまでの考察に時制も加えるとさらに厄介になる。san-a osはsan-i類かもしれないし、san-o類かもしれないからだ。こうなるとかなり厄介な計算になる。ますますもって-e os形は使われないのではないか。

言ってみればsan-a osは「好きというアオリストの過去以外のすべての時制およびそのアスペクト5種のうちのいずれか」という意味になる。言いたいことはとにかく過去のある時点でアオリストで好みはしなかったよということでしかない。好きではないのだと動詞そのものを否定する力はないことになる。否定したいのなら-uを使うことになる。

didn't like = san-au

うーん、これって短くはなったけど、-uを聞き逃したら終わりなわけで……なんだか心もとないなぁ。

といって振り返ると、リディアと話してて-u形は口語でよく出てきて、じゃあ間違えたことあるかといったら案外そうでもないなと思った。
言われてみれば-auのuが聞こえませんでしたっていうのは、日本語でいえば「田植え」が「多恵」に聞こえたりする現象のことだが、そんなの起こらないもんな……。「小売」と「凝り」、「言う」と「胃」なども。じゃあ-uで短く表現できるようになっておkってことかな。

さて……紫苑で否定について説明してたっけな……(汗
過去のものに手を入れるわけにはいかないので、注釈をつけないとか……。っていってもワードに書いて誰か見るかなという不安が……orz

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何を以って(非)有界動詞とするか

何度も言うが、lof-eは「1歩歩いても歩くだから、100歩歩いたのは1歩分×100だ」というものではない。

lof-eは非有界動詞だ。間が何歩あろうが、歩き始めが-tで、止まったら-k、その間が-sだ。
つまり、lof-eは-sが長くも短くもなる。

じゃあ非有界動詞ってのは-sの長さが不安定なものと思うかもしれないが、そうではない。有界動詞set-だってじっくり殺せば-sが長くなる。
実は-kが不定であることが非有界動詞を生むのだ。

1歩でも100歩でもゴールになりえる。場合によっては10分がゴールになるときもあるし、1500mがゴールになるときもある。どこをもってlof-ekとするかがまちまちなので、-sの長さもまちまちになる。

一方、有界動詞は-kの位置が明瞭だ。set-eは相手が死ねばset-ekだ。そして相手が死ぬ以外にset-ekとなる地点はない。ここがlof-eとの違いだ。

つまり、「何を以って-kとするかが明瞭」であるほど有界動詞になる。

さて、ではどのような動詞の-kが明瞭になりやすいか。
言語学の動詞周りの論文を応用すると、恐らく「対象の全体的な変化の有無」だろう。
set-eの場合、対象が死体に変化する。しかも対象全体の変化だ。このような場合が最も有界になる。

次いで有界なのは、対象が一部変化するものだ。
sed-eやnab-eがそう。消したり塗ったりすれば対象は変化する。その分有界になりやすい。
だが、set-eと違って一部の変化でも-kといえる点で有界性は低い。例えば窓ガラスの曇りを一部消したって一応消したといえるし、壁を塗ったといっても一部しか塗ってないかもしれない。
でも殺したといったら完全に息の根を止めなければならず、一部は殺せない。set-eは全体の変化でなければならない。そこがsed-eとの違いだ。

そして次に対象に変化がないものが来る。もうこれらは非有界の部類だ。
読むなどは典型例。歩くもそうだ。道がどうにかなるわけではない。(もちろん微生物は踏み殺されているだろうが、人間が認知するかぎりでは変化がない。ここが重要で、屁理屈と理屈の境界線。養老風に言えば「屁理屈の壁」ここにあり)

ところで、グレーゾーンに位置するのは食べるなどだ。対象は変化しないともいえない。-kは食事終了に決まってるし。
こういう動詞もあるので注意が必要だ。

以上。

しかし、aat,aitに関してはマイナーチェンジを余儀なくされるなぁ。アスペクトの自立性は増したけど、副詞を1対取り入れることになってしまった。まぁ、この副詞の品詞が少ない以上、その気になれば区別できるというだけのことだから、マイナーチェンジで済んだのだが。

多分、さちえは持っているがtid-esなのか何なのか分からないまま時間が止まってしまったんだろうな。
恐らく当時の俺と同じように、何となく英語や日本語のテイルを参考に-esと言っていたのだろうなぁ。俺自身、tid-esといったりtid-enといったときもあったし。何にせよ、マイナーチェンジだけですっきり片付いてよかった。

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影響相は状態動詞を作るとは限らない

先週のアスペクト考では、好きだという状態はsae-enと述べた。
が、この考えについてメルから指摘を受けた。

葉っぱに露があっても地面が濡れていてもesk-enといえる。影響相の原義はその行為の影響が残存していることだ。
なら、san-enについては、好きだと自覚したあと、その気持ちが持続していてもsan-enだし、逆にもう好きじゃないが未練はあるような場合も影響が残存しているのでsan-enといえる。

同様に、xa-eに関しても、その場に存在しつづけている状態もxa-enだし、レインがアトラスに帰った後、紫苑が布団のぬくもりや匂いを嗅いでいたことについてもlein xa-in koaになるわけだ。

だが、これでは困る。xa-enといったときに「今いるのか」「今いないのか」の両方が解釈できるからだ。
では、いると確実に言える瞬間はどこかというと、言うまでもなく-kだ。だが、-kで状態動詞を作ることはできない。完了=状態動詞になってしまうからだ。

そこで、-kを含みつつも-kでない都合のいいものがあればよいのだが、そんなものあるだろうか。
実はある。それがアオリストだ。アオリストなら漠然とt,s,kの全体を包むので、アオリストで状態を指せる。

従って、xa-eで存在している状態を指せ、san-eで気持ちの持続をさせる。それで、現状を維持できる。

ところがまだ問題はある。アオリスト=状態というのはいいのだろうかということだ。
アオリスト=行為のほうがむしろ一般的ではないか。set-eのように。

そう、そこでアオリストを行為or状態と解釈する。
つまりアルカのアオリストは好むという行為なのか、それが作る状態なのか分からないということだ。

もちろん、状態といっても歌って喉がかれてるからmiks-enとか、殴って穴が開いているbaos-enなど、影響が残存している類の状態は-nのままでよい。アオリストにする必要はない。状態=アオリストとしないことに注意だ。

心理動詞や存在動詞などがアオリストで状態を表現する。この辺は行為なのか状態なのか、常識で判断できる。

だが、tid-eやav-eのように状態なのか行為なのか分かりにくいものもある。今持っていても、持つという行為をひっくるめて言っても、tid-eになる。
注意したいのは、今持っている状態はtid-esでもtid-enでもないということだ。あくまでtid-e。

じゃあ持つと持っているをどう区別するかという話になる。san-eと違ってこれは常識では判断できない。どっちもありうるから。

そこまでメルは指摘すると、次いで副詞で両者を区別する案を出してきた。
これにより、影響相は影響だけを表現し、経過相は経過だけを表現し、アオリストは行為と状態両方を表すというように、役割分担できる。

アオリストが行為か状態かはコンテクストで判断できる場合がほとんどなので、冗長な相表現をする必要がない。先週san-enとしていたのをsan-eで賄える。
じゃあいざ行為か状態かと厳密なことを言う必要があれば、そのときこそ副詞に介助させるという方針だ。さすがメル、無駄がないなぁと思った。

それで、その副詞が暫定的に音の余っていた対のaat,aitだ。これは元々良悪の形容詞だったが。
わざと3文字に長くしているのは、迂言法を好んだから。n対でなくてもよいと思ったが、ma,miなどと合わせることと、時相詞周りはn対に強いと実験で分かっているからだ。

それで、行為だと言いたいならaatを、状態ならaitを付ける。
tid-e aatは「持つ」という一連の動作、tid-e aitは「持っている」というアオリストが作る状態を指す。なお、tid-enは「重いものを持っていたので手がしびれたよ」というような文脈で使う。

思えば日本語のテイル表現はアルカに訳すと-s,-nのように時相詞になるもののほか、反復の場合は副詞のdaで表してきた。なので状態の場合は副詞のaitというのは、流れに合う。
なにより、アオリストに行為と状態を持たせることで-nを含めた全アスペクトの役割分担がなおさら顕著になった。

こういうことが今問題になってきたのは、多分アシェットがアルカを使い慣れてきて、細かいところにまで気が行くようになってきたからだろうと思う。
aatの話だって、元は「彼が持っているよ」というような日常的な文を言うときに問題になったのが始まりだ。人によってla tid-isとかla tid-inとかla tid-iとか言っていた。つまり、テイルを何で表現すべきか分かってなかったんだ。

ちなみに俺とさちえはtid-es派だった。こんなアスペクトの違いが蔓延してたら、tid-es派の俺はtid-enと聞いたらもう持ってないのかと勘違いする。日常生活的に迷惑な問題だ。
そういうのが積もり積もって数年ごしで徐々にこういう考察を呼ぶわけ、か。

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いらへ

あ、ミールだ。なつかしー。最後に読んだの大学1年か?

>現在では"lei e miir"と"lei miir"なのですが。

多分、lei e miirと、lei toten miirにすれば区別できるかな。
じゃあミール嬢のための本はというと、lei finaen miirになる。うーん、貴方が書かれているように、確かに制アルカは表現力が増しましたねぇ。

>英語は便利だから積極的に使っていたというようにも見えます。

そうですね、アルカだけで意思疎通するのがキツかった時期には英語が多く使われました。アルカを改定すると大抵その前後はコミュケがキツくなりましたから。

>制アルカの歴史は異教徒(ハルヴァ)により作られた

基幹を作るのはアシェットの人間ですが、成長させるのは外部がいつも絡んでいますね。中期は彼女、後期はネットによって。

>文化

文化……アンティスが確立せず、異世界と地球が分離してない証ですね。英語が混ざったりと。このころの描写は実際のアシェットに近いですね。現在は異世界扱いになってしまいました。

今では論理記号も何もかも自前でやるしかないですね。

>xante

多義語ですねぇ。
すべての単語がそうでなく、一部の語に多義が集中した記憶が。
hacmaとか。

>「俺」に相当するものはdelだと思われ。

あぁ、意外かもしれませんが、anが俺に当たりました。
ただ、確かdelの方が古いんです。
中にはan=粗野と思ってなく、新しい言い方くらいにしか思ってない人もいました。この辺、僕も曖昧でしたが。

>昔は相当男女の位相差があったのかもしれません。

新生古アルカよりリアル古アルカの方が位相は大きかったです。
エクスプローダーという助動詞みたいなものに男女の位相を示すだけの語があったりしたし、そもそもエクスプローダー自体に男女形がありましたので。

>sou

souはdyussouの短縮だから、短い分敬度が落ちるということで君になりました。

>ドラクエ7

実は6,7はプレイしてません。パルはファンでしたが。

>non keno hacma

あっ、ここに書いてたんだ、俺!

>末広さん

そういう経緯でしたか、出版のほう。

主語と目的語はあまり省かれないですね。目的語のほうは4人称化して省略されやすいですが。

Kakisさんが今読んでるミールを見てると私がアルカ作りにいかに論理学の影響を受けたかわかるので、制アルカの萌芽が見えるかも。
ただ、これは読まなくていいです。内情に明るくないと、「ハァ?」状態ですので。

>黒田さん

分かりました。
でも、僕としては現在の環境、とても気に入ってましたけどね……。

言語に関する記事を書くことですが、人工言語論的な記事ではなく、言語屋として自分の言語の記事を書いてほしいなと思って述べたことです……。言語論はそのままでもよいと思うので。

あと、飽きないというのは分かりました。それは心強いです。周りが辞めてしまうとモチベーションが下がりそうですので。

>返還後

いや、むしろアドバイス願います。作者の目だけじゃ足りんのです。

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res

・筋トレ

筋トレ終了。先週スクワットとデッドリフトを+5kgした。
今週はベンチプレスを+5kgの増量に成功。いいぞ。
毎日のロードワークも心肺能力に貢献してきている。

・デジカメ

カシオを買いました。3,4万くらい。めんどいので5分くらいで「あー、じゃあこれで」と決めたので相場がよく分からない……。
顔も認識するよとか色々よさげなことが書いてあって、能書きに弱い俺としては「あ、じゃあそれで」状態(-_-;

・車

ETCを設置。今度リディアを京都か日光に連れて行く予定。

・JAL

航空会社がJALだったんですが、スッチーの英語ヘタ杉(゚⊿゚)ペッ
国内便だからって……あんた、それは……。
しかも悦に入ってる英語で、哀愁すら感じた……。

絶対通じないだろうな、ネイティブ。日本人の俺でさえ聞き取ってあげられない。
では、その場合、この世の誰に通じるというのだろうと思った。
英語でこれなら人工言語なんてもっとムリ。英語の高周波と弱アクセント体系は聞き取れねぇ人類が多すぎDA……。

・グリーク

機内の曲を聞いてたら、non keno hacmaっぽいあの曲のアレンジが流れてた。
ブライアン・セッツァー・オーケストラのワンモアナイトウィズユーというやつらしい。調べてみようかな。

>556

亀ですみません。
影響相のご理解はそれで合っていると思います。

>558

出版社に送られたんですか。編集はそんなことじゃ怒りませんよ、大丈夫です。
……と言いたいところですが、文を見る限り怒られたようですね。文面をそのまま読む限りでは問題ありな編集です。

・ジェン語

ウィルキンズ系の言語はいずれも使いにくいので、実用的ではないと思います。
スピーキングとリスニングは至難でしょう。
ネットでは読み書きだけなので、まだ大丈夫かなとは思いますが。

225で命名していくのは面白いと思います。制限ある環境でどこまでやれるかというわけですから。
実験言語としては興味深いです。
実用を目的とするとか普及型と言ったら、そりゃないだろうと言わざるを得ませんが、ご本人がその自覚があるようですので、単語作成の努力を賞賛するに留めています。

ときに、文脈判断に任せるというのはかなリーディングが厳しいんじゃないかなというのは同意します。実生活なら文脈って強いですけど、ネットだと文字だからきついはずです。日本語でもきついですよね。
それでふと思い出したんだけど、俺大学のとき、ある女の子と付き合う前で、その子に誘われたあることを断ったときのメールで、「ごめんね。そうするよ、今度は行けるように祈って」みたいに書いたんだ。

俺としては「今度は君と行けるように祈りながら」というwhileの意味のテだったんだけど、返ってきた反応が「そ……そうですね」みたいな引き気味の返事で、「あれ、なんかヘンだな」と思った。それで見返したら、俺の言ったのが「今度は俺といけるように君が祈ってね」というplease doの文で取られたことに気づいた。とゆうか今思えばそっちの意味で取るのがふつうだなwうわーと思って自分でドン引きしたわwでも言い訳しなかった。もうできる雰囲気じゃねーなと思い……orz

そのとき、文字ってこえーなって思った。同じ文でも言い方やイントネーションや表情で会話なら区別できるもんな。祈ってのテの部分の高さが違うからな。それで区別できる。
だから、そういうコンテクストが効かないネットにおいては文脈判断はきついと思った。

>560

>などは、読み終わって数日後には 地球側の作品舞台、つまり新白岡と上福岡周辺にわざわざ出掛けていって、 彼女の通学経路を追体験したほどだ。サイジムで記念の買い物もした。

これは半端ないなぁ……。書いた人としては嬉しい限り……。

しかし、これって紫苑のっていうか、つまり貴方は俺の……ry

>562

孤立語の場合、統語で文法情報を操作することが多いので、語順に依拠することが多くなり、自由に文法を組み立てづらくなります。
組み立て部品の少ないプラモって、子供のころつまらなかった覚えがあります。

食玩のプラモより、箱に入ってるガンダムの方が面白かった気がする。
言語屋が文法を作る段階は「設計」で、なるべく自分で操作できる余地を残しておきたいんじゃないですかね。喩えが幼稚ですが。

でも作っていくにつれ、こないだのアプラウト考とかアスペクト考みたいに、建物内部のインテリアにこだわりたくなります。
SVOとかSOVとかそういうことは確かに大黒柱ではあるけど、基幹すぎて昔の話になってしまい、流石に興味を持てなくなってしまっています、僕とかは。偉そうでスマソ。

>563

貴方も行ってたのね(^-^;
昔からテナントがすぐ入れ替わるんですよ……店はないしさ。
駅の向こうは特にやばいっす。まっすぐ行った畑のところは夜はリアル暗い。しかも結構車が良いスピードでやってくるという……。

>565

axtanじゃないけど、横槍。
理想的には、「朝起きてから寝るまでの表現集」みたいののアルカ版があって、それを呟きと書き取りで練習。
あとは日記をつける。1日3行とか。これは結構有名なメソッドです。

足りないものは作者に要求。音声のディクテーションが一番効果的。音声ファイルを聞いて紙に書くだけ。あってるかどうかを文字資料で答えあわせ。
いやしくも言語教育のプロとしての観点で言えば、ディクテーションとシャドーイングは読み書きにもとても有効です。

>黒田さん(憩いの場)

なにやら決意されたようですね。
新生人工言語論の返却に関しては、こちらからわがままで今まで保持していただいたのですから、むしろお礼を言わなければなりません。
保持どころか新装開店までしましたしね!

ただ、メディアッティは解約してしまったので、どうしましょう……。それにまたサイト移転だと迷惑かかるし。
黒田さんのはフリーレンタルですよね?前にブログの管理権を譲渡したときみたいに、IDとパスをもらって僕が書き換えるという形になりますか?それが多分一番早いと思いますが。

・小説

『miva e arxiel ~ アルシエルの四姉妹』というメル原案の共作を書こうかなと思います。
アンティスの光が当てられない影の部分に焦点をあてた話です……といえば真面目そうに聞こえます、が。

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優先順位

唐突に俺の頭の中の占める割合を真剣に考えてみた。

1:体が痛くないか弱くないかということ。全体の5割。何にも勝るはずなのに、案外実生活だと優先されていない。

2:さちえへの怨念。全体の3割。出て行く前のではなく、出て行った後が問題。一行で手紙を突っぱねたり、子供のことなど多数。こいつだけは必ず

3:アシェット、リディア、紫亞とか。全体の1割。

4:アルカと仕事で残りの1割。

むぅ、健康と怨念で8割か。2を片付ければきっと楽になり、下位にも集中できるだろう。早くしなければ

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北海道レポーートッ!(゚□゚)/

どようび。

朝6時に起きて、羽田から札幌へいきますた。
飛行機は2回目でした。5年前の韓国ぶり。国内線は初めて。

おーっ、飛んでるよ。はえぇ~。
1時間で着いた。
てゆうか、飛行機って飛行場行くまでが大変だね。リディアたんスゴス……。

新千歳空港からエアポートという特急電車で札幌へ。
降りてまず北海道大学を見学。高校のときここに行きたかったんだよなぁ。

札幌きたらラーメンでしょ。マップを持ってvit,vit。
あった、ここだ、えーと……エスタ。ビル名、エスタ……。

ここまで来てさちえかいっ!(゚д゚)
ほんじゃまかの石ちゃんとやらが来たという店で食べる。
あ、一口目よりもだんだん上手くなっていく不思議。そして札幌なのに旭川ラーメン食ってる不思議……。

その後、仕事。

その後、庁舎や大通り公園や時計台をぶらぶら。結界作ったり。
噴水綺麗だねぇ。

ホテルに着いて藻岩山の展望台で夜景を見る。
うーむ、碁盤の目の街だから、夜景も一部碁盤の目だよ。右側には川が見える。川に沿って街灯がであるので、川の流れがよく分かる。

それにしても広い。夜景自体は首都東京に敵うはずもないが、これだけ平らな大地に夜景が並ぶのも珍しい。これは東京じゃ見られない。
高い建物がないので遮蔽物がないのもいい。東京タワーなんて海抜350mくらいありそうなのに、全然見えないもんな。
写真を撮ったが古いデジカメなのですべてピンボケやがり、夜景が台無しに(T_T)
今日新しいの買いにいくよチクショー

市電で帰り、夜の街をぶらぶら。

ホテルに戻って、ロビーにネットが置いてあったので巡回。

にちようび。

午前、すすきのを歩き回った。夜は危ないし、よく見えないので半分放置していた。だがここを観光しないわけにはいかんだろうw

おいおい……なんでつか、このレベルの高さと安さは……喩えて言うならブクロで15~20Kの店が10Kという恐ろしさですよ。しかもババアではなく20台前半メインで、149cm,40kgのリディアンな少女が丁寧語でなんとも初々しく……これはブクロに帰りたくないぞ。

――というのは同行者の体験談か、でなくば本で見たのでしょう。でなくばディアタソに泣かれますw
思えば婚姻期間は3人と浮気したが、例によってimprenには行かなかったなぁ。3回ともバレ、怒るでもなくただ悲しんでたなぁ、ちえ。そんな怨みつらみが積もって復讐された、と。

それにしても驚いたわ。リディアが想定していたimprenってこのことか。
imprenはアルバザードの歓楽街。ここだけに集まる。
すすきの、マジでimprenだわ……。なんだこの店の数。まるまる一区域がそれ。何件あるんだ……。
しかも6000円台の店とかあるよ……安さもスゴーだな。
歌舞伎とか話にならないね。

で、エアポートで小樽。少し仕事。

でかい蟹が売ってた。2kg。……は?2kg?ありえないだろ、このデカさ。

月見橋で海を見る。小樽ビールを飲み、ホタテを食う。
仮面が売ってた。

寿司屋で食って、-20度のしばれる館というところに入った。ちょうど涼しくなってよかった。中は寒いが風がないので昨日の藻岩のほうが寒く感じた。
オルゴール館とかを見て帰った。
北海道、いいところですた。

それはそうと説明が長いので結論だけ書きますが、といっても何の脈絡か分からないでしょうが。今回のことで改めて分かったのは、弱かった自分のせいで離婚したんだな、女は弱い男を捨てる、愛なんてのは存在せず損得勘定のみ、強くなって別の女をまた騙して俺が勝つ、俺の手紙に弁護士の代弁一行で突っぱねたのが一番殺意を湧かせたあのクソ女に報復しなければならない

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では北海道行ってきまぷ

>全ての動詞を行為動詞にすると影響相の出番が増えます。 行為動詞の影響相で状態動詞の継続相と同じことを表そうとするからです。

状態動詞の数は少ないので、影響相の出番は増えないとは言いませんが、多分許容範囲です。
また、san-eは「好きだ」という状態動詞から「好む」という行為動詞に変えるので、実際は影響相で状態を指さなくなります。
これが多分仰っている――

>それ自体は相の山 _/ ̄\_ の位相をずらせば済むので問題ではありません。

――のことかなと理解しました。なのでここは了解です。

>ここで継続相の  ̄ と影響相の  ̄ とは等しくないはずですが少なくとも _ ではないということを表しているとご理解ください。

主旨は理解しました。
それはそれとして、多分富士山状態の方が一般読者には分かりやすいかも。シンプルですので。

>つまり私は雪と雨の間には影響相を解釈する上での境界線がぼんやりと見えるのです。

ええと、これは「どこからが-nになるのか分かりにくい動詞がある」という解釈でよろしいでしょうか。

その場合、-nについて追記しますと。
影響相は「既に完了した何らかの行為の結果が現在も残存している」場合なら、どのようなときでも使えます。
esk-の場合、葉っぱに露が付いていても-enでよいです。

で、そう考えると――

>では「殴る」や「歌う」の影響相は? 当然命中するものという前提で相手が痛がっている状態なのか、命中しても痛がらなければ影響相は使えないのか。

baos-inやmiks-inは殴ったり歌ったりしたという行為が現在に影響していることを示します。現在との繋がりが切れた場合、過去形になります。

だから、miks-の場合、例えばカラオケで薦められて、「さっき歌って喉が痛くなっちゃったからやめとく」という場合などに使います。さっき歌った行為が現在に響いているので。ここで過去形を使うとヘンになります。
例:teere, an na-i yai tot gag man an miks-in.

もちろん、場面が違えばまったく異なるシーンでもmiks-enが使えます。例えばさっき歌ったから喉が渇いているというような場合。歌ったせいでその影響で喉が渇いているので、これも過去形を使うとヘンです。
例:an it evi tot gag man an miks-in.

このように、-enは結果残存を指すので、結果さえ残っていればいつでも使えます。従って、どのような場合に動詞Xは-enと言えるかすべて計上していくのは事実上不可能です。

ですので――

>でも個々の動詞の影響相がどういう意味になるのかは、人により解釈が異なることが多々あると思うので、一々定義しなければならないのではないかと思うのです。

――この点だけは賛同しかねます。あとは了解しました。

ときに――

>「歌う」の影響相を否定した場合、歌おうとしたが風邪で声がでなかったり、歌詞を忘れてしまったりして歌い出せなかったということなのか、歌い始めたものの何らかの理由で曲の途中でやめてしまい、一曲最後まで歌い通せなかったことになるのか。

――この部分ですが、とても重要な指摘です。misentant。
思えば、言語学をやってたとき、肯定だけでなく否定も常に合わせて考察するのを癖としていました。そうするのが当然だし、否定と合わせると見えてくることもあるからです。日本語の完了におけるタの否定とかね。
なのにすっかり忘れてた。現役離れるとダメですね……orz

さて、アスペクトについて否定との組み合わせを論じ忘れていたようです。次週はこの問題から始めたいと思います。

……すっかり言語週刊になってしまったなぁ……ゲス記事書いたまま眠ってるYO……

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アスペクト追加とハティア

>552

>動詞を経時的に図示すると普通はこう _/ ̄\_ だ。
>左の低い部分は行為が始まる前の将前相。
>上り坂が開始相、頂上の平らな部分が経過相、下り坂が完了相。
>そして右の低い部分は行為が終わり将前相と同じ状態に戻った状態。
>そしてアオリストは / ̄\ 全体だ。

これはとても分かりやすいので、今後拝借したいです。
どうやってあのアスペクトの直線をPCで描こうか迷っていたところなので。

注)このアスペクトの見方、合っています。僕の記事で分かりにくい方は上記ご参照。

>553,554

ワロスww

san-だけ横槍。
san-も行為動詞なので、「好意を持つ」という行為として考える。

san-epよさげなのがあるな……。
san-etあ、なんかいいかも。でもまだ好きとはいえないな。
san-esあーこれどっちなんだろ、好きかな、好きじゃないかな。徐々に好きに近付いてるYO
san-ek好きになった。自覚したみゅ。
san-en好きな状態。好きにゃー。

san-e好む≒好きだ

好きになるまでが長いすね。女の恋愛みたい。男は-pの次が即-k(笑
ちなみに大概のessefantgalはhipt-etに始まり、hipt-ekに終わる。
一方。fanxale中のhiptasはhipt-epに7巻かけて、hipt-tskが1ページで終了し、チュンチュンチチチの後のhipt-enが3巻続くという罠w

厳密な言い方an san-en la
メトニミー的な言い方(こっちが通常)an san-e la
結論的には今までと同じでおk。

>多数決により否決されました。

はやっ!w
別に音声言語云々とか分かってることは気にしないつもりだけどね。
まぁいいや。いつか貴方を振り向かせるよ。

さて、アスペクトの追加記事。

制アルカの動詞はすべて行為動詞だと述べた。
行為動詞の内訳について考える。行為動詞は有界動詞(rasyuo)と非有界動詞(duyuo)に分けられる。

有界動詞は一回性の動詞で、叩くなどが該当する。
非有界動詞は継続性の動詞で、歩くなどが該当する。疲れなければいくらでも歩けるので、非有界というわけだ。

有界と非有界は中間のグレーゾーンを含む。
つまり、歌うのように、有界とも非有界とも取れる動詞がある。すべての動詞がどちらかに分類されるわけではない。

有界かどうかの見分け方は、その名のとおり、rasを付けてみれば分かる。
叩くはbed-e ras 100(100回叩く)のように言える。
歩くはlof-e ras 100(100回歩く)とは言いづらい。lof-e du 1 fei(1分歩く)のような言い方のほうがふつう。この道を100回歩いたことがあるというような経験の文脈を持てばrasも言えるが。

俺はよく「歩くは1歩だって歩いたことになるから、1分歩いて100歩歩いたら、それは経過のlof-esではなくアオリストのlof-e ras 100と言うべきだろう」と考えた。
だがこれは誤りだ。lof-は非有界動詞なので、途中何歩歩いたかなどどうでもよい。何歩だろうが歩き始めて歩き終わるまでの間がlof-esだ。

非有界動詞はこうやって-tと-kの位置を決め、擬似的に有界化する。

bad-は有界動詞なので、手を出して引っ込めるまでが1回だ。だから手を動かしている間がbaos-esになる。
lof-と同じで考えてしまうと、baos-esは殴っている間ではなく、フルボッコしている最中という意味に取りかねない。

そして実際、日本語の「殴っている」のテイル表現と、英語の進行形はフルボッコの意味がある。1回の殴りのうち、手を動かしている間と解釈はしない。自然言語だとこの違いを表現するのはかなりの迂言法を要する。
アルカの場合、baos-esとbaos-e ras daというように、別々に分析される。よく使うのは後者で、後者の方が句形が長いのでマンドクセではあるものの、論理的表現で、「しっかりした感じ」は得られる。そして何より、こうすることでほかのすべての動詞が一律行為動詞で捉えられるというのが利点だろう。それに自然言語に比べればそれほど迂言法でもないし。

思えば日本語の殴っているはスローモーションで格闘技の映像を見ていて、いま殴っている最中というbaos-esの意味なのか、あるいはフルボッコのbaos-e ras daの最中なのか、分からない。
アルカの場合、そこらへんは華麗に訳し分けられるので、まぁ「はいはい、人工言語人工言語」といったところか。

一方、同じテイルでも「歩いている」の方は、lof-が非有界動詞なので、lof-esでいいことになる。じゃあ1歩歩いているとき、地面から足が離れてる瞬間はどういうのって疑問が沸く。これはlof-es ras kolofだ。つまり、1歩歩くときのその過程という意味になる。
恐らくこんな表現必要ないが、論理的に訳し分けられる無駄なところがlidleldなんだろうなぁ。まぁ、体系が綺麗なのは別に悪いことではない。

むろん、この方法にも問題がある。
全部行為動詞にしたまではいいが、結局有界と非有界の差は覚えなきゃいけないから。
――とはいえ、実際そんな難しいかという話だ。ふつうに考えれば歩いているはlof-esだし、殴っているがbaos-esとbaos-e ras daのどちらかに当たるだろうなと考えるのは人間の感性に逆らわないからだ。
もっと簡単にいえば、例えばbad-が非有界だと思う奴はいないだろうよということ。

また、miks-のような中間的な動詞はrasでもduでもいけるのがふつうだ。どちらかというと有界かな。1曲という単位で考えられるので。
miks-esは曲の途中ということになるね。アオリストのmiks-eは漠然と歌う行為全般。途中かもしれないし始めかもしれないし、それは分からんが包括的に歌うを指す、と。

結果的にアオリストの出番は継続的に多いだろう。行為のどの局面かなんて一々指定しないからね。
まぁ、そんなに難しく考えなくても、おおむね今までどおり使っていれば問題ないです。アオリストは代理相でなく無相なんだと意識する程度ですが、まぁ多分そう意識しようとしまいと結果的には同じ幻文になるでしょう。

ハティア(恋)

アルディアを書いていて、メル6年ごろにリディアがセレンにtial-したのはおかしいとリディアが言いました。以下おおむねこんな。
「tial-はもっと後のはずよ」
「じゃあlax-eか」
「みなしごだったからlax-は元々していたはず。さびしかったから」
「中間がないなぁ。要するに恋だろ。恋はtial-に吸収されてるはずだ」
「なら分離して古アルカを取り戻せばいいんじゃない?」
「ハティアか」
 それで、hatil-という動詞を擬古的にリディアと作りましたが、結局不評でした。

「tial-はtia-に古アルカ動詞語尾をつけたからいいとして、hatil-はtiaという語形が消えているもん。よくないよ」
「そっか……でもhatiaのままだとhatia-eってのは……言いにくいな」
「hatiaでいいのよ。そしておかしいのはこれがsan-e型なことよ」
「えぇ?でもtial-と同じ文型なはずだろ、セマンティックに考えて」
「セレン君、当時の私の気持ち、分かってよ。アルカの語感」
「う~ん……?」
「an hatia-e tiだとsan-e型でしょ、na-e jo al nene型と違って。san-e型は相手にモロ感情をぶつけるじゃない。an hatia-e tiじゃ「私はあなたに恋心を持ってますよ。はい私の恋心どうぞっ、ドンッ」って感じでしょぉ?」
「ドンって……wwwちょ……wwwおま……ww」

「恋は愛の前だしね、恋って鬱々と抱えるじゃない?知られたら恥ずかしいし。だから、自分の中でインナーに燃える心じゃないとダメなのよ。乙女心の表現よ。だから、an na-i hatia al tiなの。それがアルカの心でしょぉ?」
「あーあー、なるほど。今しっくりきたわ」

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アスペクト考(要ど根性)

*記事の流れが早すぎですみません。
土日から北海道なので、来れません。ケータイもネット繋げてません。

リアル留守です。それで今出しました。

n対と同じく聞き違えるかなと思っていたのは時相詞のアスペクトだ。
1子音で相を表すのは便利だが、過合理ではないか。

ところが使ってみて数年、これが意外と間違えない。
結果オーライだったわけだが、どうも時相詞のように頻度が高いものは体系を脳に染み込ませやすいようだ。

さて、このアスペクト、実は問題がある。
どの局面がどの意味を表すのか動詞ごとに決める必要があるからだ。

例えばxon-ekは食べ終わったとき。これはすぐ分かるだろう。
でも瞬間動詞の「消える」はどうか。瞬間動詞なんだからt,s,kの区別がなく、t,s,kが一箇所にまとめられるのではないか。

アルカの場合、瞬間動詞もt,s,kを持つ。その一瞬の時間を微分して広げるからだ。虫眼鏡で見るように。

一方、心理動詞はどうか。I like himのlikeは状態動詞だが、好きである状態を指すのはsan-esかsan-enか。

こういう問題を解決するには、完了形を決めればいい。xon-なら食べ終わりをxon-ekとする。sed-なら消しきった時点をsed-ekとする。san-なら好きだと自覚した瞬間をsan-ekとするなど。

こうしてアルカのアスペクトは完了形を中心に定められてきた。
これはロシア語などの影響とみてよいだろう。
言語学をやっていたセレンにとって、アスペクトを考察する際に完了形を中心に考えるのは当然のことだった。

ところが、完了形を中心としたこの考えはアルカには合わなかった。
ロシア語の場合は完了と非完了の区別が重要だ。でもアルカは完了は-kでしかない。-kは5つあるアスペクトの1つでしかない。そしてさらに5つのアスペクトは1つのアオリストの対でしかない。
アルカの体系において完了はアスペクト:アオリストの中に取り込まれ、さらに4つのアスペクト:完了に取り込まれる。言語の体系からいって、ロシア語ほど完了の占める割合はないのだ。

さて、この齟齬がアルカの実用で何を生んだか。
動詞のアスペクトは完了を中心に考えられたが、アルカは完了を重視しない体系なので、使用者は上位概念であるアスペクトと対立するアオリストを中心として考えるようになった。

ネームさんが2chでかつて指摘していたが、アルカには相表現の頻度が少ない。あれは核心を突いている。
われわれが動詞を言う際、何の行為をしたかを言いたいのであって、一々どの局面かまでは言わないのがふつうだ。
日本語のタ形は完了、過去、気付きなど用法が多いので頻度が高く見えるが、-kは完了でしかない。だからアルカで-kはあまり意識されない。

つまり、頻度においてアオリスト>アスペクトという序列がある。
これを踏まえれば、動詞について考えるとき、アスペクトの一種でしかない完了を中心に考えるのは不自然で、アオリスト中心で考えるのが当然ともいえるだろう。

さて、実は上記xon-,san-eは完了中心だった。好きだと自覚した瞬間をsan-ekとすると、状態動詞としてのlikeはsan-enに当たる。つまりI like himはan san-en laだ。
ところが、アルカは実際an san-e laということが多い。アオリストで表現するのだ。ここで覚えておいてほしいのは、アオリストが-nを代理していることだ。

次。xon-はどうか。私はりんごを食べているというのはan xon-es miikだが、これを一々こういうことは稀で、たいていはan xon-e miikというではないか。
そう、この場合、アオリストが-sを代理しているのだ。

この違いは大きい。完了を中心で考えると、アオリストが-nだったり-sだったりしてバラバラになる。

もうここで語ヲタは気付いただろう。アオリスト中心のアスペクト論とは何かと。
そう、この「バラバラ」をなくすことがアオリスト中心主義だ。

アオリストが何を代理するかというのはおおむね3つある。

1:esk-eは大体esk-esの意味で使われる。xon-なども。
2:sed-eは大体sed-ekの意味で使われる。set-eなども。この例は多い。
3:san-eは大体san-enの意味で使われる。状態動詞なども。

こう見ると、アオリストは5つあるアスペクトの右半分を代理することが分かる。

さてここで面白い話に脱線しよう。
言語学をやった人なら誰もがこのテーマを聞いたことがあるはずだ。
「燃やしたが燃えなかった」は言えるのに、なぜ「殺したが死ななかった」は言えないのか。そして「説得したが来なかった」はいえるのに、英訳すると急に非文になるのはなぜだろうか。

実はこの問題、相の発達した人工言語を習得しているアルカ話者はすぐ分かる。自然言語というカオスで考えると中々出てこないが。
日本語の「燃やす」というアオリスト(無相の意味で)はfai-esの代理なのだ。まだ完了していない。だから打ち消すことができる。
ところが「殺す」というアオリストはset-ekの代理なのだ。だからもう完了しているのに打ち消すことに違和感を覚える。
要するに、こういうことなのだ。アルカで考えればすぐ理解できる。

また、「説得する」は日本語ではsoso-esだ。しかし英語のpersuadeはsoso-ekなのだ。だから英語では「説得したが来なかった」はヘンなのだ。
英語話者は強硬だなどと解釈するのは無意味だ。単にアオリストをどのアスペクトに代理させるかという違いでしかない。

さて、こう見ると自然言語はやはり完了中心で見ているなと思う。動詞のアオリスト形がいずれかのアスペクトの代理をしているからだ。

ここでアオリストの意味に立ち戻ると、そもそも無相なのだから、最低でも開始・経過・完了の3点をぼやかした言い方でなければ無相とはいえないだろう。

アオリストというからには、それは-tskでなければならない。xon-eはxon-etskのことだし、sed-eはsed-etskのことだし、san-eはsan-etskでなければ無相とはいえない。
食べ始めて食べていて食べ終わったとき、つまり食べるという行為全体をぼんやり指せなければ無相ではないのだ。

今のままではxon-eはxon-esだから、代理相でしかなく、無相ではない。
今までは完了中心で設計したのでそれでもよかった。ところが実用に応じてアオリスト中心になれば、それでは済まなくなる。代理相を廃して無相(アオリスト)にしなければならないということだ。

sed-ek,set-ekについては既に元々代理相がアオリストの内側(=t,s,k内にあるという意味)だ。ただ、代理相はxon-eと違って代理相は-kであって-sではない。この場合、局面をずらすのではなく、完了から代理相を経過相に移して対処する。
つまり、sed-eはたいていsed-esを指すという感覚に切り替える。英語は燃える、殺す、説得するがすべて-kだ。日本語は説得するが-sで、ほかは-kだ。また、日英ともに「読む」は-sだ。単語ごとに異なる。
アルカではこれをすべて-sに統一する。これが完了形中心のアスペクト観の崩壊だ。

