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【大リーグ】黒田、3回途中降板で今季3敗目 今季ワーストの8安打5失点2013年5月24日 紙面から ◇オリオールズ6−3ヤンキース【ボルティモア穐村賢】黒田、おまえもかぁ〜。ヤンキースの黒田博樹投手(38)は22日(日本時間23日)、敵地でのオリオールズ戦に先発したが、本調子にはほど遠く、2回に打球が右ふくらはぎを直撃するアクシデントもあり、3回途中降板で今季3敗目(6勝)を喫した。ここまで好調を維持してきた日本人先発陣だが、マリナーズの岩隈久志投手(32)が20日のインディアンス戦で今季ワーストの5失点。レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)も21日のアスレチックス戦で好投が報われないなど、今季10試合目の登板でそろって“小休止”となってしまった。 黒田が“魔の1回”にはまった。この日の相手は前回の対戦(4月14日)で完封勝利を挙げたオ軍。わずか3球で2死までこぎつけ、快投再びの予感も漂ったが、そうは問屋が卸さなかった。 続く3番マーカーキスへの3球目。83マイル(約134キロ)のスライダーがすうっと真ん中に入っていった。黒田は「制球ミス。真ん中にスライダーが入って…。不用意な一球だった」と悔やんだが、後の祭り。快音を残した打球は右中間席に飛び込む先制弾となった。 「(この一発で)流れが一気におかしくなった」と右腕。続くジョーンズに中前にはじき返されると、5番デービスにはバックスクリーン右に運ばれた。前回登板までの9試合で喫した13失点中7失点が1回という“魔の立ち上がり”に再び黒田が魅入られた。 2回2死二塁の場面では“泣きっ面に蜂”。マチャドのライナー性の打球が右ふくらはぎを直撃した。黒田は「無理すれば全然投げれる状態」とこの回こそ投げきってみせたが、3回に連打を浴びて無死一、三塁としてしまっては、それも強がりにしか聞こえない。責任感の強い男は続投を志願したが、ジラルディ監督に促される形で無念の降板となった。 「3回途中で3(失)点だったので、いつものように粘り強く投げればっていう状態だった。当たり所も悪くなかったのですごく悔しい交代」と黒田。自身ワースト5に入る早期降板に自然と表情も曇り、歯切れも悪くなった。 岩隈、ダルビッシュとともに開幕から好投を続けてきた日本人先発トリオが今季10試合目の先発でそろってつまずいた。相手の研究も進む中、黒田本人が前回登板後に「1年通してそううまくはいかない」と話した通りになった。ただ、いずれも制球ミスなどによる被弾がきっかけで、今後に暗雲漂う展開ではなさそう。真価が問われるのは次回登板。借りをきっちり返し、再び“常勝”ロードに乗る。 PR情報
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