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竜巻 「安全な場所の検討を」
5月22日 18時21分

竜巻 「安全な場所の検討を」

アメリカ・オクラホマ州を襲った竜巻で、壊滅的な被害を受けた小学校の映像を専門家が分析した結果、窓が少ない建物は形をとどめていることが分かりました。
日本でも学校は窓が多く、少しでも安全な場所をあらかじめ検討しておくべきだと指摘しています。

竜巻による建物の被害に詳しい独立行政法人・建築研究所の喜々津仁密主任研究員は、7人の児童が犠牲になった小学校の映像を分析しました。
小学校の校舎はコンクリートなどの外壁がばらばらになり鉄骨の柱がねじれるように激しく壊れていました。
これについて喜々津さんは、「現地の建物には風や地震に耐える力などの基準があり、それを上回る猛烈な風に襲われたことを示している」と述べたうえで、「窓や出入り口から入った猛烈な風が天井や屋根を吹き飛ばすなどして建物を内部から破壊したと考えられる」と指摘しました。
一方で、校舎のそばにある窓の少ない建物は倒壊せずに形をとどめていることが分かりました。
喜々津さんは、「日本でも学校のように窓が多い建物では、風が吹き込んで被害が拡大するおそれがある。窓の少ないトイレや浴室など少しでも安全な場所に避難できるよう、あらかじめ検討しておくべきだ」と指摘しています。

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