一方、san-eはたいていsan-enを意味する。では好きと自覚した瞬間をsan-etに繰り下げれば、好きという状態はsan-esになり、アオリストの内側に入るではないかと考えられる。

だがこれはいけない。san-esが「好きな状態」を指すとする。xon-esは「食べている途中」だ。これは大きな違いがある。
xon-esは行為だが、san-esは状態になってしまう。状態を動詞にすることはできない。

アルカはどの動詞にも5つのアスペクトが付く。どの動詞も局面を持っている。さて、行為と状態で局面を持ちやすいのはどちらだ。むろん行為だ。状態動詞にどうやって5つの局面を持たせるというのだ。
英語はいい。時相詞がないから、likeは状態でhitは行為とやればいい。単語ごとにこれは進行形が使えないなどと覚えるはめになるが。

でもアルカは違う。アスペクトが規則的に付くおかげで、すべての動詞を行為動詞にできる。状態動詞が1つもなければ学習の手間が大いに省ける。
アルカは他動詞しかありませんというのは随分効果を挙げた。これと同じことを「アルカは行為動詞しかありません」でもやりたいわけだ。

となるとsan-eだけ状態動詞というのはよろしくない。
san-は「好きだ」ではなく「好む」という行為になってもらわないとならない。
従って、好きと自覚した瞬間を-tに繰り下げるのはアルカの体系を崩すので、できない。

san-eは「好む」なのだ。好きだという状態は-nでなければならない。つまりアルカには好むという動詞しかないのだ。an san-e laと今まで言っていた言い方は、「好む」という行為を意味する。好きだという状態を言っていない。恐らく、ことごとく間違っていたと言わざるを得ない。今後はsan-enと言わないといけないな。ただ、san-eでもおおよそ同じ意味にはなる。「好みます」でも「好んでいます」でも結局は同じことだと認識されそうだからだ。それで、恐らく冗漫だということでsan-enは使われず、好むという行為で好きだという状態を努めるようになると思われる。つまり、表面上は書き換える必要がないということだ。

いずれにせよ、san-という心理動詞は自覚した時点を-kのままにする。
そして動詞の意味を「好きだ」でなく「好む」に変えることで、アオリストの代理相を-sとする。

さて、第一段階ですべての代理相を-sにした。これにより、so-e=so-esの関係になった。(soは任意の動詞)
だがこれでは経過相中心主義でしかない。アスペクトは無相でなく、代理相-sを表しているだけだ。

そこで第二段階。so-eの意味を一律so-etskにする。これで相がぼやけ、代理相から無相になった。第二段階の処理はこれだけ。

第一段階で完了形を崩壊させ、第二段階でアオリストを代理相から無相に変えた。
これでアオリスト中心主義のアスペクト観ができあがったわけだ。

さて、アスペクトは難しい。複雑な概念だ。だから自然言語ではかなり迂言的に示される。人工言語においてもアスペクトをしっかり作りこんでいる例は少ない。たいていは英語などを真似る。
完了形をhave ppにするようなことは真似ず、その言語独特の完了形を作るまではする。でも、何が完了形か、完了形のアスペクト体系におけるポジションはなどといった専門的なことまでは作らない。というか多分作れないのだと思う。ふつうは言語学畑の人が作るのではないから。

davaかdaviかなんて違いは実はどうでもよい。文脈でどうにかなる。
ところがアスペクトはそうはいかない。I like himを俺はsan-eといってリディアはsan-enといってメルはsan-esといったとしたら、どれだけ混乱するかは自明だ。

アプリオリの場合、ここまで作りこむべきだと思うし、アポステリオリの場合、どの言語のアスペクトに合わせるかくらいは指定しておかないと、確実に混乱する。楽な方法としてはむろん後者です。

<おまけ>

具体例を追加。上記の変更により「動詞の語法」と食い違いアリかも。

walkのようないわゆる反復動詞はどうするか。歩くは1歩でも歩くだし、1時間でも歩くだ。
lof-は「walk×複数回の集合」とすると上記の例外になってしまう。
そこで、1歩のlof-は-sが1歩分しかなく、1時間のlof-は-sが60分あって長いという違いでしかないと考える。-sの部分の長さの違いであって、構造的には同じだ。
こうするとlof-はxon-と同じでよいことになる。たくさん歩数を歩いても、その移動中はlof-esだ。

注意したいのは、baos-は違うということだ。何度も殴っている過程をbaos-esとはできない。これが通るとbaos-e ras daとbaos-esが同じになってしまう。
でも「脚を動かす」という意味ではlof-もbaes-も同じなのに、なぜbaes-だけ違うのだろうと思うことだろう。

それはlof-が移動動詞だからだ。lof-のイメージがつかめない人は、これは脚を使った姿勢動詞ではなく、移動動詞なのだと思えばよい。
移動動詞ということであればpon-eとかkern-eと同じではないか。となると-tはスタート時点を指し、-kはゴール時点を指す。脚を使うとか使わないの問題ではないことが分かる。

そしてこれがアルカ話者の語感なのだ。歩くという概念をアルカ話者は姿勢動詞ではなく移動動詞として見ている。だから1歩だろうが複数歩だろうが関係ない。-tがスタート、-kがゴールというだけなのだ。その点で決定的にbaes-と異なる。
だから脚を何度も動かしたとき、蹴るだとbaes-e ras daだが、歩くだとlof-eでよいのだ。

レインがてくてく歩いているのは過程だ。だから紫苑に教えたan lof-isが生きてくる。

他方、寝るはどこが完了か。-sは寝ようとして目を閉じている時点。肝心の睡眠は-nになる。従って、mok-enの頻度が高い。そしてアオリストmok-は睡眠を意味しないので注意。でも複合語中は都合よく睡眠も意味するのでさらに注意。
反対にmek-esは「うーん、もう朝かよ」と起きようとしているとき。バッチリ醒めたらmek-ek。その後の状態は16時間ずっとmek-en。

姿勢動詞skin-ekは座り終わって座面についたとき。

心理動詞はsan-e系のようにulが感情を持つものと、jo-e系のようにonが感情を持つものがあるが、いずれも感情が起こった時点が-k。
これらの動詞の意味は「好む」だったり「怒らせる」だったりと、必ず行為動詞である点に注意。

今回のことで、アルカの動詞はすべて行為動詞であるという動詞の自他ばりに徹底した体系を築くに至った。
学習効率が今の段階で上がる方向に修正されるのは珍しいことだ。

アルカの動詞の特徴といったら、他動詞オンリーに加え、行為動詞オンリーということに尽きる。つまり、状態動詞がない。
したがって英語の状態動詞を訳すときなどは、すべて行為動詞に置換して考える必要があるが、反面学習は容易だ。

ところで、大問題が1つ残る。etとxa-だ。これ、「~であるようにする」という行為、「~に存在するようにする」という行為として捉えたら、状態は-nで表さなきゃいけない。
アオリストは存在させることを意味する。しかしこの意味で使うことはまずナイ!
となると、すべてxa-enですか?すべてet-enですか?マンドクセという問題になる。

そこで実利を優先して詐欺を使うが、xa-とetの語義を変えようと思う。
xa-は「存続させる」という行為、etは「定義を保持する」という行為。

動詞の意味をこう捉えると、存在し始めたのが-tになるので、いわゆる存在している状態が-sになる。状態がアオリストの内側に来る。
こうすることでxa-eとetは現状保持としたまま、すべてを行為動詞で表せる。

結果どうなるか。xa-について、霧の動きを例に取ろう。
p:もわーっと出てきそう
t:あ、出てきた
s:霧があるなぁ
k:霧がなくなったみゅ?
n:霧がかかってたにゃあ

さて、これで説明できない動詞はもうなさそうだが、どうだろうか。

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常識任せの英語と論理絡めのアルカ

僕は英語で仕事をしています。毎日日英なので、アルカよりこっちの方を使うことが多くなってしまいました。中期とは逆ですね。

昔の言語の本を読むと、たいてい日本語は非論理的で英語は論理的と書いてあります。
これは現在の言語学では否定されています。しかし多くの日本人はそう信じてしまっています。専門書以外では平気で未だにこのような評価がなされているから、読者はあっさり信じてしまうのです。

さて、仕事をしていて英語の仕組みが気になります。
論理的だと言われている英語があまり論理的に見えないのです。

どこがというと色々あるのですが、今回は統語論を例に取りましょう。
僕は統語論をあまり扱いませんが、今回は統語論です。

英語は5文型を持ちます。この5文型は構造が規則的です。
しかし修飾句Mはかなりいい加減な扱いです。

例えばyesterday。これは副詞です。でもこの時間の副詞がどこにかかっているのか、英語では見えないのです。
1) I worked late yesterday.

1)ではworkedにかかっています。これは統語論では判断できません。意味論で判断しています。

昨日の午後はyesterday afternoonです。僕にはただ2個単語を並べた風にしか見えません。
本来はat afternoon of yesterdayのようにしないと文に組み込めない要素です。atがないと格として文に組み込まない。ofという接続がなければyesterdayとつなげない。
ところが英語はダラダラと単語を並べる。yesterday afternoonと。これで格関係を分かれといっているのです。常識的に考えてどこにどうかかっているのか判断できるだろ?と聞き手に判断を投げている言語です。

英語は副詞の使い方がいい加減すぎる。副詞を加えて文型を作ると5どころの話ではなくなります。だから面倒くさいものはすべてMとしてごまかしてるのです。
abroadもupstairsもそう。副詞だから前置詞はいらないのよと学校では習う。へぇ、副詞って随分いい方便だな。俺には単に時間を表す単語を文中に投げ捨てた風にしか見えない。どこにどうかかっているのか明示しない場合、聞き手に常識で掛かりを推測させることになる。

英語の統語論を見ていると、特に副詞周りが常識で判断させる部分が多く、いいかげんです。
このせいで日本人が英作文するとき迷う確率がアップします。ちょっとうまい学習者の添削でも、これはよく感じることです。

英語の場合、SVOCなどは構造的で論理的です。ところがMになると途端にカオス。Mの文中での位置や掛かりはかなり常識で判断されます。
言い換えれば、学習者は一々覚えねばならない。これを高校のとき気付いたおかげで、アルカは文中のあらゆる品詞が文中でどの役割を持ってどこにかかるかということを明示するようにしました。

アルカの場合、yesterday afternoonはim hapsi e fasとなる。昨日の午後が時間を指す格の目的語であることをimで明示。格詞を置くことで格組の中に取り込み、動詞と結びつける。
また、午後というのは昨日のものを指しているので、いくらでもある午後のうち、昨日のものだと限定するために接続詞のeを使う。

こうして、一語一語が文中でどの役割を持つかハッキリさせている。非常に論理的で、常識に依拠しない。むしろ構造と論理に依存している。
ここは一長一短で、英語の方が短くアルカは冗長という欠点がある。

ただ、アシェットというのは厄介で、色んな奴らがいるから、あまり常識で通じないところがある。だって常識そのものが互いに食い違っているからね。
だからってyesterdayはimに決まってるので別にはしょっても良いのだが、それでも論理を優先させたのはアシェットという土壌が絡んでいる。

まとめると、英語は常識依存で、アルカは論理依存。
こういう点を見ていてもアルカと英語の差は大きい。
SVOが同じとか、そういう中学の教科書の目次にでも書いてありそうな文法事項だけ見ていると、アルカは英語にとても似ているのだけど、学ぶほどそうでないことが分かる。

同様の理屈で、Ce qui n'est pas claire n'est pas francaisもそんなことないなぁと思うことがある。
また、複合語を一々分析的に表現するのは感服するが、単語1つ辺りの意味の広さを見ていると、全然claireには見えない。どの概念を指して言ってるのかまったくn'est pas claireで、n'est pas distinctifだからだ。

ただし、論理的でない=悪ではないことに注意。そして論理=善でないことにも注意。
僕が言っているのは英仏のこき下ろしでなく、「英語論理的、日本語カオス」とかいってる化石のこき下ろしです。そして「論理的人工言語マンセ」に対する警鐘です。

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n対のまとめ

みなさん、レスありがとうございます。
勉強になります。

さて、あまり早いと読むのが大変ですし、僕も夜中が大変ですので、次の2記事でマジメな話はひとまずストップ。

>魚楠さん

気息音の件、なるほどです。思えばhacの子音は唯一前の母音によって音声が全体的に変わる子音なので、これを使えば弁別性があがりますね。
これも1つの案として追加したいと思います。

冠詞に組数字というのは、例えばlasとlisならeltlas、saallasのような感じでしょうか。
面白いです。唯一困るとしたら、fanがeltfanになってしまい、エルト神は男なのになぜ女と混乱するくらいでしょうか。
これも解決策の1つですね。

>でも本当は似た概念の最小対語は(ノ∀`) アチャーな発想だったと言わざるを得ませんw

(ノ∀`) アチャーでしたw

>黒田さん

>アスペクトについては楽しみにしてます(^-^)

アスペクトはどの言語もあると思うので、ぜひご参加してくださいね。

>架空世界における国際共通語

そういえばアルカもアトラスでは共通語でしたね。同時に神話の言語。さらに同時に符牒。

クルヴァナのn対というか語彙圧縮がどうなるか楽しみです。

>末広さん

いま見てみると、確かに末広さんらしい文だわ……(^-^;
理屈+芸術っぽい書き方とか。

>ネームさん(2ch)

コメントありがとうございます。お願いしたみたいですみませんでした。

神話などでn対の規則性を補強すれば混同が減るということですね。それはありそうです。

額と顎とかはとりわけ恣意的ですね。逆に恣意的だから覚えると混同しにくいのは利点ですが。
なんだろう、言語って覚えるのラクだと使うの大変で、覚えるの難しいと使うのがラクという傾向を感じます。

mal-については僕も苦手です。日本語の「不美人」とか、「不浄」とか、字義から何となくマイナスイメージが見えてこない。「醜悪」は見るからにマイナスイメージを持てるのですが。

黒田さん、以下、新生人工言語論のアルカの追加記事として書きました。よろしければ掲載をお願いできますでしょうか。

<n対語の弁別性>

制アルカはアプリオリです。単語を覚えるのが大変です。だから覚えるための工夫があります。それを語彙圧縮といいます。

1:序列法

海、湖、池は所詮水溜り。1水、2水、3水のように名づけていけば、覚えるのは水だけで済むという発想です。
しかしプロトタイプを作る時点で滅びました。語形が似て、聞き分けづらいからです。また、語形が同じなので、境界線が曖昧になり、どこからどこまでが2水なんだろうというのが湖以上に分かりにくくなるからです。

序列法の名残は指に残っています。5本あるので、親指から小指までko,ta,vi,va,liと名付けました。
でもぱっと聞いたときどれか分かりにくいので、多分5組数字に取って代わるでしょうね。

2:n対語

これが本題です。n対語については別の記事をご参照ください。

n対語の欠点は語形が似て、聞き分けづらいことです。
そこでn対の弁別性を向上しようと色々な案がでました。

ですがn対そのものは語彙圧縮としてはとても優れています。
覚えやすいし、エスペラントの接頭辞mal-のようにほかのものを付ける必要もないからです。
アルカには2000程度のn対語があり、それを駆使すれば4000程度の語を覚えることができます。
なお、この数は多ければ多いほどよいというものではありません。

n対の利点を残すべく、n対の破棄は却下しました。
n対は間違えやすいといっても、実は間違えやすいものとそうでないものがあります。
その序列は以下のとおりです。

機能語>内容語

したがって、時相詞は一番間違えません。
この序列を掘り下げましょう。

品詞においてもっとも内容語たるプロトタイプは名詞です。したがって逆に動詞は名詞から見て遠くなります。
したがって内容語の中では動詞>名詞の関係になります。
また、形容詞は中間的な存在です。

さらに、同じ動詞でも動作動詞の方が状態動詞よりも名詞からの距離があります。
これらを活かすとこうなります。

時相詞や格詞などの機能語>動作動詞>状態動詞>状態形容詞>性質形容詞>名詞

動詞の方が名詞より上なのは、ほかにも理由があります。
n対で間違えにくいのは高い低いのような反対の概念です。動詞や形容詞は反対の概念でn対になることが多いです。
しかし名詞は違います。男女、兄弟、東西南北のように、グループでn対になることが多いです。

反対の概念は互いに意味が逆だから、違いが明瞭です。だから混同しづらいです。
しかし、グループは互いに似ているのを集めたものだから違いが不明瞭で、混同しやすいです。
このため、n対は動詞の方が名詞より弁別性があります。

さて、名詞といっても色々あります。
男女のように対とも見えるものは高低のように反対の概念として理解することができ、弁別性があがります。
しかし東西のような単なる組み合わせは反対とは見えません。このように、グループ性の強い名詞ほど、弁別性が低いです。

また、時分秒のような概念はグループではありますが、1時間>1分>1秒という定量的な大小があるため、序列がしっかりと見えます。
n対はa,i,o,eの順番でアプラウトが並ぶので、母音が序列を持っています。
時分秒も母音も序列を持つため、時分秒はn対でも弁別性が高いです。

さらに、兄弟姉妹のように、性別と長幼という2つの序列を組み合わせたものもあります。
アプラウトがあらわしているのはあくまで1つの序列に過ぎません。
だから2つの序列を持ったn対とは馬が合わず、弁別性は落ちます。

これを複数の序列を持った名詞とするなら、東西南北や春夏秋冬は円環と考えることができます。
どこが始めかというのが考えられないため、序列がありません。ぐるぐると循環します。
スタート地点が分からないため、時分秒や兄弟姉妹以上に弁別性が落ちます。
そしてこの類が名詞の中で最も弁別性が低いです。言い換えればアルカの中で最も弁別性の低いn対を持ちます。

したがって名詞の内部は以下のような序列を持ちます。

反対の概念と取れる名詞>グループ名詞

グループ名詞をさらに細分化すると以下のようになります。

反対の概念と取れる名詞>序列を持つ名詞>複数の序列を持つ名詞>円環の名詞

では、序列を最初から書き直しましょう。

時相詞や格詞などの機能語>動作動詞>状態動詞>状態形容詞>性質形容詞>反対の概念と取れる名詞>序列を持つ名詞>複数の序列を持つ名詞>円環の名詞

およそ2000あるn対はこの序列のいずれかに属します。
最も間違えやすいのは右です。
この序列が確認できた以上、n対を一絡げに扱うのは誤りだと言えます。弁別性の高いn対まで変える必要はなく、低いものだけを変えればn対の利点を残せます。

この序列を元に、アルカはグループ名詞を境界線とし、その左右で処理を分けました。

据え置き。だが、2重に聞き間違いを防ぐ手法を用意。
金はfant。
ただし聞き間違いを避けるときはアプラウト母音を長く読む。スペルは据え置き。発音だけfaantになる。
さらに間違いを防ぐ場合、接頭辞*l-を付ける。fantはfaantにした上、さらにalを付けてalfaantとする。同様にfentはelfeent。

n対が聞き間違いを起こすときのために代替表現を用意。代替であってもとのn対は継続使用する。
eta,eti,eto,eteの姉妹兄弟は、etta,melme,alser,aruujとなる。

代替表現を持つ基準は、日常語であることです。
また、右は必ず代替表現を持つとは限りません。ただし、「序列を持つ名詞」より「円環の名詞」の方が代替表現を持つ確率が高いです。

以上のように、制アルカはn対という人工言語の特色を保持したまま、その長所を活かしつつ最低限の変化で済ませました。

言語屋は、この反省を活かし、はじめから語彙圧縮を行う際は、このような序列を踏まえてから作成するようお願いします。
語彙圧縮を「聞き間違える」と考えずに切り捨てることは避けてください。単語の種類によって弁別性は変わります。
逆にどうにか聞き取れるだろうと甘く見ず、語の意味ごとに弁別性が変わることも認識するようお願いします。

最後に一言。アプリオリにとって、そしてアポステリオリにとっても、語彙圧縮は人工言語の習得を容易にする有効な方法です。
自然言語にない現象だからといって人間の感性に合わないかどうかは別です。粒読みは合理的な数え方ですが、ゼロの発見を要するので、人類が数を数えだしたころには粒読みができなかっただけです。当然粒読みをデフォルトの数え方にすることはできるのです。そしてそのような自然言語もあるのです。
粒読みの場合は運良く自然言語に同類がありましたが、ない場合でも恐れずにいてください。
ここで行ったような考察と、自分(達)の身を使った根性実験を経れば、自分の考えの正しさは分かるはずですから。

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n対の序列と文脈の力

>黒田さん

多分これからも私は人工言語について人工言語学じみたことをほざくと思いますが、恐らくエスペラントらを例に取ることはなく、自分の使いやすさを優先してアルカで分析することになると思います。それが自然だと思うので。

それで、言語屋としては記事の内容が分かる程度でよいのでアルカを分かっておくと便利かもしれません。
あと、分からなければ聞いてくれれば、なるはやでレスします。

……ふと思ったんですが、新生人工言語論の管理人がアルカ知らんというのは読者は意外に思うかもしれませんね。まぁ別によいですが。

>末広さん

よく覚えておいでで。というかあのころからいらしてたんですね。
n対がクリアできればわりとアルカは安心して使えるんですけどね。

>Kakisさん

>そういえば、性を持つ印欧語ではそのパターンが多いような・・・・・・。

そういえばそうですね。性は結構こういうのできそう。ただ、もはやアプラウトじゃないけど。これは単なる屈折かなぁ。

>lap,lab

聞き分けづらそうですねぇ。というか事実上同一になってしまい、聞き分けができなくなる、と。

>ネット上のメル18年版後期制アルカ(ほぼ変化せず)とアルシェ式制アルカとソーン式制アルカに分かれるとか・・・・・・・・・・・。

そっ、それは避けてぇ!(゜д゜)

というわけで、n対について「人工言語学」的にもう少し考えてみました。メインは昨日書いてるので、夜なべ級に長いので覚悟してくださいw

n対の序列と文脈の力

そもそもn対の動詞や形容詞が名詞よりは間違えにくい件について。
なぜか考えてみた。

動詞や形容詞の例を見てみよう。
lax-(好き) lix-(嫌い)
kot-(行く) ket-(来る)
af(暑い) ef(寒い)
sor(高い) ser(低い)

共通点は、互いに反対の概念を指している点。
動詞や形容詞は動作や状態を表す。だから2対の場合、自然と「逆の行為」とか「逆の状態」を表すことが多い。

一方、名詞はどうか。
eta(姉) eti(妹)
lao(母) lae(父)
fan(女) fin(男)
dav(朝) dev(夜)
kefa(南) kefe(東)
keta(春) kete(冬)

これを見れば分かるとおり、逆の動作や状態を意味せず、同一グループを指している。
名詞の場合、反対語を作るというより、グルーピングに近い。特に親族名詞や方位などにその傾向が強い。

ここから、反対の意味を表す形容詞や動詞は混同しにくいのではないかと考えられる。
一方、グループの場合は、どの成員を指しているのか類似していて混同しやすい。だからeta,eti,eto,eteと聞いてどれがどれだか混乱しやすいのだろう。
しかし反対語の場合、恐らく人間の脳内に「高い」と「低い」は逆の関係だと強く刷り込まれているのではないか。それが弁別性に一役かっているのではないか。

経験的に言っても、高いと低いは反対語だとすぐに思うが、父と母は「反対語?まぁ確かにそうだけど、ペアって感じだよな」とグルーピング化して考えやすい。だが、高いと低いの場合、ペアというよりは反対語と感じるのではないか。

そう、高いと低いは同じ「長さ」という概念の甚だしさを指している。実は同一の数直線上にある価値観で、数直線の左に来るか右に来るかという端点でしかない。ほら、中学校でやった長さの数直線。
ところが男女は違う。「性別」という数直線は考えられない。論理学などをやっていると、男女はたいてい丸い円で示されることが多い。ぐるっと円で囲んで上のほうに「男」とかタイトルを書いて、円の中に具体的に「雄二」「信也」とか書いていくでしょう?女は女で「博美」「明子」とかね。あれあれ。

長さの場合は数学などで数直線として表されることが多いから、どうも長さと性別じゃ人間の捉え方は違うのではないかと思う。
こういう実例を見ていると、人間は長短は端点として捉え、男女はグループとして捉えがちなのではないかと考えられる。

さて、その場合、反対の概念なのか、グループの成員なのかという違いが、どうn対に影響を与えるだろうか。
観念的になるが、反対の概念は成員同士の距離が端と端に離れている。でも、グループの成員は逆に成員同士の距離が近い。人間の認知としては、距離が近いもの同士は混同してしまうし、遠い方は区別しやすい。石を2つ地面に置いたとき、石の距離が近いほどどっちがどっちだか分かりにくくなるのと同じだ。
簡単にいえば、反対語はまるで逆なんだから区別しやすく、グループは似たものを集めてるんだから間違えやすくて当然ということだ。それで、形容詞や動詞のn対は間違えにくく。名詞は間違えやすいのではないか。

さて、そう考えていくと、名詞が特別間違えやすい原因は、名詞のn対にグループが多いからではないだろうか。
そういえばKakisさんが間違えていたのは親族名詞のlaoだった。これもグループだ。davもそう。朝に対して昼や夜は反対ではなく、グループの成員同士だ。だから、区別がつきづらい。

面白いことに、この仮定をアシェットは肌で感じていたようだ。
n対の代わりをする単語がこれまでの制アルカにいくつかあるのはご存知のとおりだ。
例えば上であげた方角。これはアルミヴァを使う。四季もそうだ。アルシエルを使う。これはn対がどれを指すのか分かりにくいための事前策だったのではないか。

2対の男女などは同じグループでもまだ反対語的だ。ところが4対の四季などは何が反対か分からない。方角にいたってはましてグループとしかいいようがない。
それで混乱を防ぐためにアルシエルなどがあったのだとするなら、やはりわれわれの頭というのはグループの成員を弁別しづらくできているのではないかと思う。つまり、反対語はともかくグループについてはn対は弁別性が弱いのではないかということだ。

そりゃそうだよな。長いと短いはまるきり逆だから、違いがハッキリしてる。だけど春と夏は同じグループではあるものの、別に逆の意味ではないから、違いがハッキリしてない。違いがハッキリしてないものほど人間は弁別できないんだから、n対がグループ名詞に弱いのは認知的に見ても正しいということ、か。

というのが、昨日待ったをかけた俺側の意見です。
こう考えると同じ動詞でもグループ性のさらに弱い、反対語性の特に強い、目に見えやすいものが、n対に強いと思われる。

したがって序列を述べると、動作動詞(kot-)>状態動詞というか静的動詞(tia-)>状態の形容詞(af?)>性質の形容詞(tas)>グループとも反対語とも取れる名詞(fan)>グループ名詞(keta)となる。

どうだろう。arkayolanはハッとしないだろうか。
そう言われてみればkot-などに比べてtia-、dox-の方が間違えやすくないだろうか。
fanよりketaの方が間違えやすくないだろうか。そういえば朝鮮語の例もfanと同じ性質のものであった。
そして何よりkot-と比べると、kefoと言われてすぐ西と浮かばないのではないだろうか。

さて、以上が「なぜn対名詞は弁別しづらいか」について。
次は「ではそれをどう今後に活かすか」

現在出ているn対語の改善案はいずれもn対語すべてに適応される書記法の問題だ。
だが、上記を踏まえれば、書記法や音声のアプローチに固執するよりも、セマンティックな観点で見るのも考えうる。

簡単にいえば、間違えやすいものとそうでないものがあるなら、どこかに線引きをして、間違えやすいものだけ改善すればよいという案が浮かんでくる。
これだと変化率が低く、既に覚えているアシェットにとっても受け入れやすい。

さて、ではどこに境界線を引くか。
俺が思うに、それは名詞だ。もちろん動詞や形容詞の中には反対語ではないものがたまにあり、それらは弁別性が弱い。
だが、圧倒的に名詞の弁別性が弱い。線を引くなら名詞だろう。

中でも、グループ名詞に注目すればよい。親族名詞、方位、季節など、グループ名詞のn対が最も弁別性が弱いのであれば、これを崩壊させるのが妥当だ。
だが、俺たちは基本的にetiはetiだと覚えており、間違えることのほうが本来は少ない。それで、etiを滅ぼすのではなく、口語レベルでグループ名詞についてはalternativeな単語を用意すればよい。

ところでn対はどれくらいあるのか。━ィ(:2)で調べたところ、2対は今の幻日で1824語。もちろん漏れや検索ノイズも含んでいるが、およそこのくらいだ。
n対のほとんどは2対なので、まぁ大体アルカのn対は1500~2000というところだろう。

ふつうn対は基本的な単純語を構成するものなので、12000登録された幻日でこれ以上増えることはまずない。複合語の要素にはなるだろうが、n対語自体はもう増えないと見てよい。
となると制アルカのn対はこのくらいだ。そしてほとんどが2対なので、2000語覚えて4000語覚えたことになる言語といえるだろう。2000語分の余裕ができるのは結構大きい。英語の検定などだとこの違いがあれば1級分またいでしまう。
まぁ、語彙圧縮ということではウィルキンズ系言語の方がずっと上だが、実用言語の観点でいえばこの程度がちょうどいいのかも。

n対のうち、グループのものはいくつあるだろうか。間違えやすい親族名詞などを集めて、一体いくつになるだろうか。
俺が思うに、親族名詞や時刻、方位などは言い換え表現を持ったほうがよいのではないか。これは俺のアルカの経験的な予想だ。

でも、親族名詞と時刻の一部以外は既に言いかえを持っている。時刻というのは、davなども含む。これらの単語に言い換え表現を持たせ、グループ名詞のn対に言い換え表現を付けていく。特に日常的に使う頻度が高い語に集中させる。
これらの修正を経て、グループを追い出しつつ反対語をn対に残せば、n対語全体の弁別性は高まるのではないだろうか。

ところでこれには問題が残っている。弁別性の問題は解決するが、それは書き間違いの予防でしかない。聞き間違いは対処できていない。

ところが、だ。聞き間違いの方も実はある程度対処されているのだ。
例えばこんな例がある。俺がさちえと一日デートでアルカを使い倒したとき、lovを逆に使っていた。覚え間違えていたからだ。電車が来るとかなんとかそういう文脈で。
ところがさちえは一切誤解しなかった。というのも、この文脈だと「着く」といってるに決まってるからという理解をしたからだ。

また、リディアとデートしたとき、fadのことをずっとfasと呼んでいた。これは前にその語形だったからだ。でも彼女は誤解しなかった。
あと、Kakisさんと話していたとき、tafasをtafisと呼んでいた。でも彼は誤解しなかった。

どうも人間、相手の言葉より文脈で判断していることが多い。恐らく、昼にxon-ax dav*としか聞こえなかったら、ああdaviといったんだろうなと思う。そしてもしdaveと言われてもdaviで解釈するだろう。それが文脈の力だ。聞き違いに強い。

さて、では文脈の力はどこで作られるか。それは相手がこの場面ではこう言うだろうと分かってるか否かだ。
反対語の場合、どちらに聞こえても反対語の意味はまるきり逆だから、どちらの意味で言ったのか解釈できることが多い。明らかに長いものを見てfenといっても多分fonだと解釈されるだろう。だろう、というか、実際に見てるとそうだ。

ところがグループだとそうはいかない。etaといわれたらetiの間違いだろうとは思えない。その子が明らかに若ければetiかなと思えるが、そういった環境がないとグループ名詞は区別できない。

まとめると、反対語とグループでは、グループの方が解釈にたくさんの文脈を必要とする。今の時間が昼だとか、女の子が小さいとか、そういう色んな情報を必要とする。
しかし反対語はより少ない情報で文脈判断できる。従って、n対語としてはグループ名詞を崩壊させてしまえば、反対語などはたいてい文脈理解で事足りる。それで、書き間違いだけでなく聞き間違いにも対処したといったのだ。

おまけとして、lax-,lix-はもはや脳内に別々に保存されているように思える。嫌悪した顔でan lix-~と言っているから、もはやan lix-eの形でチャンクとして脳内に収まっている気がする。これでワンセットなので、laxと間違えようがない。laxは状態動詞なので、これと同じことが恐らくほかの状態動詞にもいえるだろうし、動作同士はいわんやだろう。だから、これらは慣れの問題で間違えなくなるだろう。

一方、kefiとかは無理がある。俺、kefiとかを前期以外に使った記憶がない。さちえのときは使わなかったか、あるいはkefiって何番目だっけと考えてから使っていた。さちえもアルミヴァの歌を歌ってどれだか勘定していた。

逆に、これは凄く不思議なのだが、同じグループ名詞でも身体語彙って間違えなくないか?tikが脚なのは誰も間違えない。額をdap、顎をdipとしているが、この間違えも聞いたことがない。
身体というのは季節などより遥かに人間にとって基本的な概念だから、人間は身体語彙についてはかなり弁別するようにできているのだろうか。だから語形が似ていても間違えないのだろうか。
あと、子供のように身体語彙は触りながら練習するとすぐ覚えられる。

やっぱグループ名詞の弁別は難しいなぁと思った。それをn対にすべきじゃなかったな。
というわけで言語屋のみなさん、反対語はアプラウトなり子音交替などで組を作って覚えやすく工夫して学習効率を上げるのは、人間にとって弁別可能な方法であると思われます。人工言語作成のベースアップのため、うまい具合に加工してお使いください。
一方、グループ名詞には注意し、弁別性を考えて設計してください。

<試験的運用>

槍玉にあがったグループ名詞を言い換えてみる。基本的に片方を残せばおkって話。laoとlaeならlaeだけ変える。
ところがそれだと、laeと言ったときにlaoと聞いてしまう誤解は防げない。悩むところだが、仮に両方に代替表現をつけるとすると。

親族名詞

母laal(古)ないしmama 父papa
娘mion(指小辞付加) 息子noi(中期制)
姉etta(古) 妹melme(mel) 兄alser(seren) 弟aruuj(ruuj) 
*義理の兄弟は頭にeをつける。

孫類以下は代替表現は男女の区別を捨てようか。必要なときに男女を付ける。

孫aliiz
祖母、祖父fifo

いとこ(区別なく)almiv
おじおば(区別なく)tata(古。mama,papaの中間としてできた)

男女系

親族は間違えてもなぜかこれは間違える人が少ないのでママで。もしいうなれば、男はeltで女はsaalで。
fianとfiinが聞こえにくかったらsaalfian、eltfiinで。

時間関係 できれば単純語は増やしたくないので複合語で造語。

朝parima(太陽の時間) 昼satyulaima(サテュラの時間) 夕cuukima(真紅の時間) 夜xeltima(月の時間)
an mek-a im par 朝起きた

tazなどは時相詞と同じアプラウトなので、時相詞を間違えない以上、変える必要はない。

fas類は間違えないが、tafisと書いたことだし、念のため。fisのみ残し、昨日がlovfis、明日がkesfis。

sakt系は頻度が高いので慣れる気がする。
tuo,tueもla,leのノリで行けそうな気がする。代詞関係は慣れでカバーできてる。

年komel(1メル) 月kohacma(1使徒) 日kopar(1太陽)

時fenmel(時針が短いので) 分jixmel(分針が細いので) 秒tismel(小さい針)

色系

hoora類とlejjme以外はnimを付けてもOK。
白par 黒vemo
赤hoora 青psoora 緑tekra 黄色impra
茶tuno 桃sex 灰dofl 紫lejemme

その他

・国名はそもそもアルカにはどうでもよいのでそのまま。

・夏至などは日常的でないのでどうでもいいような気が……。

・学校。少女に合わせて複合語。小学校tinaka 中学校fianka 高校lazka 大学manaka

・食事。朝食parxon 昼食satyulaxon 夕食cuukxon 夜ご飯xeltxon

・pistやogaなどの穀物は必要性が問われたら。イモ類は問われそうだなぁ……。

・香水みたいに程度順に落ちるやつはむしろn対のままのほうが理解しやすい。

・sapなどもこれで覚えているので大丈夫そう。日常語でないし。

今後の方針

1:壁や木などはそもそもあまりグループでないと思われているものを無理にグループにしているので、こういうのはかえって混同しにくいので放置。

2:難易度の高い単語は放置。

3:以上に基づき、要望があるたび語形を作る。が、日常語な上、あくまで代替表現なので、いくらか単語が増える程度で留まって良かった。まぁ、日本語にも雅語とかあるし、同じ概念をいくつか呼ぶことはある。

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n対

>Kakisさん

n対の前に、ノシロ記事、よく了解しました。
僕が書くよりずっと冷静に見て分析してますね、流石です。
あれで先方の動きが理解できました。

さて本題のn対ですが、僕らはpixをvemoにせずにすむよう、色々考えているところです。
確かに古アルカの単語に回帰するのは1つの解決策で、それを主張している人もいます。

だけどそれは貴方が仰るように制アルカの死亡フラグに直結するし、うろ覚えの単語を覚えるにはまだn対は効果的に働いています。
それに、n対があるからこそ概念同士がまとまったグループと捉えられることもあります。

tasの反対はtisに決まってます。日本語でもそうです。でも、木のペアが草というのは僕はアルカをやるまで知りませんでした。別物だと思ってた。ルシアはzom,zemと聞いてすぐ両者の関係を理解するでしょう。
そういう利点もまぁあるにはあるのです。概念の理解に役立つという利点。

やはり問題は聞き間違いなんですよね。誤解しちゃ意味ないから。

ところで動詞のミスですが、kot-,ket-は僕は間違えないけど、なぜかlov-,lev-は間違えることがあります。これは修行不足で原因特定できそうですが……。

>魚楠さん

ワロタw
いい感じにこのチャートのとおりですなw

えぇ、仰るとおりだと思います。特に――

>殆ど全ての対語毎に理屈を理解しなければ効果がなく

これが大きいですね。fian, laz, fan, laoなど、性別は女が上。tas,fon,hanなどは存在量が大きい方が上。こういう理屈を概念グループごとに覚えなきゃなりません。
グループが多いので、覚えきれず、間違えやすいというのもありそうです。

>兄、姉

これはアクセントの違いもあるから容易に区別できそうです。兄と雨の方が恐らく聞き間違いやすいはず。
で、当然のごとくn対の解決策として1候補になったのが、アクセントを利用した方法です。が、これも中々難しい。

>末広さん

朝鮮語、内容語にもn対に似たものがあり、ですか。
amilaが家禽の雄で、emileが雌。なるほど。
珍しい現象ですね。ありがとうございます。

それで調べてみたところ、母音の陰陽交替という現象らしいですが、基本的に語の意味を変化させるためのものではないようです。この用法は珍しいみたい。
朝鮮語の例を取ってアルカに豊富なn対を持たせる論理的根拠には残念ながらなりそうもないですね……むぅ。

>絶対数が少ないし、聞き間違い対策に子音交替

子音交替かぁ。なんていうか、こないだアークパズルのとき言った単語ひっくり返し読みでn対ってのもありかな。
絶対通らないと思いますが。

さて、以上を踏まえて、今現在出ている解決案を述べます。これ以外にありましたら、ぜひ追加ください。

1:接頭辞*l-をつける。etaにはaleta、etiにはiletiのように。

利点:アクセントが付く語頭にアプラウトが来る。2回アプラウトが来るので間違えにくい。

欠点:語形が長くなる。複合語中に一々付けるとテラ長くなる。逆につけないと複合語の聞き取りが悪くなる。

2:アプラウト母音を変質させる。fan,finではなく、fain,fianのように。アプラウトが現在はa,i,o,eだが、ai,ia,ou,eiのようにする。

長所:アプラウト母音同士の類似率がとても減るので聞き分けに強くなる。

欠点:辞書形を全部かえなければならず、作業的に厳しい。finがfianになると男と少女の区別がつかなくなり、こういう重複が増えそう。もっともfianはfiainになるのだが、母音の連続が多すぎて発音しづらい。

