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洋上風力発電の実証実験準備作業5月23日 4時12分
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国がことし9月の発電開始を目指している福島県沖の洋上風力発電の実証試験で、海に浮かべる風車を固定するための巨大な鋼鉄製のチェーンを準備する作業が、福島県いわき市の港で始まりました。
洋上風力発電は、国が福島県楢葉町の沖合およそ20キロの海上に3基の風車を浮かべて試験的に発電し、今後3年かけて発電効率の検証などを行います。
ことしは9月の発電開始を目指して風車1基の建設準備が進められていて、いわき市の小名浜港では、風車を海底に固定するための鋼鉄製のチェーンを準備する作業が始まりました。
チェーンは1つの輪の重さがおよそ200キロある巨大なもので、830メートルほどの長さにつなげた6本のチェーンを使って風車を固定するということです。
国の委託を受けて実証試験を行う丸紅の福田知史部長は「前例のない巨大な風力発電を福島の復興や将来に役立つものにしていきたい」と話していました。
また、見学に訪れたいわき市漁業協同組合の矢吹正一組合長は「実際に見てみると非常に大きいのがよく分かった。漁場にどんな影響があるのか検討し、協力できることはしていきたい」と話していました。
このチェーンは来月下旬以降、海の中に設置されることになっています。
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