ブックリスト登録機能を使うには ログインユーザー登録が必要です。
  新生連合艦隊 作者:天嶽
今回初めて、挿絵機能を試験的に採用します。



時間がかかりましたが、ようやく仕上がりました、思ったよりもかなり難しかったです、キャラ崩壊の可能性があるかもしれませんご注意ください、本編には直接関係はありません。
挿絵は時間がかかった言い訳として準備いたしました、結構な力作と自負しております。
第五十話 特別編  幻想島第一回兵器見本市
幻想島・・・

ここは武が誰かと条約を結んで、譲り受けた巨大大陸、面積は四国とほぼ同等、主要産業は重工業全般、地下資源が豊富で、技術力も高い。

この島は200海里を領域とおきその周囲には強力な結界が張られているため、いかなる軍事国家であろうと手出しすることが出来ない・・・

だが本日から2週間、この島は解放されあらゆる陣営、企業が参加する会場となるそれは・・・

【第一回幻想島兵器見本市】

幻想島で行われる大規模な兵器の見本市であった、主催は林重工業株式会社、協賛として大日本帝国海軍・大日本帝国陸軍・架空兵器特集・新生架空連合艦隊・蒼空機動艦隊・第七独立機動艦隊・特別時空連合艦隊が参加する。

出展兵器は・・・

艦船部門

【大日本帝国海軍】

戦艦         巡洋戦艦     
・大和        ・蔵王
・武蔵        ・秩父             
・播磨        ・白神
・三笠        ・筑紫
・紀伊        ・天羽 
・尾張        ・天月    
・駿河        ・十六夜
・常陸        ・十五夜

航空母艦       航空戦艦      
・鳳翔        ・関ヶ原
・鳳凰        ・桶狭間
・翔鶴
・瑞鶴
・大鳳
・郷鳳

大型自走浮きドック   工作艦
・呉          ・宗谷
・佐世保

駆逐艦       
・秋月
・照月 
・涼月 
・初月 
・新月 
・若月 



【新生架空連合艦隊】

戦艦        
・備前
・備中
・備後
・備讃

【蒼空機動艦隊】

航空母艦
・赤城
・ジェラルド・R・フォード

バイオ潜水巡洋戦艦
・ボルディノ


【第七独立機動艦隊】

航空戦艦
・出雲


【特別時空連合艦隊】

機動戦艦       洋上要塞
・蓬莱        ・高天原

戦艦         航空母艦
・越後        ・天鳳
・越前        ・冥鳳
・越中        ・永鳳
・伊賀        ・陣鳳
・志摩        ・神鳳
・富士        ・斑鳩
・高千穂 
・和泉

航空戦艦
・秋津洲
・八島


車両部門

【大日本帝国陸軍】

戦車         自走砲
・25式戦車      ・20式自走砲
・一式中戦車     ・九九式自走榴弾砲
・三式主力戦車    ・三式自走多連装墳進砲
・三式空挺戦車