3:母音を鼻母音に変質させる。今は使っていない鼻母音をアプラウトに当てる。fatはファントのように発音される。

長所:音声上の変化とすればいいので辞書形を変える必要がない。

短所:別に母音間に差ができたわけではないので、n対同士の聞き分けに役立っていない。fankのような単語ではそもそも鼻母音。

4:母音そのものを変質させる。aでなく[ae]のような発音。英語のappleのaの発音。

長所:3と同じ。

短所:3と同じ。解決になっていない。

5:アクセント位置を変える。etaはeが強く、etiはiが強いというように。kotのような1音節の場合、kotを高く、ketを低くとする。

長所:聞き分けには大いに役立ち、辞書形を変える必要もない。

短所:2対以上に対応しない。アクセントがややこしくなる。動詞と名詞の聞き分けがしづらくなる。

6:アプラウト母音を伸ばす。katは実際kaatと読まれる。

長所:聞き分けにある程度役立ち、辞書形を変える必要もない。

短所:伸ばすだけで効果があるか不明。

備考:古アルカは対語の概念があった。片方は必ず長母音が含まれ、片方は短母音が含まれるという現象があった。ただし、この用法は音象徴ごろには廃れたので、現存する例は多くない。
例えば元々ルノとハーベは対象となる神だった。これらは母音の長さで対応のあったことが分かる。
同様にエルトとサールもそうだ。

これを踏まえれば、n対において、aを据え置き、iをi:と発音するという手法も考えられる。ただ、その場合2対までしか対応しないという問題がある。

7:アプラウトに高低の声調を持たせる。

長所:聞き分けは強い。辞書形は変えない。

短所:アクセント体系が複雑になる。

8:n対を一部崩壊させ、古アルカの語で埋める。時相詞などは据え置き、名詞などを変える。

長所:聞き分けの問題は一部の語において完全に解消される。アルシェのメンバーにはとても簡単。

短所:アルシェの単語とソーンの単語のどちらを継承するかの問題が起き、和平の象徴としての言語の意味を破壊する。ソーンはソーンの単語を使い、アルシェはアルシェという結果になるのは火を見るより明らか。例えばdefはアルシェはalhoora、ソーンはlejemmeというだろう。聞き分け以前に方言化が進み、政治的にアルカに死亡フラグが立つ。
 また、辞書をすべて書き換えなければならない。
 アシェット外のアルカユーザにとっては謎の言語でしかないため、アルカの性能が落ちる。8000も蒐集したKakisのサイトも一部崩壊する。

9:8をやりつつ現状維持。つまり、古アルカの単語を口語は使い、聞き違いの関係ない文語ではetaなどと書き続ける。欠点は無駄に単語が増えること。

現在実施されているのは1,6です。8は僕の方で差し止めてる状態ですが、ご存知のように言語の変化を差し止めるのはかなり厳しいです。

一度1が強くなりましたが、使徒が慣れてきて難しいこともしゃべるようになると複合語の頻度が高くなり、次第に1でなく6が台頭してきて、今に至ります。
なお、自然にまかせて生まれてきたのは6と8だけで、あとは人為的な操作です。なので、6はありえるかもしれないですね。

ちなみに、プロトタイプの資料を見ていたら、当時はn対はアプラウト部分、つまり語末にアクセントがあったようです。昔は半拘束アクセントだったようです。
今、n対がアクセントのない位置に来ている不自然さはその名残です。

アクセントを活かす案は厳しそうです。というのも、1音節の語が多いからです。
まぁ、このまま6でいって間違えないようになればいいんですがね。もう少し自分らの体使ってど根性人体実験をすることになりそうです。ふぅ……こういう結果を利用できる今後の言語屋が羨ましいです。。

恐らく、現在のアルカはあまり変わりません。黒田さん、大丈夫です。次のタイプに音声が変わると思います。
1:eta。複数音節。元々aは長く発音されるので不変。
2:kot。最初にアクセントがあるので弁別的で、不変。
3:etat。最後が閉音節で、母音が短いので、これを強調するために音が伸び気味になるかも。

あとはまぁ……慣れかな。慣れで時相詞もどうにかなったから、慣れで名詞の越えられない壁を越えようか、と。
多分、通じなかったときとか強調のときに古アルカ使うんだろうなぁ。

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アプラウト考

英語のsing-sangはアプラウトだ。foot-feetはウムラウトだが、まとめてアプラウトとされることもある。
アルカを考察する上ではどちらもアプラウトと捉える方が理解しやすい。

アルカにはn対語がある。名詞eta、形のない名詞mals、動詞kot-、形容詞afなどがある。さらに時相詞にまであるのが特徴だ。

n対は始めは確かに歓迎された。覚えやすいので。俺はというと、アプラウトで聞き間違えが起こりやすいかと思ったが、foot-feetで英語は成立しているので大丈夫だろうと踏んだ。

ところがこれが間違いだった。確かに幻字に鏡文字が多いのは英語にも多いので大丈夫だろうと踏んで、こっちはOKだった。だがn対は読み間違えた。

ここのみなさんは俺のアルカよりもむしろKakisさんのアルカの方をよく目にしているかもしれない。
彼のn対の誤用歴を見ていると、実は傾向がある。

例えば彼は(少なくとも最近は)時制は間違えないのだ。ところが夜をdavといったり、父をlaoと言ったりする。
見たところ、時相詞>動詞・形容詞>名詞という序列を感じる。名詞が一番間違えやすい。

そしてこの序列、面白いことに、彼だけではないのだ。
かくいう俺も同じ。アシェットの面々も同じ。
必然的にリディアらは名詞のn対を避けがちになる。etaをaletaとしたり、あるいはetaaと発音したり。でも決して時相詞-aを-alaとはしない。

さて、この序列は何を意味するのか。
慣れ……だろうか?つまり、時相詞はよく使うので慣れて間違えなくなる。
もしそうなら、ほかのn対もそのうち慣れるので問題ない。
ところが、もしそうでなかったら?こう考えるのが作者として怖いと思ったわけだ。

そこで以前、未来予想を自然言語の再分析で先取りしてみた。
そもそもアプラウトは何語に見られ、どのような使われ方をしているのか。

なじみのあるところで英語と日本語を取ってみよう。
例えば日本語では動詞の活用でアプラウトを使う。また、風、風穴のように、複合名詞中でも出る。
どちらにしても語の意味は変わらない。「書か(ない)」「書き(ます)」となっても、axt-という意味に変わりはない。

英語はfoot-feet, sing-sangか。名詞の単複と動詞の時制に使っている。いずれにしても足とか歌うであるという点は変わらない。

ほかの言語でアプラウトがある例を集めても同じような結論だ。単語の意味そのものを変えるアプラウトではない。あと、セム系のアプラウトはちょっと別個に考えようか。

それを除いたらほかには母音調和というべきアプラウトがあり、単に発音の問題に終始しているようだ。

うーむ、どう考えても俺の負けのようだ。文法関係、時制や活用や数といった機能語的な、文法的な概念しかアプラウトが関与しない。そのことを当時知っていたのに、それが分け隔てなく内容語の世界にまで通用すると考えた設計が甘かった。
敗因は、機能語と内容語の超えられない壁を甘く見たことだ。

で、こうやって自然言語を見て考えていくと、上で仮定した序列についても見えてくる。
アプラウトが機能語に強く内容語に弱いという仮説が正しければ、上の序列も説明がつく。つまり、なぜKakisさんらが時相詞を間違えず、名詞を最も間違えるか。

各品詞を内容語寄りと機能語寄りに分けたリストがあるが、言語学の本で偶に見かける。あれによると時相詞は機能語寄りに当たるだろう。そして名詞は最も内容語であり、形容詞や動詞はそれに少し落ちる。
だから時相詞は間違えづらく、名詞は間違えやすいのだろう。従って、慣れの問題ではないため、何年かけても同じになりかねない。
従って、早急に改善案を考察してリディアに提案しなければならない。と思うまでもなく、向こうでは対処していた結果がal-や母音の長音化なわけだが。

――というのがメル17,8年ごろの流れだが、Kakisさんのド根性データのおかげでさらに確信が持てました。dyussou, sentant。

さて、この問題にもう少し認知的なツッコミを入れてみよう。
なぜ名詞は間違えやすいのか。換言すれば、なぜアプラウトは内容語に弱いのか。これはアルカだけの問題ではない。
人間の認知からどうこの現象を説明できるだろうか。

これは人工言語ならではの言語学的テーマではないだろうか。自然言語だとそんな言語を想定する必要がないのでテーマにならない。人工言語学に収集すべきものだろう。

――さて、この回答、言語学なので様々な説がありえますね。
それで、僕がこう思うと書く前に、ぜひ言語屋の方々に伺ってみたいです。

注)アプラウトについて調べたら、あまり情報出てないんですね。アプラウトで引いて1ページ目にアルカの部屋が出て、しょんぼりしました。一般的な言語学の用語入れてるのに人工言語のサイトに当たるなんてなぁ……。

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昼休み……白身魚うまいなぁ……。
すみません、下記の内容と雰囲気があまりに異なるので、短レスにて失礼します。
魚楠さん、みかか方式ありがとうございます。Kakisさんも。hacm方式を使うのはバレづらい方法ですね。
黒田さん、連休は北海道で予約を取っているのでちょっと厳しいです。すみません。
末広さん、眺めるは了解です。ところで日本語は対格言語のような気が……。

本題。

>私は、あなたとあなたの友人が私を完全に知ることなく安易に分類することを、拒否します。(ノシロ板)

なんだか間接的に名指しされたのでレスするが。

拒否じゃないだろう、拒否じゃ。
自分が拒否すれば相手が貴方を宥めるように分類を変えてくれると思うのか。甘すぎる。社会人の考え方ではない。

問題は自分の書いたものがどう見えるかだ。自分がどのつもりで書いているかなんて、他人は一々テレパシーみたいに通じてくれない。

「こういうつもりで書いたんですけど」なんて会社で通るか?「じゃあ「こういう風」に見えるように書けよ、馬鹿野郎!」と言われるだろうが。それはネットだって同じだ。

完全に人を理解することなんて不可能なのに「完全に私を知らないで」なんて平気で書いてるところも同じで、ザメンホフの風格とは異なる普及型に合わない身勝手さを感じる。符牒なら通るが。かつて俺にこういったな、世の中自分の思いどおりに行くことばかりでないと。son an ku-i pef tu al ti a!

今、ノシロはエスとは同列に置けない。つまり、普及型には分類できない。そして符牒でも演出でもない。だから思想と分類した。
思想に分類されたくないなら、拒否じゃなくて反論だろうが。いかに思想でないか。

なお、貴方がノシロ文を書いたことは分類を変える一歩で、俺のノシロ嫌悪とは別に確実にエスと同列の方向に一歩前進している。

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残業休憩というか……飯パソか……

・天気

しかし最近涼しくていいですね。朝6時のトレーニングが心地よいです。すがすがしい!
ただ、周りは体調崩してるのが多く、なんか今日休みが多いんですが……。寒いからか?

・俺の単語力

作者のわりに最低限のことしか運用できていないため、俺の単語力は弱いです。
こないだリディアが「みゃんもむ、みゃんもむ」と繰り返していたんですが意味が分からず、「なに喉つっかえた猫みたいな声出してんだ」と言いましたw
myanmom(レンコン)……あぁ、レンコンねぇ。結構好きだけど、忘れてたわ。さちえがいないので食事中はアルカ使わなくなったからなぁ。

・幻字のPC用転写文字求ム!

社内などで手っ取り早く秘密の内容を書くときに、アルカで書いてます。
手書きのときはいいんですが、PCに打とうとするとアルファベット転写なので、固有名詞がまんまバレてしまいます。

なので幻字のような文字で打ちたいんですが、何か方法はないでしょうか。
前にKakisさんがフォント公開前に書かれていたような……「し」でxalとか。あれの文字対応表ってないでしょうか。

・リディアという名

カタカナ限定だが、この名前は不思議な名前だ。
思えば俺に縁が深い。FF4のリディア、ウチのリディア。で、実はエスペラントのザメンホフの娘もリディアなんだな。
人工言語にFFにアシェットに。なんか繋がってるなぁ。

さちえと子供ができたらリディアにしようといってたが、残念ながら息子だった。
まぁ、いずれにせよという話だけど。そもそもリディアという名前は中学のころ、付き合って少しして、もし俺がこっちで結婚して娘ができたらそう名付けると約束したからだ。
リュウとは果たせた。でもリディアとは果たせそうにないな。

叶いそうもないので、せめて小説の中では水月リディアにした。
あれ、実は紫苑はリディアに助けられたからと小説内では書いていたが、作者側の意図としてはそれがあった。

さて、レスです。前置き長くてすみません。

>黒田さん

>私は無視される傾向にあるようですし、kakisさんが突っ込む分にはあの人も受け入れられるようです。

そうなんですか……。
なぜでしょうね。黒田さんの方が答えにくいことを突いているのか、あるいは別の理由か。あー、Kakisさんがノシロで書いたから友好姿勢を見せた、とか?やっぱりそこは普及型だから。
なんとなく、抗議文をノシロで書いて「ここが訳せんのですが」といったら向こうも逃げようがないと思いますけど、結構攻撃的ですね(^-^;

>最近、セレンさんが描いた絵を壁紙として使っています(^^)
(「読者プレゼント」…ですよね?)

おぉ、それは嬉しいことで。はいな、読者プレゼントでどうぞ。
誰かリクがあれば描きますよ~。ただし、モデルおよび顔公開OKの交渉を要するので必ず答えられるとは限らないですが。

そういえばプレゼントで思い出しましたが、実物を読者に送る場合(CDとか本とか写真とか)、どうすればいいんでしょう。
需要なさそうだけど、以前そういう需要がメール上であって。

条件は互いの住所と名前を知らせないこと。なので宅配は無理でしょ。
コンビニ留めもこちらの名前を書かないといけないそうなので、断念しますた。
ロッカーに入れておくとかそんなシティハンターみたいなことはできないしなぁ……。
方法があればリアルに実物教材を読プレできるんだけど……。

>Kakisさん

>両親からの愛情に・・・・・・・飢えていたのですね・・・・・・・・・。

んー、何とも言いがたいというか。。。
一人娘で甘やかされ、ヨーロッパや中国と海外旅行をさせてもらい、大学で塾講を少しやった以外働いたことがなく、私立の学校に通い続け、そのわりにお父さん何もしてないのに「お父さん嫌い!」と中学くらいから嫌い続け、大学でも文句ばかりいってたわりに毎月小遣い5万くらいもらって、それでも「服が臭くて家にセレン呼べないじゃない!」とか言ってて、お年玉とかホテル代とかに使ってたってことを考えると……。
じゃあお母さんと仲いいのかというと結婚後も俺にぐちぐちと……。見た感じ両親は大切にしてましたがねぇ。で、本人曰く「私、我慢強いから」。んーーーーーーー。

そんなこんなで大4のとき、俺がつけたあだ名が「はこ」。当たり前だね。ちなみに「てっぱこ(fentkov)」などとも。
「ちえ、「だっぱこ(脱箱)」しろよ。デートするならバイトくらいしなさい」といって大学のときようやく薬局へ。

どちらかというと「みゅ」とか言うかわいい自分にナルってた感じです。パル相手とか、素だと「ふん」とか「はっ」とか言って冷笑する奴でしたから。女は複雑です。ちなみに妹いる人間から見ると、女ってこんなもんですか?

>神奈川と群馬と茨城の県立図書館の司書は人工言語は眼中になさそうです。

ではKakisさんが司書になって人工言語本をですね、ぜひ図書か……ry

>青空文庫

アルカを訳そうとして探したことがありました。
昔の小説にあまり興味なくて挫折してしまったのですが。
でも、タダで読めていいよね。

>そういえば、なぜか物語が現在形で書かれていて疑問だったのです。

えぇと、物語というのは自分らの世界や時間とはかけ離れているので、過去形を使わないようです。
単なる聞き語りの場合はもちろん過去形を使います。

例えて言うなら、映画に近いでしょうか。
「今どんなシーン?」
「あ、ハリーが魔法で火を出してるとこ」
みたいに、映画の場合は過去に撮影しても今起こってるように言います。アルカの場合、小説も映画と同じ感覚になります。

利点としては、一々英語のように大過去を使わなくてすむということです。
というか実はこっちが言語作者としての本音です。
デフォを現在形にすれば、小説内で過去トークをしたとき、過去形を使えばいい。
でもデフォが過去だと過去のことは大過去にしないといけない。でもアルカにはhave doneみたいな言い方がないから、-aを使うしかなく、過去と大過去の区別が困難。それを避けるためにこの形になりました。

>普通にうまいと思いますよ。骨格の比率とか光学的処理とか。

コメントの仕方がKakisさんらしいね。
そう言っていただけると嬉しいです。

俺も紫苑みたいに異世界行きたいよ。
そしたら「セレンの書」とかいってコクヨのノート一杯に異世界の言語を書き、図解で挿絵をかいちゃる(゜д゜)
そして異世界の美少女をfatして(ry

>贅沢なアルカと倹約的なジェン語

最近、ジェン語を引き合いに出すことが増えてきました。
末広さんが頑張ってる証拠ですね。自然と意識に登る存在に。

ブログの単語を見ていて思ったこと。
ジェン語は225個の基本的な単語の組み合わせで下位概念を作るウィルキンズ系の言語です。
必然的に複合語豊かになります。形態素同士の組み合わせは作者の語感で恣意的に決めることになります。

ただ、恣意といっても共感できるものが多数です。
「目を小さく使う」で「一瞥する」とか。
もちろん共感できないものもあり、そこは覚えるしかないです。

例えば「目を大きく使う」は「凝視する」ですが、凝視するときって目をほとんど動かさないわけだからむしろ小さく使うんじゃないのとか僕は感じました。
大きく使うって、どちらかというと大雑把に見る、つまり眺めるではないのかな、と。
この辺の語感は日本人同士でも異なるので、覚えないとだめです。
ただまぁ、組み合わせだけを覚えればいいので、凄く面倒ということにはなりません。

ジェン語は、つまり、225という制限の中で語彙を作るという倹約の言語なのです。
いかに制限された環境で概念を表現するかというテーマでもあります。面白いね。

アルカはそれに比べて贅沢。janが空で、panが乗り物だから、飛行機はjanpanになるはずなんだけど、飛行機はよく使うから混成にしてjampとか。
おかげで単純語がどんどん増える。「端切れ」なんて単純語にする必要があったのか、2年前の俺?は……そうか、さちえがアルティスの服を作るのによく言ってたってことか……orz

やってることは「空」+「乗り物」だからジェン語などと変わらないのだけど、学習の容易さを取るか実利を取るかというテーマの違いがあります。

>1年未満の言語

確かに……。多くは1年続かないですね。
若いと特に止めるのが早くて、その代わり駆け出しも早い傾向にあるようです。
人工言語って若者が思いつきそうなので、多くはすぐ消えてしまうんですね。

>an tan es-i tol leseks e parmeld on "深い森" et "ezo liefon". (2ch)

これ、面白いのでリディアに聞いてみました。お前なら何て言う?って。
そしたらezo han/gaxだそうです。liefonだと洞窟みたいな細長いものを想像するとか言ってました。

で、アルカとしてどちらの語法が合ってるか話し合ったら、「liefonとhanは別物なので、どちらも正しい。別々の森を想像するだけで、日本人であれ何人であれ恐らく変わらないだろう」との結論になりました。
ただ、日本人は特にliefonを好むみたいなデータが出てきたら、面白いですね。いや、というか作者としては厄介な傾向です。それだけアシェット内でも方言の可能性が高まるから、いずれ俺が怒られそうで……。

最近、Kakisさんの2ch幻文を見ていて、日本語を読まなくなりました。前は日本語を読んで実はアルカは一部スルーしてました(すみません……
でも最近単語訳しか載らなくなり、日本語だと読みづらいのでアルカ読んだ方が早いやということでアルカを読むように。
これ、いい勉強法ですね。めんどうくさがりな私でも読むので。
ジェン語などもこの形式で頑張ると、私みたいな奴でも読めるかも。

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昼休み

>ちなみに、どうしてマンガやRPGなどの中のネコは、「●●だニャア」と言うのでしょうか。

えぇ、さちえはリアルで語尾が「みゅー」でしたがw
「セレン、朝だみゅ?(実際には毎日俺が起こしてたがな!)」「つかれたみー」とか。

リディアもこれ系が好きらしく、こいつのせいで古アルカにanなどの天秤詞が発達。
「みぃ」にはまってるらしく、miiが文末純詞になりつつあります。

「みぃ」は猫の鳴き声のバリエーションのようで、~みぃ?とかよく鳴きます。リディアの鳴き声になりつつあるw
恐らくさちえが作った言葉で唯一普及したアルカの単語がmyuとmii。

>いいなずけ

色々な分野でウチは世襲ですからねぇ。勇太も離婚しなきゃアルカネイティブの世襲だったろうし。

amavel君はamalis+velm(思い出の金曜日)の混成だそうです。
ennaの日生まれなので。amalesじゃないですよ。amalis神の方。

一日早ければamaparとか?遅ければamaerとか?
ほかの奴らもこのネーミングするとama系が多くて収拾つかないなぁ。

>職は、家族の圧力が強まってきたようです。

ニートの精神状態のきつさはよく分かる。特にまじめな人ほどつらい。
本当に怠け者はニート生活が楽で仕方ない精神構造の持ち主です。

てゆうか、Kakisさんの場合、社会的にはニートとは言いません。
その段階ですと、就職浪人生ですので。就職に当たって年上ニートより遥かに有利です。
というのも、フゥシカに話を聞くのも最近気の毒なぐらいな状況なので、違いがよく分かります。

メルがね、あの状態でもルティア家にいるっていうのは、ニートだし、乳母やめて使徒も止めて、ルティア家の庇護を失ったら、完全ヒッキーで学校さえ出てないから体でも売るしかなく、売春して病気になってすぐ死ぬっていう未来が見えてるからだと思う。
メルの人生はほんと悲惨だわ……。

>小さなところは人工言語の本なんてとってないようです。

うーん、そうですね、実は最近の司書って自分で本を選ばないことが多いんですよ。
ウチもそうなんですが、図書館配本センターっていうのがあるんです。で、問題はそこの元締めはどこか。現在、業界内ではその地位をどこが取るかで戦争状態で、図書館の革命期に突入しています。

例えば(紀)とかがこれをこれをとリストを作ってプッシュするとします。すると最近の司書さんは言われたまま注文します。
当然書店側は掃きたい商品っていうのがあります。書店は商売でやってますから、公共性が低くなります。当然結果的に図書館に入る本も公共性が低くなります。
この流れで人工言語本はどうなるかといったら、当然入りにくくなります。それでKakisさんが書いているようなことになるんです。ノシロの出た当時は今ほど革命期ではなかった。今はもっと状況がひどい。人工言語で出版しようものなら書店ではもちろん売れないし、頼みの綱の図書館にさえ撒きづらい。だからネットなんです。

>人工言語@bbのプライベートメッセージかメールで内緒話は可能です。

あ、メールできるんですね。気付かなかった……。
では、必要なときに。

>生者が死者に花を捧げ、死者がそれを死神に渡すという文化設定だったのだろう。

なるほど。そう考えると土葬の文化があるのにトワーユが地界になく、むしろサールの国があるというのは文化的に妙ですねぇ。
ふつう土葬の文化圏は冥界が地下にあると考えるものですが。

……あ、そうか。ユーマの一族は死者の世界を想像する前にサールが地下に住んでいることを知っていたからか。

>ピアノ協奏曲と旅の組曲で有名な北欧の人については patina di musica でぐぐると幸せになれるかも。

おぉっ、こんなサイトがあったんですね。seereです。

聞いてみました。こりゃmidiよりずっといいですね。迫力あるなぁ。non keno hacmaより明るいんですね。ハーメルで聞いたときは確か……横笛のような音だったような気が……あれはあれで。サントラに入ってれば買いです。

kakis sou, ti tan ten-ex tu.

>541,542両氏

はい。ほかにも何かあれば気が向いたときにまた話してくださいね。

>Kakis さんの言う、ノシロファンならノシロ語でというのは正論であり、私も英単語を使って2類をどんどん書くことにします。それなら多くの人が単語が分からなくて先に進めないことはないだろうし、全てローマ字になるので外国語らしい雰囲気も保てるでしょう。英単語は一語一意になってないのは心配ですが、まあ妥協して。

ノシロ板水田さんのコメント。
批判を「正論」と認め、2類で「書く」と述べられています。すごく見直しました。
ちょっと久々にノシロの記事でも読み返そうかな。

あと、黒田さん、別に転載はいいですよ。ご自由にm(_ _)m

>共同翻訳

こういうの好きだなぁ。自分のブログに引きこもってばかりいないで、少しは参画しないとな。
つってもネームさんの激励以来、Kakisさんの幻文がスキルアップしてるので、あまり突っ込みどころがなかったり……。
とりあえず、珍しく添削。添削箇所は大文字で。

ねずみの相談 kalt e kamt

"tuo, rox xon-i yu. to-af sei."
kamt kalt-It im DEV xe.
kamt xe ku-I "ya, an SERN-IK SOA DEL vars-ax kets sab-i txin al po".
"haan. son, anso xakl-el MA kets ket-i."
"tu et sern ao. son, ne vars-o sab-i txin?"
TAL u vars-Ip sab-i.

「最近、仲間が食べられてるんだ。どうすべきかな」
ある晩、ネズミが相談し始めました。
あるネズミが「あぁ、アイデアが浮かんだ。猫の首に鈴をつければいんだ」と言いました。
「なるほど。それなら、猫が来るのが分かる」
「それは名案だ。で、誰が鈴をつけるんだい」
誰もつけようとはしませんでした。

……うまくなったなぁ。さちえもリディアも始めはゼロだったわけで、あ、僕もね、やっぱ1年もやってると違うなぁ。
アルカ式時制の一致がパーフェクトにできている……さすが語ヲタ(-д-))

以下コメントというか。

・物語の場合、本文は現在形で書きます。日本語はタ形なのでややこしいですが。
・しかしn対はほんとミスりやすくて困ります。アシェット内でn対が分解されつつあるのも分かる気が……。とりあえずeldevで対処。
・xakl-el maとmaを入れると、今度から気付けるようになったとなって雰囲気が出ます。
・vars-を使役動詞rok-にすると、罠に嵌めてうまく装着させるというニュアンスに。varsだと「つけろゴルァ!」的な。

ちなみにお題を振ってもらえれば次は僕も書くでよ(^-^)/

一見したところ、liesoは母音率が高い感じがしますね。
日本人にやさしい発音ですね。

ジェン語ではネズミは小獣か。なるほど。
アルカだとネズミは「多い」が語源。
いつだったか、地球語のマックファーランドさんと話してて、ダチョウのネーミングがアルカと地球語で異なる話をしたことがあったなぁ。
複合語の作り方って造語者の感性が現れるから好き。見てて面白いというか、文法とかより気になってしまうのは僕だけじゃないはず。

>33000語

エス辞典ってそんなにあるんだ……凄いな。
12000って少ないよなぁ……。増やすか。

俺と絵

昨日の紫亞はリディアに言わせると自分に似てないそうです。
むしろ俺とさちえの娘がパーマかけた感じだそうです。確かに……。
リディア分がないって……紫亞じゃないじゃん。

さちえとの子は息子なので、あれは誰でもない人に……。
画力ないなぁ。
それで、今度はとりあえず紫亞顔を描こうということに。いつになることやら。

意外かもしれませんが、俺が一番好きな趣味は絵です。言語作りではなく、音楽でもなく。
絵を描いているときが最も集中して時間が早くすぎ、痛みを忘れるので、多分一番好きなんでしょう。運動よりも好きです。

ただ、問題なことに、俺は絵が下手なんですよ。右脳が悪い。あと、練習量が少ない。好きというにはおこがましいほど。
大学のときはほとんど書かなかった。

始まりは中1.ラムネとサザンアイズがクラスで流行った。ラムネはつまらなかったのでフォーチュンクエストを買った。
本を読まないガキだったのに、読むように。
サザンアイズはパイに萌えたものの、読まなかった。

ジャンプでジャスティスというマンガが始まり、リボンという子に萌えた。
これがきっかけで絵を描くようになったが、テラ下手なのでorzに。

懲りずにマンガとかをインナーに描きつつ、徐々にイラストへ移行。
ちなみにそのマンガはあまりにネタすぎて、ヴァールが爆笑してた。あまりの爆笑ぶりで、あのバカあまつさえそのマンガをネタにRPGツクールでゲーム化までしやがったw
いうまでもなくパクリのオンパレード。流石、俺w
星型の敵が吹っ飛ぶときの「フェー」というセリフが気に入ったか、後にさちえまで「はーい」という代わりに「ふぇー」とか聞き返すときに「ふぇ?」とか言ってた。笑える。

いつか機会があったらアップしますw

高校のころはウォンバスの絵をよく描いてた。
大学で描かなくなり、たまーに描く程度。
リディアが絵心ないので代わりに挿絵とか描く需要から、結婚後にちょこちょこ描きだして今に至る、と。

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lamka はじめの場所

・紫亞18歳想像図

前回と同じ手法で紫亞の18歳の姿を描いてみた。
ただし、今回は目が俺に似て、髪がリディアばりにテンパという設定。

場所は俺が初めてリディアに出会ったところ。
あのときはここにリディアが座っていて、俺はこの絵の左上の方から歩いてった。
そこに18になった紫亞が座っているという設定。
雨が降っていたのでレンガや木が濡れているのが残念。

しかし、思ったほどかわいくないなぁ……。俺に似せたのが悪かったのか。
前髪が頬を隠しすぎて時代劇みたいになってしまった。というか髪のせいで変なのか。顔が小さく見える気がする……。

仲間ゆきえやエアリスっぽいところがあるな。あと、ハーマイオニー。
そしてなぜか口元がさちえに似ている……。同じような女を好きになるのか?髪を変えれば俺とさちえの娘みたいに見えなくもない。

FF4の大人リディアって17前後みたい。ちょうどこのくらいか。
む……アルディアでリディアがテームスを倒したのも18ではないか。いいね。
あ、というか今のメルの年か。

完成品

「kapxia.jpg」をダウンロード

元絵

「manaxia.jpg」をダウンロード

壁紙

「imskapxia.jpg」をダウンロード

・amavel

金曜、メル18年ミルフの月エンナの日、リュウ・パール夫妻に男の子誕生。
アマヴェル君というそうだ。

そんなでアシェットはわりと祭りでした。
ずっとパールは黒人混血児だと思ってたけど、アラブ人混血だと初めて知った。アラブ人白いのにな。単に彼女個人が色黒だったのね。

さて、中学のときの約束に基づき、紫亞はアマヴェル君の許婚となりました。
「俺が死んだらリディアを頼む。死ななかったら互いの子供を将来結婚させよう」という約束。
こっちが双子だったので、向こうがどっちになろうが成立したわけか。しかしリュウもよく覚えてたものだ。

アマヴェル君とはタメになる。それにしても紫亞は半年にして売約済みか……。凄く複雑な気分だ。
許婚なんて乱馬以来に聞いたよ……。先生、アシェット街道に進ませる気満々だなぁ。これによって紫亞の次期ルシーラ率は上がったわけか。

・卒業

それとは別におめでたいことというか、Kakisさんが無事卒業されたそうです。
卒論の心配でおせっかいな話をしてたころからだから、もう結構なりますね。

卒業というから3月だと思っていたのですが、変わった時期に卒業なんですね。やや驚きました。
内定が早いなぁとは思ったんですよ。秋とは思ってなかったんで。
院とかは秋入試だったから、その感覚なのかな(?_?)

ともあれ、おめでとうございます。安心しました。mifatoo / mitisoa!

しかし、職……ですか。
バイトも悪くないが、若いうちに就職に固執したほうがよいかと……。
フゥシカが28で、去年ニートになって以来、探してるとはいうものの、中卒の壁大きく、1年そのままで……。まだ23でしかも学校もきちんとでたのなら、希望のあるうちに……。

なんていうか、司書とか向いてそうですね。
さちえがそういえば大学のとき司書の資格を取ろうとしていたような……。

あと、野菜ジュースは果物なしのがいいです。
まずいけど、果物の入ってるやつは糖分が多すぎです。

・深い森(2ch)

面白いなぁ。
元々アルカの語義が狭いのは、アシェットだから。母語が異なる連中がそれぞれの母語の語法で話したら大変なことになる。
深いが物理的な深さしか表さなければ何人が使おうとdanはbelk danのような使い道しかなく、28人が同じ幻文を作成できる。
そのためのアルカの語義は狭い。このことはアルカを実用する上で要ともいえることだ。意外かも知れないけど語順などよりずっと大事。

深い仲などはそれぞれ理屈で訳し分ける。俺はネイティブだから深い森→ezo gaxと考えることはできる。ほかの連中も何かしらのネイティブだから、XXX→ezo gaxとなる。結果的にでてくるのがezo gaxであれば、話者が各々何語を母語としようが構わない。
問題なのは、エスみたいなことやってると、俺はezo danというし、どっかの外人はezo neaとかezo daとかezo fonとか言うかもしれないことだ。そんなことアシェット内でされたら確実にコミュケできねない。それを防ぐために語法を限定した。

こういうことにこそ「逃げ」という言葉を使うべき。
「セレン、実利を優先させ、リアル異世界の語法を作らなかったな!逃げやがって!」とか。
ごもっともですとしか言いようがない……。

もしFF語をリアルに作ればアシェットのしがらみも実用のしがらみもないのでリアル演出型が作れそうだなぁ……。

>535

うん、深い森といってもいくつかパターンがあるだろうね。
同じ問題は日本語の「深い森」でもいえそう。
で、アルカのバリエーションはKakisさんが後述しているとおり。

あと、チラ裏じゃないよ。少なくとも俺は面白いと思う。

>502

ol soa, son ku-al "an lamp-i mi arkayolan ka koa". tu et sem vao tot vot, yan arka san-e vot sem.
tal, hao, ti ku-el tu kon kalk ova "arkayolan netal axt-al est e nos al koa kalk tiz tan".

・Kakisさん

数が気になりますか。アルカで書いてももはや秘密言語でないから無意味ですね。

出版しても東日本で17冊って。
図書館でそれってある意味すごい。駅前で配ってるビラや高校の文化祭の同人誌の方が遥かにいってそうです。
そしてじゃあ書店で売れた数の方が当然多いかと思いきや。

……まぁいいや。当時は出版しか手がなかったんだし、売れなかったのは読者の向学心のなさのせいだから彼のせいじゃないし。

ペールギュント聞いてみました。CDほしいなぁ。
ちなみに歌詞の続きは、同じメロなんですが、「闇より深い、死者の国で、死神たちの、お出迎え。あなたは花を、私の花を、死神たちに手渡すと~。死神たちは、貴方に笑う、私が殺めた貴方にね」

死神たちになってるので、avelantは固有名詞ではなかった様子。死者の国が闇?暗いのかな、ラティアは。花を死神に渡すのはどういう文化設定だったんだろう。

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接待終了ぽ。

英語のI, my, me, mineとかドイツ語のdas Kind, dem Kind, des Kindesみたいな格変化があれば、いくつかある格のうち、どれが基本となるのだろうかと考える余地がある。どれを辞書形にするかという問題でもある。
だから主格が基本ということになれば、当然それ以外は異端になるわけだ。そして斜格というネーミングに至る。

アルカの場合、mivはmivで固定され、曲用しない。だからいくつかある格変化のうち、どれが正統でどれがobliqueなのかなんてことは考える切欠が生まれない。
動詞に対してどの格であるかという発想しかなく、格組が代わりに発達する。

という時点で印欧語ともフィンランド語ともまったくかけ離れた言語構造であるのになぁ。俺はこういうレベルの構造からアルカを作って脱西欧を浮かべてたわけだが、水田さんも荒らしも言語学畑でないからか、SVOとかそんな表層のことしか目に入らないらしい。

さて、格についてもう少し。
アルカの場合、自動詞と他動詞の区別がないどころか、他動詞しか存在しない。
そのため、対格言語か能格言語かという区別が不要。
同時に、主格と対格、また能格と絶対格の区別も不要。

厳密にいえばアルカの場合、対格言語でさえないので、主格と対格という用語を使う必要もない。
なので、ul格とか、あとはなんだろう、動作主格とでもいえばいいんだろうな。

能格言語って、誰かが何かに働きかけたとき、誰がやったかというより何がどうなったかに注目するんだろうな。

「太郎はコップを割った」は対格言語的で、日本語を能格的に表現すると「太郎でコップが割れた」となる。
太郎が何したかでなく、コップがどうなったかに注目してるんだなぁ。

また、日本語の中で能格言語的な表現を挙げるとするなら――
「太郎が倒れた」
「私は太郎が好きだ」
――だろうな。もちろん、「は」をulと捉えた上でムリムリに解釈してるわけだが。日本語で能格言語ってどんな感じと学生に教えるべく例えるなら、この例が便利だわな。
という話を学部生のとき教授にしたら、「そうだねぇ」と言っていた。懐かしい。

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ウィルキンズと魚偏

すし屋の茶碗に魚の漢字がいっぱい書いてある。
鮭、鱒、鮒、鮫……

子供のころ、実に合理的だなと思った。
漢字は歴史が古いので原義が薄れている。だから似た概念の漢字がかぶることが少ない。

でも魚偏は大体国字で歴史が薄いので、似た概念の漢字がかぶりやすい。
魚偏がその例。

ウィルキンズ系の言語って結局語彙が魚偏なんだよな、ことごとく。
で、問題はこれが使いやすいかということ。

茶碗を見るかぎり、とても見間違えそうだ。ひらがなにすると間違えない。
うーん、どうも間違えそうで、使いにくそうなんだよなぁ。

しかも肝心の覚えやすさも疑わしい。
子供のころから魚偏の字は見てきてるけど、みなさんどうです?豚、牛、鳥などに比べて、どれがどれだったかごっちゃになることが多くないですか?日本人ならそういう経験、多かれ少なかれありますよね。

さて、どれがどれだったかごっちゃになって分からなくなるのに覚えやすいといえるのか。使いづらい上に覚えにくいのはまずいです。
覚えやすいというのは体系的にできているということだけを意味しません。「ごっちゃになったらかえって覚えにくい」というのも考慮しないといけないんでしょう。

だから、人間の言語ってのは、バランスよく概念同士がかぶらないようにバラけてる。
アルカのn対が褒められるのはネットだけ。アシェットじゃ前から言ってるように非難の的。
多分、アルシエルと同じように、日常的によく使う名詞はかなり置き換えられると予想されます。

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ごめん、長すぎたorz

昼休みぽー。


即興人工言語 esperap arkaec(アルカっぽいエスペラント)
・Mi farbis la pordon ru?an. (私は赤色のドアを塗った)
→mi farb-a pord ruj.

・Mi farbis la pordon ru?a. (私はドアを赤色に塗った)
→mi farb-a pord al ruj.

