要するに, メモリを食わないような設定にしてから初めてメモリを食うの食わないのという話をしろということです.
アプリケーションを実行すれば, 当然, それに必要なファイルはキャッシュとしてメモリにロードされる可能性がある訳です. 例えば, スピードダイヤルのサムネイルなんかがそれに当てはまるし, タブを大量に開いてそれらでそれぞれ別のページを開いているのであれば, それぞれのページのデータがまず間違いなくマシン上のどこかにあるということです. また, Opera はメモリキャッシュによってブラウジングを高速化しているというのはよく知られたことで, メモリキャッシュのサイズは設定画面で変えられ, 例えばこれをオフにすることも可能なのです.
言い換えれば, 何がメモリを食うのかということを意識していれば, 殆どメモリを食わないブラウジングも可能だったりするのです.
RAM よりさらに遅いソースのデータを RAM に移すのは, 当然, プログラム単体の動作の高速化が望めるのとトレードオフで, マシン全体のリソースを逼迫する訳ですが, それこそ, 環境に合ったバランスに重点を置くべきでしょう.
最近の Opera に重いところがあったり結構 RAM を安易に使っているように感じられたりするのは認めますが, "取り敢えずメモリ食っている悪" みたいな話は, メモリを可能な限り食わないようにしてからしましょう. そのメモリ消費は必要の為にあるのかもしれないのだから.
つまり, こういう指摘に僕は大きな妥当性に関する疑問を抱くということです.