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米巨大竜巻 被災住民は3万人以上
5月23日 5時9分

米巨大竜巻 被災住民は3万人以上
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アメリカ南部、オクラホマ州で大きな被害をもたらした巨大な竜巻の発生から丸2日がたち、被災した住民は3万人以上に上ることが分かり、州政府などは、復旧作業とともに被災者への支援体制づくりを急いでいます。

オクラホマ州を襲った今回の竜巻では、子ども10人を含む24人の死亡が確認され、けが人は324人に上っています。
また、州政府は、住宅1万2000棟余りが倒壊や損傷し、3万人以上が影響を受けたことを明らかにするとともに、被害総額は20億ドル(日本円でおよそ2000億円)に上るという見方を示しました。
警察や消防による行方不明者の捜索活動はほぼ終了し、発生から丸2日たった22日からは、インフラの復旧作業やがれきの撤去作業が徐々に始まっています。
さらに州政府や赤十字は、6つの避難所を設置して被災者に食事やシャワーを提供し、カウンセラーが心のケアに当たっているほか、家を失った人たちを支援するための基金を立ち上げるなど、支援体制づくりに乗り出しました。
今回の竜巻では、特に被害が大きかった小学校に避難施設が設置されていなかったことが分かったことなどで、対策の強化を求める声が高まっています。
このため州政府は、地下シェルターなどの避難施設を設置するための基金の設置を決めたほか、被害が集中したムーア市の市長は、新しく住宅を建てる際に避難施設の設置を義務化する条例づくりを進める考えを示すなど、対策強化に向けた動きも出始めています。

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