中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

沢村 無念5イニング1/3KO マー君に完敗

2013年5月23日 紙面から

6回裏1死一塁、交代となり舌を出す巨人先発の沢村(左)=Kスタ宮城で(中西祥子撮影)

写真

◇楽天2−1巨人

 完敗だった。6回途中でマウンドを降りた巨人・沢村はグラウンドを悔しげに見つめ続けた。自らと同じ1988年生まれの田中とのプロ初対決はライバルよりも先に降板し、5イニング1/3で6安打2失点。試合後は投げ負けたことを素直に認めた。

 「あれだけボール先行の投球になれば、チームに流れは来ないですね」と沢村。同級生対決での敗戦にさまざまな思いがわき上がる。「もちろん悔しさはありますよ」。前を向き続けたのが、せめてもの救いだった。

 1点を先制してもらったマウンド。スライダーが決まらず直球とフォークに頼る苦心の投球になった。一方、田中の序盤も良くない内容。沢村は最初、「ベストの状態でないのかもしれない」と思っていたが、次第にその思いは消えていった。

 着々とアウトを積み上げる田中に対して、自分は4番のジョーンズに2四球、5番のマギーに2犠飛を献上。原監督から「4、5番との対決はプロ同士との勝負としては恥ずかしい」と苦言を呈される投球に終わった。未熟さを知った沢村。力の差を痛感していた。

 「マサヒロはストライクとか、ストライクからボールとか考えてできていた。僕との差なのかなと思う」。でも、再戦の機会はきっと、やってくる。最後は「気持ちを切り替えてやっていきたいです」と言って球場を後にした沢村。雪辱の思いを胸に牙を研ぎ続ける。 (川越亮太)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