七回、今季初タイムリーを放った今成。結果を出した(撮影・岡田亮二)【拡大】
(セ・パ交流戦、ロッテ1-7阪神、2回戦、阪神1勝1分、23日、QVCマリン)ついに出た。阪神・今成の今季初タイムリー。得点圏で打てないもどかしさを振り払う打球が右翼前へ転がった。
「1軍でも課題として持っていた。2日間、ミスをした。良太さんに助けてもらった」
6-1の七回だ。二死一、三塁から、低めのカーブをとらえた打球が一二塁間を破った。2012年8月22日の中日戦(京セラD)以来の打点をあげた。塁上でベンチに向けてガッツポーズをつくった。
「満塁でチャンスを潰してしまった。そこの凡打が反省です」
打力を買われ、DHで起用されたが、第1打席の一回は二死一、二塁で二ゴロ。三回一死満塁では前日に引き続き、投ゴロに倒れていた。得点圏に走者を置いた今季8度目の場面でようやく、虎党を沸かせた。
「完璧にはできないですけど、ボールを捕る、投げる、バックアップに入る。最低限のことはやろうと思っています」
交流戦に入り、最近3試合は先発出場。19日の西武戦(西武D)では今季から挑戦している外野(左翼)で先発した。今オフは日高の加入もあり、打撃を活かしたいという1軍首脳陣の思惑だった。