日本の知識人4人が釜山で「反・竹島記者会見」を行い、独島(日本名:竹島)は韓国の領土だと主張した。
日本の歴史学者などからなる「竹島に反対する市民の会」のメンバー4人は21日午前、釜山市庁(釜山市蓮堤区)で記者会見を行い「独島問題は領土問題ではなく歴史問題」と主張した。この団体は、今年4月に日本の歴史学者、宗教界、市民団体関係者などが結成し、大阪や東京などで「竹島の日反対」「平和憲法改正反対」などを主張、日本の軍国主義復活に反対するデモも行ってきた。
一行は、韓国の民族学校「独島学堂」の招きで来韓した。会見には久保井則夫・元桃山学院大学教授、黒田伊彦・元大阪樟蔭女子大学教授など、歴史を専攻した元教授ら3人と宗教関係者1人の計4人が出席した。
久保井元教授は「独島問題は領土問題ではなく歴史問題と認識すべき。独島は日本が日露戦争を有利に進めるため占有した」と主張した。4人は22日、独島を訪れる予定だ。
4人は、独島は日本領ではないとして、1770年代に作られた「日本輿地(よち)路程全図」という古地図の写本2種類も提示した。この古地図について、4人は「1775年に独島と鬱陵島まで描き込んで作られたが、当時幕府が『独島と鬱陵島は朝鮮領』として回収し、3-4年後に再び作られた」と語った。これらの古地図は既に韓国でも知られており、1775年の地図も鬱陵島の横に「鬱陵島から朝鮮を望むのは、あたかも隠岐から日本を望むようなもの」と記して、鬱陵島・独島は朝鮮領だと見なした。イ・サンテ韓国古地図研究学会会長は「独島を日本領と表記していない当時の地図は、この地図のほかにも数百種類ある」と語った。