富士急行グループの岳南鉄道(富士市)は4月、貨物輸送の廃止で収益が悪化している鉄道事業を分社化する。全額出資子会社の「岳南電車」を新設。黒字の不動産事業や物販事業などと切り離し、財務の透明化と意思決定の迅速化につなげる。
新会社の資本金は1億円。代表者は未定だが、岳鉄の畠山建二社長が兼務する可能性がある。富士急から岳鉄への出向人事は続け、新会社の役員にも就くとみられる。
岳鉄で鉄道事業に関わる社員やパート従業員計約20人は、新会社へ転籍する。
吉原―岳南江尾を結ぶ「岳南鉄道線」の路線名や運行ダイヤ、運賃は変更しない。
岳南鉄道は沿線にある製紙会社の生産縮小などを受け、2012年3月に貨物輸送を終了。旅客部門だけでは鉄道事業の収益が確保にしくくなっていた。
富士市は住民の通勤・通学の足を確保する目的で、岳鉄に対し14年度末まで3年間、年6500万円の補助金を交付することにしている。13年度からは補助金の交付先が岳南電車に変わる可能性がある。
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