対空戦闘車両     
・17式自走高射機関砲
・一式対空戦車

装甲戦闘車両
・16式装甲戦闘車
・10式装輪装甲車
・九八式歩兵戦闘車
・九九式装甲兵員輸送車
・二式空挺戦闘車


【新生架空連合艦隊】

戦車
・対機戦車HT-82ベルゼブブ


【第七独立機動艦隊】

戦車
・70式戦車

装甲戦闘車両
・70式機動戦闘車

【特別時空連合艦隊】

特殊装甲車両
・迎賓車【鹿鳴】


航空部門

【大日本帝国海軍】

艦上戦闘機      艦上攻撃機
・零式艦上戦闘機   ・流星
・陣風        ・桜花
・音神        ・蒼山
・烈風        

艦上爆撃機
・彗星
・橘花

戦略爆撃機      陸上爆撃機
・富嶽        ・深山
・富嶽22型
・富嶽23型

局地戦闘機
・紫電改
・震電


【大日本帝国陸軍】

戦闘機
・三式戦闘機飛燕


【新生架空連合艦隊】

戦闘機
・墳流戦闘機烈空


【蒼空機動艦隊】

戦闘機
・新・零戦


【第七独立機動艦隊】

戦闘機
・神風


機動兵器部門

【架空兵器特集】

機動兵器
・オメガ
・プルート
・アルテミス
・エターナル


艦載兵器・弾薬・銃火器部門

【大日本帝国海軍】

電磁投射砲
・91式460mm60口径電磁投射砲
・16式305mm60口径電磁投射砲

砲弾
・零式徹甲弾

魚雷
・三式酸素誘導魚雷
・13式魚雷

誘導弾
・20式艦対艦誘導弾

爆弾
・二式2号5型徹甲爆弾

防空火器
・22式複合型防空火器

電子兵器
・ESM/ECM/EPM:KOLQ-23


【大日本帝国陸軍】

重機関銃       汎用機関銃
・九八式重機関銃   ・零式汎用機関銃

自動小銃       拳銃
・一式自動小銃    ・二式自動拳銃

自動狙撃銃      狙撃銃
・一式自動精密狙撃銃 ・零式精密狙撃銃
・二式対装甲狙撃銃


【第七独立機動艦隊】

砲弾
・新三式弾
・特式燃焼弾

魚雷
・72式ミサイル型航空機用対艦魚雷

【特別時空連合艦隊】

刀剣
・38式光線刀

既に展示兵器は会場に到着し、現在展示作業の真っ最中であった・・・

開会式まで残り、2時間・・・


特区 総合指令室


「急げッ!!だが慎重に運べ!ちょっとでも傷をつけたら、お前らの給料から天引きするからな!!」

天嶽
「おいおい、開会式まで2時間を切ったぞ」

翔平
「航空管制局から通信だ、聚楽があと30分で着陸するぞ」


「やばい!」

翔平
「弘明、車をだせ!」

弘明
「了解!九七式高機動車を回します!」


「まて!賓客にそれは失礼だ!鹿鳴を回す!!翔平!お前らはリニアを使って第五区まで行け」


迎賓車鹿鳴

全長   
・7.05m
全幅   
・2.15m
全高   
・1.63m
重量   
・3t

発動機  
・1GZ-FE水冷V型12気筒DOHCエンジン 
・トヨタ自動車提供 ツインターボ装備550馬力 一基
最高速度 
・250km/h
行動距離 
・1050キロ
駆動方式
・4輪駆動方式
懸架方式 
・4輪独立エアサスペンション方式
乗員数  
・2名/8名

装甲 
・複合装甲
   (正面要部、上面要部、側面要部、後部要部)

賓客送迎用に設計された、迎賓車、外見は日本国御料車、トヨタ:センチュリーロイヤルを模しており、鹿鳴の発動機はトヨタ自動車提供の1GZ-FE水冷V型12気筒DOHCエンジンにツインターボを装備し3トンの車体を250kmまで引っ張る、もちろん高級車として開発された鹿鳴は走行性能・静粛性能・室内装備が高いレベルでまとまっている


