三回、適時二塁打を放った阪神・マートン=QVCマリン(撮影・戸加里真司)【拡大】
5時間12分の苦しい試合から一夜明け、重い空気を振り払う一打が中前で跳ねる。一回二死二塁。マートンが先制打を放った。打線はやはり好調だ。
「打ったのはスライダー。先制のチャンスで打ててよかったです」
先発・唐川の前に立ち上がりで簡単に二死となってから、鳥谷がチャンスメークした。変化球にバットを合わせ、三塁線を破る二塁打。2試合連続安打で4番につないだ。
この勢いはさらに加速する。マートンは三回一死一、二塁でも右中間フェンス直撃の適時二塁打。「打てる球がきたら、積極的打ちにいこうと考えていました」。2打席連続タイムリーで主導権を握った。その後、二死満塁となり、新井良が左越え3点二塁打。フェンス直撃の一打で5-0と大きくリードした。
その後は六回まで追加点を奪えずにいたが、七回に今成の適時打で唐川をついにKOした。