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トピックス    上海(全中国関連)〕    〔基礎知識〕    〔関連トピックス
日 付  :2013年02月05日
タイトル :厚黒学
内 容  :

 昨年末ごろに、秋の天皇賞から有馬記念までを本馬場で楽しもうと帰国したおり、とある祝勝会で07年に日本国籍を取得した旧知の中国人男性と再会しました。

 散席の後、彼が11年に日本人女性と結婚したと聞きつけた私は、遅ればせながらのお祝いを口実に巷で痛飲を重ねました。

 その際、現在は日本での柵から逃れ、慣れないなりにも上海で無職渡世を続けていると彼に告げた私に対し、驚きに憂いを含めた口調で、今後も中国社会で中国人と共生するためにとして、一冊の本を紹介してくれました。

 『厚黒学』とタイトルされたその本は、1917年に刊行され、当時でも大変なベストセラーであったそうです。

 それから70年余りが過ぎた90年代の中国で復刊され、「落陽の紙価を高めた」と言われるほど、全国各階層の読者がこぞって買い求め、半年間になんと1000万部が飛ぶように売れたというのですから、まさしく世紀の大ベストセラーです。

 また、以後の中国出版界では、この本をモチーフにして『厚黒学大全』『厚黒学辞典』をはじめとして、『市場厚黒学』『産業厚黒学』『交際厚黒学』『愛情厚黒学』など、雨後の竹の子のように相次いで出版されているそうです。

 これまでにも中国人の心を惹きつけ離さない厚黒学とは、著者の李宗吾の解釈によると「面の皮が厚く、腹黒くなければならない」という意味で、すなわち、この世では面の皮が厚く腹が黒くなければ、成功するはずがないという道理をさしているのだそうです。

 また、古来、中国の英雄豪傑は、誰もがことごとく「厚黒」に基本をおいていたとも指摘しています。

 厚黒には三種類のパターンがあるそうで、一つは「城壁のように厚く、石炭のように黒いもの」、次に「厚いけれど粘り強く、黒いけれど艶が有るもの」、最後に「無形の厚さ、無色の黒さ」としています。

 この三種類の境地に至った者がまさしく帝王・将軍であり、賢人・豪傑だと結論付けています。

 そして著者は、厚黒学の典型的人物であり第一の英雄として、三国時代の曹操を挙げています。

 著者の説によれば「曹操の特徴は、彼の腹の中がすべて真黒なところにある。彼は呂伯奢を殺し、孔融を殺し、楊修を殺し、董承を殺した後、皇后・皇太子までをも殺し、泰然と天下を収めました。そして公然と『私が他人を裏切ることが有っても、他人が私を裏切る事は有ってはならない』と嘯きました。その腹黒さは極限にまで達しています。しかしまさしくこのような才幹が有ったために、天下を牛耳る英雄となりえた」としています。

 次に『厚黒学』で、著者が第二の英雄として挙げているのが劉備です。

 「彼の特徴は面の皮が厚い事にある。彼は曹操に依託して、呂布・劉表・袁紹・孫権・袁紹に頼りながら東奔西走した。他人の配下として屈従しても羞恥心など欠片もなかった。そして生涯を通じて実によく泣いた。解決できそうも無い事でもこの男にかかると悲痛になくことで逆転した。こうして、『劉備の天下は泣いて手に入れたもの』と言われるまでになっています。これもまた特筆すべき英雄である」としています。

 著者説は、中国の明代に施耐庵もしくは羅貫忠によって書かれたといわれている三国志演義の世界がこの上なく好きな私にとって、上海の市井で暮らした7年近くの歳月と尖閣をめぐる近年の出来事がなければ、忸怩たる思いこそすれ俄かに理解することはできなかっただろうと思うのですが、今では解けそうで解けなかったパズルが氷解した思いで妙に納得しています。

 「なるほど!」といった気分です。

 皆様はどのように思われますか。

 ご意見をお聞かせください。




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[現在届いている回答]

4件の回答が届いています。
[A-ID:732469]
日 付  :2013年02月05日
タイトル :困ったもんだ、中国人は・・・
内 容  :
「厚黒学」ですかぁ・・・・なるへそ。
面の皮が厚くて、腹の中が黒い・・・納得。
いやぁ、面の皮の厚さは、日本人の2倍・・・いや20倍かも・・・
なんせ厚かましい。
なんか頼まれて、ああ、いいよ、と応じると、更に厚かましく、ドンドン押してくる。
この押しの強さには、まいります。
まあ、今は、私自身は、キッパリと断ってしまいますけどもね。
上海人であるうちのカアちゃんにも、中国人は厚かましい、といつも言ってますが、
カアちゃんも、それは大いに、認めてしまうのです。
ですから、私に近づいてくる中国人には、
私に注意を促すと言いますか、防波堤を作ってしまう。
いや、それは中国人の面の皮の厚さ対策もありますが、
中国人の騙しの名人対策でもあるんですね。
なんせ、中国人は「騙す」方がツォミン(聡明)で、
「騙される」方はペンタン(笨蛋)ですからね。
腹黒いのも大いに納得。
中国人は中国人を信用しない。
上海人は上海人を信用しない。
・・・といった場面は、カアちゃんを通して、何度も見ています。
小学校中学校でも、この「厚黒学」を教えてるんでしょうか。
いや、教えなくても、周りが全て「厚黒」族だから、スグ身についてしまうんでしょう。
困ったもんです、中国人は・・・。