翔平
「分かった、行くぞ、弘明と葵は第三区で備前4姉妹と蒼空機動艦隊を出迎えろ」


「分かりました」


「なら、堀井君は鹿鳴を使用し第三区まで向かってくれ、ただしここから第三区まで約100km、備前級4隻はあと60分で第三区の艦船停泊基地に到着する、間に合うか」

弘明
「問題ありません、鹿鳴と私の腕なら」


「無茶な運転は止めてほしいものです、付いていくのも大変ですから」

弘明
「大丈夫ですよ、清水参謀」


「じゃぁ、鍵だ、ぶつけるなよ新車なんだから」

弘明
「了解です」

翔平
「行くぞ、啓太!」

啓太
「アイ・サー!了解や」

啓太と翔平は駆け足で地下のリニア鉄道の駅に向かう

更に弘明は鹿鳴のエンジンをふかし、行き良いよく駐車場を飛び出す、その後を葵が運転する鹿鳴が追う


「・・・やっぱり運転を任したのは間違いだったか」

天嶽
「どうだろうな、恐らく事故らないと思うが」

天嶽の凄く不安な一言が会場を凍らせた



第五区 航空開発研究所 旅客ターミナル管制塔

管制官1
「聚楽1番機、此方第五区旅客ターミナル管制塔、第12滑走路への着陸を許可します、風の影響はほとんどなし」

加堂正輝少尉
『こちら聚楽一番機、了解した、之より着陸に入る』

管制官2
「聚楽2番機、此方第五区旅客ターミナル管制塔、第14滑走路への着陸を許可します、風の影響はほとんどなし」

星影麻里沙大佐
『了解、聚楽2番機、之より着陸に入るぜ』


旅客ターミナル1

翔平
「流石幻想島の誇る、リニア鉄道わずか20分で特区とここに来られたな」

啓太
「最高速度は650kmやろ」

翔平
「そうだ、此処にはリニアがないとやっていけないだろう」

啓太
「それもそうや」

翔平
「おっ、来たぞ」

啓太
「・・・誰が来るんやったけ」

翔平
「おい!2週間ほど前に計画書を渡したはずだが」

啓太
「うん?・・・・あぁ!あれ!」

翔平
「そこにしっかり、記入しておいたはずだが」

啓太
「あぁ!思いだした!新米士官先生の所から6人と一条機龍先生を含む6人合わせて12人やったな」

翔平
「そうだ、まったく、ほら来たぞ」

啓太
「おう」

ゲートが開き招待客が姿を見せる

翔平
「ようこそ、幻想島へ」

福本
「お久しぶりです、翔平さん」

翔平
「お待ちしておりました、勇気さん、セルベリアさんも長時間のフライトお疲れ様です」

セルベリア
「大丈夫よ飛行機も全然揺れなかったしいい機体を持ってるわね、それと機長の腕もあるのかしら」

渡瀬
「エンジンの出力と重量配分がしっかりしとる証拠やな、益々興味をもったわ~」

長門
「・・・島の上空に入った途端窓が曇って外が見えなくなったのが残念」

啓太
「あぁ、調光ガラスの事やな、防衛機密に触れてしまうからな、要するに見てほしくないものがあるちゅう事や」

二階堂
「ただの島ではないと言う事か」

翔平
「その通り、では皆さんに端末を配布いたします、主に今回の展示品についての説明用ですがこの島でのガイドブックも兼ねていますしスケジュールも記録されています、それと身分証明ともなりますから、くれぐれも紛失しないように」