上記はKakisさんのエス。
これを見て中々面白いと思った。
語彙がアポステリオリなエスで、しかも文法をアルカにすればとても楽だと思った。
だがまぁ、そう思うのは俺らアルカ使いくらいであって、アルカの非西洋的な言語構造を覚えるくらいなら、エスを覚えた方が楽だ。

2chでアルカは西洋的といっているが、そいつらどれだけ言語を知ってることやら。
俺はむしろよくまぁあれだけ西洋人が多いのにこれだけ脱西洋できたなと思っていた。作者が日本人だからだろうな。

西洋語、とりわけ比較対象は英語とエスしか浮かんでないんだろうが、かなりエスとは言語構造が違う。
嘘だと思うなら、エスとアルカの文法を学習してみるといい。勝手の違いが分かるはずだ。恐らくエスのほうが理解しやすい。

ただし、語ヲタはダメ。彼らは言語能力が高いのでアルカでもサクサク理解してしまう。理想的なのは一般人。
彼らは学校の英語しか知らないから、エスとアルカを見てどっちが英語に近いですかーとか聞かれれば間違いなくエスを選ぶだろう。
逆にいえばそれだけアルカは非西洋的だということ。

でもアンチアルカはそうは見たくないようだ。アルカを西洋語に引きずりたいのだ。
なぜか?自分の擁護する言語以外が「エスの焼き増しでない新風で、歴史の歯車を動かすかも」みたいな希望を持たれるのが嫌だからだ。

だったらアルカに対する正しい付き合い方を教えてやろう。「アルカはファンタジー世界の言語なので論外。セレンはただの電波」として、エスやノシロらの社会派言語とは隔離しておくことだ。
俺は社会派な人間を必要とはしていない。アルカに興味を持って暇つぶしに付き合ってくれる相手と遊びたいだけだ。

次。
2chで、アルカはネット公開してるから符牒型じゃないのではという問いかけがあった。
これは単に攻撃したい風には見えないので、きちんと回答しておくべきことだ。

この問題、俺も自問したことがある。Kakisさんとかnameさんとか2chの人で、数人アルカ使いが生まれたのは事実だ。
中期(2005年)までは確実に符牒であったが、ネットに出してからは自分でも疑問に思った。

501の言ってるのはヤグェーロらのいういわゆる「秘密の言語」についてだ。アルカが秘密の言語であれば、501の批判は適切だ。
で、実際前期までは秘密の言語として使っていたので公開しなかった。

中期以降は秘密の言語でなくて符牒に変わったわけだが、ここで問題なのは、「公開によって符牒と呼べないか否か」だ。これが501の指摘に関わる。

それで符牒というのがふだんどのように出てくるか考えてみると、デパートなどで使われることが日常的には最も多い。要するに店員の隠語だ。5番でトイレや休憩を表したり、客に知られたくないことを一定のグループ内だけで通じる言葉で表す。これが符牒の意味だ。客に聞こえるか否かは無関係だ。

アルカをネットで周りの人に聞こえるように使ったとしても、実際に理解できるのはアルカ使いのグループだけだ。
2chでも掲示板でもアルカ使いしか理解できていない。俺と個人的な付き合いのある黒田さんでさえ、アルカ文には面食らってしまうところを見ると、間違いなく符牒として働いているといえるだろう。

符牒であるなら符牒型と呼ぶのにふさわしい。万人に公開していることと符牒とは無関係。
以上が結論だ。

>人工言語の類型

Kakisさんが述べている3分類は非常によい。というのも、俺の分類は多すぎて覚えきれないからだ。3つだと人間にとって覚えやすい。
細かく分類したければさらに細かく分け、思想型なども入れていけばいい。下位概念として。
普及型などの用語はKakisさんの3分類の下位概念として配置するのが望ましいと思った

>徒然草の分析

一度整理しておきましょうか。

>セレン氏はなんだかんだいって自らの作品が世に普及することを望んでいるところがあるのに、理性と人工言語史の膨大すぎる判例がそれを無駄だと言って抑圧しているわけです。

なくもないです。
俺にも水田さんと同じくトラウマというか負の力がある。それは「リディアに手が届かない」という負の力。
届かないから言語を作って貢献しようとしたり、絵をリアルに描いたり、小説をリアルに書いたりしてきた。

俺の目標は既に紫苑で果たされています。
「架空の言語でここまでリアルなファンタジーが作れるのか」というのが目標。
嘘でしかないファンタジーをできるだけリアルにすること。
ないものをいかにあるように見せるか。俺が神話の絵が好きなのも同じ理由。神話の絵をリアルに描いた西洋画が好きだ。ないものがまるであるように見えるから。

で、よりリアルにするためにはどうすればよいかというと、人と地球の記憶に残ることです。
だから、アルカを含めてリアルな架空を知ってほしい。
だが、それはたくさんの人に知ってほしいというものではない。ここに注意したい。
交流を通じて自分と馬が合うと思った人間と語りたい程度。俺の友人関係と同じ。

だから普及なんて大口は叩かないし、細々と零細ブログをやってる。見てるのは数人。その中で語れるのはさらに数えるくらい。
ネットで公開しただけで世界に向けて発信なんていう大風呂敷な発想はお子様です。

>自己顕示欲もかなり強いものがあって、大きな図書館には一冊ぐらい自分の本があればなぁと思っているのだと思います。ですが、それも自費出版はやったところで何になるんだかということや、有名になると結構犯罪に手を染めているアシェットの面々に迷惑がかかるのではないかという恐れがあって抑圧されているわけです。

自己顕示欲が強いのは当たっています。出版に関しては業界に入るまでは正直この読みで当たってます。でも今は状況が違います。出版なんて……ね。

出版人の権限で、実はノシロが何冊売れたかも知っているんです。それを知った上で俺は出版の脆弱さを説いています。黒田さんには会ったときに伝えましたが、この数がバレれば人工言語界の出版幻想は一瞬で消え去るでしょうね。

というかこっち側の人間なんだから、アルカを出版したけりゃツテでできます。だって俺の場合、編集もDTPも企画も音声レコーディングもCD作成も全部俺がやればいいし、かかる費用っていったら印刷所くらいだろ。
印刷所にかかる変動費と固定費なら案外安い。高いのはむしろ販管費だから。
問題は販路が個人だとないことや、起業して出版社コードを取らないといけないことだけど、こっち側の人間なので通常の自費出版より販路を遥かに獲得しやすい。
なのにそれを俺がしないってことはどんだけ出版が無力かってことです。

俺はネットのほうが遥かに効率よく上記の目標を果たせると思ってる。
例えばKakisさん、本でアルカが出てたら出会ったと思います?
掲示板での紫苑訳の即日対応なんてネットだからできることです。互いのブログでの交流がなかったら僕らは今日のこの状態になっていたでしょうか。
多分、本だけだとならなかったと思います。

そういうわけで俺はネットを買っています。出版は見向きもしておらず、水田さんが出していようがどうでもよいです。
あ、でも月刊言語でアルカがスルーされたことは妬んでます。それはあるわw

>更に悪いことに言語そのものの性能は自分の言語のほうが、ど根性率(単語数)が4倍近いし、文法整備度、語法整備度、小説などのコンテンツ、人体実験によるバランスの調整などで突き抜けた性能があるのになぜ、自分の方が格下と見なされるのかというフラストレーションがあったり。

あぁ、これが核心に近いかも。じゃあそろそろノシロを嫌う核心に行きますか。

俺が言語論につらつら書いてるのに、連中が一切記事を反映しない、さちえばりに俺を無視した内容を書いているのがムカつくからです。嫁!と思う。

そしてもうひとつが、大学4年のとき卒論を書いていてメールを出したときにモロ無視されたこと。なのに言語論を作ってから出したら返信があった手のひら返しな点。しかもそのメールに大学時代のことを覚えてないと書かれた。

水田さんは「日本人もエス語順に従えよ」と言われて、要するに見下された悔しさで反エスがあるんでしょう。俺も同じだ。ただの小僧と見下されて、そのころ既に彼より長くアルカを作っていたのに、そうと知らない彼に見下されたわけだ。
俺はあのころアルカを認めてくれるハルヴァはさちえしかおらず、大学でも苦笑物だったから、水田さんの態度に過敏に反応してしまったというわけです。

以下、レスになりますが。

>黒田さん

エススレ見てみました。seereです。

ノシロスレの人ですか……。スルーで良いんじゃないでしょうか。だって書いても分からないなら、変えようがないし。
思想なので、苦いことはシャットダウンなんでしょう。

ステロ情報、ありがとうございますm(_ _)m

>ノシロは「思想型」、aa, haanです。
ていうかこれ、内容如何によってはサイトに載せたほうが後々の役に立つかもなので、どうでしょう?(サイトは叩き場ではないので、一応ノシロを伏せた上で)

人工言語の分類として新たに書いて、新生人工言語論に記事でも追加しますかねぇ。最近本家の方は凍結状態ですし。

>502さん

okvasan登録しておきました。sentantです。
動詞用法は……そういえば記憶にないですねぇ……。

>Kakisさん

>ククリ

そうそう、これ。で、見た目のモデルは爆裂ハンターのクレープちゃん。

>non keno hacma

らんらららららーの部分が、non keno hacma。
らららー、らららーの部分が、vivile~hacma~。
らんららららららの部分が、non keno hacma de。
らららららーの部分が、poto tuuno~。

以上繋げると、歌詞は古アルカでnon keno hacma, vivile hacma, non keno hacma de poto tuuno。
意味はhacma e an, hacma avn, hacma e an et(xa-e) pot tuno.

deはet。相当長く使ってきました。
viviは「強い」。当時の古アルカは形容詞をleでつなぎ、副詞をheでつないでました。どちらも前置です。
このviviは現在ではavnに繋がってるし、ライオンのvietにも繋がっている。

確かFF8では、スコールの剣か何かに命名するシーンがあって、当時のメモリーカードを開けるとその名前はヴィヴィケットになっていたはず。古アルカでライオンという意味。むろん、FF8の"Maybe, I'm a lion"を踏襲しております。
ちなみに召喚獣の名前も軒並み古アルカ。アシュミダとか、パンデモニウムがラテーゼとか、ダイズティクノとか、そんなネーミング。ダイズティクノはバハム……(ry

non keno hacmaは和訳版の歌も高校だかのときに作っていて、その歌詞は「私の勇者、強い勇者、私の勇者は土の中」。これがはじめのくだり。日本語でも歌えるように訳しました。古アルカって土葬なのね。
日本人ではじめて聞いたのは多分ヴァール。いつどこだったかは忘れた。その次はさちえ。処女捨てたホテルの風呂の中で。

ちなみに、俺が思うにこの曲はペールギュントの「山の上の魔王の宮殿」に近いと思う。この曲を知ったのはアニメ版「ハーメルンのバイオリン弾き」で、パンドラが大魔王ケストラーから逃げて雨の中森を走るシーンで流れてたとき。ビデオで見て、non keno hacmaに似てて気に入りました。

ヲタすぎてすまん……(-д-;

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<古代魔法のミルフ>

 リディアの勧めでアルバザード王立図書館に向かった俺たちは首っ引きでファティスについて調べた。

 それにしても図書館に入っている本の量には驚かされた。とても高い棚にぎっしり詰まった本。その棚が無数に並んでいる。開架は古本独特の匂いに包まれていた。

 11人いるとはいえ、勉強のできる奴と苦手な奴がいる。結局俺はオヴィ、ギル、ザナと遊んでいた。女子がまじめに調べ物をして、リュウがまとめ役をしているという感じだ。リディアは特にザナに「ちゃんとやってよ」と怒っていた。

 結果、ファティスの正確な位置は分からなかったが、いくつかの文献をあわせて考えると、どうもエルトア国にあるというのは確かなようだった。

 また、エルトアの中でも、先日メルが死んだときにお世話になった老人のいる家の近くではないかということが明らかになった。だがそれ以上の細かい場所は分からない。

オヴィ「じゃあ現地に行って調べようぜ」

 本に飽き飽きしたオヴィは嬉しそうに皆を図書館から追い出した。

 コーマに乗ってアルバザードからエルトアへ飛び、首都で一泊した。

 次の朝、コーマで先の老人の家周りまで飛んでいった。

セレン「なぁ、この広い森の中にファティスがあるとしたら、上からコーマに乗って調べたほうがよくないか?」

 俺の提案は受け入れられ、そのままコーマに頑張ってもらうことになった。

 そしてしばらく飛んでいると、人里離れた平坦かつ広大な森の中に建物があるのをリディアが見つけた。

 この周りに建造物はほかにない。上空からだが、随分大きく見える。ぽつんと森の中に立っていた。

 降下してコーマから降りると、歩いて建物に近寄っていった。

 でかい。間近で見ると余計でかい。広そうだ。

セレン「これが迷宮ファティス……どこに繋がってるんだろう」

リュウ「見かけ上森の中にぽつんとありましたが、ラティア(地獄)に繋がっているとか」

フルミネア「地獄……ですか。アトラスとラティアが繋がってるなんて考えづらいですけど……」

リュウ「だからこそ例外的な存在なのです、この迷宮は」

クリス「それにしても入り口はどこかしらね」

ギル「まぁ周りをぐるっと一周しようよ。どこかしらにあるだろ」

 そういって俺たちはファティスの周りをぐるっと歩いたが、いかんせん入り口が見当たらない。

リディア「あれ?はじめのところに戻ってきちゃった……」

クリス「ふぅ、やれやれ無駄足だったみたいね」

オヴィ「入り口がないってどういうことだよ」

ギル「側面じゃなくて上に入り口が付いてたりしてな」

 と言うが早いかギルとザナは飛んで見に行った。ところが2分ほどで首を振って戻ってきた。だめか……。じゃあどこから入るんだ?流石は迷宮だな、入る前からもう立派に人を迷わせてる。

リディア「もしかして魔法仕掛けなのかなぁ。呪文とかいるのかも」

リュウ「魔力に対する反応はないようです。抗魔力反応が感知されません。魔法錠ではないようですね」

フルミネア「じゃあ入り口がむき出しになっているはず。魔法のカギは少なくともかかっていない……」

リュウ「あるいは入り口がはじめからないか」

ザナ「ないわけないだろ。きっと人を選ぶんだよ。ファティスに認められた奴だけが入れるような仕組み、とかな」

クリス「じゃあアンタを森に捨てていこう」

フルミネア「そうすれば入れそうですね!」

ザナ「をい!Σ(゚Д゚)

ザナ「しかしあれだ、ファティスが人を選ぶなら大丈夫だ」

クリス「なんでよ?」

ザナ「決まってるだろ。こういうのは物語の主人公が入れるようになってるんだ」胸を張る「つまり、俺。運が良かったな、お前ら」

 ザナは使徒のため息をよそに壁をパンパン叩く。

 するとその瞬間、壁が緑の光に縁取られ、みるみる間に入り口ができた。壁の一部が闇に埋もれ、そこにぽっかりと空間ができたのだ。

ザナ「お……おぉぉ……」

 当の本人が一番驚いているようだ。

セレン「言ってみるもんだな、ザナ」

ザナ「だ、だから言ったろ。さぁ入ろうぜ」

 中は光も届かないのに明るかった。灯りがあるわけもないのに明るかった。どういう仕掛けだろうか。

 古びたレンガ造りの建物の匂いがする。地面はさらさらした黄色い砂だ。まるで平坦な砂漠に立つ砂の城のようだ。

 壁はレンガ造り。乾いて黄色味を帯びたレンガだ。

 俺たちが入るとともに入り口は閉じてしまった。

セレン「……もう帰れそうにないな」

リディア「砂の独特のにおいがするね」

フルミネア「これが迷宮ファティス……何もありませんね。そして本当に迷路のような造り。迷いそうです」

クリス「このスタート地点がどこかさえ分からないしね」

ギル「だが、広さは上から見た程度だ。そこまで広くはないだろう?迷わない手はないか?」

 リュウの顔を見ながら問うギル。リュウが口を開こうとしたとき、メルが「うーんとねぇ」と声をあげた。

メル「こーやって、壁に手をつけて歩いていけば、遠回りになるけど、迷路の全部を歩けるんじゃないかな」

ザナ「あ?どういうことだ?」

 リュウは驚いた顔をしてメルを眺めた。

「メル、それをどこで教わったのですか?」

「ん?今思いついただけよ」

「ほぉ……」関心したようなリュウの顔「とにかく、メルの言うとおりです。手をついていけば必ず迷路は抜け出せます。ただ問題があって……」

パール「道のりが長い、ということですね」

リュウ「ここには食べ物も水もないでしょう。入り口もしまってしまいましたし。時間をかけるのは得策ではありません。かといって……」

パール「急がば回れでもある、と」

リュウ「そういうことです」

 リュウは壁に手をつけて歩き出した。

 2時間ほど歩いたが、延々同じ風景が広がるばかり。景色が変わらないことで、余計に疲労感が増す。そして帰れない不安が余計状況を悪くする。

 そしてさらに予想外のことが起こった。メルが体調を崩したのだ。メルはレレスに街中の閉鎖空間で襲われた。あの場所がもっと開けていたら襲われなかったのだ。あれ以降メルは閉所恐怖症の気がある。

 メルは閉鎖された迷路の中を歩くにつれ、徐々に不安になりだした。汗をかくようになり、呼吸が荒くなる。そしてついにはパニックを起こしかけて泣き出した。限界だと感じた俺は彼女をおぶって歩くことにした。が、これだと俺が異様に疲れる。

 大柄なオヴィが替わってくれるといったが、メルが嫌がる。パニックを起こされると困るので俺は我慢して歩いた。

 それから1時間は腰の痛みや脚の痛みで地獄だった。だがメルに文句は言えない。

 ひたすら歩くが、一向に出口はない。何もない。

 いい加減体力の限界で、一休みすることにした。

 だが水も食料も携帯していたものしかない。これでは明日には尽きてしまうだろう。まさか入り口が消えると思ってなかったので荷を持っていかなかったのがまずかった。

 誰も言葉を発しない。疲労と不安で疲れきっている。

 とそのとき、くすくす笑う声が聞こえた。女子が話しているのかと思って顔をあげたが、女子は不思議そうな顔でお互いを見ている。

 ――俺たちじゃない!?

 ばっと声のした方を振り向くと、高い壁の上に少女が座っていた。

ザナ「女の子……だ」

 近付くザナ。

クリス「確かあのクリスタルが言ってたのも女の子だったわよね」

リディア「じゃあこの子が!?」

 彼女はミルク色の肌に、うっすら桃色の頬に、金色の長い髪をしていた。頭のてっぺんから触覚みたいに髪を2本束ねている妙な髪形だ。白いぶかぶかなテーベを着て、くすくす笑っている。かなり幼く見える。

オヴィ「でも、使徒は大体セレンとタメだろ。イムル1681年生まれくらいのはずだ」

クリス「それにしてはこの子は小さいわね」

リディア「私と同じくらいかなぁ」

フルミネア「ひょっとしてこの子のお姉さんとかじゃないでしょうか」

 俺たちの話をよそに、少女はザナを見つめていた。ザナは珍しく黙って少女を見上げている。

 少女はふわっと浮かび上がった。

 すると突然リディアが俺の袖を引っ張って叫び声をあげた。

「せ、セレン君!見て!あの子、飛んでる!飛んでるよっ!」

「はぁ?なに初めてお前に会ったときの俺みたいなセリフ吐いてんだ?」

「違うの!飛んでるの!」

 俺はリディアの言わんとしていることが分からず、首を捻った。が、見ると回りも目を丸くしている。

リュウ「セレン、彼女はユノで飛んでいません。そのことが問題なのです」

セレン「?それが驚くことなのか?どっちも飛んでることには変わらないじゃん」

リュウ「手でボールを投げても誰も驚きませんが、足で投げる人がいたら貴方は驚くでしょう?」

セレン「あぁ、なるほどね。過程が重要ってことか。それで、あの子はどうやって飛んでるんだ?」

リディア「魔法だよ……それしかない」

セレン「そういえば魔法で飛ぶっていうのは聞いたことがないな。イメージ的には空ってのは魔法で飛ぶものな気がするが、アトラスではむしろ魔法で飛べると珍しいんだなぁ」

リディア「でね、文献に載ってたんだけど、かつて空を飛ぶ魔法っていうのはあったの。でもそれはもう滅んでしまったの。彼女が使っているのは古代の魔法よ」

セレン「古代魔法?そりゃ凄い魔導師だな」

 俺は魔導師じゃないからリディアほどの驚きは得られない。だが、凄い人材のようだ。

 少女はじいっとザナを見つめていた。ザナは無言で見返す。

 ザナが口を開こうとしたとき、少女が口を開いた。

「勇者様……」

ザナ「え……?」

 ふわっと舞い降りる少女。そしてザナに近付くと、彼に舞い降りるように抱きついて、キスをした。

女子「なっ!(゚Д゚)

 リディア以外の女子が目を丸くする。ザナも目を丸くして突っ立っている。

ギル「お、おい、あの女の子、ザナにキスしたぜ」

セレン「しかも唇だな……なんでだ」

オヴィ「知るかよ……」

 ぼうっとする男子。

ギル「あれじゃないか、ヒナが初めて見たものを親だと思うような」

セレン「で、初めて見た男をカレシだと思ったわけかw?」

 ザナは身を固めて「な……」と呟いている。

「勇者様」

 少女はもう一度言った。

「なに……俺のことか?……君は誰?」

 しどろもどろで真っ赤になるザナ。意外な一面だ。

「ミクの勇者様です。やっと会えました」

 頭が混乱して何も答えられないザナ。

 クリスが意地悪そうに「まだ見ぬxiiaのことじゃなくって?」と横槍を入れる。

フルミネア「でも案外本当だったりして……」

 そんなちょっとしたパニックは、魔物の咆哮によって打ち消された。

 ぐぉぉという大きな声。振り向くとそこには大きな魔物が立っていた。薄暗い灰色の肌、角の生えた頭、動物の顔、大きな斧、体に炎を纏っている。

リュウ「リベーゼ!」

セレン「どんな魔物なんだ!?」

「悪魔ベーゼルを模したアデルです」

リディア「特徴はアデルと同じってことだね」

セレン「えぇと、ベーゼルは火の悪魔だよな。ってことは……属性は火か」

 なんて言ってたら時機を逃したようで、俺たちはリベーゼの振るった斧で一撃で吹き飛ばされてしまった。

 こいつはカイラなんかと違ってありえないくらい強力なアデルのようだ。斧を振ったときの一撃の威力と炎の威力で俺たち使徒はまとめて吹き飛ばされ、強く壁に体を打ち付けてしまった。軒並み女子が動けなくなる。オヴィでさえ立つのがやっとだ。

(しまった……不意打ちとはいえ、やられすぎた……。そうだ、メルは!?)

 メルは俺の懐にいた。どうやらとっさに彼女のことは守ったらしい。よかった……。

 遠くにいたザナとミクという少女だけが難を逃れたが、何せザナしかいないのはまずい。リベーズはミクに斧を振り下ろした。

 俺が顔をくしゃくしゃにして見ていると、すっとザナが抜き身の剣でミクの前に立ち、あの斧をあっさりと受け止めた。そしてザナはユノを撃ち、リベーゼを吹き飛ばした。

「なっ……ウソだろ……」

 オヴィの呟きが聞こえる。

 俺は驚きで声が出ない。

ザナ「失せろ、この牛頭」

リディア「それ、ヤギさんだと思うの……」

 ムリに突っ込むリディアを無視してザナはリベーゼに歩み寄る。

 リベーゼは体勢を立て直し、ザナを斬りつける。これも受け止めたザナ。ところが腕にかすり傷を受けてしまう。するとリベーゼはにやっと笑い、間を取った。

 ザナは首をかしげる。するとその直後、腕を押さえて倒れこんだ。

オヴィ「ザナ、どうしたっ!」

リュウ「あれは……毒です!リベーゼは斧に毒を持たせたんだ!まずい、今は薬なんてありませんよ」

パール「フルミネアさん、魔法は効きませんか!?」

フルミネア「ケアの魔法は傷を回復する程度です。状態異常は……」

オヴィ「くそっ、打つ手無しかよ!」

 するとミクが倒れたザナに近寄り、何やら呪文を唱える。

「……ヴァル」

 彼女の言葉に応じて緑の紐が空中に生まれ、ザナの腕を取り囲んだ。そして紐が取れると同時にザナは「おぉっ、治ったぞ!」と元気に立ち上がった。

リディア「うそっ!毒を治しちゃった!」

セレン「あれも古代魔法なのか、リディア?」

 そろそろ腰の痛みが引けてきて立てるようになった。

リディア「そう、古代魔法。カコの時代の魔導師なら使えたと思うんだけれど」

 ザナを治したミクを邪魔に思ったか、リベーゼは炎をミクに投げつけた。この子は戦闘はからきしらしく、小さな悲鳴をあげてバリアを張った。ところが軽くダメージを受けてしまう。

 と、そのときザナの額に紋章が浮かんだ。おぉ、初めて見るザナの紋章だ。

「貴様……」

 低い声で唸るザナ。いつもと顔つきがまるで違う。

 どれだけヴィードが高まるものかと思った刹那、ザナはリベーゼの後ろにいた。少なくとも俺にはそう見えた。

 リベーゼを見ると、ぐらっとし、スーッと真っ二つになって崩れた。

「え……」

 俺は小さく声をあげるばかりだった。何が起こったんだ?斬ったのか?

 だがそれを受けたリベーゼはもはや何も答えない。自分が死んだことさえ分からなかったことだろう。

 リベーゼを倒したザナはミクの元にいくと、すっと手を差し伸べた。ミクはにこっとしてその手を握った。

 ミクを立てると、後ろから「ミルフや」と呼ぶ声が聞こえた。

セレン「あっ」

 振り向くとそこにはメルを生き返してくれた老人がいた。

ミク「おじいちゃん」

 とてとて走り寄るミク。

「アルシェの使徒よ、また会ったな」

「こないだは助かりました。でもどうしてここに?」

「迷宮ファティスはフォルティスの杖を封印する場所なんじゃよ。ワシはフォルティスの番人なんじゃ。そしてこの子は孫娘のミルフ」

「ミルフ?ミクといってましたが」

「この子はどうしてか自分をそう呼ぶのじゃなぁ」

ミク「私のことはミクって呼んでほしいのです」

セレン「そ、そうか。分かったよ、ミクちゃん」

リディア「おじいさん、この子凄い古代魔法の使い手なの。この子も私たちの仲間なの?」

「そうじゃ。そなたたちが来るのをワシはここで待っておったよ」

ミク「仲間ってどういうことですかぁ?」

 ぽわーんとした声で呟くミク。にこにこしている。天然だなぁ。

 事情を説明してもミクは変わらず笑顔でいた。なんだか状況を飲み込めているのか不安だ。

「そうですかぁ、ミクがアルシェの使徒だったんですねぇ。じゃあ勇者様と一緒にいられるんですね」と嬉しそうだ。

ギル「なぁ、ミク……ちゃん?どうしてザナのことを勇者様(hacma)だなんて呼ぶんだ?俺たちだって使徒(hacma)なんだぜ?」

ミク「勇者様は、私の勇者様(hacma e an)なんです」

ギル「う~ん……まぁいいか」

リュウ「ともあれ、これでクリスタルの言っていた最後の使徒が揃ったことになりますね」

 そうだ、これで使徒は揃ったのだ。あとはソーンを滅ぼせというあの言葉……ソーンとはウムトたち異性魔王のことなのだろうか。ウムトのことを思い出すと、頭が痛くなる思いだった。

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iio iio

>diin, lidleldan osm-ah eldfo as il tuno ol lad-u seeld.
(diin, lidleldan flon-ah eldfo as il tuna ol lad-u eldern. )

はい、例えばアルカの方言を世界中に作った場合は南北で言語音に差が出るとは思いますが、語族が違えば南北の違いは有意味な差を生みませんので、言語屋は言語音を考慮しなくてもよいと考えています。
これにより、言語作りをする際に風土によって言語音が拘束されないことが分かり、アルカ以外の言語を作る場合でも一歩だけ便利になった記憶があります。

言い換えれば、「言語を作るとき、同一語族内でなければ、適当に音素を選んでも風土を根拠に突っ込まれることはない」ということです。

あ、ただこれは音素を適当に選んでよいということではないですよ。ロトカス語にも含まれるようなcardinal consonants(厳密にはロトカス語の子音のすべてがcardinalではない)がないのに入破音ばかりあるような言語は考えられません。

色の階層ってご存知かもしれませんが、白黒がないのに青がある言語はないのです。
それと同じで、母音や子音にもある程度階層が規定できると思うのです。
母音なんかはクロード=アジェージュ辺りが分かりやすい階層図を描いていて、実家の棚にあったと思いますが、子音でもあれと同じようなことは可能なはずです。
便利な表として存在したのを見たことがないのですが、あれば言語屋には武器になるでしょうね。

ちなみに、メテ方言が音調豊かなのは同じアルカ語族のうち南方だからという裏設定があります。

2007年9月27日 (木)

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中途半端な記事ですが、音と風土について

>>509
>
>あと、流石に文法は人工風土とは関係ないかとw
>実際「ある風土にはこういう文法が発達しやすい」とかって現象あるんですかね?

これ、院のときのテーマでした。人工だと研究テーマとして認められないので自然言語で研究しました。
アルバザードの風土からありえない文法があると、アルカの説明がつかないなと思い、研究しました。前期~中期制アルカのころですね。

文法だけではなく音もやりました。実は後者がメインです。
文法はですね、少し研究して、「あ、こりゃ文法は語族の問題で、せいぜい戦争や貿易で異言語が影響しあう程度だわ。風土関係ナス」と結論付けました。

音はですね、風土と関係あると思うのですよ。これがすっごい面白かったです。言語学大辞典5巻まで首っぴきで調べてね。でも音の記述がない言語もあるので、元嫁と2人で洋書にあたったりして。楽しかったなぁ。

言語学は音と風土の関係を認めていません。認めているのは語彙だけです。サピア=ウォーフでよく例示されます。
僕は音も関与していると言います。中国語だと南の方が声調が豊かな傾向があります。ヨーロッパ語だと南の方が母音率が高くなります。

共通するのは、発声により大きなエネルギーがかかるということです。
また、鼻腔により多くの肺臓気流が流れるということです。
そしてこれらの特徴が南つまり概して暑くて湿った地域にみられます。

注意したいのは、他の語族と比べないことです。一般に同一語族の中で相対的に判断します。印欧語とフィンを比べると、フィンランドの母音率は説明がつきません。

また、母音率が多くなると相対的に子音に依存する割合が減ります。従って子音の弁別性もless importantになります。
結果、何が起こるか。子音の種類が豊富でなくてもよいのではという動きがおきます。
結果的に、母音率の高い言語ほど子音の種類が少ない傾向があります。ハワイ語とかね。そしてハワイも南方ですねえ。
もちろん例外も多いので、これだけでは決定打に欠けるので、注意がいりますが。暑くなくても子音少ないところもあるし。母音子音ともにどっちも多い言語もあります。

ところで、風土と人体の関連性をみるということもあります。
その場合、キーとなるのは鼻です。鼻の扁平さ、穴の大きさ、鼻腔の大きさは風土というか空気によって作られます。温度もあるけど、湿気も考慮しないとダメ。で、鼻の形が違うとモロ発音時に影響が出ます。
タイ人留学生とか一瞬で判別つくのは、そのせいです。

あと、南方のことばは間延びした感じが強いです。これはどの語族でもある程度は。
暑いと僕らもだれてくるように、年中暑いとやっぱ言葉はだれます。というか、そのほうが鼻と口と肺にやさしいのです。そのことを人体は知っている。
さて、そんな土地で何代にも渡って言語を使い続けたらどうなるか。そりゃ言語音に影響しますわな。間延びさせるなら持続可能な母音のほうがいいし、母音率が高くなる傾向があるのも分かる気がする。

でも現代言語学はそういう経験論を無視する。
こうやって暮らしてればこうなるよなみたいな判断を「証拠不十分」として認めない。

で、俺はどうしたか。「学問としては証拠が無いからダメ」と学問が受け入れないなら、それはそれでいいさ。
俺に当時課せられていた仕事はアルカとアンティスが矛盾しないかであって、言語学者を納得させることじゃない。

「現実に存在している現象、でも学問的には説明つかない」というのがあれば、俺は学問なんかどうでもよく、現実に存在する現象を利用して言語を作るだけだ。それで目的に適合すれば、よいのだ。

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黒田さんに対するレスだったけど、記事に書き換えました。

ノシロを普及型に分類していたのが間違いだったということに気付いた。
あれは思想型とでも呼ぶべきものだ。

言語の裏に思想が見え隠れしている。実際に使えるかということより、エスペラントの対する政治的な意味合いを持った言語システムだ。

だから、「実際どうか」でなく、「どう見えるか」が重要。
レストランに置いてある見本は実際食えなくてもいかに美味そうに見えるかが重要だが、あれと同じだ。

レストランの見本言語なんだ。言語を使わせたいのではなく、その反エス思想を人に見せることに意義がある。飾りだ。

普及型と信じた人間はバカを見る。彼に言語を変える気はない。重要なのは、「アジア人にも門戸を開いている語彙」、「SVOという西洋中心でなく自由な語順」などといった思想であり、そういう言語が実際に使えるかではない。

こう見ればノシロの正体が見えてくる。「自由な語順」というのは表向きで、本音は「エスの西洋基準SVOへの反抗」だ。語彙の選定もまるで同じ。
だから、そういうアピールを人にできていれば水田さんは満足なわけで、実際さまざまな言語を勉強して色んな言語の語彙を取り入れるという大変な辞書作業については尻込みして何もしない。語彙が一番大変なんだ。肝心の努力をしてないじゃないか、あの男は!そして、そんな子供だましに乗せられてるのか、板の連中は!

自分の言いたいイデオロギーだけは主張しておいて、数語の自作語以外の単語は全部「英語からよろ」と丸投げだ。でも結局数語でもノシロはエスと違って西洋中心の語彙ではないんですよと嘯けるから、うまい商売だ。

思想型というならアルカだってそうじゃないかというかもしれない。
まぁな

だが、アルカは使ってる、ノシロは使ってない。ここが言語として最大の違いだ。生きてるか死んでるかの違いだ。
少人数で使ってるから符牒になる。使わなきゃただの思想。つか妄想。机上の空論だ。

いつもなら「じゃあ普及型なんだから使えよ」といってきたが、もう俺は認識を変えた。言語システムのおいしい上ばみだけを舐めて思想を語り、肝心の大変な部分は何もしないやつは言語屋じゃない。精神がおかしかろうが人工言語を使ってるやつのほうがまだ言語屋だ。
ノシロは人工言語じゃない。反エス、反西洋という思想を、言語システムで表現しただけだ。

あぁ、なるほど。じゃあノシロは成功してるわけだな。これからも人工言語に無知な人間をうわばみで騙して思想に取り込んでいけばいいのだから。
逆にいえば水田さんは新生人工言語論がさぞ邪魔なことだろう。あそこで余計なチエを読者につけさせると、ノシロが単なる思想型で、普及はムリだということが分かって人が離れてしまうからな。

別に俺は善人じゃないから、バカが騙される分には知ったことじゃない。彼が勝手に人を騙して取り込めたけば、やるがいい。

そもそもアルカなんてウチではゼニにならんし、事業じゃないからな。存在自体が団体内の風紀みたいなもので、会社でいえば総務のやりそうなことだし、アシェット的にはアルカさえルシーラの遊びのようなものだ。
そんな程度のやる気なのに俺たちはアルカを作って使うことができてる。でもノシロは違う。目的が違うからな。いいんじゃないか、このまま仲が悪いまま膠着してれば。俺は作者のやり口が気に食わないし、信者も嫌いだがね。とにかく俺を2chとかでこうやってグチグチ叩いて迷惑をかけなければこちらもこんな風に叩かないし、勝手にしろ。ハラ立つわ、ちゃんとした言語なんか作れないくせに。

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荒らし逝ってよし!!!!!

ノシロを普及型に分類していたのが間違いだったということに気付いた。
あれは思想型とでも呼ぶべきものだ。

言語の裏に思想が見え隠れしている。実際に使えるかということより、エスペラントの対する政治的な意味合いを持った言語システムだ。

だから、「実際どうか」でなく、「どう見えるか」が重要。
レストランに置いてある見本は実際食えなくてもいかに美味そうに見えるかが重要だが、あれと同じだ。

レストランの見本言語なんだ。言語を使わせたいのではなく、その反エス思想を人に見せることに意義がある。飾りだ。

普及型と信じた人間はバカを見る。彼に言語を変える気はない。重要なのは、「アジア人にも門戸を開いている語彙」、「SVOという西洋中心でなく自由な語順」などといった思想であり、そういう言語が実際に使えるかではない。

こう見ればノシロの正体が見えてくる。「自由な語順」というのは表向きで、本音は「エスの西洋基準SVOへの反抗」だ。語彙の選定もまるで同じ。
だから、そういうアピールを人にできていれば水田さんは満足なわけで、実際さまざまな言語を勉強して色んな言語の語彙を取り入れるという大変な辞書作業については尻込みして何もしない。語彙が一番大変なんだ。肝心の努力をしてないじゃないか、あの男は!そして、そんな子供だましに乗せられてるのか、板の連中は!

自分の言いたいイデオロギーだけは主張しておいて、数語の自作語以外の単語は全部「英語からよろ」と丸投げだ。でも結局数語でもノシロはエスと違って西洋中心の語彙ではないんですよと嘯けるから、うまい商売だ。

思想型というならアルカだってそうじゃないかというかもしれない。
まぁな

だが、アルカは使ってる、ノシロは使ってない。ここが言語として最大の違いだ。生きてるか死んでるかの違いだ。
少人数で使ってるから符牒になる。使わなきゃただの思想。つか妄想。机上の空論だ。

いつもなら「じゃあ普及型なんだから使えよ」といってきたが、もう俺は認識を変えた。言語システムのおいしい上ばみだけを舐めて思想を語り、肝心の大変な部分は何もしないやつは言語屋じゃない。精神がおかしかろうが人工言語を使ってるやつのほうがまだ言語屋だ。
ノシロは人工言語じゃない。反エス、反西洋という思想を、言語システムで表現しただけだ。

あぁ、なるほど。じゃあノシロは成功してるわけだな。これからも人工言語に無知な人間をうわばみで騙して思想に取り込んでいけばいいのだから。
逆にいえば水田さんは新生人工言語論がさぞ邪魔なことだろう。あそこで余計なチエを読者につけさせると、ノシロが単なる思想型で、普及はムリだということが分かって人が離れてしまうからな。

別に俺は善人じゃないから、バカが騙される分には知ったことじゃない。彼が勝手に人を騙して取り込めたけば、やるがいい。その代わり2chみたいなとこでグチグチ書くな!

