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米竜巻で助かった人 「運がよかった」
5月22日 17時13分

米竜巻で助かった人 「運がよかった」
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アメリカ南部のオクラホマ州で発生した巨大な竜巻では、自宅のバスタブに家族全員で身を隠したり、地下のシェルターに避難したりして、助かった人たちがいました。
このうちバスタブに身を隠して助かった43歳の男性は「風が収まったときに周りを見たら、住宅の屋根や壁がすべて吹き飛ばされてなくなっていた。本当に運がよく助かった」と話していました。

家族5人で重なるようにバスタブに身を隠す

竜巻で家の屋根や壁を吹き飛ばされながらも、家族5人で1つのバスタブに身を隠して無事だったムーアに住む43歳の男性は「竜巻に警戒するよう呼びかけるサイレンが鳴ったとき、妻と子ども3人と自宅にいた。竜巻がどこに向かうか分からないので、自宅のバスタブに家族5人で重なるように入り、マットレスをふたのように載せて、竜巻に備えた」と当時の様子を話してくれました。
男性によりますと、その後、住宅を竜巻が直撃したとみられるということで、男性は「突然、風の音がすごく大きくなり、がれきもバスタブの中に入り込んできた。必死にマットレスをつかんでいた。風が収まったときに周りを見たら、住宅の屋根や壁がすべて吹き飛ばされてなくなっていた。本当に運がよく助かった」と話していました。

シェルターから出ると何もなくなっていた

竜巻が直撃したムーアで地下のシェルターに避難して難を逃れた21歳の男性がNHKのインタビューに応じ「自宅前で、竜巻の様子を見ていたところ、自分のいる場所に近づいてきたので怖くなって隣の家の地下シェルターに逃げた。シェルターの中では、近所の人たちと一緒にいた」と当時の状況を証言しました。
そのうえで男性は「竜巻が過ぎ去るのを待ってシェルターの外に出たが、最初に出た人が『何もなくなっている』と話すので、そんなバカなと思い辺りを見ると、家が吹き飛ばされていた。自分の家も屋根が飛ばされ、めちゃめちゃだった。シェルターが命を救ってくれた」と話していました。
今回、大きな被害を受けたムーアがあるオクラホマ州などアメリカの南部や中西部は竜巻の発生が多い地域で、公共施設だけでなく個人の住宅の中にも、竜巻に備えて地下のシェルターなどを備えている所もあります。

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