姫島
「なくしたらどうなるのでしょうか」

翔平・啓太
「「・・・・分かりません(分からん)」」

二人がそう言った瞬間ほとんどがすべる

二階堂
「なんなんだ!今の間は!?」

翔平
「あっ!時間が切迫してまいりました!では参りましょう、荷物の方は後で係りの者がホテルまで運びますのでご安心を」

全員
「「「「「「「「「「「「(誤魔化した!)」」」」」」」」」」」」


第三区 艦船停泊基地 湾港管制局

弘明
「識別コード認識・・・ようこそ幻想島へ歓迎いたします、規定入港速度12ノットで優先航路255に乗ってください」

備前
『了解したわ』


「曳船は必要ですか」

備中
『必要ありません』

弘明
「では水先人を送ります」

備後
『・・・分かりました』


「湾港は現在混み合っていますので衝突に注意してください」

備讃
『了解なのだ!』

弘明
「お待たせしました・・・識別コード確認・・・ようこそ幻想島へ歓迎いたします、規定入港速度12ノットで優先航路354に乗ってください」

山本
『了解』


「現在港湾は混み合っていますので衝突に注意しください、これから曳船を送ります」

赤城
『了解や』

弘明
「こちらから水先案内人を出します、ポイントR56でしばらく待機願います、曳船の準備ができ次第、接舷作業に移りますので」

山本
『了解した』


第三区 艦船停泊基地 第98番埠頭25番バース

弘明
「全長・・・280m、基準排水量約8万9000t、戦闘能力は越後と同等」


「冷静ですね」

弘明
「我々はまだまだ新興勢力ですからね」


「私たち第二連合艦隊は実戦経験を積んでいますから」

弘明
「けど、特別時空連合艦隊は人員不足で運用できる艦船は少数ですからね」


「艦の造り過ぎです」

弘明
「今、武さんが誰かと交渉しているそうだね」


「この大陸を提供した方の事ですね」

弘明
「そうみたいでね、おっ来ましたよ」


「・・・練度が高いようですね」

弘明
「確かに・・・一回で接舷に成功させるとは」


「・・・ようこそ幻想島へ、お久しぶりです備前さん、直接会うのは受験戦争以来ですか」

備前
「そうですね、葵さん、いつもモニター越しだったわね」

弘明
「私と清水参謀は艦隊の運用を円滑に進めるのが仕事ですから、無闇に艦隊を離れることはできません」

備讃
「それより、長旅で疲れたのだ」


「フフッ・・・では立ち話もなんですから、参りましょうか、堀井参謀先に行っています」

弘明
「了解です、では清水参謀はこれからの日程について説明の方をよろしくお願いします」


「では車の方へ」

備中
「わかりました」


「弘明さん、くれぐれも失礼の無いように、それとあ・ん・ぜ・ん運転でお願いします」

弘明
「任してください」

グォォオンッ!

弘明
「何時聞いてもいい音だ、流石トヨタ自動車の1GZ-FEエンジン」

山本
「君が堀井君かね」

弘明
「っハ!私、第二連合艦隊作戦参謀堀井弘明です、どうぞ車の用意が出来ています」

赤城
「世話になるで」

ジェラル
「お世話になるわね」

弘明
「こちらこそよろしくお願いします、坂井さんは係りの者が新・零戦を特区に移動しますのでそれに同行を願います」

坂井
「お、分かった」

弘明
「では参りましょう」

グォォオンッ!


特区 総合司令塔 特設会場


「ゴホン!・・・皆様、今回は遠くから御足労頂きとても感謝しています、各陣営のご協力のおかげもあり、無事に第一回幻想島兵器見本市を開催できることが出来ます、この場を借りてお礼を申し上げます・・・では堅苦しい挨拶もこのくらいにしておきまして、ではこれより、第一回幻想島兵器見本市の開会を宣言する!」

翔平
「・・・意外と様になってるな」

弘明
「あれぐらいできないと、これほどの企業を牽引できないでしょう、そう言えば継がないのですか三代目」

翔平
「職業軍人の俺がか!?ありえない」

弘明
「確かにありえませんね」

啓太
「さて、準備するで」

翔平
「お、珍しくやる気みたいだな、啓太」

啓太
「取りあえず給料分は働かんとな」


「まったく、確りしてください」

天嶽
「まったくだ」

翔平・啓太
「「お前が言うな!」」


特区 特設展示会場

翔平
「では取り敢えず、此処が特区の多目的地区、現在はこのように展示場となっています」

福本
「広いですね」

啓太
「そやな、規模で言うと10個師団が普通に野営できる広さがあるみたいやから」

セルベリア
「整然と並んでいるわね、これは25式戦車だったかしら」

翔平
「正解です、25式戦車、現在は帝国陸軍が保有する戦車となっております」

挿絵(By みてみん)

渡瀬
「お、70式発見したで」

天嶽
「こちらからは、提供展示品のブースとなっています、主に一番目立つ兵器から置かれています、たとえば・・・」

備前
「対機戦車HT-82ベルゼブブよね」

天嶽
「そうです、輸送には苦労しました、トランスポートが不可能なほどでしたから」

備讃
「どうしたのだ」

翔平
「そりゃ、引きずる訳にもいかなかったし、そちらの技術者を呼んで結局自走することで落ち着いたな」

天嶽
「そのほか70式機動戦闘車が展示されています」


「おっと、帝国陸軍の最新鋭戦車を忘れるなよ作者」

翔平
「いや、どっからどう見ても90式にしか見えないからな」


挿絵(By みてみん)

三式主力戦車 

全長
・10m
全幅
・3.89m
全高
・2.3m
重量
・65t

発動機 
・統制型120式水冷V型12気筒ディーゼルエンジン 1800馬力 1基
最高速度 
・58km/h(整地)
・45km/h(不整地)
行動距離 
・500キロ
懸架方式 
・油気圧式
乗員数  
・4名

武装
主砲
・65口径105mmライフル砲      1基
機銃
・九八式12,7mm重機関銃(砲塔上面) 1基
・零式汎用7.62mm機関銃(主砲同軸) 1基
・零式汎用7.62mm機関銃(車体前面) 1基