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「僕は偏見なんて持ってない!」と言いつつ黒龍ブランド着てるメンズを見てカツアゲにガクブル怯える香具師をプギャーする気持ち。

2chのある奴が「逃げ」という言葉を使っている。何度か見た言葉で、今回はアルカも対象になっているようだ。

で、何を以って「逃げ」といっているのか考えてみた。
どうも、エスペラントのような代表的な人工言語に対して自分の言語こそ広めるべきだと対抗意欲と活動を見せないことを指しているらしい。

こういう発想は、人工言語には普及型以外のタイプもあるという認識ができていない浅さに起因する。
人が書いているのに認識できないということは、単に認識したくないということだろう。

どうも普及型の言語に拘泥しすぎているタイプの人間のようだ。

アルカはとりあえず符牒型。ネット上でも、Kakisさんらと遊ぶための符牒型として使ってる。趣味の言葉で、ネット上ではむしろ大元帥に近いかも。

で、その後に、多分俺も知ってるある人がレスをつけてたけど、結局その人の言うとおりだと思った。
それにしても、言語の目的の違いを混同して一緒くたにするとは、普及型に何の思い入れがあるのだろうか。

どうもノシロについてブログに書いてからアルカが言われるようになったので、ノシロをからかえばもっとかまってくれるということだろうかw
でもまぁそれって、結局俺はプギャーしながら高みの見物するだろうし、Kakisさんや黒田さんが対応に困るだけだろうからなぁ……。

ヴァールがガキのころ熱くなって語ってたのを思い出した。
あいつも厨で、よく「偏見を抜いてみてもだな~」とか言ってたなぁ。そういう奴に限って偏見なんて抜けられないわけで。「あたし、偏見なんてないわよ」とか「私は気が長いんだけどね」とかいう前振りを見るたび、「はいはい、短気で偏屈なのね」と感じる。自ら逆フラグ立てんなよ。
それで、「どこが客観的だよw」といってフゥシカにバカにされまくってたが、未熟だったなぁ。あいつ、あのあと居所は調べさせたものの、最近どうしてることやら。大学3年以来、か……。あいつのネタトークでもアルカに訳そうかな。

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今日食べたもの、自分の言語で表現できますか

中期アルカを経た最大の利点は、日常生活をアルカで凌げるようになったということだろう。
これはさちえのおかげとしか言いようがないな。

例えば今日自分の食ったものも自分の言語でいえないような言語は実用に耐えるだろうか。理論優先で元素名とか作ってる場合じゃない気がするのだが、俺が間違ってるだろうか。

というわけで今日食ったものを書けるかどうか。

rekl グレープフルーツ
majm ヨーグルト
pist 米
raotanx 蟹パスタ
hiet oken akoe / hene 若布と蛸のサラダ
ping 梅

tasbaksenti kaen matsuya 松屋で牛丼大盛り
hiet サラダ

tashietanx  ラーメン大盛り
pist  米
sorxexilk  餃子

xipi wen duen 3 kana / veld / volvic duen 1 limelba あとコーラ系3本くらいと酒類とボルビック1リットル。

このリスト、ウィルキンズ系の分類言語でやってみたら、同じような食い物は同じような文字列が並んで、とても分かりにくくなるんだろうなと思った。

あと、幻日に入ってる食い物ということは、俺とさちえが食ってたものだ。というか食ってないものは少なくとも入ってない。ということは俺らの食生活が見えそうだなぁ……魚とか海藻とか少なかったっけ。

というか、餃子っていう単語があるのは中々高度だなというか、俺がよく食いに連れてったんだな学生時代というエピソードが垣間見え……。

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言語屋の経験から見たノシロの厳しい現実

ノシロみたいな国際語を作っていると、「開音節しか発音できない人は母音を付け足して開音節で発音してよい」みたいな易しいルールを作ることがよくある。
発音は頭で覚えればいい単語と違って技能だから、そういうルールがよく作られる。

で、机上の空論のあいだはそれでいいんだけど、もしその人工言語を実用する機会に恵まれたらどうなるか。そんなルールは消えると思う。
というのも、俺は人工言語実用派に16年ほどいるわけだが、ウチでそんな流れになった験しがないからだ。

色んな国のネイティブがいるから、マジョリティに押されてある単音ができたり消えたりということはあった。入破音とかね。
でもある人はこの発音をしていいけど、ある人はこの発音でいいというようなバリエーションができたことはないなぁ。

せいぜい、「メルはhの発音が苦手なので、hが無くなったりkになったりするから、喋るときは気をつけないとな」という個人間のクセの認識程度で、「メルはhを脱落させてよい」的な動きはなかった。

なんていうか、ノシロがこの先続けたいんなら、エスペラントと同じ分類の言語だし、実用したらどうかと思う。実用して初めて問題点が見えてくる。
エスは実用に耐える言語だと俺は思う。でもノシロは違う。言語実用の経験からいって、ヘンな規則が多すぎる。そしてそれが何年も改善されていないのを見ると、使ってない証拠を晒してるようなものだなと思い続けたし、そしてこれからも思うだろう。

そもそもこの人、俺より言語屋の経験浅いんだよな。サイト歴は長いけど。
そして何より実用に関する経験値がまるで違う。2000年くらいにみた2chスレと同じくらい、実用者から見れば非現実的。
現実的になるようにアドバイスは出してきたんだけど、全然聞き入れないしな。なぜだろう。やはり政治的に相容れないということなのかね。

そもそも疑問なのが、この人がノシロを書いてるところをほとんど見たことが無い。掲示板に人が来てるんなら使えばいいだろう。なぜ実用しないのか理解に苦しむ。俺みたいなキチガイでも偶にKakisさんとかとやりとりして、一応人工言語サイトの体裁を繕っているというのに、だ。

――と、珍しく言語の話をしてしまった。

最近憩いの場が過疎りつつあるようです。俺がいなくなって人が増えたから喜んでROMに回ったけど、結局数人に固定されてしまったなぁ……。
ほとぼりがさめたころに書き込もうか、あるいは黙っているべきか……。

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新聞から。

アルカイダ、ムハマンドの風刺画を書いた奴を殺した奴に報奨金だって。
あいかわらず国際社会を完全に無視してるねぇ。
でも逆にいえば10万ドルくらい個人でも出せるし、報奨金をかけるってことは自分たちじゃ実行できないってことだよな。

ミロクの時代なら、リディアの顔にいたずら書きしたらアデュなんだろうなぁと思った。

プログラム言語rubyを広めるための講習会が行われたようだ。
人工言語の普及という意味で意義がある。

だが、やはり実用的な理系言語だけが普及の価値ありと見なされるんだなぁ。
アルカはわれわれの中で価値ありということで広められているので、言語というのは「誰に」「どの目的で」という要素が重要なんだなと実感した。

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修正

すみません、luxia.jpgのほう、合成があまりにいい加減だったので、とりあえず顔の一部だけジャギジャギを修正しました。同記事中で再アップしましたので完成品はこちらをお使いください。

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娘ルシアの肖像画と少女リディア

先にレス

>ix, ti van an xat-o ima di zan lok-i eld e ole.
len, arka et eld e mir! tinkaa!!

ワロタ
狂信者コワスw

>ket-inの絵

わかりやすいっすね。lef-inにも見えなくないですが。
しかも棒人間が何気にラーサとか着てるのが芸が細かいです。

>骨折

なんだか大変なことになりましたね。本当の意味でuudeです。
俺が2度折ったときは1月は使えませんでしたから、とにかく安静にしてくださいね。動かさないのが肝心です。下手すると変にくっついてしまうので。あと、飲まれるか知りませんが、飲酒は痛みを憎悪させますので控えてくださいね。

>アルカンス

そういえば、アルカンスの掛け声の音声ってアップしてなかったですね。
理想的には誰かとプレイしてるときの音声があればいいんですが、あったかなぁ……。
なければ来週俺が録ります。

>ネームさん

万物を表現するにはどの形態素を
組み合わせるべきかを決める一意の手続き(基準)が存在しないため、
結局のところ学習者はジェン語作成者の恣意性を一つ一つ覚えねばならない。

僕が書くよりずっと簡潔で分かりやすいですね。
結局、下位概念の構築を上位概念の集積で表そうとすると(1)「長くなる」、(2)「たくさんある組み合わせから任意の組み合わせを覚えなければならない」という欠点があります。

結局言語を覚えるのは英語なら英語人の感覚を、アルカならアンティスを身につけることに他ならないと思うのです。

さて本題。

今年の夏に娘ルシアの肖像画を描こうという話が出た。
リディアはユルトも描いてほしがったが、娘の方が描きたいのでルシアを選んだ。

だが赤ん坊を描いても俺的には可愛くないので、できればもっと大きくなってからのほうがいいと言った。
そしたらリディアが自分たちの顔から計算すれば未来予想図が描けるんじゃないかなぁとか言い出した。

小学か中学のときだったかな、ゲーセンで未来の子供の顔を作るゲームがあった。いや、もしかしたら女だった自分の顔を作るゲームかもしれない。
そのときのことを思い出した。未来を描くというのはとても好きな発想だ。

ぜひやってみようということに。そこで、両親である俺たちの子供のころの写真を引っ張ってきた。ところがリディアはフゥシカ並みに写真を残してない人で、苦労した。
出合ったときの7歳のものは1枚しかなく、しかもそれは横を向いているものだった。一方、俺のはそこそこ豊富にあった。思春期は撮らなかったが、子供のころは親が撮っていたからだ。

写真を元に2人の顔のパーツを分析した。ただ、単に合成しただけじゃルシアにはならない。2人の特徴の合成比率というものがあるだろう。
そこでルシア本人の顔のパーツを分析してもらった。

例えばルシアは顎がよく俺に似ている。逆に鼻は細くて高いのでリディアに似ている。猫口なのもリディアに似ている。こういうのは赤ん坊のころから変わらない。
あと、共通点もある。例えばまつげが長くてカールしてるところ、目がくりんと大きいところ、眉毛が太いところなど。

さらに人種差も考慮した。ルシアはリディア似のようで、白人要素が俺より強い。つまり、俺より白人ぽくリディアより東洋人ぽい。
白人系ハーフ少女の額の感じ、髪の生え際の感じをリディアを元に再現させた。

また、俺とリディアの特徴が相殺されている点も考慮した。俺は黒髪、リディアは亜麻色。そして紫亞は茶目の茶髪だ。
俺もリディアも軽い天パだが、紫亞の毛はリディアよりはストレートだ。しかし日本人に比べればカールがかかっている。

結果、総じてリディアに似ていることが分かった。多分、リディアを僅かに東洋人ぽくしただけで、ほとんどコピーに近いのではないか。

それで、実際描こうと思ったのだが、写真が貴重だといってくれなかったので、ポーズモデルを探した。
また、そのリディアの写真は庭かどこかとにかく屋外で座ってるものだったから、場所モデルも必要になって探した。
これで時間がかかった。特に背景の方は諦めてしまって自分で撮りにいった。

さらに服も変えなければならない。リディアの服ではなく、アルカならではの服にしないといけない。ということは服着てるリディアの写真を裸にしたものを一度描き起こさなきゃいけない。
そして服のデザインをする。ところが俺はわりと服に無頓着なので困った。ルフィなどを実際に作ったのはさちえだし、俺ではどうにもならない。

また、アルティス教徒の服は簡素でつまらない。それに紫亞は神話ではアルディアの時代に生まれてるわけだから、アルティス教の服はおかしい。
そこでセルメルの時代に流行った比較的煌びやかな服を採用した。といっても既にデザインがあるわけではないので、ロココってる感じの服を選んだ。これを裸のリディアに合成する。
髪には紫苑でおなじみのエルフィを付けた。

これでどうにか下準備は整った。
ここまでで1月以上かかってしまった。
娘への道は遠い……。

下準備の段階で体力を使い、マンドクセ状態でしばらく放置して温泉旅行とかしてたわけだが、昨日日曜日に俺的事件が起こった。
筋トレして、豚のように寿司屋で寿司10皿+デザート食って寝てたわけだが、本屋にでもいこうと思ってぶらぶらした。

FF4のサイトは毎日チェックしていたのだが、最後に見たのは金曜だ。
じゃあファミ通でも見るかと思って見てみたら、なんとリディア(FF4)のCGが公開されているではないか!
ガクブルした。だってこのキャラは俺の人生を確実に変えたから。おぉぉぉ……と思いながら見てみた。

――そうか……これがスクエニの結論か。お上の判断か……。公式だから仕方ないな。
16年後の答えがこれか……そうか……。
なんか……想像してたのと……違うなぁ……。激しく…………残念だなぁ……orz
でもローザが綺麗系だったから、リディアはおてんば系ってことなんですね。俺は綺麗系には可愛い系で来るかと期待してたよ……。
なんでしょう……ハマサキとかエビちゃんとかを思い出すギャルメイクなんですよ……僕のリディア像はこんなはずじゃ……ハズじゃ……はずじゃ……。

そこで激しく理解したことがある。
なぜレインは萌えキャラなのか。
それはアルカを話すからだ。セリフが和訳されてないので、アルカを辞書で訳していくしかなく、なんとなくこんなこといってるんだなという理解を読者はするので、セリフを都合よく解釈することができる。だから当社比120%で萌えることができる。レインの秘密はそこにあるのだろう。
以前紫苑の訳版を作っていて、「おかしいな、レイン案外かわいくないぞ」と思ったことがある。彼女の健気なセリフも、日本語にすると大したことないのだ。

俺が何を言いたいのかというと、レイン叩きではなく、萌えには偶像崇拝がつき物だということだ。
FF4はドットだった。だから俺はあの小さいドット絵リディアを物凄く可愛い子と夢想することができた。
ところがDS4にはその要素がない。人間みたいなCG付きだ。もし始めからあのCGでリディアを見ていたら俺は「タイプじゃない」と斬り捨て、一顧だにしなかっただろう。ってことは俺の人生を変えられなかったことになる。

さて、偶像崇拝夢破れ、かなりorzな気持ちで歩いて帰った。
そこでなぜか決心した。紫亞を描こうと。絵を描こうという気持ちはいつも発作的で、何かがきっかけになる。とにかくインスピが来たです。

紫亞というか、むしろ7才時のリディア=ルティアだ。彼女に俺要素を足したものだが、母親似のルシアはほとんど当時のリディアになるはずだ。
つまり、偶像を失った日に、未来の娘という俺自身の偶像を持とうと決心したわけだ。

さて、話はそれて、俺の女の好み。
前にどこかで書いたが、幼稚園のときの先生が俺の好みで、大和撫子タイプが好き。でもそれは大人しそうな顔だからだ。俺は大人しい子が好きだからだ。つまり顔の評価に性格が足されてる。
じゃあ純粋に顔だけで好きなタイプって違うんじゃないの?

そう、顔だけのことを言ったらタイプは城下先生ではないのだ。
じゃあ誰かってことを思い出してみた。一目ぼれした女の子を思い出していくと、ある特徴がつかめてきた。
まず、それは先生に確かに似ているが、少し明るい感じの顔だということ。そこまで細くないということ。
そして大抵がリディアと似た顔だということだ。
リディアはタイプではないが、顔だけ見るとタイプだったようだ。

一方、俺の頭の中にいる理想の少女の顔がいまだに見れない。ずっとガキのころから追い求め続け、どこか違うと思い続けた。
リディアは理想の少女にはなれない。何か違う。でもその何かが分からないまま26年過ごした。
そして昨日初めてその何かが分かった。

下準備に従って絵を描いていった。ハイユニのアズキにただのスケッチブックに練り消しと消しゴムなので安い趣味だなぁ。
俺はアナログな人間なので、裸のルシアと服のレイヤーを機械でなく手作業で合成する。そういう面倒なことをするので少し時間がかかるし、やっぱズレがでたりする。それと、服を描くのがヘタクソなので、いつも困る。

合成などで下絵まで作るのに1時間。
合成した下絵を基に、俺とリディアの特徴をさらに明瞭につけていく。これで下絵完成。

下絵ができたら陰影をつけていく。顔と髪で2時間弱。服や身体はあまり興味がないので適当に描いていって、2時間弱。
これで紙の上では完成。

次はPCに取り込んで調整。そして背景との合成。合成するのには紫亞を切り取らなければならないのだが、機械で輪郭を取って合成するのに1時間かかった。
やはり顔の輪郭など、綺麗に切れていない。

画質とサイズを調整。フォトショで作業して、使い慣れたpixiaで細かいところを処理して印刷。サイズは写真サイズ。Lより少し小さい。
普通紙に印刷してみたら目が粗い。上質紙にしたらぐちゃっと色が潰れてしまった。

そこでフォト紙を用意。エプソンの写真用紙<光沢>のL判20枚入り420円。え、高い?お前の娘なんぞに420円も出せるか?ごもっとも……人の子は可愛くないですからな……。えぇい、じゃあ読者プレゼントしたるわ!(いらねーだろーがなw!

さて、プリンタはキャノンのMP600。pixiaで印刷。モード設定で用紙の設定をする。色はグレースケールで、きれいモード。それが終わってからpixiaのダイアログで中央に寄せるを指定し、印刷。
出てきたものを100均で買ってきた写真立てに入れてできあがり。

以下に娘の未来の肖像画をアップ。7才時の想像図。かわいいんだけど、いかんせん俺の画力がね……。

「moitoi.jpg」をダウンロード

↑未加工のスキャンデータです。顔だけ見るならこちらがおすすめ。小さいサイズに縮小してみるとそれっぽかもw あ、でも僕の画力なのであまり期待しないで(^-^;

「luxia_arbazard.jpg」をダウンロード

↑上記完成品です。この状態ではあまり綺麗ではありません。上記の手法で印刷すると写真っぽくなります。原紙が一番ですが、PC上で見るならこの状態で刷るのが一番おすすめです。ほかはあまり綺麗じゃありません。ちなみにこれを写真立てに入れて会社のデスクに飾りました(^o^;

さて、完成品を今目の前に置きながらこれを書いているわけですが。
背景は知っている人には分かる絵ですな。みなさんも間接的に知ってると思います。
これ1枚のために休みに100kmチャリを漕ぎました(^-^;

感想。始めは「うわぁ、出会ったときのリディアそのものじゃん」と思った。
リーザ先生が「リディアみたいね」と言っていたが、本人は「そうかなぁ、セレン君ぽいよ」と言っていた。本人から見ればそうでもないようだが、人から見るとやはり似ている。

逆にウチの家族は、滅多に話さない婆さんに何も知らせずに完成品を見せてみたら、「誰だろう……女優さん……?けど、なんだかアンタに似てるねぇ」と言ってきた。正直俺はそれを聞いて驚いた。よく分かったな。やっぱ似てるんだ。いや、アンタの曾孫なんだけどな……。

だが、やはり総合的には出会ったときのリディアに瓜二つだ。幼少版リディアというか、ロリディアとしてridiaの辞書項目にあげても恐らく差し支えないと思う。
何が違うかって、少し髪が濃くなってカール具合が落ち着いて、顎が尖ったくらいじゃないか?あとまぁ全体的に少し東洋っぽくなったくらい。

基本的にやっぱ俺の好きなタイプに似ているようで、奥菜恵とか仲間ゆきえに似てるなぁと思ったり。深津絵里には似てないが、あれはリディアと城下先生の中間的な感じかなぁ。

まぁそれはいいのだが、何より俺が驚いたのは、26年かけて理想の少女に出会えたことだ。
昨日は本当に高揚していた。リディアは理想の少女じゃなかった。何かが違う。
そしてその何かに気づいたのだ。それは「俺っぽさ」だったのだ。
人間ってのは自分に似ている顔を本能的に好きになる。リディアとは人種の壁もあるが、それほど顔が似ているわけでもない。

だがリディアは理想に極めて近い。では、そこに自己という要素が入った娘という存在はどうなるだろうか。そう、俺が気づかなかったのはこの点だ。
自分のガキのころの顔は嫌いなのだが、かすかにリディアに混じれば、俺としては理想の少女になるということだ。
そういう意味でルシアはリディア似で良かった。俺似だったら理想の少女には出会えなかっただろう。

というわけで飽きもせず、ずーっとひたすらこの未来予想図を眺めていた。
あぁ、時間を置いてもこれが俺的にMAX可愛い人間の顔だわ。
口が可愛いなぁ……。「にゃっ」みたいな口で。ふわ毛いいなぁ……。
人はどう判断するか分からんが、自分の子が一番可愛いとはよく言ったものだ。

さて、問題は実際のサル面がきちんと計算どおりこうなってくれるかだな。
背は7才リディアより小さくしている。リディアは成長が早すぎたからだ。また、貧乏リディアと違って裕福に育つだろうから脚も少し太くして、顔も太らせておいた。
髪質も栄養が行き届いて、高いシャンプーも使わせてもらえそうだから、なめらかにふわっとした髪で描いた。写真のリディアは素麺みたいな髪だったからな。

昨日DS4でリディアの偶像を失った代わりに、俺は今の嫁の過去&未来の娘という形で別の偶像を手に入れたのかもしれない。
だってこの写真の子はまだ赤ん坊なわけで、またリディア本人でもないし。

そうするとこの少女は誰になるのだろう……。FFのリディア?スクエニが規定したリディアでなく、俺のリディア像とか?
スクエニが提示したリディア像をよしとしなかった俺が創りあげた別のリディア像とか?だとしたらFF板の人間やリディア同盟サイトの人はどう思うのだろふ……。
そういえばFFのリディアのドット絵の印象に近くはあるな……。髪とか特に。

おまけ。壁紙サイズ

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【ビバ】結界温泉旅行【ノンノン】

入稿終わりそうだみゅー。

そういえば結界アップするの忘れてたみー。

包帯クラブ面白いなぁ。マンガ読んでみた。俺と同じようなことを考えてる人がいたなんて。包帯で癒す、幻字で地に残す……違うようでちがわない。

某温泉街付近の展望台にて。

「1.jpg」をダウンロード

「2.jpg」をダウンロード

榛名湖にて。

「3.jpg」をダウンロード

「4.jpg」をダウンロード

え?デスパの文字しかないじゃないか、手抜きめ、ですって?

むぅ、グーグルマップが無かったから結界を描けなかったんですよ……。でも、ネットが家にないと不便なので、また入ることにしますたw

ちゃんちゃん(←じゃねえよゴルァ!と思った香具師の数)

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arka e fis imen mik rav

hai, fanfelan kaen sankus at ank tinka.
さて、サンクスにいた女子高生が可愛かったわけだが。
la ov-a las al kaam. yan an yu-a la rax tinka!
頬に手を当てるしぐさがテラかわゆす。
lus palhir a? nio a. mifo we sei?
水色のスカートって珍しいが、どこの学校だろう。
taak la at ank tot eel tan! mam tan at tas kix. ti-nq-ka-a-!
顔も可愛いし……。胸もちょうどよく大きい。す ば ら し い !
moaaaaaaaaa!!
もあああああぁあああぁぁ!!

as-a tixlef im fis tan moa!
今日も今日とてジョギングしてきたもあ!
an at and si rak-a tokpon.
坂道が平気になった。
ou, at-an avn til as-a du 3 sel is. an av-e eket in(axte
たった3日で強くなった。才能あるかもw

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同期の女の子が大変なことに……

同期が大変なことに……。

目の前に座ってる同期の女の子が休出を続けた挙句倒れ、胃カメラ飲んできた。
写真を見てたんだが、2箇所出血。大きな炎症の溝が2本。潰瘍前だ。これはひどい……。

で、午後はずっと机に寝ている。見ていていたたまれない。
色々やさしくしてあげてるんだけど、痛みは治してあげられない……。

いまさっき俺に「ねぇ、セレン君、痛いのが治らないんだけど、どうすればいいかなぁ」と言ってきた。
「いつもは治るの?」
「こうして休んでればわりとすぐに……」
「そうか……」

なぜ薬を飲んでも痛いのかを説明したら「そっかぁ」といってまた突っ伏した。
あと、あれしたほうがいいだなんだ色々助言したが、効けばいいんだがな……。
とりあえず俺の使ってない毛布に包ませておいた。少しはラクになるらしい。

なんだか上司様と話して普段よろしこアヒャヒャ笑ってる場合じゃない。く、空気が重い……いたたまれん。
さて、俺も明日は製版入稿か……orz

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早朝トレーニング

とりあえず、体力から取り戻さないとな。
強くなるには筋力と体力がいるだろう。でもどうやって鍛えよう。俺はフルタイム+残業で働いている。

夜8時以降の運動はアルティス教では不吉とされているのでやってはいけないし。
かといって夜8時前に帰るのは不可能だ。視線が冷たくなりそうで。

だから朝しかない。それで早めに起きて毎朝走るようにした。
とりあえず体力からだな。

トレーニングウェアを着て出発。
川辺を行く。ところが結構坂なんだ。傾斜が強く、長い。ってゆうか階段なんだよね、坂にある。

結構きついなぁ。でもこれを毎日やれば体力取り戻せるか。
会社勤めが邪魔だなぁ。デスクワークだから運動が減る。働きながらだと夕方に帰れればジムに行けるんだけど、そうはいかんしな。
高校のときの悠久の時間があったときに比べて環境が良くないね。

>Kakisさん

感想どうもですm(_ _)m

アルディアは神話だから書いててもあまり面白くないんだよね。サスペンスとかではないから淡々とシナリオを消化していく感じ。

なるべく早く終わらせようとしてます。

この次に書こうと思っている小説があって、そっちはサスペンスだから、大人にも面白いかなぁと思うのです。

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inner space

お答えしようw

>『魔方陣グルグル』

これが出てくるとは思わなかった。テレパシーか?
今度出すミクちゃんがザナを「勇者様」と呼ぶのはククリのパクリ。
グルグルは中2に最もはまった。魔方陣アゼルはここから来ている。

ちなみにクノッソスは『爆裂ハンター』に出てきた。ミクちゃんの最初のモデルはクレープちゃん。

ってことは数の近い第9使徒ザナのモデルはその小説の主人公なわけで。

じゃあ間のパールは?
パールはフォーチュンクエストのルーミィがパステルを呼ぶときの「ぱーるぅ」から。でも実際paaluuという人なのでオマージュではないと見る向きもあるがなー。

ちなみにお犬様コーマとメルタソが仲良いのはルーミィ×シロをイメージ。でも、ルーミィとメルは見た目が全然違う……。
メル×クミールはちびうさとほたるをイメージしていたが、ちびうさともまるで違うしなぁ……うまくいかんもんだ。

>人間のせーでメルが母を失った ええと・・・・・・そのときはまだ知らなかったんだ・・・・・・。

知らなかったかも。ただ、中2の日記で2/14くらいから俺がメルの母の死のことを知ってかなり日記がダークになってたのは覚えてる。

>霊人と人間の対立

うん、選民思想。親父に怒られて余計頑なに選民思想に傾倒した。

>TV、ビデオ 文明レベルがおかしいことになってませんか・・・・・・・。

おかしいと思う。こういうのを見てるとリディアの凄さが分かる。
俺は文化まで創れなかったからね。時代考証もできなかったし。
やはりアティーリは共作ですにゃあ。

>西暦 使ってたんですね・・・・・・メル暦はなかったんだ・・・・・・・。

あれ、このころなかったっけ?そうか、28人もいなかったもんな。

>ドワーフの大地、オット城、イシュタル女王・・・・・・・う~ん、FF4の地下世界かな?

イシュタルはね、ファイアーエンブレムの聖譜。当時ヴァールに言われて、そんでさらにマリオクラブで紹介されたのを見て、ナイトが再移動できる戦略性になぜか感動して買ったw

>FFにも欲しいところです。

4にあったら大変なことになりますけどね。ミストの村がタイタンで壊れた~。はい、ルーラ、みたいなw
デモンズロードいらないやんw

>ミシディア

てゆうかこれこそルティアの元です。

>「ドーガ」と「ウネ」(FF3) やっぱり・・・・・・ドゥルガとヴィーネの元ネタはこの人たちでしたか・・・・・・。

これはそうじゃなくて名前が似てるだけ。ヴァールにも同じこと言われた。
でなきゃ制アルカに取り入れてないっす。
ドゥルガとヴィーネが先にあって、でもそのままアルカ名はなんだなと思って似てるドーガとかを書いたっぽいです。

>ソウルオブサマサ

デティニックは別の効果で、れんぞくまはクイックにあたるシヴァかな。

>家を地下に埋め

これの元ネタなんだったっけなぁ……エヴァの避難所とか?
フィガロ城かもしれんですが、確証ないです。

>夢の世界

そういえばクミールって宮川さんと同じような……。

>クミールさんはセレンさんの心の中で大きな位置を占めていたのですね

そりゃ片思いでモロ振られた相手だからなっ!

>セレンさんの中では、4>6>7ということは分かりました。

はっ……そういえば!確かにこの序列や……。

>サイレンスがセレンス

セレンス?クミールの技だったような……そう呼ばれた覚えはないのだが……。

>大学に入ったらストレスが多かったのかなぁ・・・・・・。

浪人ですた(アヒャ

>最後の方

なんか見ていて痛々しくなってきたなぁ、俺。
思えば小学のころから精神病を患っていて、インナースペースを築き上げ、アルカまで作り、スペースをリアルにし、それを中高大と続けてきたのか。

吐き続ける嘘の世界を練り上げたら、アルカができた。
これが俺の言った「ゼロが重なれば1になる」ということだと思う。

スペースの内容も年齢があがるに連れて変化しているし、大人になるほどバトル重視から言語面にシフトしている。
大学以降はこの言語面を重視し、そしてイレギュラーなさちえが現れるもスペースは続行。
離婚前後にネットに出てスペースを膨張中……か。あわれな男だな。

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紫月

半角カナ交じりだったので修正。

ルシフェル、アルシフェル、紫月:sid:ridia:al / xifer
[kirs]
架空の人物ではなく、リディアとメルの共通の理想の男性像のこと。日本語名もリディアの命名で、紫月。「しづく」と読む。「息吹」→「息吹く」の発想で、「しづき」→「しづく」も可能だろうと誤解したところに由来する。同時に高校3年時のセレンを指す。xiferに接頭辞alをつけてできたが、aが落ちてlxiferとなった。ところがlxの発音がいいにくいので、luxiferとなった。また、ルシア誕生後はluxiの部分が同じということで、luxiferが正式と定められた。リディアの脳内妄想に登場する人物で、アティーリとは別枠の妄想の人物。脳内恋愛に使われるセレンの仮名とも言い換えられる。
ルシフェルの性格はそのままモデルのとおり。血気盛んだが冷徹で、仁義にあつい。弱い人間に親切で、悪を潰す。心身ともに強く、仲間を守り、敵を潰す。人とつるむのが嫌いで孤高な性格。格闘技に長けている。だが体は細身で、指も細く長いとのこと。とことん女に都合がいい。だが実際当時はそのような感じで、ルシーラとしての性格が最も顕著に現れたころのセレンを写し取っている。
なお、実際の当時のセレンが持っていた精神病の類は都合よく切り取られており、自律神経も正常で、実際のセレンよりも体格が良い。また、笑い上戸だった性格も抑えられ、怒りやすい性質も切り取られている。いかにも少女マンガに出てきそうな人間になっている。一見女に冷たいが、実はやさしいという典型的な都合のいい性格で描かれている。まぁでもその辺りは当時は確かにそうだったかもしれない。
セレンが分析するに、ルシフェルはセレンをユーア化したものではないかと思われる。リディアは父親の影をセレンに重ねたのではないかと考えられるが、本人は強く否定している。恐らく、ルシアにとってもルシフェルは理想の男性像になるのではないかとセレンは予想している。

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luxifer

ユベールを鍛えなおそうと思う。なんというか、今の自分は好きじゃない。
自分の嫌いなところをあげて直していくと、luxiferになることに気付いた。

それをここで一々列挙はしないが、luxifer化実現に向けて、ユベールが必要条件のひとつだと気付いた。

俺は172.小柄だが、白人の血のせいか、体重比で他人と比べると力が強い。
luxifer時が一番強かったが、それでも大学のときのバイトでもこのくらいはできていた。

というのも、20kgの箱をトラックに積むという仕事。ところが箱は閉まっているので穴に指2本入れて持ち上げる。
これを両手で2つずつやる。40kg。持つだけなら楽。だが、胸の高さの荷台まで持ち上げて積む。指と腕と腰と背中の力が要る。

でも俺の指は細い。アルカンスで見たように。ということは、筋肉が強いのではないかと思う。
筋肉の質に恵まれていれば話は早い。そう思う。

だが、今では訓練を怠っている。もったいない。というか俺が俺を情けなく思う。弱い自分は嫌だ。働きながらであっても時間を作れば戻れるのではないか。これをまず戻そうと思い、訓練を再開した。
とりあえず6kg、筋肉だけでバルクアップさせる。ユベールはその間に慣らしていき、それから本格的に戻していく。

自分の悪化した部分を取り除き、リディアとメル、そして会っていれば多分さちえも抱いていただろうluxiferになる。それにはまずユベールなのだ。

ちなみにluxiferは――

ルシフェル、アルシフェル━エフケ━タフケフノ━ノト ┼ ウフキメタ
[イフタエ]
架空の人物ではなく、リディアとメルの共通の理想の男性像のこと。また、同時に高校3年時のセレンを指す。ウフキメタに接頭辞ノトをつけてできたが、ノが落ちてトウフキメタとなった。ところがトウの発音がいいにくいので、トユウフキメタとなった。また、ルシア誕生後はトユウフの部分が同じということで、トユウフキメタが正式と定められた。リディアの脳内妄想に登場する人物で、アティーリとは別枠の妄想の人物。脳内恋愛に使われるセレンの仮名とも言い換えられる。
ルシフェルの性格はそのままモデルのとおり。血気盛んだが冷徹で、仁義にあつい。弱い人間に親切で、悪を潰す。心身ともに強く、仲間を守り、敵を潰す。人とつるむのが嫌いで孤高な性格。格闘技に長けている。だが体は細身で、指も細く長いとのこと。とことん女に都合がいい。だが実際当時はそのような感じで、ルシーラとしての性格が最も顕著に現れたころのセレンを写し取っている。
なお、実際の当時のセレンが持っていた精神病の類は都合よく切り取られており、自律神経も正常で、実際のセレンよりも体格が良い。また、笑い上戸だった性格も抑えられ、怒りやすい性質も切り取られている。いかにも少女マンガに出てきそうな人間になっている。一見女に冷たいが、実はやさしいという典型的な都合のいい性格で描かれている。まぁでもその辺りは当時は確かにそうだったかもしれない。
セレンが分析するに、ルシフェルはセレンをユーア化したものではないかと思われる。リディアは父親の影をセレンに重ねたのではないかと考えられるが、本人は強く否定している。恐らく、ルシアにとってもルシフェルは理想の男性像になるのではないかとセレンは予想している。

――だ。

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二重語

言語学に二重語というのがある。いま仕事で扱ってるんだが。

ウィキによると、二重語(にじゅうご)とは同じ言語の中で、語源は共通でありながら異なる形態をとり、意味または機能も異なるものとして併用されている2つ(またはより多く)の語をいう――だそうだ。

ウィキにない例を挙げると、例えばギリシャ語historiaからhistory、storyが出てきたのがそうだろう。

となるとアルカには相当二重語が多いことになる。lantisから来てlan(人)が来ているし、使徒ランティスも来ている。

でもこういうのをいちいち認めるとアルカには極めて多くの語が二重語になってしまう。
場所を意味する古アルカのカルテから、ka、kal、kacte、kactenなどが生まれているが、これらを互いに二重語と呼ぶのは乱暴ではないか。などと思ったのだ。

人工言語は少ない語根を広げていくから、必然的に同根のものが多くなる。二重語のオンパレードだ。ジェン語などは首肯すると思う。
もっとも、ジェンの場合は語源となった語が滅んでいるわけではないので二重語の段階ではないのだろう。
アルカの場合、古アルカのカルテは既に滅んでいるので、上記は互いに二重語になるのだろう。だが俺としてはしっくりこないなぁ。

さて、ジェンといえばBBで登録された科学用語にはスゴスとしか言いようがない。よくもあそこまで勉強して命名したものだなぁ。アシェットでも生きていけそうw

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<生きている水晶>

 パールを迎えて11人となった俺たちはアシェルフィの家に戻って生活していた。 

 それにしても短期間で人数が増えたものだ。学校のクラスも使徒だらけになってしまった。 

 夜。俺は屋上にいた。アシェルフィの家は2階建てだ。1階から曲がった階段を上ると各人の部屋のある2階に着く。俺は北側の部屋だ。部屋を出ると、円形の廊下がある。 

 廊下の中心にはトイレや屋上への直線階段がある。そこを上ると屋上へ出れる。屋上は胸の高さ程度の柵が張り巡らされている。上を見ると星空だ。 

 屋上には貯水タンクのような四角い大きなものが立っている。脇に階段がついていて、よじ登ることができる。 

 そういえばあそこには上ったことがなかった。 

 屋上で風を感じていると、物音がした。 

「あ、セレン君」 

 リディアだった。柵に尻を乗せて座ってる。ぶらつかせた足が柵に当たって音がしたのだ。 

「リディア、いたんだ。何やってんの、お前」 

「んー、風が気持ちよくて。あと、月光を浴びにね。ほら、私、魔導師だから」 

「なるほど」 

 風になびくリディアの服は妙になまめかしかった。流れた髪を掬い上げる仕草に思わず見とれてしまう。 

 ふっといい匂いがした。 

「風呂あがりか?」 

「うん。涼しくて気持ちいいね」 

「真冬は死ぬな」 

「うん、死ぬね」ふふと笑う。 

 俺も真似して横に座った。 

 話しかけようとしたとき、リディアが空を見て「あっ」と言った。と思ったら何かが上から降ってきて、後ろのタンクもどきに落下した。ドンと音がしてタンクもどきにめり込む。 

「な……!なんだ!?」 

「隕石かな……かな!?」 

 リディアがぴょんと飛ぶ。そういえばリディアも俺も飛べるんだった。じゃあなんでタンクもどきに階段が備え付けてあるんだろう……。 

 落下物に近寄ってみると、はたしてそれは光る水晶だった。丸い、球のような水晶だ。そして大きい。赤ん坊よりも大きい。 

 騒ぎを聞きつけて皆が集まってきた。 

オヴィ「どうした!?」 

セレン「いや、何か落ちてきたんだ」 

 集まる皆。リュウが水晶を見て怪訝そうな顔をする。 

リュウ「これは……クリスタルですね。隕石じゃない」 

 近寄って触るリュウ。しばらくいじって何か検査をしていた。 

 10分くらいいじった後、リュウは唐突に「これは生きています」と言った。 

ギル「生きてる水晶ねぇ。誰が飼うんだい?」 

ザナ「餌は何食うんだろうなぁ」 

 笑う2人。リュウはこつこつと水晶を叩くと、水晶は低い声を上げた。 

ザナ「うぉっ!」 

リュウ「正確には意思を持った何かがクリスタルの中に封じられているというところでしょうか。さて、貴方は何をしにきたのですか、クリスタル?」 

クリスタル「汝ら……アルシェの使徒……12使徒を集め、ソーンの使徒を滅ぼせ」 

セレン「12使徒……?俺たちは全部で12人いるということなのか?」 

クリスタル「迷宮ファティスに縛られし少女……」 

セレン「ファティス?少女?それが次の使徒なのか?」 

オヴィ「お前、誰の魂なんだ?」 

クリスタル「……我は……初代……時を司る……」 

 とそこでクリスタルは光を失い、沈黙した。 

セレン「何だったんだろうな」 

フルミネア「予言……でしょうか。ソーンの側にも使徒がいる。それを滅ぼすためにアルシェの使徒を集めよとの指示でしたね」 

クリス「ko,ta,vi,va....11人だから、あと1人ってことよね」 

フルミネア「その少女とやらがファティスにいるということでしょうか」 

クリス「みたいね」両手を広げるクリス。 

セレン「このクリスタルはそれを告げに来たんだな。じゃあ早速ファティスに行こうぜ」 

 しかしうつむくリディア。 

リディア「あのね、セレン君。ファティスって神話に出てくる迷宮なのよ」 

セレン「は?でもここじゃ神話は現実じゃないか」 

リディア「場所がね……分かんないの」 

セレン「じゃあどうやって探すんだ?」 

リディア「分からない……けど、古い話だから昔の本を調べれば載ってるかもしれない」 

セレン「学校の図書館か?」 

リディア「多分そこじゃ無理だと思う。アルバザード王立図書館にならもしかしたら……」 

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今日のこと

憩いの場で黒田さんたちがシェルトを始めた模様。作者であるクミール&メルが知ったらどう思うのだろうと想像した。ネットの力って偉大だな。

2ch秋の陣は収束した模様。というか、俺がレスする必要ってなかったんだなと実感。

リア中が混じってきたからか、2ch爆走。でもリア中であってリア厨ではない人のようなので、みんな大人しく見てるんだろうなぁ。
中の偉大なる好奇心パワーが飽きによって衰退したら、秋の陣は完全に幕引きだろうと思われる。

ときに、アルカ掲示板の過去ログがアップされた模様。俺としてはなぜパスがレインの名字なのかが気になるところ。

そして、製版入稿を間近にしてるのに新企画を通してる俺……orz
同僚は倒れて胃カメラだそうだ。俺は元気なんだが、気をつけないとなぁ……。

久々に紫亞の顔を見たら、唐突に万物を許せる気分に。あいかわらず俺から女ができるって不思議だなと思った。最近少しは可愛くなってきた。宇宙人からサルの原形に。

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レスとか

なんだかユベールは宮川sには不人気だったようで……。
動画なので動きのあるものをと思ったけど、もっと言語に直結したものをアップしたほうがいいみたい。

俺の知人は俺がセレンだと知っているのでいいのですが、ネットの人はそうでないので、確かによくないかもしれないですね。

それはそうと卒業確定tisoaです。

>アルディア

まぁ、思春期ヒッキー少女の考えることなので過激ですね。
人間をいるかいらないかで分けたり、温情がゼロだったり、いかにもあいつっぽくて。

さちえのインナースペース資料も豊富に残ってるけど、あれを神話としてネット公開するとアルディアと同じ原理だから激しく痛いわけで。
リディアの方が勉強家というのと気が荒いので、ああいう社会的なネタが豊富になりましたが。病としては元嫁より現ルシーラ様の方が高等と思われw

負け組みの恨みが合わさってアデル化してアトラスを襲うというのはありそうだなぁ。

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休出オワター

さて、2chのレスです。

>336
>あなたは入らないのですか?

