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ハーグ条約 参院本会議で承認
5月22日 10時32分

ハーグ条約 参院本会議で承認
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国際結婚が破綻した際の子どもの扱いを定めた「ハーグ条約」が、22日の参議院本会議で全会一致で承認されました。

ハーグ条約は、国際結婚が破綻して相手の承認を得ずに子どもを国外に連れ去った親が、もう一方の親から子どもを返すよう求められた場合、子どもをそれまでいた国に戻すとしています。
ただし、子どもがもう一方の親から暴力を受けるおそれがある場合などは、子どもの引き渡しを拒否できるとしています。
さらに外務省に「中央当局」を置き、子どもの居場所の特定や相手国との連絡・調整に当たるなどとしています。
22日の参議院本会議で、ハーグ条約の承認案の採決が行われた結果、全会一致で可決され、条約は承認されました。
また、子どもの返還を巡る裁判は東京と大阪の家庭裁判所で行うなどとする、条約への加盟に伴って国内の制度を整備するための関連法案について、政府は、今の国会での成立を目指すことにしています。
ハーグ条約を巡っては、アメリカなどが日本の早期加盟を求めていて、安倍総理大臣は、ことし2月の日米首脳会談でオバマ大統領に対し、今の国会で条約の承認と関連法案の成立を目指す考えを伝えていました。

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