装甲 
・均質圧延鋼装甲
 ・砲塔前面195mm  ・車体前面180mm
 ・砲塔側面110mm  ・車体側面120mm
 ・砲塔後面100mm  ・車体後面110mm
 ・砲塔上面 95mm  ・車体上面100mm
            ・車体底面 55mm

大陸戦での対戦車戦を主眼にして新開発された帝国陸軍の最新鋭の主力戦車、主砲は65口径105mmライフル砲を装備している、さらに戦車として初めて自動装填装置を搭載し毎分15発で連射が可能。尚この主砲は将来的に必要であれば55口径125mm滑空砲に換装可能なよう設計されている、発動機には新型の統制型120式水冷V型12気筒ディーゼルエンジン1800馬力を1基搭載し、重量65トンの車体を不整地でも45km/hまで引っ張ることが出来る。外見は90式戦車をモデルとしている。


「当たり前だ、設計したのは私だからな」

セイバー(第七艦隊)
「なんて人だ、彼方は造船中将だろ」

備中
「その前に戦車の開発に海軍が関わったことが異例ですね」


「戦車を扱うのは陸軍でも海外輸送を担当するのは海軍だからな」

赤城
「言われてみれば、そうやな」


「海軍が保有する輸送艦及び揚陸艇の限界寸法から逆算し、それを基に私が基本設計を陸軍兵器行政本部に提出し制作されたのが三式主力戦車だ、ちなみにあれが三式駆逐戦車、その左隣が一式中戦車だな、手前から開戦初期に生産された甲型、続いて皇紀2602年9月より生産されている乙型だ」


挿絵(By みてみん)

三式駆逐戦車

全長
・11.3m
全幅
・3.89m
全高
・2.1m
重量
・75t

発動機 
・統制型125式水冷V型12気筒ディーゼルエンジン 2200馬力 1基
最高速度 
・50km/h(整地)
・40km/h(不整地)
行動距離 
・350キロ
懸架方式 
・油気圧式
乗員数  
・4名

武装
主砲
・60口径155mm戦車砲      1基
機銃
・九八式12,7mm重機関銃(砲塔上面) 1基
・零式汎用7.62mm機関銃(主砲同軸) 1基
・零式汎用7.62mm機関銃(車体前面) 1基

装甲 
・均質圧延鋼装甲
 ・車体前面295mm
 ・車体側面165mm
 ・車体後面150mm
 ・車体上面130mm
 ・車体底面 70mm

三式主力戦車を駆逐戦車に改造した、車体の低さを用いての待ち伏せ戦闘を得意とし大陸での活躍が期待されている、この車両の特徴は正確な射撃が可能であり熟練の戦車兵が操ればその命中率は80%以上という結果を出している、さらに自動装填装置を搭載しているため発射速度も速く毎分15発もの連射が可能である。欠点は重量が75tに達していることと燃費が極端に悪いことだ、これでは輸送に大きな障害が生じ専ら大陸戦のみを考慮している。


挿絵(By みてみん)

一式中戦車 (甲型)

全長   
・8.75m
全幅   
・3.32m
全高   
・2.69m
重量   
・40t

発動機 
・統制型100式水冷V型12気筒ディーゼルエンジン 800馬力 一基
最高速度 
・65km/h
行動距離 
・350キロ
懸架方式 
・油気圧式
乗員数  
・5名

武装
主砲 
・50口径76mmライフル砲     1基
機銃 
・九八式12,7mm重機関銃(砲塔上面) 1基
・零式汎用7.62mm機関銃(主砲同軸) 1基

装甲 
・均質圧延鋼装甲
 ・砲塔前面105mm  ・車体前面 95mm
 ・砲塔側面 73mm  ・車体側面 90mm
 ・砲塔後面 75mm  ・車体後面 80mm
 ・砲塔上面 38mm  ・車体上面 30mm
            ・車体底面 25mm

大日本帝国陸軍の主力戦車、米国陸軍主力戦車のM4シャーマンを強く意識して設計された、主砲は新型の50口径76mmライフル砲を搭載している。この戦車の最大の欠点は重量が40トンあることだ、先代の九七式中戦車の15トンに比べてもこの重量により輸送する際は様々な制限がかかる、さらに南方戦線を意識して製作されたため、寒冷地での使用があまり考慮されていない、だがこの点は不凍液を使用するという簡単な方法で改善される。