あ、すみません、334僕です。
何日かおきで散発的に質問が来て、Kakisさんに回答頼ってばかりだったから悪いなと思って。

>337

1:はい、すべての人類にとっつきにくいです。符牒なのでそうでないと困るのです。ただ、言語が使えないほど複雑だとそれも問題なので、ある程度自然言語には似せますが。

2:文法や語彙はn対があったりする点に関しては全員に覚えにくいことはないです。語彙はアプリオリなので基本的に全員に覚えにくいと考えてよいです。
一方、文法は平等にとっつきにくくないっす。インドネシアとか、似てるやつにとってはmore簡単なんで。

3:そもそも符牒なので、メリットは覚えやすさじゃないです。それは普及型の話です。

4:俺が政治にあんま興味ないので能力はないです。アシェットの一部のやつらは持ってそうですけどね。

>340
>でも、だいたいやたら政府の統制が利きすぎた教条的な多神教の現在都市文明という感じだから、アメリカや中華やカトリックや上座部仏教がいけるなら大丈夫だと思われ。結構、残虐だし設定を書いたリディア氏の好みがバリバリ出ているけど。

同意です。

>347
>あえてメリットを上げれば、膨大なアルカ資料が読めたり、ネット上で2人(内一人は自称4人ぐらいだが)のリアル電波な人と微妙な交流ができます。

はは、俺もこないだフゥシカに同じこと言ったわw

>348
>「朝鮮民主主義人民共和国」はアルカでできますか?

pormのことですか。
アトラスに地球の国々は存在しないので、国名はリディアが仕事をするのにないと不便なので僕が便宜上つけただけです。

そう、超~テキトーに。地球のことなど考えてませんでしたから。
朝鮮がn対で日本より下とか、おっこるだろうな~w くらいに考えましたけど、当時はネットでこんなことになるなんて思ってませんでしたからね。アシェットでそんなことネタにして怒るやつもいないので、デリカシー0で命名しました。

>351
>アルカはむしろ、異世界の言語ってことなんだから日本とか自民党とかいう単語があるほうがそもそもおかしいと思うけど。

同意です。
固有名なんだから、そもそもアルカではjimintoで良いと思いますよ。リディアと話しててもそんなだし。
自民党がアシェットで特別になればそこで初めてアルカ名をつければいいだけの話で、必要に応じて臨機応変に、です。

ところでag! ut Aso rau yunen impel!? beo! hai as-ex? はワロタ。

>358

誰だか知らんがスゴー……。

「約72トルの場所」「那覇の南の」か。なるほど。で、それをke-isしている。
強調格のkaですね。これは省略可能、と。

時速はemaよりtatかな。「一週間ごとに」をtat sootというので。
でもemaでも通じますよ。

えー、凄いとしか言いようがないです。ウチの人間が書いてるんじゃないかなと思ってしまうくらい滑らかです。
これ、辞書に用例として登録したいなぁとか思ったり……。

>371
>まあいいよ。アルカだけじゃ、話題が少なすぎてもたないから。

俺もそう思う。互いに比較できると楽しい。

>372
>古くから聖書を訳すのは、ある人工言語が言語たりうるのか、という指針になっています。 アルカ語とジェン語は訳せますでしょうか?

そらできるでしょうが、アルカのスタンス的にはビミョーですね。人工言語野の聖書の訳も名乗り出なかったのは、異教だからです。
僕はメリークリスマスと祝ったら呪われると信じている人なので。

>資料嫁

これはちょっと反省。
有りものを読まないのは勿体無いなぁという意味で、そしてタイトルもそうで、書いたので、「読め、質問はそれからだ」というのではなく。質問はご自由にどうぞです。でもやっぱ最低限の空気ってあると思うので、例えば掲示板がアスガル祭りやってるときに「アスガルって何?」とか言ったらそりゃ「嫁!」ってことにはなると思います。

392,393は勉強になると思う。

>397

1:有史以来、すべての資料を通じて、弱い国の言語が強い国の言語を抑えて広まったって件がナイんですが。強かった国が弱くなることはあるけど。

2:気持ちは分かるけど、社会を見てるとそうは行ってないんですよねぇ……。

3:これはよく意味が分からなかったです。

>399

この記事は非難されてたが、俺は非常に分かりやすくて納得できた。
文系バカの俺には書けない言い回しだわなw

>トキポナ

そういやあまり注目してない言語なんですが。使い勝手が悪そうだと肌で感じたので。圧縮系言語は好みではないです。

>403
>人工言語の実情など、
きちんと書かれているところはポイント高いと思うが、ちょっと悲観的なのは否めない。 趣味としての人工言語を強調してるのかもしれないが、 あそこまで書かれてちゃ大半の人間は本当に諦めてしまうよ。

あー、それはそうかも。見てると夢を壊す発言が多いですね。
ただ、実際のところを黙ってていいものか、とも思うんですよ。

>荒れ模様

410辺りから荒れてるようだけど、理由が読めない……俺が空気読めないだけか……orz
誰がどう怒ってて、何に固執してるのかが読めん……。コミュケ力やばいわ……吊ってきますorz

>417
>これ以上、大きな変化はない予定らしいですけど、どうなることやら。

そりゃリディアと自分に言ってくださいよw
Kakisさんがrauをファーストネームに使ったり、リディアがhorortが音が気に食わないとかで無駄にrenなんて接辞を作ったり、そういうのを思い思いに使用者がやると、「どうなることやら」が現実化します(^-^;

しかも僕は使用者が亜流を勝手に作るのを放置するタイプの人なのでw

>423

で、ネームさんへの回答がこれに当たります。
アルカ発祥の概念というのもあるので、まぁサブセットにならん瞬間はこういう宗教くさいところというか、文化面でしょうか。
ダブルクリックとかの話はまさにそのとおりですね。

>ライフストリーム

いけそーw

とりあえず思うままにレスしたが、秋の陣が収束しているようなので、俺が石投げて荒れないか実は不安だったり……。
せっかく収束してるなら、普段の流れに戻りたいなぁとも思いますが、僕の決めることではないので皆さんに合わせます。
ちなみに上記レスには悪意とかないです。こっちも不快な記事はなかったですし。キツイ言い方だったらすまんですm(_ _)m
ではxidiaです。

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借金

隠れ休日出勤中……タカタカ。
誰もいないよー(T_T)

さて、車を買ってきました。RX-8を売ってトヨタのセダンを購入。
エイトは水月静が乗ってて、憧れて買ったんだよなぁ。いい思い出だ。

リミットを切ってるので200kmまで出た。関越の終わりの方で出せる。覆面に注意だけど。
こないだふつうの片側一車線の田舎道で160km出してタイコ来たときはヒヤっとした(-_-;

車好きならフルチューンのエイト売ってセダンなんてグレードダウンは信じられないと思う。グレードもクラウンの下だし。
でもまぁ下記のようなお家事情的なことがあってしょうがないといったところ。

さて、ここからパル宛てになるが。
見てるか分からんが、これしか連絡手段がない。

裏切り者のお前が家に残していった300万ほどの借金だがな、俺がすべて片付けた。
これでお前にかかるものは何もない。後は好きにしろ。

その代わり二度と顔を見せるな。ウチのものにも連絡を取るな。見つけたら、次は左の肋骨じゃすまさねぇ。

お前は血を分けた弟だ。だから許してやる。だが、さちえには必ず復讐する。
お前やリディアやメルや親子供には悪いが、俺はさちえ以外に人を好きになったことがない。言い換えれば、さちえ以外の存在や行動は俺にそこまで強い感情を与えない。

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アークパズル

人が温泉旅行してる間にずいぶん色々あったようですね……。
参加できなくて残念ですorz

今日帰る予定だったけど、昨日帰ったので、今はネカフェで見てます。
2chの件ですが、レスは頭を整理してからでよろしいでしょうか。今週製版入稿なんで、遅れるかもしれませんけど……。

で、溜めといたのを出しますが、な~んか今出す雰囲気じゃないよなぁ、今は2chに応えるべきでは?とも思ったり。

>出張でも携帯でarka@Wikiも人工言語憩いの場も2ちゃんねるも見られるのに・・・・・・・・・・・・・・・レスが出来ないって・・・・・・・・・・・・・・。
もしかしたら・・・・・・・・・・・・・・・・・ルニたちを悲しませないように・・・・・・・・・いつか帰ってくるという話のまま・・・・・・・・・・・・・いなくなっちゃうの?

出張じゃないっす(^-^;
5年の林間学校で行った場所にもう一度行ってみたくて、そこで結界作りして遊んでました。あと温泉。

今日は一日余ったので車探しをしにいきます。

で、以下本文ですが、今回はアンティスのパズル、「アークパズル」をアップします。辞書のaakのところは今回のレポに合わせて記述変更があったので、今度辞書を更新しますね。
ディアセルのがあがってきて良い時機だと思ったら、2ch秋の陣が始まったので、激しく文化ゲームをスルーされそうな悪寒(-_-;

「aak.doc」をダウンロード

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資料読もうよ、もったいない……orz

今Kakisさんがリンクした『アルカ』を読んでいたんですが、もう随分昔のことですね。p14-20の製作過程は読んでて面白かった。
前期制アルカの姿が見えますね。繋辞のetとかができた日までドンピシャで書かれてて面白い。

ちょうどこの『アルカ』を書いた前後にさちえと付き合ってるはず。さちえがいる間が中期制アルカだから、この本は前期をちょうど表してるんだなぁ。

掲示板などで色んな質問が言語屋から出るけど、これを読んで思った。「アルカの資料嫁」と。
もはや他人が書いた資料のような目で見れるのだが、アルカの資料は勉強になる。いかに一人の言語屋が試行錯誤と人体実験の末に言語を作りこんで行ったかという歴史が見える。

だから、先人の言ってること聞こうとしないで作るより、とりあえず先人面してる奴を踏み台にした方が良いんじゃないかという希ガス。

そしてこの製作過程、中期後期の分があったら面白いだろうなぁ。
中期のは俺がつけてた膨大な日記から作れるし、後期のは保存しておいた掲示板のログなどで作れる。

中期はさちえの時代。後期はKakisの時代。
さて、今後ネイティブの時代があと数年で訪れるわけだ。
アルカは進歩するなぁ。

『アルカ』を読んで分かるのだが、はじめのころって水泡みたいだ。沸いては消えを繰り返す案ばかり。でも、そんなことを繰り返してるうち、言語が固まってくる。

見てるとプロトタイプを精魂こめて作ったのにクミールに一蹴されても俺は我慢していたようだし、相当根性あったんだなぁと思う。
作り上げたものを崩されたくらいじゃへこたれない根性が必要。

あと、ワードで作ったものを手でPDICに移行したという記述も見られた。これに2ヶ月かけてる。ふつうの言語屋が飽きてやめてしまう最短期間がこれくらいだろうな。その間ひたすらコピペしてたってことかぁ……。根性あったなぁ。

思えばテロのせいで一回作業が中断したりと色々大変だったものだ。

てゆうかノシロが載っててビビッた。そうか、こんなころからのお付き合いだったのか……。

結構語彙数が増えるまで字形が決まらず、音素が先に決まってたっていうのは言語屋にとって有益な情報だろうなぁ。

手前味噌になったが、まぁ自分で自分を他人のように見ているのでいいや。
それはそうと、中期と後期についてまとめたら、ほぼハルヴァが作った歴史じゃんということが伺えそうだ。

さて、それでは次は火曜に来ます。それまでレスできませんのよろしくお願いしますm(_ _)m

>マレット語

謎ですね。原始的には古アルカを使ってたはずなので、アルカ系ではあるのでしょうが。

>アーブの地獄

ちょwwwそれはキツすぎ。ただのvale~zなのに。。。

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<東洋魔法のパール>

 ザナを仲間にした後しばらくして、リュウの作った使徒発見器が発動した。面白いことに機械が示したのはまたあのソーマの森だった。

 首をひねる俺たち。ザナを使徒にしたのに、さらにあそこに使徒がいるというのか。

 誤作動かとも思ったが、前回きちんとザナを探り当てたので、信じることにした。

 荷をまとめてアシェルフィを発ち、コーマに乗ってソーマの森へ行く。

 中に入って森を散策するが、人の気配はない。

 コーマの鼻も今回は誰もいないといっている。

 小一時間ほど歩いた後、リュウの持ってきた機械がまた反応を示した。

「強い反応が出ました。場所は確かにここです。この強さは……紋章の発動中」

 リュウの言葉にかぶせるように、爆音が響いた。

「なんだっ!?」

 慌てて音のした方に駆け寄る俺たち。

クリス「ねぇ、確かこっちってあのパールって子の家じゃない!?」

オヴィ「使徒とパールと爆音……使徒がパールを襲う道理はねぇ。つまり、アデルまでいやがるのか?」

ギル「目で見た方が早そうだな。おい行くぞ、ザナ」

ザナ「いやー、難聴なもんで、何も聞こえなかった気がするなぁ」

クリス「いつ難聴になったのよ!」

ザナ「ほら、今の爆風でさ」

クリス「タイムマシンでも作ってなさい!」

 ザナを引っつかんで走るクリス。

 爆音のあったところに着くと、パールの家の外にアデルが集まっていた。まずい、パールが襲われているのか。

 リュウが刀を抜いてアデルに切りかかっていった。

 アデルの集団の中に入ると中にはパールがいた。ほかには誰もいない。どうやら戦っているのはパールのようだ。

 じゃあ使徒はどこにと思った瞬間、パールの額が光っているのに気付いた。

リュウ「パールさん!」

パール「リュウさん、どうしてここに!?」

セレン「話は後だ。まずこいつらを倒す!」

 言うが早いかアルシェの使徒はアデルを次々と倒していった。

 だが大きめのカイラがいて、これにはてこずった。するとパールが前に出て、カイラを蹴りつけた。少女とは思えないほど強いキック力で、カイラは吹き飛ばされていった。さらに追い討ちをかけるようにパールは聞きなれない国の言葉で魔法を唱えた。その刹那、大爆発が起こってカイラが木っ端微塵に吹き飛んだ。

セレン「なっ!」

 その勢いを見て驚いたアデルは足早に逃げていった。 

「ふぅ」と一息つくと、パールは地面にへたりこんだ。

リュウ「大丈夫でしたか?」

パール「はい、リュウさんたちのおかげで助かりました」

リディア「パール!今の何!?すっごい魔法だね!」

パール「えぇと……リディアは使えないの?」

リディア「誰も使えないよ。それにあの呪文、アルバザードの言葉じゃないね。どこの魔法?」

パール「分かりません。私の記憶に昔からあるんです」

リュウ「東洋魔法……アゾル」

 みんなの視線がリュウに集まる。

セレン「アゾル……?」

リディア「あっ、そうか、これがアゾルなんだ」

セレン「アゾルって?」

リディア「東の民マレットの使う魔法よ」

セレン「マレット……」

リディア「神々の戦争ラヴァスの後、神はアトラスを去ったの。その後、東西に分かれていたユーマの一族は互いに争うようになったの。アトラスの覇権をかけて西の民シフェルと東の民マレットがね。結局シフェルがマレットを追いやり、北半球を勝ち取ったの。私たちはシフェルの末裔よ」

セレン「じゃあアゾルを使うパールは……」

リュウ「マレットの末裔。もしくはその混血児、でしょうね」

クリス「なんだかよく分からないけど凄い魔法だってことは確かだわ」

オヴィ「あと、蹴りの力もな」

セレン「それはそうと、パール、やっぱり使徒だったんだな」

パール「そのようですね。紋章が出たのは今日が初めてだったんですが。あと、私はマレットの末裔でもあったんですね」

リュウ「アルシェの使徒はそもそも全員シフェルですから、混血児と考えるべきでしょう」

リディア「そういえばどうして魔物に襲われてたの?」

パール「分かりません。今まではこんなことはなかった。最近、魔物の動きが変わってきました……」

フルミネア「それだけテームスの封印が解けかかっているということでしょうね……」

パール「……テームス。確か貴方たちは機械で使徒を探して私に再会したのですね。分かりました。私も同席しましょう」

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体脂肪がすくすくとorz

今週測ったら、離婚のときから比べて体重が6kg増えました。
さちえストレス恐るべし。だってフルタイムで働いてる方がストレス少ないってことだろぉ?

これでもまだ全然痩せなのでいいんですが、オタリーマンでさえ6kg太るのに6年かかってる。
2年で6kgというのは体に悪いのではないかとちょっとビクビク。

仕方ないので今朝はおにぎり1個とサラダと飲むヨーグルトだけに……。
俺がダイエットなんてなぁ。でも医者に言わせると脂肪が付きやすい体質なので気をつけろとのこと。う、ううー。
食い終わって即腹減ったよ……orz

>クルヴァンとアトラスは完全に別方向として考えたほうが良さそうですね。

はい、楽しい方でいいと思いますよ。

>リディアさんが興味を向けてくれないと存在できない

なぜかこの言葉が気に入りました。
laso xa-ul ek lolna e ridia.

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やっぱりアデュかな?かな?

著者と飲んできますた。やたら盛り上がった。
で、残業中。タカタカ……。

黒田さん

>…と言いたいところですが、某所にてkakisさんに「このクルヴァンという架空世界は、アルカ神話の世界であるアトラスの未来らしい。」と書かれてしまいましたので、もう少し何かないか探ってみます。。

雛形を作って公開して、神話的な観点で矛盾がないかを僕らにチェックしてもらって修正するっていうのが一番プロっぽいと思いますよ。
いや、プロっぽいっていうか、単に仕事のやり方に似てるなぁと思うだけですが。

ときに、arkaウィキでKakisさんがこんな発言を。

>血みどろのメル暦200~300年はまさに無双ゲーの世界ですね・・・・・・・。『アルティス無双』というゲームがでたら面白いかも。minalis 「邪悪なる専制主義者の奴隷と無知蒙昧な狂信者はここで屍になりなさい!民主主義こそ絶対正義です!」 たった一人でウン万人の軍勢を大量虐殺するミナリスタソ。(;´∀`)「ちょwwwwwおまwwwwww たった一人の反対が通るなんて非民主的モナ!少数決モナ!暴力の勝利モナ!言っていることとやっていうることが激しく矛盾してるモナ!えっうるさいって?あっwwwwwちょwwwwwww言論封殺!σ=----- ( ゚∀゚) ----・ ターン」

ワロタ。
「非民主的モナ!」辺りがブレイクポイントw

アルティス無双、やりてー。
ardiaをゲーム化したいなぁ。ってのを小学生くらいに思ったもんだ。当時小説版アンクノットが形さえなかったころに自分たちを主役にしたゲームがあれば面白いとか思ったもんでした。

FFTみたいのが一番だろか?でもそういうツクールってないのかな。RPGツクールはあったが。

>daizailai

diaelというイェロ単語の語源を生む背景になるシナリオで、そろそろ出てきます。

>「ユーマ族、その性、残虐にして過剰」

出典seereです。
おとなしレインも熱いときは熱いよねぇ。

さりげに僕は理想の女性≒紫苑なんですが。

>レインタソにそんなことをしたら収容所送りですよ

やっぱりアデュかな?かな?

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ハロプロか?

>幻幻の語彙数

幻日と違って複数の辞書の集まりなので総語彙数はよく分かりません。
例えば薬学系のものを蒐集したものなど、分野別に分かれてるみたいです。
というのも、編集者が異なるからで、多分、別のソフト使ってるんじゃないすかねぇ。

なんかの折にリディアが5万くらいとか言ってた気がしますが、僕は数の記憶の弱い人なので定かでないです。
あれから増えてるはずだから、相当多いんじゃないですかね。

漠然とした回答ですみません。今後、幻日に輸入する形で増やしていって便利にするつもりですm(_ _)m

・子守唄

娘の紫亞はリディアの歌うアルカの子守唄(mokmiks e lantis)より、三人娘の『チュッ!夏パーティ』の方がお気に入りとのこと。曰く、きゃっきゃ喜ぶらすぃ。

「ハロプロか?将来はハロプロか!?Σ(゚□゚(゚□゚*)」(←バカです)

だが、リディアは「やっぱ日本人の子ねぇ……」と嘆いていた。

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<死風のザナ>

 パールと別れてアシェルフィに戻って数日。またもリュウの機械が反応した。 

 こないだのことがあったのではじめは誤作動じゃないのなんて皆は言ってたけど、だからといって当てにするものはほかにない。それで、俺たちは早々に荷造りをしてふたたびソーマの森へと向かった。 

 ソーマの森をしばらく歩いていたが、当てもなくまとまって探すのは非常に効率が悪い。かといって使徒同士バラバラに離れると、今度はアデルが出たときに困る。 

フルミネア「分かってはいたことですが、あまりに無計画でしたね」 

リュウ「計画を立てた上でこの選択なのですよ。気にしないでください」 

クリス「でもフルミネアの言うことももっともよ。このままじゃ足が棒だわ」 

リュウ「じゃあちょっと工夫をしましょうかね」 

 リュウは目の下をとことこ歩くコーマに声をかけた。 

「コーマ、この辺りで人の匂いがしませんか」 

セレン「会ったこともない奴の匂いが分かるのか?」 

「いえ、ソーマの森に人は入らないでしょう?なのにここで反応があった。従って、人がいるとすればそれは私たちが探している彼である可能性が高いということです」 

セレン「なるほどなぁ。で、どうなんだ、コーマ?」 

コーマ「人の匂いは2人くらいしかしません。1人は遠いみたいです。しかも古い匂い。1人は近いです。これは男の子の匂いです」 

リュウ「古いほうは先日のパールさんですね。すばらしいです、コーマ。では案内してくれますか」 

 リディアは「はい、私がコンパスねー」と言ってコーマを抱っこした姿勢で歩き出した。コーマは「右です」とか「そこの木を左に」とか案内をしていた。 

 そんな感じで20分も歩くと、コーマは少し緊張した声で「すぐ先にいます」と言った。別にアデルに会うわけでもないのに緊張してきた。 

 リディアが「どうしようか?」と俺の顔を見てくる。 

セレン「いきなり歩いていったら向こうが驚くかな。こっち大所帯だし。逃げられても困るなぁ。じゃあ呼ぶか。遭難した振りして」 

オヴィ「それいいな。じゃあ呼ぶぞ」 

クリス「ちょっと待ちなさい。アンタじゃ遭難のフリは務まらないわ」 

オヴィ「どーいう意味だよw」 

クリス「メル、かよわい幼女の声で鳴きなさい」 

メル「えう……?」 

クリス「誰かいませんかーって。泣きそうな声で言うのよ」 

メル「……はーい。あのー、誰かいませんかー……みゅぅ……」 

 すると少し霧がかった前方の視界から木の枝を踏む音が聞こえた。 

クリス「ふっ、幼女に釣られたわね!」 

セレン「コラw 使徒で遊ぶな」 

 やがて現れたのは一人の少年だった。シャツにズボンを履いただけの格好。ひ弱そうな体にぼさぼさの髪。調子のよさそうなのほほんとした表情。なんとなく俺たちとは毛色が違う気がする。 

「あれー。女の子の声がしたと思ったら、なんかたくさんいるなぁ。オタクらどうしたの、こんなところで」 

 ぽりぽりと頭を掻く少年。 

セレン「君がアルシェの使徒?」 

「はぁ?何のこと、いきなり」 

「あぁ、ごめんごめん」 

 俺は居住まいを正すと、自己紹介をした。 

「ふーん、俺がアルシェの使徒ねぇ……」へらへらと笑う少年「急に何のことやらって思うけど、額の紋章のことはガキのころから気になってたしなぁ。あの紋章はその関係だったんだなぁ」 

セレン「額に紋章浮かぶんだ?じゃあやっぱり!」 

「まぁまぁ、ちょっと待ちなさんな」 

 少年はざっと地面に座った。 

「ひとまず座ろうよ」にこにこしている少年。なんだか雰囲気が違うなぁ。明るいというか軽いというか……。ほんとにアルシェの使徒なのだろうか。 

 座る俺たち。 

セレン「そういえば君の名前は?」 

「ザナっていうんだ」 

「ザナはどうしてここに?」 

「旅をしてるんだ。当てもなくね。親もいないからさ」 

リディア「学校にはいかないの?」 

「俺はバカだからね」 

オヴィ「特に旅の目的はないのか?」 

「ないね。ぶらりぶらりと。いつか理想のお姫様に出会うまではな」 

 フルミネアが引き気味な顔でザナを見ている。お、嫌がっとるなぁ。 

リディア「お姫様?お金持ちと結婚したいの?」 

「じゃなくて、まだ見ぬxiiaに出会いたいってことだよ」 

リディア「??ふーん」 

 とそのとき、藪の中からがさがさと音が聞こえた。 

セレン「しっ、アデルだ」 

クリス「いるわね」 

リュウ「ヴェイガンのようですね。取るに足らない。逃がしてもいいでしょう、襲ってこなければ」 

オヴィ「いやいや、ザナの実力を早速見せてもらおうぜ。おいザナ、頼んだぞ」 

 するとギルがオヴィの言葉を受けて小枝を藪に投げつける。気付いているぞとばかりに。するとギィっと声をあげてヴェイガンが1匹躍り出た。 

ギル「ほい、がんばって」 

 ドンとギルが背中を押すと、「うぉっとと」と言ってザナがよろめく。体勢を立て直して剣を取る。 

ザナ「お、おいおい、俺は平和主義なんだ。やめよーぜバイオレンスは」 

オヴィ「何いってんだよアルシェの使徒のくせに。メルだってこれくらい勝てるはずだぜ」 

「あいにく俺は魔法が苦手でね」 

オヴィ「だから剣があるんだろ?」 

「剣で無傷で勝つのは難しいんだって」 

オヴィ「はぁ?何もったいぶってんだよ」 

ザナ「しょうがねぇな、わかったよ。おいヴェイガン、逃げるなら今のうちだぜ」剣を向けるヴェイガンに向ける「ほら、死の風を感じないか?」 

ギル「おっ、カッコいいねぇ~」 

 しかしザナの言葉に怯まず、ヴェイガンはナイフを手にギィっと声をあげてザナに飛び掛った。 

 その瞬間、「ひゃぁ!」っと叫んでザナが飛んだ。まるで蛙のような跳躍力で。 

 あまりにも華麗なジャンプにヴェイガンもうっとりだ。 

 しかし、ヴェイガンのナイフをよけたものの、尻餅をついてしまう。 

「ギィ!」ナイフを手に威圧するヴェイガン。 

「うわあぁ、く、くるな!」かたや剣をブンブン振り回すザナ。 

 皆、目が点になる。 

 ヴェイガンは――魔物のくせに表情が読み取れてしまうのだが――半ば呆れ顔でナイフを振り上げた。 

「うわぁぁ!」 

 その刹那、見かねたギルがナイフをヴェイガンのこめかみに投げつけた。サクっと頭に刺さり、ヴェイガンは悲鳴を上げて絶命する。 

――静寂。てゆうかサイレンス。 

 ザナはごほんと咳払いをすると、立ち上がって尻をはたいた。 

クリス「まだ見ぬxiiaが見たら何て言うことやら」 

フルミネア「死の風が聞いて呆れますね」 

ザナ「まぁ、なんていうかあれだ……俺は口達者な方だからな。戦闘よりもきっと知能戦で役に立つのであろうな」 

リディア「さっきバカだから学校行かないって言ってたよねぇ?」 

ザナ「……。ふっ、謙遜を真に受けるなよ、嬢ちゃん」 

クリス「はい、4かける7たす5ひく10は!?」 

「数が多すぎて覚え切れんわ!」 

ギル「60わる5は!?」 

「俺の気持ち的には割り切れん!(#゚Д゚) 

リディア「アルバザードの首都は!?」 

「あの木の方角に向かって2万メルフィ!(#`д´)ノ」 

使徒「ここじゃあ!ヾ(。`Д´。)ノ彡☆」 

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ism imen mik dyu

>ベーゼルとかがハッスル

やばい、デスクで噴いたわ。何事かという目で見られた、そんな残業ターイム!
はぁ、まだ初校が戻ってコネ……。帰レネ……。

>また、あのユーマ種族の特徴として、ヴィード死という現象があるので

思えばレインって人間じゃなくユーマの一族なんだよなぁ。
紫苑や静とは違う生命体。まぁ静とは息子を作れたわけだし、同じようなものなのかも。

>人口の99%が死滅した場合、年率1%の増加率で元の人口に回復するには463年かかります。

むー、よく計算しましたな。
アルディアのdaizailaiはペストばりに死んだわけだが、それでも支障はなかったということか……。

>アルティス教の教義からいって、そういうところまで神には期待していません。神といっても所詮長生き超能力者ですし、地上のことは基本的に介入してはならない決まりらしいですし。
むしろ、救いを求める群衆は、全知全能の救いの神を指し示す自称預言者に引っかかると思われ。

おおむね僕もそういう解釈です。
見た感じ、alef与えてほぼ対等って時代もあったし。

シオン=アマンゼにコロっと騙されるあたり、預言者に弱そうな民族ですねぇ。
そりゃまぁ魔法がほんとにある世界ならコロっと騙されるわな。

>民族性が明らかに「ユーマ族、その性、残虐にして過剰」

それって暗に俺とリディアがってことだよねw

>限りなくviid量が減少して、ほぼ普通の人間という368年の現状を考えると、実用できるのかということも問題ですね。少なくとも、何の道具もなしに呪文だけでというのは無理かも。道具があってもつかえるか怪しいところ。

でしょうね。となるとレインの書みたいな過去の時代の道具があればOKってな感じでしょうか。
リディアの使った魔石やらなにやら。

>黒田さん

読みました。中々面白そうですね。

原作サイドはあまり口出しするべからずと思っているので、黒田さんに対しては直接聞かれるまで、こちらから余計なことは申し上げないことにしています。そのほうが面白いものができると思っていますので。

多分、文化神話についてはリディア>Kakis>セレンという序列になりつつあるので、Kakisさんの助言を聞く方が安全かと思われます。
私の場合、よく理解してなくて矛盾した内容をレスしたりする恐れが高いのですヨ……orz

>人工世界のほうが格段に面白いと思えるのは私だけでしょうか。。   

いやぁ、トールキンやリディアの同類だと思いますよ。
僕はどっちかというと言語システムを作るのと小説を書くのが好きな部類で。

*追加しててワロタ単語。しょうもない単語にはしょうもない例文をつけるしかないのでw

adelhiptom 立ちバック。立ったままバックの姿勢。ただし女の腰は折れず、しばしば女が壁に両手を上げてへばりつく:ァョ━タフケフノ━(18, ridia)最も興奮する獰猛な体位とセレンが言ったことでリディアが名付けた
adyus-e lein liij en ena-i boh nos, sab-in felsab e arnamife mesa adelhiptom fo hah hah rof-e oatinkaa an! アルナ高の制服着て泣き咽ぶレインタソを立ちバックでハァハァ陵辱……最高に興奮するわ。
2007年9月12日 (水)

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地図とか

>地図

書面上ではどこに何があると定まっていますが、地図って個人でできるものなんでしょうか。
世界地図はおおまかに描いて、アルバザードを細かく描くというのが限界だと思います。

あれだな、地形というか、山中心に描いていって裾野を広げる感じかな。03年くらいにパルとさちえとやった記憶が。

>それはそうと、先日、『紫苑の書』でちらと紹介されているフィンランドの女性バンド、「ヴァルティナ」のアルバム『Vihma』を買いました。

おー、ゲットされましたか。Tielle heitetty が好きで買いました。かつてリディアに紹介したら歌詞に不適に対して笑みを浮かべ、買ったそうです。

>GRPN

横ですが、この単語を見ると誰憐さんを思い出します。
今元気でやってらっしゃるんだろうか……。

ところで山田さんの言語、表意文字1000ですか。すさまじいですね。

>しゅわるつさん

具体例を挙げていただくと問題の争点が何か明確になって、対応できると思います。
言語を変えることの是非ですが、実用段階にないなら変えても問題ないと思われます。

>アルカでn対の長音化(うろ覚え)と数の桁読み化に続いて迂言法の増加…

口語だとスピードの速さについてけない人をカバーするために、わざと回りくどく言うみたいです。

>emとか

 はい、そういう感じです。aeemとかね。実際まだ聞いたことはないけど、理論上はそういうことだと思います。

 そうか、武器のセンスは種からも来てたのね。 
 白兵戦。斧っていうとやっぱ銀英を思い出すなぁ。中3のころヴァールが好きでよく見せにきてねぇ。

 野菜ジュースは体にいいっす。ぜひ飲み続けてくださいまし。

 コロコロはきちんと季刊も買ってたさ!w

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>クルヴァナ2

>アルバザードの時代より遥か先の未来の世界を土台にするのも面白そうですが、セレンさんはどう思うでしょうか(^^;

「超面白い」と思います。
Kakisさんの銀英的アルカもあれはあれで好きです。自分にはメカ物書けないし、未来SFも苦手で書けないのです。リディアも。
そういう意味では未来ファンタジー書ける人に土台を使ってもらうのはとても嬉しいです。

>それに、アティーリを踏み台にして新たな文化を築くというのも、何だか恐れ多くて憚れる思いです。。   

いえ、そんな(^-^;
むしろ歓迎しますよ。

アティーリってそもそも話集なので、ウチのものの中では比較的オープンなのです。
アルディアだって元は私の小説「小説版アンクノット」ですし。

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res

>周期表

修正を確認しました。おつかれさまです。

>emとma

maは「ma-e t al k(tをkに変える)」という意味です。
emは「t em-e k(tがkになる)」です。

複合語の場合、k+maとはできず、t+maの意味しか持ちません。
ということは「近代化」という単語を訳したとき、近代はtでなくkに当たるので、近代maとは言えないことになります。
このとき使われるのがemです。近代emとすれば問題解決です。そのためにemはあります。

emは炭化、酸化などにも使います。ただし、aslなどはそのままで酸化されたという意味を持つのでemはいらないでしょうね。

lunoemで炭化です。ただし炭素そのものになったわけではない点に注意。
lunomaだと炭素を別の何かに変えることを意味します。

あと、et maですが、なくなったわけではないのでご安心を。
私が聞いた感じ、et maはまだまだemより優勢です。でも複合語では随分~emが増えたと感じました。

ところでメルが子育てで代わりにリディアが担当した制アルカの使用状況の調査ですが、ようやくまとまったようです。
レポを雑感してて面白いなと思ったのは、迂言法が好まれてることです。話し言葉だとn対はいよいよルティア方言化しつつあるようです。数の数え方はほぼルティア方言で落ち着いたようです。

>ARXANTE

 リディアが巡洋艦になってるあたり、FF12を思い出していい感じ。
 でもどっちかというと、戦艦や兵器に神話の名前が出てくるのは銀英を意識してのことなんだろうなと思ったり。
 CUUKIITEは何に当たるんだろう。トールハンマーとか?

