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東海原発 撤去作業の様子公開
5月17日 6時11分

解体作業が進められている茨城県の東海原子力発電所で、熱交換器と呼ばれる大型の装置などの撤去作業の様子が、報道関係者に公開されました。

茨城県東海村にある日本原子力発電の東海原発は、日本で最初の商業用の原子力発電所として稼働し、およそ30年間の運転を終えて平成13年から解体作業が進められています。
16日は、制御室や熱交換器と呼ばれる装置の解体作業の様子が公開されました。
このうち、直径6メートル余り、長さおよそ25メートルの円筒状の「熱交換器」の解体作業は、遠隔操作で動く機械や作業員の手作業で進められていて、防護服を着た作業員が切断作業などに当たっていました。
計画では、平成32年度までに解体を終えることになっていますが、来年から着手する予定の原子炉本体について解体方法がまだ決まっていないほか、解体に伴って発生する放射性廃棄物の最終処分先なども決まっていません。
日本原電・東海事務所の柳原寛司副所長は、「国内にある原発はいつかはすべて解体が必要となる。解体の工法などの課題にしっかりと取り組み、安全な廃炉作業のノウハウを確立していきたい」と話しています。

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