挿絵(By みてみん)

一式中戦車 (乙型)

全長   
・9.05m
全幅   
・3.32m
全高   
・2.69m
重量   
・45t

発動機 
・統制型115式水冷V型12気筒ディーゼルエンジン 1150馬力 一基
最高速度 
・85km/h(整地)
・65km/h(不整地)
行動距離 
・300キロ
懸架方式 
・油気圧式
乗員数  
・5名

武装
主砲 
・75口径76mmライフル砲     1基
機銃 
・九八式12,7mm重機関銃(砲塔上面) 1基
・零式汎用7.62mm機関銃(主砲同軸) 1基

装甲 
・均質圧延鋼装甲
 ・砲塔前面125mm  ・車体前面100mm
 ・砲塔側面 80mm  ・車体側面100mm
 ・砲塔後面 80mm  ・車体後面100mm
 ・砲塔上面 45mm  ・車体上面 80mm
            ・車体底面 25mm

一式中戦車の改良型として開発した、この型式は発動機を寒冷地仕様に変更し大陸での使用を甲型よりも意識した車両となっている、さらに対戦車戦強化をめざし長砲身の75口径76mmライフル砲を装備した、この砲の最大の特徴は、極めて高い砲口初速による貫通能力である。さらに発動機と足回りのバランスを強化したため、不整地でも65kmの速度が発揮できるこの数値は設計陣を始め陸軍将兵を驚かした。一式中戦車の中では一番生産台数が多い。