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>クルヴァナ

人工言語憩いの場にてトラブ語作者の黒田さんが演出型人工言語クルヴァナの制作発表をしました。
目標は「世界観でアルカを越える」ことだそうです。

最近トラブ語が行き詰っておられたようなので、元気が出て安心しました。
あと、単に私自身普及型よりこういう言語の方が好きなので、楽しみです。
黒田さんがやるといったからには、きっとやるんでしょうね。前歴のある人ですから。

ところで上記クルヴァナの目標「世界観でアルカを越える」を言い換えると、それは「リディアを越える」ということです。
文化は主にあいつの担当。言語は僕。クルヴァナは両方持つとするなら、あるいは「セレン&リディアの1991~2007年までの労力を越える」ということになります。

で、これを越えるにはどうすりゃいいだろうなと考えてみました。
物量だけで言うなら越えるのは無理でしょう。マンパワーと時間の壁はいかんともしがたい。
ここでアルカを越える方法を2つ考えてみました。

1:スタート地点をずらす。
 つまりゼロから作るのではなく、いきなり最終ラップからレースをスタートするようなもんです。
 具体的には既存の有りものを土台にして、その上にクルヴァナを作ります。

 この場合、土台を選ばないといけないですね。指輪物語に匹敵する超弩級の資料を基に、その人工言語を作るとか。
 ハリーポッタークラスの小説を土台にする。あるいはFFやDQ語をリアルに作りこんでみるとか。

 俺だったらFF語を作ってみたい。だって資料はたくさんあるし原著日本語だし、仲間を多く集められそう。設定細かいので文化も作りこめそうだ。出版ってなことになったときに版権の問題が出てくるけど、言語つくりだけなら同人の一種として黙殺される。 
 モンスターもいたり召喚獣もいたりとファンタジックで面白い世界だなぁ。FFとかを土台に使えばスタート時点でアティーリ以上の資料があるので、アルカを越えるのは可能です。

2:一言語一文化の常識を打ち破る。

 アルカにはアンティスが一対一対応しているというような常識を破る方法もあります。ジェン語もアスガル語もそうですね。1対の文化を持ってます。
 だけど中には指輪物語やICOみたいに1つの作品に人工言語が複数出るものがあります。ICOはそういう意味じゃ強力でしたねぇ。

 アンティスにはアルカ以外にも神の時代に言語があったはず。だけどそれは語られてない。なぜなら単に作者側が設定してないから。
 実はアティーリもシフェルとマレットの戦いであるazgerは詳細が分かってないんです。アンティスの一環ではあっても、アルカとちょっと違う雰囲気のストーリーにしたいなという話にはなってるんですが。

 Kakisさん曰く、個々に他者の介在を許さない言語を作りあうより、何か1個の言語を寄せ書きみたいに膨らまして行く方が、歴史の歯車を動かしてる気持ちになるとのことですが、これは彼の名言だと思うのです。最近の私を勇気付けてる言葉だし。

 ありものの人工言語世界の内部に食い込ませると、この場合も土台を間借りできるし、しかもその中に自分のカラーを埋め込める。まぁ、先住民族である土台を作った作者が他者の進入を嫌がらなければの話ですけどね。

 現状、アルカを越えるとなると、こんな感じでしょうか。ほかの方法を思いついたら教えてくださいませ。
 とにかく物量の問題でゼロからスタートするのは現実的でないと思うのです。せっかく前の人が作ったものがあるので、活用しない手はないかと。

 あ、あと1個思いついた。アルカが苦手とする分野をクルヴァナで作りこめば、部分的には短期間でも越えられます。例えばメカモノを作りこむとか。
 アンティスは少女リディアの産物ですが、女らしく機械が苦手です。ついでに俺までメカモノが苦手と来た。銀英みたいのを作られた日にゃ数カ月で負ける気がします。

 まぁ、色々言いましたが、最後に本音を言えば、僕らの力はまだ小さいので、散発的にやるよりはまとまって大きくなった方がこういう趣味の世界をより多くの人に知ってもらえるようになるのではないかなと考えています。
 

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>ネームさん

直接ブログで単体レスするのは初めてですね。
さて、ご指摘の件ですが、結論から言うと仰るとおりだと思います。
いくら元素をオリジナルで作ろうと、オリジナルには限界がありますね。いい勉強になりました。

そこで原点に立ち戻っていただきたいのです。ネームさんだけでなく読者さん皆さんにも。
言語論で既に述べたとおり、新生人工言語ってのは徹底的に異世界を作り上げた言語のことではありません。それを作るのは不可能です。
まず俺らは日本人です。日本の文化の影響を完全にゼロにするのは無理でしょう。それに俺らが言語を作るときには日本語をメタ言語にします。この時点でもう地球の影響を受けている。だから新生人工言語を完全に作るのは不可能。

大事なのは言語論にも書いたとおり、その言語がその言語を作った目的に合うか否かです。
ウチの場合は符牒型。符牒ってことは仲間がいるってことですから、その仲間の要求に合うか否かが成功か否かのカギになります。

アシェットには色んな奴がいます。メンバー間に温度差があります。
例えば化学はリュウの分野ですが、彼の発想でいえば「日常用語に関してはオリジナルでもいいけど、専門用語までオリジナルでやられると使いづらくてかなわん」てなとこだと思う。

逆にリディアは「日常用語はオリジナルにしたい。そこは譲れないけど、化学ならある程度便利を考えて地球に合わせてもいいかな。私の周りは多分使わないし」という立場です。
温度差を平均化しないとチームプレーは成り立たんので、バランスを取ったのが現在のアルカ。それで仲間内が仲良くやれてれば、目的は満たせてるので「成功」です。純化しすぎると周りが付いてこれない。個人プレーでないから、会社や学校と同じで周りの空気を読まないとダメという難しさがありますね。

完全オリジナルな科学用語を持った言語はかえって使いにくいけど、かといってエスペラント並みにアポステリオリだと「俺たちの言語」という意識は得られない。
匙加減が大事すね。

アシェットの匙加減でいうと、元素名くらいでちょうどいいオリジナリティなんだろな。
これ以上になると、もはや言語作りではなくなってしまいますわ(-_-;

元素ネタは面白かったです。おかげさまでリディアたん@家庭教師というシチュに恵まれましたし(^-^;
別のネタ振っていただければ、また頑張るですよ!

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17歳の魔方陣

>周期表

校正しました。誤植の報告ですが、ポロニウムの筆記体kg→kp、geewis→geewix、viine→vine。以上です。

liledaって幻日に登録してなかったんですね。でも幻幻でもliledaになっていました。周期表を直訳するとliledaは出てこないので、良い語感センスですね。
vineがviineになっているのも神話を知っていることの裏返しでしょうね。始めはコピペだと思ったんですが、これは手打ちですね。お疲れ様です。

>結界

高校からもう10年くらい前になるのかぁ。早いなぁ。
今回は一人暮らしの舞台に結界を張ってきました。フゥシカと相談して場所を決めました。中心に家周辺の思い出の場所。ここを主に封じこめる。
結晶の端に思い出の場所を持ってきた。そうしたら半径が1.5メルフィになりました。白岡が100メルフィに対し、1500メルフィです。つまり半径1875メートルです。

広いので今回はクロスバイクで周ることに。
前回は車で現地まで行ってあとは徒歩でしたが、今回は結界内が広いので、徒歩は無理です。

下記は行程です。

1:ファーヴァ

 まずはファーヴァでした。

2:ルージュ

 少し知らない小道に。わりと地元なので迷いませんでした。

3:オヴィ

 中学を通過し、坂を昇って保育園付近の住宅街へ。子供がチャリ漕いでました。

4:パール

 国道へ一旦出ました。踏み切りを越えるのですが、踏み切りがなかなかなくて少し苦労しました。
 パールを置いた後、空に雲が。差し込む太陽の光が綺麗でした。こんな感じ↓

「RIMG0030.jpg」をダウンロード

 なんかケフカでも降りてきそうですねぇw

5:リディア

 国道へ一旦戻り、中学の脇を通り過ぎてしまい、引き返して中学の脇から駅横を通過。

 このときデジャブったんですが、なんと10年くらい前に何度かチャリで通過したことを思い出しました。当時はグーグルマップなんてないから、高校の地図帳を見て行ったという無謀のことをしていました。無論、迷いました。

 小学校南を通過すると田園地帯へ。のどかです。小川の横ちん↓

「RIMG0035.jpg」をダウンロード

 名もなき公園でリディアを置く。川の横です。白い鳥が飛んでいました。

6:クリス

 踏み切りへ戻り、駅の方へ進み、線路端にクリスを置く。
 グーグルマップはほとんど道しか書いてないので辛いです。

7:ギル

 国道へ通じる道を通って幼稚園近くにギルを置く。
 昼になったので昼食。またーりと。珍しく肉です。

8:フルミネア

 大学の横へ。
 すぐ見つかったが、それにしても何もないところです。うこっけいの卵を直売してるそうです。

9:リュウ

 電器屋へ。滞りなく配置。

10:セレン

 駅へ。ドトールでコーヒーを買いました。
 中心部へ向かい、コーヒーを飲みました。

 そしてメルと会った思い出の場所に自分を置きました。
 あのころまだ一桁か。
 メル時計を撮影しました↓

「RIMG0063.jpg」をダウンロード

11:ザナ

 案外近くにありました。滞りなく。
 なんか中学生たちが下校してます。女の子がうじゃうじゃと。

12:メル

 ここが最難関でした。もう迷う迷う。てゆうか場所がわからなすぎ。
 誰だよこのめんどいところはと思ったらメルでした。あー、あー、みたいな。

 その後、南東に進みましたが、10年前に一度だけ歩いた遊歩道を発見し、ふらふら寄っていきました。
 うろうろしてたら何度も同じ女子中学生に出会ってしまい、なんだかストーカーみたいに思われてねーだろーなと不安にw

13:ラルドゥラ

 辺りに目印がありません。地図をいくつか組み合わせてここだという場所を発見しました。

14:ミルフ
 
 最後は一旦国道に出てから戻る形で入りました。

 これで終了です。14点制覇。
 17歳のときの思い出の街はすべて結界の中に納まりました。

 それにしてもでかいよこの結界。半径が1駅分あるよ。これを円で囲むわけだから、おおよそ3駅またがることになるのね。

 リディアのときの、踏み切りの「あ、ここ10年前に通った」というのと、その後の田園風景と、メルのときの「ここ10年前に通った遊歩道だ。あれきりどこだか思い出せなかったのに、こんなところにあったのか」という再発見が良かったです。

 自分の街だと思っても、歩く道なんて決まってるもんです。結界作りなんて宗教臭いことしない限り、特定のポイントに行くことなんてありません。
 結界作りをして初めてこんな道あったんだとか、ここに繋がってたのかとか分かって、新しい発見があります。そういうのが醍醐味だなと思いました。

 あと、街の造りが面白いことにも気付いたりします。
 実はギルとフルミネアは同じ道一本で繋がってたりします。彼らは夫婦なので、そういう偶然が面白かったりします。

ちなみに今回置いたのは14点のardespel。文字的にはこんな感じ。

「hacmdespel.jpg」をダウンロード

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arka e fis imen mik dia

omo....anso raad-in xook wen. fak si xind, an axt-a tils zanen axslai.
ネムス……夜通し話してたし。送った後ブログ記事書いてたし。
yan im tiz del divnian, axt-is tils kont davi.
しかも昼休みに飯食いつつカキコ。
om an nian-e nos sei? fos, fooooooos! im fos!
いつ休むんだろう。明日か。明日じゃ!

hai, an ten-e lem flo loitke.
通勤時は曲を聴いてます。
fan asm-a an ten-i lem to.
何聞いてるのか女の子に聞かれました。
lu ku-a "len ti ten-e anxillem eyo?"
「やっぱり洋楽とかですかぁ」
an ism-a "q,qqm,ya, tea tea"
「え、えーと、まぁね」

ax, an av-e anxillem tan tot pialem.
確かにウォークマンに入ってはいる。
tal an ten-e kif impellem aa....
だが主に聞くのはヲタソン……。
im fis? limdia 5(axte
今日すか?FF5でw
ala es an ilb-u tuse? ten-in tu du 10 vao sal. skwea na-o omt silm se-i tu.
よくあきねーな。10年以上聞いてるぞ。 スクウェアが聞いたら本望だろうよ。
kif, an ten-e limdia. vaslem e limdia 4, limdia 9, limdia 12 wenwen.
大体FF。4のバトル曲とか、9,12とか。

limdia 4 e DS ket-al vad! artes, DS4!
DS4早よ来たれ!むしろDS4を召喚。
an virt-i zan tu im tuo!(axte
最近これのために生きてるw

limdia hot? hao, teo. Happy Material e negima wen.
FFだけではなく、ねぎまのハピマテとかも。
kit-ik, an kit-ik aa....(xier
おわっとるなぁ……俺。

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紫亞183辞典

sil e milf ket-ik. fis et mik dia. akt-a ridia im sel e ridia(axte
ミルフの月になりました。リディアの日にリディアに会うって……w
son, tua, klel sad del xia 183.
幻日辞典の最新版です。「紫亞183」
tu av-e lilvet, dyussou pilkotn wen.
元素とか黒田さんとか入ってます。

「xia183.dic」をダウンロード

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台風とか

>lileda

元素名を公開したところ、ほぼ公開当日に周期表が謎の人により2chにupされました。
テラ凄い労力です……。fatoo tinkaです、dyussou knoos.

アルカ使いには嬉しいツールですね。
はじめの方が1文字の元素が多く、使用頻度を考えると自然かもしれません。
しかしほんとに異世界気分だなぁ。

>台風とリディア

台風のおかげで予定が狂ったとかで時間ができて関西に来てたリディアと落ち合いました。
特記事項は、ルヴァン直伝とコーヒーを飲んだことでしょうか。
俺はコーヒー飲めない人だったんで、飲めて驚きました。

リディアは俺の悪い部分は根源が1つで、自律神経のもろさにあると言いました。
俺を治して一緒に暮らすための素地を作ると意気込んでいました。信じてみようかな。
食事と運動、ルヴァンと姿勢で直して神経をまともに戻すそうです。
俺の結婚が失敗したのも、こんな人生なのも、すべてこれのせいだそうです。離婚に至ることは容易に予想できたようです。

離婚時、俺は薬を飲んでいました。ストレスで胃炎になったので。毎日痛かったです。
胃酸を止めるプロトンポンプのガスターD。腸内腐敗を防ぐビオフェルミン。不安と鬱がひどかったので抑えるための抗不安剤デパス。これを2年半飲み続けました。

薬を飲んでるのがコンプレックスで、黒田さんの前などでは隠れて飲んでました。
25でなんで投薬なんだよ、と。
でも医者が「止めると痛くなるよ」と脅すので飲みました。

ところがさちえがいなくなってから痛みが軽減。仕事をして一時的につらくなったが、逆に軽減。
どうもさちえとの生活の方がストレスだったようです。イライラさせるから。どんだけ有害物質なんだよあいつ。
思えば婚姻中にフゥシカに頻繁にラクに死にたいと愚痴ってたんだから、幸せなわけないな。あの結婚は何だったんだろう。

親父が死んだころからデパスを独断で切り始めた。
まずは昼。次に夜。最後に朝。4カ月くらいかけて。
それでも離脱症状が出て、反動でブログ消したりしました。実はあれはそれが原因。

夏は平日軽く胃痛がして、休日平気でした。それで、仕事のストレスのせいじゃないのと思った。
薬飲んでも痛いなら薬効いてないってことじゃん?と思い、お盆休みに飲まなかったら、休日は飲まなくてもやっぱり痛くなかった。それからもう薬は飲んでない。
自分の大きなコンプレックスが1個消えた。いまラクだ。

ところで平日の胃痛はどうなったのか?不思議なことに薬止めたら消えた。
でも条件がある。休日にPC使わないことが条件だ。PCやると自律神経が乱れ、凝りも出る。
凝ると背中が凝り、胃の血流が悪くなり、胃粘液が減り、胃痛がする。コーヒー飲めないのも乾いた胃に刺激を与えるから。
腸の運動も悪く、食っても小腸が栄養を吸収しない。肝臓にも負担がかかる。

それで全身痛いのでイライラする。さちえともケンカしがち。で、離婚。だがその悪い輪廻をリディアが切ってくれるそうだ。
その実現のためには休日にPCをしないのも必要。だから2chにかこつけてアルカの部屋を消した。

だけどやっぱアルカは捨てられなくて、こうして存続している。
痛くない程度にやらないとな。後はリディアの教えてくれたルヴァンやらでどうにか凌ぐ。

とりあえず薬は止められた。PCも減らした。後は自律神経と血流改善だ。PCと仕事を減らせば治るはず。
あとは食事とルヴァンか。神経が良くなればイライラせず、余裕が生まれる。

余裕のあるときはとても善人な夫らしいので、リディアにとっても好都合だ。さちえも俺を変える力があればこんなことにはならなかったのだが。

時間は前後するが、ルヴァンするのでリディアがベッドの上に呼んできた。で、指示に従って動いた。柔軟?これもルヴァンだそうだ。

「どお、気持ちいい?ルシアに達しそう?(ti lev-ip luxia?)」
「どうかな。てゆうかlev-is luxiaだったらいいけど、主語と目的語入れ替えただけでluxia lev-is(ルシア、逝きそうっ)になるのはマジックだよな」
「ゴルァ、水月静(#゚Д゚)ノ」
 パーンと頭を殴られた。指輪がゴッと音を立てたね。
「でも15年もすればそんなこと言うようになるんだろ。さみしいなぁ」
「それ以上言ったら会わせないよ?」
「andeteo……」

でも寝る前にやったので、寝起きが良かった。凝ってない。
だがそれは本当にlvanのおかげか、あるいは単にその後の女体のおかげか分からなかったり(-_-;

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arka e fis imen pal mir 3

miir toten lil it-in hanx al asgaleld as.
元素論争がアスガル語にまで到達した様子。
fikn it tolabeld(torabeld os sle arka) / nojiereld. atte, eldan.
後はトラブ語とノジエールかな。ガンガレです。

sle asgal, lil alxa est-e yu kon ilx in.
アスガル語では番号で元素名を付けるらしい。
jeneld tan so-a.
ジェン語も同じ。
hqm, eldan san-e estom tu na.
言語屋さんってこのやり方が好きみたいですねぇ。

dyussou xwarts, man ti av-e kirs, son tu et-el ix ban ale est-i lil fe.
しゅわるつさん、折角文化があるので、名前を付けてみると楽しいかもしれません。
yan asm vad--ti est-u lil kon alyueld?
あと、単なる疑問ですが、フランス語から後験的に命名しないのでしょうか。

hai, kes e lil et to a?
さて、元素の次は何でしょうね。

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arka e fis imen pal mir 2

xana et volx.
信念が大事。
do se-e an et kif tip, et nava tin tot ve. tea?
俺がいい加減で、特定のことにだけ神経質だということは知っていると思います。
ya, an et tip rax kif. tal an os-e ul xana et volx.
俺はおおむねいい加減です。でも信念は大事だと思っています。

im jok-e yu, im vas,im vax, kea, ul xana et on volx.
怒られてもケンカしても苦しくても、信念が大事。
son xana e an et to?
じゃあ俺の信念って?
vind-e txie? tu at tei. vind-e ridia? la et avn. vind-e miu? an fax-in xil os fa.
さちえを守るというのは違った。リディアは?強いしな。子供を守る?抱いたことすらないよ……。

lab? teo, an et ma kei tot kolo rax xop im jok-i yu. tu et man an iv-e xana tot lab.
じゃあ仕事か。違う、怒られるとすぐ凹む。仕事に信念がないからだ。
son to?
じゃあ何か。
ya, tu et arka, an os-i. im yuales ka mife, im ind man sai, im vil man sai, im mals, im mils, im miusot, im kaf, an vis-au rex.
アルカだろうな。大学でバカにされても、PCで疲れたり病気になっても結婚、離婚、出産でも、常に負けなかった。
an vins-ak os arka olta total. an os-i tu et man an av-i xana tot arka hot.
どんなときもアルカを捨てきることはなかった。信念を持ってるからだと思う。

rokas e lab et velx. rekas e lab et velx.
仕事の成功も失敗もどうでもいい。
to et volx? tu et em av-e mi xana tot xe. ol lu av-e mi tu, son de et ilpasso.
何が大切かっていうと、信念を持ってるかどうかということ。信念を持ち続けられるかが大事なのだ。

ところでet maからナル動詞ができました。辞書から抜粋。でも文字化け……。毎回困るよこの現象。

~になる、become、ナル動詞:ァョ:クメト:メア クノ。アルカには元々ナル動詞がなく、ナルを示すにはメア クノというように繋辞+変化の副詞で表していた。メク-はメア クノが短縮されたもので、口語から生まれた新たな動詞。また、アルカではナルがなかったので複合語中の「~化」に当たるものを言うときに困っていたため、メクができたことで「~化」を表せるようになった。ユトはマオになるという意味なので、化学などに多様される。例えばコノエメクで炭化~を示せる。これはメク-メ コノエを複合語にしたものである。アルカの複合語はしばしば前の要素が動詞の目的語になるため、メクのおかげで何になるかを複合語で示しやすくなった。なお、自動詞の用法は本来的にないが、今後定着するにしたがって、ケメカ フア-フイ メク(夜になった)というような用法が出てくるのではないかと思われる。その際だけは4人称のメクと区別するよう注意がいるが、意味的に間違うことは実際なさそうである。

ともあれ、em-eのおかげで炭化水素などが言いやすくなったということです。
化学トークをしててem-eというのをよく聞くので「何それ」と聞いたら、上記の説明でした。
ちなみに、an em-in xaxanで「先生になっている」という意味だそうです。

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arka e fis imen pal mir

kif, an lax-e lem it sad kon miksan alt.
よく曲をカバーしてほしいと思うことがある。
ova, ウェディングベル e シュガー. lem et ao. tal xiv et yun fan sim. sad, sad!
シュガーのウェディングベルとか。曲はいい。でも声がおばさん臭くてダメ。カバーを!
France Gal et soa. xiv sim, miks ixk. sad. san-e on lem.
フランスギャルもそうだ。おばさん声で下手な歌。変えてくれ。曲は好きなんだ。
kek, lem sad ae tan xa-e ova キューティーハニー e kooda. xiv afo le et to a!? xiv e fan?
逆にコーダのカバーのキューティーハニーはアウト。あの野太い声はなんだw 女の声かよ。

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元素、あり升

ネームさんのカキコがきっかけで起こった元素トーク。
ジェン語がいち早く反応し、アルカはようやく元素名の資料がまとまりました。

リディアに教わりつつ、資料をまとめました。元素名です。
前に聞いたmuolilなどが酸素の直訳で、単に俺に分かりやすいように一時的に呼んだものだと分かったり、色々紆余曲折ありました。日本語で教えてくれれば誤解が減るんだけど。

感想。文化力は強みになる。
元素名、多くがアンティス関係です。神話や文化を背景にしている。
このネーミングは時間がかかるのが欠点です。でも作りこみという点では一番濃いです。

地球の周期表よりは覚えやすい。同時にkolil,talilほど過合理でもない。ほどよい規則性を帯びている。アルカという言語自体の特徴にもマッチしている。いい周期表だなぁと思った。

俺は理系は白痴なので、ツッコミ等ありましたらどぞよろしくですm(_ _)mリディアにもプルーフを依頼中ですが、日本語なので細かいニュアンスは理解しきれるか怪しいのです。

とりあえず元素ネタは終わりですね。ネームさん、sentantでした。

「lilest.pdf」をダウンロード

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隠れれっすー

某所にて新生人工言語論のこんなご意見がありますた。

>実に共感できるところがありました。

sentantです。

>文化を構築する上で是非決めておきたいこと

風土でしょうね。文化は風土の上に形成されるので。
どこに住んでて、何食ってるのか、どんな動植物がいるのか。
こういう自然環境は文化を決める上で重要です。

自然環境の次は周りの国との貿易関係。
唐辛子ができない超寒冷地でも輸入しちゃえば唐辛子が存在するわけで、唐辛子に関連した文化ができたりするもの。

国交で分かるのは風習の機嫌もかな。シエスタがなんでスペインなんかにあるのよって思うけど、歴史を見ればアラブに征服されたのが原因と分かる。
昼に長く休むのはアラブが暑すぎるから。スペインには本来なかった。つまり自然環境だけじゃなく国交も見ると文化設定は細かく作りこめます。

長く書くと読みづらいのでここで。

>創る上での注意

よく資料を調べることです。特に単語の語源や、物の由来。
いくらファンタジー世界でも意図しない矛盾の連発は恥ずかしいです。
有理数をそのまま直訳したりすると、えらく恥かきます。

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<ソーマの森の少女>

「大体アルバザードだけだって広いのに世界中に使徒がいるなんて、探しきれないよ~!」 

 ここはアシェルフィの家。リディアの自室に皆が集まっている。 

 ベッドに大の字になってリディアが足をばたばたさせる。スカートの中が見えそうで俺は目をそらす。オヴィが気にせずリディアを見ているので腕を引っ張ったら「何?」と言って見てきた。だが俺は何も答えなかった。 

「次の使徒ってどこにいるのかなぁ。今までは行き当たりばったりで見つけられたけど……」 

セレン「ここに使徒がいるわよみたいな変な噂話を持ってくるのはお前の得意技じゃなかったっけ?」 

「最近は全然そんな話ないのよ。ぷー」リディアはコーマをメルから取り上げて抱きしめる。 

リュウ「そこで私からひとつ提案なのですが」咳払いをする。皆の視線が集まる「しらみつぶしに使徒を探すのは確かに無理です。それで、機械仕掛けの道具を使って使徒を探そうと思うのです」 

ギル「というと?」 

「私たちの特徴はなんでしょうか?」問いかけるリュウ。 

 ギルは苦笑する「お前さんは頭はいいが、話が長いのが欠点だねぇ。そうだな……額に紋章が出ることだろうな。なにせそれを根拠に勧誘してるんだから」 

「紋章が出るとどうなります?」 

「ヴィードが増すね。常人ではありえないくらい」 

「そこで常人ではありえないくらいのヴィードを感知するレーダーを使おうと思いまして」 

「なるほど。だが世界中を探せるのか?」 

「世界中はきついかもですね。ただ、アルバザードとその周辺なら」 

オヴィ「ちょっと待てよ。探すっていっても使徒が紋章を出さないと反応しないんだろ。でも紋章なんてそうそう出るもんじゃないぞ。俺らだってそうだったろ。あれはよっぽどの危険とかに合わないと出ないんだ」 

リュウ「そこが問題なんですよねぇ」手を顎に当ててくすくす笑う「それで、ここしばらくはずっとレーダーを張っていたんです」 

セレン「事後承諾かよw」 

クリス「で、結果は?」 

「それが今日ソーマの森で検出されましてね。恐らく使徒だと思われます」 

リディア「ほんとぉっ!?」がばっと起き上がる。 

ギル「やれやれ、ほんとにお前さんの話は回りくどいな。さて、リーダー」 

セレン「俺かよw」苦笑する「じゃ、ソーマの森に早いとこ行くかね。あまり時間が経つといなくなっちまうかもしれないし」 

 家を出ると俺たちはソーマの森へ飛んだ。首都アルバ内にあるが郊外といったところの森で、実際は山とか丘といった方が適切かもしれない。だが名称はソーマの森だ。 

 王都の近くだというのにアデルが若干徘徊しているため、アルバ人は近寄らない。かくいう俺も入ったのは初めてだ。ザミアの森に比べて小高いので歩いていくと少し疲れる。 

セレン「坂を歩いているとヒュート国に行ったときのことを思い出すな」 

リディア「うん、あのときはケート軍から逃げながらで大変だったね」 

メル「なぁに?メルの知らない話ぃ?」 

セレン「そう、お前に会う少し前のことだよ」 

メル「ふぅん。お兄ちゃん、メル疲れたぁ。歩けないよぉ~」 

オヴィ「おいチビ助、わがまま言うなよ」 

メル「むっ、チビっていうなー!」怒り出すメル。 

セレン「オヴィ、いいから」俺はしゃがんだ「ほらメル、背中に乗りな」 

 こないだは俺がふがいないせいでメルを大変な目にあわせてしまった。その負い目があってか、俺は彼女のことをどうも猫かわいがりしてしまう。 

メル「わーい♪」 

クリス「しかし今の時代はヴィードがあるから軽装備でいいけど、鎧を着てた時代も歴史の途中にはあったのよね。行軍は大変だったでしょうね」 

オヴィ「あぁ。もっとも、ヴァーナみたいに飛べりゃ別だろうがな」 

 しばらく歩いたところで、山小屋が見えた。 

リディア「ねぇ、あそこで一休みしようよ」 

セレン「そうだな」 

 しかし近寄ったところで俺はあるものに気付いて立ち止まった。 

「待て、ここ人が住んでる」 

リディア「え、ソーマの森に?見張り小屋じゃないの、あれ」 

「だってほら、洗濯物が外に出してあるだろ」 

クリス「ほんとだ。女物ね。サイズからして女の子みたい」 

ギル「使徒の家ってことか?」 

 家に近寄ると庭先に少女が一人立っていた。長い髪を三つ編みに結わいた少女だ。 

 少女は庭先にある園芸の世話をしていた。俺たちに気付くと汗をぬぐいながらじっと見てくる。日焼けとは違う、少し浅黒い肌。アルバザードには珍しい人種だ。 

 細い体だな。引き締まった筋肉があるのがスカートの上からでも分かる。覗く下腿はかなり引き締まっている。 

「あの……誰ですか」少女が口を開いた。 

「ええと……」口ごもった。正直に言うべきか?「……人を探していて、迷ったんです」 

「ソーマの森に人なんていませんよ。私くらいです」 

 じゃあこの子が使徒なんだろうか。 

「あの、もしかしたら君が俺たちの探している人なのかもしれなくて……ヘンな話だけど」 

「??……あなたたちは誰なんですか」 

リディア「アルシェの使徒よ。アシェルフィに住んでるの。今はほかの使徒を探しているのよ」 

 少女は少し首を傾げる「あの神話のアルシェのことですか?使徒を探してるって……?」 

 リディアは怪訝そうな顔をする少女に口頭で事情を説明した。 

「んー……」少女――パールというらしい――は手を伸ばして野菜の花の古い芽を摘む「事情は分かりました。使徒の末裔を探しているんですね。そして貴方たちの機械によると使徒がこの森にいると。でも残念ですが、私は使徒じゃありませんよ。そんな紋章なんて出たことがありませんし。機械が反応したというなら別の人でしょう」 

 リディアは「そう……」と肩を落とした。 

パール「きっと森の旅人じゃないでしょうか」 

リュウ「そうですね。では今回は諦めることにします」 

パール「あ、これから帰るんですか。おなか空いてませんか。せっかくここに来たんです。お昼ごはんをごちそうしますよ」 

リディア「え、いいの?うれしいー、私おなかすいちゃって」 

セレン「でもこんな大所帯じゃ迷惑じゃないの?」 

パール「いえ。こんな大勢の人と会うのは久しぶりなのでむしろ楽しいですよ」 

 パールの言葉に甘えて俺たちは食事をごちそうになった。彼女はこの小屋で一人暮らしをしているそうだ。親の記憶はないとのこと。 

 なぜアルナに降りないのか聞いたら、ずっとここにいたから街は不慣れでむしろ怖いとのことだ。戦闘の経験はほとんどなく、この森の弱いアデルを撃退できる程度とのことだった。 

 残念ながら本当に使徒ではないようだ。 

 俺たちは昼食をごちそうになると、パールに礼を言って森から降りた。 

*現実ではパールはザナを仲間にする前に勧誘されている。だがそれからしばらくして入ったため、順序的にはザナの後になってしまった。その出来事を神話化して描写したのがこの章。 

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<第2異性魔王ウムト>

4異性魔王のレレスを倒した後、それにかぶるように新たな異性魔王が現れた。ウムトだ。レレスはマントをたなびかせた魔導師のような体型だったが、このウムトは格闘家のような格好をしていた。半裸に近い。

 ウムトはほかの異性魔王同様、アシェルフィの学校を襲撃してきた。毎回毎回俺たち狙いだ。俺たちが他のアデルからアシェルフィを救っているとはいえ、異性魔王の狙いも俺たちであるなら、あまりありがたくないのではないか。 

 ウムトを説得して外に連れ出そうとしたが、案の定校庭で暴れだしたため、俺たちはユノを撃って迎撃しつつ、山間部へおびき出した。 

 小一時間ほど戦闘をしていたが、決着がつかない。ウムトは攻撃力が高く、体力が多い。メルやリディアにはかなり距離を取らせ、援護射撃をさせている。前線のオヴィらが主力だ。 

 ところが中々ウムトは素早い。その上攻撃力が高いので俺たちは用心して攻撃をしかける。そんなこんなで決定打が取れず、時間が過ぎてしまった。 

 ウムトの方は俺たちの人数を少しでも減らそうと女子を狙うが、オヴィたちがサポートするので倒せない。ジリ貧になっていったのは多勢に無勢なウムトのほうだった。 

「くっ、流石に一人では動きづらいな。だがアルシェの使徒おそるに足らず。次は手勢を引き連れて参ろうぞ」 

 そう言い残すとウムトは逃げ去った。 

 俺たちは勝利しながらも次回のことを考えると気が重かった。だが今回は誰も負傷しなかったのでよしとしよう。 

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arka e fis imen pal kun

im sokt, an ixt-as lei ok fanoklabes.
さっき同僚の女の子と本を読んでたんですが。
yan lu asm-a al an on an san-e niamo we. an ism-a tu del an san-u de man tuse et gank.
どの髪型が好き?と聞かれ、派手なのは嫌だなと答えました。
son lu asm-a "ti san-e niamo ik?". tal an ism-a u al lu.
すると「じゃあセレンさんはどんな髪型が好きなの?」と言ってきましたが、何も答えませんでした。
si tu, ka atoi, an xakl-a atean xo av-e niamo an san-e.
その後、コンビニに寄ったとき、店員の子の髪型がいいなと思いました。
yan si foni, an xakl-ak lu av-e niamo kak alen txie.
その直後、「それ、さちえの髪型じゃん」と気付く……。
tal an ku-ulo tu al la a.
これは同僚の子には言えないよなぁorz

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えヴぁ

im tafas, an in-a kot evangelion ok fuusika.
おとといフゥシカとエヴァンゲリオンを見に行ってきました。
dels oken la at il an at od parmmifean sei.
彼と行ったのは大学に入ってすぐ以来かな。
im foi, le at battle royal a.
あのときはバトルロワイヤル。

dels e evangelion at ban. na-a alxe.
エヴァの映画は面白かった。懐かしい。
hacma ki at avn tinka.
第6使徒テラ強ス。

an se-ak dels del 包帯ゲーム ka koa.
そこで包帯ゲームという映画を知りました。
tu et kik al despellad.
結界作りに似てるなぁ。

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tisoaです

読みました。複雑な心境なようですが、卒論通過おめでとうございます。

気になってからねぇ、安心しました。

>ブドウパン\88とアクエリアス

せめて野菜ジュースにして憩室を……(-_-;
アルカリ性食品も採らないと腎臓に負担が……。

>探偵を雇わなくてもヒントが多すぎて、個人特定されちゃうんじゃないかなぁ・・・・・・・・・・・・・・。

いやぁ、大丈夫じゃないすか。
俺、長々読んできた方だけど、全然わからんですもん。

>教授はこれじゃ30分以上かかるからもっと結論的なことを言ってといってきたので、約20秒で強引にまとめるとはしょりすぎ、だそうです。

qm....ti et kik al txie tot tu a.

>調査を行った原資料の作者たちの国家

なんだろう、結局何のテーマだったんだろう。
人文系なのは分かる。思想関係かなとか文筆関係かなとも思う。
法関係・経済関係ではないだろうと思う。

>公務員

さちえも受けたことありましたよ。パルとともに落ちたけど。そのとき既に既婚。
だから年齢的にはチャレンジできるとは思う。

さちえは勉強してまもなく受けたから落ちたけど、学生のうちからやってたら絶対受かったと思う。首席様だったし。

中国にいる友達も熊谷で公務員に受かったし、いけると思うよ。そいつ26だけどこないだ夏に会ったときまた受けようかといってた。

別のダチは27,8だけどいまだに小学校の教師目指して講師してるし。
今4年なら状況は良いほうだと思いますよ。

なっちゃえば公務員は気楽だからねぇ。安定してて。
俺みたいなリーマソは……うぅ。アシェットは余計不安定だし(T_T)

倉庫業しながら公務員受験するっていうのは?
受かり次第一般企業を辞めるっていうのは多いよ。ただ、学生時代に1次通った人が多いけど。
貴方は記憶力いいから、リディアと同じく1次は努力でいけると思う。

2次は面接だが、たとえ落ちても、1年倉庫業なりやって社会に揉まれればコミュケ力つくから、再戦で勝てるはず。
目標があるのはいいことっす。

>黒板に落書き

俺も大学の教室でやったなぁ。ナツカシス。
自己表現の一環なのか、なんだろうね。結界を作る気持ちに似たものがある。自分が生きた痕跡を残すというか。

>優

てゆうかこれに驚いたわ。情状酌量とか謙遜しないでください(^-^;
優は凄いです。altinkaa, altisoa!

>細い細い運命

そうだねぇ、こっち側もさちえがいなくならなかったら俺もやってなかったし、わりと奇跡的な確率でこうなりましたね。

>魅上照

確か俺もこれだった気がする。もしくはライトだったかな。
ウチらには使徒→先生という関係があったから。

>細いところと太いところ、アクセントをつけて書けば、筆記体も結構リボンみたいでカッコいいですね

あー、それは見たいなぁ。upきぼんです。

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lilest(元素名) 予告版

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alxom(数え方)

tu et arxom e arka imen tuo. arxom e mel vort-is.
最近の数え方です。メルの数え方はマイナーになりつつあるようす。

「alxom.doc」をダウンロード

tua, xiv.
音声です。

「alxom.mp3」をダウンロード

yan ko al gal
あと、1から100までです。

「gal.mp3」をダウンロード

*あと、最近話題の化学問題ですが、ジェン語も元素は数字で命名する様子。私が数年前に提唱したのも同じでした。ただ、アシェットは気に食わなかったようで、一々命名したみたいですが。(ところで今見たらジェン語ではセレンはなくてセレニウムらしい。ちょっと寂しかったりしてw

自然言語で数字で命名しているのは、未発見の元素の仮名くらいなようです。俺が高校のときはウンニル元素が資料集に載ってましたが今はウンニルないみたいね。ウンウンからかな。Kakisさんがウンニル~といったときに懐かしさを感じた。やはり同世代なんだなぁと思いました。

酸化などを酸と結びつけずに命名しようとしたことがある。ジェン語のbjs-pwc Ohojみたいに。でも歴史から言えば酸と語源が絡まないわけがないので、文化に縛られるアルカではこのような命名ができない。発展した科学知識の目からネーミングすると歴史を重ねてきたネーミングとは食い違うことがある。atomだってクォークの存在を知ってる今じゃatom(切れないもの)なんて命名しないからね。アルカでは後付的なネーミングは避けられる。ただ、俺の知識がなくて十分後付になったものは多々あるが。

あと、末広さんの写真初めて見たけど、イメージしてた印象に合っていました。好青年ですな。友達の弟に似てる。

*ネームさん、Kakisさん、どうもです。古アルカの数は実際のメル・アルカの数とは少し違います。3はvioではなく、少なくとも私の個人的方言(古アルカは数の名前が一定ではなくてバリエーションが人ごとに多少あったので)ではviでした。oをつけたのは制アルカと区別するためです。

基本的に使ってたものと同じなので、古アルカの数に親しみがなくて使いづらいということはないです。むしろ私はまだ古アルカの方が数については慣れてます。なぜか単語は制アルカに慣れたけど、数ってダメですね。切り替えができない。

フラーレンなどの同素体も一々異なる命名をしてるようです。単にdefl avotouとも読めますが面倒らしいので。むろん黒鉛やダイヤについても同様です。あと、すべての理論上存在する同素体に慣用名が命名されているわけでないのは当たり前です。

ジェン語は頭文字が取れるようですが、アルカではdeflをDとは書けません。それがとても面倒です。大文字でCと打つ方がdeflと書くより早いですからね。

そのせいか、こないだリディアに教えてもらってたとき、彼女は構造式中で頭文字を使っていました。メタンの構造式だったんですが。中心のdeflが単にd(アルカのdurの字)になっていました。ただしtaphacでなくarkhacで。arkhacでないと略称が2文字になる元素を書く際に1つのまとまりに見えないからだそうです。

例えば英語の場合、Cは炭素でOは酸素でしょ。無理やりつなげるとCO。で、一方コバルトはCoなんだな。でもCOと区別がつく。だって大文字小文字があるから。ところがアルカには大文字がない。それでCoとCOをどう区別するかという問題が出る。ここで出てくるのが書体。コバルトの場合、Coで1まとまりだから、筆記体でつなげて書いてしまう。COの場合、CとOを繋げない。どうも、1文字の元素はtapかark、2文字以上はarkでつなげるということになっているんだと思う。数学が実際既にそうなっているので。

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悪魔の結界

an as-ak despa kon soomdespel ok fuusika im fis.
今日フゥシカと悪魔の結界を作ってきました。
la xak-a despelvez kon kaxa.
彼が地図で結界線を描きました。
la lad-a axa despelvez. son im fis, despel xak-a yu rax lant.
正確に線を引いたので、今日は綺麗に描けました。
yan an mold-a nosso kon amo.
で、車で行きました。

anso lof-a xial e hotalu, ov-a 7 flia.
蛍の街を歩いて7つの結晶を埋めました。
yan la sec-a hacm.
写真も撮りました。
ova tu.
こんな感じ。

「erva.jpg」をダウンロード

「satii.jpg」をダウンロード

im axt-a part lex lim, xo ket-a.
最後にpartを書いてたとき、人が来ました。
son an at ma fani, axt-a rek part tei.
集中できなくて文字を書き間違えてしまいましたよ。
taik an xakl-au im foa (axte
しかもそのとき気付かなくてw

diin, an as-ak soomdespa al xial e hotalu ilen lei e lein.
まぁとにかく、玲音の書に出てきた蛍の故郷は結界を張ることができましたとさ。

tu et despel yut fuusika.
フゥシカの地図です。

「soomdespel.jpg」をダウンロード

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元素(日本語)

リディアに化学の用語を依頼しました。でも化学だけをまとめた資料はないとのこと。
個々に教わることになりました。

ところがこれが分からない。俺は高校まで理系だったが、難しい……。
相手の言ってることが分からない。アルカなので余計きつい。日本語にしてくれと思うが、化学レベルだと向こうが日本語に耐えられない。

そんなこんなで、なんだか誤解とかが入ってそうだなぁと思うものの、色々教わった。
元素名は俺がつけた数字のやり方というのは廃案になったようだ。
数といい、俺の理系関係の案は大抵滅んでいる様子。

元素名は水素がellilというなど、名前が個別についたようだ。
でも地球の命名と違うのもあって、オリジナル?と聞いたら「文化設定の一環だからね」との徹底振り。
設定に変化があったのか元々か分からんが、例のナユに教わりつつもアシェットのリュウがアルディア時代の魔法科学を脱却しつつ今後の非魔法社会に人類が適応できるよう化学を発展させたとのこと。いい役柄ですな、リュウ。

ちょうどアルディアは俺のイメージでは1600年くらいの科学力。だけど元素が見つかるということはラボアジェとかあのくらいだとして、1800年前後かな。じゃあ200年進んでいたことになるのね。
でも魔法科学がある世界なので、進化の速度や発見の過程なんかはオリジナルになるんだろうなぁ。

ちなみにellilは略称elでよいらしい。元素という文脈があれば水と区別が付くらしい。

H2OみたいにHが2つくっついてるやつは古アルカの数で読むらしい。つまりH2はel youと読むらしい。
2Hだと制アルカの数で読み、ta elと読むそうだ。(~そうだって、俺、作者なのになw 餅は餅屋か)

で、オゾンとか重曹みたいに、ながったらしい化学名の変わりに別称がついてるものも命名してるらしい。一々化学式でいうのは面倒だからとのことだそうだが、それって用語の数が莫大にならないか?主にリュウとパールがやって、リディアが監修してるらしいが、俺には深遠な世界だ。

あと、hydro-というのはあるのかと聞いた。俺は「いらなくね?どっちにしたってHはHじゃん。elで」と言ったら、ややこしい説明をされた。俺のためにいうが、アルカの聴解ができなかったというより、化学が理解できなかった。
どうにも命名法みたいなのの関係でhydro-は残さないと説明できなくなるとか何とか。
水素とhydro-は別なようです。つか、すみません、説明がヘタレで。

リディア曰く、物理や地学に比べて化学はネーミングを優先すべきとのこと。後は医学といっていた。
なぜなら生活に使うからだそうだ。工業品や医薬品など。薬も命名してるらしい。商品名までも。そんなもんキリないから英語でいいと思うのだが。医薬品はウチの魔女ファーヴァが薬剤師だからしくて監修してもらってるらしい。あとリュウに。

コンピュータ、医学、薬学、化学、これらが必要らしい、優先的に。
俺がいるかなと思ってた言語学は後回しだそうだw 俺にできるのは言語と論理くらい。イラネー人員だな。もはやw
上に出たものはいずれもできんわ。ナサケネ。

化学に戻るが、CO2はシーオーツーのようにアルファベット読みはしないそうだ。defl muo youとそのまま元素名を並べるようだ。ドゥル ミル ヨウとは読まないらしい。でもアルカの元素名はたいてい3,4文字なので、siiとかdiiとアルファベットを読み上げるのと大差ないとのこと。

訳が揃ったら詳しくレポします。多分9月中?