[A-ID:732471]
日 付  :2013年02月05日
タイトル :早速、買ったのだ!
内 容  :
早速、Amazonで「厚黒学」を購入しました。
"厚黒学(ずぶとくはらぐろいがく)"
李宗吾、単行本・・・です。
中古本ですので323円。
送料共で、合計573円。
3・4日後には我が家に届くでしょう。


[A-ID:732540]
日 付  :2013年02月20日
タイトル :Re: 厚黒学
内 容  :

秀逸なブラックジョークとは、世情に紙一重の風刺を施したものだと言われていますが、ともすると、風刺そのものがそのリアル感がゆえに人の心を捉え過ぎると、一重の紙が溶けたり透けたりするようです。

 「厚黒学の学校教育」

 ブラックジョークとしての秀逸作です。

 道楽三昧(といっても今はギャンブルだけなのですが)の見返りとして、相棒からは様々な苦行を科せられています。

 その一つに、相棒の親族一同を引き連れての月三回の外食日が有るのですが、その席上で、中学一年生の相棒の甥っ子に厚黒学の学校教育の有無を訊ねてみました。

 答えは当然の如く「没有!」

 今思えば、この時点でこの話題を打ち切っておけば良かったとの思いも有ります。

 でも、その時には科せられた苦行に膿んでいたのか、思わず浅知恵でluwanquさんの秀作を改作してまで披露してしまったのです。

 「某青年団では学科としてレクチャーしてるらしいよ!」

 本当に、ほんの冗談のつもりだったんです。

 決して下記に連ねる反応を予知したわけではないのです(笑)。

 「我が子の修身に必要不可欠である。」

 「一般の学校でもレクチャーしてくれたらいいのに。」

 「特権階級による教育の差別化だ」

 などなど、
 
 厚黒学の批判じみた意見が全くないまま結論的に、

 「この事こそ厚黒学の実践だ!」

 そして、この切実な?話題の終止符となったのは、相棒の兄嫁の母親が発した一言、

 「他人はすべて騙人、厚黒も含めて大事なことは、私が孫子に日夜をとおして家庭教育している!」

 真に以て勉強になりました。

 相棒はただ単に厚黒学的苦行を私に科したのではないのだと思うようにもなっています(笑)。



[A-ID:732567]
日 付  :2013年02月25日
タイトル :Re: 厚黒学
内 容  :

昨日は執拗かつ巧みにに誘われて、久しくしていたそれなりの場所でそれなりの麻雀に興じました。

 終了後には、いつものようにメンバー全員での夕食になったのですが、その際の話題は当日が元宵節ということも有って、銭神様を御見送りする花煙(花火)の謂れに始まり、それなりのレートでマージャンを興じることができる富裕層に相応しく、蓄財の精髄といったような話になりました。

 「梁上君主」と綽名されている主催者の座右の銘は「肝っ玉の太いものは腹をいっぱいにして死に、肝っ玉の小さい者は飢えて死ぬ」というものだそうです。

 手広く商売する女性個体戸(自営業者)が放った言葉は「金儲けには特別な才能は要りません。肝っ玉が太くて腹黒ければ十分です。」といったものでした。

 これらを受けて、党員でもあり幾つかの公職に名を連ねる年長者の言葉は、「確かに貴方がたは、知性とは無縁の特殊手段で財を成した。」とのことでした。

 これに対し指摘された二人が異口同音に発した言葉が「老大には敵いません!」

 少しばかりの予備知識を加えます。

 「梁上君主」とは泥棒を生業とする者の別名。

 彼は今では知りませんが、20年近く前には確かに日本で在学と称し、飲食店に勤務しながら窃盗団の一員でした。

 投資家を称する女性個体戸の原資は、私の知る限り日本人を含む数多くの離婚と愛人生活の賜物。

 「敵わない」と二人に讃嘆された老大については明らかな情報を持ちませんが、言葉を受けてご満悦そうに笑みを浮かべたところを見ると、さぞかし立派な厚黒的手段をお持ちになっているようにお見受けしました。

 余談です。

 元宵節の花火は銭神が天上にお帰りになる御見送りに添えるものだそうですが、天上に帰られてからも自身だけはご加護を受けたいが為に、所在を明らかにするため発信の意を含めて打ち上げるのだそうです。

 麻雀を興じた場所がかなりの高所でしたので、花火を見下ろし俄か銭神気分を味わいましたが、発火地点の確認はできませんでしたし、なにより地上から見るより味わいが有りませんでした。

 寒空を見上げる冬の花火に乙な気分となる私としては、あぶくの様にしか見えなかった天上地は、望むに叶わず無縁なのだと思い知っています。






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