「甲型は満州国を始めとした大東亜共栄圏参加国家にも輸出されている」

翔平
「っと、言っても、100両を超える保有数はインド共和国及び満州国だけなんですけどね」


「一両が現在の日本通貨基準で1億2千万円するのが難点の一つだからな」

渡瀬
「高いなッ!」


「これでも頑張った方なんだがな」



二階堂
「ここは」

姫島
「航空機の展示ブースのようね」

一条機龍
「思っていたより人がいるな」

アイリス
「あっエターナル」

一条機龍
「一番目立つ場所に展示してあるな」

二階堂
「ここならどこに展示しても目立つんじゃないか」

一条機龍
「それもそうだな。これは重巡利根先生の所の墳流戦闘機裂空!」

姫島
「新米士官先生の所の神風まであるわ」

フェルト
「・・・紫電改がある」

一条機龍
「これが・・・液冷式のエンジンを搭載している、どちらかというと史実の紫電改と言うより飛燕に似ているな」


「お気づきでしたか、確かにこの機体は飛燕を参考品の一つとして設計された機体ですが、もう一つ重要参考品とされた戦闘機があります」

二階堂
「何時の間に!?」


「つい先ほど、見かけたので大切なクライアントの一つですから挨拶はしておきませんと」

一条機龍
「そう言えば、此方から持参した品はお受け取りいただけましたか」


「はい、すでに航空研究部に解析に回しています、此方から納品する品ですがご確認願います、どうぞ第15番格納庫へ、おい案内頼むぞ必要な書類を取ってくる」

社員1
「分かりました、此方へどうぞ」

一条機龍
「あぁ、はい、二階堂たちは見て回っていてくれ」

二階堂
「分かった」

姫島
「分かりました、行きましょう」

アイリス
「そう言えば、何のだろう、もう一つの重要参考品とした戦闘機って」

二階堂
「構造を見れば機体後部は史実の烈風に類似しているが」

姫島
「この主翼どこかで・・・」

セイバー(第零艦隊)
「主翼?」

フェルト
「・・・確かに」

二階堂
「これは・・・フォッケウルフTa 152!?」

姫島
「そうよ、それだわ」

麻里沙
「よく分かったな、確かにこいつはフォッケウルフTa152も参考にして設計されたらしいぜ」

アイリス
「あなたは星影大佐」

麻里沙
「覚えていてくれてうれしいぜ」

姫島
「あなたの操縦技術は見事でした」

麻里沙
「それほどでもないぜ・・・こいつが私の愛機富嶽23型だ」

セイバー(第零艦隊)
「陸軍の榴弾砲を爆弾槽に取り付けた機体か」

二階堂
「よく操縦できるなそんな機体」

麻里沙
「意外と簡単だぜ、やってみるか、機動兵器が操れるんだそれに比べれば簡単だぜ」




「こちらが、銃火器、誘導弾、砲弾の展示ブースになっています」

山本
「射撃も可能なようだね」


「はい、いかがですか一つ」

赤城
「そうやな・・・一寸撃たしてもらおか」


「どうぞ、此方は一式自動小銃になります」


一式自動小銃

全長
・1105mm
・1555mm(銃剣装着時)
銃身長  
・460mm
重量
・3800g

口径   
・5.56mm
使用弾薬
・5.56×45mm大東亜弾
装弾数  
・箱型弾倉
・30発

作動方式
・ローラー・ロッキング、ディレイド・ブローバック
発射速度
・850発/分
銃口初速
・920m/秒
有効射程
・650m

第二連合艦隊陸戦隊が使用している89式5.56mm小銃との規格を共通させるために開発された、5.56mm大東亜弾は実際には、5.56x45mm NATO弾を制式採用し生産を開始している実包である、なお現在大日本帝国では、第二連合艦隊陸戦隊に合わせ弾薬調達を行っているため、7.62mm大東亜弾は7.62x51mm NATO弾を、12.7mm大東亜弾は12.7x99mm NATO弾を完全複製して生産している。
従来の歩兵銃より装弾数、耐久性、生産効率が格段に良く、連射時の安定性と命中精度も高い、全歩兵の標準装備として配備されている、また狙撃眼鏡を取り付けることにより狙撃銃としても使用が可能となっている。

山本
「けど、5.56mmで大丈夫かね」


「一回で投射できる銃弾はこちらの方が上ですから前線ではあまり問題にはなっていないんです」

ジェラル
「ちょっとウソみたいに巨大なものを見つけたんだけど」


「二式対装甲狙撃銃の事ですね、総重量は40キロ弱運用には最低3人が必要と言われています」


二式対装甲狙撃銃

全長
・2,865mm
銃身長
・1,750mm
重量
・40.5kg

口径
・25mm
使用弾薬
・25mm×137mm大東亜弾
装弾数  
・箱形弾倉
・15発
作動方式
・ロング・リコイル
発射速度
・35発/分
銃口初速
・1250m/秒
射程   
・2,200m(有効射程)
・6,770m(最大射程)

対装甲車用に開発された大型の対物狙撃銃、使用銃弾は第二連合艦隊艦艇及び帝国海軍一部艦艇で採用されている25mm高性能機関砲で使用される25mm×137大東亜弾を使用する。非常に高威力でうまくいけば戦車を撃破できるかもしれない、だが非常に重く運用には最低3人必要である。

赤城
「銃弾規格はGAU-12 イコライザーと同じ規格か、確かにこれなら戦車の装甲でさえ撃ち抜きそうやな」


第二区 艦船停泊基地 高天原艦上


「いかがでした、陸空の兵器群は、今から私の畑である艦船達の紹介です」

福本
「なるほどここからだとよく見えますね」

翔平
「でしょう、今回は第一回と言う事もあり改装が終了したばかりの戦艦大和を借用きました」

セルベリア
「いいのかしら」

長門
「・・・常識的に考えられない」

弘明
「許可を取るのも大変でしたね、結局は慣熟航行に一環として寄港してもらいましたが」

二階堂
「ちょっとそれはかなり無理やりではないのか」

翔平
「まぁその他の艦にも諸事情で寄港してもらいましたが全艦が揃うのは本日だけです」

備前
「なるほどね」


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)



天嶽
「では、本日は無礼講と言う事で飲めや歌えや騒ぎましょうか!」

翔平
「結局最後はこうなるのか」

啓太
「作者らしいけどな」

播磨
「けど作者はまだ未成年よね」

天嶽
「俺はジュースだ、さ、皆さまはご自由にどうぞ」


「まったく、では、本日の展示はこれにて終了する」

十六夜
「雑にまとめましたね」

播磨
「いいじゃない、今くらいは、後にしましょう、殺るのはね」

十六夜
「了解しました」


この日の深夜、どこかで断末魔が聞こえたそうな。


+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。