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limeer(処女)

jeneld ilt-in vanona al an ento an os-a fag-o vet.
ジェン語の影響か、単語増やさんとなぁと思いました。
dyussou axtan hak-a arka man tu av-e liftvet da tal tu et kox sle an.
Kakisさんはアルカには卑語が多いと認めてくれたが、俺からすればまだまだ足りないなぁ。
an nekt-a liftvet da il txie man la lix-e tu. tal im tiz, an nokt-el liftvet nekt.
さちえがドン引きするので卑語の多くは隠していたけど、もう明かせるわけで。

mon an lix-e 2tesponan tal 2tespon. xink, an in-e kif tu im an it vek.
俺はねらー嫌いだけど、2ちゃん自体は好きで、暇なときはよく見てたりする。
an os-e 2tespon et temk e liftvet. son an esl-o tils kaen 2tespon zan fag-i liftvet.
2chは卑語の宝庫だね。卑語を増やすのにいいから2ch記事を訳してみよう。
pin, liftvet da it-in moa lad man mel wen. son an axt-o liftvet un laso lad-in moa al klel var eslas.
ただ、メルとかがもう卑語は大体作ってるので、訳を通してメルが既に作ってる卑語を辞書に載せる感じでしょうね。

hai, an et aal tot aoerk e fan. ridia na-at nal im tuo man tu ten a.
ときに、俺の女の好みは変わってて、そのせいでリディアは最近安心してるらしい。
mon an vins-a la im sokt, tal la es-au nil tin sle la es-a nil im an mals-i txie ten.
こないだ一旦別れたけど、俺がさちえと結婚したときほどには不安にならなかったそうだ。
xink, an lax-e limeer hot.
てゆうのも、俺は処女が好きなんだよね。
tian se e an at ax limeer. il mel al txie var dia wen, laso do at.
付き合った娘は全員処女だったし。メルもリディアもさちえも全部。
fak an lax-el fan en vin an et sum. qp, mel at sam rak na.
さらに俺はタメが好きなんだな。あ、メルは若すぎたが。

ya, an it tatooki im tiz. yan fan e 26 via ut ix limeer.
そう、26の俺からしてタメの女はたいていもう処女じゃない。
son dia os-a an tian-o fan u il foa.
だからリディアは今後俺が誰とも付き合わないと思ってるみたい。
hqm, la et tea na. mon an xon-e mer tal tian-e limeer hot. son la na-ou nil na.
まぁあいつが正しいわな。やるのは非処女でもやるけど、付き合うのは処女だけだし。そりゃ不安ないわ。

hai, es an lax-e limeer hot?
で、なんで処女がいいか。
mer yuta-a xil fin kont fax-i fin kon tak / tik im hipt, es-a fin lu et de sle an. tal mer tu tset-a fin lu. tio, an dox-ul tsetan.
中古はやってるときに手足を男に絡めながら男を受け入れた過去があるわけだろ。この人が私のすべてよとか思いながら。けどその男を裏切ったわけだ。裏切り者は許せない。
hao, fin lu vins-a ox mer tu. tal an os-i mer tu tial-a xil fin xo en ut an. son an lax-ul mer.
もちろん男側が捨てたパターンもある。だが俺以外の男を好きだった過去があるって思うと、中古は好きになれないな。
fan alxa av-af ko fin hto var virt. ol soa os, son lu et bente.
女は生涯に男一人。でなきゃ売女だ。

vol an tian-in xil limeer hot. an so-o mi il tiz. son ridia na-i nal im tuo na.
それで処女しか付き合ってこなかったわけだ。これからも。で、リディアは安心してる、と。
an at nol. son kax. lax-i ma u. an na-i nol al an mi-ak akn.
俺は幸せだった。もう十分。何も望まん。自分の正義を貫き通したのだから。

waa, len tils kaen 2ch et lift tin a!
わー、2chの記事はやっぱゲスやなぁ。
tal an okna-el (axte
しかし共感できるw
esl-it, esl-it.
訳してみよ。

fin se en hipt-a kon mal e ti.
妻の上を通り過ぎて行った幾人もの男たち。
mal e ti yuta-a ponno jax, aah-a kont fax-i fin kon tak.
太いチ○ポを入れられ、男の背中に手を廻し悶えていた。
mal e ti hipt-a yu kont bik-i yu tot ips, sins-i ipm. ti os-i soa kok?
アナルまで見せながら尻を掴まれバックで犯されていた。そうは思いませんか?
mal e ti av-e sex / vesn ext konat la vesn-a ponno e fin en ut ti. yan ti xiks-a la sin.
あなたがキスをした奥さんの口唇・舌は他のチ○ポを舐め回していた汚れた口唇。
ti na-u vax? ti et ma rof kok? im es-i xe tot fin se en xax-a hiptom al mal e ti?
奥さんにセックスを仕込んだ男たちのことを考えると
胸が熱くなりませんか?興奮しませんか?

mal e ti at-an moa mer im la akt-i ti.
あなたの奥さんは、あなたと出会った時に既に中古品でした。
fin do, fin en pon-a himdio e mal e ti hot os tal fin se en hipt-a mal e ti sa ti lamakt-o mal e ti, hipt-a mal e ti en van mal e ti im lamhipt onen ti it ao vao.
これは、あなたの奥さんの処女膜を破った男のみならず、
あなたが奥さんに出会う前にあなたの奥さんを抱いた他の男たちのすべてが
あなたが、あなたの奥さんを初めて抱いたときよりも良い状態の奥さんの肉体を
弄んでいたのです。
laso ej-a mai e mal e ti en it sam vao / ao vao sle mal e ti imen lamakt onen ti.
あなたと出会う前より若かった時の状態の良い肉体を他の男達が弄んでいたのです。
ul ti mal-in fan mer en yuta-a tolx ilen tiin se, yuta-a kue / hink / mixi e tiin se al voxn as e nos, at-an sam vae.
あなたは、その何人もの男たちに調教され、その男たちの唾液や汗や精液を体細胞に浸透させられ、
しかも老化が既に進行してしまっていた中古女を奥さんに貰ったのです。
ox, la edins-in xil.
ひょっとしたら、中絶を経験しているかもしれません。
alfi, mal e ti av-a ox miu e fin alt ka himez.
あなたの奥さんは、他の男の子供を体内に宿していたのかもしれないのです。
ti na-u pes ale fin alxa?
あなたは、一人の男として、悔しくありませんか?
al mal del tialon teom at-an moa mer.
一生の伴侶である妻が中古女であった事を。
ti na-u na it-is lid man pesna?
悔しさで胸が張り裂けそうになりませんか?

yan ti tian-el mal e nos olta soa etta?
あなたは、それでも、今の奥さんを愛せますか?

sev lift aa. tal an xam-i tu.
ひどい文やな。でも賛成。

kuim, an ret-a xil os al fan on yus-i an hipt-i lu.
そういや女にやらせてって頼んだことってないな。
an av-e beezelkape fon son an ret-ula soa is al fan. imp!
プライドがテラ高い俺としてはそんなことは恥で頼めない。
son an hipt-au ridia du ki sal as. an vat-a la lax-i hiptas. yan la na-a jo al an ka xinjuku.
それでリディアも6年ほっといたし。あいつが望むのを待ってた。そしたら新宿でキレられたんだがな。
txie at kak til tu mols-a fen tin. la ku-a "ke-ax mokl?" al an ka sokl si di sel ilen an tian-a la. an ens-a la im tu, tal si tu, an ons-a la. qm, alxe.
さちえも同じだったな。早かったけど。「ホテル、行く?」と公園で言ってきたのは付き合ってまもなくだったなぁ。断ったが、結局OKした。ナツカシス。
si mals tan, an ret-a xil os al la tot hiptas. anso so-a ras 1000 via var tiunvirt en et 2.5 sal. tal an ret-a xil os ras ko is aa. hqm, ras tola sei? an alx-el tu kon axlei man an axt-a ax vot fi toten hiptas al axlei im hiptas. ova ras / hiptom. an es-i 1000 et da rak. tu at ix kelk 1000 na.
結婚後もやらせてといったことはなかったな。2年半で1000回くらいやったわけだが、1回も頼まなかったな。うーん、何回やったんだろ。やったら日記になんかしら書いてるから、数えようと思えば数えられる。回数とか内容とか。1000は行き過ぎだと思う。もっと少ないだろ。
vinsa.
ってのはいいんだが。

ul an av-e beezelkape / mirkaz na. son an ret-u al fan on hiptas, lax-e limeer hot. tia an et ter sle fan, son an to-a sei....? ax, beel. ya, ax.
プライド高い上にヒキだから、やらせてなんて言えないんだよな。で、処女好きと。もしもてなかったら、どうしてたんだろ。童貞だったろうなぁ。

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dyussou axtan, ti ism-e vad rak al asman kaen 2ch. tinka, li fei is! li fei! an so-ul soa.
Kakisさん、2chのレス早過ぎw 5分ですか。俺にはできぬ……orz

al lidleldan sad, mon ti lad-el eld ken fa tal ti lad-el eld ao vao kon lidleldan alt.
新たな言語屋さん、一人でも言語は作れますが、彼らを仰ぐと良いものが作れると思いますよ。

impellagan 2 it-in prot. yan an itm-a kent sain-i dosm.
オタリーマン2が出版されていた。中身も見ずに買いました。
tinka, an in-a os. an xar-a tu et ban na.
すごいなぁ、見もしないで買わせるなんて。面白いって信じてるんだねぇ。

以下、久々にアシェットに対する一抹の恐怖を感じましたとさ。海外ニュースにはなってたのかなぁ。

これ、ふつうに殺人罪じゃないかなと思うんだけど……。娘をこんなところにはやれんとこういうの聞

くたび思うよ。俺の手元で赤いランドセルしょわせてぇ……。
im fis, an se-ik me axet et axe a vem.
im xe, an okt-a al hacn on an vins-a ridia.
an ret-a al la on la ikn-o ok an. tal la ens-a an.
son an es-a an tian-el mi os la, vins-a la.

tal si tu, la ret-a al an on vins-i os lanos.
si dapit, ai, an jal-a nos tian-o mi la.

an ret-a ridia akt-o an ras da vao sle tiz.
son ridia ku-a axet it-is kag vae, atk-ul ket xop an.

si tu, tu et sod un an se-ik im fis, ridia ale rsiila sad zan-a fag-i atmal e vaak, so-a res

fais-o temk e ginrex kont kyo-i tu et rek yut ginrex tu, anos-i atmal e ginrex xar-ou ma

laso, xar-o ma axet.
yan ridia atm-at atmon del vaak al atmal e ginrex ten. an ten-a tu il mel, na-a vem. mel tan

na-a nak im se-i sod tu ten. an asm-a al mel on es la so-a. son tex mel, ridia as-a ano tu

zan fat-o atmal e ginrex, ot kag vao, fak fat-o gil zanen nos xem-o mil del seren, an.

mel ku-a vo vix-a yu man fais tu. taik xo set-a yu ten.
tal mel ku-a tu tan lex ridia soa-a tia an ret-au al la on la akt-o ket an.
tac....an na-it ind. hqm....len axet et....axet aa.

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arka e fis imen 18 pal ket

kes e vet toten vil wen.
病気などの単語の続き。

linanamt et ADD in. ya, nask.
リナの注意はADDのこと。あぁ、なるほど。
leinmiv et AC. ou, il klei.
レインっ子はアダルトチルドレンのこと。おぉ、小説からじゃん。
serpo et tic disorder en et il po e seren.
セレンの首はチック症のことで、セレンの首から来ている。
serkuo et coprolalia en et il kuo e seren.
セレンの口は汚言症のことで、セレンの口から来ている。
ala an av-a vil tola!
俺どんだけ病持ってたんだよ!
yan melji et leex kaen xe un da xa-e, et il ji e mel. fuo, ridia.... la na-o imp ol yulia ixt-i tu im xe.
……

kolovil ve et xop ars al miu ten.
病って、子供に遺伝しやすいのがあるそうですね。
an et kei tot kolo, taik txie tan.
俺は病だし、さちえもだ。
anso et kei elsi, an av-e sernamt, la av-e linanamt, et leinmiv. hqm, xink tuse ut vil. 
どっちも鬱だし、俺はADHDで、あいつはADDな上にAC。まぁ、実際はこれらは病ではないのだけど。
son yuuta del mie e an av-e ax kolovil, et ix els na.
息子の勇太確実に病だろうなぁ。鬱も多分。

xia et map nava ten. ala! an / ridia io et nava....til la ku-e an ut nava
紫亞は早くも神経質らしい。俺もリディアもだ……。あいつは俺は違うと言うが。

sernav et brother complex. tu et il mel lax-e seren.
servanはブラコン。メルがセレンに懐いてることから。
kek, melnav et sister complex. tu et il seren lax-e mel.
逆にmelnavはシスコン。セレンがメルを可愛がっていることから。
kik, anonav et father complex man kmiir. yan mirnav et daughter complex.
同じくanonavはクミールから来ていてファザコンで、mirnavはドーターコン。
yultnav et 息コン, vet sam. malkanav et マザコン.
yultnavは息コンで、新しい単語で、malkanavはマザコン。

fiannav / laznav wen et ロリコン.
fiannavとかlaznavとかはロリコン。
nav taf-ik eks aal kon vet tuse.
navはこれらの単語のせいで特殊な意味を得るに至ったと。

ap, tototel et kek al totonav.
ちなみに、~telというのは~navの反対。
antetel et mie en tel-e lae e nos.
antetelは父親に逆らう息子のこと。
liizatel et mio en tel-e lao e nos.
liizatelは母親に逆らう娘のこと。

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言語論普及とアルカの学び方(日本語)

アルカ非上級者向けにつき日本語。(とでもいっとかないと境界線が……)

・言語論世界制覇ネタ

2年ネット活動をして分かったこと。
アルカで世界制覇wはもちろんできないが、新生人工言語論は世界的に普及しうるのではないか。

去年言語界が流行ったのは、それまで「言語の作り方解説サイトがない」と悩んでいた人口に貯めがあったから。その貯金を食いつぶしたので日本では去年のような流行にはもうならない。
だけど海外でやれば当地で流行を起こすことはできそうだ。
言語論を各地に普及させるということは可能かもしれないし、できたら有意義だと思う。
人工言語史の歴史に日本人が名を刻むチャンスかも。

まずは普及の前に基地作り。言語論のページを水田さんみたいに各国語で解説すればいいと思う。
例えばのチョイスだが、日中韓英独仏西露があれば先進国の大半はカバーできる。
少し絞ると、日中韓英西で足りる。さらに「ネットで人工言語やる有閑人」を対象に絞ると韓英があれば足りる気がする。
で、韓はステロで翻訳されているようなので、ステロ側が訳した記事の公開を許可してくれれば実現可能。

後は英語。外注するか、自分で訳してネイティブチェックしてもらうか。
後者だとするなら、現状の要因では俺が適任だろうなぁ。
よりによって俺が適任ってどういう状態だよwと思うのだが。

・アルカの学び方

結局言語一般にいえることだけど。基本は根性論。
右脳式とかそういう横着に騙されないこと(う、これ言っちゃっていいのかな(-_-;

1:文法を読んで、その言語の文法構造を解説できるくらいまで理解する。
2:単語をひたすら覚える。手で書け!だらだらやっても絶対覚えられん。
3:音声CDを使ってディクテーション。つまり、聞こえた音声をひたすら紙に書き写す。1,2秒単位で細かくCDを止め、何度も巻き戻して聞き、とにかく書き取る。俺が初回でTOEIC925点取ったのはこの方法による。ディクテは最強。ディクテに使う音声はニュースがいい。っていっても流れてるやつじゃなくて教材として取り上げられてるやつ。テレビは巻き戻せないorz。広告になるので具体的にどの雑誌がいいとか言わないけど。
4:試験の場合、過去問を死ぬほど解く。所詮テストなんて形式が決まってる。慣れれば解けるのがほとんどだ。傾向も変わらんし。これをやらないと帰国子女だってTOEICはあまり取れないよ。

――以上。要するに文法やって単語(熟語も)覚えて、あとは過去問解きながらディクテで練習する。余裕があればシャドーイング(輪唱みたいなもの。CDに続いて音読する)をするくらいかなぁ。
できればi-podに音声入れて移動中に聞くとかもしたほうがいい。

アルカの場合も同じ。HPとかで文法を理解する。単語を覚える。試験はないので4はない。
3については自分で作ってみようかと思ってる。朝起きてから夜寝るまでの行動を英語でつぶやく本があるけど、あの方式で収録し、mp3にしてi-podに入れ、通勤途中に聞くとかね。
何度も聞くことで覚えるというのは本当。例えば俺はアルミヴァが何番かとかアルミヴァの順番なんかを思い出すときは確実に歌の途中を歌う。幻字も歌の途中を歌って順番を思い出す。音声は強い。

今のところアルカに乏しいのは3,4だな。少しはupしてるけど。
需要があればガンガン作りますが。

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心配したよ……(日本語)時限

徒然草にようやくアクセスしたら、黒田さんが引退というので、心配になって1週間ぶりくらいに憩いにアクセス。
でも引退でなくてほっとしますた。

横槍ですが、英訳を自分でやるのは目標にしないほうがいいですよ。歩いて月に行くようなもんです。
英語で飯食ってる僕があっさりジェンズさんに頼んだときのことを思い出すと分かりやすいと思います。

あと、末広さんの仰る「アンティス関連の語彙」って例えばどんなものでしょう。
何のことかつかめなくて。

name55さんですが、信者化しないと思いますよ。特有の匂いがしないからです。
どんな匂いやねんと言われれば長々説明はできますが、流石にここではストップしときますねw

Grarさんは福岡ですかー。今からだと高校デビュー目指しですかねぇ。
ちなみに俺も実家は福岡でした。

アーブ語、凄いねぇ。俺もアルカでやってみようとフゥシカやさちえと話してたんだけど、アルカじゃ無理という結論に。
だってメルニクスやアルベドと違って発音が日本語のパクリじゃないから。南おみタソに制アルカ音声教書を仕込めと?w

でもいつかやってみたいねぇ。声優さんかウチら内部でナレ起用してCD版『紫苑の書』とか。
喋るレインタソ。いいにゃあ。声優は誰がいいでしょう。
以下勝手な妄想。

ova――(←オーブイエーにあらず)

紫苑:皆口裕子(土萌ほたるサイコー、俺サイコ)「もう、先生っ!」って言われたい(ハァハァ
レイン:皆 様 の 妄 想 に お 任 せ し ま す
静:モロ実在なので俺なんだろうが、声優の資質はゼロムス……。木村拓也のハウル声で。
蛍:実在のくせに、もはやこの世で最もキャスティングOKしてくれないキャラ(>_<; 久川綾さんで。

・人工言語がテレビに

高2くらいのとき上福のマンションで、アルカをやっててこう思ったものだ。
サカキバラのバモイドオキがテームスかアルテで、あの書面の一部がアルカだった日にゃ、一躍アルカは捜査が入るだろうな、と。
で、鬱だったときに実際やろうとしたことがあるが、若気の至りにならんでよかった……。

2007年8月29日 (水)

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arka e fis(18 pal jil)

qm, an axt-a tils kon arka hot tal dyussou pilkotn lix-i soa in.
ええと、アルカだけで記事を書いていましたが、黒田さんは嫌だそうです。
son an axt-o parmeld tan lex esl tot tils ve.
というわけで訳として一部の記事は日本語も書こうと思います。
an lax-i sev esl dal-o felan.
訳文が学習の助けになればいいです。

yan ixtan axt-ix kon parmeld ol axt tu et tot al arka.
あと、読者様に関してはアルカに関するカキコであれば日本語でもパッソです。

hai, ridia kit-ak fad del lad-i vet toten val / vil wen.
ところでリディアが健康や病気などについての単語を作る仕事を終えました。
tu at fad e la il diasel kos.
前回のディアセルで割り振られた仕事です。
an na-a nak im in-i tu, se-i vet xep tuse et lad kon konsvet os tal vet xop / vet toten kirs.
こういう難しい単語が専門用語でなく簡単な単語や文化に基づいた単語から作られているのを見て驚きました。

ova, noa et nox al viem, yan sernamt.
例えば「ノアが丹田に集まる」(日本語の「肝が据わる」などに相当する)、またsernamtとか。
sernamt et ADHD, et il namtenvi e seren. hao, an. fuo, dia liij.
sernamtはADHDのことで、「セレンの注意力」からきています。そう、俺。ひどいよ、ディアタソ。

maimo ae lad-e lin vil / tels. ya, an na-i arka et eld ok kirs toten ikn im se-i tuse.
悪い姿勢は不健康で卑怯な人間の始まり。こういうの見てるとアルカが生活に結びついた文化を持った言語だなぁと感じます。
xef litl okt-e vil. vesn okt-e maiot. mai et ma mand man nop.
口臭は病気を知らせる。舌は体の状態を教えてくれる。緊張で体が硬くなる。
ya, lol lol. sevet soven vet toten mai / vet en volt-e teot iz teet a.
うん、興味深いねぇ。身体語彙と状態や性質を表現する単語を組み合わせたフレーズというのは。

*ここでsovenを使う構文を取ることに注目。この使い方がアルカっぽい文になります。

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目のやり場に困る et to sle arka?

目のやり場に困る et to sle arka?
qp, ti os-ik an ku-o "ti os-al si in-a kne" kok?
teo, an ku-o os tu.
em os-if os tal tikl-if sev im fel-i eld. son ti in-ix vad kne.

zopk, sev ha et to sle arka?
kne et tu lex "an jins-ul nos in-if to".

pin, em ku-el tu tot fi esse hot os. son namt.
silm ti in-i lein sab-in u ka erx, son hao ti ku-el tu.
yan im xion sib-a xisp il lein ka lei e xion, la es-a ax "ou an jins-ul nos in-if to!"

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arka e fis

1:ti xon-e to??

lun et lad kon kait xon. son lin et lad kon xonon ae.
son ti xon-e to eks-e ti et ae, ti av-e teln ae, ti av-e xef litl, ti et jaxa wen.
tot xef, parmeld tan av-e eks kik na.

2:manamiik

ka arbazard, miik se poten kov et ov al ez un fan sam / lant xa-e.
es?
miik alxa koat-e sap. yan im dev, xef / sap ilen mai e ezan et koit al kla e ez.
hao, on sap tu ul miik koat-e. son em es-e sap oxt ao-e miik.
vol miik et ov al ez e fian / laz / mama.
fianmiik / lazmiik tan av-e eks kak.
ova, ka ra e yutia, hao, miik et ov al ez e lein del yunk yunfi til an os-i lein ov-e miik al belka(axte

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<フォルティスの館>

メルの死体は即座に氷の棺に入れられた。泣きながらリディアが氷の魔法でメルの体を封じた。肉体が腐敗しないようにだ。
なぜ土に埋めてしまわないかというと、リュウがこういったことによる。
「エルトア国には蘇生の魔法があると聞いたことがあります」

俺たちはその言葉を頼りにメルを氷漬けにした。
レレスを倒してすぐ俺たちはエルトアへ向かった。同じアルカット大陸にあるとはいえ、エルトアは遠い。メルの棺を持っていくにはかなりの労力が必要だった。
だがいずれにせよ北国の寒い国でよかった。南国のメティオだったら氷が溶けてしまうところだ。

エルトアに着くと俺たちは蘇生の魔法について調べて歩いた。この国では俺たちは有名ではないので、アルバザードみたいな篤い待遇は受けられない。
駆けずり回った結果わかったことは、どうも蘇生の魔法は町外れの森の中にある館に住んでいる老人が操るということだった。

早速俺たちはその館に足を運んだ。エルトア(水と森)の名にふさわしく、湖が豊富な美しい森に入ったところにその古びた館はあった。
玄関でノックをするが誰も応じない。声をかけて入る俺たち。
中は昼だというのに暗闇だった。

リディア「ごめんくださーい」
しかし静寂が響くのみ。こつこつと足音を立てて入っていくと、ホールに一人の老人が座っていた。彼は背の高い椅子に座っている。
セレン「わ、驚いた。あ、いや、すみません、勝手に」
老人は「ふむ」とうなづくと「誰だね」と聞いた。

俺たちが素性を明かし事情を話すと、老人は好意的にうなづいた。どうやら彼は俺たちのことを知っているらしい。
「なるほど、君たちがアルシェの使徒なんじゃな。大変なことが多いじゃろう。そして今回は大切な仲間た失ってしまったのじゃな」
オヴィ「じーさんが生き返しの魔法を使えるって聞いたんだ。やってくれないか」
「あぁ、いいじゃろう」
老人は立ち上がると右手を横に出した。するとシュっと青い光が走り、長い杖が現れた。老人はそれを取ると、再び座った。

「これはフォルティス。蘇生の杖じゃ」
リディア「フォルティス……そうだったんだ」
フォルティスはこの世界では有名な杖だそうだ。蘇生の力があるらしい。

リディア「これでメルが生き返るのね」
「あぁ。ただし問題がある。まず確率は100oksgalではない。彼女はヴィード死の状態にない。肉体が死んでおる。幸い氷漬けで腐敗はしていないので助かったがな。ヴィード死でないのを生き返すのは難しい。そして質問だ。彼女は生前、生者の身体の断片を胎内に取り入れたかね?」
セレン「ど、どういう意味ですか?」
リュウ「つまり生きた人の体の一部をメルが食べたりしたかということですよ」
セレン「そんなことするわけないな」
すると老人はため息を吐いた。

「状況は芳しくない。だがやれるだけのことはやってみよう。氷を溶きなさい」
するとリディアが炎で氷を溶かした。俺は解けた水で濡れた服を着たままのメルのおなかを押さえた。
フルミネア「セレン、どうしたのですか」
「女の子はおなか冷やしちゃいけないだろ。体によくない。水で濡れてしまって可愛そうだ。裸ならタオルで拭いてあげたのに、これじゃ水を絞ることもできないな」
フルミネア「・・・・・・」

老人は再び立ち上がると、メルの上に杖をかざした。俺は手をどけた。
老人が呪文を唱えると杖が光を放ち、メルを包んだ。
やがて光が収束すると、老人は息をついて椅子に座った。
「どうですか?」
「生き返しは成功じゃ。だがの・・・・・・生者の一部がなかったために、彼女は不完全な形で蘇ってしまった」

俺はメルを見た。
「メル・・・・・・」
呼びかけると彼女はうっすらと目を開けた。白かった頬が紅潮してきた。
「メル!よかった!」
俺は彼女を抱きしめた。みんなもほっと一息ついた。

「お兄ちゃん・・・・・・メル、どうしてここに?レレスは?」
「お前は・・・・・・一度レレスにやられて気を失ったんだ。それだけだよ」
「ふぅん・・・・・・」
メルはうなづくと、じっと俺のことを見た。
「お兄ちゃん、メルのこと助けてくれたのね?」
「あぁ、よかったよ、無事で」
「ふふ」メルは笑うと俺にぴとっと抱きついた「お兄ちゃん、大好き」
「あぁ、俺もだ」

老人は不完全なまま蘇ったといっていたが、それはどういう意味なのだろうか。俺には何も変わってないように見える。
オヴィ「おいメル、よかったな、無事で」
するとメルは一瞬ピクっと身をよじり、少しおどおどした声で「うん」とだけ返した。
生き返してくれた老人に気付くと、悩ましい顔で目をそらした。
なんだろう・・・・・・メルはこんな反応をする子だったかな。何をはにかんでいるんだろう。俺は首をひねった。

ともあれ彼女は無事生き返った。
俺たちは老人に礼を言うと、エルトアを後にした。

Anknot:小説版アンクノットはそもそもなぜアンクノットと名づけられたか。アンクノットはラシェットの史料だ。つまりアンクノットには史料という意味がある。従って小説版アンクノットは小説にした自分たちの史料という意味合いがある。そしてその小説版アンクノットが後のアルディアとなったわけだ。従ってここに出てくる話は原則として現実にあった出来事をモチーフに作られている。

メルがレレスに殺された件は、横浜の公園のトイレでメルが強姦未遂にあったことがモチーフになっている。セレンがレレスの目を貫いたというのは、そのトイレで助けに入ったセレンがその日雨だったので持ってた雨傘で男の顔を突いたら目に当たり、その隙にメルをつれて逃げたことに起因する。ちなみに2007年になってふじみ野市の路上で傘で目を突かれた青年が意識不明というニュースを読み、あのときの男は脳まで傘が達していなかっただろうかとふいに不安になったセレンであった。

生者の一部という設定はメルが死んだ時点ではもともとなかった。今後またこの館が出たときのエピソードとの絡みでできている。
『玲音の書』に出てくるフォルティスもこれと同じもの。紫苑が死んだときに完全な状態で蘇ったのはヴィード死であることもそうだが、生者の一部を持っていたというのもきちんと裏設定に組み込まれている。ちなみに生者の一部というのは具体的には水月静の遺伝子のこと。このとき紫苑は既に静の子供を身篭っていた。それでフォルティスが完全に機能したというわけだ。娘リディアに助けられたという記述は実は真実を捉えている。

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despelan(結界師)

artandespel(魔導師の結界)

esl et dep tot tils tu.(翻訳禁止)
im fis an despa-ik kat e pon soven atolas / atolis.
ti se-e tu et am ol ti ixt-in moa lei e lein.

an axt-a 7 hacm lex flia zan lad-i despel e artan.
artan e axet et ridia, ryuu, mel, raldura, rava, pinena. yan on mos e despa ul rsiila del seren xa-e.

tex ano, an ov-ap flia se tex tu. despa tu av-e kaes e 100 melfi(gal melfi).
hao, an sed-in hac ve fina nona e raan se. son an ret-i arkaan nokt-ou koa et am iz sec tu eks-e to fina raan xab.

「artandespel.jpg」をダウンロード

yan pisk et tu.

「artandespelsec.jpg」をダウンロード

an axt-a hacm tex tu. tu et despelflia(結界水晶→結晶)

「ral.jpg」をダウンロード

si lad, an lof-a me vez(despelvez結界線) del ant soven flia.
yan si tu, an as-a arten, as-ak despa ka mos e despel.
im an as-ak despa, viip se xiv-at rax tin / rom. an na-a art it xab yun.

sle atolas, xial e xion at-ak akis lam e nos kon despa.
ol despa et-ek lad, em sed-af flia de zan is-i despa.
si lad, flia fe et ma ov rax tinka ento fe iv-u ma envi olta tu it ev. son em lid-af flia de zan is-i despa.

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pit e despel

「ardespel.jpg」をダウンロード pit e despel

despel et tu. tu et mo e despa tan.

「despel.jpg」をダウンロード

tu et sejdespel. 12 flia xa-e oknint.

「tu_et_sejdespel.jpg」をダウンロード

tu et hacmadespel. flia har et ruuj.

「hacmadespel.jpg」をダウンロード  

tu et ardespel. flia hor et seren. tu xa-e mos despel.

「ardespel.jpg」をダウンロード 

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despel

an ma-e akis e atolis al salyu e atolas kon despa.
tex lei e lein, viid ye xa-e atolis. son em yol-el viid tu.
son ak em as-e despa sei?

em as-e despa yul lad-i despel.
son ak em lad-e despel sei?

em lad-e despel yul xak-i despania.
ti se-el mo e tu kon slai e dyussou axtan.
vit-ex tu ka lei e miir / despel e fuusika / klel.

oknint e despania anx-e yu lex flia.
es int os tal flia? vit-ex kne ka lei e miir.

em lad-e despel yul ov-i flia se kont ant se soven flia xok xak-i despania.

em xat-e 12 flia zan lad-i sejdespel. sle tu, flia et il ridia al faava(iz il seinels al konoote). sejdespel xat-e oknint hot.

em xat-e 13 flia zan lad-i hacmadespel. sle tu, flia et il ridia al ruuj. hacmadespel xat-e oknint fak int un ruuj xa-e sov ovi / faava.

em xat-e 14 flia zan lad-i ardespel. sle tu, flia et il ridia al seren. ardespel xat-e oknint / int finaen ruuj fak int kaen mos e despa finaen seren.

em xat-e 6 flia zan lad-i vanondespel. sle tu, flia et il argi al arxiv. flia tuse ov-e yu al 6 piki e despa.
fak 6 flia et-el ridia, mel, ryuu, raldura, rava, pinena del artan e axet. ap, win, artan et ridia, mel, ryuu, pinena.

yan em xat-e 7 flia zan lad-i soomdespel. sle tu, flia et il velm al part. flia tuse ov-e yu al 6 piki e despa fak mos e despa.
piki ha et velm, piki hipi et erva, piki hipa et satii, piki hapi et beezel, piki hi et ilva, piki hapa et part, yan mos et teeve en ut fan iz fin.
tu et despa yut lins.

em kolm-el ma akis kon despa.
flia fe av-e viid. viid tuse et ven tal et ma tin ol tuse it rap / nox.
ol despel et-ek lad, son despa tan it-ik ar. vol em av-el ma viid tinka il tu. yan lu et ma kolman.
envi e despel et ma tin pen rax koma sle akis, alfi akis han vao fit-e viid tin vao.

arka iv-e akis ka atolis. son an fat-o akis il atolis fina arka.

hai, an axt-ot me ardia ka koa.

an tot-a rek nos al lidleldan, xakl-in nos ut loa tot elas.
son an ot ma folan / hanxan tio e arka.
an axt-o arka hot. yan an tot-o nos al arkaan hot en ku-i fi al an kon arka.
son namt, ol fa axt-o fi kon arka os hot, son an sed-o ku tu. ax, olta tu et ku e netal ova dyussou pilkotn.
ol anso ku-o mi kon arka hot, son netal kiv arkaan se-ul sool e anso. ya, u dil-el anso TIA anso del seren / axtan / est 55 lad-i nokt ano e kaxe. ya, ati tu as, arka et eld nekt. son ul slai tu et dam al est del nekal.

ap, xoman axt-ix kon arka / eld alt im axt-i ku e nos ol axt-ul kon arka hot.
yan lost et-el total toten arka.
mm? esl? qmm....passo aa. tal an xem-o slai hot en et tot al arka ova koa, arka kaen wiki, sadlidleldmiir, ez e arka, axlei e axtan. son namt!

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序文(日本語)

アルカは普及型ではない。
アトラスで使われるアルカは地球に土地を持たない。いわば宿無しだ。
だからアルカを普及させようと思ったとき、私は人に普及するのでなく地球に刻もうと思った。
人が死んでも地球は残る。

アトラスには結界(despel)という概念がある。封印を意味するdespaを完成させるための布陣だ。
かつて悪魔を封印することで平和を得た神々。しかしdespaにはほかの使い方もある。
土地に使った場合、その土地を封じるという意味がある。つまり支配するという意味だ。
それは登山に似た究極の自己満足の世界。土と言葉をつなぐというコンセプト。

幻の言葉で領土を支配する
幻語結界

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序文 yut kakis

2007年11月28日(メル18年ルージュの月クノンの日)、セレン=アルバザード氏が作成した人工言語アルカに関するブログ『幻語結界』の記事が削除された。再び、新規人工言語サイト立ち上げのため、旧サイトの削除が行なわれるという。

ついては、私、Kakis Erl Sax Vanoneeme Milaraekeは、貴重な人工言語資料の保存のため、arka@Wikiの資料集の機能維持のため再生する。もって後世の人工言語作者及び人工言語研究者、人工言語愛好家への遺産とする。

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