人クローン論文に不備か 「同じ写真を使用」と指摘【ワシントン共同】人クローン胚性幹細胞(ES細胞)を初めて作製したと15日に発表した米オレゴン健康科学大の立花真仁研究員らの論文に対し、同じES細胞の写真を2回使用しているなどの不備があるとの指摘が出ていることが22日、分かった。 研究内容の根幹に関わる不備ではなく、クローンES細胞ができたことは間違いないとみられる。ただ写真の再使用に関する注釈を入れるなどの修訂正が必要とみられ、論文の信頼性を損なうことになりそうだ。 大学側は調査中として、コメントを避けた。論文を掲載した米科学誌セルも「指摘された点について編集チームが評価しているところ」と説明。 【共同通信】
|