'13/5/23
ホプキンスさん 広島訪問
広島東洋カープの元選手ゲイル・ホプキンスさん(70)が約10年ぶりに広島市を訪れ、22日、中区のホテルで記者会見を開いた。カープの帽子をかぶり「広島が私の人生を変えた。この地を再び踏めてうれしい」と喜んだ。
1975年、米・シカゴで会ったジョー・ルーツ監督が「カープはずっと下位に低迷しているが、日本一の選手が集まっている。そのうち勝つ」と入団を誘ったエピソードを紹介。同年に実現した初優勝について「14年間の野球人生で最も楽しい思い出だ。本当に素晴らしい選手に出会えた」と頬を緩ませた。
91年以来、優勝から遠ざかっているカープの後輩たちに向け、「負けることに慣れてはいけない。自分に高い期待を持ってほしい。私は今でもカープファンだ」とエールを送った。
77年に引退後、祖国の医科大に入学。現在は、カリフォルニア州で整形外科を開業している。23日に同区である日本整形外科学会の学術総会で、専門家向けに講演するために来日した。25日には、カープ対楽天戦の始球式に登場する。
【写真説明】記者会見で「今でもカープファンだ」と話すホプキンスさん