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ケリー国務長官が原爆資料館元館長に宛てた書簡発見5月23日 18時9分
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アメリカのケリー国務長官が上院議員を務めていた28年前に「いかなる人も再び核爆弾の悲劇を被るべきではない」と書いた広島の原爆資料館の元館長に宛てた書簡が見つかりました。
書簡は、昭和54年から58年にかけて広島の原爆資料館の館長を務め、2年前に亡くなった被爆者の高橋昭博さんの自宅で妻の史絵さんが見つけました。
史絵さんによりますと、高橋さんは、生前、世界の主な政治家に、みずからの被爆体験とともに、核兵器の廃絶を訴える手紙を出していて、昭和59年に上院議員に当選したばかりのケリー氏が核の凍結を訴えていることを知り、手紙を出したということです。
そうしたところ、翌年の昭和60年に返信の書簡があったということで、書簡には「あなたの手紙は非常に感動的で、誰もが忘れてはならないメッセージが込められている。そのメッセージはシンプルでいかなる人も再び核爆弾の悲劇を被るべきではない」と書かれています。
その後、書簡は、自宅に保管されたままになっていたということで、発見した史絵さんは「ケリー氏にはオバマ大統領に働きかけて、核兵器廃絶を進めてもらいたいし、主人もそのように祈っていると思います」と話しています。
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